#手读入心#
■送元八游汝南(唐·刘长卿)
元生实奇迈,幸此论畴昔。
刀笔素推高,锋芒久无敌。
纵横济时意,跌宕过人迹。
破产供酒钱,盈门皆食客。
田园顷失计,资用深相迫。
生事诚可忧,严装远何适?
世情薄恩义,俗态轻穷厄。
四海金虽多,其如向人惜!
迢递朗陵道,怅望都门夕。
向别伊水南,行看楚云隔。
繁蝉动高柳,匹马嘶平泽。
潢潦今正深,陂湖未澄碧。
人生不得已,自可甘形役。
勿复樽前酒,离居剩凄戚。

#大道给人间的叮嘱#:消灾避难法门及治病良药
道教九行
一者可从于善,
二者闭塞于恶,
三者广生济物,
四者劝助良善,
五者布施财力,
六者大愿利人,
七者身慈,不害于物;
八者口慈,言不害物;
九者心慈,常念于善。

道教十善
一念孝顺父母,
二念忠事君师,
三念慈心万物,
四念忍性容非,
五念谏争解恶,
六念损己救穷,
七念放生养物,种诸果林,
八念道边舍井,种树立桥,
九念为人兴利除害,教化未悟,
十念读三宝经律,恒奉香花供养之具。

灾难的成因
太平经教承袭汉代“天人感应”思想,把灾变原因归诸天地万物人神鬼的相互“承负”责任。六朝道教与此有所不同,更多地从自然本身去寻求原由。

自然与灾难
《洞真八素真经》:“亏盈则天震地动,列宿不守则日月薄蚀,五星乱度则二象失光。天地交泰则五星映清,天精合则五星光明,上照太虚,下朗万兆。”由于气的问题,导致天地人亏盈、万物枯滞,随后引起各种灾难,比如气亏盈就引起地震,天上星宿乱度越位显示出凶兆;反之,天地之气交泰,则五星光明,便显示出吉兆。

《洞真九丹上化胎精中记经》:“夫天地交运,二象合真,阴阳降炁,上应于九天流丹,九转结气为精,精化成神,神变成人,故人象天地,炁法自然。……其结胎受化,有吉有凶,有寿有夭,有短有长,皆禀宿根,结炁不纯,藏胃积滞,六府败伤,形神不固,体不受灵,死炁入孔,何由得存。”

这里将人与“自然”纳入一个统一的整体里加以理解,天地交运,阴阳降炁,结精成神,随后生成人,所以人象天地,法则自然。人的吉凶是由于所禀赋的宿根结炁的纯与不纯而造成的。如此,人事意义上的灾难也可以归为“自然”的原因。

身心与灾难
灾难的另一个成因——身心导致灾难。
《洞玄诸天内音经》:“天尊言曰:炁炁相续,种种生缘,善恶祸福,各有命根,非天非地,亦又非人,正由心也。心则神也。形非我有,我所以得生者,从虚无自然中来,因缘寄胎,受化而生。”
我们的“真父母”乃是无形的道,道在我们中化显为心神,我们的善恶祸福正由心神的活动而导致。我们能控制将来的善恶行为,因此导致祸福吉凶的不同结果,所以“有身则百恶生”是说我们所不能控制的过往种种生缘之事,“有身则百恶生”也即是说有形则善恶祸福生,有身形则灾难生,而心神却可以超越种种生缘,可以起到避免灾难的能动作用。

《皇人经》:“夫人是有生最灵者也,但人不能自知,而不守神,以却众恶耳。知之者则不求佑于天神,止于其身则足矣。故云一人之身,一国之象。……所以全其身。”

“阳九百六”与劫难
阳九、百六与劫难,东晋中叶以后南方上清、灵宝二系经书均有较多论述。“阳九百六”作为灾难的术语出自汉代,造立于东汉献帝建安十年(205年),发现于四川雅安芦山县的《汉故领校巴郡太守樊府君碑》,其末尾“乱曰”就有感叹樊敏“遭遇阳九,百六会兮”。

《道迹经》:“天地有大阳九、大百六、小阳九、小百六。天厄谓之阳九,地亏谓之百六。此二灾是天地之否泰、阴阳之勃蚀。大期九千九百年,小期三千三百年。而此运所钟,圣主不能禳,至于灭凶遗吉,自后快耳。夫阳九者,天旱海涌而陆焦;百六者,海竭而陵渊。”

《洞真三天正法经》:“阴阳勃蚀,天地气反,天地气反谓之小劫”。

《洞真三天正法经》:“阴阳蚀勃,则天地改易,谓之大劫交。大劫交,天翻地覆,海涌河决,人沦山没,金玉化消,六合冥一。”

道教认为宇宙经历了许多劫。《洞玄灵宝灵书度命经》详细叙述了龙汉、延康、赤明、开皇、上皇等“五劫”。

如何禳灾度厄
在这样的自然规律中,我们要如何才能禳灾度厄呢?道经中记载了有多种方法:
长夜之府九幽玉匮明真科法
《洞玄明真科经》太上道君问天尊:“天有重灾……何法以禳其灾,拔度厄难,解诸不祥”?天尊回答是:用长夜之府九幽玉匮明真科法,为帝王国土灾疾兵寇,危急厄难,当用丹书《灵宝真文五篇》于中庭,五案置五方,一案请一篇真文。以此,消除劫难对人类的影响。

符咒法
正一道认为世上的一切都是气所生成,气有道气、鬼气之别,灾难是鬼气作祟,可使用符咒祛除。《洞神经》记载,天文可召神去病灾,无论是天皇文第一法、地皇文第二法、人皇文第三法,还是神仙升天大券文、三皇传文、三皇内书秘文、五岳阴符,抑或是文中提到的正一道千二百章,都是用以招神劾鬼,“除削死籍,救度长存”。
《洞玄元始五老赤书玉篇经》,每一篇首先是神仙图箓,其次有去灾功能,其中提到符命可以免除天地大灾。按照书中的方法,埋于各方,可致“天灾自消,星宿复位”。三皇经教也认为,斋醮亦可消除灾祸疾病。

礼诵经文
《洞真三元玉检经》说:“天无此文,则三光昏翳,五帝错位,九运翻度,七宿奔精。地无此文,则九土沦渊,五岳崩溃,山河倒倾。”经书本身的神圣性可以帮助虔心诵读经书的人,超越世间的毁坏,避免劫难。

劫有定数,即不可避免的反复出现的循环现象。诚如《洞玄灵宝本相运度劫期经》记载:“天地一成,乃至终尽,其中有三元九厄、大灾小灾,其运不可移。”《道迹经》也说“此运所钟,圣主不能禳”,所以消灾只能理解为消除灾难对人的影响。

大劫来时,也无法影响到在大罗天宫七宝玄台上的经书。《洞玄经》说大罗天宫七宝玄台在大罗天中玉京山上。“大劫周时,三洞神经并在其中,灾所不及。”

劫运虽不可避免,经法却灾不能伤,历亿劫而长存。《洞玄灵书度命经》“天尊言:……斯经尊妙,度人无量。大劫交周,天崩地沦,四海溟合,金玉化消,万道势讫,而此经独存,其法不绝。”

礼诵经文,可以帮助人度过劫难。《洞玄灵宝九天生神章经》:“……(炁)后至龙汉开图,化生灵宝君。经一劫至赤明元年,出书度人,时号上清玄都七宝紫微宫……分为玄、元、始三炁,而治三宝,皆三炁之尊神。”三宝君每至劫运,便出书度人。这一时期道教认为,拥有经书或诵经礼神可以安度劫难。所以,《洞玄空洞灵章经》:“礼诵灵章,与劫同年。……出入法门,万劫何忧!”

成为种民或神仙
成为种民或神仙,可以安度劫难。
《洞玄元始五老赤书玉篇经》:“九天玉真长安神飞符朱书白素,上以佩身,履大阳九、大百六大劫之交,洪灾四会。佩之,千毒不加身,过水火之难,得见太平,为圣君种民。

三天真生飞神符墨书黄缯,上以佩身,履小阳九、小百六小劫之交,万灾四充。佩之,千害不加身,过万疠之中,得见太平,为圣君种民。

大劫交,天地改易,金玉、山海、人民、鸟兽一时消灭,天地溟涬,无复光明。以此文固天元始之炁,佩之……以禳此灾……”
种民是修道而摆脱了生死轮回的特殊选民,升入种民天,将安度劫难。
《洞玄元始五老赤书玉篇经》:“凡为学者,能修斋奉戒,思仙念道,太一所举,言名仙簿,得为种民。”又说“万帝众神,诸天诸地,普集校算,大劫、小劫、大小百六天地运度,料别善恶、学道应得神仙人名”。

愿力消灾
《太真上元斋品》:“归身、归神、归命九天高上众真玉虚天尊,愿以是功德,一切济度之恩,咸得免离十苦八难、五灾六害、九厄七伤,各保福禄,长居自然”。虔心归身、归神、归命九天高上众真玉虚天尊,可得天尊神力护佑,得以免离十苦八难、五灾六害、九厄七伤,长居自然之福地。

自然无为
《妙真经》:“尹生曰:学自然奈何?道曰:无取正气自居,无去邪气自除,此非祷祠鬼神之道。”不借助人为尤其是祷祠鬼神的方式对待灾难,以“不消除”(超越消除)来消除之。
祖师悲悯众生,为世人开出良方八副,以求根治此类顽疾,只要对症立方、按病下药,勤而行之,则必能扭转乾坤。

一者,孝也
其味甘,性温和,能填骨髓,固本培元,适合事业不顺者,且可延年益寿。

二者,悌也
其味甘咸,性带温,能调血气,滋补心神,适合兄弟不和者,上能济火、下可滋阴。

三者,忠信
其味微辛,能通肺腑,强壮精神,可止咳消痰、生津益气,更能治疗虚证。

四者,仁义
其味甘,性温和,可宽胸益气,治疗虚症,可化腹内毒虫,强筋健骨,生精益寿。

五者,读书
其味苦,性微温,能通心窍,可治眼昏之症,若感腹中空虚,宜早服用,可消鄙气,健脑益智。

六者,家教
其味苦辛,性微寒,久服则馨香悠久,可祛风邪,除外感,四肢血脉畅通,气息调匀,满面红光。

七者,积善
其味甘,性缓温,可宽中益气,亦可通神明,老少皆宜,无禁忌,可延年益寿,强筋健骨,固本培元。

八者,知命
其为淡,能定心,可祛除燥气,消除烦忧,平定心火,虚热难眠者其效甚佳,可安魂魄,令人气定神闲。

此八味神药源于自身,可顺手拈来,持而行之,各种病灾俱除。这些药物无需成本,但以诚字为先,不仅是强身健体、延年益寿之仙方,亦可调理身体阴阳,虽大病亦可解。何不试试?

【interview】
生きていられることが、今は幸せだと感じているーー堂本剛が、自分の歌で伝えたいこと
https://t.cn/A6XMLwcE

5/13(金) 17:45配信

撮影:殿村誠士

「自分で楽曲を作って歌うということ。それは自炊に近い。心も体もすごく楽なんです」

シンガー・ソングライターの活動を始めて20周年、堂本剛は今、もっとも自分らしい状態にあるという。“本当の自分で生きられる喜び”を表現したものが、自分の作る音楽。この思いと行動が誰かの人生の、自分らしさを取り戻す幸せへとつながればうれしい……多忙なアイドル時代を駆け抜け、自身も生きづらさを抱えたからこそ見えてきた境地がある。仕事への矜持、そして死生観。堂本剛を突き動かすものとは。(取材・文:山野井春絵/撮影:殿村誠士/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部)

——インスタグラムの使い方を「間違いたい」

およそ1年前から堂本剛が始めたインスタグラムは、はなから不思議なものだった。ポートレートはほぼ同じアングルで、どんどん眉毛が濃くなっていき、最後には額全体がアイブロウで埋め尽くされる。コメントは一言、「どうもジャニーズです」。まるでモダンアートだ。何か強いメッセージ性を帯びているようにも見える。その後も眉毛写真の投稿は続き、ネット上ではさまざまな臆測が飛び交った。

——これについて、本人はこともなげに語る。

「テーマは『インスタの使い方を間違いたい』でした。隙間時間で、他人の眉毛が太くなり、元に戻っていく写真を見るという無駄な時間をご提供することで、『笑い』『勇気』『なんでやねん』が発生すればいいなという、そんな発想です。無駄な時間って幸せだったりしませんか? 個人の日常を羅列するだけではなくて、こんな時代、笑ってほしくて、これ何? 説明して?ってみんなが困惑つっこみするようなものを軸にしました。インスタグラムを、宣伝の空間として使いつつ笑かしにかかっています。事務所の人たちがインスタをやりやすい環境にもつながればと思い、僕はこんな行動をしてみました。」

——「ジャニーズっぽくない」と言われて

「アーティスティック」「生活感がない」「不思議」「自由」……。
こうした堂本剛のイメージは、ジャニーズ事務所において相対的なものとして捉えられることが多い。堂本自身、それをよく理解していた。

「世の中に存在するイメージというものの多くは、第三者が作り上げているものじゃないですか? 僕はそんなことを言っていない、思っていないのに勝手にそうされてしまっている。その人の中では、『言いそう』で、『思ってそう』なんでしょうね。僕の周りにいる人は、僕を理解してくれています。理解するタイミングがない人は、丁寧に想像する前に疲れ、自分の情報の中だけで計算し決めつけた僕という答えを出して終わらせてしまうからか……導き出した答えと現実の僕、それが合わないから『~っぽくない』ということに自然となるんでしょうね」

かつて堂本は、「自由」ではなかった。
デビューしてすぐに大ブレーク。10代の頃は毎日3時間睡眠で、休日は年に3日。分刻みのスケジュールで動き、周囲の求めに応じて表情をつくった。しだいに堂本のメンタルには亀裂が入っていく。多忙な時期の記憶は、ほとんどが失われている。

故ジャニー喜多川の勧めでシンガー・ソングライターとなり、「自分らしく生きる選択」ができるようになったと実感した頃には、30代になっていた。

「最近でこそ、自分らしさが尊重される時代になってきましたけど、今でも自分らしく生きられない人、素直に生きる勇気や場所がない人たちがたくさんいます。世の中は自分らしく生きている人を批判するのではなく、『自分らしく生きる幸せ』を、みんなで優しい心を持って話すだけでいいのにな、と思うんです。優しい心で話しているうちに、人は本当の自分になれるものですから」

「ジャニーズらしさ」は、年々変わっていくもの。こだわることではない。一番大事なのは自分であり、それをファンの人たちにつなげること……堂本がジャニーズに所属し続ける理由は、ここにある。

「柔らかく穏やかに、そういう感覚で僕は生きているからこそ、『ジャニーズっぽくない』カテゴリーに入れられてしまうのかもしれないけど。全てを事務所の許可を得て生きて来ました。事務所に直談判に行くこともあります。たくさんの人を動かすことになるので、一筋縄ではいかないこともある。でも理由や展望を持って話しにいくので、何言ってんの?って弾かれてしまうことはないですね。クリアしていきたいと思っていることはまだまだありますけど。少しずつです。ジャニーズは積極的にSNSに参戦する会社ではなかったけど、それが時代とともに変わってきました。僕が変化してもせずとも、変化していく時代というものがあるので、その時代に反応と順応をしたいと、柔軟に動いているところです」

ジャニーズ事務所では特別な立場にあるように見える堂本だが、単に自由なのではない。それを獲得するために、試行錯誤を続けてきたプロセスがあるのだ。

——人任せにしていたら滞るし、自分で動いたほうが早い

「自分で動く」。インタビューの間、堂本が何度も口にした言葉だ。
アイデアを形にするまでの動きはいつもスピーディーで、さらに二手、三手まで先を見ている。

「こんな世界状況の中でも、お金を出して作品を買ってくださる人がいる。僕が自分らしく仕事をしている姿を、家族や後輩君たちが見てくれている。そう考えたら、素直に動けます。人任せにしていたら滞るし、自分で動いたほうが早い。例えば伝言ゲームで、中継ぎの人が先方に納期を伝える時間が遅れ、作業していただけたはずの時間が減り、締め切りを縮めたり、完成を遅らせてしまったりすることがある。そういう仕事の仕方をする人は多いから、疲れることがあります。作り手、職人の作品に対して必要な時間、作業工程などが、その立場でない人からすると想像してあげられないんでしょうね。だから、直接やりとりすることがほとんどです。相手の心を考えて動くことも、仕事ですから。毎日くたくたですけど」

それでも音楽を作ることは、この上なく楽しい。仕事のスピード感を大切にしているのも、生まれたばかりのアイディアを、新鮮なうちに楽曲として閉じ込めたいとの思いからだ。

「極端にいえば、今このインタビュー中でも曲がひらめいたら、PCを開いてキーボードで打ち込みたくなる、というくらい、アイデアの鮮度を大切にしています」

頭の中で鳴る音楽を可視化し、音符に換えていく。音色を探して、演奏し、形作っていく。予想外に生まれるノイズやバグが、ドラマチックな音につながることがある。

「こういう一連の作業は、生きているからこそできることで、魂になったら、想像を形にすることもできなくなるんです。だから音楽を作ることは、命あることに感謝することでもあるんです。ただ、作品が出来上がって、リリースをするまでには時間がずいぶんと経過するので、リリース時にはもう自分が違うステージに行っていることがほとんど。だから、きょう曲を作ったら1週間後ぐらいにリリースする、そんな時代がくればいいのになって、思ったりもします。メッセージを強く込めた作品は、時代が流れている分、タイミングもクリエーティブの一部なんです」

ラブソングよりも、命や愛を歌いたい。
これは自身が心に傷を負い、パニック障害や突発性難聴に苦しんだ経験から、強く意識するようになったことだ。

「世の中の人々が、理由を持ってたどり着いた傷とか痛みに寄り添う歌詞、メロディー。その役目を持つ楽曲にあの頃の僕は救われ、もう一度生きようという気持ちにまで立ち戻れました。だから自分が作る音楽も、そういう役目でありたい。ジャニーズっぽくないと言われてもいいんです。もっとラブソングのほうが売れるよとか、うん、わかってるけど、ジャニーズにもいろんな歌が存在していいし、自分で作る音楽に、自分ではない歌声を選択することは、しない。限界の中で命を諦めようとしている人を救える音楽を作りたいって、僕は本気で思っているんです。自分と同じ経験をしている人を思いながら書いています。そんな中で少し変わったことは、世界的な問題が起き、みんなが同じ傷や痛みを共有する今、ポジティブな曲を書くようにもなりました。これまで使ってこなかったような、明るい言葉を綴ったりしながら」

——シンガー・ソングライターを続けることは、ジャニーさんの思いを持続させること

10代は、毎日、命が苦しいと思って生きていた。

「いろんな人に助けていただいて、もう一度生きよう、そう思わせてもらえたから僕は生きているんです。その人たちがいなかったら、今この世に僕はいません。当時は変人扱いされたけれど、でも、人は、傷つけば死にたいと思ってしまうものです。そんな人が世の中にはたくさんいること、それをみんなで理解して生きるべきだと、僕は思う。生きたいのに、生きられない人もいるんですよ」

ジャニーズだから、命や愛をテーマにした重い歌を歌ってはいけない? それは違う、と堂本は首を振る。

「ポップな曲はたくさんの人の心を幸せにする。それも理解はしています。命と愛が重たいと言うのなら、人は重たい存在となってしまいます。僕らは愛の果てに生まれた命なのに。重たいと認識してしまうのは悲しいし不思議です。だから、人が理由あってたどり着いた涙や傷に寄り添った曲も、たくさんの人の心を幸せにすると、本気で僕は思っています。死にたいと思わされてしまった経験がない人からは理解されづらいんですけど。僕自身がそう思った過去が悲しくもありました。でも、生きていられることが、今は幸せだと感じていることを、歌を通してあの頃の自分にも、同じように過ごす人たちにも伝えたい。一人で音楽を作る時は、その心を生きたいと思うし、提供したいと思っています」

ジャニーズ事務所には、ほかに“シンガー・ソングライター”として立っている者はいない。

「ジャニーさんに声をかけてもらって、この会社に入り、またジャニーさんからの提案を受けてシンガー・ソングライターになった。形がないゼロの状態から始まり、1にすること。そして、1から2……10へとつなげていくのは生半可な思いでいたら不可能なことですからね」

「そして、いまだやっているのが僕だけだからそれはそれは大変なことも多いけど、ある程度の分かりきった答えに向かうのもつまらないし、続けてこられたのはそれを楽しんできているからです。続けることは、ジャニーさんの思いを持続させることにもなると思っています。今はジャニーズの中で、音楽家のエリアは大きくないですけど、ここを整理整頓する位置にいられたらいいなとは思ってます。後輩君たちにも歌いたい歌があるだろうし、一人ひとりの歌唱スキルを把握して、声の魅力を引き出してもあげたいし、そういうディレクションまでを、本当はやってあげたいですね」

才能のある人たちを、解き放ってあげたい。堂本はまっすぐにそう語った。

今年はシンガー・ソングライターとして、デビュー20周年。ENDRECHERIとして精力的に楽曲をリリース、夏フェスへの参加も決まった。GYAOでの新番組「つよしP」を始動し、ZOZOとのファッションデザインやLINE VOOMなど、さまざまな企画を展開する。

「『決めつけ』るのではなく、素直に発想を出すこと、変で、妙で、面白くて、独創的なモノをたくさん作り、それらをいろんなコンテンツを通して表現する一度きりの僕の人生でありたい。そして『本当の自分を生きることの幸せ』が伝染していくといいなと思っています。僕の心が、『決めつけ』で苦しんで生きている人たちの心に届いて、自分らしく生きてみようという笑顔を与えられたなら、とても幸せだなって思います」


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