读书学典:《论语.子罕》9.6 太宰问于子贡曰：“夫子圣者与，何其多能也？”子贡曰：“固天纵之将圣，又多能也。”子闻之，曰：“太宰知我乎？吾少也贱，故多能鄙事。君子多乎哉？不多也。”
▲大宰：即太宰，官名。此处的太宰已不可考。孔安国：“大宰，官名。或吴或宋，未可知也。”
▲与：同“欤”，疑辞。
▲固：确实。
▲天纵之将圣：纵，不加限量之义；或使，让。将，大；将圣，即大圣。《尔雅》：“将，大也。”孔安国：“天固纵大圣之德。”《集说》：“大宰见夫子之多能，疑其为圣而问之子贡。子贡告之以人之受才有限，而夫子则不可以限量拘是。”
▲又多能也：太宰以多能为圣，子贡认为孔子既是大圣，又多能，皆上天成就之。朱子：“圣无不通，多能乃其余事。”
▲多能鄙事：孔子少时贫贱，以各种执事为生，而多会各种卑微之事。鄙事，即卑微琐屑之事，技艺而已，并不是道。《集说》：“鄙，细也。”
▲君子多乎哉，不多也：君子不必多能。钱穆：“此处不言圣人，而改言君子，是孔子之谦，不欲以圣人自居。然谓君子不必多能，其所指示则更深切矣。”朱子：“多能非所以率人，故又言君子不必多能以晓之。”
■现代翻译：太宰向子贡问道：“夫子是圣人吗？为什么他这样多才多艺呢？”子贡说：“这本是上天想让他成为圣人，又让他多才多艺。”孔子听了这些话，说：“太宰真知道我吗？我年轻时贫困卑微，所以多会一些卑微的技艺。君子需要多的才能吗？不需要多啊。”
●三国魏何晏等《论语集解》：孔安国曰：大宰，大夫官名也，或吴或宋，未可分也。疑孔子多能於小艺也。言天固纵大圣之德，又使多能也。苞氏曰：我少小贫贱，常自执事，故多能为鄙人之事。君子固不当多能也。
●南朝梁皇侃《论语义疏》：太宰闻孔子圣，又闻孔子多能，而其心疑圣人务大，不应细碎多能，故问子贡言孔子既圣，其那复多能乎？子贡荅云：孔子大圣，是天所固纵，又使多能也。固，故也。将，大也。孔子闻大宰之疑而云知我，则许疑我非圣是也。缪协云：我信多能，故曰知我。江熙曰：大宰嫌多能非圣，故云知我，谦之意也。又説我非圣而所以多能之由也。言我少小贫贱，故多能为麤（cū，同粗）鄙之事也。更云若圣人君子，岂多能鄙事乎？则不多能也。缪协云：君子从物应务，道达则务简，务简则不多能也。江熈曰：言君子所存远者大者，不应多能也。
●宋刑昺《论语注疏》：此章论孔子多小艺也。大宰之意，以为圣人当务大忽小，今夫子既曰圣者与，又何其多能小艺乎？以为疑，故问於子贡也。子贡曰：天固纵大圣之德，又使多能也。孔子闻大宰疑已多能非圣，故云：知我乎。谦谦之意也。我自小贫贱，常自执事，故多能为鄙人之事也。君子固不当多能也。今已多能，则为非圣，所以为谦谦也。
●宋陈祥道《论语全解》：道德者，本也；艺能者，末也。有其本而辅之以末，则不害为君子；若事其末而忘其本，则不免为众人。周公之多才多艺，与孔子之多能，则多能亦圣人之所不废，而非其所先也。圣人之于天下，能圆能方，能短能长，流之斯为川，塞之斯为渊，升则云，潜则渊，仁者见之谓仁，智者见之谓智。太宰见之谓多能，不亦宜乎？
●宋朱熹《论语集注》：大，音泰。大宰盖以多能为圣也。纵，犹肆也，言不为限量也。将，殆也，谦若不敢知之辞。圣无不通，多能乃其余事，故言又以兼之。
言由少贱故多能，而所能者鄙事尔，非以圣而无不通也。且多能非所以率人，故又言君子不必多能以晓之。
●宋张栻《癸巳论语解》：太宰见夫子多能，而疑其圣者在此。子贡则谓夫子盖天命以大圣之质，多能特其余耳。夫子闻之，恐太宰谓圣必待多能，则甚有害也，故谦以自居，其意则欲太宰知夫多能虽不害其为君子，然为君子不在多能也。
●南怀瑾《论语别裁》：大宰问子贡说，孔夫子这位老师，真是圣人，他为什么这样渊博，样样都会？子贡说，夫子是天生的圣人，而且学问又渊博。孔子听了后说，你们以为大宰真的了解我吗？不然，因为我从小从艰难困苦中成长起来，贫贱中什么事情都做过，人世间一切人情世故都通达了，所以对于人世间乃至下等的事都懂。君子对自己要求很高，始终怕自己人生经验不充足，谁够得上称学问渊博呢，天下的知识是求不完的。
★前面说：达巷党人曰：“大哉孔子！博学而无所成名。”知其时孔子圣名已胜。太宰问之或出于此，或曰疑“君子不器”也，或曰疑“以多能为圣也”，或曰谓美圣且多能。其义为太宰不足以知圣，故有此言。子曰：“志于道，据于德，依于仁，游于艺。”圣而无不通也，多能，其余事也。博学多能为涵养德之环境，故子曰：“多乎哉？不多也。”或曰是说我身上这些才能于君子来说“还是不够多”；或君子不必以“多能”而示人；或君子固不当多能也等。多不足病也，病者，博而浸于知而无归于仁，多而执于艺而无蓄其德。夫子所以戒其多能者，欲学者当专务力于道德，而不可分心于多能也。 https://t.cn/RxRVHIh
▲大宰：即太宰，官名。此处的太宰已不可考。孔安国：“大宰，官名。或吴或宋，未可知也。”
▲与：同“欤”，疑辞。
▲固：确实。
▲天纵之将圣：纵，不加限量之义；或使，让。将，大；将圣，即大圣。《尔雅》：“将，大也。”孔安国：“天固纵大圣之德。”《集说》：“大宰见夫子之多能，疑其为圣而问之子贡。子贡告之以人之受才有限，而夫子则不可以限量拘是。”
▲又多能也：太宰以多能为圣，子贡认为孔子既是大圣，又多能，皆上天成就之。朱子：“圣无不通，多能乃其余事。”
▲多能鄙事：孔子少时贫贱，以各种执事为生，而多会各种卑微之事。鄙事，即卑微琐屑之事，技艺而已，并不是道。《集说》：“鄙，细也。”
▲君子多乎哉，不多也：君子不必多能。钱穆：“此处不言圣人，而改言君子，是孔子之谦，不欲以圣人自居。然谓君子不必多能，其所指示则更深切矣。”朱子：“多能非所以率人，故又言君子不必多能以晓之。”
■现代翻译：太宰向子贡问道：“夫子是圣人吗？为什么他这样多才多艺呢？”子贡说：“这本是上天想让他成为圣人，又让他多才多艺。”孔子听了这些话，说：“太宰真知道我吗？我年轻时贫困卑微，所以多会一些卑微的技艺。君子需要多的才能吗？不需要多啊。”
●三国魏何晏等《论语集解》：孔安国曰：大宰，大夫官名也，或吴或宋，未可分也。疑孔子多能於小艺也。言天固纵大圣之德，又使多能也。苞氏曰：我少小贫贱，常自执事，故多能为鄙人之事。君子固不当多能也。
●南朝梁皇侃《论语义疏》：太宰闻孔子圣，又闻孔子多能，而其心疑圣人务大，不应细碎多能，故问子贡言孔子既圣，其那复多能乎？子贡荅云：孔子大圣，是天所固纵，又使多能也。固，故也。将，大也。孔子闻大宰之疑而云知我，则许疑我非圣是也。缪协云：我信多能，故曰知我。江熙曰：大宰嫌多能非圣，故云知我，谦之意也。又説我非圣而所以多能之由也。言我少小贫贱，故多能为麤（cū，同粗）鄙之事也。更云若圣人君子，岂多能鄙事乎？则不多能也。缪协云：君子从物应务，道达则务简，务简则不多能也。江熈曰：言君子所存远者大者，不应多能也。
●宋刑昺《论语注疏》：此章论孔子多小艺也。大宰之意，以为圣人当务大忽小，今夫子既曰圣者与，又何其多能小艺乎？以为疑，故问於子贡也。子贡曰：天固纵大圣之德，又使多能也。孔子闻大宰疑已多能非圣，故云：知我乎。谦谦之意也。我自小贫贱，常自执事，故多能为鄙人之事也。君子固不当多能也。今已多能，则为非圣，所以为谦谦也。
●宋陈祥道《论语全解》：道德者，本也；艺能者，末也。有其本而辅之以末，则不害为君子；若事其末而忘其本，则不免为众人。周公之多才多艺，与孔子之多能，则多能亦圣人之所不废，而非其所先也。圣人之于天下，能圆能方，能短能长，流之斯为川，塞之斯为渊，升则云，潜则渊，仁者见之谓仁，智者见之谓智。太宰见之谓多能，不亦宜乎？
●宋朱熹《论语集注》：大，音泰。大宰盖以多能为圣也。纵，犹肆也，言不为限量也。将，殆也，谦若不敢知之辞。圣无不通，多能乃其余事，故言又以兼之。
言由少贱故多能，而所能者鄙事尔，非以圣而无不通也。且多能非所以率人，故又言君子不必多能以晓之。
●宋张栻《癸巳论语解》：太宰见夫子多能，而疑其圣者在此。子贡则谓夫子盖天命以大圣之质，多能特其余耳。夫子闻之，恐太宰谓圣必待多能，则甚有害也，故谦以自居，其意则欲太宰知夫多能虽不害其为君子，然为君子不在多能也。
●南怀瑾《论语别裁》：大宰问子贡说，孔夫子这位老师，真是圣人，他为什么这样渊博，样样都会？子贡说，夫子是天生的圣人，而且学问又渊博。孔子听了后说，你们以为大宰真的了解我吗？不然，因为我从小从艰难困苦中成长起来，贫贱中什么事情都做过，人世间一切人情世故都通达了，所以对于人世间乃至下等的事都懂。君子对自己要求很高，始终怕自己人生经验不充足，谁够得上称学问渊博呢，天下的知识是求不完的。
★前面说：达巷党人曰：“大哉孔子！博学而无所成名。”知其时孔子圣名已胜。太宰问之或出于此，或曰疑“君子不器”也，或曰疑“以多能为圣也”，或曰谓美圣且多能。其义为太宰不足以知圣，故有此言。子曰：“志于道，据于德，依于仁，游于艺。”圣而无不通也，多能，其余事也。博学多能为涵养德之环境，故子曰：“多乎哉？不多也。”或曰是说我身上这些才能于君子来说“还是不够多”；或君子不必以“多能”而示人；或君子固不当多能也等。多不足病也，病者，博而浸于知而无归于仁，多而执于艺而无蓄其德。夫子所以戒其多能者，欲学者当专务力于道德，而不可分心于多能也。 https://t.cn/RxRVHIh
KinKi Kids、CDデビュー25周年。ニューシングル「高純度romance」で松本隆が描いた2人の姿
text by その他
https://t.cn/A66Iu3dB
3月16日にリリースされる、KinKi Kids、44枚目のシングル「高純度romance」は、25年前、彼らのデビュー曲「硝子の少年」を手掛けた、松本隆による作詩である。CDデビュー25周年を迎えるこのアニヴァーサリーの始まりに、彼を起用した意味は大きい。この楽曲の歌詩について、昨年、松本隆50年の軌跡を追った評伝「風街とデラシネ 作詞家・松本隆の50年」（KADOKAWA）を上梓した音楽評論家、田家秀樹による考察を軸に「高純度romance」を分析する。2人を傍で、つかず離れず、ずっと見続けてきた人だからこそわかることがある。これは愛に溢れた1曲だ。
（これは『音楽と人』4月号に掲載された記事です）
松本さんらしい歌詩だな、という印象を受けました。
過剰な言葉も使わないし、説明もしないんだけど、何を唄いたいのかがすごくよくわかる。
〈絆〉ですよね。そしてこんな美しい曲なのに、美化してないし、綺麗事にもしていない。すごくリアリティがある。
〈引きこもってた日もあったよね／悩んだり凹んだり〉
何かを肯定する時に、こういう否定的なことも呼び込みながら、絶妙なバランスで書く。これは、松本隆の技以外の何者でもないですよ。
はっぴいえんどの頃からずっとそうなんですけど、松本さんは1曲の中で、光と影のどちらも書くんです。どちらかではなく全体を。すごくフラットに物を見ながら、その中にあるいろんなデコボコから目を背けない。そしてそれを肯定的に描けるから、嘘っぽさが全然ない。どんな人にも影があって、美しいだけじゃないことをわかって書いている。この曲は、言ってみれば結成25周年のお祝いソングですよね。そんなおめでたい曲に普通、〈引きこもってた日もあったよね〉なんて引き合いに出さないでしょう？ でもそれが、この歌のリアリティに繋がっています。
有名なエピソードですけど、松本さんがKinKi Kidsのデビュー曲を依頼された時、なかなかジャニーさんからOKが出なかったんです。ミリオンヒットを獲れる曲という至上命令が出ていて、「Kissからはじまるミステリー」と「ジェットコースター・ロマンス」を先に書き上げていたものの、デビュー曲としてはOKがもらえなかった。煮詰まった松本さんが、仕事場の居間でテレビをつけたら偶然KinKi Kidsが唄っていて、その姿を見た松本さんは「あ、硝子の少年だ」と思った、と。
硝子は脆くて崩れやすく、だからこそピュアで透明、そして美しい。今回のタイトルの〈高純度〉とは、そういうことでもありますよね。この関係がこのままで壊れないでほしい、という願いもあったと思います。そこに松本さん自身を重ねたところもあるでしょうね。
松本さんが分身だと言ってる人が3人いるんです。細野晴臣、大滝詠一、筒美京平。きっと、自分とその人たちの間にあった、他の人にはわからない独特な関係性を、光一くんと剛くんの関係に見たんだと思います。ずっと傍にいるけど交わらない。でも絶対に離れられない。そして誰よりもお互いを理解してる。
だから、この人にはこうであってほしい、という願いが歌詩にこもってるんですよね。松本さんがそんなスタンスで歌詩を描いた唄い手は、おそらくKinKi Kidsと松田聖子さんだけだと思います。松田さんには、等身大の彼女より、ちょっとだけ大人なテーマの歌詩をつねに与えてきたんですよ。彼女は飛び抜けた歌唱力でそれを唄い、それによって、歌手としても人間としても大人になっていった。
KinKi Kidsもそうだと思うんです。デビューがいきなり「硝子の少年」じゃないですか。18歳で、自分たちのあり方のようなものを提示されて以降、その後の松本さんの歌詩は、つねに彼らの生き方のようなものを提示してきている気がします。「ボクの背中には羽根がある」も「スワンソング」もそう。そんな長年のいろんな積み重ねのうえに「高純度romance」が生まれている。それを思うと、25年という時間を背景に、大人になった2人に対し、その次、みたいなものを指し示してるのかもしれません。〈家庭〉という言葉もかなり踏み込んでるように聴こえますけど、でもそれが、さっき話したようなどんな人でも思い当たるリアリティを曲に与えてくれるんです。
〈純度高めの日々育んだ〉という一節もそうですね。つまり自分たちがやっている活動があって、お互いがその純度を高め続けている。プライドもあるし、自負もあるから折れない。そう簡単には交わらない。そんな状態で続けてきた彼らのことを、松本さんはちゃんと見てるということですよね。
そしてラストにある〈真実の蝶結び〉という言葉。〈蝶結び〉って、すぐ解けてしまう脆さがあるじゃないですか。ギュッと固く結ぶのではなく、綺麗だけど、紐を引いたらすぐに解けてしまう〈蝶結び〉。純度が高いからそれができるということでもあるし、そこに到達したということでもある。でも壊れやすいものでもある。これは「硝子の少年」にあった儚さ、脆さの象徴ですよね。そういうものが25年を経てもちゃんと結ばれている。
やはり松本さんがKinKi Kidsにずっと見ているのは、壊れそうで陰りのある、でもとても儚くて、ピュアな青春なんですよ。それを最初、近藤真彦さんに見たと思うんですけど、彼はソロだから、1人の人物の視点でしか描けない。KinKi Kidsはそこに2人の関係性が加わるから、近藤さんよりも歌で表現する視点が深くなる。そこにあの時代のいろんな青春群像が散りばめられているのが「硝子の少年」ですけど、それから25年経って、大人になった時に、いろんなことを言わなくてももういろいろ経験してるから、以前よりも言葉数が少なくなって、整理されて唄われていますね。
松本さんは作詞家として、太田裕美や寺尾聰、南佳孝や松田聖子の作品で、歌謡界で一時代を築いた後、89年から94年まで、作詞家としての活動を休憩するんですが、最前線に復帰したのがKinKi Kidsでした。おそらく松本さんは、2人と出会い、「硝子の少年」がミリオンヒットを飛ばし、代表曲として唄い継がれてきたことで、彼が70年代からずっと描いてきた〈青春の永遠性〉みたいなものを確信できたんじゃないでしょうか。つまり古い新しいは関係なく、みんなが持っているものなんだ、と。
松本さんの歌詩には、時折〈ジェームス・ディーン〉がモチーフとして出てきます。青春のシンボルとでも言うべきもので、矢沢永吉さんの「サブウェイ特急」や原田真二さんの「てぃーんずぶるーす」にも出てきます。若々しく孤独感があり、陰りもある。ジェームス・ディーンのそんなイメージが、松本さんの中にある普遍的な青春でしょう。それがKinKi Kidsにも繋がっているんですけど、さっきお話したように、ジェームス・ディーンは1人だけど、その精神を、2人の関係性として描けるのがKinKi Kidsなんだと思います。
ジェームス・ディーンは若くして亡くなっています。つまり孤独感や陰りというのは、それを抱えたまま死ぬことでしか永遠にならない。人によっては、歳を重ねるごとに、そういうものが失われていく。むしろそのほうが多い。でもKinKi Kidsは、2人の関係が続いていく中で、孤独や陰りが失われることがない。その素晴らしさがある。松本さんが描いてきた〈青春の永遠性〉。その先にあるものを彼らは見せてくれている。あんな硝子のように脆く、儚い美しさを湛えてきた2人の25年。この記念すべきアニヴァーサリーに書いた「高純度romance」は、松本さんが描きたかった世界観の集大成に近い。そして松本さんが、KinKi Kidsの2人に言いたかったであろう一言が、この曲の中にありました。
〈ほんとに愛してるよ〉
これが2人に伝えたかったことですよ。松本さんは大切なタイミングで、歌詩にそういうことを盛り込みますね。松田さんとのコンビを解消したアルバム『Citron』の最後の曲「林檎酒の日々」では〈もうさよならね〉と書いてますけど、それと同じです。この〈ほんとに愛してるよ〉は、松本さんがKinKi Kidsの2人に伝えたかったメッセージだと思います。
よく松本さんは「人の心を引きつける詞は、5%の真実と95%の想像から出来ている」とおっしゃっているんですが、その5%の真実が、25周年というタイミングもあって、そういうところににじみ出た気がします。それと、〈そんな時背中をポンと叩く／君の手に救われたのさ〉という一節は、ジャニーさんの病室で光一さんと剛さんが交わした光景を、KinKi Kidsとして歌にしていると編集長の金光さんから聞いたんですが（註：「YOU... ～ThanKs 2 YOU～」のKinKi Kidsヴァージョン。『KinKi Kids Concert Tour2019-2020 ThanKs 2 YOU』で披露）、松本さんはその話を知らなかったかもしれないですね。というのは、マーケットリサーチみたいなことをする人じゃないんですよ。人から聞かされたのなら別ですけど、自分から最近のKinKi Kidsについて細かく調べたりはしてないと思います。だとしたらすごい話ですけど、松本隆という人とKinKi Kidsの関係を知れば、そんな偶然もありそうだなと、そんな気持ちになりますね。
談=田家秀樹
構成＝金光裕史
text by その他
https://t.cn/A66Iu3dB
3月16日にリリースされる、KinKi Kids、44枚目のシングル「高純度romance」は、25年前、彼らのデビュー曲「硝子の少年」を手掛けた、松本隆による作詩である。CDデビュー25周年を迎えるこのアニヴァーサリーの始まりに、彼を起用した意味は大きい。この楽曲の歌詩について、昨年、松本隆50年の軌跡を追った評伝「風街とデラシネ 作詞家・松本隆の50年」（KADOKAWA）を上梓した音楽評論家、田家秀樹による考察を軸に「高純度romance」を分析する。2人を傍で、つかず離れず、ずっと見続けてきた人だからこそわかることがある。これは愛に溢れた1曲だ。
（これは『音楽と人』4月号に掲載された記事です）
松本さんらしい歌詩だな、という印象を受けました。
過剰な言葉も使わないし、説明もしないんだけど、何を唄いたいのかがすごくよくわかる。
〈絆〉ですよね。そしてこんな美しい曲なのに、美化してないし、綺麗事にもしていない。すごくリアリティがある。
〈引きこもってた日もあったよね／悩んだり凹んだり〉
何かを肯定する時に、こういう否定的なことも呼び込みながら、絶妙なバランスで書く。これは、松本隆の技以外の何者でもないですよ。
はっぴいえんどの頃からずっとそうなんですけど、松本さんは1曲の中で、光と影のどちらも書くんです。どちらかではなく全体を。すごくフラットに物を見ながら、その中にあるいろんなデコボコから目を背けない。そしてそれを肯定的に描けるから、嘘っぽさが全然ない。どんな人にも影があって、美しいだけじゃないことをわかって書いている。この曲は、言ってみれば結成25周年のお祝いソングですよね。そんなおめでたい曲に普通、〈引きこもってた日もあったよね〉なんて引き合いに出さないでしょう？ でもそれが、この歌のリアリティに繋がっています。
有名なエピソードですけど、松本さんがKinKi Kidsのデビュー曲を依頼された時、なかなかジャニーさんからOKが出なかったんです。ミリオンヒットを獲れる曲という至上命令が出ていて、「Kissからはじまるミステリー」と「ジェットコースター・ロマンス」を先に書き上げていたものの、デビュー曲としてはOKがもらえなかった。煮詰まった松本さんが、仕事場の居間でテレビをつけたら偶然KinKi Kidsが唄っていて、その姿を見た松本さんは「あ、硝子の少年だ」と思った、と。
硝子は脆くて崩れやすく、だからこそピュアで透明、そして美しい。今回のタイトルの〈高純度〉とは、そういうことでもありますよね。この関係がこのままで壊れないでほしい、という願いもあったと思います。そこに松本さん自身を重ねたところもあるでしょうね。
松本さんが分身だと言ってる人が3人いるんです。細野晴臣、大滝詠一、筒美京平。きっと、自分とその人たちの間にあった、他の人にはわからない独特な関係性を、光一くんと剛くんの関係に見たんだと思います。ずっと傍にいるけど交わらない。でも絶対に離れられない。そして誰よりもお互いを理解してる。
だから、この人にはこうであってほしい、という願いが歌詩にこもってるんですよね。松本さんがそんなスタンスで歌詩を描いた唄い手は、おそらくKinKi Kidsと松田聖子さんだけだと思います。松田さんには、等身大の彼女より、ちょっとだけ大人なテーマの歌詩をつねに与えてきたんですよ。彼女は飛び抜けた歌唱力でそれを唄い、それによって、歌手としても人間としても大人になっていった。
KinKi Kidsもそうだと思うんです。デビューがいきなり「硝子の少年」じゃないですか。18歳で、自分たちのあり方のようなものを提示されて以降、その後の松本さんの歌詩は、つねに彼らの生き方のようなものを提示してきている気がします。「ボクの背中には羽根がある」も「スワンソング」もそう。そんな長年のいろんな積み重ねのうえに「高純度romance」が生まれている。それを思うと、25年という時間を背景に、大人になった2人に対し、その次、みたいなものを指し示してるのかもしれません。〈家庭〉という言葉もかなり踏み込んでるように聴こえますけど、でもそれが、さっき話したようなどんな人でも思い当たるリアリティを曲に与えてくれるんです。
〈純度高めの日々育んだ〉という一節もそうですね。つまり自分たちがやっている活動があって、お互いがその純度を高め続けている。プライドもあるし、自負もあるから折れない。そう簡単には交わらない。そんな状態で続けてきた彼らのことを、松本さんはちゃんと見てるということですよね。
そしてラストにある〈真実の蝶結び〉という言葉。〈蝶結び〉って、すぐ解けてしまう脆さがあるじゃないですか。ギュッと固く結ぶのではなく、綺麗だけど、紐を引いたらすぐに解けてしまう〈蝶結び〉。純度が高いからそれができるということでもあるし、そこに到達したということでもある。でも壊れやすいものでもある。これは「硝子の少年」にあった儚さ、脆さの象徴ですよね。そういうものが25年を経てもちゃんと結ばれている。
やはり松本さんがKinKi Kidsにずっと見ているのは、壊れそうで陰りのある、でもとても儚くて、ピュアな青春なんですよ。それを最初、近藤真彦さんに見たと思うんですけど、彼はソロだから、1人の人物の視点でしか描けない。KinKi Kidsはそこに2人の関係性が加わるから、近藤さんよりも歌で表現する視点が深くなる。そこにあの時代のいろんな青春群像が散りばめられているのが「硝子の少年」ですけど、それから25年経って、大人になった時に、いろんなことを言わなくてももういろいろ経験してるから、以前よりも言葉数が少なくなって、整理されて唄われていますね。
松本さんは作詞家として、太田裕美や寺尾聰、南佳孝や松田聖子の作品で、歌謡界で一時代を築いた後、89年から94年まで、作詞家としての活動を休憩するんですが、最前線に復帰したのがKinKi Kidsでした。おそらく松本さんは、2人と出会い、「硝子の少年」がミリオンヒットを飛ばし、代表曲として唄い継がれてきたことで、彼が70年代からずっと描いてきた〈青春の永遠性〉みたいなものを確信できたんじゃないでしょうか。つまり古い新しいは関係なく、みんなが持っているものなんだ、と。
松本さんの歌詩には、時折〈ジェームス・ディーン〉がモチーフとして出てきます。青春のシンボルとでも言うべきもので、矢沢永吉さんの「サブウェイ特急」や原田真二さんの「てぃーんずぶるーす」にも出てきます。若々しく孤独感があり、陰りもある。ジェームス・ディーンのそんなイメージが、松本さんの中にある普遍的な青春でしょう。それがKinKi Kidsにも繋がっているんですけど、さっきお話したように、ジェームス・ディーンは1人だけど、その精神を、2人の関係性として描けるのがKinKi Kidsなんだと思います。
ジェームス・ディーンは若くして亡くなっています。つまり孤独感や陰りというのは、それを抱えたまま死ぬことでしか永遠にならない。人によっては、歳を重ねるごとに、そういうものが失われていく。むしろそのほうが多い。でもKinKi Kidsは、2人の関係が続いていく中で、孤独や陰りが失われることがない。その素晴らしさがある。松本さんが描いてきた〈青春の永遠性〉。その先にあるものを彼らは見せてくれている。あんな硝子のように脆く、儚い美しさを湛えてきた2人の25年。この記念すべきアニヴァーサリーに書いた「高純度romance」は、松本さんが描きたかった世界観の集大成に近い。そして松本さんが、KinKi Kidsの2人に言いたかったであろう一言が、この曲の中にありました。
〈ほんとに愛してるよ〉
これが2人に伝えたかったことですよ。松本さんは大切なタイミングで、歌詩にそういうことを盛り込みますね。松田さんとのコンビを解消したアルバム『Citron』の最後の曲「林檎酒の日々」では〈もうさよならね〉と書いてますけど、それと同じです。この〈ほんとに愛してるよ〉は、松本さんがKinKi Kidsの2人に伝えたかったメッセージだと思います。
よく松本さんは「人の心を引きつける詞は、5%の真実と95%の想像から出来ている」とおっしゃっているんですが、その5%の真実が、25周年というタイミングもあって、そういうところににじみ出た気がします。それと、〈そんな時背中をポンと叩く／君の手に救われたのさ〉という一節は、ジャニーさんの病室で光一さんと剛さんが交わした光景を、KinKi Kidsとして歌にしていると編集長の金光さんから聞いたんですが（註：「YOU... ～ThanKs 2 YOU～」のKinKi Kidsヴァージョン。『KinKi Kids Concert Tour2019-2020 ThanKs 2 YOU』で披露）、松本さんはその話を知らなかったかもしれないですね。というのは、マーケットリサーチみたいなことをする人じゃないんですよ。人から聞かされたのなら別ですけど、自分から最近のKinKi Kidsについて細かく調べたりはしてないと思います。だとしたらすごい話ですけど、松本隆という人とKinKi Kidsの関係を知れば、そんな偶然もありそうだなと、そんな気持ちになりますね。
談=田家秀樹
構成＝金光裕史
雪水烹茶
不管是党姬烹雪的典故，还是黛玉尝不出雨水和雪水被妙玉说是“大俗人”，似乎雪水烹茶是极“雅”的事。
“雪为五谷之精”，确实有记载说雪水“取以煎茶，幽人情况”“味更清冽”……但唐·张又新《煎茶水记》里雪水在众水中只排到第二十位，宋·蔡襄《茶录》说雪水“性感重阴，不必多贮，久食，寒损胃气”，宋·苏轼《仇池笔记》里也说泼茶煮药“雪水尤不宜，令肌肉销铄”。可见雪水烹茶也是见仁见智的事。
党姬说党太尉只知道“销金帐中低斟浅酌，饮羊羔美酒”是“武夫”“粗人”，罗廪还评价王休“取冰敲其晶莹者，煮建茶以奉客”是“亦太多事”[允悲]倒也不必争个雅俗高下，各美其美，美人之美，美美与共，天下大同。
●党姬烹雪
宋陶谷得党家姬，遇雪，取雪水烹茶，请姬曰：“党家亦知此味否？”姬曰：“彼武夫安有此？但知于锦帐中饮羊羔酒耳。”公为一笑。（《夜航船》）
陶得党太尉家姬，遇雪，取雪水烹团茶，谓姬曰：“党家应不识此。”姬曰：“彼粗人，但于销金帐中低斟浅酌，饮羊羔美酒耳。”（《清异录》）
怕俗似嫌羔作酒，高人颇称雪煎茶。（宋·刘鉴《梅四首》）
但问雪煎茶，何如羊羔酒。（宋·吴儆《寄题郑集之醉梦斋》）
彻夜阴风恣怒号，谁家帐底饮羊羔。何如榾柮炉边坐，雪水煎茶兴味高。（宋·杨公远《雪十首》）
枯枝旋拾带冰烧，雪水茶香滚夜涛。党氏岂知风韵美，向人犹说饮羊羔。（元·叶颙《丁酉仲冬即景十六首 其一 雪水煎茶》）
雪水烹佳茗，寒江滚暮涛。春风和冻煮，霜叶带冰烧。陶谷声名旧，卢仝气味高。党家宁办此，羔酒醉清宵。（元·叶颙《雪水煎茶》）
驿舍情孤兰自花，貂冠骨相袖中麻。党家婢子陶家妾，学士方惭雪水茶。（元·丁复《题雪水茶卷子》）
●雪水烹茶（补充雨水烹茶https://t.cn/A667dnED）
茶以雪烹，味更清冽，所为半天河水是也。不受尘垢，幽人啜此，足以破寒。（《扫雪烹茶玩画》）
庐山康王谷水帘水第一；无锡县惠山寺石泉水第二；蕲州兰溪石下水第三；峡州扇子山下有石突然，泄水独清冷，状如龟形，俗云虾蟆口水，第四；苏州虎丘寺石泉水第五；庐山招贤寺下方桥潭水第六；扬子江南零水第七；洪州西山西东瀑布水第八；唐州柏岩县淮水源第九；庐州龙池山岭水第十；丹阳县观音寺水第十一；扬州大明寺水第十二；汉江金州上游中零水第十三；归州玉虚洞下香溪水第十四；商州武关西洛水第十五；吴松江水第十六；天台山西南峰千丈瀑布水第十七；郴州圆泉水第十八；桐庐严陵滩水第十九；雪水第二十（小行夹批：用雪不可太冷）（《煎茶水记》）
绘幅楼削雪煎茶。（《武林旧事·张约斋赏心乐事并序》）
天泉，秋水为上，梅水次之，秋水白而冽，梅水白而甘，甘则茶味稍夺，冽则茶味独全，故秋水较差胜之。春冬二水，春胜于冬，皆以和风甘雨得天地之正施者为妙，唯夏月暴雨不宜。或因风雪所致，实天地之流怒也。龙行之水，暴而淫者，早而冻者，腥而墨者，皆不可食。雪为五谷之精，取以煎茶，幽人情况。（《茶说·择水》）
诗人才子，遇此景则以腊雪煎茶，吟诗咏曲，更唱迭和。或遇晴明，则邀朋约友，夜游天街，观舞队以预赏无夕。《梦粱录·十二月》）
雪水味清，然有土气，以洁瓮储之，经年始可饮。（《茶说·择水》）
黛玉因问：“这也是旧年的雨水？”妙玉冷笑道：“你这么个人，竟是大俗人，连水也尝不出来。这是五年前我在玄墓蟠香寺住着，收的梅花上的雪，共得了那一鬼脸青的花瓮一瓮，总舍不得吃，埋在地下，今年夏天才开了。我只吃过一回，这是第二回了。你怎么尝不出来？隔年蠲的雨水那有这样轻浮，如何吃得。”黛玉知他天性怪僻，不好多话，亦不好多坐，吃完茶，便约着宝钗走了出来。（《红楼梦》）
腊雪洗眼，能退眼红；煎茶煮粥，可以解热止渴；涂抹痱子有效。（《本草纲目》）
●不宜煮茶
梅雨，天地化育之物，最所宜留。雪水，性感重阴，不必多贮，久食，寒损胃气。凡水以瓮置负阴燥洁檐间稳地，单帛掩口，时加拂尘，则星露之气常交，而元神不爽。如泥固纸封，曝日临火，尘朦击动，则与沟渠弃水何异。（《茶录》）
时雨甘滑，泼茶煮药，美而有益。梅后便劣。至雷雨最毒，令人霍乱。秋雨冬雨，俱能损人。雪水尤不宜，令肌肉销铄。（《仇池笔记》）
●诗咏
闲来松间坐，看煮松上雪。时于浪花里，并下蓝英末。倾余精爽健，忽似氛埃灭。不合别观书，但宜窥玉札。（唐·陆龟蒙《奉和袭美茶具十咏·煮茶》）
吟咏霜毛句，闲尝雪水茶。城中展眉处，只是有元家。（唐·白居易《吟元郎中白须诗，兼饮雪水茶，因题壁上》）
煮雪问茶味，当风看雁行。（唐·喻凫《送潘咸》）
雪液清甘涨井泉，自携茶灶就烹煎。一毫无复关心事，不枉人间住百年。（宋·陆游《雪后煎茶》）
西都旧事君须记，东颍新诗我未能。来伴支筇眺斜日，晚山相对玉崚嶒。（宋·周孚《用独乐园故事以雪水烹茶招彦章》）
送君归后，细写茶经煮香雪。（宋·辛弃疾《六么令·用陆氏事，送玉山令陆德隆侍亲东归吴中》）
十二月二十五日，大雪始晴，梦人以雪水烹小团茶，使美人歌以饮。余梦中为作回文诗，觉而记其一句云乱点余花唾碧衫，意用飞燕唾花故事也，乃续之为二绝句云。
酡颜玉碗捧纤纤，乱点余花唾碧衫。
歌咽水云凝静院，梦惊松雪落空岩。
空花落尽酒倾缸，日上山融雪涨江。
红焙浅瓯新活火，龙团小碾斗晴窗。（宋·苏轼《记梦回文二首并叙》）
平生何居士，一壑清江濆。达观真在士，独往乃声闻。我亦策蹇步，不甘子绝群。追逐到灭景，回视嗟纷纭。今朝玉储开，群仙剪瑶裙。迷空散一花，万叠屯寒云。赏心会两遂，百忧销一焚。双凤已鸣似，神椎搞孤军。更看阴沴尽，高檐挂晴曛。（宋·王洋《子楚煮雪水沦团茶乃与陶翰要语以诗见戏不敢》）
沁月凝霜。精神好处，曾悟花光。带雪煎茶，和冰酿酒，聊润枯肠。（宋·陈允平《柳梢青》）
炉煨榾柮雪煎茶，松竹环居耐岁华。窗外玉梅疏弄影，助人诗兴两三花。（宋·金朋说《冬日幽居》）
闻道高轩开二妙，竹坡犹有雪煎茶。（宋·周紫芝《次韵相之见过》）
试将梁苑雪，煎动建溪春。（宋·李虚己《建茶呈学士》）
夜扫寒英煮绿尘，松风入鼎更清新。月团影落银河水，云脚香融玉树春。陆井有泉应近俗，陶家无酒未为贫。诗脾夺尽丰年瑞，分付蓬莱顶上人。（元·谢宗可《雪煎茶》）
一瓶雪水煎茶熟，清气真能压武夫。（元·仇远《冬日小斋即事》）
春风酿松酒，夜雪烹新茶。气味自潇洒，恬澹众所夸。（明·曹义《分韵得花宇贺翰林周典籍考满》）
正纤手、雪水煎茶，又春夜、红楼听雨。算只有韶光，偿得离人心苦。（清·樊增祥《长亭怨慢·别岁》）
却喜侍儿知试茗，扫将新雪及时烹。（《红楼梦》）
图为施桢（1875-1946）《党姬烹雪立轴》、1929·朱良材《党姬烹雪镜片》、1942年·徐砚《党姬烹雪立轴》
不管是党姬烹雪的典故，还是黛玉尝不出雨水和雪水被妙玉说是“大俗人”，似乎雪水烹茶是极“雅”的事。
“雪为五谷之精”，确实有记载说雪水“取以煎茶，幽人情况”“味更清冽”……但唐·张又新《煎茶水记》里雪水在众水中只排到第二十位，宋·蔡襄《茶录》说雪水“性感重阴，不必多贮，久食，寒损胃气”，宋·苏轼《仇池笔记》里也说泼茶煮药“雪水尤不宜，令肌肉销铄”。可见雪水烹茶也是见仁见智的事。
党姬说党太尉只知道“销金帐中低斟浅酌，饮羊羔美酒”是“武夫”“粗人”，罗廪还评价王休“取冰敲其晶莹者，煮建茶以奉客”是“亦太多事”[允悲]倒也不必争个雅俗高下，各美其美，美人之美，美美与共，天下大同。
●党姬烹雪
宋陶谷得党家姬，遇雪，取雪水烹茶，请姬曰：“党家亦知此味否？”姬曰：“彼武夫安有此？但知于锦帐中饮羊羔酒耳。”公为一笑。（《夜航船》）
陶得党太尉家姬，遇雪，取雪水烹团茶，谓姬曰：“党家应不识此。”姬曰：“彼粗人，但于销金帐中低斟浅酌，饮羊羔美酒耳。”（《清异录》）
怕俗似嫌羔作酒，高人颇称雪煎茶。（宋·刘鉴《梅四首》）
但问雪煎茶，何如羊羔酒。（宋·吴儆《寄题郑集之醉梦斋》）
彻夜阴风恣怒号，谁家帐底饮羊羔。何如榾柮炉边坐，雪水煎茶兴味高。（宋·杨公远《雪十首》）
枯枝旋拾带冰烧，雪水茶香滚夜涛。党氏岂知风韵美，向人犹说饮羊羔。（元·叶颙《丁酉仲冬即景十六首 其一 雪水煎茶》）
雪水烹佳茗，寒江滚暮涛。春风和冻煮，霜叶带冰烧。陶谷声名旧，卢仝气味高。党家宁办此，羔酒醉清宵。（元·叶颙《雪水煎茶》）
驿舍情孤兰自花，貂冠骨相袖中麻。党家婢子陶家妾，学士方惭雪水茶。（元·丁复《题雪水茶卷子》）
●雪水烹茶（补充雨水烹茶https://t.cn/A667dnED）
茶以雪烹，味更清冽，所为半天河水是也。不受尘垢，幽人啜此，足以破寒。（《扫雪烹茶玩画》）
庐山康王谷水帘水第一；无锡县惠山寺石泉水第二；蕲州兰溪石下水第三；峡州扇子山下有石突然，泄水独清冷，状如龟形，俗云虾蟆口水，第四；苏州虎丘寺石泉水第五；庐山招贤寺下方桥潭水第六；扬子江南零水第七；洪州西山西东瀑布水第八；唐州柏岩县淮水源第九；庐州龙池山岭水第十；丹阳县观音寺水第十一；扬州大明寺水第十二；汉江金州上游中零水第十三；归州玉虚洞下香溪水第十四；商州武关西洛水第十五；吴松江水第十六；天台山西南峰千丈瀑布水第十七；郴州圆泉水第十八；桐庐严陵滩水第十九；雪水第二十（小行夹批：用雪不可太冷）（《煎茶水记》）
绘幅楼削雪煎茶。（《武林旧事·张约斋赏心乐事并序》）
天泉，秋水为上，梅水次之，秋水白而冽，梅水白而甘，甘则茶味稍夺，冽则茶味独全，故秋水较差胜之。春冬二水，春胜于冬，皆以和风甘雨得天地之正施者为妙，唯夏月暴雨不宜。或因风雪所致，实天地之流怒也。龙行之水，暴而淫者，早而冻者，腥而墨者，皆不可食。雪为五谷之精，取以煎茶，幽人情况。（《茶说·择水》）
诗人才子，遇此景则以腊雪煎茶，吟诗咏曲，更唱迭和。或遇晴明，则邀朋约友，夜游天街，观舞队以预赏无夕。《梦粱录·十二月》）
雪水味清，然有土气，以洁瓮储之，经年始可饮。（《茶说·择水》）
黛玉因问：“这也是旧年的雨水？”妙玉冷笑道：“你这么个人，竟是大俗人，连水也尝不出来。这是五年前我在玄墓蟠香寺住着，收的梅花上的雪，共得了那一鬼脸青的花瓮一瓮，总舍不得吃，埋在地下，今年夏天才开了。我只吃过一回，这是第二回了。你怎么尝不出来？隔年蠲的雨水那有这样轻浮，如何吃得。”黛玉知他天性怪僻，不好多话，亦不好多坐，吃完茶，便约着宝钗走了出来。（《红楼梦》）
腊雪洗眼，能退眼红；煎茶煮粥，可以解热止渴；涂抹痱子有效。（《本草纲目》）
●不宜煮茶
梅雨，天地化育之物，最所宜留。雪水，性感重阴，不必多贮，久食，寒损胃气。凡水以瓮置负阴燥洁檐间稳地，单帛掩口，时加拂尘，则星露之气常交，而元神不爽。如泥固纸封，曝日临火，尘朦击动，则与沟渠弃水何异。（《茶录》）
时雨甘滑，泼茶煮药，美而有益。梅后便劣。至雷雨最毒，令人霍乱。秋雨冬雨，俱能损人。雪水尤不宜，令肌肉销铄。（《仇池笔记》）
●诗咏
闲来松间坐，看煮松上雪。时于浪花里，并下蓝英末。倾余精爽健，忽似氛埃灭。不合别观书，但宜窥玉札。（唐·陆龟蒙《奉和袭美茶具十咏·煮茶》）
吟咏霜毛句，闲尝雪水茶。城中展眉处，只是有元家。（唐·白居易《吟元郎中白须诗，兼饮雪水茶，因题壁上》）
煮雪问茶味，当风看雁行。（唐·喻凫《送潘咸》）
雪液清甘涨井泉，自携茶灶就烹煎。一毫无复关心事，不枉人间住百年。（宋·陆游《雪后煎茶》）
西都旧事君须记，东颍新诗我未能。来伴支筇眺斜日，晚山相对玉崚嶒。（宋·周孚《用独乐园故事以雪水烹茶招彦章》）
送君归后，细写茶经煮香雪。（宋·辛弃疾《六么令·用陆氏事，送玉山令陆德隆侍亲东归吴中》）
十二月二十五日，大雪始晴，梦人以雪水烹小团茶，使美人歌以饮。余梦中为作回文诗，觉而记其一句云乱点余花唾碧衫，意用飞燕唾花故事也，乃续之为二绝句云。
酡颜玉碗捧纤纤，乱点余花唾碧衫。
歌咽水云凝静院，梦惊松雪落空岩。
空花落尽酒倾缸，日上山融雪涨江。
红焙浅瓯新活火，龙团小碾斗晴窗。（宋·苏轼《记梦回文二首并叙》）
平生何居士，一壑清江濆。达观真在士，独往乃声闻。我亦策蹇步，不甘子绝群。追逐到灭景，回视嗟纷纭。今朝玉储开，群仙剪瑶裙。迷空散一花，万叠屯寒云。赏心会两遂，百忧销一焚。双凤已鸣似，神椎搞孤军。更看阴沴尽，高檐挂晴曛。（宋·王洋《子楚煮雪水沦团茶乃与陶翰要语以诗见戏不敢》）
沁月凝霜。精神好处，曾悟花光。带雪煎茶，和冰酿酒，聊润枯肠。（宋·陈允平《柳梢青》）
炉煨榾柮雪煎茶，松竹环居耐岁华。窗外玉梅疏弄影，助人诗兴两三花。（宋·金朋说《冬日幽居》）
闻道高轩开二妙，竹坡犹有雪煎茶。（宋·周紫芝《次韵相之见过》）
试将梁苑雪，煎动建溪春。（宋·李虚己《建茶呈学士》）
夜扫寒英煮绿尘，松风入鼎更清新。月团影落银河水，云脚香融玉树春。陆井有泉应近俗，陶家无酒未为贫。诗脾夺尽丰年瑞，分付蓬莱顶上人。（元·谢宗可《雪煎茶》）
一瓶雪水煎茶熟，清气真能压武夫。（元·仇远《冬日小斋即事》）
春风酿松酒，夜雪烹新茶。气味自潇洒，恬澹众所夸。（明·曹义《分韵得花宇贺翰林周典籍考满》）
正纤手、雪水煎茶，又春夜、红楼听雨。算只有韶光，偿得离人心苦。（清·樊增祥《长亭怨慢·别岁》）
却喜侍儿知试茗，扫将新雪及时烹。（《红楼梦》）
图为施桢（1875-1946）《党姬烹雪立轴》、1929·朱良材《党姬烹雪镜片》、1942年·徐砚《党姬烹雪立轴》
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