相手の中に映る「予想外の自分」を
どう受け入れるか
大切な人が自分の思っていた姿と異なる面を持っていた時、また、相手から見えている自分が予想外の姿だった時、そのギャップに戸惑ってしまい、どう対応してよいか迷ってしまった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
家族、友人、仕事相手、恋人。私たちは、それぞれの関係性の中で、いくつもの異なる顔を持っています。映画『影裏』(2月14日公開)は、そんな人の多面性や、誰もが持っている「影」の部分やそのまた「裏」の姿を描いた作品です。今作で松田龍平さんは、主人公が見知らぬ土地で心を許したただ一人の友人でありながら、ある日突然姿を消してしまう、ミステリアスで謎の多い男・日浅を演じました。
松田さんは、「自分が思う」自分の姿と、「相手から見えている」自分の姿にギャップを感じた時、そのギャップを埋めたり否定したりするのではなく、「それをどう受け入れるか」を考えるのだそうです。ひとつのことに固執せず、流れに身を任せるという松田さんの言葉からは、どんな作品にでも自然体で佇むことのできる、その理由が見えてきました。
自分にも相手にも固執しないことで、
その先にある可能性を見つける
——『影裏』での第2回海南島国際映画祭ベストアクター(最優秀俳優賞)受賞おめでとうございます! 綾野剛さん、大友啓史監督と出席されていましたが、現地の雰囲気はいかがでしたか?
松田 観客の皆様が温かく迎え入れてくれましたね。会場には5000人近くの方が集まっていたと聞いていますが、その熱気も感じました。
——受賞が発表された時、驚いてキョトンとされていたように感じました。
松田 そうですね、セレモニーを観ていて、つい自分もいち観客のような気分になってしまっていたので、本当に驚きました。
——いろんな意味でびっくりされたと(笑)。
松田 まさか自分が賞をいただけるとは思ってもいなかったので。
——受賞スピーチでは「何の言葉も用意していなくて」とおっしゃっていました。
松田 そうですね、今思い返しても、あの時は驚いていて余裕がなかったですね。
——映画祭で、一緒に登壇された綾野剛さんは「龍平君との時間が長かったので彼との時間をすごく大切にしました」とおっしゃっていましたね。綾野さんが演じた主人公・今野と日浅の関係性が、盛岡の自然に重ねられながら描かれた今作で何度も登場する“釣りのシーン”は、二人が関係を深めていく場面として印象深かったです。
松田 最初に台本を読んだ時、釣りが上手いという設定なんですが、これまでまともに魚を触ったこともなかったので、「大丈夫かな」とまず思いました(笑)。
——(笑)。
松田 でも、その釣りのシーンが、日浅と今野の感情が行き交う大切なシーンでもあったので、撮影前に実際に盛岡に行って渓流釣りのレッスンを受けたんです。
——今作では「川」や「雨」など、“水”が重要なモチーフとなっています。日浅の行動と、水の変容が並行して進んでいきましたが、それは松田さんの演技に触発された表現だと大友さんがおっしゃっていました。
松田 この映画の中で僕が演じた日浅というキャラクターは、今野から見えている側面と、家族や同僚など他の視点から語られる側面と、様々な目線から描かれているんですよね。いろんな人の目線から語られる人って実態がつかめないじゃないですか。かといって、自分で「ミステリアスだ」と意識して演じるのもおかしいし。
だから、今野を演じる綾野君と、会話をキャッチボールしていく中で見えてくる日浅を大事にしていました。始めは戸惑いもありましたけど。
——映画祭で綾野さんは、「まずは演じるというよりもその人物を生きるという感覚が強いです。映画の中でちゃんと生活するということを心掛けました」ともおっしゃっていましたが、松田さんもご自身の感覚を大切にされていたと。
松田 シーンを積み重ねていくことで、つかんでいくことが多かったかもしれないです。そうやって現場で感じたことから、役の可能性を広げていくのが楽しかったですね。
こうやって色々話していたら、結構楽しんで演じていたことを思い出しました(笑)。
——楽しかったんですね(笑)。
松田 大友監督は、セリフが終わってもカットをかけずに撮り続けることが多かったんですが、それも楽しかったです。
——大友監督は松田さんについて、「一人の等身大の人物として、日浅の足を地につけさせようとする姿に刺激を受けた」と現場での印象を語っています。
松田 日浅に限らず、人って誰しもいろんな側面を持っているんじゃないかなと思っていました。自分が思う自分自身と、人から見えている自分の姿って違うこともあるじゃないですか。それは家族だったり親友だったりと、相手との関係性によっても変わるし、そういう、人から見えている自分の姿を知ることで、「自分ってこういう人間なんだな」と形作られていく。
今回の『影裏』というタイトルにもあるように、人は誰でもそういう多面性を持っていると思うんです。だから、日浅も普通に生きているだけで、彼だけが何か特別なわけではないと捉えていました。
——松田さんも、自分が思う自身の姿と、人から見えている印象にギャップを感じることはありますか?
松田 「自分ではそんなつもりじゃなかったのに、そんな風に捉えられていたんだ」と、後から思うことはありますね。
——そういう時は、そのギャップを埋めようとしますか?
松田 ネガティブに受け止められていたら、誤解をときたいとは思いますね。 でも、相手の中にある自分の姿、というのはコントロールできないことだと僕は思うので、ある程度は仕方ないと割り切っています。それよりも、相手が見ている「自分」をどう受け入れるのか、ということじゃないかなって。
——今作の中でも、日浅が、今野の中に映っていた予想外の自分の姿に、戸惑う場面がありますよね。
松田 そうですね。日浅は「え、お前そんな風に俺のこと見てたの?」という驚きがあって一度は拒絶するんですが、その後、二人で夜釣りに行くキャンプの焚き火のシーンで、日浅は今野が見ていた「予想外の自分の姿」を、少し受け入れようとしたんじゃないかと思って演じていました。
——ネタバレになるので詳しくは語れませんが、今野が見ていた「予想外の自分の姿」を日浅が受け入れるということは、相当柔軟に「他人の自分像」を受け入れないといけない気がします。
松田 僕自身も人が自分に対してどう思っているかということをコントロールしたいというよりは、そこに対してどう対応していくか、ということを考える方かもしれません。そういう意味では、日浅の人との付き合い方に似ているかもしれないですね。
「心が動く瞬間」を逃さないように
——綾野さんと松田さん演じる今野と日浅は、釣りをしたりお酒を酌み交わしたりすることで意気投合していきますが、松田さん自身は、どういう時間を重ねると人と距離が縮まっていきますか?
松田 食事を一緒にしたからとか、長い時間話したからとか、特にこれというきっかけはないかもしれないですね。一緒に過ごして楽しかったとは思うけど、一生の友だちになれるかどうかはまた別というか。
そういう意味では、僕は人との付き合いも、自分で選んでいるようで選んでいない、わりと流れに身を任せるようなところがあって。
——日浅は、あれだけ同じ時間を共にした今野の元も、あっさり去ってしまいますよね。その行動も、共感できる部分はありますか?
松田 ひとつのことに固執しない感じは、僕もわかります。きっと日浅は、自分が当たり障りなく誰とでも付き合える性格だから、物静かで内向的な今野に対して、興味を持ったと思うんです。どんな奴か知りたい、と思ったんでしょうね。
でもそれで仲良くなっても、その後、他に優先することや心の動くことがあったら、流れに身を任せていくのかなと。自分の興味主体で、正直に生きているのが日浅なのかなと思います。
——松田さんが固執しないというのは、人間関係でもお仕事の中でも同じでしょうか?
松田 ひとつの考えに固執しないことが多いですね。映画の現場も、今回は役のイメージをあまり固めずに撮影に行ったんですが、作品によってはもっと作り込んでいくこともあります。
こだわりとか固執することで、大事な瞬間を逃すんじゃないかなという気がしていて。自分の気持ちが動いた時にちゃんと行動できるような人間でいたい、と思います。それは仕事でも、普段の人付き合いでも、同じですね。
——お忙しいと思うのですが、映画館には最近行かれていますか?
松田 そうですね、最近だと『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)を観に行きましたね。
——1969年のハリウッドを舞台に、かつて西部劇のスターであった落ち目の俳優と、彼の付き人の専属スタントマン、二人の姿を描いた作品ですね。レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの初共演作としても、話題になりました。
松田 役者としての生き様を見せつけられました。自分に重ねるつもりはなくても、仕事柄、おのずと重ねて観てしまいますよね。
どう受け入れるか
大切な人が自分の思っていた姿と異なる面を持っていた時、また、相手から見えている自分が予想外の姿だった時、そのギャップに戸惑ってしまい、どう対応してよいか迷ってしまった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
家族、友人、仕事相手、恋人。私たちは、それぞれの関係性の中で、いくつもの異なる顔を持っています。映画『影裏』(2月14日公開)は、そんな人の多面性や、誰もが持っている「影」の部分やそのまた「裏」の姿を描いた作品です。今作で松田龍平さんは、主人公が見知らぬ土地で心を許したただ一人の友人でありながら、ある日突然姿を消してしまう、ミステリアスで謎の多い男・日浅を演じました。
松田さんは、「自分が思う」自分の姿と、「相手から見えている」自分の姿にギャップを感じた時、そのギャップを埋めたり否定したりするのではなく、「それをどう受け入れるか」を考えるのだそうです。ひとつのことに固執せず、流れに身を任せるという松田さんの言葉からは、どんな作品にでも自然体で佇むことのできる、その理由が見えてきました。
自分にも相手にも固執しないことで、
その先にある可能性を見つける
——『影裏』での第2回海南島国際映画祭ベストアクター(最優秀俳優賞)受賞おめでとうございます! 綾野剛さん、大友啓史監督と出席されていましたが、現地の雰囲気はいかがでしたか?
松田 観客の皆様が温かく迎え入れてくれましたね。会場には5000人近くの方が集まっていたと聞いていますが、その熱気も感じました。
——受賞が発表された時、驚いてキョトンとされていたように感じました。
松田 そうですね、セレモニーを観ていて、つい自分もいち観客のような気分になってしまっていたので、本当に驚きました。
——いろんな意味でびっくりされたと(笑)。
松田 まさか自分が賞をいただけるとは思ってもいなかったので。
——受賞スピーチでは「何の言葉も用意していなくて」とおっしゃっていました。
松田 そうですね、今思い返しても、あの時は驚いていて余裕がなかったですね。
——映画祭で、一緒に登壇された綾野剛さんは「龍平君との時間が長かったので彼との時間をすごく大切にしました」とおっしゃっていましたね。綾野さんが演じた主人公・今野と日浅の関係性が、盛岡の自然に重ねられながら描かれた今作で何度も登場する“釣りのシーン”は、二人が関係を深めていく場面として印象深かったです。
松田 最初に台本を読んだ時、釣りが上手いという設定なんですが、これまでまともに魚を触ったこともなかったので、「大丈夫かな」とまず思いました(笑)。
——(笑)。
松田 でも、その釣りのシーンが、日浅と今野の感情が行き交う大切なシーンでもあったので、撮影前に実際に盛岡に行って渓流釣りのレッスンを受けたんです。
——今作では「川」や「雨」など、“水”が重要なモチーフとなっています。日浅の行動と、水の変容が並行して進んでいきましたが、それは松田さんの演技に触発された表現だと大友さんがおっしゃっていました。
松田 この映画の中で僕が演じた日浅というキャラクターは、今野から見えている側面と、家族や同僚など他の視点から語られる側面と、様々な目線から描かれているんですよね。いろんな人の目線から語られる人って実態がつかめないじゃないですか。かといって、自分で「ミステリアスだ」と意識して演じるのもおかしいし。
だから、今野を演じる綾野君と、会話をキャッチボールしていく中で見えてくる日浅を大事にしていました。始めは戸惑いもありましたけど。
——映画祭で綾野さんは、「まずは演じるというよりもその人物を生きるという感覚が強いです。映画の中でちゃんと生活するということを心掛けました」ともおっしゃっていましたが、松田さんもご自身の感覚を大切にされていたと。
松田 シーンを積み重ねていくことで、つかんでいくことが多かったかもしれないです。そうやって現場で感じたことから、役の可能性を広げていくのが楽しかったですね。
こうやって色々話していたら、結構楽しんで演じていたことを思い出しました(笑)。
——楽しかったんですね(笑)。
松田 大友監督は、セリフが終わってもカットをかけずに撮り続けることが多かったんですが、それも楽しかったです。
——大友監督は松田さんについて、「一人の等身大の人物として、日浅の足を地につけさせようとする姿に刺激を受けた」と現場での印象を語っています。
松田 日浅に限らず、人って誰しもいろんな側面を持っているんじゃないかなと思っていました。自分が思う自分自身と、人から見えている自分の姿って違うこともあるじゃないですか。それは家族だったり親友だったりと、相手との関係性によっても変わるし、そういう、人から見えている自分の姿を知ることで、「自分ってこういう人間なんだな」と形作られていく。
今回の『影裏』というタイトルにもあるように、人は誰でもそういう多面性を持っていると思うんです。だから、日浅も普通に生きているだけで、彼だけが何か特別なわけではないと捉えていました。
——松田さんも、自分が思う自身の姿と、人から見えている印象にギャップを感じることはありますか?
松田 「自分ではそんなつもりじゃなかったのに、そんな風に捉えられていたんだ」と、後から思うことはありますね。
——そういう時は、そのギャップを埋めようとしますか?
松田 ネガティブに受け止められていたら、誤解をときたいとは思いますね。 でも、相手の中にある自分の姿、というのはコントロールできないことだと僕は思うので、ある程度は仕方ないと割り切っています。それよりも、相手が見ている「自分」をどう受け入れるのか、ということじゃないかなって。
——今作の中でも、日浅が、今野の中に映っていた予想外の自分の姿に、戸惑う場面がありますよね。
松田 そうですね。日浅は「え、お前そんな風に俺のこと見てたの?」という驚きがあって一度は拒絶するんですが、その後、二人で夜釣りに行くキャンプの焚き火のシーンで、日浅は今野が見ていた「予想外の自分の姿」を、少し受け入れようとしたんじゃないかと思って演じていました。
——ネタバレになるので詳しくは語れませんが、今野が見ていた「予想外の自分の姿」を日浅が受け入れるということは、相当柔軟に「他人の自分像」を受け入れないといけない気がします。
松田 僕自身も人が自分に対してどう思っているかということをコントロールしたいというよりは、そこに対してどう対応していくか、ということを考える方かもしれません。そういう意味では、日浅の人との付き合い方に似ているかもしれないですね。
「心が動く瞬間」を逃さないように
——綾野さんと松田さん演じる今野と日浅は、釣りをしたりお酒を酌み交わしたりすることで意気投合していきますが、松田さん自身は、どういう時間を重ねると人と距離が縮まっていきますか?
松田 食事を一緒にしたからとか、長い時間話したからとか、特にこれというきっかけはないかもしれないですね。一緒に過ごして楽しかったとは思うけど、一生の友だちになれるかどうかはまた別というか。
そういう意味では、僕は人との付き合いも、自分で選んでいるようで選んでいない、わりと流れに身を任せるようなところがあって。
——日浅は、あれだけ同じ時間を共にした今野の元も、あっさり去ってしまいますよね。その行動も、共感できる部分はありますか?
松田 ひとつのことに固執しない感じは、僕もわかります。きっと日浅は、自分が当たり障りなく誰とでも付き合える性格だから、物静かで内向的な今野に対して、興味を持ったと思うんです。どんな奴か知りたい、と思ったんでしょうね。
でもそれで仲良くなっても、その後、他に優先することや心の動くことがあったら、流れに身を任せていくのかなと。自分の興味主体で、正直に生きているのが日浅なのかなと思います。
——松田さんが固執しないというのは、人間関係でもお仕事の中でも同じでしょうか?
松田 ひとつの考えに固執しないことが多いですね。映画の現場も、今回は役のイメージをあまり固めずに撮影に行ったんですが、作品によってはもっと作り込んでいくこともあります。
こだわりとか固執することで、大事な瞬間を逃すんじゃないかなという気がしていて。自分の気持ちが動いた時にちゃんと行動できるような人間でいたい、と思います。それは仕事でも、普段の人付き合いでも、同じですね。
——お忙しいと思うのですが、映画館には最近行かれていますか?
松田 そうですね、最近だと『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)を観に行きましたね。
——1969年のハリウッドを舞台に、かつて西部劇のスターであった落ち目の俳優と、彼の付き人の専属スタントマン、二人の姿を描いた作品ですね。レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの初共演作としても、話題になりました。
松田 役者としての生き様を見せつけられました。自分に重ねるつもりはなくても、仕事柄、おのずと重ねて観てしまいますよね。
还是采访 https://t.cn/A6PaKN3U
2020年5月に全国9都市で行われる宝塚歌劇団 雪組全国ツアー公演。ミュージカル・ロマン『炎のボレロ』とネオダイナミック・ショー『Music Revolution! -New Spirit-』の2本が上演される本公演にて、『炎のボレロ』アルベルト・カザルスを演じる彩風咲奈の取材会がこのほど行われた。オフィシャルより当日のレポートが届いたのでお届けする。
ーー「炎のボレロ」について、ご出演の経験はないかと思いますが、これまでご覧になったことはございますか?ある場合は、どのような感想をお持ちですか?見どころや、好きな場面、主人公の魅力などについてお聞かせください。
この作品を全国ツアーで上演させていただく事が決まってから映像で見ました。
まず、日向薫さんや紫苑ゆうさん、麻路さきさんといった男役の方々の格好良さにとても感動しました。そして革命に燃える、若さ溢れるエネルギッシュな作品というのが印象的です。柴田先生の作品が大好きで、台詞の美しさやダンスシーンが多いのも見応えがあり、この作品に出演させていただくのかと思うと、とても身が引き締まります。今回の再演でどのようになるかは分からないのですが、プロローグのベサメムーチョという場面でダンス合戦の様なシーンが好きです。ヒロインの方と2人で歌うシーンも多いので、とても宝塚らしいロマンスを見ていただけるのも、見どころの一つだと思います。
ーー「Music Revolution! -New Spirit-」は、2019 年に宝塚大劇場・東京宝塚劇場にご出演されていますが、公演の見どころや作品への思い・好きな場面などをお聞かせください。
場面によって色々なダンスと歌があり、とてもジャンルが豊かなので、演じている側もご覧いただいているお客様も楽しめるところが魅力だと思います。また、振付をしていただいているブライアント先生の刺激的な振付とダンスが印象的で好きです。
プロローグがロックな感じで始まるのですが、今まで中村先生のショーでロックな感じで始まることが無かったので、凄く好きです。今回は“-New Spirit-”というタイトルが新しく付いたので、まだ内容は全て分からないのですが、中村先生も前回と演出を変更したいと仰っているので、お客様も前回の内容と違う部分を楽しんでいただけると思いますし、どんな内容になるか私も楽しみです。
ーー今回の公演に限らず、彩風さんが、色々な役をする上での役づくりのために、特に気をつけよう・力を入れようと思っていることはありますか?(ルーティーンなどでも結構です)
演出の先生などと相談し、色々と考えながらお芝居は作り上げていくものですが、その中でも、自分の心を動かしていくことが大事だと思いますので、台本を読んで1番最初に感じた事は、忘れないようにしています。
また、1回1回のお稽古を大事に集中して役作りをしています。稽古場でも稽古が終わって家に帰ってふとした時も、何気なく役の事を考え、演じる役と私がいつも同じ呼吸でいられる様にしています。
ーー衣装やステージ展開、迫力など、宝塚歌劇の魅力や注目ポイントを教えてください。
私が初めて宝塚を観たときは、なんて夢の世界なんだと思いました。ミュージカルや現代劇、歴史ものと幅広く色々な演目がありますが、ラブロマンスも友情も、女性が男役を演じるのも、華やかな衣裳にも、その全てにおいて“夢”を見ていただけるのが1番の魅力だと思います。
―ー彩風さんが思う現在の雪組の魅力と特徴は?
上級生から下級生まで、一人一人が舞台に対して、そして自分がやるべき事にとても真摯に、真面目に向き合っています。また、誰かが何かを悩んでいたら手を差し伸べ、一緒に前に進める様に努力する、そんな結びつきがとても温かい、良い組だと思います。
ーー宝塚歌劇を見たことがないお客様に対して、出演者として、コレをしてもらえたら嬉しい!盛り上がる!など、公演を見るときの心構えをお聞かせください。
初めてご覧になるお客様は、“宝塚だから”といって畏まらずに、純粋に舞台を観て何かを感じて、すぐそこにある夢の世界を楽しんでいただけたらと思いますので、緊張せずに来て下さい!
また、舞台は生ものなので、同じ演目を何度見ても違う発見がありますし、そういった所も魅力のひとつだと思います。全国ツアーでは、お越しくださったお客様全員が会場一体となって盛り上がっていただけたら嬉しいです。
―ー各開催地への所感や印象を教えてください。例えば、前回ツアーの思い出や、美味しい食べ物など。
全国ツアーでは、どの開催地へ行っても、皆さんが優しく温かく迎えていただき、お客様をより近くに感じる事ができます。今回、大宮は初めて行かせていただく土地なので、どんな公演になるのか凄く楽しみです。これを機に色々と知りたいと思います。
―宝塚を夢みる子供たちへのメッセージをお願いします。
私は、ただ宝塚に入りたいという思いだけで受験をして入学し、舞台に立たせていただいているのですが、その時に振り返ると「宝塚に入りたい!」と夢を見ていたのはとても幸せな時間だったと感じますので、その気持ちを大事にして、夢を追い続けて欲しいです。
2020年5月に全国9都市で行われる宝塚歌劇団 雪組全国ツアー公演。ミュージカル・ロマン『炎のボレロ』とネオダイナミック・ショー『Music Revolution! -New Spirit-』の2本が上演される本公演にて、『炎のボレロ』アルベルト・カザルスを演じる彩風咲奈の取材会がこのほど行われた。オフィシャルより当日のレポートが届いたのでお届けする。
ーー「炎のボレロ」について、ご出演の経験はないかと思いますが、これまでご覧になったことはございますか?ある場合は、どのような感想をお持ちですか?見どころや、好きな場面、主人公の魅力などについてお聞かせください。
この作品を全国ツアーで上演させていただく事が決まってから映像で見ました。
まず、日向薫さんや紫苑ゆうさん、麻路さきさんといった男役の方々の格好良さにとても感動しました。そして革命に燃える、若さ溢れるエネルギッシュな作品というのが印象的です。柴田先生の作品が大好きで、台詞の美しさやダンスシーンが多いのも見応えがあり、この作品に出演させていただくのかと思うと、とても身が引き締まります。今回の再演でどのようになるかは分からないのですが、プロローグのベサメムーチョという場面でダンス合戦の様なシーンが好きです。ヒロインの方と2人で歌うシーンも多いので、とても宝塚らしいロマンスを見ていただけるのも、見どころの一つだと思います。
ーー「Music Revolution! -New Spirit-」は、2019 年に宝塚大劇場・東京宝塚劇場にご出演されていますが、公演の見どころや作品への思い・好きな場面などをお聞かせください。
場面によって色々なダンスと歌があり、とてもジャンルが豊かなので、演じている側もご覧いただいているお客様も楽しめるところが魅力だと思います。また、振付をしていただいているブライアント先生の刺激的な振付とダンスが印象的で好きです。
プロローグがロックな感じで始まるのですが、今まで中村先生のショーでロックな感じで始まることが無かったので、凄く好きです。今回は“-New Spirit-”というタイトルが新しく付いたので、まだ内容は全て分からないのですが、中村先生も前回と演出を変更したいと仰っているので、お客様も前回の内容と違う部分を楽しんでいただけると思いますし、どんな内容になるか私も楽しみです。
ーー今回の公演に限らず、彩風さんが、色々な役をする上での役づくりのために、特に気をつけよう・力を入れようと思っていることはありますか?(ルーティーンなどでも結構です)
演出の先生などと相談し、色々と考えながらお芝居は作り上げていくものですが、その中でも、自分の心を動かしていくことが大事だと思いますので、台本を読んで1番最初に感じた事は、忘れないようにしています。
また、1回1回のお稽古を大事に集中して役作りをしています。稽古場でも稽古が終わって家に帰ってふとした時も、何気なく役の事を考え、演じる役と私がいつも同じ呼吸でいられる様にしています。
ーー衣装やステージ展開、迫力など、宝塚歌劇の魅力や注目ポイントを教えてください。
私が初めて宝塚を観たときは、なんて夢の世界なんだと思いました。ミュージカルや現代劇、歴史ものと幅広く色々な演目がありますが、ラブロマンスも友情も、女性が男役を演じるのも、華やかな衣裳にも、その全てにおいて“夢”を見ていただけるのが1番の魅力だと思います。
―ー彩風さんが思う現在の雪組の魅力と特徴は?
上級生から下級生まで、一人一人が舞台に対して、そして自分がやるべき事にとても真摯に、真面目に向き合っています。また、誰かが何かを悩んでいたら手を差し伸べ、一緒に前に進める様に努力する、そんな結びつきがとても温かい、良い組だと思います。
ーー宝塚歌劇を見たことがないお客様に対して、出演者として、コレをしてもらえたら嬉しい!盛り上がる!など、公演を見るときの心構えをお聞かせください。
初めてご覧になるお客様は、“宝塚だから”といって畏まらずに、純粋に舞台を観て何かを感じて、すぐそこにある夢の世界を楽しんでいただけたらと思いますので、緊張せずに来て下さい!
また、舞台は生ものなので、同じ演目を何度見ても違う発見がありますし、そういった所も魅力のひとつだと思います。全国ツアーでは、お越しくださったお客様全員が会場一体となって盛り上がっていただけたら嬉しいです。
―ー各開催地への所感や印象を教えてください。例えば、前回ツアーの思い出や、美味しい食べ物など。
全国ツアーでは、どの開催地へ行っても、皆さんが優しく温かく迎えていただき、お客様をより近くに感じる事ができます。今回、大宮は初めて行かせていただく土地なので、どんな公演になるのか凄く楽しみです。これを機に色々と知りたいと思います。
―宝塚を夢みる子供たちへのメッセージをお願いします。
私は、ただ宝塚に入りたいという思いだけで受験をして入学し、舞台に立たせていただいているのですが、その時に振り返ると「宝塚に入りたい!」と夢を見ていたのはとても幸せな時間だったと感じますので、その気持ちを大事にして、夢を追い続けて欲しいです。
同期ごはんはひたすら癒されます
.
朝央れんとお茶。
とにかく喋って笑ってたなあ
.
いーっぱい喋って元気でるし、
あとはもうひたすら安心感
.
同期、改めて言いますけども。
かけがえのない存在っす☺️
ありがとう
.
#タピオカ苺ミルク
最強においしかった
今更ですけど
タピオカブームきそう笑笑
via ins。
.
朝央れんとお茶。
とにかく喋って笑ってたなあ
.
いーっぱい喋って元気でるし、
あとはもうひたすら安心感
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同期、改めて言いますけども。
かけがえのない存在っす☺️
ありがとう
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#タピオカ苺ミルク
最強においしかった
今更ですけど
タピオカブームきそう笑笑
via ins。
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