中田撮 第1回清原 翔
連載の初回ゲストは中田圭祐が“キヨさん”と呼ぶ清原 翔。3歳下の中田はもちろん、メンズノンノの後輩モデルたちからアニキ的に慕われる存在。俳優としての活躍もめざましく忙しい日々を送っている彼の束の間のリラックスした表情とそして、中田に語った本音の言葉──。
「見せたことのない顔を撮ってほしい」
清原 おもしろそうな企画が始まったね。中田に撮られるのはちょっと不思議な感じ。どういうテンションでいたらいいんだろう?(笑)
中田 初めての“仕事”としての撮影なので、自分も緊張してます(笑)。たくさんいるメンズノンノモデルの、それぞれの全く違うパーソナリティーが伝わる連載になったらいいなと。
清原 そうかそれなら、他の撮影では見せたことがない“新しい清原”を撮ってほしいな。最近は、もっと自分の色を出せたらと思っていたところ。まずは前髪を上げて顔をしっかり出したりとかしつつ、表現の幅を広げていきたいんだよね。
「友人と飲む。それが何よりの息抜き」
中田 キヨさんにも聞いたように、毎回その人が休日に行きたいところを撮影場所にします。今日はテラス席が気持ちのいいカフェからの街ブラですね。休みの日は外で過ごすことが多いんですか?
清原 空いた時間は、外でのんびりするのが好きだね。タイミングの合った友達とご飯に行ったり、買い物に行ったり。自分へのご褒美感覚で、ときどきはちょっと高いものも買ってみたりして。
中田 キヨさんといえば、お酒が好きなイメージ。最近もよく飲んでますか?
清原 うん、相変わらず。飲みに行くことが一番のストレス解消になるからね。友人は同じ業界よりも違う職種の人が多くて、気の合うメンバーでワイワイ他愛もない話をするのが大好き。翌日が休みだったら必ず飲んじゃう。
中田 僕も20代の前半はよく飲みに行ってたんですが、セーブするようにしてまして…。あの頃は身を削りすぎてた(笑)。
清原 そんなマインドになるの、早くない?(笑) 忙しいときこそ、仕事から離れる時間が楽しいんだけどね。
「メンズノンノは可能性が広がる場所」
中田 自分はメンズノンノモデルになって6年目、キヨさんは7年目ですよね。もうだいぶ先輩になってきました。キヨさんが思うメンズノンノってどんな場所ですか? 僕は、メンズノンノってすごくホーム感のある場所だと思ってるんです。逆に、その安心感に甘えすぎちゃいけないなと思ってて。
清原 最近は俳優の仕事の時間のほうが多くて、そんな中でメンズノンノの撮影現場に行くとホッとするんだよね。たしかに、本当にホーム。メンズノンノ出身者として周囲から見られるのも強みの一つだと思うし。だからこそメンズノンノで頑張るだけじゃなくて、どんどん外に出ていきたい。
中田 モデルみんながそうやって気を引き締めて、「ここだけで満足しちゃいけない」という場にしていけば、メンズノンノはもっとかっこよくなっていきそうですよね。
清原 メンズノンノは編集部やスタッフさんとの距離が近いから、いろいろな世界を知ることができるのもいいなって。守屋がエディターを始めたり、それこそ中田もこうやって写真の連載を持ったり。芸能界での活動だけじゃない意味で“可能性が広がる場所”。あ、これ、けっこういいこと言ってない?(笑)
NAKATA’s comment
一見、すごく飄々としてるキヨさん。「忙しいですか?」と聞いても「いや全然」っていつも答えてくるような。でもちゃんと熱い心を持っていて、どんどん有言実行して進んでいく。その背中が凄くかっこいいんです。
連載の初回ゲストは中田圭祐が“キヨさん”と呼ぶ清原 翔。3歳下の中田はもちろん、メンズノンノの後輩モデルたちからアニキ的に慕われる存在。俳優としての活躍もめざましく忙しい日々を送っている彼の束の間のリラックスした表情とそして、中田に語った本音の言葉──。
「見せたことのない顔を撮ってほしい」
清原 おもしろそうな企画が始まったね。中田に撮られるのはちょっと不思議な感じ。どういうテンションでいたらいいんだろう?(笑)
中田 初めての“仕事”としての撮影なので、自分も緊張してます(笑)。たくさんいるメンズノンノモデルの、それぞれの全く違うパーソナリティーが伝わる連載になったらいいなと。
清原 そうかそれなら、他の撮影では見せたことがない“新しい清原”を撮ってほしいな。最近は、もっと自分の色を出せたらと思っていたところ。まずは前髪を上げて顔をしっかり出したりとかしつつ、表現の幅を広げていきたいんだよね。
「友人と飲む。それが何よりの息抜き」
中田 キヨさんにも聞いたように、毎回その人が休日に行きたいところを撮影場所にします。今日はテラス席が気持ちのいいカフェからの街ブラですね。休みの日は外で過ごすことが多いんですか?
清原 空いた時間は、外でのんびりするのが好きだね。タイミングの合った友達とご飯に行ったり、買い物に行ったり。自分へのご褒美感覚で、ときどきはちょっと高いものも買ってみたりして。
中田 キヨさんといえば、お酒が好きなイメージ。最近もよく飲んでますか?
清原 うん、相変わらず。飲みに行くことが一番のストレス解消になるからね。友人は同じ業界よりも違う職種の人が多くて、気の合うメンバーでワイワイ他愛もない話をするのが大好き。翌日が休みだったら必ず飲んじゃう。
中田 僕も20代の前半はよく飲みに行ってたんですが、セーブするようにしてまして…。あの頃は身を削りすぎてた(笑)。
清原 そんなマインドになるの、早くない?(笑) 忙しいときこそ、仕事から離れる時間が楽しいんだけどね。
「メンズノンノは可能性が広がる場所」
中田 自分はメンズノンノモデルになって6年目、キヨさんは7年目ですよね。もうだいぶ先輩になってきました。キヨさんが思うメンズノンノってどんな場所ですか? 僕は、メンズノンノってすごくホーム感のある場所だと思ってるんです。逆に、その安心感に甘えすぎちゃいけないなと思ってて。
清原 最近は俳優の仕事の時間のほうが多くて、そんな中でメンズノンノの撮影現場に行くとホッとするんだよね。たしかに、本当にホーム。メンズノンノ出身者として周囲から見られるのも強みの一つだと思うし。だからこそメンズノンノで頑張るだけじゃなくて、どんどん外に出ていきたい。
中田 モデルみんながそうやって気を引き締めて、「ここだけで満足しちゃいけない」という場にしていけば、メンズノンノはもっとかっこよくなっていきそうですよね。
清原 メンズノンノは編集部やスタッフさんとの距離が近いから、いろいろな世界を知ることができるのもいいなって。守屋がエディターを始めたり、それこそ中田もこうやって写真の連載を持ったり。芸能界での活動だけじゃない意味で“可能性が広がる場所”。あ、これ、けっこういいこと言ってない?(笑)
NAKATA’s comment
一見、すごく飄々としてるキヨさん。「忙しいですか?」と聞いても「いや全然」っていつも答えてくるような。でもちゃんと熱い心を持っていて、どんどん有言実行して進んでいく。その背中が凄くかっこいいんです。
『转日媒』#和楽器バンド#「軌跡 BEST COLLECTION II」収録内容
CD
DISC 1
01. 六兆年と一夜物語
02. 天樂
03. 千本桜
04. 吉原ラメント
05. 華火
06. 戦-ikusa-
07. なでしこ桜
08. 暁ノ系
09. 反撃の刃
10. 地球最後の告白を
11. Valkyrie-戦乙女-
12. Strong Fate
DISC 2
01. 起死回生
02. ミ・ラ・イ
03. オキノタユウ
04. 雪よ舞い散れ其方に向けて
05. チルドレンレコード
06. 雨のち感情論
07. そこにあるかも知れない…
08. シンクロニシティ
09. 雪影ぼうし
10. 細雪
11. 砂漠の子守唄
12. あっぱれが正義。
MUSIC VIDEO盤DVD / Blu-ray
01. 六兆年と一夜物語(MUSIC VIDEO)
02. 天樂(MUSIC VIDEO)
03. 千本桜(MUSIC VIDEO)
04. 華火(MUSIC VIDEO)
05. 戦-ikusa-(MUSIC VIDEO)
06. なでしこ桜(MUSIC VIDEO)
07. 暁ノ糸(MUSIC VIDEO)
08. 反撃の刃(MUSIC VIDEO)
09. Valkyrie-戦乙女-(MUSIC VIDEO)
10. Strong Fate(MUSIC VIDEO)
11. 起死回生(MUSIC VIDEO)
12. オキノタユウ(MUSIC VIDEO)
13. 雪よ舞い散れ其方に向けて(MUSIC VIDEO)
14. 雨のち感情論(MUSIC VIDEO)
15. シンクロニシティ(MUSIC VIDEO)
16. 雪影ぼうし(MUSIC VIDEO)
17. 細雪(MUSIC VIDEO)
18. 砂漠の子守歌(MUSIC VIDEO)
19. 細雪-New Version-(MUSIC VIDEO)
20. あっぱれが正義。(MUSIC VIDEO)
LIVE映像盤DVD / Blu-ray
01. 六兆年と一夜物語(2014年8月27日「ボカロ三昧大演奏会PREMIUM ENCORE」赤坂BLITZ)
02. 天樂(2014年1月31日「和楽器バンド大新年会2014~和楽器×バンド合戦~」渋谷club asia)
03. 千本桜(2017年8月6日「平安神宮単独奉納ライブ in 和楽器サミット2017」平安神宮)
04. 吉原ラメント(2018年1月27日「和楽器バンド大新年会2018横浜アリーナ~明日への航海~」横浜アリーナ)
05. 華火(2015年1月7日「和楽器バンド大新年会2015」渋谷公会堂)
06. 戦-ikusa-(2016年7月14日「1st US Tour 衝撃-DEEP IMPACT-」House Of Blues : San Diego)
07. なでしこ桜(2017年02月18日「和楽器バンド大新年会2017東京体育館 桜ノ宴」東京体育館)
08. 暁ノ糸(2017年12月03日「和楽器バンド軌跡 BEST COLLECTION+ Special Live at 東京国立博物館」東京国立博物館)
09. 反撃の刃(2015年10月11日「和楽器バンド 1st JAPAN Tour 2015」日比谷野外音楽堂)
10. 地球最後の告白を(2016年1月6日「和楽器バンド大新年会2016 日本武道館 -暁ノ宴-」日本武道館)
11. Valkyrie-戦乙女-(2016年5月13日「和楽器バンドJAPAN TOUR 2016 絢爛和奏演舞会」Zepp Divercity Tokyo)
12. Strong Fate(2019年1月6日「和楽器バンド大新年会2019さいたまスーパーアリーナ2days ~竜宮ノ扉~」さいたまスーパーアリーナ)
13. 起死回生(2017年02月18日「和楽器バンド大新年会2017東京体育館 桜ノ宴」東京体育館)
14. ミ・ラ・イ(2016年6月26日「JTB presents 日光東照宮御鎮座四百年記念 和楽器バンド単独公演」日光東照宮五重塔前特設会場)
15. オキノタユウ(2018年02月18日「和楽器バンド Premium Symphonic Night ~ライブ&オーケストラ ~in大阪城ホール」大阪城ホール)
16. 雪よ舞い散れ其方に向けて(2017年02月18日「和楽器バンド大新年会2017東京体育館 桜ノ宴」東京体育館)
17. チルドレンレコード(2015年5月10日「和楽器バンド 台北大演唱会~PREMIUM ENCORE~」ATT Show Box)
18. 雨のち感情論(2017年7月21日「和楽器バンドHALL TOUR 2017 四季ノ彩 -Shiki no Irodori-」東京国際フォーラム ホールA)
19. シンクロニシティ(2018年1月27日「和楽器バンド大新年会2018横浜アリーナ~明日への航海~」横浜アリーナ)
20. 雪影ぼうし(2018年7月16日「和楽器バンド TOUR 2018 音ノ回廊 -oto no kairou-」東京国際フォーラム ホールA)
21. 細雪(2019年1月6日「和楽器バンド大新年会2019さいたまスーパーアリーナ2days ~竜宮ノ扉~」さいたまスーパーアリーナ)
22. 砂漠の子守唄(2018年09月15日「第36回 世界遺産劇場~宗像大社~ 和楽器バンド単独御奉納ライブ」世界遺産宗像大社・祈願殿前特設舞台)
23. あっぱれが正義。(2019年1月6日「和楽器バンド大新年会2019さいたまスーパーアリーナ2days ~竜宮ノ扉~」さいたまスーパーアリーナ)
mu-moショップ限定盤ミニアルバム「序章。」
01. 天樂
02. 月・影・舞・華
03. 虹色蝶々
04. 六兆年と一夜物語
05. 千本桜
原文:https://t.cn/A6hN93xF
CD
DISC 1
01. 六兆年と一夜物語
02. 天樂
03. 千本桜
04. 吉原ラメント
05. 華火
06. 戦-ikusa-
07. なでしこ桜
08. 暁ノ系
09. 反撃の刃
10. 地球最後の告白を
11. Valkyrie-戦乙女-
12. Strong Fate
DISC 2
01. 起死回生
02. ミ・ラ・イ
03. オキノタユウ
04. 雪よ舞い散れ其方に向けて
05. チルドレンレコード
06. 雨のち感情論
07. そこにあるかも知れない…
08. シンクロニシティ
09. 雪影ぼうし
10. 細雪
11. 砂漠の子守唄
12. あっぱれが正義。
MUSIC VIDEO盤DVD / Blu-ray
01. 六兆年と一夜物語(MUSIC VIDEO)
02. 天樂(MUSIC VIDEO)
03. 千本桜(MUSIC VIDEO)
04. 華火(MUSIC VIDEO)
05. 戦-ikusa-(MUSIC VIDEO)
06. なでしこ桜(MUSIC VIDEO)
07. 暁ノ糸(MUSIC VIDEO)
08. 反撃の刃(MUSIC VIDEO)
09. Valkyrie-戦乙女-(MUSIC VIDEO)
10. Strong Fate(MUSIC VIDEO)
11. 起死回生(MUSIC VIDEO)
12. オキノタユウ(MUSIC VIDEO)
13. 雪よ舞い散れ其方に向けて(MUSIC VIDEO)
14. 雨のち感情論(MUSIC VIDEO)
15. シンクロニシティ(MUSIC VIDEO)
16. 雪影ぼうし(MUSIC VIDEO)
17. 細雪(MUSIC VIDEO)
18. 砂漠の子守歌(MUSIC VIDEO)
19. 細雪-New Version-(MUSIC VIDEO)
20. あっぱれが正義。(MUSIC VIDEO)
LIVE映像盤DVD / Blu-ray
01. 六兆年と一夜物語(2014年8月27日「ボカロ三昧大演奏会PREMIUM ENCORE」赤坂BLITZ)
02. 天樂(2014年1月31日「和楽器バンド大新年会2014~和楽器×バンド合戦~」渋谷club asia)
03. 千本桜(2017年8月6日「平安神宮単独奉納ライブ in 和楽器サミット2017」平安神宮)
04. 吉原ラメント(2018年1月27日「和楽器バンド大新年会2018横浜アリーナ~明日への航海~」横浜アリーナ)
05. 華火(2015年1月7日「和楽器バンド大新年会2015」渋谷公会堂)
06. 戦-ikusa-(2016年7月14日「1st US Tour 衝撃-DEEP IMPACT-」House Of Blues : San Diego)
07. なでしこ桜(2017年02月18日「和楽器バンド大新年会2017東京体育館 桜ノ宴」東京体育館)
08. 暁ノ糸(2017年12月03日「和楽器バンド軌跡 BEST COLLECTION+ Special Live at 東京国立博物館」東京国立博物館)
09. 反撃の刃(2015年10月11日「和楽器バンド 1st JAPAN Tour 2015」日比谷野外音楽堂)
10. 地球最後の告白を(2016年1月6日「和楽器バンド大新年会2016 日本武道館 -暁ノ宴-」日本武道館)
11. Valkyrie-戦乙女-(2016年5月13日「和楽器バンドJAPAN TOUR 2016 絢爛和奏演舞会」Zepp Divercity Tokyo)
12. Strong Fate(2019年1月6日「和楽器バンド大新年会2019さいたまスーパーアリーナ2days ~竜宮ノ扉~」さいたまスーパーアリーナ)
13. 起死回生(2017年02月18日「和楽器バンド大新年会2017東京体育館 桜ノ宴」東京体育館)
14. ミ・ラ・イ(2016年6月26日「JTB presents 日光東照宮御鎮座四百年記念 和楽器バンド単独公演」日光東照宮五重塔前特設会場)
15. オキノタユウ(2018年02月18日「和楽器バンド Premium Symphonic Night ~ライブ&オーケストラ ~in大阪城ホール」大阪城ホール)
16. 雪よ舞い散れ其方に向けて(2017年02月18日「和楽器バンド大新年会2017東京体育館 桜ノ宴」東京体育館)
17. チルドレンレコード(2015年5月10日「和楽器バンド 台北大演唱会~PREMIUM ENCORE~」ATT Show Box)
18. 雨のち感情論(2017年7月21日「和楽器バンドHALL TOUR 2017 四季ノ彩 -Shiki no Irodori-」東京国際フォーラム ホールA)
19. シンクロニシティ(2018年1月27日「和楽器バンド大新年会2018横浜アリーナ~明日への航海~」横浜アリーナ)
20. 雪影ぼうし(2018年7月16日「和楽器バンド TOUR 2018 音ノ回廊 -oto no kairou-」東京国際フォーラム ホールA)
21. 細雪(2019年1月6日「和楽器バンド大新年会2019さいたまスーパーアリーナ2days ~竜宮ノ扉~」さいたまスーパーアリーナ)
22. 砂漠の子守唄(2018年09月15日「第36回 世界遺産劇場~宗像大社~ 和楽器バンド単独御奉納ライブ」世界遺産宗像大社・祈願殿前特設舞台)
23. あっぱれが正義。(2019年1月6日「和楽器バンド大新年会2019さいたまスーパーアリーナ2days ~竜宮ノ扉~」さいたまスーパーアリーナ)
mu-moショップ限定盤ミニアルバム「序章。」
01. 天樂
02. 月・影・舞・華
03. 虹色蝶々
04. 六兆年と一夜物語
05. 千本桜
原文:https://t.cn/A6hN93xF
相手の中に映る「予想外の自分」を
どう受け入れるか
大切な人が自分の思っていた姿と異なる面を持っていた時、また、相手から見えている自分が予想外の姿だった時、そのギャップに戸惑ってしまい、どう対応してよいか迷ってしまった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
家族、友人、仕事相手、恋人。私たちは、それぞれの関係性の中で、いくつもの異なる顔を持っています。映画『影裏』(2月14日公開)は、そんな人の多面性や、誰もが持っている「影」の部分やそのまた「裏」の姿を描いた作品です。今作で松田龍平さんは、主人公が見知らぬ土地で心を許したただ一人の友人でありながら、ある日突然姿を消してしまう、ミステリアスで謎の多い男・日浅を演じました。
松田さんは、「自分が思う」自分の姿と、「相手から見えている」自分の姿にギャップを感じた時、そのギャップを埋めたり否定したりするのではなく、「それをどう受け入れるか」を考えるのだそうです。ひとつのことに固執せず、流れに身を任せるという松田さんの言葉からは、どんな作品にでも自然体で佇むことのできる、その理由が見えてきました。
自分にも相手にも固執しないことで、
その先にある可能性を見つける
——『影裏』での第2回海南島国際映画祭ベストアクター(最優秀俳優賞)受賞おめでとうございます! 綾野剛さん、大友啓史監督と出席されていましたが、現地の雰囲気はいかがでしたか?
松田 観客の皆様が温かく迎え入れてくれましたね。会場には5000人近くの方が集まっていたと聞いていますが、その熱気も感じました。
——受賞が発表された時、驚いてキョトンとされていたように感じました。
松田 そうですね、セレモニーを観ていて、つい自分もいち観客のような気分になってしまっていたので、本当に驚きました。
——いろんな意味でびっくりされたと(笑)。
松田 まさか自分が賞をいただけるとは思ってもいなかったので。
——受賞スピーチでは「何の言葉も用意していなくて」とおっしゃっていました。
松田 そうですね、今思い返しても、あの時は驚いていて余裕がなかったですね。
——映画祭で、一緒に登壇された綾野剛さんは「龍平君との時間が長かったので彼との時間をすごく大切にしました」とおっしゃっていましたね。綾野さんが演じた主人公・今野と日浅の関係性が、盛岡の自然に重ねられながら描かれた今作で何度も登場する“釣りのシーン”は、二人が関係を深めていく場面として印象深かったです。
松田 最初に台本を読んだ時、釣りが上手いという設定なんですが、これまでまともに魚を触ったこともなかったので、「大丈夫かな」とまず思いました(笑)。
——(笑)。
松田 でも、その釣りのシーンが、日浅と今野の感情が行き交う大切なシーンでもあったので、撮影前に実際に盛岡に行って渓流釣りのレッスンを受けたんです。
——今作では「川」や「雨」など、“水”が重要なモチーフとなっています。日浅の行動と、水の変容が並行して進んでいきましたが、それは松田さんの演技に触発された表現だと大友さんがおっしゃっていました。
松田 この映画の中で僕が演じた日浅というキャラクターは、今野から見えている側面と、家族や同僚など他の視点から語られる側面と、様々な目線から描かれているんですよね。いろんな人の目線から語られる人って実態がつかめないじゃないですか。かといって、自分で「ミステリアスだ」と意識して演じるのもおかしいし。
だから、今野を演じる綾野君と、会話をキャッチボールしていく中で見えてくる日浅を大事にしていました。始めは戸惑いもありましたけど。
——映画祭で綾野さんは、「まずは演じるというよりもその人物を生きるという感覚が強いです。映画の中でちゃんと生活するということを心掛けました」ともおっしゃっていましたが、松田さんもご自身の感覚を大切にされていたと。
松田 シーンを積み重ねていくことで、つかんでいくことが多かったかもしれないです。そうやって現場で感じたことから、役の可能性を広げていくのが楽しかったですね。
こうやって色々話していたら、結構楽しんで演じていたことを思い出しました(笑)。
——楽しかったんですね(笑)。
松田 大友監督は、セリフが終わってもカットをかけずに撮り続けることが多かったんですが、それも楽しかったです。
——大友監督は松田さんについて、「一人の等身大の人物として、日浅の足を地につけさせようとする姿に刺激を受けた」と現場での印象を語っています。
松田 日浅に限らず、人って誰しもいろんな側面を持っているんじゃないかなと思っていました。自分が思う自分自身と、人から見えている自分の姿って違うこともあるじゃないですか。それは家族だったり親友だったりと、相手との関係性によっても変わるし、そういう、人から見えている自分の姿を知ることで、「自分ってこういう人間なんだな」と形作られていく。
今回の『影裏』というタイトルにもあるように、人は誰でもそういう多面性を持っていると思うんです。だから、日浅も普通に生きているだけで、彼だけが何か特別なわけではないと捉えていました。
——松田さんも、自分が思う自身の姿と、人から見えている印象にギャップを感じることはありますか?
松田 「自分ではそんなつもりじゃなかったのに、そんな風に捉えられていたんだ」と、後から思うことはありますね。
——そういう時は、そのギャップを埋めようとしますか?
松田 ネガティブに受け止められていたら、誤解をときたいとは思いますね。 でも、相手の中にある自分の姿、というのはコントロールできないことだと僕は思うので、ある程度は仕方ないと割り切っています。それよりも、相手が見ている「自分」をどう受け入れるのか、ということじゃないかなって。
——今作の中でも、日浅が、今野の中に映っていた予想外の自分の姿に、戸惑う場面がありますよね。
松田 そうですね。日浅は「え、お前そんな風に俺のこと見てたの?」という驚きがあって一度は拒絶するんですが、その後、二人で夜釣りに行くキャンプの焚き火のシーンで、日浅は今野が見ていた「予想外の自分の姿」を、少し受け入れようとしたんじゃないかと思って演じていました。
——ネタバレになるので詳しくは語れませんが、今野が見ていた「予想外の自分の姿」を日浅が受け入れるということは、相当柔軟に「他人の自分像」を受け入れないといけない気がします。
松田 僕自身も人が自分に対してどう思っているかということをコントロールしたいというよりは、そこに対してどう対応していくか、ということを考える方かもしれません。そういう意味では、日浅の人との付き合い方に似ているかもしれないですね。
「心が動く瞬間」を逃さないように
——綾野さんと松田さん演じる今野と日浅は、釣りをしたりお酒を酌み交わしたりすることで意気投合していきますが、松田さん自身は、どういう時間を重ねると人と距離が縮まっていきますか?
松田 食事を一緒にしたからとか、長い時間話したからとか、特にこれというきっかけはないかもしれないですね。一緒に過ごして楽しかったとは思うけど、一生の友だちになれるかどうかはまた別というか。
そういう意味では、僕は人との付き合いも、自分で選んでいるようで選んでいない、わりと流れに身を任せるようなところがあって。
——日浅は、あれだけ同じ時間を共にした今野の元も、あっさり去ってしまいますよね。その行動も、共感できる部分はありますか?
松田 ひとつのことに固執しない感じは、僕もわかります。きっと日浅は、自分が当たり障りなく誰とでも付き合える性格だから、物静かで内向的な今野に対して、興味を持ったと思うんです。どんな奴か知りたい、と思ったんでしょうね。
でもそれで仲良くなっても、その後、他に優先することや心の動くことがあったら、流れに身を任せていくのかなと。自分の興味主体で、正直に生きているのが日浅なのかなと思います。
——松田さんが固執しないというのは、人間関係でもお仕事の中でも同じでしょうか?
松田 ひとつの考えに固執しないことが多いですね。映画の現場も、今回は役のイメージをあまり固めずに撮影に行ったんですが、作品によってはもっと作り込んでいくこともあります。
こだわりとか固執することで、大事な瞬間を逃すんじゃないかなという気がしていて。自分の気持ちが動いた時にちゃんと行動できるような人間でいたい、と思います。それは仕事でも、普段の人付き合いでも、同じですね。
——お忙しいと思うのですが、映画館には最近行かれていますか?
松田 そうですね、最近だと『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)を観に行きましたね。
——1969年のハリウッドを舞台に、かつて西部劇のスターであった落ち目の俳優と、彼の付き人の専属スタントマン、二人の姿を描いた作品ですね。レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの初共演作としても、話題になりました。
松田 役者としての生き様を見せつけられました。自分に重ねるつもりはなくても、仕事柄、おのずと重ねて観てしまいますよね。
どう受け入れるか
大切な人が自分の思っていた姿と異なる面を持っていた時、また、相手から見えている自分が予想外の姿だった時、そのギャップに戸惑ってしまい、どう対応してよいか迷ってしまった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
家族、友人、仕事相手、恋人。私たちは、それぞれの関係性の中で、いくつもの異なる顔を持っています。映画『影裏』(2月14日公開)は、そんな人の多面性や、誰もが持っている「影」の部分やそのまた「裏」の姿を描いた作品です。今作で松田龍平さんは、主人公が見知らぬ土地で心を許したただ一人の友人でありながら、ある日突然姿を消してしまう、ミステリアスで謎の多い男・日浅を演じました。
松田さんは、「自分が思う」自分の姿と、「相手から見えている」自分の姿にギャップを感じた時、そのギャップを埋めたり否定したりするのではなく、「それをどう受け入れるか」を考えるのだそうです。ひとつのことに固執せず、流れに身を任せるという松田さんの言葉からは、どんな作品にでも自然体で佇むことのできる、その理由が見えてきました。
自分にも相手にも固執しないことで、
その先にある可能性を見つける
——『影裏』での第2回海南島国際映画祭ベストアクター(最優秀俳優賞)受賞おめでとうございます! 綾野剛さん、大友啓史監督と出席されていましたが、現地の雰囲気はいかがでしたか?
松田 観客の皆様が温かく迎え入れてくれましたね。会場には5000人近くの方が集まっていたと聞いていますが、その熱気も感じました。
——受賞が発表された時、驚いてキョトンとされていたように感じました。
松田 そうですね、セレモニーを観ていて、つい自分もいち観客のような気分になってしまっていたので、本当に驚きました。
——いろんな意味でびっくりされたと(笑)。
松田 まさか自分が賞をいただけるとは思ってもいなかったので。
——受賞スピーチでは「何の言葉も用意していなくて」とおっしゃっていました。
松田 そうですね、今思い返しても、あの時は驚いていて余裕がなかったですね。
——映画祭で、一緒に登壇された綾野剛さんは「龍平君との時間が長かったので彼との時間をすごく大切にしました」とおっしゃっていましたね。綾野さんが演じた主人公・今野と日浅の関係性が、盛岡の自然に重ねられながら描かれた今作で何度も登場する“釣りのシーン”は、二人が関係を深めていく場面として印象深かったです。
松田 最初に台本を読んだ時、釣りが上手いという設定なんですが、これまでまともに魚を触ったこともなかったので、「大丈夫かな」とまず思いました(笑)。
——(笑)。
松田 でも、その釣りのシーンが、日浅と今野の感情が行き交う大切なシーンでもあったので、撮影前に実際に盛岡に行って渓流釣りのレッスンを受けたんです。
——今作では「川」や「雨」など、“水”が重要なモチーフとなっています。日浅の行動と、水の変容が並行して進んでいきましたが、それは松田さんの演技に触発された表現だと大友さんがおっしゃっていました。
松田 この映画の中で僕が演じた日浅というキャラクターは、今野から見えている側面と、家族や同僚など他の視点から語られる側面と、様々な目線から描かれているんですよね。いろんな人の目線から語られる人って実態がつかめないじゃないですか。かといって、自分で「ミステリアスだ」と意識して演じるのもおかしいし。
だから、今野を演じる綾野君と、会話をキャッチボールしていく中で見えてくる日浅を大事にしていました。始めは戸惑いもありましたけど。
——映画祭で綾野さんは、「まずは演じるというよりもその人物を生きるという感覚が強いです。映画の中でちゃんと生活するということを心掛けました」ともおっしゃっていましたが、松田さんもご自身の感覚を大切にされていたと。
松田 シーンを積み重ねていくことで、つかんでいくことが多かったかもしれないです。そうやって現場で感じたことから、役の可能性を広げていくのが楽しかったですね。
こうやって色々話していたら、結構楽しんで演じていたことを思い出しました(笑)。
——楽しかったんですね(笑)。
松田 大友監督は、セリフが終わってもカットをかけずに撮り続けることが多かったんですが、それも楽しかったです。
——大友監督は松田さんについて、「一人の等身大の人物として、日浅の足を地につけさせようとする姿に刺激を受けた」と現場での印象を語っています。
松田 日浅に限らず、人って誰しもいろんな側面を持っているんじゃないかなと思っていました。自分が思う自分自身と、人から見えている自分の姿って違うこともあるじゃないですか。それは家族だったり親友だったりと、相手との関係性によっても変わるし、そういう、人から見えている自分の姿を知ることで、「自分ってこういう人間なんだな」と形作られていく。
今回の『影裏』というタイトルにもあるように、人は誰でもそういう多面性を持っていると思うんです。だから、日浅も普通に生きているだけで、彼だけが何か特別なわけではないと捉えていました。
——松田さんも、自分が思う自身の姿と、人から見えている印象にギャップを感じることはありますか?
松田 「自分ではそんなつもりじゃなかったのに、そんな風に捉えられていたんだ」と、後から思うことはありますね。
——そういう時は、そのギャップを埋めようとしますか?
松田 ネガティブに受け止められていたら、誤解をときたいとは思いますね。 でも、相手の中にある自分の姿、というのはコントロールできないことだと僕は思うので、ある程度は仕方ないと割り切っています。それよりも、相手が見ている「自分」をどう受け入れるのか、ということじゃないかなって。
——今作の中でも、日浅が、今野の中に映っていた予想外の自分の姿に、戸惑う場面がありますよね。
松田 そうですね。日浅は「え、お前そんな風に俺のこと見てたの?」という驚きがあって一度は拒絶するんですが、その後、二人で夜釣りに行くキャンプの焚き火のシーンで、日浅は今野が見ていた「予想外の自分の姿」を、少し受け入れようとしたんじゃないかと思って演じていました。
——ネタバレになるので詳しくは語れませんが、今野が見ていた「予想外の自分の姿」を日浅が受け入れるということは、相当柔軟に「他人の自分像」を受け入れないといけない気がします。
松田 僕自身も人が自分に対してどう思っているかということをコントロールしたいというよりは、そこに対してどう対応していくか、ということを考える方かもしれません。そういう意味では、日浅の人との付き合い方に似ているかもしれないですね。
「心が動く瞬間」を逃さないように
——綾野さんと松田さん演じる今野と日浅は、釣りをしたりお酒を酌み交わしたりすることで意気投合していきますが、松田さん自身は、どういう時間を重ねると人と距離が縮まっていきますか?
松田 食事を一緒にしたからとか、長い時間話したからとか、特にこれというきっかけはないかもしれないですね。一緒に過ごして楽しかったとは思うけど、一生の友だちになれるかどうかはまた別というか。
そういう意味では、僕は人との付き合いも、自分で選んでいるようで選んでいない、わりと流れに身を任せるようなところがあって。
——日浅は、あれだけ同じ時間を共にした今野の元も、あっさり去ってしまいますよね。その行動も、共感できる部分はありますか?
松田 ひとつのことに固執しない感じは、僕もわかります。きっと日浅は、自分が当たり障りなく誰とでも付き合える性格だから、物静かで内向的な今野に対して、興味を持ったと思うんです。どんな奴か知りたい、と思ったんでしょうね。
でもそれで仲良くなっても、その後、他に優先することや心の動くことがあったら、流れに身を任せていくのかなと。自分の興味主体で、正直に生きているのが日浅なのかなと思います。
——松田さんが固執しないというのは、人間関係でもお仕事の中でも同じでしょうか?
松田 ひとつの考えに固執しないことが多いですね。映画の現場も、今回は役のイメージをあまり固めずに撮影に行ったんですが、作品によってはもっと作り込んでいくこともあります。
こだわりとか固執することで、大事な瞬間を逃すんじゃないかなという気がしていて。自分の気持ちが動いた時にちゃんと行動できるような人間でいたい、と思います。それは仕事でも、普段の人付き合いでも、同じですね。
——お忙しいと思うのですが、映画館には最近行かれていますか?
松田 そうですね、最近だと『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)を観に行きましたね。
——1969年のハリウッドを舞台に、かつて西部劇のスターであった落ち目の俳優と、彼の付き人の専属スタントマン、二人の姿を描いた作品ですね。レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの初共演作としても、話題になりました。
松田 役者としての生き様を見せつけられました。自分に重ねるつもりはなくても、仕事柄、おのずと重ねて観てしまいますよね。
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