2022.09.08
這採訪有劇透,第二集還沒看的
就先不要看了.
Modelpress 報導
(劇播完馬上放這篇文章[笑cry])
「少年のアビス」FANTASTICS堀夏喜、次回予告でのセリフに視聴者驚愕「とんでもない予感」「どういう展開?」
2022.09.09 01:30 13,481views
俳優の荒木飛羽が主演を務めるMBSドラマ特区枠「少年のアビス」(MBS:毎週木曜24時59分~、tvk:23時~)の第2話が、8日に放送された。FANTASTICS の堀夏喜の次回予告でのセリフが話題となっている。<※ネタバレあり>
荒木飛羽主演「少年のアビス」
2020年から「週刊ヤングジャンプ」で連載をスタートし、累計発行部数100万部突破中の人気コミックを実写ドラマ化した同作は、閉塞感が漂う田舎町の小さな世界の中で、行き場がない高校2年生の少年・黒瀬令児(荒木)と強烈な個性を放つ登場人物たちの、“心中”から始まるスーサイドラブストーリー。
北野日奈子が憧れのアイドル・青江ナギ役を演じるほか、令児の幼馴染の“チャコ”こと秋山朔子役を本田望結、峰岸玄役を堀、令児の担任・柴沢由里役を松井玲奈、令児の母・夕子役を片岡礼子、夕子の同級生で小説家の似非森耕作役を和田聰宏が務めている。
玄、令児&ナギが走っていく姿を目撃
「峰岸建設」の社長の息子で街のカーストトップにいる玄は、令児をパシリにしていた。
第2話で令児は、認知症の祖母と引きこもりの兄を世話するという不安定な家庭環境、そして母親さえも峰岸建設に令児の就職を頼み込むという逃げられない状況についに我慢しきれず、コンビニで勤務中のナギの手を取り走って連れ出す。そんな2人の姿を、玄はコンビニの店内から鋭い視線で見つめていた。
玄、次回予告でのセリフが話題
放送終了後に流れた第3話の予告映像では、ナギが「私に何か用?」と言い放った後、そんな彼女に、玄がさらりと「セックスさせてよ」と言い放つ。さらにその直後には、玄が令児の胸ぐらを掴みながら「俺のそばで一生働くより死んだほうがマシか」と力を込めて聞くシーンも流れた。
第2話ではまだ玄はナギと直接的に対面しておらず、“令児が連れ出した人”という認識を持つのみだっただけに、予告映像での急展開に視聴者は衝撃。「これは3話もとんでもない予感…」「どういう展開!?」「来週の展開が気になってしょうがない」などの声が上がっていた。(modelpress編集部)
#少年のアビス##ドラマ特区##峰岸玄##堀夏喜##FANTASTICS#
這採訪有劇透,第二集還沒看的
就先不要看了.
Modelpress 報導
(劇播完馬上放這篇文章[笑cry])
「少年のアビス」FANTASTICS堀夏喜、次回予告でのセリフに視聴者驚愕「とんでもない予感」「どういう展開?」
2022.09.09 01:30 13,481views
俳優の荒木飛羽が主演を務めるMBSドラマ特区枠「少年のアビス」(MBS:毎週木曜24時59分~、tvk:23時~)の第2話が、8日に放送された。FANTASTICS の堀夏喜の次回予告でのセリフが話題となっている。<※ネタバレあり>
荒木飛羽主演「少年のアビス」
2020年から「週刊ヤングジャンプ」で連載をスタートし、累計発行部数100万部突破中の人気コミックを実写ドラマ化した同作は、閉塞感が漂う田舎町の小さな世界の中で、行き場がない高校2年生の少年・黒瀬令児(荒木)と強烈な個性を放つ登場人物たちの、“心中”から始まるスーサイドラブストーリー。
北野日奈子が憧れのアイドル・青江ナギ役を演じるほか、令児の幼馴染の“チャコ”こと秋山朔子役を本田望結、峰岸玄役を堀、令児の担任・柴沢由里役を松井玲奈、令児の母・夕子役を片岡礼子、夕子の同級生で小説家の似非森耕作役を和田聰宏が務めている。
玄、令児&ナギが走っていく姿を目撃
「峰岸建設」の社長の息子で街のカーストトップにいる玄は、令児をパシリにしていた。
第2話で令児は、認知症の祖母と引きこもりの兄を世話するという不安定な家庭環境、そして母親さえも峰岸建設に令児の就職を頼み込むという逃げられない状況についに我慢しきれず、コンビニで勤務中のナギの手を取り走って連れ出す。そんな2人の姿を、玄はコンビニの店内から鋭い視線で見つめていた。
玄、次回予告でのセリフが話題
放送終了後に流れた第3話の予告映像では、ナギが「私に何か用?」と言い放った後、そんな彼女に、玄がさらりと「セックスさせてよ」と言い放つ。さらにその直後には、玄が令児の胸ぐらを掴みながら「俺のそばで一生働くより死んだほうがマシか」と力を込めて聞くシーンも流れた。
第2話ではまだ玄はナギと直接的に対面しておらず、“令児が連れ出した人”という認識を持つのみだっただけに、予告映像での急展開に視聴者は衝撃。「これは3話もとんでもない予感…」「どういう展開!?」「来週の展開が気になってしょうがない」などの声が上がっていた。(modelpress編集部)
#少年のアビス##ドラマ特区##峰岸玄##堀夏喜##FANTASTICS#
東洋大学・宮下朝陽 同じ相手に2度敗れても、高校野球は「やり切った」と胸を張れる
阪神甲子園球場では、第104回全国高校野球選手権大会の熱戦が続いています。4years.では昨年2年ぶりに開催された舞台に立ち、大学野球の道に進んだ1年生の選手たちに、高校時代のことや、特別な経験を今の野球生活にどうつなげているかについて聞きました。「あの夏があったから2022~甲子園の記憶」と題して、大会の期間中にお届けします。第4回は春夏連続で出場し、特に春は開幕試合に登場した東洋大学の宮下朝陽(あさひ、北海)です。
監督から「開幕戦と神戸国際大付だけは……」
北海(南北海道)は創部120周年を迎えた昨年、春夏連続で甲子園に出場した。いずれも初戦で神戸国際大付(兵庫)と対戦し、ともに1点差の接戦で敗れた。主将として、4番としてチームを引っ張った宮下は「勝てた試合だった」と悔やむが、「甲子園で終われてよかった。高校野球をやり切った」と胸を張る。
8月3日に行われた昨夏の組み合わせ抽選会。初戦は3日目の第3試合。相手は春と同じ神戸国際大付に決まった。宮下は、苦笑いしながらこう振り返る。
「持ってるのか、持ってないのか……。なんとなく、北海のところに神戸国際大付が来そうだなぁっていう雰囲気は感じていたんです。そうしたら、やっぱりきました(笑)。平川(敦)監督には『開幕戦と神戸国際大付だけは引かないでくれ』と言われてたんですけど。でも、春のリベンジができるチャンスと、みんな気合が入りました」
3月の選抜高校野球大会、北海は開幕戦で神戸国際大付と対戦した。開会式直後の一戦で、試合前は慌ただしかった。1点リードで九回を迎え、相手は1死一、三塁のチャンスからスクイズを仕掛けてきた。投手の木村大成(現・福岡ソフトバンクホークス)は変化球でバットに当てさせなかったが、捕手の大津綾也(現・読売ジャイアンツ)がこれをはじいてしまった。三塁走者が生還(記録は本盗)、同点に追いつかれた。
なおも2死二塁から、次打者の放った打球はレフト前へ。サヨナラ負けかと思われた場面で、北海のレフト・林大海(現・桜美林大)が好返球を見せ、本塁を狙った二塁走者はタッチアウト。ピンチを切り抜けた。
「ダメかなと思ったら、林が刺してくれました。歓声が下の方からうわぁーって湧き上がってきたのがすごかったです。春はお客さんも入っていたので、甲子園の雰囲気って、いいなぁと思いました」
夏は入場者を代表校の関係者に限定して開催されたが、春は上限1万人まで許されていた。北海は十回1死満塁からセンター前を打たれ、サヨナラで敗れた。それでも宮下にとっては直前の九回、林の好返球でピンチを切り抜けた場面で、甲子園に湧き上がった歓声が強く印象に残っているという。
春に続いて、遠かったあと1点
宮下は余市シニア時代、3年連続で全国大会に出場し、中学3年の夏にはジャイアンツカップも経験した。北海に進学後は、1年の夏から4番を任された。のちにプロ入りする木村―大津のバッテリーも、下級生のころから公式戦を経験している。期待が高かった3年夏は、全国最多となる39回目の甲子園出場。大正時代から大会に出続け、昭和、平成と三つの元号で勝利を挙げている北海には「4元号勝利」への期待もあった(初の4元号勝利は大会2日目に長野・松商学園が勝利し、先に達成した)。
昨夏の甲子園は台風接近で開幕が1日遅れ、さらに悪天候の影響で順延が3日間続き、予定より4日遅れでようやく「大会3日目」がやってきた。
夏もロースコアの展開で進んだ。二回に神戸国際大付が2点を先制。北海も五回、1点差に詰め寄った。しかしその後は得点を奪うことができず、春に続いて1点差で敗れた。宮下自身は二、八回に安打を放ったが、後続に1本が出ず、得点には結びつかなかった。「1点差でしたから、勝てる試合でもあったと思います。それでも勝てなかったのは、自分たちに力がなかったから」と宮下は悔しそうな表情を見せた。
ただ約2年半の高校野球生活には、胸を張れる。
前年はコロナ禍のため、全国高校野球選手権大会そのものが中止となり、甲子園を目指すことさえ、かなわなかった。1学年上の先輩たちが引退してからは「先輩たちの分まで」という思いを背負い、春夏連続での甲子園出場を果たした。宮下は夏の南北海道大会前の地区大会で打撃の調子を落とし、下位打線を打つこともあった。ノーステップから、すり足に変えるなどして取り戻し、南北海道大会からは4番に戻って5割を超える打率を残した。
神戸国際大付に2度敗れた悔しさ以上に、甲子園で2度も試合ができた喜びの方が大きいと宮下は言う。「リベンジはできなかったけれど、最後、甲子園で終われてよかったです。高校野球をやり切ったという思いはありました」
後輩たちは、南北海道大会の準々決勝で札幌大谷に敗れ、この夏の戦いを終えた。4番を打った左打ちの強打者、1年生の宮下温人(はると)は弟だ。兄弟ともに1年生から北海の4番を打っている。
つかみかけていた1部昇格を逃した
進学した東洋大は昨春、入れ替え戦で敗れて2部降格を喫したが、これまで数多くのプロ野球選手を輩出してきた東都大学リーグの強豪だ。その東洋大で、宮下は1年春からセカンドのレギュラーをつかみ取った。第3週の専修大学2回戦ではサイクル安打を達成。打率2割4分1厘(2部リーグ15位)、1本塁打、3打点の成績を残し、2部のベストナインと新人賞を獲得した。
チームは2部を制し、1部の最下位・中央大学との入れ替え戦に進んだ。しかし1勝1敗で迎えた3回戦、東洋大は1点リードで迎えた九回裏の守りで2点を奪われ、逆転サヨナラ負け。つかみかけていた1部昇格を目の前で逃してしまった。無死一、二塁からバントを処理した投手が、一塁へ悪送球し同点に追いつかれた。そのとき一塁のベースカバーに入っていたのが宮下だった。
「ショートバウンドになったんですけど、自分が体で止めていれば、同点に追いつかれることはなかった」と悔やむ。東都の厳しさ、野球の厳しさを思い知らされた一戦になった。「秋も優勝して、今度こそ入れ替え戦に勝って1部へ上がります」と宮下。チームに貢献すること、そして3年後のドラフト会議で上位指名を受け、プロの世界に入ることが今の目標だ。
阪神甲子園球場では、第104回全国高校野球選手権大会の熱戦が続いています。4years.では昨年2年ぶりに開催された舞台に立ち、大学野球の道に進んだ1年生の選手たちに、高校時代のことや、特別な経験を今の野球生活にどうつなげているかについて聞きました。「あの夏があったから2022~甲子園の記憶」と題して、大会の期間中にお届けします。第4回は春夏連続で出場し、特に春は開幕試合に登場した東洋大学の宮下朝陽(あさひ、北海)です。
監督から「開幕戦と神戸国際大付だけは……」
北海(南北海道)は創部120周年を迎えた昨年、春夏連続で甲子園に出場した。いずれも初戦で神戸国際大付(兵庫)と対戦し、ともに1点差の接戦で敗れた。主将として、4番としてチームを引っ張った宮下は「勝てた試合だった」と悔やむが、「甲子園で終われてよかった。高校野球をやり切った」と胸を張る。
8月3日に行われた昨夏の組み合わせ抽選会。初戦は3日目の第3試合。相手は春と同じ神戸国際大付に決まった。宮下は、苦笑いしながらこう振り返る。
「持ってるのか、持ってないのか……。なんとなく、北海のところに神戸国際大付が来そうだなぁっていう雰囲気は感じていたんです。そうしたら、やっぱりきました(笑)。平川(敦)監督には『開幕戦と神戸国際大付だけは引かないでくれ』と言われてたんですけど。でも、春のリベンジができるチャンスと、みんな気合が入りました」
3月の選抜高校野球大会、北海は開幕戦で神戸国際大付と対戦した。開会式直後の一戦で、試合前は慌ただしかった。1点リードで九回を迎え、相手は1死一、三塁のチャンスからスクイズを仕掛けてきた。投手の木村大成(現・福岡ソフトバンクホークス)は変化球でバットに当てさせなかったが、捕手の大津綾也(現・読売ジャイアンツ)がこれをはじいてしまった。三塁走者が生還(記録は本盗)、同点に追いつかれた。
なおも2死二塁から、次打者の放った打球はレフト前へ。サヨナラ負けかと思われた場面で、北海のレフト・林大海(現・桜美林大)が好返球を見せ、本塁を狙った二塁走者はタッチアウト。ピンチを切り抜けた。
「ダメかなと思ったら、林が刺してくれました。歓声が下の方からうわぁーって湧き上がってきたのがすごかったです。春はお客さんも入っていたので、甲子園の雰囲気って、いいなぁと思いました」
夏は入場者を代表校の関係者に限定して開催されたが、春は上限1万人まで許されていた。北海は十回1死満塁からセンター前を打たれ、サヨナラで敗れた。それでも宮下にとっては直前の九回、林の好返球でピンチを切り抜けた場面で、甲子園に湧き上がった歓声が強く印象に残っているという。
春に続いて、遠かったあと1点
宮下は余市シニア時代、3年連続で全国大会に出場し、中学3年の夏にはジャイアンツカップも経験した。北海に進学後は、1年の夏から4番を任された。のちにプロ入りする木村―大津のバッテリーも、下級生のころから公式戦を経験している。期待が高かった3年夏は、全国最多となる39回目の甲子園出場。大正時代から大会に出続け、昭和、平成と三つの元号で勝利を挙げている北海には「4元号勝利」への期待もあった(初の4元号勝利は大会2日目に長野・松商学園が勝利し、先に達成した)。
昨夏の甲子園は台風接近で開幕が1日遅れ、さらに悪天候の影響で順延が3日間続き、予定より4日遅れでようやく「大会3日目」がやってきた。
夏もロースコアの展開で進んだ。二回に神戸国際大付が2点を先制。北海も五回、1点差に詰め寄った。しかしその後は得点を奪うことができず、春に続いて1点差で敗れた。宮下自身は二、八回に安打を放ったが、後続に1本が出ず、得点には結びつかなかった。「1点差でしたから、勝てる試合でもあったと思います。それでも勝てなかったのは、自分たちに力がなかったから」と宮下は悔しそうな表情を見せた。
ただ約2年半の高校野球生活には、胸を張れる。
前年はコロナ禍のため、全国高校野球選手権大会そのものが中止となり、甲子園を目指すことさえ、かなわなかった。1学年上の先輩たちが引退してからは「先輩たちの分まで」という思いを背負い、春夏連続での甲子園出場を果たした。宮下は夏の南北海道大会前の地区大会で打撃の調子を落とし、下位打線を打つこともあった。ノーステップから、すり足に変えるなどして取り戻し、南北海道大会からは4番に戻って5割を超える打率を残した。
神戸国際大付に2度敗れた悔しさ以上に、甲子園で2度も試合ができた喜びの方が大きいと宮下は言う。「リベンジはできなかったけれど、最後、甲子園で終われてよかったです。高校野球をやり切ったという思いはありました」
後輩たちは、南北海道大会の準々決勝で札幌大谷に敗れ、この夏の戦いを終えた。4番を打った左打ちの強打者、1年生の宮下温人(はると)は弟だ。兄弟ともに1年生から北海の4番を打っている。
つかみかけていた1部昇格を逃した
進学した東洋大は昨春、入れ替え戦で敗れて2部降格を喫したが、これまで数多くのプロ野球選手を輩出してきた東都大学リーグの強豪だ。その東洋大で、宮下は1年春からセカンドのレギュラーをつかみ取った。第3週の専修大学2回戦ではサイクル安打を達成。打率2割4分1厘(2部リーグ15位)、1本塁打、3打点の成績を残し、2部のベストナインと新人賞を獲得した。
チームは2部を制し、1部の最下位・中央大学との入れ替え戦に進んだ。しかし1勝1敗で迎えた3回戦、東洋大は1点リードで迎えた九回裏の守りで2点を奪われ、逆転サヨナラ負け。つかみかけていた1部昇格を目の前で逃してしまった。無死一、二塁からバントを処理した投手が、一塁へ悪送球し同点に追いつかれた。そのとき一塁のベースカバーに入っていたのが宮下だった。
「ショートバウンドになったんですけど、自分が体で止めていれば、同点に追いつかれることはなかった」と悔やむ。東都の厳しさ、野球の厳しさを思い知らされた一戦になった。「秋も優勝して、今度こそ入れ替え戦に勝って1部へ上がります」と宮下。チームに貢献すること、そして3年後のドラフト会議で上位指名を受け、プロの世界に入ることが今の目標だ。
【朝日新聞】「近江は山田だけじゃない」示す 申告敬遠後、打者横田が逆転三塁打
7日、全国高校野球選手権大会1回戦 近江 2-8 鳴門
近江は山田陽翔(はると)だけじゃない。意地を乗せた打球が、右翼手の頭上を越えていった。
1点を追う五回2死二塁。一回に適時二塁打を放っている4番山田は、当然のように申告敬遠で歩かされた。勝負を挑まれたのは2年の横田悟だ。
近江の右腕山田と鳴門の左腕冨田遼弥。息詰まる投手戦が続いていた。勝敗を分ける山場がやってきた。
冨田対策はできていた。右打者は内角に食い込む速球を意識し、少しベースから離れて立った。変化球を見極め、四回まで左腕に76球を投げさせていた。
この場面、横田もまさにその対策通りの打撃を見せた。右の軸足に体重を残し、低めのスライダーに手を出さない。3ボールと有利なカウントを作った。
フルカウントからの6球目。冨田が決めに来た胸元の速球を懸命にファウルで逃げた。そして7球目、根負けした冨田の浮いたスライダーを仕留めた。
「バットを短く持ってコンパクトにいきました」。粘り勝ちの右越え三塁打。ベンチに向かって、笑顔で腕を突き上げた。
横田は二回に遊撃の守備で、失点につながる失策をしていた。「自分でカバーしないといけない」。強い気持ちで取り返した。
近江は昨夏の全国4強に続き、今春の選抜でも準優勝した。だが、攻守ともエースで4番で主将の山田に頼りっぱなしだった。山田が疲れ果てた決勝は、大阪桐蔭に1―18と大敗した。
大阪桐蔭と再戦した春季近畿大会準決勝でも山田が降板した後に失点を重ね、2桁失点で敗れた。
「山田頼み」を脱することがチームの課題だった。滋賀大会は山田以外の投手が好投。打線は打率1割台の山田を全員でカバーして甲子園に帰って来た。
「山田さんが歩かされることはよくある。準備はしていた」と横田。選抜では控えだった6番石浦暖大も4安打。山田の後ろを打つ打者が存在感を示した。
春からの確かな成長を描き、近江が好発進した。(編集委員・稲崎航一)
7日、全国高校野球選手権大会1回戦 近江 2-8 鳴門
近江は山田陽翔(はると)だけじゃない。意地を乗せた打球が、右翼手の頭上を越えていった。
1点を追う五回2死二塁。一回に適時二塁打を放っている4番山田は、当然のように申告敬遠で歩かされた。勝負を挑まれたのは2年の横田悟だ。
近江の右腕山田と鳴門の左腕冨田遼弥。息詰まる投手戦が続いていた。勝敗を分ける山場がやってきた。
冨田対策はできていた。右打者は内角に食い込む速球を意識し、少しベースから離れて立った。変化球を見極め、四回まで左腕に76球を投げさせていた。
この場面、横田もまさにその対策通りの打撃を見せた。右の軸足に体重を残し、低めのスライダーに手を出さない。3ボールと有利なカウントを作った。
フルカウントからの6球目。冨田が決めに来た胸元の速球を懸命にファウルで逃げた。そして7球目、根負けした冨田の浮いたスライダーを仕留めた。
「バットを短く持ってコンパクトにいきました」。粘り勝ちの右越え三塁打。ベンチに向かって、笑顔で腕を突き上げた。
横田は二回に遊撃の守備で、失点につながる失策をしていた。「自分でカバーしないといけない」。強い気持ちで取り返した。
近江は昨夏の全国4強に続き、今春の選抜でも準優勝した。だが、攻守ともエースで4番で主将の山田に頼りっぱなしだった。山田が疲れ果てた決勝は、大阪桐蔭に1―18と大敗した。
大阪桐蔭と再戦した春季近畿大会準決勝でも山田が降板した後に失点を重ね、2桁失点で敗れた。
「山田頼み」を脱することがチームの課題だった。滋賀大会は山田以外の投手が好投。打線は打率1割台の山田を全員でカバーして甲子園に帰って来た。
「山田さんが歩かされることはよくある。準備はしていた」と横田。選抜では控えだった6番石浦暖大も4安打。山田の後ろを打つ打者が存在感を示した。
春からの確かな成長を描き、近江が好発進した。(編集委員・稲崎航一)
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