【DIVOC-12】Interview 1/2
チャンスは自分から作っていくしかない 藤原季節
歩の年表を埋めたり衣装を着て生活することで余白をひとつひとつ埋めていった
――今作に参加されたきっかけを教えてください。
藤原 僕がW主演を務めた短編映画『中村屋酒店の兄弟』(20)が、「東京学生映画祭」というコンテストでグランプリをいただいたんですが、そのときの審査員が三島有紀子監督で、そこでご挨拶させて頂いたことがありました。いつか三島監督の作品に出演したいと思っていたので、この作品のお話をいただいたときはうれしかったですね。
――実際に作品をご覧になって、いかがでしたか?
藤原 この作品は世界の片隅で誰にも知られず生きている人たちが出会う物語だなと思っています。その人たちを取り巻く環境は閉塞しているけど、こういった状況を出会いという物語で打ち倒すんだという気概というか、気持ちにあふれた映画になっていて。現実を厳しく見つめながらも、物語にロマンを持っている三島監督だからこそ撮れた作品だと思いました。他の『DIVOC-12』の作品とはいい意味で全然似ていなくて、この作品に出演できて本当に幸せです。
――短編だけに余白が多く、説明されない部分も多かったと思います。
藤原 台本から読み取れることは本当に少なかったです。三島さんと初めて打ち合わせをしたときに、主人公の歩という人物に何があったのかが書かれた年表みたいなものをもらって、「どんどん自分で埋めていっていいから」と言われて。衣装が決まってからは普段から歩の衣装を着て生活させてもらって、歩という人物を自分の中に馴染ませていきました。最初に本を読んだ段階では余白の部分が多くて、「なぜこのセリフになってるんだろう」と簡単には結びつかなかったので、三島さんと相談しながら一つ一つ埋めていった感じです。
――それを演技で伝える難しさはありましたか?
藤原 画面の向こう側にどう届けるかというのは、監督や見てくださるお客さんにゆだねた部分は大きいです。自分自身がリアリティーを感じ、それを信じることが大切だと思いました。一つ一つ、目に見えないものを埋めていくことでようやく信じる気持ちが強くなっていくというか。自分の中でそういうものが弱いと、自分の存在は正解なのだろうかみたいな気持ちになって、立っているだけで不安になるような気がします。それを埋めていくことで初めて、現場に立っても怖くなくなるのかなと思っています。
――改めて三島監督の印象をお聞かせください。
藤原 現場でも、われ先に行くというか、誰よりも率先して傷つきにいく姿を見せてくださいます。三島さんが撮った『ぶどうのなみだ』(14)という映画は、大泉洋さん演じるアオがもがき苦しみながらやっと一本のワインを誕生させるという物語なんですけど、その主人公を地で体現している監督というか。10分の映画を撮るためにここまで魂を削っているんだなというのを間近で見せて頂きましたね。感受性が豊かな方ってたくさんいらっしゃると思うんですけど、三島さんは感受性がせき止められずにあふれ出ちゃっている感じです。
――共演した富司純子さんに対する印象を教えてください。
藤原 去年の緊急事態宣言中に、家でずっと高倉健さんの映画を見ていたんです。その中で富司さんが主演を務められている作品もあって、「この女優さん素晴らしいな」と思っていた矢先のことだったので、体が震えました。そんな伝説の方とご一緒できるんだ、と思って。でも実際にお会いするとすごく優しい方でした。完成した映画を見たときに一番驚いたのは、富司さんがあまりに軽やかに演じられていたことです。懸命さやひたむきさという分かりやすいことはさておき、もっともっとリアリティーを持って生活されていて。必死に生きていて、辛くて辛くてという人が何かを変えようとする映画じゃなくて、たくましく生きているけど「焼肉食べたい、ハーゲンダッツ食べたい」と思ったときに、人生を変えようとするっていうのはこの作品っぽいなと思いました。
一つの作品を通過するたびに大切な出会いが増えている
――富司さん演じる冬海さんと出会ったことで、歩が生き生きしてきたように思えました。
藤原 お金だとか目に見えるもの……、そういうものでしか大切なことを語れなくなっちゃっていたんだろうなと思います。僕もこの1年間でそうなってしまいそうだったんですけど、そのたびにこういう作品が人間らしいところに引き戻してくれている感じがしました。だから多分、歩にとっては冬海さんがまさにそういう存在だったのかな。大切なものはそれだけじゃないんだよと、心というものを取り戻すきっかけになったんだと思います。
――出演が発表されたときに、「この作品のことを思い出そうとすると頭が真っ白になります」とコメントされていたのも印象的です。
藤原 この作品のタイトルが入る場面を撮ったときに、余計なことは何も考えられなくなりました。自分自身がこの物語にすごく救われているんだなと思ったんです。それまで悶々とした生活を送っていて、携帯とかテレビから入ってくるいろいろな情報に自分自身が踊らされて、アタフタして暮らしていたんです。でも、あの海に立った瞬間だけは冬海さんの姿しか見えなかったので、そこに向かって駆け出していくときは、開放感に満ち溢れていました。三島さんが泥だらけになりながらそういう環境を与えてくださって、本当に頭が真っ白になるような感覚でしたね。たった2日間の撮影であそこまでひとつの役に入れ込んだことは初めてかもしれないですし、仮に撮影期間の長い作品であっても、現場に入る前に10日間役として生活するというのはやったことがなかったので、不思議な体験でした。この作品に自分自身が何かを懸けて臨んでいたな、と思います。
――『よろこびのうた』が伝えたいテーマは何だと思いますか?
藤原 言葉にするとちょっと簡単に聞こえてしまうかもしれないんですけど、不安や喜びを分かち合うということ。生きていると、一緒にいることでより悲しくなったりとか、よりうれしくなったりすることもありますよね。この人と出会わなければこんな苦しい思いをせずに済んだのにと思いつつ、この人と過ごしたから自分は豊かさを知ることができたなという。豊かさを知るのは痛みを伴うことだと思うんですけど、それがまさに歩にとって冬海さんと経験したことで、その後のカラオケのシーンでは涙が止まらなくなる。知らなくてもよかったかもしれないんですけど、僕は歩にとって必要な時間だったのかなと思いました。実はあのカラオケのシーン、ザ・ブルーハーツを歌っているんですよ。三島さんと一緒に決めたんです。
――歩が冬海さんに出会ったように、今までの人生で藤原さんにとって印象的な出会いはありますか?
藤原 たくさんありましたね。この映画でいえば冬海さん、三島監督との出会い、あと『DIVOC-12』には12本の映画が集まっていて、同世代の俳優や新しい監督たちともたくさん出会うことができました。僕の人生でいえば、二十歳のときの松田美由紀さんとの出会い、『his』(20)という映画で宮沢氷魚という男に出会ったこと、『佐々木、イン、マイマイン』(20)の細川岳。一つの作品を通過するたびに大切な出会いがどんどん増えている感じがします。逆にそれがあるから続けていられるのかもしれません。
――具体的にお名前があがった松田さんと宮沢さんとの出会いは、藤原さんにとってどんな出来事だったのでしょうか。
藤原 最近『his』を見直したんですけど、宮沢くんは一滴の涙も流さずに悲しみを表現していたんだなと思ったんです。なんて正々堂々と演技する人だろう、とすごい発見でした。一方の僕は、すべてのシーンでめそめそ泣きそうな感じで芝居していたんですけど、それを包むように宮沢くんは演技してくれたんだなと思って。撮影が終わって数年経って、こんなに支えてもらっていたんだなと彼の優しさに改めて気づきました。あんな俳優になりたいという意味でもすごく尊敬しています。高倉健さんの映画にハマっているときは、彼の家の前に「高倉健さんの映画観て」と置き手紙したこともありました(笑)。美由紀さんは僕にとって、唯一怒ってくれる存在。僕が熊本の天草で撮影していた「のさりの島」という映画の現場に会いに来てくれたこともあります。言葉では尽くせない恩がありますね。
https://t.cn/A6M6b0Pd
チャンスは自分から作っていくしかない 藤原季節
歩の年表を埋めたり衣装を着て生活することで余白をひとつひとつ埋めていった
――今作に参加されたきっかけを教えてください。
藤原 僕がW主演を務めた短編映画『中村屋酒店の兄弟』(20)が、「東京学生映画祭」というコンテストでグランプリをいただいたんですが、そのときの審査員が三島有紀子監督で、そこでご挨拶させて頂いたことがありました。いつか三島監督の作品に出演したいと思っていたので、この作品のお話をいただいたときはうれしかったですね。
――実際に作品をご覧になって、いかがでしたか?
藤原 この作品は世界の片隅で誰にも知られず生きている人たちが出会う物語だなと思っています。その人たちを取り巻く環境は閉塞しているけど、こういった状況を出会いという物語で打ち倒すんだという気概というか、気持ちにあふれた映画になっていて。現実を厳しく見つめながらも、物語にロマンを持っている三島監督だからこそ撮れた作品だと思いました。他の『DIVOC-12』の作品とはいい意味で全然似ていなくて、この作品に出演できて本当に幸せです。
――短編だけに余白が多く、説明されない部分も多かったと思います。
藤原 台本から読み取れることは本当に少なかったです。三島さんと初めて打ち合わせをしたときに、主人公の歩という人物に何があったのかが書かれた年表みたいなものをもらって、「どんどん自分で埋めていっていいから」と言われて。衣装が決まってからは普段から歩の衣装を着て生活させてもらって、歩という人物を自分の中に馴染ませていきました。最初に本を読んだ段階では余白の部分が多くて、「なぜこのセリフになってるんだろう」と簡単には結びつかなかったので、三島さんと相談しながら一つ一つ埋めていった感じです。
――それを演技で伝える難しさはありましたか?
藤原 画面の向こう側にどう届けるかというのは、監督や見てくださるお客さんにゆだねた部分は大きいです。自分自身がリアリティーを感じ、それを信じることが大切だと思いました。一つ一つ、目に見えないものを埋めていくことでようやく信じる気持ちが強くなっていくというか。自分の中でそういうものが弱いと、自分の存在は正解なのだろうかみたいな気持ちになって、立っているだけで不安になるような気がします。それを埋めていくことで初めて、現場に立っても怖くなくなるのかなと思っています。
――改めて三島監督の印象をお聞かせください。
藤原 現場でも、われ先に行くというか、誰よりも率先して傷つきにいく姿を見せてくださいます。三島さんが撮った『ぶどうのなみだ』(14)という映画は、大泉洋さん演じるアオがもがき苦しみながらやっと一本のワインを誕生させるという物語なんですけど、その主人公を地で体現している監督というか。10分の映画を撮るためにここまで魂を削っているんだなというのを間近で見せて頂きましたね。感受性が豊かな方ってたくさんいらっしゃると思うんですけど、三島さんは感受性がせき止められずにあふれ出ちゃっている感じです。
――共演した富司純子さんに対する印象を教えてください。
藤原 去年の緊急事態宣言中に、家でずっと高倉健さんの映画を見ていたんです。その中で富司さんが主演を務められている作品もあって、「この女優さん素晴らしいな」と思っていた矢先のことだったので、体が震えました。そんな伝説の方とご一緒できるんだ、と思って。でも実際にお会いするとすごく優しい方でした。完成した映画を見たときに一番驚いたのは、富司さんがあまりに軽やかに演じられていたことです。懸命さやひたむきさという分かりやすいことはさておき、もっともっとリアリティーを持って生活されていて。必死に生きていて、辛くて辛くてという人が何かを変えようとする映画じゃなくて、たくましく生きているけど「焼肉食べたい、ハーゲンダッツ食べたい」と思ったときに、人生を変えようとするっていうのはこの作品っぽいなと思いました。
一つの作品を通過するたびに大切な出会いが増えている
――富司さん演じる冬海さんと出会ったことで、歩が生き生きしてきたように思えました。
藤原 お金だとか目に見えるもの……、そういうものでしか大切なことを語れなくなっちゃっていたんだろうなと思います。僕もこの1年間でそうなってしまいそうだったんですけど、そのたびにこういう作品が人間らしいところに引き戻してくれている感じがしました。だから多分、歩にとっては冬海さんがまさにそういう存在だったのかな。大切なものはそれだけじゃないんだよと、心というものを取り戻すきっかけになったんだと思います。
――出演が発表されたときに、「この作品のことを思い出そうとすると頭が真っ白になります」とコメントされていたのも印象的です。
藤原 この作品のタイトルが入る場面を撮ったときに、余計なことは何も考えられなくなりました。自分自身がこの物語にすごく救われているんだなと思ったんです。それまで悶々とした生活を送っていて、携帯とかテレビから入ってくるいろいろな情報に自分自身が踊らされて、アタフタして暮らしていたんです。でも、あの海に立った瞬間だけは冬海さんの姿しか見えなかったので、そこに向かって駆け出していくときは、開放感に満ち溢れていました。三島さんが泥だらけになりながらそういう環境を与えてくださって、本当に頭が真っ白になるような感覚でしたね。たった2日間の撮影であそこまでひとつの役に入れ込んだことは初めてかもしれないですし、仮に撮影期間の長い作品であっても、現場に入る前に10日間役として生活するというのはやったことがなかったので、不思議な体験でした。この作品に自分自身が何かを懸けて臨んでいたな、と思います。
――『よろこびのうた』が伝えたいテーマは何だと思いますか?
藤原 言葉にするとちょっと簡単に聞こえてしまうかもしれないんですけど、不安や喜びを分かち合うということ。生きていると、一緒にいることでより悲しくなったりとか、よりうれしくなったりすることもありますよね。この人と出会わなければこんな苦しい思いをせずに済んだのにと思いつつ、この人と過ごしたから自分は豊かさを知ることができたなという。豊かさを知るのは痛みを伴うことだと思うんですけど、それがまさに歩にとって冬海さんと経験したことで、その後のカラオケのシーンでは涙が止まらなくなる。知らなくてもよかったかもしれないんですけど、僕は歩にとって必要な時間だったのかなと思いました。実はあのカラオケのシーン、ザ・ブルーハーツを歌っているんですよ。三島さんと一緒に決めたんです。
――歩が冬海さんに出会ったように、今までの人生で藤原さんにとって印象的な出会いはありますか?
藤原 たくさんありましたね。この映画でいえば冬海さん、三島監督との出会い、あと『DIVOC-12』には12本の映画が集まっていて、同世代の俳優や新しい監督たちともたくさん出会うことができました。僕の人生でいえば、二十歳のときの松田美由紀さんとの出会い、『his』(20)という映画で宮沢氷魚という男に出会ったこと、『佐々木、イン、マイマイン』(20)の細川岳。一つの作品を通過するたびに大切な出会いがどんどん増えている感じがします。逆にそれがあるから続けていられるのかもしれません。
――具体的にお名前があがった松田さんと宮沢さんとの出会いは、藤原さんにとってどんな出来事だったのでしょうか。
藤原 最近『his』を見直したんですけど、宮沢くんは一滴の涙も流さずに悲しみを表現していたんだなと思ったんです。なんて正々堂々と演技する人だろう、とすごい発見でした。一方の僕は、すべてのシーンでめそめそ泣きそうな感じで芝居していたんですけど、それを包むように宮沢くんは演技してくれたんだなと思って。撮影が終わって数年経って、こんなに支えてもらっていたんだなと彼の優しさに改めて気づきました。あんな俳優になりたいという意味でもすごく尊敬しています。高倉健さんの映画にハマっているときは、彼の家の前に「高倉健さんの映画観て」と置き手紙したこともありました(笑)。美由紀さんは僕にとって、唯一怒ってくれる存在。僕が熊本の天草で撮影していた「のさりの島」という映画の現場に会いに来てくれたこともあります。言葉では尽くせない恩がありますね。
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⠀⠀⠀⠀ 9月15日
ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM
“RecordofMemories”
ジャパンプレミア開催✨
櫻井翔 さん 堤幸彦 監督が登壇!
本作の見どころや
公開に向けたメッセージなど
イベントレポートはこちら
https://t.cn/A6M7aNCy
9月15日(水) 実施 ジャパンプレミアイベントレポート
この度、櫻井翔さん、堤幸彦監督が登壇したジャパンプレミアを実施しました!
司会の有働由美子さんの呼び込みで、櫻井翔さん、堤幸彦監督が登場し、一言挨拶からイベントはスタート。櫻井さんは、「久々の登壇で少し緊張しているのですが、たくさんのチャレンジが詰まった作品をお届けできること、とてもわくわくしております」と挨拶。堤監督は「撮影の技術は色々ありますが、今回のライブフィルムは我々、映画撮影をするスタッフが総力を結集して撮ったといっても過言ではないものに仕上がっております。ご期待頂ければ幸いです」と、本作がいよいよ日本公開になることに向けての自信を語り、トークは本作にまつわる話題へ。
嵐”初”のライブフィルムとなる本作をいよいよ日本のファンに届けられる意義・意味を聞かれると、櫻井さんは「“嵐”初のライブフィルムを今日9月15日僕たちがハワイで結成した記念日に、こういった形でお伝え出来るというのが、とても嬉しく思っているのと、およそ2年前のコンサートなんですけれど、とにかくあの時の皆の熱気や我々の思いを真空パックのように閉じ込めたいなと思っていたところだったので、今その真空パックを開いて時の流れを感じずに楽しんで頂ける作品になったのではないのかなと思っております」と感慨深い様子。
また、今のご時世では貴重な有観客でのライブフィルムで、まるで実際のライブ会場の客席にいるような一体感を感じる本作に対して、「このタイミングで満員のファンの方に埋め尽くされた会場をご覧頂きたいですし、その満員の会場をご覧頂いた中で劇場で感じる一体感のようなものもあると思うので、楽しんで、思い出して頂きたいのと、またそんな日が1日も早く来るようにという願いも込めながらご覧頂けたらなと思っております」と語り、堤監督は「二年前とはいえ、我々の日常だった風景がここにあります。その時は52,000人のお客さん凄いなと思いながらも、ある種自分が挑むべき仕事がそこにある。この人達に届ける、それを見る多くの人たちに届けるという使命感で心がいっぱいだったんですけれど、こういう事態になり、そのことを伝える意味が大きくなっていきました。いつかネガティブな状況が解消され、人類はそれに打ち勝ち、また日常の風景に戻っていけるように期待しております」と作品への想いを語りました。
続けて、本作を観た感想を聞かれた櫻井さんは、「凄く印象的だったのが客席にいる所から僕たちが上を通る映像とかまるでその会場の客席にいるようなことが体感できるという所と、会場では味わえない興奮や距離感が感じられる作品だなと思っています。通常のDVD、Blu-rayは、いつもコンサートやっている風景を撮ってもらうんですれども、撮影の為に集まってもらったので、我々嵐、スタッフ、そしてファンの皆さん。全員で1つの作品を作ろう!という意気込みで作ったので、ファンの皆さんはもちろん、今まで嵐のライブを見たことがない方にもチーム嵐の熱気を感じてもらいたいなと思います。総力戦です」と実際に映画を観た櫻井さんもその臨場感の凄さと、この映画ならではの見どころを語りました。
さらに125台のカメラを使った特殊な環境での撮影について、櫻井さんは「スタッフのほとんどが過去に僕ら5人、あるいはそれぞれで仕事したスタッフに集まって頂いたので、僕でいうと『ヤッターマン』(09)でご一緒したカメラマンや他の作品でご一緒した方ばかりで、温かく撮影出来ました」と感謝の気持ちを述べました。
堤監督は「5×20なので、“100台”っていうイメージはあったんですよね。やっぱりメンバー1人1人を多角的にもぎ取ろうと、一瞬たりとも撮り忘れている場所を無くそうと思って撮影していました。この映画は途中のMCやアンコールの間や楽屋裏もほとんどないです。ステージの上に登場するところから始まって、本当に一瞬です。だからこそ、そこに嵐がいるというライブな雰囲気を作ることが出来ました。一瞬5人が寄った時にちょっとした手の触れあいだったり肩に手を乗せていたり、“嵐っていいな”って思えることが出来るカットが撮れて、125台で正解だったなと思っております」と大掛かりな撮影の裏側を語りました。
また、櫻井さんは「初のチャレンジ、初の試みと言うのは、ファンの皆さんの協力あってこそで、普段ライブの映像というのは、ご来場頂いたファンの皆さんの視界を遮らない場所にカメラを置くんですね。でも今回はそれをご理解いただいて、熱気も凄かったんですよ。凄く素敵な時間になりました」とファンにも感謝の気持ちを伝えました。また『ピカ☆ンチ』(02)で嵐初主演映画を撮った以来に5人を撮影した堤監督は、「やっぱり日本のアーティストの最高峰でありつつも、嵐はエンターテインメントの中心にいる人の余裕を感じますよね。振付、歌い方、立振る舞い、サービス精神。何を撮っても素晴らしいなと思います。そして、ピアノやダンスなど様々なチャレンジをみんなするし、観てて、惚れ惚れします」と改めて嵐の魅力を語りました。
ここで、ついに櫻井さんから直々に「映画『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』は、僕ら嵐がデビューした日、11月3日にドルビーシネマにて先行公開、そして(リーダー大野智の誕生日!)11月26日より全国の劇場にて公開いたします。そしてドルビーシネマチケット、前売り鑑賞券(ムビチケカード)の発売日も決まりましたので本作の公式ホームページ、SNSにて是非チェックしていただければと思います」と日本公開情報が発表されました。続けて、「9月15日にこれをお伝えすること、そして11月3日のデビュー記念日に公開することは我々5人とスタッフがこだわり続けた日にちだったので、やっとお伝えすることが出来て、嬉しく思っております。参加してくださったファンの方々はこれは一体何になるのか知らないまま2年近く待ってくださったので、やっと言えたという気持ちです」と明かしました。
本作の最先端の映像技術と音響効果、卓越したシアターデザインが組み合わされ、まるで映画の世界に入ったようなシネマ体験を実現したドルビーシネマでの公開決定に、監督は「没入感が全く違いますね。まさにドームの中にいるような感じ。もしかしたら、ドームで生の音を聞いているよりももっと耳や目に訴える作品となっていて、自分でもびっくりしましたので、ぜひ劇場で堪能して頂ければ」と、その魅力について太鼓判。実際にドルビーシネマで本作を鑑賞した櫻井さんも、「僕も改めてドルビーの環境で見たのですが、最高峰。監督もおっしゃっていた没入感。これはDVD作品とは違う、映画館で見てほしい作品だなと思います。音源で聞くのと会場で聞くのとまた違う音に包まれているような感覚になるかと思います」とその凄さに驚いた様子。
最後に櫻井さんから、「改めてこうして公開をお伝え出来ること嬉しく思っております。劇場のポスターに“さあ、映画館で夢のつづきを始めよう。”と書いてあるんですが、本当に僕にとって夢の詰まった作品となりました。2年前のあの頃の夢、観客が埋め尽くされているという今となってはの夢。そのたくさんの夢の詰まった作品を見て、これからの夢をご覧になった方に感じて頂けたらなと思っております。そして何より、松本潤も精魂込めて作ったコンサートですので、ぜひ嵐のコンサートに触れたことがないと言う方にもご覧になって頂けたらと思っております」と本作を楽しみにしている方にメッセージがあり、さらに「松本と2人で観たんですけど、コンサート部分のエンドロールで、“Directed by Jun Matsumoto”のクレジットをもの凄く恥ずかしがってました(笑)僕は誇らしい気持ちになりました」と話し、日本公開に大きな期待を膨らませて本イベントは終了しました。
ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM
“RecordofMemories”
ジャパンプレミア開催✨
櫻井翔 さん 堤幸彦 監督が登壇!
本作の見どころや
公開に向けたメッセージなど
イベントレポートはこちら
https://t.cn/A6M7aNCy
9月15日(水) 実施 ジャパンプレミアイベントレポート
この度、櫻井翔さん、堤幸彦監督が登壇したジャパンプレミアを実施しました!
司会の有働由美子さんの呼び込みで、櫻井翔さん、堤幸彦監督が登場し、一言挨拶からイベントはスタート。櫻井さんは、「久々の登壇で少し緊張しているのですが、たくさんのチャレンジが詰まった作品をお届けできること、とてもわくわくしております」と挨拶。堤監督は「撮影の技術は色々ありますが、今回のライブフィルムは我々、映画撮影をするスタッフが総力を結集して撮ったといっても過言ではないものに仕上がっております。ご期待頂ければ幸いです」と、本作がいよいよ日本公開になることに向けての自信を語り、トークは本作にまつわる話題へ。
嵐”初”のライブフィルムとなる本作をいよいよ日本のファンに届けられる意義・意味を聞かれると、櫻井さんは「“嵐”初のライブフィルムを今日9月15日僕たちがハワイで結成した記念日に、こういった形でお伝え出来るというのが、とても嬉しく思っているのと、およそ2年前のコンサートなんですけれど、とにかくあの時の皆の熱気や我々の思いを真空パックのように閉じ込めたいなと思っていたところだったので、今その真空パックを開いて時の流れを感じずに楽しんで頂ける作品になったのではないのかなと思っております」と感慨深い様子。
また、今のご時世では貴重な有観客でのライブフィルムで、まるで実際のライブ会場の客席にいるような一体感を感じる本作に対して、「このタイミングで満員のファンの方に埋め尽くされた会場をご覧頂きたいですし、その満員の会場をご覧頂いた中で劇場で感じる一体感のようなものもあると思うので、楽しんで、思い出して頂きたいのと、またそんな日が1日も早く来るようにという願いも込めながらご覧頂けたらなと思っております」と語り、堤監督は「二年前とはいえ、我々の日常だった風景がここにあります。その時は52,000人のお客さん凄いなと思いながらも、ある種自分が挑むべき仕事がそこにある。この人達に届ける、それを見る多くの人たちに届けるという使命感で心がいっぱいだったんですけれど、こういう事態になり、そのことを伝える意味が大きくなっていきました。いつかネガティブな状況が解消され、人類はそれに打ち勝ち、また日常の風景に戻っていけるように期待しております」と作品への想いを語りました。
続けて、本作を観た感想を聞かれた櫻井さんは、「凄く印象的だったのが客席にいる所から僕たちが上を通る映像とかまるでその会場の客席にいるようなことが体感できるという所と、会場では味わえない興奮や距離感が感じられる作品だなと思っています。通常のDVD、Blu-rayは、いつもコンサートやっている風景を撮ってもらうんですれども、撮影の為に集まってもらったので、我々嵐、スタッフ、そしてファンの皆さん。全員で1つの作品を作ろう!という意気込みで作ったので、ファンの皆さんはもちろん、今まで嵐のライブを見たことがない方にもチーム嵐の熱気を感じてもらいたいなと思います。総力戦です」と実際に映画を観た櫻井さんもその臨場感の凄さと、この映画ならではの見どころを語りました。
さらに125台のカメラを使った特殊な環境での撮影について、櫻井さんは「スタッフのほとんどが過去に僕ら5人、あるいはそれぞれで仕事したスタッフに集まって頂いたので、僕でいうと『ヤッターマン』(09)でご一緒したカメラマンや他の作品でご一緒した方ばかりで、温かく撮影出来ました」と感謝の気持ちを述べました。
堤監督は「5×20なので、“100台”っていうイメージはあったんですよね。やっぱりメンバー1人1人を多角的にもぎ取ろうと、一瞬たりとも撮り忘れている場所を無くそうと思って撮影していました。この映画は途中のMCやアンコールの間や楽屋裏もほとんどないです。ステージの上に登場するところから始まって、本当に一瞬です。だからこそ、そこに嵐がいるというライブな雰囲気を作ることが出来ました。一瞬5人が寄った時にちょっとした手の触れあいだったり肩に手を乗せていたり、“嵐っていいな”って思えることが出来るカットが撮れて、125台で正解だったなと思っております」と大掛かりな撮影の裏側を語りました。
また、櫻井さんは「初のチャレンジ、初の試みと言うのは、ファンの皆さんの協力あってこそで、普段ライブの映像というのは、ご来場頂いたファンの皆さんの視界を遮らない場所にカメラを置くんですね。でも今回はそれをご理解いただいて、熱気も凄かったんですよ。凄く素敵な時間になりました」とファンにも感謝の気持ちを伝えました。また『ピカ☆ンチ』(02)で嵐初主演映画を撮った以来に5人を撮影した堤監督は、「やっぱり日本のアーティストの最高峰でありつつも、嵐はエンターテインメントの中心にいる人の余裕を感じますよね。振付、歌い方、立振る舞い、サービス精神。何を撮っても素晴らしいなと思います。そして、ピアノやダンスなど様々なチャレンジをみんなするし、観てて、惚れ惚れします」と改めて嵐の魅力を語りました。
ここで、ついに櫻井さんから直々に「映画『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』は、僕ら嵐がデビューした日、11月3日にドルビーシネマにて先行公開、そして(リーダー大野智の誕生日!)11月26日より全国の劇場にて公開いたします。そしてドルビーシネマチケット、前売り鑑賞券(ムビチケカード)の発売日も決まりましたので本作の公式ホームページ、SNSにて是非チェックしていただければと思います」と日本公開情報が発表されました。続けて、「9月15日にこれをお伝えすること、そして11月3日のデビュー記念日に公開することは我々5人とスタッフがこだわり続けた日にちだったので、やっとお伝えすることが出来て、嬉しく思っております。参加してくださったファンの方々はこれは一体何になるのか知らないまま2年近く待ってくださったので、やっと言えたという気持ちです」と明かしました。
本作の最先端の映像技術と音響効果、卓越したシアターデザインが組み合わされ、まるで映画の世界に入ったようなシネマ体験を実現したドルビーシネマでの公開決定に、監督は「没入感が全く違いますね。まさにドームの中にいるような感じ。もしかしたら、ドームで生の音を聞いているよりももっと耳や目に訴える作品となっていて、自分でもびっくりしましたので、ぜひ劇場で堪能して頂ければ」と、その魅力について太鼓判。実際にドルビーシネマで本作を鑑賞した櫻井さんも、「僕も改めてドルビーの環境で見たのですが、最高峰。監督もおっしゃっていた没入感。これはDVD作品とは違う、映画館で見てほしい作品だなと思います。音源で聞くのと会場で聞くのとまた違う音に包まれているような感覚になるかと思います」とその凄さに驚いた様子。
最後に櫻井さんから、「改めてこうして公開をお伝え出来ること嬉しく思っております。劇場のポスターに“さあ、映画館で夢のつづきを始めよう。”と書いてあるんですが、本当に僕にとって夢の詰まった作品となりました。2年前のあの頃の夢、観客が埋め尽くされているという今となってはの夢。そのたくさんの夢の詰まった作品を見て、これからの夢をご覧になった方に感じて頂けたらなと思っております。そして何より、松本潤も精魂込めて作ったコンサートですので、ぜひ嵐のコンサートに触れたことがないと言う方にもご覧になって頂けたらと思っております」と本作を楽しみにしている方にメッセージがあり、さらに「松本と2人で観たんですけど、コンサート部分のエンドロールで、“Directed by Jun Matsumoto”のクレジットをもの凄く恥ずかしがってました(笑)僕は誇らしい気持ちになりました」と話し、日本公開に大きな期待を膨らませて本イベントは終了しました。
via:@seigura
本日9月15日は岡咲美保さんのアーティストデビューシングル「ハピネス」の発売日です好評発売中の声優グランプリ10月号に岡咲さんのグラビアを掲載✨ハッピーオーラあふれる素敵なお写真と、収録曲についても詳しくうかがいました。どちらも併せてお楽しみください
#岡咲美保ハピネス##冈咲美保#
本日9月15日は岡咲美保さんのアーティストデビューシングル「ハピネス」の発売日です好評発売中の声優グランプリ10月号に岡咲さんのグラビアを掲載✨ハッピーオーラあふれる素敵なお写真と、収録曲についても詳しくうかがいました。どちらも併せてお楽しみください
#岡咲美保ハピネス##冈咲美保#
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