#勇气信念决胜个站[超话]##beyooooonds[超话]#
【20210426高瀬くるみameba博客搬运】
タマエちゃんのこと教えてあげるっ! 高瀬くるみ
皆さんこんばんは!
高瀬くるみです
昨日のブログに、沢山のコメントありがとうございます‼️
それだけ森ビヨが愛されていたんだなぁと嬉しくなりました。
そして、すでに森ビヨロスになってる方もいるのかな?
高瀬はというと、今日のお仕事の合間時間にスペース・ゼロに足を運んだくらいにはロスってます。笑
昨日までここで青春してたんだな〜って、既に懐かしい気持ちにもなった笑
そんな今日は、タマエちゃんについて書こうかなって思います。
この役は、高瀬が久しぶりにいただいた明るい役でした。
今までは、裏切ったりとか、嫌味言ったりとか〜っていう役が多かったから、底抜けに明るい子っていうのは、自分の中でもすごく新鮮だった!笑
観てくれた皆さん的にも、新鮮だったんじゃないかな?
そんなタマエちゃんの座右の銘は
『笑う門には福来る』
笑ってればなんとかなると思ってるし、みんなが笑ってる姿が好き。
だから、率先して変なことするし、ウケ狙いに行こうとする人。
逆に、しんみりした雰囲気とか、気まずい空気が得意じゃなくて、そういう時に笑いを取ろうって行動するタイプだと思って演じていました。
ガヤガヤとみんなに絡みに行く子かなとも思ったから、結構台本にないことも喋ってた笑
そんなタマエちゃんの、最初のイメージは不思議ちゃんでした。
ぽわぽわしたイメージの子。
でも、みんなのキャラクターを見て、一緒に芝居してく中で、違うなって思った。
それで最終的には、あんな感じのムードメーカー的な元気っ子になりました。
だから「せやせや」っていう口癖も、きっと彼女の中で響きが面白いって思って使ってるんじゃないかと。。。笑
(この解釈、関西の方には怒られちゃうかな、、、?)
そんなタマエちゃんを演じるうえで、1番気をつけたのは、新鮮味。
毎回、ちょっとしたネタをやってた部分とかは特に、同じシーンに出てるメンバーの新鮮なリアクションがでるように、違うことを、面白いことをって考えてた!
ネタを用意していくときもあるし、その場の思いつきで動いちゃったりもしてた!笑
ちなみに最終日の2回は、今までやった中で楽しかったのはどれ?ってメンバーに聞いて返ってきた答えのネタをやりました!
映像になると思うので、気にして見てみてね〜
あとはフード!
いろいろ工夫して使ってた!
その時によって、フード被る意味を勝手につくったりもした笑
例えば、タマエの中でフード被るイコール戦闘態勢だったり、ふざけたい場面で被ってたり?笑
あとあと!
タマエちゃんの制服スカートのポッケにいつも入れてたものがあったの!
なんだと思うー???
正解は、、、
リップ
女子高生ってそういうの入ってそうじゃん?←笑
そのリップは、自分の中でノゾミとカナエがタマエに似合うと思うって言ってプレゼントしてくれたものって勝手に決めて、大事に肌身離さず持ち歩いてる設定作ってた笑
ちなみに、本番期間中はずっとそのリップ使ってたよ!
こんな風に、観てる側からしたら細かすぎて伝わらないようなことを考えるのもお芝居の楽しさだから、今回の役は色々設定作れて楽しかった(*^o^*)笑
眠れる森のビヨ | 演劇女子部BEYOOOOONDS主演舞台!2021.4.16(金)〜25(日)こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロgekijyo.net
こんな設定も踏まえた上で、映像を観てもらえたら、また新たな発見があるかも…?
あとさ、舞台って、演じる人がいて、それを支えてくれる人達がいて、そして、観てくれる人がいて初めて完成するって思うんだ。
これはライブも同じだよね(^^)
だから、配信や映像作品でも沢山の方に観てもらえたら嬉しいな!
高瀬ファースト写真集
『くるみイロ』
ホーム :: アーティスト選択 :: アーティスト :: ハロー!プロジェクト :: BEYOOOOONDS :: 高瀬くるみ(BEYOOOOONDS)ファースト写真集「くるみイロ」高瀬くるみ(BEYOOOOONDS)ファースト写真集「くるみイロ」発売決定!! BEYOOOOONDS高瀬くるみのファースト写真集発売が決定しました!! 沖縄県にて撮影された初の写真集は水着、部屋着や浴衣、ワンピースからチャイナドレスなど多数の衣装に身を包んだ、完全撮り下ろし!! 高瀬くるみ22歳のバースデーに発売! 特典として32分にも及ぶメイキング映像を…www.elineupmall.com
発売中です‼️
高瀬くるみ(BEYOOOOONDS)ファースト写真集「くるみイロ」特典DVDダイジェスト映像BEYOOOOONDS高瀬くるみのファースト写真集発売が決定しました!!沖縄県にて撮影された初の写真集は水着、部屋着や浴衣、ワンピースからチャイナドレスなど多数の衣装に身を包んだ、完全撮り下ろし!!高瀬くるみ22歳のバースデーに発売!特典として32分にも及ぶメイキング映像を収録したDVD付き!!e-LineUP!...youtu.be
これも沢山みて、くるみイロに染まってね
⚠️ちょっとだけネタバレ⚠️
最後の方の、ヒカルと対峙するあのシーン。
タマエはすごくすごく苦しかった。
一緒にいたいけど、苦しんでるヒカルを見るのはすごく辛かった。
焦らないでいいから、ヒカルが納得できる答えを出して欲しかった。
だからね、タマエは、ただ、ヒカルがこれからも笑っててくれてればそれでいいって、タマエは思ってると思うよ。
これだけ書いたから、一旦タマエちゃんともバイバイかな〜
ありがとうねタマエちゃん!
またいつか会おうね✨
みんなから見たタマエちゃんについても、よかったら教えてね(*^o^*)
高瀬くるみ♡
【20210426高瀬くるみameba博客搬运】
タマエちゃんのこと教えてあげるっ! 高瀬くるみ
皆さんこんばんは!
高瀬くるみです
昨日のブログに、沢山のコメントありがとうございます‼️
それだけ森ビヨが愛されていたんだなぁと嬉しくなりました。
そして、すでに森ビヨロスになってる方もいるのかな?
高瀬はというと、今日のお仕事の合間時間にスペース・ゼロに足を運んだくらいにはロスってます。笑
昨日までここで青春してたんだな〜って、既に懐かしい気持ちにもなった笑
そんな今日は、タマエちゃんについて書こうかなって思います。
この役は、高瀬が久しぶりにいただいた明るい役でした。
今までは、裏切ったりとか、嫌味言ったりとか〜っていう役が多かったから、底抜けに明るい子っていうのは、自分の中でもすごく新鮮だった!笑
観てくれた皆さん的にも、新鮮だったんじゃないかな?
そんなタマエちゃんの座右の銘は
『笑う門には福来る』
笑ってればなんとかなると思ってるし、みんなが笑ってる姿が好き。
だから、率先して変なことするし、ウケ狙いに行こうとする人。
逆に、しんみりした雰囲気とか、気まずい空気が得意じゃなくて、そういう時に笑いを取ろうって行動するタイプだと思って演じていました。
ガヤガヤとみんなに絡みに行く子かなとも思ったから、結構台本にないことも喋ってた笑
そんなタマエちゃんの、最初のイメージは不思議ちゃんでした。
ぽわぽわしたイメージの子。
でも、みんなのキャラクターを見て、一緒に芝居してく中で、違うなって思った。
それで最終的には、あんな感じのムードメーカー的な元気っ子になりました。
だから「せやせや」っていう口癖も、きっと彼女の中で響きが面白いって思って使ってるんじゃないかと。。。笑
(この解釈、関西の方には怒られちゃうかな、、、?)
そんなタマエちゃんを演じるうえで、1番気をつけたのは、新鮮味。
毎回、ちょっとしたネタをやってた部分とかは特に、同じシーンに出てるメンバーの新鮮なリアクションがでるように、違うことを、面白いことをって考えてた!
ネタを用意していくときもあるし、その場の思いつきで動いちゃったりもしてた!笑
ちなみに最終日の2回は、今までやった中で楽しかったのはどれ?ってメンバーに聞いて返ってきた答えのネタをやりました!
映像になると思うので、気にして見てみてね〜
あとはフード!
いろいろ工夫して使ってた!
その時によって、フード被る意味を勝手につくったりもした笑
例えば、タマエの中でフード被るイコール戦闘態勢だったり、ふざけたい場面で被ってたり?笑
あとあと!
タマエちゃんの制服スカートのポッケにいつも入れてたものがあったの!
なんだと思うー???
正解は、、、
リップ
女子高生ってそういうの入ってそうじゃん?←笑
そのリップは、自分の中でノゾミとカナエがタマエに似合うと思うって言ってプレゼントしてくれたものって勝手に決めて、大事に肌身離さず持ち歩いてる設定作ってた笑
ちなみに、本番期間中はずっとそのリップ使ってたよ!
こんな風に、観てる側からしたら細かすぎて伝わらないようなことを考えるのもお芝居の楽しさだから、今回の役は色々設定作れて楽しかった(*^o^*)笑
眠れる森のビヨ | 演劇女子部BEYOOOOONDS主演舞台!2021.4.16(金)〜25(日)こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロgekijyo.net
こんな設定も踏まえた上で、映像を観てもらえたら、また新たな発見があるかも…?
あとさ、舞台って、演じる人がいて、それを支えてくれる人達がいて、そして、観てくれる人がいて初めて完成するって思うんだ。
これはライブも同じだよね(^^)
だから、配信や映像作品でも沢山の方に観てもらえたら嬉しいな!
高瀬ファースト写真集
『くるみイロ』
ホーム :: アーティスト選択 :: アーティスト :: ハロー!プロジェクト :: BEYOOOOONDS :: 高瀬くるみ(BEYOOOOONDS)ファースト写真集「くるみイロ」高瀬くるみ(BEYOOOOONDS)ファースト写真集「くるみイロ」発売決定!! BEYOOOOONDS高瀬くるみのファースト写真集発売が決定しました!! 沖縄県にて撮影された初の写真集は水着、部屋着や浴衣、ワンピースからチャイナドレスなど多数の衣装に身を包んだ、完全撮り下ろし!! 高瀬くるみ22歳のバースデーに発売! 特典として32分にも及ぶメイキング映像を…www.elineupmall.com
発売中です‼️
高瀬くるみ(BEYOOOOONDS)ファースト写真集「くるみイロ」特典DVDダイジェスト映像BEYOOOOONDS高瀬くるみのファースト写真集発売が決定しました!!沖縄県にて撮影された初の写真集は水着、部屋着や浴衣、ワンピースからチャイナドレスなど多数の衣装に身を包んだ、完全撮り下ろし!!高瀬くるみ22歳のバースデーに発売!特典として32分にも及ぶメイキング映像を収録したDVD付き!!e-LineUP!...youtu.be
これも沢山みて、くるみイロに染まってね
⚠️ちょっとだけネタバレ⚠️
最後の方の、ヒカルと対峙するあのシーン。
タマエはすごくすごく苦しかった。
一緒にいたいけど、苦しんでるヒカルを見るのはすごく辛かった。
焦らないでいいから、ヒカルが納得できる答えを出して欲しかった。
だからね、タマエは、ただ、ヒカルがこれからも笑っててくれてればそれでいいって、タマエは思ってると思うよ。
これだけ書いたから、一旦タマエちゃんともバイバイかな〜
ありがとうねタマエちゃん!
またいつか会おうね✨
みんなから見たタマエちゃんについても、よかったら教えてね(*^o^*)
高瀬くるみ♡
#往復書簡#
最終回:贈る言葉
片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)×作詞家・小竹正人 往復書簡40
コロナ禍に始まってコロナ禍に終わることになった往復書簡。小竹の非凡な日常が明かされる。
***
拝啓 片寄涼太様
2021年4月某日。
朝6時半に起きる。起きてすぐに弁当作り。いけしゃあしゃあと自分で言わせてもらうが、私は料理が得意だ。けれど、誰かのためにごちそう的なものを用意してそれをふるまうのは趣味じゃない。私が好きなのは「弁当作り」なのである。
弁当作りは作詞に通ずる。小さな弁当箱の中に栄養バランスを考慮しながらも彩りよく自分の作ったものをみっちりと詰めるという作業が、音符たちに独自の言葉を乗せて1曲の歌詞を完成させることにそっくりなのだ。やり終えた後に気持ちのいい達成感があるところも似ている。
今日の弁当は、私の家の目と鼻の先に住んでいるHIROさんの子供が幼稚園に持って行く。こんなふうに私はたまにお子様弁当作りを自ら申し出る。最近気づいたのだがこれが今の私の最高のストレス解消法(毎日の日課や任務になったら絶対に楽しめないが)。
ちなみに、弁当作りの際の味見やつまみ食いが私の朝食。
10時前に洗濯と軽い掃除を済ませ、そこから昼まで作詞。きっちりと部屋が片付いていないと私は執筆ができない。しかも執筆集中力は2、3時間しかもたない。
今日書いた歌詞はロマンティックがダダ漏れのラブソング。ふと「最近、救いようのないドロドロの失恋の歌詞を書いてないな」と思う。小竹正人の代名詞のような病みソング(自虐含んでます)をそろそろ書きたい。
午後1時、風呂に入り、腹が減ったので今朝の弁当のおにぎりとおかずの残りを食べる。またまたしゃあしゃあと言わせてもらうが……美味しい。私は自分が作った甘すぎる卵焼きや紫蘇のふりかけをまぶして塩辛くした茹で野菜が大好きだ。料理が得意と豪語しておきながら何だが、私の作るものは万人受けしない味なのかもしれない。しかも私、昔から温かい食べ物より冷たい食べ物が好き。特に白米。炊き立てより冷や飯の方がずっと旨いと思う。
食後、読書でもしようと思った矢先、涼太から往復書簡の返事が来る。これが涼太からの最後の手紙。今までの涼太からの手紙の中で最もグッとくる内容だったこともあって、この連載が終わるのが無性に淋しくなる。
しかし、涼太が書いてくれた昔の私とのエピソードをどれひとつ覚えていない薄情な私。私はなぜこんなにも過去の自分の言動の記憶をすぐに喪失してしまうのだろう。
午後3時ちょっと前、上戸彩ちゃんとその子供(私の天使)がふらりと我が家に来る。完食してくれた空の弁当箱を持って。
我が家に来た途端、「おだちゃん、ハロハロを見せて」と言う天使。すぐさま、録画してある「Eダンスアカデミー」(NHK Eテレで放送中)を再生。
私が作詞してGENERATIONSが参加してくれたこの番組のテーマソング『HELLO! HALO!(feat. DANCEARTH)』(通称ハロハロ)の初オンエア以来、すっかりこの曲の虜になった天使。我が家に来ると必ず見て聞いて歌って踊っている。
今日初めてこの曲のテレビパフォーマンスを見た彩に、「ママも一緒に踊ろう!」とレクチャーし始める天使。2人でテレビの前で踊っている。ときどき「そこはそうじゃないよ」とママにダメ出ししているのがおかしくて、笑いをかみ殺しながらこっそり動画を撮る私。ひとしきり踊った後、2人は風のように帰って行った。
それにしても、天使が夢中になってくれる曲の歌詞を書かせてもらえるなんて、作詞家冥利に尽きます。そう言えば「Halo」という単語には「天使の輪」という意味があるんです。
夕方。近所の100円ショップに消耗品の乾電池やらビニール手袋を買いに行く。ついでに青果店でイチゴを買い、それを持ってHIROさん宅へ。夕飯を一緒にいただく。食後は、ひたすらHIROさんの子供たちと遊ぶ。
午後8時。ヘトヘトになったところで帰宅。寝るまでダラダラ。
これが、ごくごくありふれた私の日常。もしかしたら他の人には全然平凡ではないのかもしれないが、私にとってはこれが平凡。
非凡を求め続けてたどり着いた平凡、それが私の幸せである。
さあ、明日は涼太との初対談の日(詳細は追々)。久しぶりに直に会って、色んなことを話す予定。間違いなく話が弾みすぎて、間違いなく世間には公表できないような話題も出て、担当の人が困るんだろうなあ。これ、私がインタビューを受けたり対談したりしたときのあるある。
あっ、涼太。明日、この往復書簡の最終回用に君の写真を撮るからね。最後の写真だから、とっておきの笑顔を見せてもらおうじゃないか。
それじゃ、「また、アシタ」
小竹正人
敬具
p1 涼太との対談開始前、たまたま2人きりになった瞬間に撮った1枚。私にとってはこれが素の片寄涼太。「またね」と言いながら手を振っているこの涼太、連載ラストを飾るにふさわしい最高の笑顔じゃないですか?…マスクしてるけどね
p2 『ハロハロ』、私らしくない歌詞だけど大好きです。実は何年も前からあったこの曲、衣装もダンスも楽しい。次回のシネマファイターズ 『昨日より赤く明日より青く』の撮影オフショットを見ていても気づいたのだが、涼太はかなりの子供ずきだと思う
原文地址https://t.cn/A6cjCgOo
最終回:贈る言葉
片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)×作詞家・小竹正人 往復書簡40
コロナ禍に始まってコロナ禍に終わることになった往復書簡。小竹の非凡な日常が明かされる。
***
拝啓 片寄涼太様
2021年4月某日。
朝6時半に起きる。起きてすぐに弁当作り。いけしゃあしゃあと自分で言わせてもらうが、私は料理が得意だ。けれど、誰かのためにごちそう的なものを用意してそれをふるまうのは趣味じゃない。私が好きなのは「弁当作り」なのである。
弁当作りは作詞に通ずる。小さな弁当箱の中に栄養バランスを考慮しながらも彩りよく自分の作ったものをみっちりと詰めるという作業が、音符たちに独自の言葉を乗せて1曲の歌詞を完成させることにそっくりなのだ。やり終えた後に気持ちのいい達成感があるところも似ている。
今日の弁当は、私の家の目と鼻の先に住んでいるHIROさんの子供が幼稚園に持って行く。こんなふうに私はたまにお子様弁当作りを自ら申し出る。最近気づいたのだがこれが今の私の最高のストレス解消法(毎日の日課や任務になったら絶対に楽しめないが)。
ちなみに、弁当作りの際の味見やつまみ食いが私の朝食。
10時前に洗濯と軽い掃除を済ませ、そこから昼まで作詞。きっちりと部屋が片付いていないと私は執筆ができない。しかも執筆集中力は2、3時間しかもたない。
今日書いた歌詞はロマンティックがダダ漏れのラブソング。ふと「最近、救いようのないドロドロの失恋の歌詞を書いてないな」と思う。小竹正人の代名詞のような病みソング(自虐含んでます)をそろそろ書きたい。
午後1時、風呂に入り、腹が減ったので今朝の弁当のおにぎりとおかずの残りを食べる。またまたしゃあしゃあと言わせてもらうが……美味しい。私は自分が作った甘すぎる卵焼きや紫蘇のふりかけをまぶして塩辛くした茹で野菜が大好きだ。料理が得意と豪語しておきながら何だが、私の作るものは万人受けしない味なのかもしれない。しかも私、昔から温かい食べ物より冷たい食べ物が好き。特に白米。炊き立てより冷や飯の方がずっと旨いと思う。
食後、読書でもしようと思った矢先、涼太から往復書簡の返事が来る。これが涼太からの最後の手紙。今までの涼太からの手紙の中で最もグッとくる内容だったこともあって、この連載が終わるのが無性に淋しくなる。
しかし、涼太が書いてくれた昔の私とのエピソードをどれひとつ覚えていない薄情な私。私はなぜこんなにも過去の自分の言動の記憶をすぐに喪失してしまうのだろう。
午後3時ちょっと前、上戸彩ちゃんとその子供(私の天使)がふらりと我が家に来る。完食してくれた空の弁当箱を持って。
我が家に来た途端、「おだちゃん、ハロハロを見せて」と言う天使。すぐさま、録画してある「Eダンスアカデミー」(NHK Eテレで放送中)を再生。
私が作詞してGENERATIONSが参加してくれたこの番組のテーマソング『HELLO! HALO!(feat. DANCEARTH)』(通称ハロハロ)の初オンエア以来、すっかりこの曲の虜になった天使。我が家に来ると必ず見て聞いて歌って踊っている。
今日初めてこの曲のテレビパフォーマンスを見た彩に、「ママも一緒に踊ろう!」とレクチャーし始める天使。2人でテレビの前で踊っている。ときどき「そこはそうじゃないよ」とママにダメ出ししているのがおかしくて、笑いをかみ殺しながらこっそり動画を撮る私。ひとしきり踊った後、2人は風のように帰って行った。
それにしても、天使が夢中になってくれる曲の歌詞を書かせてもらえるなんて、作詞家冥利に尽きます。そう言えば「Halo」という単語には「天使の輪」という意味があるんです。
夕方。近所の100円ショップに消耗品の乾電池やらビニール手袋を買いに行く。ついでに青果店でイチゴを買い、それを持ってHIROさん宅へ。夕飯を一緒にいただく。食後は、ひたすらHIROさんの子供たちと遊ぶ。
午後8時。ヘトヘトになったところで帰宅。寝るまでダラダラ。
これが、ごくごくありふれた私の日常。もしかしたら他の人には全然平凡ではないのかもしれないが、私にとってはこれが平凡。
非凡を求め続けてたどり着いた平凡、それが私の幸せである。
さあ、明日は涼太との初対談の日(詳細は追々)。久しぶりに直に会って、色んなことを話す予定。間違いなく話が弾みすぎて、間違いなく世間には公表できないような話題も出て、担当の人が困るんだろうなあ。これ、私がインタビューを受けたり対談したりしたときのあるある。
あっ、涼太。明日、この往復書簡の最終回用に君の写真を撮るからね。最後の写真だから、とっておきの笑顔を見せてもらおうじゃないか。
それじゃ、「また、アシタ」
小竹正人
敬具
p1 涼太との対談開始前、たまたま2人きりになった瞬間に撮った1枚。私にとってはこれが素の片寄涼太。「またね」と言いながら手を振っているこの涼太、連載ラストを飾るにふさわしい最高の笑顔じゃないですか?…マスクしてるけどね
p2 『ハロハロ』、私らしくない歌詞だけど大好きです。実は何年も前からあったこの曲、衣装もダンスも楽しい。次回のシネマファイターズ 『昨日より赤く明日より青く』の撮影オフショットを見ていても気づいたのだが、涼太はかなりの子供ずきだと思う
原文地址https://t.cn/A6cjCgOo
ぴあweb:
高杉真宙が貫く役者の心得「僕自身は目立たなくてもいい」
21/4/10(土) 12:00
求められたのは、その場で出し切る力だった
スクリーンの中でくるくると変わる表情。目を丸めて驚いたり。困ったようにオドオドしたり。映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら』で高杉真宙が見せる顔は、感情豊かで、ちょっと頼りなくて、一言で言うと“ヘタレ”キャラ。そう感想を伝えると、本人も笑って全面同意する。
「実際の僕も完全な“ヘタレ”なので。そこは僕自身が出ているのかもしれません(笑)」
なぜなら、映画で演じたのは、高杉真宙本人役。2017年のスタート以来、多くのファンを獲得してきた『バイプレイヤーズ』シリーズ。人気の秘密は、田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一ら名脇役たちが本人役として登場するという、リアルとフェイクが入り混じった世界観。高杉真宙も、先日最終回を迎えたシーズン3に続き、映画版でも奮闘している。
「ドラマのときは、ストーリー上の明確な目的があって、そのためのキャラクターとしていたので、本人役といってもそんなに高杉真宙っぽさを意識はしていなかったんですけど、映画は素の僕に近いところがあった気がします。喋り方なんてまんま僕ですし」
本人役ではあるけれど、本人そのものではもちろんない。虚実皮膜の楽しさは、観る側だけでなく、演じる側にもある。
「他の作品と比べても、つくり込む感覚は薄いと思います。事前に用意していくというより、その場で出たものを受け取って、それを返していくという感覚の方が近かったですね。その中で、この場面では何を伝えたいかとか、フィクションとしてどう見せたいかを考えたり。要は、そのバランスですよね。どれくらい役と本当の高杉真宙のブレンドをするかという作業でした」
今までとは違う筋肉が求められる現場でした
映画では、田口、松重、光石、遠藤という“元祖バイプレイヤーズ”をはじめ、勝村政信や渡辺いっけいら日本を代表する名脇役たちが名を連ねている。飄々とした味を醸しつつ、ギアが入ると一気にパワフルになるベテラン陣の演技は、24歳の高杉真宙にも大きな刺激を与えた。
「先輩方がかなり思い切りやられているんですよね。それを見て、自分ももっとやらなきゃなと思ったし、監督からも『負けないで』と言われていたので、出来るだけガツガツ行こうという気持ちでした。先輩方の一生懸命で楽しそうな姿が『バイプレイヤーズ』の魅力。あのパワーに対応しようと思ったら、僕も持っているものを出し切るしかない。そういう爆発力が大事な現場でした」
普段の高杉真宙は、どちらかと言うと内気でシャイ。生来の真面目さも手伝って、芝居の際はとにかくしっかり準備して臨むことが信条だったという。
「準備をしている時間も好きなんですよ。家でこんなふうにやろう、あんなふうにやろうって役のことを考えている時間が、いちばん好きだったりします」
そんな思考型の高杉にとって、瞬発力が求められる『バイプレイヤーズ』は、今までと違う筋肉が求められる現場だった。
「『バイプレイヤーズ』の撮影を終えて次の現場に行ったとき、言われたんですよ、『準備というより、反射で話すようになったね』って。何度かご一緒したことのある方たちだったので気づいたんだと思いますが。おかげで準備型に戻すのが大変でした(笑)。しっかり準備する方法も、その場の反射でやる方法も、役者ならどっちも必要。でも僕はその両方を同時に持っておくのが苦手で。融通が利かないというか、どっちかにしか偏れないんですよね。だから、もっと柔軟力がほしい。柔軟力は、この仕事を始めてからずっと課題です」
ラジオとコントで笑いの勉強をしています
映画づくりに邁進する俳優たちの舞台裏をコミカルに描いた本作。近年は『前田建設ファンタジー営業部』などコメディ作品でも活躍が光るが、本人曰く「コメディはめちゃくちゃ苦手」なんだとか。
「コメディを演じるには、台詞の間とかテンポとか言い方とかいろいろあって、その上で重要になってくるのが発想力。僕はこの発想力が壊滅的にダメで(笑)。発想力がすごい方ってたくさんいらっしゃいますけど、見てると羨ましくて羨ましくて。僕が準備型なのも、その場で面白いことを思いつくのが絶望的に無理だからというのがあるんですけど」 目下、笑いのセンスを磨くべく勉強中。最近はお笑い芸人のトークやコントを教材にしている。
「もともと会話が苦手なんです。みんな何で会話のやり方を学んでいるんだろうと考えていたら、そうだ、僕、トーク番組というものをほとんど観たことがなかったなということに気づいて。そこからラジオをよく聴くようになりました。よく聴いているのは、バナナマンさんとかハライチさんとか。あとはコントからも笑いを学べるかなと思って、コントも見ています。中でも大好きなのが、うしろシティさん。あの意地悪な感じがいいですよね。東京03さんも好きです」
自分の伝えたい思いとリンクする作品に挑戦したい
自分のできないことや弱点を見つめつつ、成長のための積み重ねを決して怠らない。その真摯な姿勢が実を結んだのだろうか。ここ数年の高杉真宙には、何か覚醒したような面白さがある。
人目を引く端正な顔立ちから、多くの恋愛映画や青春映画で重宝される一方、舞台『カリギュラ』では父を殺した暴君を憎みながらも惹かれる詩人・シピオンを透明感たっぷりに演じ、舞台『てにあまる』では藤原竜也、柄本明という演劇界の怪物とがっぷり四つに組みながらも確かな存在感を示した。
俳優として新たな変化を迎えているように見える。そう話題を向けると「大声出してるだけじゃないですか。あはは」と茶化したあと、自分で自分に確かめるようにこう話しはじめた。
「今年で25歳になるんですけど、20歳を超えてからの芝居に対する認識の変わり方は尋常じゃなかったと思います。ここ最近は特に目立たなくていいやと思うようになりました。役が目立つのはいいことだけど、僕自身が目立つのはいらないなって。作品の中の、ひとつの役であれるようにしたいなと考えはじめてから、だいぶ変わったと思います」
あくまで、自分は作品のピースのひとつ。俳優部の一員としてはまっとうな考えだが、本人の人気がバロメーターとなりやすい若手俳優という領域では、なかなかそう構えるのは難しい。だが、高杉真宙はあくまで作品至上主義を貫く。
「そういうふうに考えるようになってからは、台本の読み方もだいぶ変わりましたね。今はまず自分の役がストーリーを動かす上でどういう役割を担っているのかを考える。何でここで出てくるんだろうとか、何のためにこのお話の中にいるんだろうとか、読み解いていくのが面白くて。そういうことを考えるのが、最近の僕の中のトレンドですね」
大きな瞳が、芝居の話になると、爛々と光を宿す。その頭の中は、大好きなお芝居で占められている。
「やっぱりお芝居は面白い。特に『バイプレイヤーズ』は映画づくりの舞台裏を描いた作品なので。フィクションではあるけれど、作品づくりに対する熱量はきっと観ている方たちに届くと思うし、僕も改めて映画をつくるのは面白いなと思いました」
7月で25歳。30代に向けて、20代も折り返しのコーナーを迎える。この先はどんなロードマップを思い描いているのだろうか。
「今まで僕は観ている人たちに干渉をするのが好きじゃなかったんですね。感動とか、勇気とか、口にするのは簡単だけど、作品を通して何かを与えるのは責任が伴う。その責任を持つことは自分にはできないと思っていたんです。でもせっかくこうしていろんな人に見てもらえる仕事についたなら、何かもっと自分の伝えたい思いを出していってもいいのかなと思いはじめて。たとえば『ギャングース』は裏社会で生きる犯罪少年たちのお話。映画としてエンタメに昇華されているけど、こんな世界もあるんだって、僕はあの映画で初めて知ったし、伝えたいと思った。そんなふうに自分の伝えたい気持ちとリンクする作品にこれから先はもっと挑戦したいですね」
高杉真宙を、ただの眉目秀麗な若手俳優や、内気な青年と見ていたら、大間違いだ。内側には、芝居への求道心が滾っている。その熱を前面に出すタイプではないのかもしれない。けれども、高杉真宙という炎は、静かに、青く、燃えている。
高杉真宙さんのサイン入りチェキを1名様にプレゼント! ぴあアプリをダウンロードすると、この記事内に応募ボタンがあります。
撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明
高杉真宙が貫く役者の心得「僕自身は目立たなくてもいい」
21/4/10(土) 12:00
求められたのは、その場で出し切る力だった
スクリーンの中でくるくると変わる表情。目を丸めて驚いたり。困ったようにオドオドしたり。映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら』で高杉真宙が見せる顔は、感情豊かで、ちょっと頼りなくて、一言で言うと“ヘタレ”キャラ。そう感想を伝えると、本人も笑って全面同意する。
「実際の僕も完全な“ヘタレ”なので。そこは僕自身が出ているのかもしれません(笑)」
なぜなら、映画で演じたのは、高杉真宙本人役。2017年のスタート以来、多くのファンを獲得してきた『バイプレイヤーズ』シリーズ。人気の秘密は、田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一ら名脇役たちが本人役として登場するという、リアルとフェイクが入り混じった世界観。高杉真宙も、先日最終回を迎えたシーズン3に続き、映画版でも奮闘している。
「ドラマのときは、ストーリー上の明確な目的があって、そのためのキャラクターとしていたので、本人役といってもそんなに高杉真宙っぽさを意識はしていなかったんですけど、映画は素の僕に近いところがあった気がします。喋り方なんてまんま僕ですし」
本人役ではあるけれど、本人そのものではもちろんない。虚実皮膜の楽しさは、観る側だけでなく、演じる側にもある。
「他の作品と比べても、つくり込む感覚は薄いと思います。事前に用意していくというより、その場で出たものを受け取って、それを返していくという感覚の方が近かったですね。その中で、この場面では何を伝えたいかとか、フィクションとしてどう見せたいかを考えたり。要は、そのバランスですよね。どれくらい役と本当の高杉真宙のブレンドをするかという作業でした」
今までとは違う筋肉が求められる現場でした
映画では、田口、松重、光石、遠藤という“元祖バイプレイヤーズ”をはじめ、勝村政信や渡辺いっけいら日本を代表する名脇役たちが名を連ねている。飄々とした味を醸しつつ、ギアが入ると一気にパワフルになるベテラン陣の演技は、24歳の高杉真宙にも大きな刺激を与えた。
「先輩方がかなり思い切りやられているんですよね。それを見て、自分ももっとやらなきゃなと思ったし、監督からも『負けないで』と言われていたので、出来るだけガツガツ行こうという気持ちでした。先輩方の一生懸命で楽しそうな姿が『バイプレイヤーズ』の魅力。あのパワーに対応しようと思ったら、僕も持っているものを出し切るしかない。そういう爆発力が大事な現場でした」
普段の高杉真宙は、どちらかと言うと内気でシャイ。生来の真面目さも手伝って、芝居の際はとにかくしっかり準備して臨むことが信条だったという。
「準備をしている時間も好きなんですよ。家でこんなふうにやろう、あんなふうにやろうって役のことを考えている時間が、いちばん好きだったりします」
そんな思考型の高杉にとって、瞬発力が求められる『バイプレイヤーズ』は、今までと違う筋肉が求められる現場だった。
「『バイプレイヤーズ』の撮影を終えて次の現場に行ったとき、言われたんですよ、『準備というより、反射で話すようになったね』って。何度かご一緒したことのある方たちだったので気づいたんだと思いますが。おかげで準備型に戻すのが大変でした(笑)。しっかり準備する方法も、その場の反射でやる方法も、役者ならどっちも必要。でも僕はその両方を同時に持っておくのが苦手で。融通が利かないというか、どっちかにしか偏れないんですよね。だから、もっと柔軟力がほしい。柔軟力は、この仕事を始めてからずっと課題です」
ラジオとコントで笑いの勉強をしています
映画づくりに邁進する俳優たちの舞台裏をコミカルに描いた本作。近年は『前田建設ファンタジー営業部』などコメディ作品でも活躍が光るが、本人曰く「コメディはめちゃくちゃ苦手」なんだとか。
「コメディを演じるには、台詞の間とかテンポとか言い方とかいろいろあって、その上で重要になってくるのが発想力。僕はこの発想力が壊滅的にダメで(笑)。発想力がすごい方ってたくさんいらっしゃいますけど、見てると羨ましくて羨ましくて。僕が準備型なのも、その場で面白いことを思いつくのが絶望的に無理だからというのがあるんですけど」 目下、笑いのセンスを磨くべく勉強中。最近はお笑い芸人のトークやコントを教材にしている。
「もともと会話が苦手なんです。みんな何で会話のやり方を学んでいるんだろうと考えていたら、そうだ、僕、トーク番組というものをほとんど観たことがなかったなということに気づいて。そこからラジオをよく聴くようになりました。よく聴いているのは、バナナマンさんとかハライチさんとか。あとはコントからも笑いを学べるかなと思って、コントも見ています。中でも大好きなのが、うしろシティさん。あの意地悪な感じがいいですよね。東京03さんも好きです」
自分の伝えたい思いとリンクする作品に挑戦したい
自分のできないことや弱点を見つめつつ、成長のための積み重ねを決して怠らない。その真摯な姿勢が実を結んだのだろうか。ここ数年の高杉真宙には、何か覚醒したような面白さがある。
人目を引く端正な顔立ちから、多くの恋愛映画や青春映画で重宝される一方、舞台『カリギュラ』では父を殺した暴君を憎みながらも惹かれる詩人・シピオンを透明感たっぷりに演じ、舞台『てにあまる』では藤原竜也、柄本明という演劇界の怪物とがっぷり四つに組みながらも確かな存在感を示した。
俳優として新たな変化を迎えているように見える。そう話題を向けると「大声出してるだけじゃないですか。あはは」と茶化したあと、自分で自分に確かめるようにこう話しはじめた。
「今年で25歳になるんですけど、20歳を超えてからの芝居に対する認識の変わり方は尋常じゃなかったと思います。ここ最近は特に目立たなくていいやと思うようになりました。役が目立つのはいいことだけど、僕自身が目立つのはいらないなって。作品の中の、ひとつの役であれるようにしたいなと考えはじめてから、だいぶ変わったと思います」
あくまで、自分は作品のピースのひとつ。俳優部の一員としてはまっとうな考えだが、本人の人気がバロメーターとなりやすい若手俳優という領域では、なかなかそう構えるのは難しい。だが、高杉真宙はあくまで作品至上主義を貫く。
「そういうふうに考えるようになってからは、台本の読み方もだいぶ変わりましたね。今はまず自分の役がストーリーを動かす上でどういう役割を担っているのかを考える。何でここで出てくるんだろうとか、何のためにこのお話の中にいるんだろうとか、読み解いていくのが面白くて。そういうことを考えるのが、最近の僕の中のトレンドですね」
大きな瞳が、芝居の話になると、爛々と光を宿す。その頭の中は、大好きなお芝居で占められている。
「やっぱりお芝居は面白い。特に『バイプレイヤーズ』は映画づくりの舞台裏を描いた作品なので。フィクションではあるけれど、作品づくりに対する熱量はきっと観ている方たちに届くと思うし、僕も改めて映画をつくるのは面白いなと思いました」
7月で25歳。30代に向けて、20代も折り返しのコーナーを迎える。この先はどんなロードマップを思い描いているのだろうか。
「今まで僕は観ている人たちに干渉をするのが好きじゃなかったんですね。感動とか、勇気とか、口にするのは簡単だけど、作品を通して何かを与えるのは責任が伴う。その責任を持つことは自分にはできないと思っていたんです。でもせっかくこうしていろんな人に見てもらえる仕事についたなら、何かもっと自分の伝えたい思いを出していってもいいのかなと思いはじめて。たとえば『ギャングース』は裏社会で生きる犯罪少年たちのお話。映画としてエンタメに昇華されているけど、こんな世界もあるんだって、僕はあの映画で初めて知ったし、伝えたいと思った。そんなふうに自分の伝えたい気持ちとリンクする作品にこれから先はもっと挑戦したいですね」
高杉真宙を、ただの眉目秀麗な若手俳優や、内気な青年と見ていたら、大間違いだ。内側には、芝居への求道心が滾っている。その熱を前面に出すタイプではないのかもしれない。けれども、高杉真宙という炎は、静かに、青く、燃えている。
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撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明
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