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夏アニメ『異世界おじさん』第2話放送後インタビュー:福山 潤さん(たかふみ役)|上京したての孤独を癒やしてくれたゲームとは?【連載 第2回】
ーー原作の魅力を教えてください。
福山:おじさんが異世界に転生して無双するお話かと思いきや、おじさんが異世界で「無双してた」。という切り口で過去の異世界と現在の現実世界でのちょっとズレたコメディ、に加えてSEGAへの愛があふれる偏りポイントも含めた、魅力あふれる作品ですね。
ーーTVアニメ『異世界おじさん』はいかがでしたか? アニメならではの魅力はどんなところでしょうか?
福山:ビジュアルの演出面から感じたことですが、コメディとしての緩急を画面の中でかなり気を使いながら構築している印象を得ました。というと評論っぽくなりますが、素直に面白い仕上がりになっていて嬉しかったです。
細かいところで言えば、異世界でのおじさんを視聴する演出が、一見してわかるように工夫されていて、そこから現実のたかふみやおじさんの様子との対比などもとても面白かったです。
音響面では、かなり試行錯誤して音作りをしたのではないかと感じました。BGMを入れる入れないシーンの匙加減や、台詞とのバランスなど、結構勇気のいる選択をしていて、しかもそれが上手くいっているから面白く観て聴けるんだろうと思います。
まぁゴタクは抜きにしてアニメ版も面白い作品だということです(笑)。
ーーたかふみを演じるときに意識していたことはどんなことですか?
福山:ディレクションとしては、根本的なところとして、僕が感じる見た目や年齢設定から感じるポイントよりも若干年齢感を下げて作ってみて、というオーダーをいただきました。
コメディとしての仕掛けや、おじさんとのバランス、そして先のエピソードの展開等を総合的に見て、そういう指示を出していると思うのですが、それを第1話で提示していただけたので、そこから先はとてもスムーズに構築することができました。
あとは各シーンにおいてツッコミの役割を担うので、その匙加減を派手にいくか、会話なりにいくかのジャッジを丁寧に判断していただきました。
僕のアイデアもかなり柔軟に受け入れてもいただけて、演出を受けることも提示することも、かなり楽しい収録でした。
ーーたかふみはどんなキャラクターで、どんなところを見てほしいですか?
福山:根は悪い奴ではないのは勿論なのですが、若干歪んだ闇を垣間見せるところが彼の最大の魅力だと思います(笑)。
おじさんと血縁なんだな、と感じるほど自身の色恋には鈍感で自身への承認がややひねくれているところも面白いですね。
鬱屈したモノや現実逃避としての妄想が、おじさんの帰還によって昇華されていくところも含めて愛すべき馬鹿の一人なのだと思います。
ーー第2話で印象的だったシーンはどこですか?
福山:まずは冒頭のセガサターンのソフトランキングについてのおじさんの感情ですね。
そこは全くの同意見でしたw
あと、それを知らないたかふみとの温度差と無駄に派手な落雷&放電下でのおじさんの慟哭の叫び。
きっと共感を得た方も少なくないはず。
ーーたかふみは、おじさん、藤宮との掛け合いが多いですが、掛け合いはいかがでしたか?
福山:藤宮の小松さんには収録でかなり助けられました。
収録でのタイミングや、たかふみと藤宮のユニゾン、掛け合いのテンポ感などなど、そういった部分でかなり僕に合わせて演じてくれていたんです。
小松さんのやりやすいポイントも別にあったと思うのですが、そういうところをサラッとカバーしてくれていたりしてとても助かりました。
そして、小松さんと2人で子安さんのおじさんから繰り出されるパワーワードの数々に爆笑もしていました。
その様を、子安さんは別室での同時収録形式だったため見れていません(笑)。作中よろしく子安さんも孤独と戦っていたのです。
ーーSEGA愛が強いアニメですが、福山さんがSEGAのゲーム機で一番好きだったゲームは何ですか?
福山:セガサターンを買い、メガドライブも買い、ゲームギアも実は持っていました。
それぞれに好きなものはありますが、メガドライブですごくプレイしていたのは『シャイニングフォース』シリーズ。セガサターンで特に好きだったのは『GOTHA イスマイリア戦役』『ガーディアンヒーローズ』などですね。
調べてみたら『QUOVADIS 2 惑星強襲オヴァン・レイ』は1997年の4月発売だったようです。僕が上京してすぐなので(1997年4月上京)、慣れない環境での孤独を癒してくれていたのかもしれないですね(笑)。
ーー『異世界おじさん』3話以降の見どころをお願いします。
福山:異世界でも若きおじさんの物語も、現実でのズレたおじさんとたかふみのやり取りもずっと面白いのですが、各話に出てくるゲストキャラもかなり楽しんでいただけるので、そういったところも余すところなく味わっていただければ幸いです!
[構成・塚越淳一]
ーー原作の魅力を教えてください。
福山:おじさんが異世界に転生して無双するお話かと思いきや、おじさんが異世界で「無双してた」。という切り口で過去の異世界と現在の現実世界でのちょっとズレたコメディ、に加えてSEGAへの愛があふれる偏りポイントも含めた、魅力あふれる作品ですね。
ーーTVアニメ『異世界おじさん』はいかがでしたか? アニメならではの魅力はどんなところでしょうか?
福山:ビジュアルの演出面から感じたことですが、コメディとしての緩急を画面の中でかなり気を使いながら構築している印象を得ました。というと評論っぽくなりますが、素直に面白い仕上がりになっていて嬉しかったです。
細かいところで言えば、異世界でのおじさんを視聴する演出が、一見してわかるように工夫されていて、そこから現実のたかふみやおじさんの様子との対比などもとても面白かったです。
音響面では、かなり試行錯誤して音作りをしたのではないかと感じました。BGMを入れる入れないシーンの匙加減や、台詞とのバランスなど、結構勇気のいる選択をしていて、しかもそれが上手くいっているから面白く観て聴けるんだろうと思います。
まぁゴタクは抜きにしてアニメ版も面白い作品だということです(笑)。
ーーたかふみを演じるときに意識していたことはどんなことですか?
福山:ディレクションとしては、根本的なところとして、僕が感じる見た目や年齢設定から感じるポイントよりも若干年齢感を下げて作ってみて、というオーダーをいただきました。
コメディとしての仕掛けや、おじさんとのバランス、そして先のエピソードの展開等を総合的に見て、そういう指示を出していると思うのですが、それを第1話で提示していただけたので、そこから先はとてもスムーズに構築することができました。
あとは各シーンにおいてツッコミの役割を担うので、その匙加減を派手にいくか、会話なりにいくかのジャッジを丁寧に判断していただきました。
僕のアイデアもかなり柔軟に受け入れてもいただけて、演出を受けることも提示することも、かなり楽しい収録でした。
ーーたかふみはどんなキャラクターで、どんなところを見てほしいですか?
福山:根は悪い奴ではないのは勿論なのですが、若干歪んだ闇を垣間見せるところが彼の最大の魅力だと思います(笑)。
おじさんと血縁なんだな、と感じるほど自身の色恋には鈍感で自身への承認がややひねくれているところも面白いですね。
鬱屈したモノや現実逃避としての妄想が、おじさんの帰還によって昇華されていくところも含めて愛すべき馬鹿の一人なのだと思います。
ーー第2話で印象的だったシーンはどこですか?
福山:まずは冒頭のセガサターンのソフトランキングについてのおじさんの感情ですね。
そこは全くの同意見でしたw
あと、それを知らないたかふみとの温度差と無駄に派手な落雷&放電下でのおじさんの慟哭の叫び。
きっと共感を得た方も少なくないはず。
ーーたかふみは、おじさん、藤宮との掛け合いが多いですが、掛け合いはいかがでしたか?
福山:藤宮の小松さんには収録でかなり助けられました。
収録でのタイミングや、たかふみと藤宮のユニゾン、掛け合いのテンポ感などなど、そういった部分でかなり僕に合わせて演じてくれていたんです。
小松さんのやりやすいポイントも別にあったと思うのですが、そういうところをサラッとカバーしてくれていたりしてとても助かりました。
そして、小松さんと2人で子安さんのおじさんから繰り出されるパワーワードの数々に爆笑もしていました。
その様を、子安さんは別室での同時収録形式だったため見れていません(笑)。作中よろしく子安さんも孤独と戦っていたのです。
ーーSEGA愛が強いアニメですが、福山さんがSEGAのゲーム機で一番好きだったゲームは何ですか?
福山:セガサターンを買い、メガドライブも買い、ゲームギアも実は持っていました。
それぞれに好きなものはありますが、メガドライブですごくプレイしていたのは『シャイニングフォース』シリーズ。セガサターンで特に好きだったのは『GOTHA イスマイリア戦役』『ガーディアンヒーローズ』などですね。
調べてみたら『QUOVADIS 2 惑星強襲オヴァン・レイ』は1997年の4月発売だったようです。僕が上京してすぐなので(1997年4月上京)、慣れない環境での孤独を癒してくれていたのかもしれないですね(笑)。
ーー『異世界おじさん』3話以降の見どころをお願いします。
福山:異世界でも若きおじさんの物語も、現実でのズレたおじさんとたかふみのやり取りもずっと面白いのですが、各話に出てくるゲストキャラもかなり楽しんでいただけるので、そういったところも余すところなく味わっていただければ幸いです!
[構成・塚越淳一]
TANG タング』のジャパンプレミアが7月14日(木)に都内で行われ、二宮和也、満島ひかり、市川実日子、小手伸也、奈緒、京本大我(SixTONES)、山内健司(かまいたち)、濱家隆一(かまいたち)、景井ひな、武田鉄矢、三木孝浩監督が登壇した。
ゲーム三昧で妻に捨てられたダメ男・春日井健は、わけあって無職で人生に迷子中。ある日、健の家の庭に突然現れたのは、記憶を無くした不良品ロボット。どこからきて、何のためにやってきたか分からないそのロボットは自分の事を“タング”と名乗った。この迷子同士の運命の出会いが、まさかの驚きにみちた壮大な冒険の幕開けだった。ポンコツコンビが、日本中を笑顔と感動に包み込む。主演は二宮和也。原作はベルリン国際映画祭で「映画化したい一冊」に選ばれた、イギリスのハートウォーミング小説「ロボット・イン・ザ・ガーデン」。監督は三木孝浩。
二宮は「憧れのかまいたちさんと共演することができてうれしく思います」と笑いを誘った。満島も「想像よりも背の高いかまいたちさんと共演することができて」と続けるなど、登壇者が次々とかまいたちとの共演について語り、会場を沸かせた。京本は「超がつくほどのナルシストを演じさせていただきました。大先輩の二宮くんと共演させていただいたことも本当にうれしいですし、なにより心温まる素敵な作品に携わることができてうれしく思います」と挨拶した。
本作に出演し、「すごく楽しかったです」という二宮は「CGという技術が上がっていますし、動きの中で規制されることが多いのかと思っていたけどほとんどそういうことがなく」と驚きもあった様子。二宮と夫婦役で出演した満島は「何かを背負う役とか、心が苦しくなる役を多くやっているので、ファンタジーで出会うとは思っていなかった」と二宮や市川との共演を喜んだ。二宮も「まさかこのジャンルで共演するとは」といい、「僕らのレベルで言うとこれはミュージカルです。歌ってないだけで」と普段演じることが多い役柄との違いを表現し、笑いを誘った。
タングについて「すごくかわいくて、完成したものを見ないと分からなかった」という奈緒は「タング以外にも最先端の、きっと未来にあるであろう機械を使うシーンがあって。想像が膨らむ撮影で、未来の話をしながら撮影をするのが楽しかった」と笑顔を見せた。「タングと同じシーンがあったのでうれしかった」という京本だが、ナルシスト役ということで「(監督が)『決めポーズを3つくらい作って現場に来てください』とおっしゃっていて」と明かし、「鏡を見るとか、髪をサッとやるとか、どれだけリアルにやるかが難しかった」と振り返った。
濱家は「普段演じさせてもらうことがないので、とにかくセリフのミスとかで撮影を止めないようにと、2人でセリフだけは入れて行こうと現場に挑んだ。撮影の合間とかニノさんに『どう?』って話しかけられた時に、『本当にやめて』って」と笑いを誘った。また撮影中には二宮から濱家に手品を教える場面もあったという。そんなかまいたちとの共演について聞かれたの二宮は「シンプルに千鳥さんがよかったです」と笑いを誘いつつ、「バラエティでも共演させていただいていたので。現場でも楽しかった。働き過ぎだなと思いました」とコメントした。
作品の内容にちなんで“人生の宝物”をフリップで披露。「仕事です」と即答した二宮は「ほかの仕事だったら長続きしなかっただろうし、自分のことに関してそこまで興味を持ったことがないので分かってないんですけど、この仕事だと、この年のこの仕事をやりましたと自然にアーカイブになってくれるので振り返りやすい。あと若いころから働いていたので、テレビに出ることでおじいちゃんとかおばあちゃん、親とかに“健康にやってます”と同時に伝えることができたので、今考えると宝物だなと」と答えた。「あ(『名探偵コナン』作者の)青山剛昌先生のサイン色紙」と答えた京本は「小さいころから『名探偵コナン』の大ファンなんですけど、サインをもらうことを夢見ていたら青山先生から伝わってサインをいただくことができて、家宝のように飾っています」と喜んだ。
ゲーム三昧で妻に捨てられたダメ男・春日井健は、わけあって無職で人生に迷子中。ある日、健の家の庭に突然現れたのは、記憶を無くした不良品ロボット。どこからきて、何のためにやってきたか分からないそのロボットは自分の事を“タング”と名乗った。この迷子同士の運命の出会いが、まさかの驚きにみちた壮大な冒険の幕開けだった。ポンコツコンビが、日本中を笑顔と感動に包み込む。主演は二宮和也。原作はベルリン国際映画祭で「映画化したい一冊」に選ばれた、イギリスのハートウォーミング小説「ロボット・イン・ザ・ガーデン」。監督は三木孝浩。
二宮は「憧れのかまいたちさんと共演することができてうれしく思います」と笑いを誘った。満島も「想像よりも背の高いかまいたちさんと共演することができて」と続けるなど、登壇者が次々とかまいたちとの共演について語り、会場を沸かせた。京本は「超がつくほどのナルシストを演じさせていただきました。大先輩の二宮くんと共演させていただいたことも本当にうれしいですし、なにより心温まる素敵な作品に携わることができてうれしく思います」と挨拶した。
本作に出演し、「すごく楽しかったです」という二宮は「CGという技術が上がっていますし、動きの中で規制されることが多いのかと思っていたけどほとんどそういうことがなく」と驚きもあった様子。二宮と夫婦役で出演した満島は「何かを背負う役とか、心が苦しくなる役を多くやっているので、ファンタジーで出会うとは思っていなかった」と二宮や市川との共演を喜んだ。二宮も「まさかこのジャンルで共演するとは」といい、「僕らのレベルで言うとこれはミュージカルです。歌ってないだけで」と普段演じることが多い役柄との違いを表現し、笑いを誘った。
タングについて「すごくかわいくて、完成したものを見ないと分からなかった」という奈緒は「タング以外にも最先端の、きっと未来にあるであろう機械を使うシーンがあって。想像が膨らむ撮影で、未来の話をしながら撮影をするのが楽しかった」と笑顔を見せた。「タングと同じシーンがあったのでうれしかった」という京本だが、ナルシスト役ということで「(監督が)『決めポーズを3つくらい作って現場に来てください』とおっしゃっていて」と明かし、「鏡を見るとか、髪をサッとやるとか、どれだけリアルにやるかが難しかった」と振り返った。
濱家は「普段演じさせてもらうことがないので、とにかくセリフのミスとかで撮影を止めないようにと、2人でセリフだけは入れて行こうと現場に挑んだ。撮影の合間とかニノさんに『どう?』って話しかけられた時に、『本当にやめて』って」と笑いを誘った。また撮影中には二宮から濱家に手品を教える場面もあったという。そんなかまいたちとの共演について聞かれたの二宮は「シンプルに千鳥さんがよかったです」と笑いを誘いつつ、「バラエティでも共演させていただいていたので。現場でも楽しかった。働き過ぎだなと思いました」とコメントした。
作品の内容にちなんで“人生の宝物”をフリップで披露。「仕事です」と即答した二宮は「ほかの仕事だったら長続きしなかっただろうし、自分のことに関してそこまで興味を持ったことがないので分かってないんですけど、この仕事だと、この年のこの仕事をやりましたと自然にアーカイブになってくれるので振り返りやすい。あと若いころから働いていたので、テレビに出ることでおじいちゃんとかおばあちゃん、親とかに“健康にやってます”と同時に伝えることができたので、今考えると宝物だなと」と答えた。「あ(『名探偵コナン』作者の)青山剛昌先生のサイン色紙」と答えた京本は「小さいころから『名探偵コナン』の大ファンなんですけど、サインをもらうことを夢見ていたら青山先生から伝わってサインをいただくことができて、家宝のように飾っています」と喜んだ。
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