長期・long term
後援会(京都民際日本語学校の学生をいつも手伝ってくれる方々)から、学生に1人5kgのお米が贈られました。ありがとうございます。✨

感谢京都民际日本语学校的后援会赠送每位学生 5 公斤的米。✨

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毎日日本語

人妻になったそなたを恋い慕う（こいしたう）のは人間のする事ではないと、心で強う制統しても、止まらぬは凡夫（ぼんぷ）の想じゃ。そなたの噂（うわさ）を聴くにつけ、面影（おもかげ）を見るにつけ、二十年のその間、そなたの事を忘れた日は、ただ一日もおじゃらぬわ
————菊池寛（きくち　かん）

好きな人がいるときでも、
別の誰かから甘い誘いを受けることがある。
満ち足りた恋は、波ひとつない海のようだ。
それはある意味退屈なもの。
だから、ときどき刺激を求めて、
別の場所へ寄り道したくなる。
だが、一瞬の刺激のためにすべてを失う覚悟が、
あなたにはあるのか。
あなたの目に「退屈」に見えるそれは、
これまでふたりで積み上げてきた「安寧」かもしれない。

菊池寛
1888年12月26日生まれ。小説家、劇作家、ジャーナリスト。香川県高松市出身。1914年、芥川龍之介、久米正雄らとともに第三次『新思潮（しんしちょう）』を立ち上げる。主な作品に『恩讐（おんしゅう）の彼方（かなた）』『真珠夫人（しんじゅふじん）』など。『文藝春秋』を創刊し、芥川賞·直木賞を設立した人物でもある。1948年没。

毎日日本語

あの、ほんとに馬鹿みたいな話なんだけど、いつも夢に出てくる女の人に、あなたがあまりにも似てて......————吉田修一

ときどき、名前も知らない人なのに、すれ違ったときに「あの人、前にも見たことある」と思う経験はないだろうか。
恋をしたいなら、理論でなく、直感に任せるといい。
根拠なんで何もなくても、
声をかけてみればよいのだ。
運命へつづく糸は、
どんなところにただよっているかわからない。
ふとしたきっかけで、その糸をたぐってゆけば、
それは恋の始まりかもしれないのだから。