星稜が２戦連続コールド勝ちで来春センバツに“王手”　1年生右腕マーガード力投　”奇跡の大逆転劇”に魅せられ沖縄から進学

◇１１日　秋季高校野球北信越大会準々決勝　星稜９―２東京都市大塩尻＝８回コールド（富山市民）

　星稜（石川１位）が１０日の初戦に続く２日連続のコールド勝利で、来春センバツ出場に事実上の王手をかけた。
　先発した最速１３８キロの１年生、マーガード真偉輝（まいき）キアン投手が１回に１点を先制されたが、その裏に打線が６点を奪って逆転。マーガードは走者を出しながらも、この日最速で１３７キロを計測した直球とカットボール、スライダーを制球良く投げ分け、高校では自己最長の８イニングを投げて被安打５、２失点にまとめた。
　「低めに丁寧に集められた。三振を狙うところは狙って、球数を使いたくない時は打たせることができた。そこは良かった」と満足げに話した。
　１８４センチ、９１キロの大型右腕は沖縄県沖縄市出身で、父が米国人のハーフ。中学時代はＵ１５日本代表を経験した。多くの高校から勧誘された中、２０１４年夏の石川大会決勝・小松大谷戦で９回裏に８点差を大逆転したチームにあこがれ、星稜に進学した。
　「次も勝てば、センバツはほぼ確実だと思う。いい調整をして、その試合に最高の状態で臨みたい」。自分の仕事をやり遂げたマーガードは、安堵（あんど）の表情で勝負の準決勝を見据えた。

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STAFF

脚本 田中仁
絵コンテ 末田宜史
演出 末田宜史
作画監督 吉川佳織、林夏菜

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