「長周期地震動」に緊急地震速報 来年2月から発表 気象庁
2022年10月7日 19時18分 東日本大震災
地震の際に超高層ビルをゆっくりと揺らす「長周期地震動」について、気象庁は、来年2月から緊急地震速報の発表の対象に加えることになりました。非常に大きな揺れが予測された地域に速報を発表し、ビルの高層階などへの警戒を呼びかけることにしています。
長周期地震動は、超高層ビルなどを大きくゆっくりと揺らす周期の長い揺れで、2011年の東北沖の巨大地震では震源から遠く離れた東京や大阪の超高層ビルも大きく揺れました。
こうした長周期地震動について気象庁は、来年2月1日から緊急地震速報の発表の対象に加えることになりました。
発表の対象となるのは、気象庁の定める長周期地震動の4段階の揺れの大きさのうち、上から2番目で、立っているのが困難だとされる「階級3」以上の揺れが予測される地域です。
従来の震度5弱以上の揺れが予測された場合に加えて、こうした長周期地震動が予測される地域にも緊急地震速報が発表され、ビルの高層階などに警戒が呼びかけられるようになります。
一方、長周期地震動では震源から遠く離れた地域でも大きく揺れることがあり、一度、震源の近くの地域に速報が発表されたあと、長周期地震動が予測された別の地域に追加で発表されることもあるということです。
気象庁によりますと、2000年以降、「階級3」以上の長周期地震動を伴う地震は、東日本大震災の際の地震に加え、2004年の新潟県中越地震や2016年の熊本地震など合わせて33回にのぼります。
こうした中、超高層ビルが大都市を中心に増加し、長周期地震動の影響を受ける人が増えているとして、緊急地震速報の枠組みで警戒を呼びかけることを決めたということです。
気象庁は、来年2月の運用開始に向けて周知を進めていくことにしています。
ビルの上層階ほど揺れが大きい 長周期地震動とは?
「長周期地震動」は、大きな地震の際に発生し、震源から離れても揺れが衰えにくく、超高層ビルをゆっくりと大きく揺らすのが特徴です。
2011年の東日本大震災では、震源から遠く離れた東京や大阪の超高層ビルも大きく揺れて、揺れ幅は最大で2メートルに達しました。
エレベーターが止まったり壁や天井が崩れたりする被害が出たほか、家具やオフィス機器が転倒や移動するなど超高層ビルの屋内の危険性も明らかになりました。
国の想定では「南海トラフ巨大地震」でも長周期地震動が発生し、東京・名古屋・大阪の超高層ビルの揺れ幅は2メートルから3メートルに達して東日本大震災を上回ることもあるとしています。
ビルの上層階ほど揺れが大きく、固定していない家具が転倒したり、オフィス機器が移動したりして人がけがをするほか、エレベーターの停止や閉じ込めなどが起きるおそれがあると指摘されています。
国土交通省によりますと、高さ60メートルを超える超高層ビルは全国に数千棟あり、東京都内を中心に年々増加していて、高さ200メートルを超えるオフィスビルの建設も相次いで予定されています。
また、不動産調査会社「東京カンテイ」によりますと、2021年の時点で20階以上のタワーマンションが全国で1427棟にのぼり、このうち3割余りは東京に集中しているということです。
揺れの大きさに応じた4段階の「階級」とは?
気象庁は、長周期地震動の揺れの大きさに応じて、4段階に分けた「階級」を作っています。
【階級1「やや大きな揺れ」ほとんどの人が感じる】
最も小さい「階級1」は「やや大きな揺れ」で、室内にいるほとんどの人が感じ、ブラインドなどのつり下げたものが大きく揺れるとしています。9月末までの20年余りの間に249回発生しているということです。
【階級2「大きな揺れ」歩くのが難しい】
「階級2」は「大きな揺れ」で、室内では物につかまらないと歩くことが難しく、棚にある食器や本が落ちることがあるとしています。先月末までの20年余りの間に84回発生しているということです。
【階級3「非常に大きな揺れ」立っていることが困難】
「階級3」は「非常に大きな揺れ」で、立っていることが困難になるほかキャスター付きのオフィス機器などが大きく動き、不安定なものは倒れることがあるとしています。
緊急地震速報の対象となるこの揺れは、先月末までの20年余りの間に16回発生しているということです。最近では、2021年3月20日に起きた宮城県沖を震源とするマグニチュード6.9の地震で、宮城県涌谷町で「階級3」の揺れを観測しています。
【階級4「極めて大きな揺れ」東日本大震災でも】
「階級4」は、「極めて大きな揺れ」で、立っていることができず、固定していない家具の大半が移動し倒れるものもあるとしています。先月末までの20年余りの間に17回発生していて、2011年の東日本大震災の際の東京の揺れもこの階級に相当するということです。
2022年10月7日 19時18分 東日本大震災
地震の際に超高層ビルをゆっくりと揺らす「長周期地震動」について、気象庁は、来年2月から緊急地震速報の発表の対象に加えることになりました。非常に大きな揺れが予測された地域に速報を発表し、ビルの高層階などへの警戒を呼びかけることにしています。
長周期地震動は、超高層ビルなどを大きくゆっくりと揺らす周期の長い揺れで、2011年の東北沖の巨大地震では震源から遠く離れた東京や大阪の超高層ビルも大きく揺れました。
こうした長周期地震動について気象庁は、来年2月1日から緊急地震速報の発表の対象に加えることになりました。
発表の対象となるのは、気象庁の定める長周期地震動の4段階の揺れの大きさのうち、上から2番目で、立っているのが困難だとされる「階級3」以上の揺れが予測される地域です。
従来の震度5弱以上の揺れが予測された場合に加えて、こうした長周期地震動が予測される地域にも緊急地震速報が発表され、ビルの高層階などに警戒が呼びかけられるようになります。
一方、長周期地震動では震源から遠く離れた地域でも大きく揺れることがあり、一度、震源の近くの地域に速報が発表されたあと、長周期地震動が予測された別の地域に追加で発表されることもあるということです。
気象庁によりますと、2000年以降、「階級3」以上の長周期地震動を伴う地震は、東日本大震災の際の地震に加え、2004年の新潟県中越地震や2016年の熊本地震など合わせて33回にのぼります。
こうした中、超高層ビルが大都市を中心に増加し、長周期地震動の影響を受ける人が増えているとして、緊急地震速報の枠組みで警戒を呼びかけることを決めたということです。
気象庁は、来年2月の運用開始に向けて周知を進めていくことにしています。
ビルの上層階ほど揺れが大きい 長周期地震動とは?
「長周期地震動」は、大きな地震の際に発生し、震源から離れても揺れが衰えにくく、超高層ビルをゆっくりと大きく揺らすのが特徴です。
2011年の東日本大震災では、震源から遠く離れた東京や大阪の超高層ビルも大きく揺れて、揺れ幅は最大で2メートルに達しました。
エレベーターが止まったり壁や天井が崩れたりする被害が出たほか、家具やオフィス機器が転倒や移動するなど超高層ビルの屋内の危険性も明らかになりました。
国の想定では「南海トラフ巨大地震」でも長周期地震動が発生し、東京・名古屋・大阪の超高層ビルの揺れ幅は2メートルから3メートルに達して東日本大震災を上回ることもあるとしています。
ビルの上層階ほど揺れが大きく、固定していない家具が転倒したり、オフィス機器が移動したりして人がけがをするほか、エレベーターの停止や閉じ込めなどが起きるおそれがあると指摘されています。
国土交通省によりますと、高さ60メートルを超える超高層ビルは全国に数千棟あり、東京都内を中心に年々増加していて、高さ200メートルを超えるオフィスビルの建設も相次いで予定されています。
また、不動産調査会社「東京カンテイ」によりますと、2021年の時点で20階以上のタワーマンションが全国で1427棟にのぼり、このうち3割余りは東京に集中しているということです。
揺れの大きさに応じた4段階の「階級」とは?
気象庁は、長周期地震動の揺れの大きさに応じて、4段階に分けた「階級」を作っています。
【階級1「やや大きな揺れ」ほとんどの人が感じる】
最も小さい「階級1」は「やや大きな揺れ」で、室内にいるほとんどの人が感じ、ブラインドなどのつり下げたものが大きく揺れるとしています。9月末までの20年余りの間に249回発生しているということです。
【階級2「大きな揺れ」歩くのが難しい】
「階級2」は「大きな揺れ」で、室内では物につかまらないと歩くことが難しく、棚にある食器や本が落ちることがあるとしています。先月末までの20年余りの間に84回発生しているということです。
【階級3「非常に大きな揺れ」立っていることが困難】
「階級3」は「非常に大きな揺れ」で、立っていることが困難になるほかキャスター付きのオフィス機器などが大きく動き、不安定なものは倒れることがあるとしています。
緊急地震速報の対象となるこの揺れは、先月末までの20年余りの間に16回発生しているということです。最近では、2021年3月20日に起きた宮城県沖を震源とするマグニチュード6.9の地震で、宮城県涌谷町で「階級3」の揺れを観測しています。
【階級4「極めて大きな揺れ」東日本大震災でも】
「階級4」は、「極めて大きな揺れ」で、立っていることができず、固定していない家具の大半が移動し倒れるものもあるとしています。先月末までの20年余りの間に17回発生していて、2011年の東日本大震災の際の東京の揺れもこの階級に相当するということです。
偶然间在搜寻考研信息时发现了一位很优秀的人,简略地看完她的置顶后就产生了很大的兴趣。分享的和妈妈之间的故事十分温暖,看着看着不由自主得就哭了。即使是记录的一些琐事,也无法压抑住其中传达出的自我,仿佛这些文字在透过电子屏幕灼烧着我空洞不堪的内心。
总之看了一会大脑极度混乱,表面上我是p1,而心理活动早进化为p2......如果我晚上失眠了,这位老师(姑且)大概负全责(喂
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1973年中国出土文物展首次巡至伦敦,时英女王伊丽莎白二世前往参观。在此之前,她曾希望能怀抱“马踏飞燕”合影。国内再三考量后,与英方沟通可在保证安全前提下,于女王身前与铜马间堆垫海绵,拍照一张。但当女王亲临现场见到铜马高大的体量时,最终决定放弃怀抱着铜奔马合影,而是转而放置在女王身后靠右的高台上合影。
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