涼太1人でGENETALK!そして10月からの新たな放送時間も発表
今週のGENETALKは、GENEのツッコミ担当!片寄涼太1人でお届け!
どうやら昔から1人でやってみたかったみたいです!!
ツッコミ担当と言うこともあり、リスナーさんからのメールやディレクターに
その都度ツッコミを入れています!!笑。
「#GENETALK」でつぶやきながら聴いて頂けるとそのツイートを番組で取り上げるかも!?
そして、一部の地域の皆さまへ。
お聞きの放送局次第ではありますが、放送している時間に若干変更がございます。
下にある各局の放送時間をチェック宜しくお願いします。
10月からもリスナーの皆さま宜しくお願いします。
今週の主役
#genetalk# 可可爱爱ヽ(;▽;)ノ
今週のGENETALKは、GENEのツッコミ担当!片寄涼太1人でお届け!
どうやら昔から1人でやってみたかったみたいです!!
ツッコミ担当と言うこともあり、リスナーさんからのメールやディレクターに
その都度ツッコミを入れています!!笑。
「#GENETALK」でつぶやきながら聴いて頂けるとそのツイートを番組で取り上げるかも!?
そして、一部の地域の皆さまへ。
お聞きの放送局次第ではありますが、放送している時間に若干変更がございます。
下にある各局の放送時間をチェック宜しくお願いします。
10月からもリスナーの皆さま宜しくお願いします。
今週の主役
#genetalk# 可可爱爱ヽ(;▽;)ノ
#往復書簡#
コロナと“キラースマイル”はきっと人を変えていく
片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)×作詞家・小竹正人 往復書簡10
片寄が遭遇したタクシー運転手とのエピソードは小竹も揺さぶったが、コロナ禍で骨折した小竹は病院通いの身。そんなある日、会食の席で岩田剛典(EXILE/三代目J SOUL BROTHER)のキラースマイルとは別の表情に接し、瓢箪から駒のような展開に……。
拝啓 片寄涼太様
タクシー運転手さんとの何ともしみじみとしたエピソード。そういう、日常で不意に起こり、だから胸の中にずっと残ってしまうような、それでいてささやかな出来事って私の大好物だ。
私は、他人のファッションだの旅だの食事だの(よくインスタであげられているような)に全く関心がない。それだったら、心を動かされる「ちょっといい話」や「ちょっとせつない話」を聞いたり読んだりする方に何十倍も興味をそそられる。
そんな私、相変わらずの満身創痍です。特に右肩の骨折が厄介で、普通のことをするのにものすごく支障がある。入浴など自分ひとりきりなら工夫するからいいのだが、誰かと接するときがことのほか不自由。例えば、買い物の際、左手で財布を取り出し、左手で現金(またはカード)を差し出し、左手で買ったものを受け取る。なんか「ぎこちない変な人」になっちゃう。あと、困るのが、ソーシャルディスタンスを謳うこのご時世に、妙にスキンシップをしてくる友人・知人に偶然会ったとき。悪気は皆無で「おだちゃん、久しぶり!」なんて、抱き着かれたり肩を叩かれたりすると、「痛えええ!」と絶叫してしまうのである。これまた「過剰反応する変な人」として逆に相手をビビらせる。右肩に「骨、折れてます」ってタスキを掛けて(「お弁当、あります」的に)、「変な人」ではなく「怪我人」として見られたい。
さて、今回の怪我が案外重症だったため、コロナ禍にもかかわらず、私は定期的に大学病院に通わなくてはならなくなった。自他共に認める「せっかち」で、時間を無駄に使うことが大嫌いな私は、「どうせ病院に通っているなら、ついでに粉瘤(ふんりゅう)を取ってしまおう」と思い立った。
粉瘤とは、皮膚の下にできる良性の腫瘍で、最初はゴマ粒くらいの小さなしこりが徐々に大きくなって、イボやコブのようになる。放っておくとどんどん肥大化してしまうので、切除手術が必要。私はこれが左耳の近くにできた。最初は全然気にしていなかったのだが、ここ一、二年で大きくなっていて、「採った方がいいよなあ」と懸念しつつも、注射器で吸い取ったりするのならともかく、麻酔をしてメスで切って縫合するという手術工程が怖くて伸ばし伸ばしに(せっかちなのに面倒くさがりというどうしようもない性格なんです)。
ところが、「すぐにでも採ってしまおう」と、瞬時に私に思わせてくれた人物がいる……。それは、われらが岩田剛典(EXILE/EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS)です。
新型コロナウイルスでの自粛モードに入る前のこと。EXILE HIROさん一家とガンチ(私は岩田をこう呼ぶ)と夕飯を食べたときのことであった。HIROさん一家とはしょっちゅう夕飯を共にしている私であるが、ガンチに会うのは数か月ぶりだった。私は彼の隣に座っていたため、自然と二人での会話が弾んでいた。しかし、私の方を向いて何か話すたびに、彼の視線が泳ぎまくるのである。十年以上親交のある後輩で、昔は毎晩のように一緒に酒を飲んでいた彼が、今更私との対話に緊張するわけがない。一瞬私の目を見ても、すっと視線を私の顔の左側に移す。「あ、粉瘤か」と思い、粉瘤の説明をしたのだが、そのあともずっと彼の視線は私の粉瘤に釘付け。そりゃもう、「君、私ではなく私の粉瘤と話してますよね?」くらいに。
世の人々を虜にするあのキラースマイルが、私の粉瘤を見るたび瞬時に消え真顔になっていたその夜、私は決意したのである。「こんなイボ、とっとと採ってしまおう」と。
そんなこんなで手術してまいりました(コロナの影響で、予定の三か月遅れだったが)。数多の怪我は経験しているが、身体にメスを入れる手術をするのは初めてだったので、かなり萎縮していた。けれど、局部麻酔をして、いざメスを入れる段階になったとき、たまたまカーテン越しの隣の手術台で同じく何かの皮膚腫瘍の摘出手術を受けていた老婆が、大声でずっと執刀医に話していて(「怖い! 痛くはないけど怖いよお!」など)、そっちに気を取られているうちに三十分弱の手術は終わり、粉瘤のあったところにはミシンで縫合したみたいに綺麗な縫い跡があった。
長年の憑き物が落ちたかのような爽快な気分になった私は、病院を出てすぐに岩田にメールを送った。ガーゼとテープで隠れてはいるが、あの粉瘤があった右頬の画像を添えて、【ガンチがあまりにも見るから、顔にあった粉瘤の摘出手術をしてきました】と、わずかな嫌味も込めて。するとすぐに返信があり、その文章を見て私は妙に感心してしまった。
【手術お疲れさまでした、めちゃ痛そうです。小竹さん何か食べたいものとかありますか?】
心配してくれながらも屈託がなく、お見舞いとして私の食べたいものを尋ねてくれる見事な返し。さすがだぞ、ガンチ!! 岩田剛典はホント優しくて賢くてそつがない。
あの夜、キラースマイルを陰らせて、私の粉瘤を見ていた彼の脅えた視線。あれがあったからこそ、私は手術する決心がついた。昔からいろんな意味で、岩田剛典の笑顔は私に「勇気やヤル気」を与えてくれるんです。
p1 数年前『HiGH&LOW』の現場から突然この画像を送ってくれて、妙に嬉しかった。私にとって活力剤的存在の岩田剛典。彼のデビュー前、初対面の際に「ヤバイ逸材を発見!!」と感電レベルの衝撃が走ったんです。いや、ホントに
p2 ポスターを広げた途端、上に寝そべる空子。猫の名前は小説『空に住む』に由来してます。映画では、キラースマイルを完全封印した岩田剛典の名演が必見!彼があの役を演ってくれることになるなんて……人生ってなんとも摩訶不思議
原文链接https://t.cn/A6bvukTw
コロナと“キラースマイル”はきっと人を変えていく
片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)×作詞家・小竹正人 往復書簡10
片寄が遭遇したタクシー運転手とのエピソードは小竹も揺さぶったが、コロナ禍で骨折した小竹は病院通いの身。そんなある日、会食の席で岩田剛典(EXILE/三代目J SOUL BROTHER)のキラースマイルとは別の表情に接し、瓢箪から駒のような展開に……。
拝啓 片寄涼太様
タクシー運転手さんとの何ともしみじみとしたエピソード。そういう、日常で不意に起こり、だから胸の中にずっと残ってしまうような、それでいてささやかな出来事って私の大好物だ。
私は、他人のファッションだの旅だの食事だの(よくインスタであげられているような)に全く関心がない。それだったら、心を動かされる「ちょっといい話」や「ちょっとせつない話」を聞いたり読んだりする方に何十倍も興味をそそられる。
そんな私、相変わらずの満身創痍です。特に右肩の骨折が厄介で、普通のことをするのにものすごく支障がある。入浴など自分ひとりきりなら工夫するからいいのだが、誰かと接するときがことのほか不自由。例えば、買い物の際、左手で財布を取り出し、左手で現金(またはカード)を差し出し、左手で買ったものを受け取る。なんか「ぎこちない変な人」になっちゃう。あと、困るのが、ソーシャルディスタンスを謳うこのご時世に、妙にスキンシップをしてくる友人・知人に偶然会ったとき。悪気は皆無で「おだちゃん、久しぶり!」なんて、抱き着かれたり肩を叩かれたりすると、「痛えええ!」と絶叫してしまうのである。これまた「過剰反応する変な人」として逆に相手をビビらせる。右肩に「骨、折れてます」ってタスキを掛けて(「お弁当、あります」的に)、「変な人」ではなく「怪我人」として見られたい。
さて、今回の怪我が案外重症だったため、コロナ禍にもかかわらず、私は定期的に大学病院に通わなくてはならなくなった。自他共に認める「せっかち」で、時間を無駄に使うことが大嫌いな私は、「どうせ病院に通っているなら、ついでに粉瘤(ふんりゅう)を取ってしまおう」と思い立った。
粉瘤とは、皮膚の下にできる良性の腫瘍で、最初はゴマ粒くらいの小さなしこりが徐々に大きくなって、イボやコブのようになる。放っておくとどんどん肥大化してしまうので、切除手術が必要。私はこれが左耳の近くにできた。最初は全然気にしていなかったのだが、ここ一、二年で大きくなっていて、「採った方がいいよなあ」と懸念しつつも、注射器で吸い取ったりするのならともかく、麻酔をしてメスで切って縫合するという手術工程が怖くて伸ばし伸ばしに(せっかちなのに面倒くさがりというどうしようもない性格なんです)。
ところが、「すぐにでも採ってしまおう」と、瞬時に私に思わせてくれた人物がいる……。それは、われらが岩田剛典(EXILE/EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS)です。
新型コロナウイルスでの自粛モードに入る前のこと。EXILE HIROさん一家とガンチ(私は岩田をこう呼ぶ)と夕飯を食べたときのことであった。HIROさん一家とはしょっちゅう夕飯を共にしている私であるが、ガンチに会うのは数か月ぶりだった。私は彼の隣に座っていたため、自然と二人での会話が弾んでいた。しかし、私の方を向いて何か話すたびに、彼の視線が泳ぎまくるのである。十年以上親交のある後輩で、昔は毎晩のように一緒に酒を飲んでいた彼が、今更私との対話に緊張するわけがない。一瞬私の目を見ても、すっと視線を私の顔の左側に移す。「あ、粉瘤か」と思い、粉瘤の説明をしたのだが、そのあともずっと彼の視線は私の粉瘤に釘付け。そりゃもう、「君、私ではなく私の粉瘤と話してますよね?」くらいに。
世の人々を虜にするあのキラースマイルが、私の粉瘤を見るたび瞬時に消え真顔になっていたその夜、私は決意したのである。「こんなイボ、とっとと採ってしまおう」と。
そんなこんなで手術してまいりました(コロナの影響で、予定の三か月遅れだったが)。数多の怪我は経験しているが、身体にメスを入れる手術をするのは初めてだったので、かなり萎縮していた。けれど、局部麻酔をして、いざメスを入れる段階になったとき、たまたまカーテン越しの隣の手術台で同じく何かの皮膚腫瘍の摘出手術を受けていた老婆が、大声でずっと執刀医に話していて(「怖い! 痛くはないけど怖いよお!」など)、そっちに気を取られているうちに三十分弱の手術は終わり、粉瘤のあったところにはミシンで縫合したみたいに綺麗な縫い跡があった。
長年の憑き物が落ちたかのような爽快な気分になった私は、病院を出てすぐに岩田にメールを送った。ガーゼとテープで隠れてはいるが、あの粉瘤があった右頬の画像を添えて、【ガンチがあまりにも見るから、顔にあった粉瘤の摘出手術をしてきました】と、わずかな嫌味も込めて。するとすぐに返信があり、その文章を見て私は妙に感心してしまった。
【手術お疲れさまでした、めちゃ痛そうです。小竹さん何か食べたいものとかありますか?】
心配してくれながらも屈託がなく、お見舞いとして私の食べたいものを尋ねてくれる見事な返し。さすがだぞ、ガンチ!! 岩田剛典はホント優しくて賢くてそつがない。
あの夜、キラースマイルを陰らせて、私の粉瘤を見ていた彼の脅えた視線。あれがあったからこそ、私は手術する決心がついた。昔からいろんな意味で、岩田剛典の笑顔は私に「勇気やヤル気」を与えてくれるんです。
p1 数年前『HiGH&LOW』の現場から突然この画像を送ってくれて、妙に嬉しかった。私にとって活力剤的存在の岩田剛典。彼のデビュー前、初対面の際に「ヤバイ逸材を発見!!」と感電レベルの衝撃が走ったんです。いや、ホントに
p2 ポスターを広げた途端、上に寝そべる空子。猫の名前は小説『空に住む』に由来してます。映画では、キラースマイルを完全封印した岩田剛典の名演が必見!彼があの役を演ってくれることになるなんて……人生ってなんとも摩訶不思議
原文链接https://t.cn/A6bvukTw
往復書簡9
片寄がUberのドライバーに星5つ付けた理由とは?
片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)×作詞家・小竹正人 往復書簡
2020年9月20日掲載
最近熱を入れている、英会話レッスン。自分にまつわる様々な事柄を、先生にアドバイス頂きながら英語でノートに纏めていくスタイルです。そして日々の日記も英語で。自分の世界をもっと広げられるよう、努力、努力。。(他の写真を見る)
片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)×作詞家・小竹正人 往復書簡9
「大人とは」?という片寄のストレートな質問に、大人らしからぬなのか、あるいは大人だからなのか、“カイダン”エピソードを展開した小竹。片寄も先日遭遇した驚きの出来事を披露する。
拝啓 小竹正人さま
怪談師並みの恐ろしい書き出しでしたね。実際の写真も送っていただいていたのですが、文章で読んだほうが起こったことの恐ろしさが感じられました。お医者さんとのやり取りや行動も、「さすが小竹さん……」と思い、思わず笑ってしまいました。自宅にはありませんが、僕も“カイダン”には気をつけます。
小竹さんからのお返事のなかで「なんの覚悟も持たずに、何も背負っていない大人が大嫌いだ」という言葉がすごく印象に残りました。そこまでハッキリと言ってくださるんだなあと思いましたし、大人の人が放つ「大嫌い」ってパンチあるなあとも思いました(笑)。
そして、背負っているものの大きさや重みは人それぞれで良いんだよなあとも思いました。
小竹さんのお話には劣るかもしれませんが、僕も先日あった小話を。
先日車の配車アプリUberを利用したときの話。
Uberはタクシー配車アプリなどが普及するなか、ワンランク上の「ハイヤー」を専門とするアプリ。最近はタクシーの配車サービスも始めたようですが、コロナ禍以降プライベートの移動の時には、少しでも安心を求めて選ぶことが増えました。(あ、UberEATSにも大変お世話になっておりますが。)
レギュラー番組の生放送にて。3週間連続でリモート生放送でしたが、毎回違う仕掛けがあり楽しみながら取り組むことができました。是非ご興味のある方は、ABEMAにて(他の写真を見る)
ある夜、自宅から、通っているジムまでの送りのためUberを配車しました。車が到着して運転手の方が車の外に立ってドアを開けて待ってくださっていたので、「予約した片寄です。お願いします」とひと声かけました。するとそれになんの反応もせず無視されてしまいました。車に乗り、「〇〇にお願いします。車は〇〇のほうにつけて下さい」と後部座席からドライバーの背中に向かって行き先を伝えたのですが、振り向くこともなく返事もありませんでした。なんだかちょっと無愛想な方だなあと違和感を覚えつつも目的地に向かって走り出しました。
Uberのアプリにはそのドライバーの方の評価を見られる欄があるので、なんとなく気になってその評価を見てみたんです。するとすごく評価の数字が高くて「最高のドライバーだ」という評価ばかりでした。しばらくして信号で車が停車して、そのとき運転手がついに振り返りました。なにか携帯に打たれた文字を僕に見せてきています。見てみると「コロナの影響で三密にならないように、ご協力をお願いいたします」と。
「あー、それでこの方は話さないのかな?」と思ったとき、ふと助手席後ろに吊られたプレートの文字が目に入ってきたのです。
「聴覚に障がいがあるので、ご用の際は肩を叩いてお知らせください」
なんとその方は聴覚に障がいのある運転手さんでした。僕はなんて浅はかに「無愛想な運転手さんだ」なんてことを思ってしまったんだろう、と勝手にすごく恥ずかしくなってしまいました。そしてその運転手さんの精一杯の誠意をすごく実感したのです。安全に目的地まで到着して、降車したあとUberからの「ドライバーの今回の送迎を評価してください」の通知には、最高のサービスを選択して5つ星の評価を送信しました。
このドライバーの方も、きっと責任を背負って守るものを守って生きていらっしゃるんだと思います。自分も少しずつ「背負うべき大切なもの」に近づいていけたらいいなあ……。
敬具
片寄涼太
片寄がUberのドライバーに星5つ付けた理由とは?
片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)×作詞家・小竹正人 往復書簡
2020年9月20日掲載
最近熱を入れている、英会話レッスン。自分にまつわる様々な事柄を、先生にアドバイス頂きながら英語でノートに纏めていくスタイルです。そして日々の日記も英語で。自分の世界をもっと広げられるよう、努力、努力。。(他の写真を見る)
片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)×作詞家・小竹正人 往復書簡9
「大人とは」?という片寄のストレートな質問に、大人らしからぬなのか、あるいは大人だからなのか、“カイダン”エピソードを展開した小竹。片寄も先日遭遇した驚きの出来事を披露する。
拝啓 小竹正人さま
怪談師並みの恐ろしい書き出しでしたね。実際の写真も送っていただいていたのですが、文章で読んだほうが起こったことの恐ろしさが感じられました。お医者さんとのやり取りや行動も、「さすが小竹さん……」と思い、思わず笑ってしまいました。自宅にはありませんが、僕も“カイダン”には気をつけます。
小竹さんからのお返事のなかで「なんの覚悟も持たずに、何も背負っていない大人が大嫌いだ」という言葉がすごく印象に残りました。そこまでハッキリと言ってくださるんだなあと思いましたし、大人の人が放つ「大嫌い」ってパンチあるなあとも思いました(笑)。
そして、背負っているものの大きさや重みは人それぞれで良いんだよなあとも思いました。
小竹さんのお話には劣るかもしれませんが、僕も先日あった小話を。
先日車の配車アプリUberを利用したときの話。
Uberはタクシー配車アプリなどが普及するなか、ワンランク上の「ハイヤー」を専門とするアプリ。最近はタクシーの配車サービスも始めたようですが、コロナ禍以降プライベートの移動の時には、少しでも安心を求めて選ぶことが増えました。(あ、UberEATSにも大変お世話になっておりますが。)
レギュラー番組の生放送にて。3週間連続でリモート生放送でしたが、毎回違う仕掛けがあり楽しみながら取り組むことができました。是非ご興味のある方は、ABEMAにて(他の写真を見る)
ある夜、自宅から、通っているジムまでの送りのためUberを配車しました。車が到着して運転手の方が車の外に立ってドアを開けて待ってくださっていたので、「予約した片寄です。お願いします」とひと声かけました。するとそれになんの反応もせず無視されてしまいました。車に乗り、「〇〇にお願いします。車は〇〇のほうにつけて下さい」と後部座席からドライバーの背中に向かって行き先を伝えたのですが、振り向くこともなく返事もありませんでした。なんだかちょっと無愛想な方だなあと違和感を覚えつつも目的地に向かって走り出しました。
Uberのアプリにはそのドライバーの方の評価を見られる欄があるので、なんとなく気になってその評価を見てみたんです。するとすごく評価の数字が高くて「最高のドライバーだ」という評価ばかりでした。しばらくして信号で車が停車して、そのとき運転手がついに振り返りました。なにか携帯に打たれた文字を僕に見せてきています。見てみると「コロナの影響で三密にならないように、ご協力をお願いいたします」と。
「あー、それでこの方は話さないのかな?」と思ったとき、ふと助手席後ろに吊られたプレートの文字が目に入ってきたのです。
「聴覚に障がいがあるので、ご用の際は肩を叩いてお知らせください」
なんとその方は聴覚に障がいのある運転手さんでした。僕はなんて浅はかに「無愛想な運転手さんだ」なんてことを思ってしまったんだろう、と勝手にすごく恥ずかしくなってしまいました。そしてその運転手さんの精一杯の誠意をすごく実感したのです。安全に目的地まで到着して、降車したあとUberからの「ドライバーの今回の送迎を評価してください」の通知には、最高のサービスを選択して5つ星の評価を送信しました。
このドライバーの方も、きっと責任を背負って守るものを守って生きていらっしゃるんだと思います。自分も少しずつ「背負うべき大切なもの」に近づいていけたらいいなあ……。
敬具
片寄涼太
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