堂本剛を救い、導いた「愛」 母とジャニーさんへの思い(有料会員限定記事)
https://t.cn/AisCgk2W
奈良で生まれ育ち、仏像修復師や刀鍛冶(かじ)といった、1人で黙々と対象と向き合う仕事に憧れていた。それが、きらめくステージに立つ人気アイドルに。不惑と言われる40歳になった今も、堂本剛さんは「想定とは真逆(まぎゃく)の人生になった」という戸惑いを感じることがある。その世界で新たな表現に挑み続け、芸能活動を続けられるかという危機も乗り越えた。支えになったのは、大切な人たちの言葉だった。
堂本剛さんが導き…奈良に移った打楽器奏者「東京と逆」
心身に訪れた2度の危機
12歳で家族が履歴書を送り、ジャニーズ事務所へ。18歳でKinKi Kidsとしてデビューし、ミリオンセラーを連発。俳優としても活躍するが、デビュー後10年ほどは忙しすぎて、日常の記憶がほとんどないという。疲れ果て、テレビ局の廊下に座り込んで眠ってしまったことも。
10代のときに体調を崩し、パニック障害と診断されたが、当時の社会では今ほどこの疾患は理解されてはいなかった。今でも時々、症状に悩まされる。
さらにデビュー20周年の2017年、突発性難聴を発症。大きな音が耳の中で響く音響障害に悩んだ。なんとか日常生活を送れるまで回復し、今は後遺症の克服に向き合っている。
10代のときも難聴のときも、懸命に支えてくれたのは母、姉、家族だった。母とは子供の頃から何でも話せる仲。10代のつらい時期、たわいもない会話の中で母が授けてくれた言葉が心にしみた。
「愛は求めるものではなく、与えるものなんだよ」
あなたは悪くない。周囲があなたに求める一方では、体が壊れてもおかしくない――そんないたわり。半面、求められるなら与える強さを持ってほしい、つらくても人生を諦めないで――という励ましも感じた。
アイドルだから、を消し去り
母は幼いときに戦争で空襲を体験している。愛とともに、平和の大切さといったこともずっと口にしてきたのは、そんな人生体験があるからだ。その母の言葉は、自身の音楽、エンターテインメントの核にもなっている。
2000年代にアーティスト「ENDLICHERI☆ENDLICHERI」(現在は「ENDRECHERI」)として本格的にソロでの創作活動を始めた。魅せられたのは、黒人音楽のファンク。人種や国籍を超える多様性、自分一人が主役になるのではなく皆で平等に音を進めていくところにひかれたのは、母の教えに通じるところもあるからだろう。
日本でファンクは決してメジャーではない。でも、昨夏亡くなったジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川さんはこう言った。
「YOUはYOUのルールでやらなきゃダメだよ」
アイドルだからこうあるべきだという概念を頭の中から消し去り、アイドルがなじみのない音楽を手がけることの面白さを選んだ。
「人のやっていないことをしなきゃダメ」「海外で通用するものを」とも言われた。それこそファンクだ。そして自分にしかできない、「愛を与える」表現方法だと思っている。
ジャニーさんへの愛
ジャニーズ初のデュオであるKinKi Kidsとして、相方の堂本光一さんとともに、事務所では誰もしていない様々な経験に挑んできたという自負がある。昨年12月から1月1日まで、東京ドームと京セラドーム大阪で行われたコンサートでは、ジャニーさんへの思いも存分に語った。
ジャニーさんが亡くなったあと、不思議な力がみなぎっているという。「ジャニーさんは僕らの中で生きている。彼が生前にかなえられなかったことを僕らが生み出せたらうれしい」
輝く舞台で、人々に囲まれて。かつての憧れとは違う人生を歩んでいるけれど、これが運命だったのだろうと、今は思っている。(林るみ)
◇
〈どうもと・つよし〉 1979年、奈良県生まれ。KinKi Kidsとして97年デビュー。2002年、自作の「街/溺愛ロジック」でソロデビュー。バラエティー番組「KinKi Kidsのブンブブーン!」に出演中。
https://t.cn/AisCgk2W
奈良で生まれ育ち、仏像修復師や刀鍛冶(かじ)といった、1人で黙々と対象と向き合う仕事に憧れていた。それが、きらめくステージに立つ人気アイドルに。不惑と言われる40歳になった今も、堂本剛さんは「想定とは真逆(まぎゃく)の人生になった」という戸惑いを感じることがある。その世界で新たな表現に挑み続け、芸能活動を続けられるかという危機も乗り越えた。支えになったのは、大切な人たちの言葉だった。
堂本剛さんが導き…奈良に移った打楽器奏者「東京と逆」
心身に訪れた2度の危機
12歳で家族が履歴書を送り、ジャニーズ事務所へ。18歳でKinKi Kidsとしてデビューし、ミリオンセラーを連発。俳優としても活躍するが、デビュー後10年ほどは忙しすぎて、日常の記憶がほとんどないという。疲れ果て、テレビ局の廊下に座り込んで眠ってしまったことも。
10代のときに体調を崩し、パニック障害と診断されたが、当時の社会では今ほどこの疾患は理解されてはいなかった。今でも時々、症状に悩まされる。
さらにデビュー20周年の2017年、突発性難聴を発症。大きな音が耳の中で響く音響障害に悩んだ。なんとか日常生活を送れるまで回復し、今は後遺症の克服に向き合っている。
10代のときも難聴のときも、懸命に支えてくれたのは母、姉、家族だった。母とは子供の頃から何でも話せる仲。10代のつらい時期、たわいもない会話の中で母が授けてくれた言葉が心にしみた。
「愛は求めるものではなく、与えるものなんだよ」
あなたは悪くない。周囲があなたに求める一方では、体が壊れてもおかしくない――そんないたわり。半面、求められるなら与える強さを持ってほしい、つらくても人生を諦めないで――という励ましも感じた。
アイドルだから、を消し去り
母は幼いときに戦争で空襲を体験している。愛とともに、平和の大切さといったこともずっと口にしてきたのは、そんな人生体験があるからだ。その母の言葉は、自身の音楽、エンターテインメントの核にもなっている。
2000年代にアーティスト「ENDLICHERI☆ENDLICHERI」(現在は「ENDRECHERI」)として本格的にソロでの創作活動を始めた。魅せられたのは、黒人音楽のファンク。人種や国籍を超える多様性、自分一人が主役になるのではなく皆で平等に音を進めていくところにひかれたのは、母の教えに通じるところもあるからだろう。
日本でファンクは決してメジャーではない。でも、昨夏亡くなったジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川さんはこう言った。
「YOUはYOUのルールでやらなきゃダメだよ」
アイドルだからこうあるべきだという概念を頭の中から消し去り、アイドルがなじみのない音楽を手がけることの面白さを選んだ。
「人のやっていないことをしなきゃダメ」「海外で通用するものを」とも言われた。それこそファンクだ。そして自分にしかできない、「愛を与える」表現方法だと思っている。
ジャニーさんへの愛
ジャニーズ初のデュオであるKinKi Kidsとして、相方の堂本光一さんとともに、事務所では誰もしていない様々な経験に挑んできたという自負がある。昨年12月から1月1日まで、東京ドームと京セラドーム大阪で行われたコンサートでは、ジャニーさんへの思いも存分に語った。
ジャニーさんが亡くなったあと、不思議な力がみなぎっているという。「ジャニーさんは僕らの中で生きている。彼が生前にかなえられなかったことを僕らが生み出せたらうれしい」
輝く舞台で、人々に囲まれて。かつての憧れとは違う人生を歩んでいるけれど、これが運命だったのだろうと、今は思っている。(林るみ)
◇
〈どうもと・つよし〉 1979年、奈良県生まれ。KinKi Kidsとして97年デビュー。2002年、自作の「街/溺愛ロジック」でソロデビュー。バラエティー番組「KinKi Kidsのブンブブーン!」に出演中。
#河西智美[超话]##宫泽佐江[超话]#
Spice 二人对谈采访
2019年7月21日(日)に開幕するブロードウェイミュージカル『ピーターパン』。ウェンディを演じる河西智美とタイガー・リリー役の宮澤佐江はAKB時代の同期にして大親友という間柄で、本作での共演を心待ちにしていたという。互いの役柄への印象や意気込みはもちろん、夏に控えたとある一大イベントに至るまで語ってもらった仲良し対談をお届けする。
ーー出演が決まった時のご感想をお聞かせください。
河西:今年もこうしてお話をいただいて、また楽しい夏が来るなというワクワク感が大きいです。昨年はプレッシャーや不安があったんですが、もちろんそこも感じつつ今年はより楽しみたいですし、何よりさえがいる。お互いの成長した姿を舞台で見せることができたらいいなと思っています。
宮澤:私事ながら、昨年の夏からお仕事をお休みしておりまして。いつかは戻りたいとは思っていたものの具体的に(復帰の時期は)何も考えていない状況だったのですが、スタッフの方から直接このお話をいただいたとき、自然と「やりたい!」とスイッチがガツンと入ったんです。一度味わったことのあるカンパニーで再スタートを切れるのはとてもありがたいですし、智美と「一緒にやりたかったね」と過去形で話していたことがこうして叶ったことが嬉しくて。スタッフさんにもすぐ「ウェンディはともですか?」って聞いたくらい。緊張感をしっかり持ちつつ、新たな気持ちといろんな感情をタイガー・リリーにぶつけて、等身大を見せられたらと思います。
ーー河西さんが昨年に引き続き、宮澤さんが2年ぶりのご出演となります。前回を踏まえて、改めて役に感じていることは?
河西:何度も作品を観させていただいて、さらに昨年出演させていただいたことである程度自分のなかの“ウェンディ像”が出来上がった気持ちでいたんですけど、作品について深く掘り下げるほど「こんな気持ちになると思わなかった」と感じることがあって。昨年舞台に立てたことでいろんな情報をたくさんもらったので、また新しく深い世界を感じられたらと思っています。
物語のなかでウェンディが唯一、子供から大人になる役。演出の藤田(俊太郎)さんからもその部分は大切に演じてほしいと言われていますし、切り替えは大切にしたいです。
宮澤:今まで舞台やミュージカルで演じた役の中でも、タイガー・リリーが一番難しい。出番がたくさんあるわけではないのに、出た時にすごくエネルギーを使うんです。同じ役を演じるからといって、前回と全く同じものをやるのは絶対に嫌。芯の部分はそのまま活かしつつ、2年前とは違うものをお届けできるよう仕込んでいきたいです。ピーターパンと絡む機会が一番多いのですが、どんどん成長していく(吉柳)咲良についていけば新しいタイガー・リリーが生み出されるんだろうなとワクワクしています。あとは……腹筋づくりを頑張らないと(笑)。
河西:間に合わなかったらおなかに書こうか?
宮澤:本番、油性ペンで書いてたらごめんなさい(笑)
ーーこれまでにお互いのご出演された『ピーターパン』をご観劇されたということですが……。
宮澤:あっ、嫌な予感がする! もしかして恥ずかしいやつじゃないですか?
ーー(笑)。ぜひお互いの役についてご感想を交換していただけないでしょうか?
宮澤:やっぱり(笑)。私はもうこの人が言うことわかってるんですよ。もう、何回も何回も……。
河西:ふふっ(笑)。タイガー・リリーの登場って毎回違うんですけど、私が観に行ったときは客席から出てきたんです。グッとお客さんの気持ちをひとつにして引き込んだかと思うと……仮面を取って「み・や・ざ・わです!」って言わんばかりのドヤ顔!
宮澤:アハハ!
河西:もう、顔の横に吹き出しが浮かんで見えるくらい(笑)。さえのタイガー・リリーは「こんなに出番多かったっけ?」って思うくらい存在感が強い。勝手ながら同期として誇らしい気持ちになりましたし、同時に「私も出たい!」って思いました。
宮澤:私が出演するよりも前から、ともが「ウェンディをやりたい」って言っていたのをずっと聞いていたので、実際に見た時はさすがだなと。ともが演じているって意識することがないくらい完璧なウェンディでした。ここが良かったっていう部分的な感想よりも、全部が素晴らしかった。
河西:(髪をなびかせながら)嬉しい!
宮澤:そうそう、まさにこういう髪の触り方とかスカートのさばき方とか、女の子らしい仕草がすごい。ぶりっ子すぎて嫌だなというよりも「あら、カワイイ!」って素直に感じられる気持ちになれました。
河西:天性だね!
宮澤:……天性のものかどうかは、稽古のなかで見極めたいと思います(笑)
ーーこれから本格的な稽古がスタートしますが(取材時点)、準備しておきたいことはありますか?
河西:フライングのために体幹を鍛えたいです。ソロで飛ぶシーンはワイヤー一本で支えているので、正面をずっと向いて飛ぶのが結構難しくて昨年も苦戦した部分。美しく飛べるようにしたいです。
宮澤:私はブランクがある分、体力づくりを。腹筋はもちろん、自分の家でできるレベルですが今年4月くらいから走っています。「1年空いたからね」と言われない完成度を初日からお見せしたいです。
ーーお休みしている間、お芝居に対してはどういう思いを?
宮澤:この1年、映画や舞台やいろんなお芝居をたくさん見たんですけど客観的になれなかったというか、自分だったらこういう風にセリフを言うだろうなって考えちゃうんです。そういうのでお芝居がやりたいという気持ちを再確認させてもらったような気がします。出せるものを出し切りたいです。
ーー公演期間はちょうど夏休みの時期。もし夏休みがあったら何をしたいですか?
河西:海に行きたいです!
宮澤:(聞き間違えて)飲み!?
河西:う・み! それは普通に行けるでしょ(笑)
宮澤:ああ、海ね(笑)。やだ、日焼けするもん。
河西:あとは川でバーベキューも憧れます。
宮澤:川ならいいよ。
河西:オッケー! ピーターパンチームで行こう! さえのスケジュールは把握できてるので逃しません(笑)。夏はさえの誕生日もありますしね。
宮澤:そう、そうなの!
河西:この人、「誕生日あるからサプライズしてね」って言ってくるんですよ。もう私、それがストレスで(笑)
宮澤:だって、誕生日ですよ? 欲しい物、何にしようかな~。
河西:そうそう、リクエストしておいて。そのほうが楽だから。
ーーこれまでにバースデーサプライズをしてもらったことは?
宮澤:ともからはないです。
河西:私だってさえにされたことないよ(笑)。一昨年、出演者の方にサプライズをしてもらったのがすごくうれしかったみたいで、今年はそれを私に求めてくるんですよ。
宮澤:もちろん。私の誕生日って夏休みの真っ最中なので、家族以外に祝ってもらえることがなかったんです。それがメンバーやファンの方に祝っていただける喜びを知ってしまった(笑)。特に今年は20代最後のバースデーになりますし。
河西:29回も誕生日迎えるならサプライズはもういいでしょ?
宮澤:ええ~やだやだ!
ーー当日が楽しみですね(笑)。最後に、公演へ向けて意気込みをお願いします。
宮澤:過去数回この作品を見てきて感じたのは、タイガー・リリーは大人の女性が憧れるくらいキレイで背も高くスタイルもいい、凛としたイメージ。私は背も高くないし、スタイルもあまりよくない分、インディアンチームの力強さに負けないパワーを見せたいと思っています。「強そう!」って感じてもらえるようなタイガー・リリーを演じたいです。
河西:私が初めて『ピーターパン』を見たときのワクワク感を、観に来てくださった皆様にも感じていただけたら嬉しいです。ファンタジーの世界を堪能して「すごく楽しかった!」って言っていただけたら。もちろん、私たちが一番ワクワクしながら演じたいです。観に来て下った方にとって最高の夏になれば。
宮澤:「ピーターパンになりたい」って思ってもらえたら優勝ですね。
河西:女の子はぜひウェンディに!
宮澤:(笑)。出たい、なりたいって思ってもらいたいね。優勝の夏にしましょう!
河西:ぜひお越しください!
取材・文=潮田茗 撮影=中田智章
Spice 二人对谈采访
2019年7月21日(日)に開幕するブロードウェイミュージカル『ピーターパン』。ウェンディを演じる河西智美とタイガー・リリー役の宮澤佐江はAKB時代の同期にして大親友という間柄で、本作での共演を心待ちにしていたという。互いの役柄への印象や意気込みはもちろん、夏に控えたとある一大イベントに至るまで語ってもらった仲良し対談をお届けする。
ーー出演が決まった時のご感想をお聞かせください。
河西:今年もこうしてお話をいただいて、また楽しい夏が来るなというワクワク感が大きいです。昨年はプレッシャーや不安があったんですが、もちろんそこも感じつつ今年はより楽しみたいですし、何よりさえがいる。お互いの成長した姿を舞台で見せることができたらいいなと思っています。
宮澤:私事ながら、昨年の夏からお仕事をお休みしておりまして。いつかは戻りたいとは思っていたものの具体的に(復帰の時期は)何も考えていない状況だったのですが、スタッフの方から直接このお話をいただいたとき、自然と「やりたい!」とスイッチがガツンと入ったんです。一度味わったことのあるカンパニーで再スタートを切れるのはとてもありがたいですし、智美と「一緒にやりたかったね」と過去形で話していたことがこうして叶ったことが嬉しくて。スタッフさんにもすぐ「ウェンディはともですか?」って聞いたくらい。緊張感をしっかり持ちつつ、新たな気持ちといろんな感情をタイガー・リリーにぶつけて、等身大を見せられたらと思います。
ーー河西さんが昨年に引き続き、宮澤さんが2年ぶりのご出演となります。前回を踏まえて、改めて役に感じていることは?
河西:何度も作品を観させていただいて、さらに昨年出演させていただいたことである程度自分のなかの“ウェンディ像”が出来上がった気持ちでいたんですけど、作品について深く掘り下げるほど「こんな気持ちになると思わなかった」と感じることがあって。昨年舞台に立てたことでいろんな情報をたくさんもらったので、また新しく深い世界を感じられたらと思っています。
物語のなかでウェンディが唯一、子供から大人になる役。演出の藤田(俊太郎)さんからもその部分は大切に演じてほしいと言われていますし、切り替えは大切にしたいです。
宮澤:今まで舞台やミュージカルで演じた役の中でも、タイガー・リリーが一番難しい。出番がたくさんあるわけではないのに、出た時にすごくエネルギーを使うんです。同じ役を演じるからといって、前回と全く同じものをやるのは絶対に嫌。芯の部分はそのまま活かしつつ、2年前とは違うものをお届けできるよう仕込んでいきたいです。ピーターパンと絡む機会が一番多いのですが、どんどん成長していく(吉柳)咲良についていけば新しいタイガー・リリーが生み出されるんだろうなとワクワクしています。あとは……腹筋づくりを頑張らないと(笑)。
河西:間に合わなかったらおなかに書こうか?
宮澤:本番、油性ペンで書いてたらごめんなさい(笑)
ーーこれまでにお互いのご出演された『ピーターパン』をご観劇されたということですが……。
宮澤:あっ、嫌な予感がする! もしかして恥ずかしいやつじゃないですか?
ーー(笑)。ぜひお互いの役についてご感想を交換していただけないでしょうか?
宮澤:やっぱり(笑)。私はもうこの人が言うことわかってるんですよ。もう、何回も何回も……。
河西:ふふっ(笑)。タイガー・リリーの登場って毎回違うんですけど、私が観に行ったときは客席から出てきたんです。グッとお客さんの気持ちをひとつにして引き込んだかと思うと……仮面を取って「み・や・ざ・わです!」って言わんばかりのドヤ顔!
宮澤:アハハ!
河西:もう、顔の横に吹き出しが浮かんで見えるくらい(笑)。さえのタイガー・リリーは「こんなに出番多かったっけ?」って思うくらい存在感が強い。勝手ながら同期として誇らしい気持ちになりましたし、同時に「私も出たい!」って思いました。
宮澤:私が出演するよりも前から、ともが「ウェンディをやりたい」って言っていたのをずっと聞いていたので、実際に見た時はさすがだなと。ともが演じているって意識することがないくらい完璧なウェンディでした。ここが良かったっていう部分的な感想よりも、全部が素晴らしかった。
河西:(髪をなびかせながら)嬉しい!
宮澤:そうそう、まさにこういう髪の触り方とかスカートのさばき方とか、女の子らしい仕草がすごい。ぶりっ子すぎて嫌だなというよりも「あら、カワイイ!」って素直に感じられる気持ちになれました。
河西:天性だね!
宮澤:……天性のものかどうかは、稽古のなかで見極めたいと思います(笑)
ーーこれから本格的な稽古がスタートしますが(取材時点)、準備しておきたいことはありますか?
河西:フライングのために体幹を鍛えたいです。ソロで飛ぶシーンはワイヤー一本で支えているので、正面をずっと向いて飛ぶのが結構難しくて昨年も苦戦した部分。美しく飛べるようにしたいです。
宮澤:私はブランクがある分、体力づくりを。腹筋はもちろん、自分の家でできるレベルですが今年4月くらいから走っています。「1年空いたからね」と言われない完成度を初日からお見せしたいです。
ーーお休みしている間、お芝居に対してはどういう思いを?
宮澤:この1年、映画や舞台やいろんなお芝居をたくさん見たんですけど客観的になれなかったというか、自分だったらこういう風にセリフを言うだろうなって考えちゃうんです。そういうのでお芝居がやりたいという気持ちを再確認させてもらったような気がします。出せるものを出し切りたいです。
ーー公演期間はちょうど夏休みの時期。もし夏休みがあったら何をしたいですか?
河西:海に行きたいです!
宮澤:(聞き間違えて)飲み!?
河西:う・み! それは普通に行けるでしょ(笑)
宮澤:ああ、海ね(笑)。やだ、日焼けするもん。
河西:あとは川でバーベキューも憧れます。
宮澤:川ならいいよ。
河西:オッケー! ピーターパンチームで行こう! さえのスケジュールは把握できてるので逃しません(笑)。夏はさえの誕生日もありますしね。
宮澤:そう、そうなの!
河西:この人、「誕生日あるからサプライズしてね」って言ってくるんですよ。もう私、それがストレスで(笑)
宮澤:だって、誕生日ですよ? 欲しい物、何にしようかな~。
河西:そうそう、リクエストしておいて。そのほうが楽だから。
ーーこれまでにバースデーサプライズをしてもらったことは?
宮澤:ともからはないです。
河西:私だってさえにされたことないよ(笑)。一昨年、出演者の方にサプライズをしてもらったのがすごくうれしかったみたいで、今年はそれを私に求めてくるんですよ。
宮澤:もちろん。私の誕生日って夏休みの真っ最中なので、家族以外に祝ってもらえることがなかったんです。それがメンバーやファンの方に祝っていただける喜びを知ってしまった(笑)。特に今年は20代最後のバースデーになりますし。
河西:29回も誕生日迎えるならサプライズはもういいでしょ?
宮澤:ええ~やだやだ!
ーー当日が楽しみですね(笑)。最後に、公演へ向けて意気込みをお願いします。
宮澤:過去数回この作品を見てきて感じたのは、タイガー・リリーは大人の女性が憧れるくらいキレイで背も高くスタイルもいい、凛としたイメージ。私は背も高くないし、スタイルもあまりよくない分、インディアンチームの力強さに負けないパワーを見せたいと思っています。「強そう!」って感じてもらえるようなタイガー・リリーを演じたいです。
河西:私が初めて『ピーターパン』を見たときのワクワク感を、観に来てくださった皆様にも感じていただけたら嬉しいです。ファンタジーの世界を堪能して「すごく楽しかった!」って言っていただけたら。もちろん、私たちが一番ワクワクしながら演じたいです。観に来て下った方にとって最高の夏になれば。
宮澤:「ピーターパンになりたい」って思ってもらえたら優勝ですね。
河西:女の子はぜひウェンディに!
宮澤:(笑)。出たい、なりたいって思ってもらいたいね。優勝の夏にしましょう!
河西:ぜひお越しください!
取材・文=潮田茗 撮影=中田智章
【新闻】【白石麻衣&髙橋ひかる】緊張の初2ショット! モデル同士のSpecial共演♡(一)
憧れのまいやんこと白石麻衣さん(乃木坂46)と『Ray』6月号で誌面共演を果たしたRayモデルの髙橋ひかるが、なんと、放送中のドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系・土曜22時~)でまいやんと念願のドラマ初共演中なんです。まいやんとの共演エピソードを始め、制服でおしゃれをするコツなど、ひかるに教えてもらいましたっ♡
憧れのまいやんにご対面♡♡
――Rayモデルの時期はかぶってないけど、元Rayモデルの白石麻衣さんと共演してみてどう?
本当にお綺麗です。もうそれしか言えるないくらいに。TGCの時に「これから共演するよね。同じドラマだよね」って言って下さって……。知っていて下さったことが本当に嬉しくて、生徒の一人でも覚えていてくれてるんだ~って思って。Rayではモデルの時期がかぶっていないからお会いできなかったけど、今回6月号で誌面で共演できて、今このドラマでも共演できているので嬉しいです!
こんなことを話していたのもつかの間……。まいやんに2ショット撮影をお願いすると、快く承諾してくれました! 「心臓が止まりそうーー!」と緊張するひかるとまいやんのご対面がこちら♡
あまりの緊張に顔を覆うひかる。そんなひかるを優しくサポートするまいやん♡
まいやんのサポートのおかげで楽しくお話しできる余裕もできてたみたい♪
最後はひかるもカメラ目線で……。お2人の可愛すぎる笑顔、頂きましたっ♡
――白石さんから吸収したいことは?
お肌がとっても綺麗なんです。至近距離で見た時にお肌が本当に綺麗で真っ白で……。これから夏なので日焼けに気を付けようと思いました!
ちゃっかりまいやん表紙の『Ray』6月号をご本人に持ってもらっちゃいました♡
ひかる流、制服でおしゃれするコツ
――古田新太さんを始めとする豪華キャスト陣との共演はどう?
先生方が豪華でドキドキしていたのですが、みなさんすごく優しくて。松下奈緒さんがすごい凛々しくて、立ち姿が本当に綺麗で、存在感がすごくあってとってもかっこいいな~って思います。お芝居もですが、人としてもかっこいい! 憧れます。最初はあまりの目力にちゃんと目を見れなくて……。ちょっとそらしちゃってました(照)。
――演じる川崎結衣は友達も多くオシャレ番長ですが、制服でオシャレするポイントは?
腕時計などの小物やライン入りの靴下とか、セーターも大きめのものを着てスカートとの丈感を調整したり……。少しくずして着ているけどだらしないんじゃなくて、清潔感とおしゃれ感が出せるようなくずし方をしています。学校によってはボタンも1個までしか開けちゃダメとかあると思うので、2コ開けていたら結構大胆ですけど(笑)。髪はきつく巻くのではなくてふわっとなるように、前髪も目の上ギリギリにしています。特に髪型とまつげはめっちゃ意識してます! おしゃれなコやかわいいコってまつげがとてもあがってるイメージがあるので、しっかり上げて伸ばすようにしています。
私、実はキラキラしきれていない系女子です!
――ひかるも現役高校生だけど、特に役作りで意識していることは?
現役らしさ、高校生らしさを出していければなと思っています。今までは真面目な役や純粋無垢な役が多かったので、髪を巻いたりスカートが短かったりとか、ギャルっぽいイマドキっぽい女のコは初めて! だからあっけらかんと能天気なところは出せたらいいな~と思います。今までとは違った髙橋ひかるがお見せできるといいな。
――結衣はクラスの中心にいるキラキラ女子だけど、ひかる自身は高校でどんなキャラ?
キラキラしきれていない系女子(笑)。逆に流行りとかに全然ついていけてなくて。「高校生って何するの?」「何が流行ってるの?」とか聞かれても正直わからない(笑)。美容とかファッションは好きだけど、流行りは3、4年前までで止まっていて、ギリギリついていけてるのが人狼ゲームまで。だから結衣とは真逆かも! 言葉使いも「やべ」とか役で初めて使った(笑)。言葉使いが変わっているというか今っぽいところが新鮮でした!
ひかる的、最新の流行言葉は”やばみ”
であることがやばみ
――高校生活の思い出は?
私の高校の友達は流行りについていけない人が集まっています(笑)。なので流行りについて研究したり、共有したり……。みんなついていこうと必死です!(笑)。お昼休みとかはすごくワイワイしてますね!
竹内愛紗ちゃん〈真ん中〉がRay取材班を発見! 宮野陽名ちゃん〈左〉にも声をかけてくれてはい、ポーズ♡
#高桥光##髙橋ひかる##高橋ひかる#
憧れのまいやんこと白石麻衣さん(乃木坂46)と『Ray』6月号で誌面共演を果たしたRayモデルの髙橋ひかるが、なんと、放送中のドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系・土曜22時~)でまいやんと念願のドラマ初共演中なんです。まいやんとの共演エピソードを始め、制服でおしゃれをするコツなど、ひかるに教えてもらいましたっ♡
憧れのまいやんにご対面♡♡
――Rayモデルの時期はかぶってないけど、元Rayモデルの白石麻衣さんと共演してみてどう?
本当にお綺麗です。もうそれしか言えるないくらいに。TGCの時に「これから共演するよね。同じドラマだよね」って言って下さって……。知っていて下さったことが本当に嬉しくて、生徒の一人でも覚えていてくれてるんだ~って思って。Rayではモデルの時期がかぶっていないからお会いできなかったけど、今回6月号で誌面で共演できて、今このドラマでも共演できているので嬉しいです!
こんなことを話していたのもつかの間……。まいやんに2ショット撮影をお願いすると、快く承諾してくれました! 「心臓が止まりそうーー!」と緊張するひかるとまいやんのご対面がこちら♡
あまりの緊張に顔を覆うひかる。そんなひかるを優しくサポートするまいやん♡
まいやんのサポートのおかげで楽しくお話しできる余裕もできてたみたい♪
最後はひかるもカメラ目線で……。お2人の可愛すぎる笑顔、頂きましたっ♡
――白石さんから吸収したいことは?
お肌がとっても綺麗なんです。至近距離で見た時にお肌が本当に綺麗で真っ白で……。これから夏なので日焼けに気を付けようと思いました!
ちゃっかりまいやん表紙の『Ray』6月号をご本人に持ってもらっちゃいました♡
ひかる流、制服でおしゃれするコツ
――古田新太さんを始めとする豪華キャスト陣との共演はどう?
先生方が豪華でドキドキしていたのですが、みなさんすごく優しくて。松下奈緒さんがすごい凛々しくて、立ち姿が本当に綺麗で、存在感がすごくあってとってもかっこいいな~って思います。お芝居もですが、人としてもかっこいい! 憧れます。最初はあまりの目力にちゃんと目を見れなくて……。ちょっとそらしちゃってました(照)。
――演じる川崎結衣は友達も多くオシャレ番長ですが、制服でオシャレするポイントは?
腕時計などの小物やライン入りの靴下とか、セーターも大きめのものを着てスカートとの丈感を調整したり……。少しくずして着ているけどだらしないんじゃなくて、清潔感とおしゃれ感が出せるようなくずし方をしています。学校によってはボタンも1個までしか開けちゃダメとかあると思うので、2コ開けていたら結構大胆ですけど(笑)。髪はきつく巻くのではなくてふわっとなるように、前髪も目の上ギリギリにしています。特に髪型とまつげはめっちゃ意識してます! おしゃれなコやかわいいコってまつげがとてもあがってるイメージがあるので、しっかり上げて伸ばすようにしています。
私、実はキラキラしきれていない系女子です!
――ひかるも現役高校生だけど、特に役作りで意識していることは?
現役らしさ、高校生らしさを出していければなと思っています。今までは真面目な役や純粋無垢な役が多かったので、髪を巻いたりスカートが短かったりとか、ギャルっぽいイマドキっぽい女のコは初めて! だからあっけらかんと能天気なところは出せたらいいな~と思います。今までとは違った髙橋ひかるがお見せできるといいな。
――結衣はクラスの中心にいるキラキラ女子だけど、ひかる自身は高校でどんなキャラ?
キラキラしきれていない系女子(笑)。逆に流行りとかに全然ついていけてなくて。「高校生って何するの?」「何が流行ってるの?」とか聞かれても正直わからない(笑)。美容とかファッションは好きだけど、流行りは3、4年前までで止まっていて、ギリギリついていけてるのが人狼ゲームまで。だから結衣とは真逆かも! 言葉使いも「やべ」とか役で初めて使った(笑)。言葉使いが変わっているというか今っぽいところが新鮮でした!
ひかる的、最新の流行言葉は”やばみ”
であることがやばみ
――高校生活の思い出は?
私の高校の友達は流行りについていけない人が集まっています(笑)。なので流行りについて研究したり、共有したり……。みんなついていこうと必死です!(笑)。お昼休みとかはすごくワイワイしてますね!
竹内愛紗ちゃん〈真ん中〉がRay取材班を発見! 宮野陽名ちゃん〈左〉にも声をかけてくれてはい、ポーズ♡
#高桥光##髙橋ひかる##高橋ひかる#
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