❸#泽野弘之##SawanoHiroyuki[nZk]#
https://t.cn/A6wvqKDp
僕だったらボーカリストを逆にしてるはず
──今回のベスト盤は通常盤は2枚組ですが、初回限定盤にはDISC 3と、昨年12月に行われたライブ映像を収めたBlu-rayが付いているんですよね。
そうなんです。DISC 3に入っている3曲はボーナスとして、現時点でCD化されていない曲を入れさせてもらいました。1、2曲目は「機動戦隊アイアンサーガ」というスマホアプリの楽曲で、[nZk]名義ではないんですけど、どちらもTielleさんとmizukiさんという[nZk]に参加してくれているボーカリストに歌ってもらった曲だったので、併せて聴いてもらえたらと思って。
──初回限定盤だけにしておくのはもったいないぐらい、濃い3曲だと思いました。
ありがとうございます。
──1曲目の「N01R」はTielleさんがボーカルの、和の雰囲気が感じられるバラードですね。
「N01R」は「アイアンサーガ」のエンディングテーマなんですけど、オファーをいただいてから新規で作ったというよりは、過去のストックの中にこの曲の原型があって、もしかしたら作品に合うかなと思ってアレンジをし直したんです。たぶん20歳かそこらのときに作った曲で、おっしゃる通り、当時は和を意識した感じの曲をよく作ってたんですよね。
──2曲目の「Sea of Fire」はラウドなダンスロックで、ボーカルはmizukiさん。
こちらは「アイアンサーガ」のオープニングテーマで、「アップテンポな曲」というオーダーをいただいていたので、こういうアプローチになりました。この2曲って、僕だったらボーカリストを逆にしてるはずなんですよ。つまりバラードの「N01R」をmizukiさんに、アップテンポな「Sea of Fire」をTielleさんに歌ってもらったと思うんですけど、実は先方からボーカリストの指定がありまして。だから第三者からの提案によって偶然今回の組み合わせになって、なおかつそれが効果的に作用したという。僕としても面白い体験でした。
──3曲目の「Unordinary」は澤野さんにしては珍しい、アコースティックなアレンジのバラードですね。
そうですね。この曲は「3594e -三国志英歌-」というスマホアプリのエンディングテーマなのですが、アプリ自体はもうサービスが終了しています。サントラでもいろいろ曲を作っていて、歌モノの中にはわりとロック&エレクトロニカもあったんですけど、エンディングはしっとりした曲がいいのかなと。「アイアンサーガ」の2曲はこれから出るサントラにも入る予定なんですけど、この「Unordinary」はひょっとしたらもうCD化されないかもしれないので、この機会に聴いてもらえるとありがたいですね。
サバプロYoshが歌う15周年のテーマ曲
──[nZk]盤であるDISC 2の最後には、Yoshさんがボーカルを務める新曲の「BELONG」も収録されています。
この「BELONG」は、小説・コミック「Fate/strange Fake」のCMソングにしていただいたんですけど、デモみたいなものは去年の頭にはもう作っていて。その後、15周年のタイミングでベスト盤を出せることが決まったので、その15周年のテーマ曲と言ったら大袈裟ですけど、そういう曲にできたらいいなと思ってYoshさんに歌ってもらいました。
──ラウドロックとクラブミュージックのクロスオーバーと言いましょうか、アップテンポなロックナンバーでありつつEDM的な高揚感がありますね。澤野さんらしいバランス感覚が発揮された曲だと思いました。
ありがとうございます。そこはやっぱりYoshさんのボーカルアプローチも大きいと思うんですよね。僕はBPM160以上とかの曲はあまり作らないんですけど、Yoshさんは普段サバプロでそういう曲をバンバン歌っていて。そんなYoshさんに[nZk]としては初めてアップテンポな曲を歌ってもらったので、僕自身もすごく新鮮でやりがいがありました。あと、Yoshさんは僕のライブでお客さんを盛り上げてくれるボーカリストでもあるので、やっぱりアレンジにしてもライブを意識したところはありますね。
──レコーディングでは、Yoshさんとどのようなやりとりを?
Yoshさんのレコーディングはいつもわりとスムーズというか、普通にYoshさんから出てくるものが、自分の求めている歌声でもあるんですよね。きっとYoshさんも何回も一緒に録っているから、「たぶん澤野はここでこういくイメージなんだろうな」みたいに察してリハをしたうえで本番に挑んでくれているので、レコーディング中に「違う」とはまったくならなかったですね。サビに入ったときに声を張ってくれたりして、「よくおわかりで。ありがとうございます」みたいな感じで(笑)、めちゃくちゃ早く進みました。
なんだこの人、めちゃくちゃカッコいいな!
──今のYoshさんのパターンとは逆で、澤野さんが想像していたボーカルとは全然違ったけど「でも、いい!」みたいになった曲などはありますか?
ああ、それならDISC 1に入っている、Laco(EOW)さんに歌ってもらった「Zero Eclipse」ですね。これはアニメ「進撃の巨人 Season3」の劇中歌なんですけど、単純にLacoさんの歌の資料を聴かせてもらって「この人が歌ったらどうなるんだろう?」と興味が湧いて。で、実際にレコーディングで彼女が歌った瞬間に、なんて言うんですかね……曲を作ったときのイメージとは離れていたんだけど、「違う」というのではなくて、ただただ圧倒されて。「なんだこの人、めちゃくちゃカッコいいな!」とびっくりしたのをよく覚えています。
──その圧倒された感じをもう少し具体的に言葉にできます?
いやあ、難しいですね。事前にいただいた歌の資料ではちょっとR&B寄りな歌声ではあったんですけど、本番ではよりパワフルというか、とにかく表現力が豊かで。僕としても「こうやって歌ってほしい」みたいなイメージを多少持っていたんですけど「別にイメージ通りじゃなくてもいいや!」と思わせる説得力が彼女の歌声にはあったんですよね。とにかくレコーディング中ずっと興奮していましたし、この曲がきっかけでその後もLacoさんにオファーすることになったんですよ。「これからもいろんなことができそうだな」という期待を抱かせてくれる歌声でもありました。
──そのLacoさんも出演されるライブが、6月に東京・豊洲PITで予定されていますね。初日が「Side SawanoHiroyuki[nZk]」で、2日目が「Side 澤野弘之」ということなので……。
このベストアルバムのDISC 1、2と同じ分け方ができたらいいなと。ボーカリストも、[nZk]とサントラそれぞれの形で見せられるのは初めてなので、より面白いステージにできるように考えている最中です。新型コロナウイルスの影響が心配ではあるんですけど、安心できる環境で、皆さんと一緒に楽しみたいです。
──無事開催できるといいですね。澤野さんご自身も、相当ライブ慣れしてきているのでは?
いやあ、慣れはないです。やっぱり毎回緊張しますし、自分がテンパってる間にライブが終わっちゃうこともあるんですよ。でもそれは、裏を返せばお客さんの反応とかが変わることによって、毎回なんらかの刺激をもらっているということでもあると思うんです。例えばお客さんの反応がいつも同じだったら、悪い意味で慣れちゃうかもしれない。そういう意味では、僕もお客さんも慣れないライブを続けなきゃいけないですよね。
https://t.cn/A6wvqKDp
僕だったらボーカリストを逆にしてるはず
──今回のベスト盤は通常盤は2枚組ですが、初回限定盤にはDISC 3と、昨年12月に行われたライブ映像を収めたBlu-rayが付いているんですよね。
そうなんです。DISC 3に入っている3曲はボーナスとして、現時点でCD化されていない曲を入れさせてもらいました。1、2曲目は「機動戦隊アイアンサーガ」というスマホアプリの楽曲で、[nZk]名義ではないんですけど、どちらもTielleさんとmizukiさんという[nZk]に参加してくれているボーカリストに歌ってもらった曲だったので、併せて聴いてもらえたらと思って。
──初回限定盤だけにしておくのはもったいないぐらい、濃い3曲だと思いました。
ありがとうございます。
──1曲目の「N01R」はTielleさんがボーカルの、和の雰囲気が感じられるバラードですね。
「N01R」は「アイアンサーガ」のエンディングテーマなんですけど、オファーをいただいてから新規で作ったというよりは、過去のストックの中にこの曲の原型があって、もしかしたら作品に合うかなと思ってアレンジをし直したんです。たぶん20歳かそこらのときに作った曲で、おっしゃる通り、当時は和を意識した感じの曲をよく作ってたんですよね。
──2曲目の「Sea of Fire」はラウドなダンスロックで、ボーカルはmizukiさん。
こちらは「アイアンサーガ」のオープニングテーマで、「アップテンポな曲」というオーダーをいただいていたので、こういうアプローチになりました。この2曲って、僕だったらボーカリストを逆にしてるはずなんですよ。つまりバラードの「N01R」をmizukiさんに、アップテンポな「Sea of Fire」をTielleさんに歌ってもらったと思うんですけど、実は先方からボーカリストの指定がありまして。だから第三者からの提案によって偶然今回の組み合わせになって、なおかつそれが効果的に作用したという。僕としても面白い体験でした。
──3曲目の「Unordinary」は澤野さんにしては珍しい、アコースティックなアレンジのバラードですね。
そうですね。この曲は「3594e -三国志英歌-」というスマホアプリのエンディングテーマなのですが、アプリ自体はもうサービスが終了しています。サントラでもいろいろ曲を作っていて、歌モノの中にはわりとロック&エレクトロニカもあったんですけど、エンディングはしっとりした曲がいいのかなと。「アイアンサーガ」の2曲はこれから出るサントラにも入る予定なんですけど、この「Unordinary」はひょっとしたらもうCD化されないかもしれないので、この機会に聴いてもらえるとありがたいですね。
サバプロYoshが歌う15周年のテーマ曲
──[nZk]盤であるDISC 2の最後には、Yoshさんがボーカルを務める新曲の「BELONG」も収録されています。
この「BELONG」は、小説・コミック「Fate/strange Fake」のCMソングにしていただいたんですけど、デモみたいなものは去年の頭にはもう作っていて。その後、15周年のタイミングでベスト盤を出せることが決まったので、その15周年のテーマ曲と言ったら大袈裟ですけど、そういう曲にできたらいいなと思ってYoshさんに歌ってもらいました。
──ラウドロックとクラブミュージックのクロスオーバーと言いましょうか、アップテンポなロックナンバーでありつつEDM的な高揚感がありますね。澤野さんらしいバランス感覚が発揮された曲だと思いました。
ありがとうございます。そこはやっぱりYoshさんのボーカルアプローチも大きいと思うんですよね。僕はBPM160以上とかの曲はあまり作らないんですけど、Yoshさんは普段サバプロでそういう曲をバンバン歌っていて。そんなYoshさんに[nZk]としては初めてアップテンポな曲を歌ってもらったので、僕自身もすごく新鮮でやりがいがありました。あと、Yoshさんは僕のライブでお客さんを盛り上げてくれるボーカリストでもあるので、やっぱりアレンジにしてもライブを意識したところはありますね。
──レコーディングでは、Yoshさんとどのようなやりとりを?
Yoshさんのレコーディングはいつもわりとスムーズというか、普通にYoshさんから出てくるものが、自分の求めている歌声でもあるんですよね。きっとYoshさんも何回も一緒に録っているから、「たぶん澤野はここでこういくイメージなんだろうな」みたいに察してリハをしたうえで本番に挑んでくれているので、レコーディング中に「違う」とはまったくならなかったですね。サビに入ったときに声を張ってくれたりして、「よくおわかりで。ありがとうございます」みたいな感じで(笑)、めちゃくちゃ早く進みました。
なんだこの人、めちゃくちゃカッコいいな!
──今のYoshさんのパターンとは逆で、澤野さんが想像していたボーカルとは全然違ったけど「でも、いい!」みたいになった曲などはありますか?
ああ、それならDISC 1に入っている、Laco(EOW)さんに歌ってもらった「Zero Eclipse」ですね。これはアニメ「進撃の巨人 Season3」の劇中歌なんですけど、単純にLacoさんの歌の資料を聴かせてもらって「この人が歌ったらどうなるんだろう?」と興味が湧いて。で、実際にレコーディングで彼女が歌った瞬間に、なんて言うんですかね……曲を作ったときのイメージとは離れていたんだけど、「違う」というのではなくて、ただただ圧倒されて。「なんだこの人、めちゃくちゃカッコいいな!」とびっくりしたのをよく覚えています。
──その圧倒された感じをもう少し具体的に言葉にできます?
いやあ、難しいですね。事前にいただいた歌の資料ではちょっとR&B寄りな歌声ではあったんですけど、本番ではよりパワフルというか、とにかく表現力が豊かで。僕としても「こうやって歌ってほしい」みたいなイメージを多少持っていたんですけど「別にイメージ通りじゃなくてもいいや!」と思わせる説得力が彼女の歌声にはあったんですよね。とにかくレコーディング中ずっと興奮していましたし、この曲がきっかけでその後もLacoさんにオファーすることになったんですよ。「これからもいろんなことができそうだな」という期待を抱かせてくれる歌声でもありました。
──そのLacoさんも出演されるライブが、6月に東京・豊洲PITで予定されていますね。初日が「Side SawanoHiroyuki[nZk]」で、2日目が「Side 澤野弘之」ということなので……。
このベストアルバムのDISC 1、2と同じ分け方ができたらいいなと。ボーカリストも、[nZk]とサントラそれぞれの形で見せられるのは初めてなので、より面白いステージにできるように考えている最中です。新型コロナウイルスの影響が心配ではあるんですけど、安心できる環境で、皆さんと一緒に楽しみたいです。
──無事開催できるといいですね。澤野さんご自身も、相当ライブ慣れしてきているのでは?
いやあ、慣れはないです。やっぱり毎回緊張しますし、自分がテンパってる間にライブが終わっちゃうこともあるんですよ。でもそれは、裏を返せばお客さんの反応とかが変わることによって、毎回なんらかの刺激をもらっているということでもあると思うんです。例えばお客さんの反応がいつも同じだったら、悪い意味で慣れちゃうかもしれない。そういう意味では、僕もお客さんも慣れないライブを続けなきゃいけないですよね。
❷#泽野弘之##SawanoHiroyuki[nZk]#
https://t.cn/A6wvqKDp
──今回のベスト盤の収録曲はどれも澤野さんにとって重要な曲だと思います。そのうえで、特に思い入れの強い曲を強いて挙げるならば?
劇伴のボーカル楽曲を集めたDISC 1だと、1曲目に持ってきた「Inferno」ですかね。この曲は去年、劇場アニメ「プロメア」のメインテーマとして作った曲で、作中でもいい形でフィーチャーしてもらえて。そのあとにやったライブでもお客さんからの熱量を感じることができたんです。だからこの「Inferno」をBenjaminとmpiという2人のボーカリストの力を借りて作れたということは大きいですし、改めて「プロメア」という作品に携われて本当に幸せに感じています。今後の自分のライブにおいてもすごく重要な曲になるんじゃないかなと思います。
──その「プロメア」で澤野さんのことを知ったという人がこのアルバムを聴くと……。
「Inferno」をきっかけに僕に興味を持ってくださった方が、ほかの曲も楽しんでもらえたらうれしいですね。
──では、[nZk]プロジェクトのベスト盤であるDISC 2から1曲選ぶなら?
「REMEMBER」(2019年3月発売のアルバム「R∃/MEMBER」収録曲)ですかね。
──それまで[nZk]のボーカリストを務めてこられたmizuki(UNIDOTS)さん、Yosh(Survive Said The Prophet)さん、Gemieさん、Tielleさん、naNamiさんが一堂に会したアンセム的なナンバーですね。
やっぱり[nZk]としてライブをやり始めたことが自分に与えた影響って、すごく大きくて。その後の曲作りへのモチベーションにもつながっているし、[nZk]の曲であっても劇伴の曲であっても、どこかでライブのことを考えながら作っているところがあるんです。その意味では、「REMEMBER」はライブをやっていなかったら考えられなかった曲というか。[nZk]のライブには複数のボーカリストに出てもらうんですけど、基本的にその人がボーカルを担当した曲をソロで歌ってもらうんです。でも、せっかくみんないるんだから、みんなで一緒に歌えて、なおかつお客さんもシンガロングできる楽曲が1つでもあったらいいなという思いがあって。それがやっと、去年リリースした「R∃/MEMBER」というアルバムの中でできたんです。
──なるほど。
今後のライブでも、必ずしも音源と同じメンバーじゃなくても、そのライブに参加してくれたボーカリストみんなで歌える曲になったらいいなと。実は、もともとDISC 2はシングル表題曲のみで構成する予定だったんですけど、唯一「REMEMBER」だけがアルバム曲なんですよ。今言ったような思い入れがあるからどうしても入れたくて。
──ちなみに、「A/Z」(2014年9月発売の1stシングル「A/Z|aLIEz」収録曲)だけ、1枚目のボーカルベストにも収録されていたんですよね。
そうなんです(笑)。それは単純にシングルベストにしたかったから、1枚目と収録曲が被るけど入れないわけにはいかないなって。もちろん「A/Z」にも思い入れはありますよ。やっぱり[nZk]の始まりの曲という意味で、歌詞にもプロジェクトをスタートするうえでの不安とか期待とかいろんなことが表れていますし。
主題歌をやったからって、サントラで手を抜くなよ
──[nZk]プロジェクトがスタートして以降、劇伴のボーカル楽曲の作り方は変わりました? あるいは両者の相互作用などはありますか?
ああ……ありますね。例えば劇伴と主題歌を一緒に担当した場合、[nZk]がなかったときはサントラという枠組みの中でボーカル楽曲のアプローチを考えていたと思うんです。でも[nZk]として主題歌を、澤野弘之として劇伴を担当するとなると、[nZk]で作った主題歌に対して、どういうボーカル楽曲を劇中歌として作るかみたいな考え方をするので。あるいはその逆のパターンもあるので、相互に影響していると思いますね。まあ、劇中歌として書いた曲を主題歌にしてもよかったかなと、あとになって思うこともたまにあるんですけど(笑)。
──ははは(笑)。
あと、主題歌となるとシングルを切ったりするじゃないですか。だから[nZk]としてタイアップ曲を作るという意識のもとで作っているんですけど、それをやっている分サントラにおけるボーカル楽曲には、[nZk]でアルバム曲を作るような感覚で取りかかれるというか。要は、劇中の効果を上げられるのであれば、そのとき音楽的に面白いと思ったことをやれたらいいのではないかと。そういう意味で今回のベスト盤は、もし[nZk]のシングルコレクションのDISC 2だけだったら、たぶん僕の中では消化不良になっていたと思うんですよね。でも、主に劇伴のボーカル曲を集めたDISC 1があることで、シングル曲だけで伝わらなかったであろうサウンドが補完されているというか。だから15周年のタイミングで、こうして2枚組のベスト盤を出せたことは僕にとってすごく大きなことなんですよね。
──今のお話しぶりからすると、澤野さんの中で主題歌と劇中歌の優劣ってないですよね?
ないですね。自分ではそれが完全にできているかわからないですけど、[nZk]プロジェクトが始まったときに「[nZk]で主題歌をやったからって、サントラで手を抜くなよ」と自分に言い聞かせてたんですよ。聴く人によっては「主題歌よりも劇中歌のほうが面白いじゃん」と思うような曲をサントラで作っていたいという意識でやっていたので。これからもそうあり続けなきゃいけないし、どれも自分にとって大事な楽曲として誇れるようなものを作っていきたいですね。
──この2枚を聴けばそこに優劣がないというのはわかるのですが、あえて聞いてみました。
ははは(笑)。皆さんにもそう思ってもらえたら幸いです。
https://t.cn/A6wvqKDp
──今回のベスト盤の収録曲はどれも澤野さんにとって重要な曲だと思います。そのうえで、特に思い入れの強い曲を強いて挙げるならば?
劇伴のボーカル楽曲を集めたDISC 1だと、1曲目に持ってきた「Inferno」ですかね。この曲は去年、劇場アニメ「プロメア」のメインテーマとして作った曲で、作中でもいい形でフィーチャーしてもらえて。そのあとにやったライブでもお客さんからの熱量を感じることができたんです。だからこの「Inferno」をBenjaminとmpiという2人のボーカリストの力を借りて作れたということは大きいですし、改めて「プロメア」という作品に携われて本当に幸せに感じています。今後の自分のライブにおいてもすごく重要な曲になるんじゃないかなと思います。
──その「プロメア」で澤野さんのことを知ったという人がこのアルバムを聴くと……。
「Inferno」をきっかけに僕に興味を持ってくださった方が、ほかの曲も楽しんでもらえたらうれしいですね。
──では、[nZk]プロジェクトのベスト盤であるDISC 2から1曲選ぶなら?
「REMEMBER」(2019年3月発売のアルバム「R∃/MEMBER」収録曲)ですかね。
──それまで[nZk]のボーカリストを務めてこられたmizuki(UNIDOTS)さん、Yosh(Survive Said The Prophet)さん、Gemieさん、Tielleさん、naNamiさんが一堂に会したアンセム的なナンバーですね。
やっぱり[nZk]としてライブをやり始めたことが自分に与えた影響って、すごく大きくて。その後の曲作りへのモチベーションにもつながっているし、[nZk]の曲であっても劇伴の曲であっても、どこかでライブのことを考えながら作っているところがあるんです。その意味では、「REMEMBER」はライブをやっていなかったら考えられなかった曲というか。[nZk]のライブには複数のボーカリストに出てもらうんですけど、基本的にその人がボーカルを担当した曲をソロで歌ってもらうんです。でも、せっかくみんないるんだから、みんなで一緒に歌えて、なおかつお客さんもシンガロングできる楽曲が1つでもあったらいいなという思いがあって。それがやっと、去年リリースした「R∃/MEMBER」というアルバムの中でできたんです。
──なるほど。
今後のライブでも、必ずしも音源と同じメンバーじゃなくても、そのライブに参加してくれたボーカリストみんなで歌える曲になったらいいなと。実は、もともとDISC 2はシングル表題曲のみで構成する予定だったんですけど、唯一「REMEMBER」だけがアルバム曲なんですよ。今言ったような思い入れがあるからどうしても入れたくて。
──ちなみに、「A/Z」(2014年9月発売の1stシングル「A/Z|aLIEz」収録曲)だけ、1枚目のボーカルベストにも収録されていたんですよね。
そうなんです(笑)。それは単純にシングルベストにしたかったから、1枚目と収録曲が被るけど入れないわけにはいかないなって。もちろん「A/Z」にも思い入れはありますよ。やっぱり[nZk]の始まりの曲という意味で、歌詞にもプロジェクトをスタートするうえでの不安とか期待とかいろんなことが表れていますし。
主題歌をやったからって、サントラで手を抜くなよ
──[nZk]プロジェクトがスタートして以降、劇伴のボーカル楽曲の作り方は変わりました? あるいは両者の相互作用などはありますか?
ああ……ありますね。例えば劇伴と主題歌を一緒に担当した場合、[nZk]がなかったときはサントラという枠組みの中でボーカル楽曲のアプローチを考えていたと思うんです。でも[nZk]として主題歌を、澤野弘之として劇伴を担当するとなると、[nZk]で作った主題歌に対して、どういうボーカル楽曲を劇中歌として作るかみたいな考え方をするので。あるいはその逆のパターンもあるので、相互に影響していると思いますね。まあ、劇中歌として書いた曲を主題歌にしてもよかったかなと、あとになって思うこともたまにあるんですけど(笑)。
──ははは(笑)。
あと、主題歌となるとシングルを切ったりするじゃないですか。だから[nZk]としてタイアップ曲を作るという意識のもとで作っているんですけど、それをやっている分サントラにおけるボーカル楽曲には、[nZk]でアルバム曲を作るような感覚で取りかかれるというか。要は、劇中の効果を上げられるのであれば、そのとき音楽的に面白いと思ったことをやれたらいいのではないかと。そういう意味で今回のベスト盤は、もし[nZk]のシングルコレクションのDISC 2だけだったら、たぶん僕の中では消化不良になっていたと思うんですよね。でも、主に劇伴のボーカル曲を集めたDISC 1があることで、シングル曲だけで伝わらなかったであろうサウンドが補完されているというか。だから15周年のタイミングで、こうして2枚組のベスト盤を出せたことは僕にとってすごく大きなことなんですよね。
──今のお話しぶりからすると、澤野さんの中で主題歌と劇中歌の優劣ってないですよね?
ないですね。自分ではそれが完全にできているかわからないですけど、[nZk]プロジェクトが始まったときに「[nZk]で主題歌をやったからって、サントラで手を抜くなよ」と自分に言い聞かせてたんですよ。聴く人によっては「主題歌よりも劇中歌のほうが面白いじゃん」と思うような曲をサントラで作っていたいという意識でやっていたので。これからもそうあり続けなきゃいけないし、どれも自分にとって大事な楽曲として誇れるようなものを作っていきたいですね。
──この2枚を聴けばそこに優劣がないというのはわかるのですが、あえて聞いてみました。
ははは(笑)。皆さんにもそう思ってもらえたら幸いです。
緊急事態宣言 出たらどうなる?(くらし・ビジネス)
2020年4月6日 17時06分
特別措置法に基づいて緊急事態宣言が出されると、私たちの暮らしやビジネスにはどのような影響が出るのでしょうか?
スーパー コンビニ ドラッグストア 原則営業続ける
大手のスーパーやコンビニそれにドラッグストアは、緊急事態宣言が出た場合でも原則として営業を続けることにしています。
首都圏に店舗を展開するスーパーのうち
▽イオン、
▽イトーヨーカドー、
▽マルエツ、
▽いなげや、
▽コープみらい、
▽オーケーは、
緊急事態宣言が出されたあとも、原則として営業を続けるとしています。
このほかのチェーンも原則、営業を続ける方向で検討を進めていますが、宣言の内容を確認したうえで、営業時間などの詳細を詰めることにしています。
また、一部のチェーンでは、店内が混雑して感染が拡大するリスクが高まるのを防ごうと、一度に入店できる買い物客の人数を制限することを検討しているところもあります。
大手コンビニの
▽セブン‐イレブン、
▽ファミリーマート、
▽ローソンの3社は原則として営業を続ける方針です。
それぞれの店舗の状況に合わせて営業時間を短縮したり、休業したりするかどうかは、オーナーと相談しながら判断するとしています。
大手ドラッグストア各社も原則として営業することにしています。
ただし、緊急事態宣言が出されたあとの要請の内容によっては、一部の店舗で営業時間の短縮などを検討することもあるとしています。
デパート 商業施設は?
特別措置法に基づいて緊急事態宣言が出された場合、都道府県知事は感染拡大を防ぐため、デパートや商業施設に対して施設の使用制限やイベントの開催自粛を求めることができるようになります。
大手デパート各社などでは、緊急事態宣言が出た後の要請の内容を確認したうえで休業を含めた対応を検討するとしています。
東京都などからの土日の外出の自粛要請を受けて、大手デパートや商業施設の多くは、首都圏を中心に土日はすでに臨時休業しています。
ファミレス 外食チェーンは?
外食チェーン各社では、緊急事態宣言が出された場合、自粛要請の内容を確認したうえで、対応を検討するとしています。
このうち、ファミリーレストランでは、すかいらーくホールディングスは、宣言の内容を確認したうえで、「ガスト」や「ジョナサン」などの店舗の営業は原則継続して行うとともに、宅配やテイクアウトについては人員を増やすなどして体制を強化する方針です。
また、ロイヤルホストやサイゼリヤは宣言の内容を確認し、営業時間や人員の体制を検討するとしています。
大手牛丼チェーンでは、松屋は店舗の営業を原則継続する方向で検討しています。また、すき家と吉野家は宣言の内容を確認したうえで営業体制を検討するとしています。
食品メーカー 生産継続
大手食品メーカーのうち、味の素、日本水産、ニチレイ、キユーピー、日清食品は、緊急事態宣言が出た場合でも原則として生産を続けるとしています。
学校の休校や在宅勤務が増えていることを背景に、自宅で手軽に食べられるレトルトや冷凍食品、即席麺などの需要が増えているため、メーカー各社では生産態勢を増強するなどしています。
電力 ガス 通常どおり継続
東京電力と東京ガスは、緊急事態宣言が出された場合でも、電力・ガスの供給や保守の業務は、通常どおり継続します。
郵便 宅配便は?
日本郵便は、郵便物は原則として通常どおりの配達を予定していて、緊急事態宣言の内容などを踏まえ対応が必要かどうか検討するとしています。
郵便局は、すでに都内では夜間の窓口営業の時間を短縮していて、今後さらに対応が必要か検討する方針です。
宅配便大手のヤマト運輸と佐川急便は、政府から緊急事態宣言が出された場合でも、荷物の配達は原則として通常どおり続ける方針です。
ただし、一部の営業所で窓口業務を取りやめることを検討したり、荷物の集荷や配達に遅れが出たりする場合もあるとしていて、ホームページなどで最新情報を確認するよう呼びかけています。
また、ヤマト運輸や佐川急便のほか、日本通運、福山通運、西濃運輸は、新型コロナウイルス対策の特別措置法のもとで、指定公共機関に指定されていて、政府や都道府県知事から医薬品や医療機器を運送するよう要請があった場合には、対応することになります。
通信各社 影響でないよう対応
NTTドコモ、auのKDDI、ソフトバンクの携帯大手3社は、政府から緊急事態宣言が出た場合でも通信サービスの提供に支障が出ないよう、通信設備の管理などで必要な社員は出勤して対応するとしています。
販売店については、3社ともすでに都内などで営業時間を短縮していますが、今後さらに対応が必要か、緊急事態宣言の対象地域なども踏まえて検討することにしています。
また、NTT東日本と西日本も、緊急事態宣言が出た場合でもサービスの提供に必要な社員は出勤するとしています。
ATM ネットバンキング 通常どおり利用可能
各金融機関は、政府から緊急事態宣言が出て自治体から外出の自粛などが呼びかけられた場合でも、ATM=現金自動預け払い機は通常どおり利用できます。
ただ、商業施設などに設置しているATMについては、その施設が営業していなければ、利用できないことがあるということです。
また、パソコンやスマートフォンのアプリを通じたインターネットバンキングについても、通常どおり利用できるとしています。
店舗でも、個人をはじめ、企業の資金繰りの相談や融資の申し込みなどに対応するため、原則、営業を続ける方針です。
ただ、外出の自粛が強く呼びかけられた場合、金融機関によっては規模が小さい店舗を臨時で休業させる場合があるとしています。
また、従業員を交代で勤務させるため、窓口対応の態勢をふだんより縮小させる金融機関もあり、可能な範囲でATMやインターネットバンキングを利用するよう呼びかけています。
政府系金融機関の相談窓口も通常どおり
実質的に無利子・無担保で融資を受けられるなど、政府の資金繰り支援策の窓口となっている日本政策金融公庫と商工中金は、政府の緊急事態宣言が出された場合でも、通常どおり資金繰りの相談や融資の受け付けなどの業務を続けることにしています。
日銀 取引所も通常どおり
日銀は、今後政府から緊急事態宣言が出され自治体によって外出の自粛などが呼びかけられた場合でも、現金の需要に応えるため、日銀の各支店への現金輸送や金融機関に対する資金の供給は、必要な態勢を整えて通常どおり続けます。
また、日本取引所グループも、東京証券取引所、大阪取引所、東京商品取引所では、通常どおり株式や先物商品の取り引きができるようにします。
都内のタクシー会社 運行続ける方針
東京都内の主なタクシー会社の、国際自動車、帝都自動車交通、日の丸交通は、政府から緊急事態宣言が出された場合でも、乗務員の感染防止対策を徹底したうえでタクシーの運行を続ける方針です。
ただし、宣言の内容によっては、運行する台数を通常より減らす可能性もあるとしています。
2020年4月6日 17時06分
特別措置法に基づいて緊急事態宣言が出されると、私たちの暮らしやビジネスにはどのような影響が出るのでしょうか?
スーパー コンビニ ドラッグストア 原則営業続ける
大手のスーパーやコンビニそれにドラッグストアは、緊急事態宣言が出た場合でも原則として営業を続けることにしています。
首都圏に店舗を展開するスーパーのうち
▽イオン、
▽イトーヨーカドー、
▽マルエツ、
▽いなげや、
▽コープみらい、
▽オーケーは、
緊急事態宣言が出されたあとも、原則として営業を続けるとしています。
このほかのチェーンも原則、営業を続ける方向で検討を進めていますが、宣言の内容を確認したうえで、営業時間などの詳細を詰めることにしています。
また、一部のチェーンでは、店内が混雑して感染が拡大するリスクが高まるのを防ごうと、一度に入店できる買い物客の人数を制限することを検討しているところもあります。
大手コンビニの
▽セブン‐イレブン、
▽ファミリーマート、
▽ローソンの3社は原則として営業を続ける方針です。
それぞれの店舗の状況に合わせて営業時間を短縮したり、休業したりするかどうかは、オーナーと相談しながら判断するとしています。
大手ドラッグストア各社も原則として営業することにしています。
ただし、緊急事態宣言が出されたあとの要請の内容によっては、一部の店舗で営業時間の短縮などを検討することもあるとしています。
デパート 商業施設は?
特別措置法に基づいて緊急事態宣言が出された場合、都道府県知事は感染拡大を防ぐため、デパートや商業施設に対して施設の使用制限やイベントの開催自粛を求めることができるようになります。
大手デパート各社などでは、緊急事態宣言が出た後の要請の内容を確認したうえで休業を含めた対応を検討するとしています。
東京都などからの土日の外出の自粛要請を受けて、大手デパートや商業施設の多くは、首都圏を中心に土日はすでに臨時休業しています。
ファミレス 外食チェーンは?
外食チェーン各社では、緊急事態宣言が出された場合、自粛要請の内容を確認したうえで、対応を検討するとしています。
このうち、ファミリーレストランでは、すかいらーくホールディングスは、宣言の内容を確認したうえで、「ガスト」や「ジョナサン」などの店舗の営業は原則継続して行うとともに、宅配やテイクアウトについては人員を増やすなどして体制を強化する方針です。
また、ロイヤルホストやサイゼリヤは宣言の内容を確認し、営業時間や人員の体制を検討するとしています。
大手牛丼チェーンでは、松屋は店舗の営業を原則継続する方向で検討しています。また、すき家と吉野家は宣言の内容を確認したうえで営業体制を検討するとしています。
食品メーカー 生産継続
大手食品メーカーのうち、味の素、日本水産、ニチレイ、キユーピー、日清食品は、緊急事態宣言が出た場合でも原則として生産を続けるとしています。
学校の休校や在宅勤務が増えていることを背景に、自宅で手軽に食べられるレトルトや冷凍食品、即席麺などの需要が増えているため、メーカー各社では生産態勢を増強するなどしています。
電力 ガス 通常どおり継続
東京電力と東京ガスは、緊急事態宣言が出された場合でも、電力・ガスの供給や保守の業務は、通常どおり継続します。
郵便 宅配便は?
日本郵便は、郵便物は原則として通常どおりの配達を予定していて、緊急事態宣言の内容などを踏まえ対応が必要かどうか検討するとしています。
郵便局は、すでに都内では夜間の窓口営業の時間を短縮していて、今後さらに対応が必要か検討する方針です。
宅配便大手のヤマト運輸と佐川急便は、政府から緊急事態宣言が出された場合でも、荷物の配達は原則として通常どおり続ける方針です。
ただし、一部の営業所で窓口業務を取りやめることを検討したり、荷物の集荷や配達に遅れが出たりする場合もあるとしていて、ホームページなどで最新情報を確認するよう呼びかけています。
また、ヤマト運輸や佐川急便のほか、日本通運、福山通運、西濃運輸は、新型コロナウイルス対策の特別措置法のもとで、指定公共機関に指定されていて、政府や都道府県知事から医薬品や医療機器を運送するよう要請があった場合には、対応することになります。
通信各社 影響でないよう対応
NTTドコモ、auのKDDI、ソフトバンクの携帯大手3社は、政府から緊急事態宣言が出た場合でも通信サービスの提供に支障が出ないよう、通信設備の管理などで必要な社員は出勤して対応するとしています。
販売店については、3社ともすでに都内などで営業時間を短縮していますが、今後さらに対応が必要か、緊急事態宣言の対象地域なども踏まえて検討することにしています。
また、NTT東日本と西日本も、緊急事態宣言が出た場合でもサービスの提供に必要な社員は出勤するとしています。
ATM ネットバンキング 通常どおり利用可能
各金融機関は、政府から緊急事態宣言が出て自治体から外出の自粛などが呼びかけられた場合でも、ATM=現金自動預け払い機は通常どおり利用できます。
ただ、商業施設などに設置しているATMについては、その施設が営業していなければ、利用できないことがあるということです。
また、パソコンやスマートフォンのアプリを通じたインターネットバンキングについても、通常どおり利用できるとしています。
店舗でも、個人をはじめ、企業の資金繰りの相談や融資の申し込みなどに対応するため、原則、営業を続ける方針です。
ただ、外出の自粛が強く呼びかけられた場合、金融機関によっては規模が小さい店舗を臨時で休業させる場合があるとしています。
また、従業員を交代で勤務させるため、窓口対応の態勢をふだんより縮小させる金融機関もあり、可能な範囲でATMやインターネットバンキングを利用するよう呼びかけています。
政府系金融機関の相談窓口も通常どおり
実質的に無利子・無担保で融資を受けられるなど、政府の資金繰り支援策の窓口となっている日本政策金融公庫と商工中金は、政府の緊急事態宣言が出された場合でも、通常どおり資金繰りの相談や融資の受け付けなどの業務を続けることにしています。
日銀 取引所も通常どおり
日銀は、今後政府から緊急事態宣言が出され自治体によって外出の自粛などが呼びかけられた場合でも、現金の需要に応えるため、日銀の各支店への現金輸送や金融機関に対する資金の供給は、必要な態勢を整えて通常どおり続けます。
また、日本取引所グループも、東京証券取引所、大阪取引所、東京商品取引所では、通常どおり株式や先物商品の取り引きができるようにします。
都内のタクシー会社 運行続ける方針
東京都内の主なタクシー会社の、国際自動車、帝都自動車交通、日の丸交通は、政府から緊急事態宣言が出された場合でも、乗務員の感染防止対策を徹底したうえでタクシーの運行を続ける方針です。
ただし、宣言の内容によっては、運行する台数を通常より減らす可能性もあるとしています。
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