一途 第116回 もっと、もっと (图via twi)
もっと走れそうだと思った瞬間に違う表現を
試したくなるだけ。すごさを表したいわけじゃない。
どんな時でも冷静でクレバーで、決して相手の予想とおりの球を返すことはない。シニカルでオリジナルな視点から繰り出される変化球は、二宮さんの魅力のひとつだろう。ところが、この連載の取材の時に放映中だったドラマ『ブラックペアン』について、面白かったと感想を伝えると、「面白いよね。マジで」とひと言。照れるでも冗談めかすでも大げさに誇るでもなく、拍子抜けするほどストレートに語る姿が予想外だった。
——演じている渡海先生が本当にカッコいいし、怖くも見えます。
「そう見えてるならうれしいです。やっぱりキャラとして、そうあってほしいと思ってるからね」
——以前、野球の面白さについて「流れか変わる瞬閧が見えるところ」と語っていましたが、『ブラックペアン』でも、渡海先生が登場した瞬間に、ガラッと流れが変わりますよね。これは意図的に?
「渡海がいる意味というか、役割を考えると、自然とそういうお芝居になるよね。たとえば役者さんは台本に『驚く』って書いてあったら、それはプロだから驚けるんだよ。でも、ドキッとしたりビックリしたりっていう反応は、〝する〟のと〝される〟のでは映り方が全然違うと思うんでよね」
——自然と驚かせたいと思ってお芝居している?
「うん、別に考えてやってるわけではないけど、反射的に表現として出るんじゃないかな。『ブラックペアン』は本当に自由にやらせてもらってる部分があって。リハーサルや本番ごとに芝居を試しながら変えてるから。でも、どういう芝居をするかは監督とも相談するし、共演者の方とも話し合ったりしますよ。『ここ表現を変えていいですか?』って。そうすると、『この人、次に何をするんだろう?』って身構えてくれるでしょ(笑)。それが自然な反応につながることもあるじゃないですか。でも、単純なビックリが欲しいわけではないから、ちゃんと事前に言いますよ。私だって大人ですから(笑)」
——タイミングとか、芝居のセンスが必要そうですね。
「でも、その瞬間が圧倒的であれば、センスがよかろうが悪かろうがなんでもいいと思ってる。何か生み出すってこと自体、もうセンスがあるわけだからさ。単純に、『もうちょといけるな』って思うから、違う表現を試してみたくなるだけ。自分のすごさを表したいがためにやってるわけじゃないから(笑)。〝ジャニーズの人は現場に台本を持ってこない〟とか都市伝説みたいに言われてるらしいけど、オレはちゃんと台本片手にやってますよ(笑)。台詞として出す時に、自分の表現を乗っけて芝居してるだけで」
——どんどん変化しつつ進化するかんじで、熱量を感じるチームだし、楽しそうな現場ですね。
「うん、楽しいよ。もし、俯瞰でものごとを見る立場であれば、ひとつのキャラだけをとがらせて全体のバランスを崩すことはしないと思う。でも実際に演じてみると、意外ともっと走っても大丈夫だなっていう瞬間があって。そういう時に、『渡海ならこの表現もアリなんじゃないか』って提案してみてる。チームで力を合わせて作品をつくっていく醍醐味だよね。僕はね、共演者やスタッフの運がすごくいいと思ってる。本当に誇れることだと思ってるんだよね」
役に入り込んだ時の
役者さんにはかなわない
——日常生活では、同じ食事のメニューを注文し続けたり、変化を嫌うイメージがありますが。
「とは言っても、変化を嫌うほど決まってもないし崩れてもないから、あんまり考えたことないかな。毎日同じ生活をしようと思ったって全然違うじゃん。ドラマを撮る日もあればバラエティをやる日もあるわけで。もっと言うとバラエティは、決められた台詞なんて一個もないからね。ボケたりツッコんだり、無限にアドリブやってるようなものだもん(笑)」
——バラエティの経験があるからこそ、演技をする現場でも変化に対して柔軟でいられる?
「そうかもね。でも、役に入り込んだ役者さんって、なんでもできるんだよ。よくバラエティ番組に映画やドラマの宣伝で役者さんが出演することあるじゃない。そこでスラスラと自然に告知できる人は、そんなに多くなかったりするんだよね。それは役を与えられてない、素の状態だからじゃないかな。役が入り込んだ瞬間に抜群に力を発揮できる技術は、やっぱり役者さんにはかなわないよ」
——俳優とバラエティ、ふたつのスイッチを持っていることは、二宮さんならではの強みなのでは?
「うまい人たちの中でやってるから、それなりに見えるだけじゃないかな(笑)。われわれはスキマ産業だから、あっち行ったりこっち行ったり大変なんですよ(笑)」
もっと走れそうだと思った瞬間に違う表現を
試したくなるだけ。すごさを表したいわけじゃない。
どんな時でも冷静でクレバーで、決して相手の予想とおりの球を返すことはない。シニカルでオリジナルな視点から繰り出される変化球は、二宮さんの魅力のひとつだろう。ところが、この連載の取材の時に放映中だったドラマ『ブラックペアン』について、面白かったと感想を伝えると、「面白いよね。マジで」とひと言。照れるでも冗談めかすでも大げさに誇るでもなく、拍子抜けするほどストレートに語る姿が予想外だった。
——演じている渡海先生が本当にカッコいいし、怖くも見えます。
「そう見えてるならうれしいです。やっぱりキャラとして、そうあってほしいと思ってるからね」
——以前、野球の面白さについて「流れか変わる瞬閧が見えるところ」と語っていましたが、『ブラックペアン』でも、渡海先生が登場した瞬間に、ガラッと流れが変わりますよね。これは意図的に?
「渡海がいる意味というか、役割を考えると、自然とそういうお芝居になるよね。たとえば役者さんは台本に『驚く』って書いてあったら、それはプロだから驚けるんだよ。でも、ドキッとしたりビックリしたりっていう反応は、〝する〟のと〝される〟のでは映り方が全然違うと思うんでよね」
——自然と驚かせたいと思ってお芝居している?
「うん、別に考えてやってるわけではないけど、反射的に表現として出るんじゃないかな。『ブラックペアン』は本当に自由にやらせてもらってる部分があって。リハーサルや本番ごとに芝居を試しながら変えてるから。でも、どういう芝居をするかは監督とも相談するし、共演者の方とも話し合ったりしますよ。『ここ表現を変えていいですか?』って。そうすると、『この人、次に何をするんだろう?』って身構えてくれるでしょ(笑)。それが自然な反応につながることもあるじゃないですか。でも、単純なビックリが欲しいわけではないから、ちゃんと事前に言いますよ。私だって大人ですから(笑)」
——タイミングとか、芝居のセンスが必要そうですね。
「でも、その瞬間が圧倒的であれば、センスがよかろうが悪かろうがなんでもいいと思ってる。何か生み出すってこと自体、もうセンスがあるわけだからさ。単純に、『もうちょといけるな』って思うから、違う表現を試してみたくなるだけ。自分のすごさを表したいがためにやってるわけじゃないから(笑)。〝ジャニーズの人は現場に台本を持ってこない〟とか都市伝説みたいに言われてるらしいけど、オレはちゃんと台本片手にやってますよ(笑)。台詞として出す時に、自分の表現を乗っけて芝居してるだけで」
——どんどん変化しつつ進化するかんじで、熱量を感じるチームだし、楽しそうな現場ですね。
「うん、楽しいよ。もし、俯瞰でものごとを見る立場であれば、ひとつのキャラだけをとがらせて全体のバランスを崩すことはしないと思う。でも実際に演じてみると、意外ともっと走っても大丈夫だなっていう瞬間があって。そういう時に、『渡海ならこの表現もアリなんじゃないか』って提案してみてる。チームで力を合わせて作品をつくっていく醍醐味だよね。僕はね、共演者やスタッフの運がすごくいいと思ってる。本当に誇れることだと思ってるんだよね」
役に入り込んだ時の
役者さんにはかなわない
——日常生活では、同じ食事のメニューを注文し続けたり、変化を嫌うイメージがありますが。
「とは言っても、変化を嫌うほど決まってもないし崩れてもないから、あんまり考えたことないかな。毎日同じ生活をしようと思ったって全然違うじゃん。ドラマを撮る日もあればバラエティをやる日もあるわけで。もっと言うとバラエティは、決められた台詞なんて一個もないからね。ボケたりツッコんだり、無限にアドリブやってるようなものだもん(笑)」
——バラエティの経験があるからこそ、演技をする現場でも変化に対して柔軟でいられる?
「そうかもね。でも、役に入り込んだ役者さんって、なんでもできるんだよ。よくバラエティ番組に映画やドラマの宣伝で役者さんが出演することあるじゃない。そこでスラスラと自然に告知できる人は、そんなに多くなかったりするんだよね。それは役を与えられてない、素の状態だからじゃないかな。役が入り込んだ瞬間に抜群に力を発揮できる技術は、やっぱり役者さんにはかなわないよ」
——俳優とバラエティ、ふたつのスイッチを持っていることは、二宮さんならではの強みなのでは?
「うまい人たちの中でやってるから、それなりに見えるだけじゃないかな(笑)。われわれはスキマ産業だから、あっち行ったりこっち行ったり大変なんですよ(笑)」
#朝美绚# 単独初主演へ意気込む朝美絢(撮影・奥田泰也)https://t.cn/Rn6fPfW
今春10年目を迎える雪組の人気スター、朝美絢(あさみ・じゅん)が、故郷・鎌倉の英雄、源義経を演じて単独初主演に臨む。作品は「義経妖狐夢幻桜(よしつねようこむげんざくら)」。NHKの大河ドラマで義経を演じた滝沢秀明の憂い、悩みを参考に役作り。「男役10年」の節目には「攻めたい」と目標を口にした。兵庫・宝塚バウホールで29日に開幕し、4月9日まで。
バウ単独初主演作の役は、故郷のあこがれ人だった。源義経を主人公にした和風ロックミュージカルだ。
「鎌倉出身なので小学校の頃、授業で源氏について調べましたし、修学旅行で平泉にも行きました」
義経の兄、源頼朝が初の武家政治を敷いた神奈川・鎌倉で育った。義経が兄に追われ、落ち延びた岩手・平泉への修学旅行の思い出と、今作を重ねあわせる。
「義経のその後、夢の中の話といいますか、ファンタジーですね。キツネに幻の村へ導かれていきます」
キツネにふんする3期下の星南(せいな)のぞみがヒロイン。淡い恋もある。人に翻弄(ほんろう)され、葛藤する義経役にあたり、大河ドラマの滝沢秀明を参考に役作りに励む。
「(演出の)谷(貴矢)先生から葛藤、迷いを見せて、と言われまして。(滝沢が義経を演じた)大河ドラマを見ていると、情がすごくあった人だと思いました。でも、情だけでは許されない時代ゆえに、悩みもあったろうと。子供の頃は『地元のヒーロー』って思っていましたが」
自身は今、センターの重みを実感する。
「でも、あまり真ん中だからって思わないように。いつも通り、役に集中して立っていようと」
浮足立つことはない。義経らしい、身軽な身のこなしも意識している。
「めっぽう強い義経なので、筋トレに励んでいます(笑い)。マントも着るので、ダンスの中にも優雅さを出していきたい」
権力を握った兄から追われる身になっても、忠実な従者を失わなかった義経から、リーダー像も学ぶ。
「情でつながる仲間がたくさんいた。彼の人柄によると思います。優しさとリーダーシップ。私もそんな風になれたらいいなと、すごく思っています」
昨年5月、月組から雪組へ。「男役10年」を前にした転機。意識も変わった。
「こなさなければ、というプレッシャーより、与えられたことを絶対、想像以上のレベルで見せてやろうと思うように。このままの勢いで進んでいけたら」
舞台姿はもちろん、素顔も美貌の人。外見をほめられることに以前は戸惑いもあったが、今は前向きにとらえている。
「ビジュアル面を取り上げていただくことも多いですし、おしゃれも大好きなので、その先端をいけたら。タカラジェンヌなので、きれいでいたいなとは思いますよね」
勝負の1年になる。
「10年目となった先輩たちはドシッとしたイメージがあったので、私ももっと落ち着けるかなと思っていたんですけど(笑い)。でも今、いい意味で余裕が出てきた。だからこそ、攻め続けたい。今年は攻める。いろんな物を見て吸収して、作品や役には、ニュートラルで向かいたい」
満面笑み。瞳はキラキラ輝く。確かな自信が宿っている。【村上久美子】
◆「義経妖狐夢幻桜」(作・演出=谷貴矢氏) 天才軍略家のヨシツネ(朝美絢)は、平家を打倒した英雄。だが、兄のヨリトモ(永久輝せあ)から存在を危険視され、追われる身となっていた。逃避行を続けるうち、ツネ(星南のぞみ)と名乗るキツネつきの少女と出会う。少女の願いをかなえる約束をし、従者ベンケイ(真那春人)とともに、隠れ里へ導かれて不思議な村へ入る。幻想的な世界観を下敷きにした和風ロックミュージカル。
☆朝美絢(あさみ・じゅん)11月6日、神奈川県鎌倉市生まれ。09年入団。95期生。月組配属。14年「PUCK」で新人公演初主演。15年バウ・ワークショップで暁千星とダブル主演。前トップ龍真咲の退団公演だった16年「NOBUNAGA」では初の女役。昨年5月、同期の月城かなとと入れ替わり雪組へ。身長169センチ。愛称「あーさ」「J」。
今春10年目を迎える雪組の人気スター、朝美絢(あさみ・じゅん)が、故郷・鎌倉の英雄、源義経を演じて単独初主演に臨む。作品は「義経妖狐夢幻桜(よしつねようこむげんざくら)」。NHKの大河ドラマで義経を演じた滝沢秀明の憂い、悩みを参考に役作り。「男役10年」の節目には「攻めたい」と目標を口にした。兵庫・宝塚バウホールで29日に開幕し、4月9日まで。
バウ単独初主演作の役は、故郷のあこがれ人だった。源義経を主人公にした和風ロックミュージカルだ。
「鎌倉出身なので小学校の頃、授業で源氏について調べましたし、修学旅行で平泉にも行きました」
義経の兄、源頼朝が初の武家政治を敷いた神奈川・鎌倉で育った。義経が兄に追われ、落ち延びた岩手・平泉への修学旅行の思い出と、今作を重ねあわせる。
「義経のその後、夢の中の話といいますか、ファンタジーですね。キツネに幻の村へ導かれていきます」
キツネにふんする3期下の星南(せいな)のぞみがヒロイン。淡い恋もある。人に翻弄(ほんろう)され、葛藤する義経役にあたり、大河ドラマの滝沢秀明を参考に役作りに励む。
「(演出の)谷(貴矢)先生から葛藤、迷いを見せて、と言われまして。(滝沢が義経を演じた)大河ドラマを見ていると、情がすごくあった人だと思いました。でも、情だけでは許されない時代ゆえに、悩みもあったろうと。子供の頃は『地元のヒーロー』って思っていましたが」
自身は今、センターの重みを実感する。
「でも、あまり真ん中だからって思わないように。いつも通り、役に集中して立っていようと」
浮足立つことはない。義経らしい、身軽な身のこなしも意識している。
「めっぽう強い義経なので、筋トレに励んでいます(笑い)。マントも着るので、ダンスの中にも優雅さを出していきたい」
権力を握った兄から追われる身になっても、忠実な従者を失わなかった義経から、リーダー像も学ぶ。
「情でつながる仲間がたくさんいた。彼の人柄によると思います。優しさとリーダーシップ。私もそんな風になれたらいいなと、すごく思っています」
昨年5月、月組から雪組へ。「男役10年」を前にした転機。意識も変わった。
「こなさなければ、というプレッシャーより、与えられたことを絶対、想像以上のレベルで見せてやろうと思うように。このままの勢いで進んでいけたら」
舞台姿はもちろん、素顔も美貌の人。外見をほめられることに以前は戸惑いもあったが、今は前向きにとらえている。
「ビジュアル面を取り上げていただくことも多いですし、おしゃれも大好きなので、その先端をいけたら。タカラジェンヌなので、きれいでいたいなとは思いますよね」
勝負の1年になる。
「10年目となった先輩たちはドシッとしたイメージがあったので、私ももっと落ち着けるかなと思っていたんですけど(笑い)。でも今、いい意味で余裕が出てきた。だからこそ、攻め続けたい。今年は攻める。いろんな物を見て吸収して、作品や役には、ニュートラルで向かいたい」
満面笑み。瞳はキラキラ輝く。確かな自信が宿っている。【村上久美子】
◆「義経妖狐夢幻桜」(作・演出=谷貴矢氏) 天才軍略家のヨシツネ(朝美絢)は、平家を打倒した英雄。だが、兄のヨリトモ(永久輝せあ)から存在を危険視され、追われる身となっていた。逃避行を続けるうち、ツネ(星南のぞみ)と名乗るキツネつきの少女と出会う。少女の願いをかなえる約束をし、従者ベンケイ(真那春人)とともに、隠れ里へ導かれて不思議な村へ入る。幻想的な世界観を下敷きにした和風ロックミュージカル。
☆朝美絢(あさみ・じゅん)11月6日、神奈川県鎌倉市生まれ。09年入団。95期生。月組配属。14年「PUCK」で新人公演初主演。15年バウ・ワークショップで暁千星とダブル主演。前トップ龍真咲の退団公演だった16年「NOBUNAGA」では初の女役。昨年5月、同期の月城かなとと入れ替わり雪組へ。身長169センチ。愛称「あーさ」「J」。
海贼TV版动画监督深泽敏则专访:
――今回、キービジュアルが新しくなりましたが、込められた思いをお聞かせください。
シンプルに仕上げた"ルフィvsサンジ"のビジュアルと対比になるよう、にぎやかにしたいという気持ちがありました。
登場キャラクターもかなり多いのですが、できる限りたくさん入れています。本当はもっと出したかったのですが…(笑)。あとは、ルフィたちがビッグ・マムたちから逃げている構図にはなっているものの、敵を蹴散らしながら、逃げつつも戦っている様子を描きました。
――"地獄のお茶会編"序盤の見どころはどの辺りでしょうか?
まず一番近々に行われる、サンジとプリンの結婚式は見どころの1つです。"ミュージカル"にはかなりこだわっていて、特にお茶会が始まる直前の、ビッグ・ゲスト達の登場シーンは4分の曲を田中公平さんにまるまる書き下ろしていただきました。原作を読んだときはアニメでどのように表現したものか悩みましたが、その話数の演出さんの力もあって、ミュージカルシーンをもっとやりたいなと思うくらいには楽しんでいました(笑)。
それからもう少し先になりますが、ジェルマ66のアクションシーンですね。原作で描かれている描写よりも、アニメではそれぞれの個性を活かしたアクロバティックな動きをより増やしていく予定です。変身シーンも東映アニメーションの腕が鳴りますね(笑)。期待していて下さい。
――今回、尾田先生との関わりはありましたでしょうか?
スタッフ一同驚愕だったのが、100名を超えるビッグ・マムの子供たち全員のラフデザイン、名前、生まれた年、双子や三つ子、などの詳細な設定が、かなり早い段階で出来上がっていたことです。ハードな週刊連載のなかで、一体どうやったらあんな膨大で緻密な設定が作れるのか、とても驚きました。アニメでは先生が描かれたそのメモやスケッチを元にキャラクターを動かしていますし、さらに兄弟の繋がりが感じられるように意識しています。キャストさんのお芝居にも、この資料をもとに指示を出させてもらっていて、参考にさせていただいています。
ちなみに、原作では名前が書かれていなかったりするのですが、アニメではクレジットに書かれていますのでぜひ確認してみてください。
――「地獄のお茶会編」の設定に関する裏話があれば教えてください。
原作のお茶会場の雰囲気をより表現するために、会場を取り囲むスイーツをすべてCGで制作しました。制作するにあたって、普通のスイーツよりも毒々しい色をあえてチョイスし、会場のにぎやかな雰囲気の中にあるファンタジーな部分を引き出しています。とくに色遣いや配置などはとてもこだわっているので、原作のお茶会の雰囲気をしっかり出せていると思います。
――これから製作する中で、楽しみなシーンはどの辺りでしょうか?
後半の話になりますが、カタクリというキャラクターを描いていくこと、そしてルフィとの戦闘シーンはとても楽しみではあります。
カタクリはルフィの懸賞金の2倍程ですが、ルフィがどう戦って成長していくのか、男気溢れる2人の熱い戦いは力を入れて描いていきたいです。オープニング映像でも一部「ルフィvsカタクリ」に変更されているので、そちらもご覧いただければと思います。
(オープニング映像の一部)
――地獄のお茶会編にはとても多くのキャラクターが登場しますが、深澤監督自身がお気に入りのキャラクターはいますか?
個人的にベッジが好きです。ゴッドファーザー的な存在感を放つシーンや、ベッジ自体の凄みや、品格、ちょっとしたお茶目さなどアニメでもしっかり表現していきたいです。ベッジファミリーのヴィトやゴッティも性格的に良いキャラなので、ファミリーのキャラもより強調して描いていきたいです!
――「地獄のお茶会編」を楽しみにされている皆さまに、一言お願いします。
それぞれの思惑が絡み合ったサンジとプリンの渦巻く結婚式もそうですが、四皇の意地にかけてルフィたちを追うビッグ・マム海賊団と、それを蹴散らし逃げるルフィたち。果たして無事に逃げ切ることができるのか?逃走劇はノンストップで駆け抜けていきます。
四皇ビッグ・マムと直接対峙するルフィ、ジンベエの驚きの行動、カタクリをはじめとする圧倒的な実力のビッグ・マム海賊団、ビッグ・マムの知られざる事実など、地獄のお茶会編はよりド派手に展開していきますので、ぜひ楽しんで見ていただきたいです。
――深澤さん、ありがとうございました。
ビッグ・マムとの全面対決が始まる、アニメ『ONE PIECE』地獄のお茶会編は、毎週日曜フジテレビほかにて朝9時半から放送中です!
――今回、キービジュアルが新しくなりましたが、込められた思いをお聞かせください。
シンプルに仕上げた"ルフィvsサンジ"のビジュアルと対比になるよう、にぎやかにしたいという気持ちがありました。
登場キャラクターもかなり多いのですが、できる限りたくさん入れています。本当はもっと出したかったのですが…(笑)。あとは、ルフィたちがビッグ・マムたちから逃げている構図にはなっているものの、敵を蹴散らしながら、逃げつつも戦っている様子を描きました。
――"地獄のお茶会編"序盤の見どころはどの辺りでしょうか?
まず一番近々に行われる、サンジとプリンの結婚式は見どころの1つです。"ミュージカル"にはかなりこだわっていて、特にお茶会が始まる直前の、ビッグ・ゲスト達の登場シーンは4分の曲を田中公平さんにまるまる書き下ろしていただきました。原作を読んだときはアニメでどのように表現したものか悩みましたが、その話数の演出さんの力もあって、ミュージカルシーンをもっとやりたいなと思うくらいには楽しんでいました(笑)。
それからもう少し先になりますが、ジェルマ66のアクションシーンですね。原作で描かれている描写よりも、アニメではそれぞれの個性を活かしたアクロバティックな動きをより増やしていく予定です。変身シーンも東映アニメーションの腕が鳴りますね(笑)。期待していて下さい。
――今回、尾田先生との関わりはありましたでしょうか?
スタッフ一同驚愕だったのが、100名を超えるビッグ・マムの子供たち全員のラフデザイン、名前、生まれた年、双子や三つ子、などの詳細な設定が、かなり早い段階で出来上がっていたことです。ハードな週刊連載のなかで、一体どうやったらあんな膨大で緻密な設定が作れるのか、とても驚きました。アニメでは先生が描かれたそのメモやスケッチを元にキャラクターを動かしていますし、さらに兄弟の繋がりが感じられるように意識しています。キャストさんのお芝居にも、この資料をもとに指示を出させてもらっていて、参考にさせていただいています。
ちなみに、原作では名前が書かれていなかったりするのですが、アニメではクレジットに書かれていますのでぜひ確認してみてください。
――「地獄のお茶会編」の設定に関する裏話があれば教えてください。
原作のお茶会場の雰囲気をより表現するために、会場を取り囲むスイーツをすべてCGで制作しました。制作するにあたって、普通のスイーツよりも毒々しい色をあえてチョイスし、会場のにぎやかな雰囲気の中にあるファンタジーな部分を引き出しています。とくに色遣いや配置などはとてもこだわっているので、原作のお茶会の雰囲気をしっかり出せていると思います。
――これから製作する中で、楽しみなシーンはどの辺りでしょうか?
後半の話になりますが、カタクリというキャラクターを描いていくこと、そしてルフィとの戦闘シーンはとても楽しみではあります。
カタクリはルフィの懸賞金の2倍程ですが、ルフィがどう戦って成長していくのか、男気溢れる2人の熱い戦いは力を入れて描いていきたいです。オープニング映像でも一部「ルフィvsカタクリ」に変更されているので、そちらもご覧いただければと思います。
(オープニング映像の一部)
――地獄のお茶会編にはとても多くのキャラクターが登場しますが、深澤監督自身がお気に入りのキャラクターはいますか?
個人的にベッジが好きです。ゴッドファーザー的な存在感を放つシーンや、ベッジ自体の凄みや、品格、ちょっとしたお茶目さなどアニメでもしっかり表現していきたいです。ベッジファミリーのヴィトやゴッティも性格的に良いキャラなので、ファミリーのキャラもより強調して描いていきたいです!
――「地獄のお茶会編」を楽しみにされている皆さまに、一言お願いします。
それぞれの思惑が絡み合ったサンジとプリンの渦巻く結婚式もそうですが、四皇の意地にかけてルフィたちを追うビッグ・マム海賊団と、それを蹴散らし逃げるルフィたち。果たして無事に逃げ切ることができるのか?逃走劇はノンストップで駆け抜けていきます。
四皇ビッグ・マムと直接対峙するルフィ、ジンベエの驚きの行動、カタクリをはじめとする圧倒的な実力のビッグ・マム海賊団、ビッグ・マムの知られざる事実など、地獄のお茶会編はよりド派手に展開していきますので、ぜひ楽しんで見ていただきたいです。
――深澤さん、ありがとうございました。
ビッグ・マムとの全面対決が始まる、アニメ『ONE PIECE』地獄のお茶会編は、毎週日曜フジテレビほかにて朝9時半から放送中です!
✋热门推荐