【K校组声优特别采访 后篇】
⏤アフレコは5人そろって実施できたと伺いました。アフレコ後のコメントはそれぞれ頂きましたが、その他に何かエピソードなどあったら教えてください。
神奈:僕はとにかく緊張していました。カタカタって震える音が入るんじゃないかってくらい(笑)。とにかく古谷さんとご一緒出来るという喜びと、緊張でいっぱいでしたね。そして同じ時間を沢山過ごしてきた同期の三木君と緑川君、洋画の現場でご一緒させていただくことも多かった東地さんと一緒に収録することが出来て嬉しかったです。
古谷:とにかく神奈君が物凄く緊張していた記憶しかないです(笑)。緊張をほぐそうと思って、アフレコ時期に咲いていたカンナの花の写真を見せたんですけど、かえって緊張したみたいで(笑)。
神奈:「きれいですね……」しか言えなかったですね(笑)。僕、小心者なんですよ。
緑川:神奈君のことは昔から知っているけど、本当に緊張しいだよね。一緒に歌ったり踊ったりする時にいつも「緊張する!」って言ってる(笑)。どっしりしてそうに見えるのに凄く緊張しているからギャップがあって可愛いんです。
三木:僕は今回はそこまで出番は多くないのですが、とにかく集中していました。勿論どの役を任せて頂いてもありがたいのですが、かなりの年月を経てから再び彼の声を担当させていただくことになったことと、何よりもこの素敵なメンバーと同期の仲間としてご一緒出来るので嬉しかったんです。あと、アフレコ後にみんなでサインを描く機会があったのですが、“萩原陣平”って書いちゃったんです(笑)。松田のことを「陣平ちゃん、陣平ちゃん」ってずっと呼んでいるから2回くらい続けて間違えちゃって。松田とずっとコンビを組んでいましたし、神奈君と一緒になる作品も多かったので、どちらの意味でも“同期”という関係性はありがたいなって思いました。
⏤東地さんは初参加してみていかがでしたか?
東地:皆さんと一緒にアフレコできるという事がまず凄いことですし、これはもうやるしかないなと思いました。ご時世柄、普段だったらマイクは2~3本くらいで、5人全員いっぺんに録るということは出来ないんですけど、今回はスタジオが分かれていて、遠隔操作でみなさんの声を聴きながら一緒にアフレコすることが出来たので良かったなと。キャラクターに対する各々のアプローチも知ることができましたし、個性が強いメンバーのリーダーシップをとらなくてはいけない役なのでやりがいもありますし、とにかく強くいなくてはいけないんだという事を改めて感じることが出来ました。
古谷:僕のメモによると、東地君はロビーでずっとコミックを読んでいましたね。そして第一声から全く違和感がありませんでした。三木君は台本では萩原が「松田」と呼ぶと書いてあったのですが、やっぱり「陣平ちゃん」の方が良いのでは? と提案して採用されていました。緑川君はアフレコの時点では絵が不完全だったので、動きや表情をとても詳細に確認していました。あとは、座長の高山みなみさんは、僕らのアフレコをする日に出番はなかったのですが、約束したからと僕が大好きな水ようかんを沢山買ってきてくれたんです。勿論僕は冷えているのをその場で一つ頂いて、こっそり5つ持ち帰りました!
(一同笑い)
三木:古谷さんは外国語もアフレコされていましたけど、凄かったですよね。完璧でした!
古谷:さすがにプレッシャーがありましたね。降谷零って何でもできちゃうから困りますよね……。
⏤どんなことでも出来ないといけないですもんね。どんどんハードルが上がっていく……。
古谷:そうなんですよ! ハードルがどんどん高くなっていって、どんどん古谷徹という実態から離れていくんです(笑)。一生懸命追いかけていかなくちゃいけない。
⏤改めて思うと、降谷は殉職してしまった4人の特技や長所を吸収していって“安室”になっていっているんですもんね。
古谷:まさにそうですね。警察学校編を経て改めて感じることが出来ました。
⏤それでは皆さんが演じられているキャラクターの魅力や、警察学校組の関係性をどう捉えているのかを教えてください。
東地:伊達は彼らの中では唯一彼女がいるキャラクターなんです。しかも金髪の美女。5人の中で、伊達だけ顔面の作画が違うのに、彼にだけ彼女がいるっていうのが面白いですよね。あとはリーダーという事もありますが、みんなを明るくさせるキャラクターだと思います。5人の中では唯一誰かの幼馴染ではないのですが、グループにはそういう人が一人はいた方が良いと思うので、みんなとは少し立場が違うというのも面白さの一つかなと。父親のことで色々とありましたが、本当の強さとは何かを仲間から知ることが出来たというのも深いですよね。
神奈:松田の魅力はやんちゃなところですかね。あとは機械に詳しいところ! その技術が人の役に立っているんです。あとは思いっきりが良い男なので、決して男前に決めているわけではないのにカッコよく見えちゃう。人間力が高い男だと思います。最初は萩原にしか心を開いていなかったけれど、警察学校時代の様々な事件を通して仲間たちと打ち解けていく姿や、信頼感が生まれていく姿も見ていて気持ちがいいです。
古谷:降谷は何でもできてしまうので……まさに理想の男ですよね。今回の劇場版では英語以外の外国語も話していますし、物凄いジャンプも披露していますから。どんどんスキルが増えていくのを感じています。
緑川:降谷とは違って、諸伏は能力的にどんなところが秀でているのかがあまり描かれていないのですが、あえて等身大でいいのかなって思っています。警察学校編では諸伏だけが全体を通じて事件に関係している分、個性的な同期の中では割と普通なのかなって。あとは警察学校時代の諸伏は無精ひげがないので可愛いですよね。個人的には可愛いポジションをまっとうしたいと思っています!
三木:萩原はとにかく人当たりが良いやつ。周りの空気を敏感に感じ取って、嫌な気持ちにさせることなく、距離感を絶妙に縮めることが出来る男だと思います。この5人をみていると、時間の長さだけではなくて、付き合い方の密度が大事なんだと改めて感じました。あと、彼らは自分の為にというよりも、誰かの為にとか、お互いを想いあって考えて動くので、その姿が印象的です。
⏤それでは最後に劇場版の見どころと、ファンの皆様へのメッセージをお願いします。
東地:劇場版という事でみなさん本当に楽しみにされていると思いますが、僕も完成が楽しみです。警察学校組にもぜひ注目していただきつつ、主人公のコナン君が全体を通して複雑な事件をどう解決していくのかにもご期待ください。
神奈:劇場版ならではの臨場感や、TVシリーズとは違うスペシャル感を味わっていただきたいですね。我々警察学校組も活躍しますから、そこもぜひ注目してください。誰かを守りたいという気持ちに胸を打たれると思います。
緑川:警察学校組が劇場版に初登場という事で、ぜひ注目していただきたいのですが、もしこの作品を観て彼らを気に入ってもらえたならば、その感想をしかるべきところに送っていただきたいです(笑)。そうしたら、もしかしたらゼロが僕らが出てくる長い夢を観てくれるとか、何かが生まれる可能性も……あるかも? まだまだ出演したいと思うので、ぜひお願いします。
三木:高木と佐藤の関係性にも注目ですね。ポスタービジュアルの情報量がとにかく多いのですが、それだけ密度が濃い内容になっていますし、ちゃんと1本のストーリーとなって完結しますし、息をもつかせぬ展開が目白押しです。警察学校組の4人は既に過去の人たちではありますが、彼らの秘められていた熱や想いがちゃんとスクリーンの中に描かれていますので、色々な側面から観て楽しんでください。
古谷:まず、警察学校組が大きなスクリーンの中で生き生きと活躍しているところが見どころです。あと、降谷が何回も飛ぶのも見どころです。そして今作の舞台となっているのは、普段僕もしょっちゅう行っている渋谷なのですが、見慣れた渋谷の街並みが大変なことになってしまいます。コナン君はどうやってこの事件を解決するのかにもぜひ注目して欲しいですね。警察学校組は勿論、コナン君や高木刑事、佐藤刑事など、色々なキャラクターの視点から観てもらえたら、何度でも楽しめると思います。
⏤アフレコは5人そろって実施できたと伺いました。アフレコ後のコメントはそれぞれ頂きましたが、その他に何かエピソードなどあったら教えてください。
神奈:僕はとにかく緊張していました。カタカタって震える音が入るんじゃないかってくらい(笑)。とにかく古谷さんとご一緒出来るという喜びと、緊張でいっぱいでしたね。そして同じ時間を沢山過ごしてきた同期の三木君と緑川君、洋画の現場でご一緒させていただくことも多かった東地さんと一緒に収録することが出来て嬉しかったです。
古谷:とにかく神奈君が物凄く緊張していた記憶しかないです(笑)。緊張をほぐそうと思って、アフレコ時期に咲いていたカンナの花の写真を見せたんですけど、かえって緊張したみたいで(笑)。
神奈:「きれいですね……」しか言えなかったですね(笑)。僕、小心者なんですよ。
緑川:神奈君のことは昔から知っているけど、本当に緊張しいだよね。一緒に歌ったり踊ったりする時にいつも「緊張する!」って言ってる(笑)。どっしりしてそうに見えるのに凄く緊張しているからギャップがあって可愛いんです。
三木:僕は今回はそこまで出番は多くないのですが、とにかく集中していました。勿論どの役を任せて頂いてもありがたいのですが、かなりの年月を経てから再び彼の声を担当させていただくことになったことと、何よりもこの素敵なメンバーと同期の仲間としてご一緒出来るので嬉しかったんです。あと、アフレコ後にみんなでサインを描く機会があったのですが、“萩原陣平”って書いちゃったんです(笑)。松田のことを「陣平ちゃん、陣平ちゃん」ってずっと呼んでいるから2回くらい続けて間違えちゃって。松田とずっとコンビを組んでいましたし、神奈君と一緒になる作品も多かったので、どちらの意味でも“同期”という関係性はありがたいなって思いました。
⏤東地さんは初参加してみていかがでしたか?
東地:皆さんと一緒にアフレコできるという事がまず凄いことですし、これはもうやるしかないなと思いました。ご時世柄、普段だったらマイクは2~3本くらいで、5人全員いっぺんに録るということは出来ないんですけど、今回はスタジオが分かれていて、遠隔操作でみなさんの声を聴きながら一緒にアフレコすることが出来たので良かったなと。キャラクターに対する各々のアプローチも知ることができましたし、個性が強いメンバーのリーダーシップをとらなくてはいけない役なのでやりがいもありますし、とにかく強くいなくてはいけないんだという事を改めて感じることが出来ました。
古谷:僕のメモによると、東地君はロビーでずっとコミックを読んでいましたね。そして第一声から全く違和感がありませんでした。三木君は台本では萩原が「松田」と呼ぶと書いてあったのですが、やっぱり「陣平ちゃん」の方が良いのでは? と提案して採用されていました。緑川君はアフレコの時点では絵が不完全だったので、動きや表情をとても詳細に確認していました。あとは、座長の高山みなみさんは、僕らのアフレコをする日に出番はなかったのですが、約束したからと僕が大好きな水ようかんを沢山買ってきてくれたんです。勿論僕は冷えているのをその場で一つ頂いて、こっそり5つ持ち帰りました!
(一同笑い)
三木:古谷さんは外国語もアフレコされていましたけど、凄かったですよね。完璧でした!
古谷:さすがにプレッシャーがありましたね。降谷零って何でもできちゃうから困りますよね……。
⏤どんなことでも出来ないといけないですもんね。どんどんハードルが上がっていく……。
古谷:そうなんですよ! ハードルがどんどん高くなっていって、どんどん古谷徹という実態から離れていくんです(笑)。一生懸命追いかけていかなくちゃいけない。
⏤改めて思うと、降谷は殉職してしまった4人の特技や長所を吸収していって“安室”になっていっているんですもんね。
古谷:まさにそうですね。警察学校編を経て改めて感じることが出来ました。
⏤それでは皆さんが演じられているキャラクターの魅力や、警察学校組の関係性をどう捉えているのかを教えてください。
東地:伊達は彼らの中では唯一彼女がいるキャラクターなんです。しかも金髪の美女。5人の中で、伊達だけ顔面の作画が違うのに、彼にだけ彼女がいるっていうのが面白いですよね。あとはリーダーという事もありますが、みんなを明るくさせるキャラクターだと思います。5人の中では唯一誰かの幼馴染ではないのですが、グループにはそういう人が一人はいた方が良いと思うので、みんなとは少し立場が違うというのも面白さの一つかなと。父親のことで色々とありましたが、本当の強さとは何かを仲間から知ることが出来たというのも深いですよね。
神奈:松田の魅力はやんちゃなところですかね。あとは機械に詳しいところ! その技術が人の役に立っているんです。あとは思いっきりが良い男なので、決して男前に決めているわけではないのにカッコよく見えちゃう。人間力が高い男だと思います。最初は萩原にしか心を開いていなかったけれど、警察学校時代の様々な事件を通して仲間たちと打ち解けていく姿や、信頼感が生まれていく姿も見ていて気持ちがいいです。
古谷:降谷は何でもできてしまうので……まさに理想の男ですよね。今回の劇場版では英語以外の外国語も話していますし、物凄いジャンプも披露していますから。どんどんスキルが増えていくのを感じています。
緑川:降谷とは違って、諸伏は能力的にどんなところが秀でているのかがあまり描かれていないのですが、あえて等身大でいいのかなって思っています。警察学校編では諸伏だけが全体を通じて事件に関係している分、個性的な同期の中では割と普通なのかなって。あとは警察学校時代の諸伏は無精ひげがないので可愛いですよね。個人的には可愛いポジションをまっとうしたいと思っています!
三木:萩原はとにかく人当たりが良いやつ。周りの空気を敏感に感じ取って、嫌な気持ちにさせることなく、距離感を絶妙に縮めることが出来る男だと思います。この5人をみていると、時間の長さだけではなくて、付き合い方の密度が大事なんだと改めて感じました。あと、彼らは自分の為にというよりも、誰かの為にとか、お互いを想いあって考えて動くので、その姿が印象的です。
⏤それでは最後に劇場版の見どころと、ファンの皆様へのメッセージをお願いします。
東地:劇場版という事でみなさん本当に楽しみにされていると思いますが、僕も完成が楽しみです。警察学校組にもぜひ注目していただきつつ、主人公のコナン君が全体を通して複雑な事件をどう解決していくのかにもご期待ください。
神奈:劇場版ならではの臨場感や、TVシリーズとは違うスペシャル感を味わっていただきたいですね。我々警察学校組も活躍しますから、そこもぜひ注目してください。誰かを守りたいという気持ちに胸を打たれると思います。
緑川:警察学校組が劇場版に初登場という事で、ぜひ注目していただきたいのですが、もしこの作品を観て彼らを気に入ってもらえたならば、その感想をしかるべきところに送っていただきたいです(笑)。そうしたら、もしかしたらゼロが僕らが出てくる長い夢を観てくれるとか、何かが生まれる可能性も……あるかも? まだまだ出演したいと思うので、ぜひお願いします。
三木:高木と佐藤の関係性にも注目ですね。ポスタービジュアルの情報量がとにかく多いのですが、それだけ密度が濃い内容になっていますし、ちゃんと1本のストーリーとなって完結しますし、息をもつかせぬ展開が目白押しです。警察学校組の4人は既に過去の人たちではありますが、彼らの秘められていた熱や想いがちゃんとスクリーンの中に描かれていますので、色々な側面から観て楽しんでください。
古谷:まず、警察学校組が大きなスクリーンの中で生き生きと活躍しているところが見どころです。あと、降谷が何回も飛ぶのも見どころです。そして今作の舞台となっているのは、普段僕もしょっちゅう行っている渋谷なのですが、見慣れた渋谷の街並みが大変なことになってしまいます。コナン君はどうやってこの事件を解決するのかにもぜひ注目して欲しいですね。警察学校組は勿論、コナン君や高木刑事、佐藤刑事など、色々なキャラクターの視点から観てもらえたら、何度でも楽しめると思います。
【新闻】髙橋ひかる、映画「おそ松さん」から続いたコメディー作品で学んだこと――「村井の恋」インタビュー【後編】
TBSで今春スタートした新しい深夜ドラマ枠「ドラマストリーム」(火曜深夜0:58)の1作目「村井の恋」は、電子コミックサービス・LINEマンガ限定レーベル・ジーンLINEにて好評連載中で、「次にくるマンガ大賞2019」webマンガ部門で2位に輝いた同名漫画を原作にしたドラマ。
乙女ゲームの“推し”キャラクターに本気で恋をする教師と、その教師に恋をして猪突猛進にその感情をぶつける男子生徒の恋愛模様を描いたノンストップ・ラブコメディーで、主人公・田中役を務めるのは、「俺のスカート、どこ行った?」(日本テレビ系)や、映画「おそ松さん」に出演するほか、バラエティー番組「スクール革命!」(日本テレビ系)の準レギュラーなどあらゆるジャンルで活躍する髙橋ひかるさん。
今回は髙橋さんに、撮影でのエピソードはもちろん、推しキャラや最終回に向けての見どころを存分に語っていただきました。短い時間にも関わらず髙橋さんのトーク力により盛りだくさんな内容となったインタビューの後編をお届けします。
「宮世さんとは胸キュンじゃなくて、胸“ギュン”シーンにしようね!って」
――本作で村井(宮世琉弥)はグイグイアプローチをしてくるタイプですが、ときめいちゃうなと思うシーンはありましたか?
「村井が『3秒だけください!』と言って田中をハグするのですが、ギューッと苦しくなるまで抱きしめて、離れた後は満足そうな笑みを浮かべるんです。そこは年下男子好きにはたまらないシーンになってるんじゃないかな。数ある胸キュンシーンの中でも特に心が動かされた場面です」
――それはキュンとしてしまいますね! もともとグイグイくるタイプは得意ですか?
「ここまで積極的なのはちょっと怖いなと思っていました。作品中、村井にもやばいなって思うシーンがあるのですが(笑)、撮影を経て、こんなに真っすぐ思いをぶつけて自分を思ってくれる人がいるってなんて幸せなんだろうとも思えるようにもなりました」
――宮世さんとは初共演かと思いますが、印象はいかがでしたか?
「第一印象は、“大人っぽい”でした。18歳とお聞きしていたので、高校生らしさがあるんだろうと思っていたら、見た目も中身もすごく大人でびっくりしました。宮世さんは自分のことを『コミュ力おばけ』とおっしゃっていたのですが、本当にその通り! みんなをすごく笑顔にしてくれるし、常に周りのことを考えてくれます。不器用でちょっと変なところとかは、村井に似ているのかも(笑)」
――撮影中はどのように過ごしていましたか?
「よくふざけ合ってましたね! 『胸キュンじゃなくて“胸ギュン”シーンにしようね!』って言い合いながら。笑いもありつつ、真剣に思いを伝えるようなシーンの撮影前は意見を出し合いながら楽しんで撮影していました」
漫画の実写化は「いいあんばいを狙って」
――田中を演じるにあたり、監督からはどんな指示を受けていましたか?
「田中は通称“鉄子”と呼ばれる役で、感情が表に出ない人だと思われがちなのですが、実はそうではなくて、自分が傷つくのを避けるために人と関わるのを最小限にしたい人。そんな田中のちょっと乙女な一面が出てしまうシーンを撮る時は、監督から『彩乃さん』って下の名前で呼ばれるんです。監督がどういう演出をしたいかによって呼び名を変えてくださるので、方向性が分かりやすくて新鮮でしたし、面白い現場でした」
――お芝居のテンションも切り替えやすそうですね! 宮世さんには監督から「“武士わんこ”になってほしい」とリクエストがあったと伺いました。
「私もインタビューのために撮影を振り返っていたら、“武士わんこ”ってキーワード出てきました! 監督がずっと言い続けていたのですが、最初は『武士わんこってなんやねん!(笑)』って思っていました。でも、全部終わってみたら、監督の言っていたことがよく分かるなと。村井は本当に独特なキャラクターですし、真っすぐだからこそ出てしまう変態チックな一面が特に難しい役どころだと思います。『ほっぺたをかんで、そしゃくしたい』というセリフがあるのですが、そんなこと普通は思わないし、言わないですよね(笑)。そういうぶっ飛んだシーンの撮影前には、宮世さんと話し合うことも多かったです」
#高桥光[超话]##高桥光##髙橋ひかる#
TBSで今春スタートした新しい深夜ドラマ枠「ドラマストリーム」(火曜深夜0:58)の1作目「村井の恋」は、電子コミックサービス・LINEマンガ限定レーベル・ジーンLINEにて好評連載中で、「次にくるマンガ大賞2019」webマンガ部門で2位に輝いた同名漫画を原作にしたドラマ。
乙女ゲームの“推し”キャラクターに本気で恋をする教師と、その教師に恋をして猪突猛進にその感情をぶつける男子生徒の恋愛模様を描いたノンストップ・ラブコメディーで、主人公・田中役を務めるのは、「俺のスカート、どこ行った?」(日本テレビ系)や、映画「おそ松さん」に出演するほか、バラエティー番組「スクール革命!」(日本テレビ系)の準レギュラーなどあらゆるジャンルで活躍する髙橋ひかるさん。
今回は髙橋さんに、撮影でのエピソードはもちろん、推しキャラや最終回に向けての見どころを存分に語っていただきました。短い時間にも関わらず髙橋さんのトーク力により盛りだくさんな内容となったインタビューの後編をお届けします。
「宮世さんとは胸キュンじゃなくて、胸“ギュン”シーンにしようね!って」
――本作で村井(宮世琉弥)はグイグイアプローチをしてくるタイプですが、ときめいちゃうなと思うシーンはありましたか?
「村井が『3秒だけください!』と言って田中をハグするのですが、ギューッと苦しくなるまで抱きしめて、離れた後は満足そうな笑みを浮かべるんです。そこは年下男子好きにはたまらないシーンになってるんじゃないかな。数ある胸キュンシーンの中でも特に心が動かされた場面です」
――それはキュンとしてしまいますね! もともとグイグイくるタイプは得意ですか?
「ここまで積極的なのはちょっと怖いなと思っていました。作品中、村井にもやばいなって思うシーンがあるのですが(笑)、撮影を経て、こんなに真っすぐ思いをぶつけて自分を思ってくれる人がいるってなんて幸せなんだろうとも思えるようにもなりました」
――宮世さんとは初共演かと思いますが、印象はいかがでしたか?
「第一印象は、“大人っぽい”でした。18歳とお聞きしていたので、高校生らしさがあるんだろうと思っていたら、見た目も中身もすごく大人でびっくりしました。宮世さんは自分のことを『コミュ力おばけ』とおっしゃっていたのですが、本当にその通り! みんなをすごく笑顔にしてくれるし、常に周りのことを考えてくれます。不器用でちょっと変なところとかは、村井に似ているのかも(笑)」
――撮影中はどのように過ごしていましたか?
「よくふざけ合ってましたね! 『胸キュンじゃなくて“胸ギュン”シーンにしようね!』って言い合いながら。笑いもありつつ、真剣に思いを伝えるようなシーンの撮影前は意見を出し合いながら楽しんで撮影していました」
漫画の実写化は「いいあんばいを狙って」
――田中を演じるにあたり、監督からはどんな指示を受けていましたか?
「田中は通称“鉄子”と呼ばれる役で、感情が表に出ない人だと思われがちなのですが、実はそうではなくて、自分が傷つくのを避けるために人と関わるのを最小限にしたい人。そんな田中のちょっと乙女な一面が出てしまうシーンを撮る時は、監督から『彩乃さん』って下の名前で呼ばれるんです。監督がどういう演出をしたいかによって呼び名を変えてくださるので、方向性が分かりやすくて新鮮でしたし、面白い現場でした」
――お芝居のテンションも切り替えやすそうですね! 宮世さんには監督から「“武士わんこ”になってほしい」とリクエストがあったと伺いました。
「私もインタビューのために撮影を振り返っていたら、“武士わんこ”ってキーワード出てきました! 監督がずっと言い続けていたのですが、最初は『武士わんこってなんやねん!(笑)』って思っていました。でも、全部終わってみたら、監督の言っていたことがよく分かるなと。村井は本当に独特なキャラクターですし、真っすぐだからこそ出てしまう変態チックな一面が特に難しい役どころだと思います。『ほっぺたをかんで、そしゃくしたい』というセリフがあるのですが、そんなこと普通は思わないし、言わないですよね(笑)。そういうぶっ飛んだシーンの撮影前には、宮世さんと話し合うことも多かったです」
#高桥光[超话]##高桥光##髙橋ひかる#
『始まりは君の空』
はじめまして、Utaです!
このブログではラブライブ!スーパースター!!にて活躍するスクールアイドルグループLiella!の楽曲を歌詞の面から考察しています。
素人考察であること、また「歌詞で表現されていることと、”歌で”表現されていることは別」を前提にしており、当ブログでは主に歌詞を中心に考察をすすめていきます。
(アニメも大好きなので、ときどきは映像や歌い手にフィーチャーすることもあるかもです)
↓My Hatena Blog (in japanese)↓
https://t.cn/A6I0C2VD
では、第1回Liella!歌詞考察「始まりは君の空」
作詞:畑亜貴 作曲:兼松衆
いやぁ、名曲ですね! ですよね!
衣装も宇宙服を連想させるようなデザインで、MV後半で脱ぎ去るシーンも含めてかわいらしいです。この宇宙モチーフはテレビアニメOPシングルの楽曲へと引き継がれている点も注目ポイントですね。
さて。本作、畑亜貴さんの作詞の魅力が余すところなく発揮されていて、Liella!のファーストシングルにふさわしい楽曲に仕上がっています。
畑亜貴さん・・・・・・いいですよねぇ。
いったい何人の共同名義なのだろうか、畑亜貴という人物は本当のところ実態が存在しない概念なのではないかと疑いたくもなるものです。
自分はAqoursからラブライブに入った人間なのですが、ふりかえってみると「勇気はどこに?君の胸に!」や「WBNW」に代表されるエモーショナルな歌詞をきっかけにドはまりしたように思えます。
それくらい畑亜貴さんの歌詞には心を動かす力があるんですね。
↓ここからが本題↓
さっそく歌詞の構成について分析していきましょう!
まずこの歌詞の最も情緒深いポイントはなんといってもここ、サビの部分です。
抜粋して引用しますね。
始まりは君の空
空に描くのはどんな どんな夢か教えて
(中略)
始まれば君の空
未来への道が どこかに隠れているかも
きっとあるよ あるんだ だから確かめにいこう
手を繋いでおけば 怖くない!
さて、お気づきでしょうか。
『手を繋いでおけば怖くない』つまりこの歌詞には最低でも2人の登場人物がいることがわかります。
(Liella!は現在5人のメンバーで構成されていますが、ここでは歌詞で描写されている部分のみに注目して2人としております)
それを踏まえて歌詞全体を登場人物AとBにパート分けしていくとこうです。
人物A
なにか目覚めそうだよ
まだ名もないキモチが
違う明日を見たがってる
人物B
動き出したくなったら
あとは勇気ときっかけ
ほら一歩目を一緒に飛ぼうよ
(中略)
信じようよ自分のチカラを
あくまで私個人の考察ではありますが、この歌詞のほとんどは登場人物BがAを励ます言葉で構成されています。
胸のなかに生まれた『名もないキモチ』(これアニメ1話のタイトル)に気が付いたAを「ほら一歩目を一緒に飛ぼうよ 冒険したっていいんじゃないかな」と誘っているんですね。そしてサビに続きます。ここで再び人物Aが登場し、このように人物Bに問いかけます。
人物A
始まりは君の空
空に描くのはどんな どんな夢か教えて
この歌詞に脚注を加えるとこうなります。
人物AからBへ
(夢を描いた)始まり(きっかけ)は君の空
(ぼくも夢を描きたいんだ)
空に描くのはどんな どんな夢か教えて
これに対しBはこう返します。
人物BからAへ
星に願う前に 語り合ってみようよ
トキメキを分かち合いたいよ
そしてこう続きます。ここがほんっっっとに好きで好きで、このブログを立ち上げたきっかけになる最重要ワードが来ます。
人物BからAへ
(夢が)始まれば(それは)君の空
未来への道が ・・・・・・ きっとあるよ あるんだ
だから確かめに行こう
手を繋いでおけば 怖くない!
Bの描いた夢(空)に憧れたA自身ではまだ気付けていないけれど、始まれば(始まった夢は)君の空なんですよ。
やばくないですか?やばいですよね。この歌詞、ふたりの語り合いなんだってことに気づくと一気に見え方が変わります。
登場人物Aのパートは上記のとおりわずかなのもポイントで、そのエモみ深さは2番以降の歌詞により強く現れます。
まずは2番のパート分けから。
といっても、構造は1番とまるきり同じです。
人物A
いま自分のなかの
まだ名もない気持ちを
大事にしたいって思ってる
人物B
初めての高まりを
君も感じてるのかな
・・・・・・
信じようよ 夢見るチカラを
このようにパートを分解してみると、語り合いの構図が見えやすくなります。
そして、2番サビにて再び大きな盛り上がりがやってきます。
人物A
始まりたい僕の夢
君へ伝えよう 聞いて 聞いてほしくなったよ
星の光よりも小さい輝きだけど
いつか大きくなる気がして
(以降は1番のサビの繰り返しです※落ちサビの伊達ちゃんソロパート”どんな どんな夢か教えて”の歌唱、声の伸びが素晴らしい!)
Aのなかにあった「名もないキモチ」と夢が、2番のサビで小さくても星のように輝きはじめます。情緒の高まりすごくない!?
Liella!がどんなグループなのか、コンセプトがはっきりと描かれています。
Liella!のファーストシングルとしてこれ以上ないほどふさわしい楽曲ですね。
『始まりは君の空』で描かれている人物Aについての描写はここまでです。
これを下敷きにアニメOP「START!! True dreams」の歌詞を読むと、もうやばすぎで感情のバロメーター振り切れそうだし、そこからさらに「私のSymphony」も聴くんですよ。やばさの三乗ですよね。もうきらっきらです。
これらの二曲については次回以降の記事にて解説を進めていきます。
2020/07/27(追記)↓
改めて楽曲を聴き込んでいたところ、スクールアイドルグループLiella!として『始まりは君の空』の 歌詞解釈もやりたくなったので追記します。
↑↑の記事本文で考察したのは歌詞を中心としたものですが、楽曲全体となると演者の歌声や楽器の演奏など解釈できる部分の幅がぐっと広がります。
例えば落ちサビ前のピアノパートが『START!! True dreams』でもよく似た形で使われている(ような気がする)等、違った角度から見えてくるものもたくさんあります。
というわけで、Liella!としての『始まりは君の空』について感じたことを少し取り上げていきましょう。
Liella!というグループの曲として考えると、歌詞全体が聞き手であるあなたに向けた「一歩目を一緒に飛ぼうよ」というメッセージが一貫していることがわかります。
あれ? 自分で考察した「登場人物AとB」云々と矛盾してないですか? と思われるかもしれませんが、歌詞で表現されていることを歌で表現する際に再解釈していることから差異が生じるのだと思っています。
というのも、この曲が「聞き手であるあなたに向けた歌」と考えると一か所だけ謎が生じるからです。
この部分、「始まりは君の空」「始まれば君の空」ですね。君=聞き手だとすると意味がちょっと通じにくくなります。
とはいえ、全体でとらえてみれば十分に”聞き手であるあなたへ向けた歌”として成り立っているので、色々な魅力の詰まった曲だということが再確認できるかと思います。
上記を踏まえ、歌詞を再解釈していきましょう。例によって歌詞全文を乗せると著作権的にあれなので、省略を含めつつ引用します。
なにか目覚めそうだよ
まだ名もないキモチが
違う明日を見たがってる
このパートではLiella!のメンバーそれぞれの心情が「まだ名もないキモチ」と「違う明日(新しい夢)を見たがってる」と表現されています。
動き出したくなったら
あとは勇気ときっかけ
ほら 一歩目を一緒に飛ぼうよ
この部分では出だしの歌詞にある「違う明日を見たがって」いるキモチを共有したLiella!のそれぞれが「ほら 一歩目を一緒に飛ぼう」と踏み出す様子が目に浮かんできます。
挑戦することだって五人で手を繋いでおけば、怖くない!
(ファンのみんなと一緒に手を繋いでおけば、踏み出す一歩目も怖くない!)
そうしてサビの部分を読み解くとまた違った解釈が生まれてきます。
星に願う前に 語り合ってみようよ
トキメキを分かち合いたいよ
この箇所です。
メンバーそれぞれが星空の下で各々の夢を語り合う様子が、情緒深いメロディと歌詞で紡がれていますね。
きっと胸に溢れるトキメキできらきらした瞳で語っているのではないでしょうか。想像すると胸が熱くなってきます。
そして同時に聞き手であるあなたに対しても、トキメキを分かち合おうよと誘っている歌詞でもあります。
そう考えてみると『始まりは君の空』の歌詞は様々な意味を重ねた多重構造を孕んでいることが見えてきます。さすが、畑亜貴。強い。
さらに面白いのがアニメーションMVの衣装が宇宙服を意識していることです。
スーパースターという名前からしてちょっと宇宙っぽい(ギャラクシー?)ですもんね。
つまり、「踏み出す一歩目」の意味を「宇宙への挑戦」という壮大な概念が支えることで歌詞と楽曲の世界観に広大さを付与しているということです。
やばくない? 考えれば考えるほどこの楽曲がどれほど練られた1stシングルなのかを痛感します。ほんとLiella!の始まりの曲としてこれほどふさわしいものはありませんね。
μ`sとAqoursでは1stシングルの楽曲がテレビアニメでも登場していましたが、アニメのスーパースター!!でも『始まりは君の空』を聴けるときが来るでしょうか。
ラブライブ!のステージで披露するとかだったら最高ですね。
初めての高まりを
君も感じてるのかな
感じてます!もう全力で高まってます!
未来への道が (中略)
きっとあるよ あるんだ だから確かめに行こう
このパート、『Dreaming energy』にある
行こう 行こうよ!
もっと大好きだけを追いかけ
飛び出そうよ
にも通じるところがあって好きなんですよ。Dreaming~のサビ、かわいらしくていいですよね!
と、横道にそれましたが『始まりは君の空』はLiella!の楽曲としてもいかに優れているかの解説でした。
ということで『始まりは君の空』については以上です。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
それでは、また次回お会いしましょう!
Twitter始めました!良かったらフォローよろしくお願いします!
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(繰り返しますが当ブログで行っているのは歌詞中心の考察です。歌唱やアニメーションを含めた全体の考察とは角度が異なるため解釈はこれに限らないことを注釈します)
はじめまして、Utaです!
このブログではラブライブ!スーパースター!!にて活躍するスクールアイドルグループLiella!の楽曲を歌詞の面から考察しています。
素人考察であること、また「歌詞で表現されていることと、”歌で”表現されていることは別」を前提にしており、当ブログでは主に歌詞を中心に考察をすすめていきます。
(アニメも大好きなので、ときどきは映像や歌い手にフィーチャーすることもあるかもです)
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では、第1回Liella!歌詞考察「始まりは君の空」
作詞:畑亜貴 作曲:兼松衆
いやぁ、名曲ですね! ですよね!
衣装も宇宙服を連想させるようなデザインで、MV後半で脱ぎ去るシーンも含めてかわいらしいです。この宇宙モチーフはテレビアニメOPシングルの楽曲へと引き継がれている点も注目ポイントですね。
さて。本作、畑亜貴さんの作詞の魅力が余すところなく発揮されていて、Liella!のファーストシングルにふさわしい楽曲に仕上がっています。
畑亜貴さん・・・・・・いいですよねぇ。
いったい何人の共同名義なのだろうか、畑亜貴という人物は本当のところ実態が存在しない概念なのではないかと疑いたくもなるものです。
自分はAqoursからラブライブに入った人間なのですが、ふりかえってみると「勇気はどこに?君の胸に!」や「WBNW」に代表されるエモーショナルな歌詞をきっかけにドはまりしたように思えます。
それくらい畑亜貴さんの歌詞には心を動かす力があるんですね。
↓ここからが本題↓
さっそく歌詞の構成について分析していきましょう!
まずこの歌詞の最も情緒深いポイントはなんといってもここ、サビの部分です。
抜粋して引用しますね。
始まりは君の空
空に描くのはどんな どんな夢か教えて
(中略)
始まれば君の空
未来への道が どこかに隠れているかも
きっとあるよ あるんだ だから確かめにいこう
手を繋いでおけば 怖くない!
さて、お気づきでしょうか。
『手を繋いでおけば怖くない』つまりこの歌詞には最低でも2人の登場人物がいることがわかります。
(Liella!は現在5人のメンバーで構成されていますが、ここでは歌詞で描写されている部分のみに注目して2人としております)
それを踏まえて歌詞全体を登場人物AとBにパート分けしていくとこうです。
人物A
なにか目覚めそうだよ
まだ名もないキモチが
違う明日を見たがってる
人物B
動き出したくなったら
あとは勇気ときっかけ
ほら一歩目を一緒に飛ぼうよ
(中略)
信じようよ自分のチカラを
あくまで私個人の考察ではありますが、この歌詞のほとんどは登場人物BがAを励ます言葉で構成されています。
胸のなかに生まれた『名もないキモチ』(これアニメ1話のタイトル)に気が付いたAを「ほら一歩目を一緒に飛ぼうよ 冒険したっていいんじゃないかな」と誘っているんですね。そしてサビに続きます。ここで再び人物Aが登場し、このように人物Bに問いかけます。
人物A
始まりは君の空
空に描くのはどんな どんな夢か教えて
この歌詞に脚注を加えるとこうなります。
人物AからBへ
(夢を描いた)始まり(きっかけ)は君の空
(ぼくも夢を描きたいんだ)
空に描くのはどんな どんな夢か教えて
これに対しBはこう返します。
人物BからAへ
星に願う前に 語り合ってみようよ
トキメキを分かち合いたいよ
そしてこう続きます。ここがほんっっっとに好きで好きで、このブログを立ち上げたきっかけになる最重要ワードが来ます。
人物BからAへ
(夢が)始まれば(それは)君の空
未来への道が ・・・・・・ きっとあるよ あるんだ
だから確かめに行こう
手を繋いでおけば 怖くない!
Bの描いた夢(空)に憧れたA自身ではまだ気付けていないけれど、始まれば(始まった夢は)君の空なんですよ。
やばくないですか?やばいですよね。この歌詞、ふたりの語り合いなんだってことに気づくと一気に見え方が変わります。
登場人物Aのパートは上記のとおりわずかなのもポイントで、そのエモみ深さは2番以降の歌詞により強く現れます。
まずは2番のパート分けから。
といっても、構造は1番とまるきり同じです。
人物A
いま自分のなかの
まだ名もない気持ちを
大事にしたいって思ってる
人物B
初めての高まりを
君も感じてるのかな
・・・・・・
信じようよ 夢見るチカラを
このようにパートを分解してみると、語り合いの構図が見えやすくなります。
そして、2番サビにて再び大きな盛り上がりがやってきます。
人物A
始まりたい僕の夢
君へ伝えよう 聞いて 聞いてほしくなったよ
星の光よりも小さい輝きだけど
いつか大きくなる気がして
(以降は1番のサビの繰り返しです※落ちサビの伊達ちゃんソロパート”どんな どんな夢か教えて”の歌唱、声の伸びが素晴らしい!)
Aのなかにあった「名もないキモチ」と夢が、2番のサビで小さくても星のように輝きはじめます。情緒の高まりすごくない!?
Liella!がどんなグループなのか、コンセプトがはっきりと描かれています。
Liella!のファーストシングルとしてこれ以上ないほどふさわしい楽曲ですね。
『始まりは君の空』で描かれている人物Aについての描写はここまでです。
これを下敷きにアニメOP「START!! True dreams」の歌詞を読むと、もうやばすぎで感情のバロメーター振り切れそうだし、そこからさらに「私のSymphony」も聴くんですよ。やばさの三乗ですよね。もうきらっきらです。
これらの二曲については次回以降の記事にて解説を進めていきます。
2020/07/27(追記)↓
改めて楽曲を聴き込んでいたところ、スクールアイドルグループLiella!として『始まりは君の空』の 歌詞解釈もやりたくなったので追記します。
↑↑の記事本文で考察したのは歌詞を中心としたものですが、楽曲全体となると演者の歌声や楽器の演奏など解釈できる部分の幅がぐっと広がります。
例えば落ちサビ前のピアノパートが『START!! True dreams』でもよく似た形で使われている(ような気がする)等、違った角度から見えてくるものもたくさんあります。
というわけで、Liella!としての『始まりは君の空』について感じたことを少し取り上げていきましょう。
Liella!というグループの曲として考えると、歌詞全体が聞き手であるあなたに向けた「一歩目を一緒に飛ぼうよ」というメッセージが一貫していることがわかります。
あれ? 自分で考察した「登場人物AとB」云々と矛盾してないですか? と思われるかもしれませんが、歌詞で表現されていることを歌で表現する際に再解釈していることから差異が生じるのだと思っています。
というのも、この曲が「聞き手であるあなたに向けた歌」と考えると一か所だけ謎が生じるからです。
この部分、「始まりは君の空」「始まれば君の空」ですね。君=聞き手だとすると意味がちょっと通じにくくなります。
とはいえ、全体でとらえてみれば十分に”聞き手であるあなたへ向けた歌”として成り立っているので、色々な魅力の詰まった曲だということが再確認できるかと思います。
上記を踏まえ、歌詞を再解釈していきましょう。例によって歌詞全文を乗せると著作権的にあれなので、省略を含めつつ引用します。
なにか目覚めそうだよ
まだ名もないキモチが
違う明日を見たがってる
このパートではLiella!のメンバーそれぞれの心情が「まだ名もないキモチ」と「違う明日(新しい夢)を見たがってる」と表現されています。
動き出したくなったら
あとは勇気ときっかけ
ほら 一歩目を一緒に飛ぼうよ
この部分では出だしの歌詞にある「違う明日を見たがって」いるキモチを共有したLiella!のそれぞれが「ほら 一歩目を一緒に飛ぼう」と踏み出す様子が目に浮かんできます。
挑戦することだって五人で手を繋いでおけば、怖くない!
(ファンのみんなと一緒に手を繋いでおけば、踏み出す一歩目も怖くない!)
そうしてサビの部分を読み解くとまた違った解釈が生まれてきます。
星に願う前に 語り合ってみようよ
トキメキを分かち合いたいよ
この箇所です。
メンバーそれぞれが星空の下で各々の夢を語り合う様子が、情緒深いメロディと歌詞で紡がれていますね。
きっと胸に溢れるトキメキできらきらした瞳で語っているのではないでしょうか。想像すると胸が熱くなってきます。
そして同時に聞き手であるあなたに対しても、トキメキを分かち合おうよと誘っている歌詞でもあります。
そう考えてみると『始まりは君の空』の歌詞は様々な意味を重ねた多重構造を孕んでいることが見えてきます。さすが、畑亜貴。強い。
さらに面白いのがアニメーションMVの衣装が宇宙服を意識していることです。
スーパースターという名前からしてちょっと宇宙っぽい(ギャラクシー?)ですもんね。
つまり、「踏み出す一歩目」の意味を「宇宙への挑戦」という壮大な概念が支えることで歌詞と楽曲の世界観に広大さを付与しているということです。
やばくない? 考えれば考えるほどこの楽曲がどれほど練られた1stシングルなのかを痛感します。ほんとLiella!の始まりの曲としてこれほどふさわしいものはありませんね。
μ`sとAqoursでは1stシングルの楽曲がテレビアニメでも登場していましたが、アニメのスーパースター!!でも『始まりは君の空』を聴けるときが来るでしょうか。
ラブライブ!のステージで披露するとかだったら最高ですね。
初めての高まりを
君も感じてるのかな
感じてます!もう全力で高まってます!
未来への道が (中略)
きっとあるよ あるんだ だから確かめに行こう
このパート、『Dreaming energy』にある
行こう 行こうよ!
もっと大好きだけを追いかけ
飛び出そうよ
にも通じるところがあって好きなんですよ。Dreaming~のサビ、かわいらしくていいですよね!
と、横道にそれましたが『始まりは君の空』はLiella!の楽曲としてもいかに優れているかの解説でした。
ということで『始まりは君の空』については以上です。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
それでは、また次回お会いしましょう!
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(繰り返しますが当ブログで行っているのは歌詞中心の考察です。歌唱やアニメーションを含めた全体の考察とは角度が異なるため解釈はこれに限らないことを注釈します)
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