2022.09.15
Modelpress #堀夏喜# 專訪後編
堀夏喜、個人活動中も“FANTASTICS全員でやっている”意識が強い理由 相次ぐ俳優業抜擢で持った新たな夢<「少年のアビス」インタビュー後編
ドラマ特区「少年のアビス」(毎週木曜MBS: 24時59分~ tvk:23時~)で注目を集めているFANTASTICS の堀夏喜(ほり・なつき/25)。映画「HiGH&LOW THE WORST X」が公開され、舞台「ホームレッスン」を控えるなど、2022年は俳優業での活躍が止まらない。個人活動を経て感じた変化と新たな夢、グループに対して抱く想い…あらゆることを器用にこなす彼のひたむきな努力に迫った。<インタビュー後編>
堀夏喜、アーティスト&俳優の両立目指す
― 最近は「少年のアビス」に加え、「HiGH&LOW THE WORST X」や「ホームレッスン」など俳優としての活躍が続いていますが、現在の状況を振り返ってみていかがですか?
堀:ここまで短期間で色々な作品に携わらせてもらうなんて想像していなかったです。この期間を経て、アーティストと俳優の両立をしてどちらも本気でやりたいと思うようになりました。
― FANTASTICSとしては8月までツアー「FAN FAN HOP」も開催されていましたが、「少年のアビス」の撮影はツアー中だったのでしょうか?
堀:はい。7月後半の「BATTLE OF TOKYO」のライブ4日間が終わった次の日にクランクインしたので、「FAN FAN HOP」も行っている最中でした。
― ライブが重なっている時期にドラマ撮影もされていたんですね…!地上波ドラマ初出演となった「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」(日本テレビ系)の撮影もツアー中でしたが、その時と比べて自分の中で変化はありましたか?
堀:現場に行くこと自体には慣れました。最初はグループを離れて1人でどこかに行くことに緊張していましたが、今はそこまで緊張せず余裕が持てるようになりました。撮影も楽しめるようになり、ノッていけたりするので、自分のモチベーションの管理ができるようになったように思います。
堀夏喜が怒りや悲しみを乗り越えた方法
― アーティストに比べてまだ経験が少ない俳優業の中では、思うようにできないこともあったかと思いますが、怒りや悲しみを感じた経験はありましたか?
堀:めちゃくちゃあります。今まで1回も自分が納得できた時はないですね。でもやっぱり場数というか、経験することが何よりも大事だなと思っています。どれだけ準備してレッスンを積んだとしても、本番の経験は1回で何十回ものレッスンに匹敵するし、結局本番を経験しないと何もわからないこともありますし。だからこそ、これだけ現場を経験できること自体が自分にとってのスキルアップに繋がっているので「今できることをしっかりやる」という心持ちでいたいですね。もちろん上手くいってない時の方が多いので、そこは反省と勉強の繰り返しです。
― 悩んだ時、誰かに相談することはありますか?
堀:最初は(佐藤)大樹くんとかに相談していましたけど、「もう自分の問題だな」と思い始めてからはあまりしなくなりました。モチベーションの保ち方などを聞くことはあっても、技術面はやっぱり最終的に人それぞれになっちゃうので、僕は僕のやり方でできたらいいなと考えています。
― そのモチベーションに関する佐藤さんからのアドバイスで、印象に残っている言葉はありますか?
堀:舞台が決まった時は正直不安だったのですが、その時かけてくれた「舞台をやったら芝居もっと好きになると思うよ」という言葉が印象に残っています。僕はやっぱり自分が好きなことをやるのが1番だと思っているので、だったらもうやるしかないと覚悟ができて助かりました。
堀夏喜、個人活動中も“メンバー全員でやっている”意識が強い理由
― それぞれ個人での活躍も増えてきているFANTASTICSの皆さんですが、堀さんが個人活動での経験を経て、今後グループ活動でも活かしていきたいと思っていることはありますか?
堀:僕がこうして芝居をやっていく中で、もっと実力をつけていつか主演をやる時にグループの楽曲と一緒に出演できたら最高だなと思います。それが1番、俳優業をやる上でグループへの還元になるのかなと。今はまだ「グループに返せている」という感覚はあまりないですが、だんだんそうなっていけば嬉しいです。
― でもきっと堀さんの個人活動をきっかけに、FANTASTICSを知ったという方もいらっしゃると思います。
堀:そうですね。でも本当にメンバーが散り散りに色々なことをやっていて、「皆で獲得していこう」という感じの雰囲気で頑張っているので、皆でやっているなという意識の方が強いですね。
― 素敵ですね。今後演じてみたい役やジャンルはありますか?
堀:ここまで3連続でヤンキーなので(恋です!、HiGH&LOW、少年のアビス)そろそろ好青年役をやってみたいです(笑)。
― 確かにそうですね(笑)。でもどれも全然タイプの違うヤンキーですね。
堀:「ヤンキーの中にこんなに種類あるんだ」って思うぐらいの3人でした(笑)。でもヤンキーであることには変わりないので、もうちょっと良いヤツの役ができたらと思っています!
― 拝見できる日を楽しみにしています!素敵なお話をありがとうございました。
編集後記
原作との出会いをきっかけに記者も「少年のアビス」の世界観にすっかり魅了され、ドラマへの期待も高まる中で行われた今回のインタビュー。堀に原作を読んだことを伝えると「面白くないですか!?」とキラキラとした眼差しで反応し、1人の作品ファンとしての姿が垣間見えた。
その一方で、玄について語る姿はとにかく誠実。誰よりも近くで玄に寄り添っていたからこそなのだろうと感じ、一層今後の放送が楽しみになった。
堀は自分を“天邪鬼”だと表現するが、芯のある考えとそこから繰り出される言葉一つ一つに強い説得力がある。それはきっと、何事も器用にこなす裏で泥臭い努力を積み重ねてきたからだと思った。
(modelpress編集部)
堀夏喜(ほり・なつき)プロフィール
1997年8月6日生まれ、愛知県出身。2016年にFANTASTICSを結成し、2018年「OVER DRIVE」でメジャーデビュー。個人としては、2020年にドラマ「M 愛すべき人がいて」(テレビ朝日系)のスピンオフ作品「L 礼香の真実」(ABEMA)で本格的に俳優デビューを果たした。
2021年、ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」(日本テレビ系)で地上波ドラマ初出演にして初レギュラーに抜擢。現在公開中の映画「HiGH&LOW THE WORST X」のほか、9月24日~10月9日に東京・紀伊國屋ホールにて上演される舞台「ホームレッスン」への出演も控えている。
Modelpress #堀夏喜# 專訪後編
堀夏喜、個人活動中も“FANTASTICS全員でやっている”意識が強い理由 相次ぐ俳優業抜擢で持った新たな夢<「少年のアビス」インタビュー後編
ドラマ特区「少年のアビス」(毎週木曜MBS: 24時59分~ tvk:23時~)で注目を集めているFANTASTICS の堀夏喜(ほり・なつき/25)。映画「HiGH&LOW THE WORST X」が公開され、舞台「ホームレッスン」を控えるなど、2022年は俳優業での活躍が止まらない。個人活動を経て感じた変化と新たな夢、グループに対して抱く想い…あらゆることを器用にこなす彼のひたむきな努力に迫った。<インタビュー後編>
堀夏喜、アーティスト&俳優の両立目指す
― 最近は「少年のアビス」に加え、「HiGH&LOW THE WORST X」や「ホームレッスン」など俳優としての活躍が続いていますが、現在の状況を振り返ってみていかがですか?
堀:ここまで短期間で色々な作品に携わらせてもらうなんて想像していなかったです。この期間を経て、アーティストと俳優の両立をしてどちらも本気でやりたいと思うようになりました。
― FANTASTICSとしては8月までツアー「FAN FAN HOP」も開催されていましたが、「少年のアビス」の撮影はツアー中だったのでしょうか?
堀:はい。7月後半の「BATTLE OF TOKYO」のライブ4日間が終わった次の日にクランクインしたので、「FAN FAN HOP」も行っている最中でした。
― ライブが重なっている時期にドラマ撮影もされていたんですね…!地上波ドラマ初出演となった「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」(日本テレビ系)の撮影もツアー中でしたが、その時と比べて自分の中で変化はありましたか?
堀:現場に行くこと自体には慣れました。最初はグループを離れて1人でどこかに行くことに緊張していましたが、今はそこまで緊張せず余裕が持てるようになりました。撮影も楽しめるようになり、ノッていけたりするので、自分のモチベーションの管理ができるようになったように思います。
堀夏喜が怒りや悲しみを乗り越えた方法
― アーティストに比べてまだ経験が少ない俳優業の中では、思うようにできないこともあったかと思いますが、怒りや悲しみを感じた経験はありましたか?
堀:めちゃくちゃあります。今まで1回も自分が納得できた時はないですね。でもやっぱり場数というか、経験することが何よりも大事だなと思っています。どれだけ準備してレッスンを積んだとしても、本番の経験は1回で何十回ものレッスンに匹敵するし、結局本番を経験しないと何もわからないこともありますし。だからこそ、これだけ現場を経験できること自体が自分にとってのスキルアップに繋がっているので「今できることをしっかりやる」という心持ちでいたいですね。もちろん上手くいってない時の方が多いので、そこは反省と勉強の繰り返しです。
― 悩んだ時、誰かに相談することはありますか?
堀:最初は(佐藤)大樹くんとかに相談していましたけど、「もう自分の問題だな」と思い始めてからはあまりしなくなりました。モチベーションの保ち方などを聞くことはあっても、技術面はやっぱり最終的に人それぞれになっちゃうので、僕は僕のやり方でできたらいいなと考えています。
― そのモチベーションに関する佐藤さんからのアドバイスで、印象に残っている言葉はありますか?
堀:舞台が決まった時は正直不安だったのですが、その時かけてくれた「舞台をやったら芝居もっと好きになると思うよ」という言葉が印象に残っています。僕はやっぱり自分が好きなことをやるのが1番だと思っているので、だったらもうやるしかないと覚悟ができて助かりました。
堀夏喜、個人活動中も“メンバー全員でやっている”意識が強い理由
― それぞれ個人での活躍も増えてきているFANTASTICSの皆さんですが、堀さんが個人活動での経験を経て、今後グループ活動でも活かしていきたいと思っていることはありますか?
堀:僕がこうして芝居をやっていく中で、もっと実力をつけていつか主演をやる時にグループの楽曲と一緒に出演できたら最高だなと思います。それが1番、俳優業をやる上でグループへの還元になるのかなと。今はまだ「グループに返せている」という感覚はあまりないですが、だんだんそうなっていけば嬉しいです。
― でもきっと堀さんの個人活動をきっかけに、FANTASTICSを知ったという方もいらっしゃると思います。
堀:そうですね。でも本当にメンバーが散り散りに色々なことをやっていて、「皆で獲得していこう」という感じの雰囲気で頑張っているので、皆でやっているなという意識の方が強いですね。
― 素敵ですね。今後演じてみたい役やジャンルはありますか?
堀:ここまで3連続でヤンキーなので(恋です!、HiGH&LOW、少年のアビス)そろそろ好青年役をやってみたいです(笑)。
― 確かにそうですね(笑)。でもどれも全然タイプの違うヤンキーですね。
堀:「ヤンキーの中にこんなに種類あるんだ」って思うぐらいの3人でした(笑)。でもヤンキーであることには変わりないので、もうちょっと良いヤツの役ができたらと思っています!
― 拝見できる日を楽しみにしています!素敵なお話をありがとうございました。
編集後記
原作との出会いをきっかけに記者も「少年のアビス」の世界観にすっかり魅了され、ドラマへの期待も高まる中で行われた今回のインタビュー。堀に原作を読んだことを伝えると「面白くないですか!?」とキラキラとした眼差しで反応し、1人の作品ファンとしての姿が垣間見えた。
その一方で、玄について語る姿はとにかく誠実。誰よりも近くで玄に寄り添っていたからこそなのだろうと感じ、一層今後の放送が楽しみになった。
堀は自分を“天邪鬼”だと表現するが、芯のある考えとそこから繰り出される言葉一つ一つに強い説得力がある。それはきっと、何事も器用にこなす裏で泥臭い努力を積み重ねてきたからだと思った。
(modelpress編集部)
堀夏喜(ほり・なつき)プロフィール
1997年8月6日生まれ、愛知県出身。2016年にFANTASTICSを結成し、2018年「OVER DRIVE」でメジャーデビュー。個人としては、2020年にドラマ「M 愛すべき人がいて」(テレビ朝日系)のスピンオフ作品「L 礼香の真実」(ABEMA)で本格的に俳優デビューを果たした。
2021年、ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」(日本テレビ系)で地上波ドラマ初出演にして初レギュラーに抜擢。現在公開中の映画「HiGH&LOW THE WORST X」のほか、9月24日~10月9日に東京・紀伊國屋ホールにて上演される舞台「ホームレッスン」への出演も控えている。
官网:https:// www.tv-asahi.co.jp/bf_kourin/news/0003/
ニュース
『ボーイフレンド降臨!』共演者:
末澤誠也(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)、光石研、本多力、片岡凜、伊藤修子
◆「作品のいいスパイスになれたら」ダンスにミュージカルに多才な実力を誇る末澤誠也(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)がクセありデザイナーを熱演!
桜井演じる茶谷かしこの勤め先で、髙橋が演じるアサヒのアルバイト先となる小さな広告代理店でデザイナーとして働く黒瀬顕介を演じるのは、末澤誠也。Aぇ! group(関西ジャニーズJr.)のメンバーとしてその明るいキャラクターでグループを盛り上げる一方、長年培った高いダンスパフォーマンス力と、抜群の歌唱力を持つ多才な実力の持ち主。2019年にはリーディングシアター『キオスク』で単独初主演を務め、今年公開された『THE BOY FROM OZ』ではブロードウェイミュージカルにも出演するなど、その活躍に注目を集めています。そんな末澤が演じる黒瀬は、半人前のディレクターながら、発言はいっちょ前でなぜか常に上から目線。しかし、どこか憎めないクセ強男子。「ちょっと陽気で小生意気な青年なのですが、いいスパイスとしてこの作品に関われたらいいなと思っています」と役への意気込みを語る末澤がどんな演技を魅せてくれるのか、ぜひご期待ください!
◆光石研を筆頭に、片岡凜、伊藤修子、本多力…個性際立つ実力派たちの巧みな演技合戦で《恋の三角関係》に花を添える!
かしこが勤める広告代理店の社長で、アサヒをアルバイトとして採用する青柳有造役を演じるのは、光石研! 硬軟自在の高い演技力で活躍し、現在放送中の『六本木クラス』では愛情深い主人公の父親役で多くの人の心を鷲づかみにするなど、数々の作品でインパクトを残してきた光石。今作では会社を倒産の危機に招いてしまう頼りなさと、アサヒやかしこを見守る優しさを、緩急ある演技で体現していきます。
また、記憶喪失のアサヒの過去を唯一知る女性、津久井エマ役を演じるのは、『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(2022年)でドラマデビューながら高い演技力を発揮し、一躍注目を集めた片岡凜。エマとアサヒには何やらただならぬ関係だったようで…はたして、記憶を失ったアサヒにどんな影響を及ぼすのか、ぜひご注目ください!
さらに、アサヒとかしこ、渉の周りには個性豊かな実力派キャストが勢揃い! かしこが勤める広告代理店で事務を務める赤井美香を演じるのは、その独特の語り口と雰囲気で見る者を惹きつける伊藤修子。
そして、かしこの同僚で営業担当の白鳥陽大を演じるのは、舞台をはじめ、ドラマ、映画と数多くの作品で活躍する本多力。
個性際立つ実力派のキャスト陣が勢揃いした今作。その巧みな演技力と存在感で、髙橋&桜井&田中が織りなす《恋の三角関係》をどう盛り上げてくれるのか、乞うご期待ください!
◆末澤誠也さん(黒瀬顕介・役) コメント
オファーをいただいた時は、純粋に嬉しかったです。自分の目標として、1年に舞台1本、映像1本に出演するというのを掲げていたのですが、今年初めて達成できたことへの喜びも同時に感じました。僕が演じる黒瀬顕介は、ちょっと陽気で小生意気な青年なのですが、いいスパイスとしてこの作品に関われたらいいなと思っています。主演の髙橋くんとは、ちゃんとお話しするは今作が初めてなのですが、撮影する中でいろいろと知っていけたらいいなと思っていますし、また、少しでも座長・髙橋くんの力になれれば嬉しいです。
台本を読ませていただく中で、僕自身すでに「この先どう進んでいくんだろう!?」とめちゃくちゃ気になっているので、皆さんもワクワクしながら楽しんで見ていただけたらなと思います。
◆片岡 凜さん(津久井エマ・役) コメント
今作にオファーをいただいた時は、とても嬉しく光栄に思ったと同時に、この物語の世界観に入り込めるよう、一層身の引き締まる思いでした。とてもコミカルで、それぞれのキャラクターの性格が滲み出ている作品だと感じています。なので、無意識に世界観に引き込まれ、知らず知らずそれぞれの役に惹かれてしまうような作品になると思います。
私が演じさせて頂く津久井エマが、アサヒと渉、かしこの恋愛にどのように関わっていくのか、楽しみにしていてください。
◆伊藤修子さん(赤井美香・役) コメント
共演者の方の中にはチラリと面識中のある方もいらっしゃいますが、ほぼ初対面の方々ばかりなので、皆さんにお会いするのが楽しみです。今作では劇団や美大に関連するネタなど、美大卒業後に劇団員をやっていた自分には馴染みのあるワードが話に出てくるので、気になります。私が演じるのはお得意の噂好きな、茶谷かしこの会社の同僚という役どころです。今後どういう形で話に関わってくるのか…まだ今の時点では分かりません(笑)。
久々の連続ドラマですが、コメディー色も強そうな作品ですので、楽しくできたらと思います。
◆本多 力さん(白鳥陽大・役) コメント
高校の時に部活の先輩に「本多は歳上にモテるんちゃう?」と言われ、その言葉を希望に生きてきました。しかし歳上にモテることなく…というかモテること自体なく43歳になりました。なので、髙橋海人さんを「先輩の予言が当たった自分」だと思いながら、このドラマを隅から隅まで楽しみたいと思います。そう思って脚本を読み返したら、ドキドキが倍になりました。
今作は『トライアングル・ラブコメディー』ということで、とにかく楽しみです。なんとかして自分も加わり、途中から『スクエア・ラブコメディー』になるよう頑張りたいです。
◆光石 研さん(青柳有造・役) コメント
こういったスピード感のあるコメディーは大好きなので、オファーをいただき大変光栄です。共演者の若い皆さんに振り落とされないよう、しっかり付いて行きたいと思います! 髙橋海人くんとは、これまで数回ご一緒した事があるのですが、彼の可愛く、ちょっと天然な感じが、役柄を何倍も素敵にさせると思います。撮影現場が楽しみです。
時にはクスッと、時にはハラハラ、時にはシットリしながら、土曜日の夜にリラックスして見ていただけるラブコメです! どうぞ、よろしくお願いします!
ニュース
『ボーイフレンド降臨!』共演者:
末澤誠也(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)、光石研、本多力、片岡凜、伊藤修子
◆「作品のいいスパイスになれたら」ダンスにミュージカルに多才な実力を誇る末澤誠也(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)がクセありデザイナーを熱演!
桜井演じる茶谷かしこの勤め先で、髙橋が演じるアサヒのアルバイト先となる小さな広告代理店でデザイナーとして働く黒瀬顕介を演じるのは、末澤誠也。Aぇ! group(関西ジャニーズJr.)のメンバーとしてその明るいキャラクターでグループを盛り上げる一方、長年培った高いダンスパフォーマンス力と、抜群の歌唱力を持つ多才な実力の持ち主。2019年にはリーディングシアター『キオスク』で単独初主演を務め、今年公開された『THE BOY FROM OZ』ではブロードウェイミュージカルにも出演するなど、その活躍に注目を集めています。そんな末澤が演じる黒瀬は、半人前のディレクターながら、発言はいっちょ前でなぜか常に上から目線。しかし、どこか憎めないクセ強男子。「ちょっと陽気で小生意気な青年なのですが、いいスパイスとしてこの作品に関われたらいいなと思っています」と役への意気込みを語る末澤がどんな演技を魅せてくれるのか、ぜひご期待ください!
◆光石研を筆頭に、片岡凜、伊藤修子、本多力…個性際立つ実力派たちの巧みな演技合戦で《恋の三角関係》に花を添える!
かしこが勤める広告代理店の社長で、アサヒをアルバイトとして採用する青柳有造役を演じるのは、光石研! 硬軟自在の高い演技力で活躍し、現在放送中の『六本木クラス』では愛情深い主人公の父親役で多くの人の心を鷲づかみにするなど、数々の作品でインパクトを残してきた光石。今作では会社を倒産の危機に招いてしまう頼りなさと、アサヒやかしこを見守る優しさを、緩急ある演技で体現していきます。
また、記憶喪失のアサヒの過去を唯一知る女性、津久井エマ役を演じるのは、『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(2022年)でドラマデビューながら高い演技力を発揮し、一躍注目を集めた片岡凜。エマとアサヒには何やらただならぬ関係だったようで…はたして、記憶を失ったアサヒにどんな影響を及ぼすのか、ぜひご注目ください!
さらに、アサヒとかしこ、渉の周りには個性豊かな実力派キャストが勢揃い! かしこが勤める広告代理店で事務を務める赤井美香を演じるのは、その独特の語り口と雰囲気で見る者を惹きつける伊藤修子。
そして、かしこの同僚で営業担当の白鳥陽大を演じるのは、舞台をはじめ、ドラマ、映画と数多くの作品で活躍する本多力。
個性際立つ実力派のキャスト陣が勢揃いした今作。その巧みな演技力と存在感で、髙橋&桜井&田中が織りなす《恋の三角関係》をどう盛り上げてくれるのか、乞うご期待ください!
◆末澤誠也さん(黒瀬顕介・役) コメント
オファーをいただいた時は、純粋に嬉しかったです。自分の目標として、1年に舞台1本、映像1本に出演するというのを掲げていたのですが、今年初めて達成できたことへの喜びも同時に感じました。僕が演じる黒瀬顕介は、ちょっと陽気で小生意気な青年なのですが、いいスパイスとしてこの作品に関われたらいいなと思っています。主演の髙橋くんとは、ちゃんとお話しするは今作が初めてなのですが、撮影する中でいろいろと知っていけたらいいなと思っていますし、また、少しでも座長・髙橋くんの力になれれば嬉しいです。
台本を読ませていただく中で、僕自身すでに「この先どう進んでいくんだろう!?」とめちゃくちゃ気になっているので、皆さんもワクワクしながら楽しんで見ていただけたらなと思います。
◆片岡 凜さん(津久井エマ・役) コメント
今作にオファーをいただいた時は、とても嬉しく光栄に思ったと同時に、この物語の世界観に入り込めるよう、一層身の引き締まる思いでした。とてもコミカルで、それぞれのキャラクターの性格が滲み出ている作品だと感じています。なので、無意識に世界観に引き込まれ、知らず知らずそれぞれの役に惹かれてしまうような作品になると思います。
私が演じさせて頂く津久井エマが、アサヒと渉、かしこの恋愛にどのように関わっていくのか、楽しみにしていてください。
◆伊藤修子さん(赤井美香・役) コメント
共演者の方の中にはチラリと面識中のある方もいらっしゃいますが、ほぼ初対面の方々ばかりなので、皆さんにお会いするのが楽しみです。今作では劇団や美大に関連するネタなど、美大卒業後に劇団員をやっていた自分には馴染みのあるワードが話に出てくるので、気になります。私が演じるのはお得意の噂好きな、茶谷かしこの会社の同僚という役どころです。今後どういう形で話に関わってくるのか…まだ今の時点では分かりません(笑)。
久々の連続ドラマですが、コメディー色も強そうな作品ですので、楽しくできたらと思います。
◆本多 力さん(白鳥陽大・役) コメント
高校の時に部活の先輩に「本多は歳上にモテるんちゃう?」と言われ、その言葉を希望に生きてきました。しかし歳上にモテることなく…というかモテること自体なく43歳になりました。なので、髙橋海人さんを「先輩の予言が当たった自分」だと思いながら、このドラマを隅から隅まで楽しみたいと思います。そう思って脚本を読み返したら、ドキドキが倍になりました。
今作は『トライアングル・ラブコメディー』ということで、とにかく楽しみです。なんとかして自分も加わり、途中から『スクエア・ラブコメディー』になるよう頑張りたいです。
◆光石 研さん(青柳有造・役) コメント
こういったスピード感のあるコメディーは大好きなので、オファーをいただき大変光栄です。共演者の若い皆さんに振り落とされないよう、しっかり付いて行きたいと思います! 髙橋海人くんとは、これまで数回ご一緒した事があるのですが、彼の可愛く、ちょっと天然な感じが、役柄を何倍も素敵にさせると思います。撮影現場が楽しみです。
時にはクスッと、時にはハラハラ、時にはシットリしながら、土曜日の夜にリラックスして見ていただけるラブコメです! どうぞ、よろしくお願いします!
恭喜my family剧组
恭喜二宫和也
访问全文
まずは、主演男優賞おめでとうございます。
ありがとうございます。併せて「マイファミリー」で作品賞、助演男優賞、監督賞、脚本賞に輝いて5冠ということで。スタッフの皆さん、そして(助演男優賞を受賞した)濱田岳くん…おめでとうございます。やはり順位が高ければ高いほどうれしいですし、そして何より多くの読者の方が“評価をしてみよう!”と思ってくださって、なかでも「マイファミリー」に興味を持って“一票投じてみよう!”と思ってくださったことが大きなことなんじゃないかな、って思います。
「マイファミリー」はオリジナル作品。当然ながら視聴者はラストを知らず、各話の放送後には真犯人に対する考察がSNSで熱く語られました。
“犯人は誰かな?”って推理しながら多くの方が楽しんでくださっていたと私も聞いていました。それだけに撮影は大変でしたよ(笑)。特にロケね。鈴間(藤間爽子)とか急に出てくる人もいるもんだから、そのケアとか(笑)、ロケ撮影を街行く人にバレちゃいけないとかね。
ちなみに、僕は犯人が誰か最初から知っていました。かと言って、いつもと違う作り方をしたかといえば、それは特になかったかな。真犯人に対して、温人は何の思い入れもないわけで。そこにどう整合性を持たせて、どうやって高めていくか…それくらいかな。
温人の感情を各話でどこまで出すか、演出の平野(俊一)さんが考えてうまくハンドリングしていただきました。だから、僕はつらいとか大変とかはなくて。全体像を見ながら「ここまでやると、視聴者の方は驚くかな?」なんて考えてやってみて、それで問題はないか平野さんがチェックしてくれて…温人を演じることは楽しかったですよ。苦労があったとすれば、それはやっぱり、最終回の玉木宏さんじゃないですか(笑)。
真相の説明…タマキン、あのシーンは大変だったよなぁ(笑)。本当は、もっと温人にセリフあったんですよ。だけど、あそこは真犯人と東堂(濱田)のどちらも関係性の深い葛城(玉木)が語るべきだなと。僕はそう思ったので、監督と前々から相談して、温人のセリフは結構削ってもらったんですよね。
真犯人の動機は、おっしゃっていたとおり、温人としては思い入れがあるものではありませんでしたね。
そう。温人が受けた被害は、本質からの余波でしかないから。東堂さえ無事に捕まってくれたらそれでいい。だから、裏では葛城さんの誠意として、東堂に伝えられている設定でした。温人もその場にいて、気にはなっていたけど、温人にとっては「病院に運ばれた未知留(多部未華子)とお腹の子供が無事生まれてくれるだろうか」「東堂が今、どういう状態でいるのか」の方が重要でした。弁護士である三輪(賀来賢人)は東堂に会えるけど、温人は会えないから。
そういう細かい変更を重ね、「マイファミリー」というタイトルと合致し、しっくりくる最終回になったんじゃないかなって思います。
助演男優賞には濱田岳さんが選ばれました。まさに迫真の演技でしたが、二宮さんは共演者としてどのように感じていましたか?
評価されるべく、すごいお芝居をされていたと思いますね。僕は岳とは2回目の共演でしたが、岳とのお芝居はやりやすいです。それは岳も…賀来くんも多部ちゃんもそうなんだけど、引き算の芝居をする人たちだからかなと思っています。
お芝居する人の中でも、引き算の芝居をする人たちとの共演は僕はとてもやりやすくて。それを集団芸として…芝居の価値観が近い者同士でやれた印象がありますね。群像の勝利ですよね。
先ほどのお話でもあった、“最終回のここは葛城が言うべき”“それなら温人を削るべき”というような引き算が、他の役者さん同士でもうまく合致するようなチームワークだったんですね。
そうだったと思います。台本にビックリマークがあっても、叫ばなかったり。それぞれが視聴者の目線を持って、「ここまでやったらうるさいだろう」とか「これ以上出ない方がいいだろう」とそれぞれが考えてやっていた印象がありますよ。
“ここは(感情を)持っていきにくいな”って箇所はみんなで相談したり、逆に“さすがにここは出なきゃダメだろ”ってところで、プラスする方が大変だったりして。
皆さんで相談や提案しあいながら進めていったんですね。
そうですね。温人と未知留、東堂、三輪…誰か一人がぶっ飛んでいるってこともない現場で(笑)。みんな同じゾーンにいて、提案しあう現場でしたよ。だから「マイファミリー」と聞けば思い浮かぶのが、必ずしも主役の顔ではなく、もしあの4人がそろっているのであれば、それこそが我々の勝利だと。ホント、みんなうまかったなぁ!!
3人は30代前半で、40代入口の俺がいて、玉木くんが40代前半で…。世代的にも、大体その世代で戦えたっていうのは割と大きいことかなと思っています。うまく戦えたんじゃないかなぁ。粒ぞろいで、改めていい世代だなぁって思いました。
ドラマファンにとっても、「このキャストがいるなら、まず第1話を見てみよう」と思うような豪華キャストでした。
賞については、岳や俺とかが頂きましたけど、みんなでバランスを図って立体的な作品を作ることができた…総じて“良かった!”って思える作品です。
特に苦労したシーンはありましたか?
いろいろありますけど、例えばカメラ割りをするスタッフも含め、みんな大変だったかな?って思うのは“電話のシーン”ですね。本来であれば演出上、犯人の口元とか、入れたかっただろうなぁって(笑)。というのも、シーン数は多いのに、カットがほぼ変わらないのが犯人との電話シーンでしたからね。どうやってお客さんを退屈させないようにするか。それは本当にみんなが考えたことでした。
逆に、演じる上で楽しくてワクワクしたシーンは?
全部楽しいですよ(笑)。好きにやらせてもらっているんですから!
家族を命懸けで守る父親・温人の姿から、二宮さんの新たな魅力も感じられました。何億円も用意できて、わが子のために投げ打つ男…かっこいいですよね。
かっこよかったでしょ(笑)。ただ、手段はいろいろだろうけど、みんな温人と同じ決断するんじゃないかなぁ。
新たな一面だとか新境地に関しては、そこにあまり意識はなかったです。むしろ「練度の高い芝居がしたいな」と思っていました。それなりに経験を積んでいるメンツがここまで集まるってなかなかないことだから。そこで自分の新技を卸すよりも、自分が得意としているものをぶつけてみたいというか。
「マイファミリー」でこれだけすごいメンツと芝居できるってときに、一番やってみたかったのは“自分が今までやってきたことは、どこまで響くのか”。今回はそうでしたね。
このすごいメンツで、また何か作品を見たいと思うのはぜいたくでしょうか?
いや~、僕もやりたいですよ(笑)。
今期は「マイファミリー」を含め、リアルタイム配信に積極的な作品が多かったです。同時に、海外作品もドラマや映画を問わず日本で見られる環境が普及してきています。俳優の二宮さんとしては、国内外の作品や出演についてどのように感じていますか。
どうなんですかね。今は、僕らが向こうに行って演じるよりも、こっち(日本)で作った作品を持っていく時代なんじゃないのかな?
我々が日本でいいコミュニケーションを取りながら、高め合って、いい作品を作って。今回はたまたま我々が1位でしたけど、どの作品も同じように時間をかけてみんなで作った作品なんだと思います。その中で、今回、こうして同じように思いを持って「マイファミリー」に投票してくださった皆さま。本当にありがとうございました!
(取材・文=堀江純子)
恭喜二宫和也
访问全文
まずは、主演男優賞おめでとうございます。
ありがとうございます。併せて「マイファミリー」で作品賞、助演男優賞、監督賞、脚本賞に輝いて5冠ということで。スタッフの皆さん、そして(助演男優賞を受賞した)濱田岳くん…おめでとうございます。やはり順位が高ければ高いほどうれしいですし、そして何より多くの読者の方が“評価をしてみよう!”と思ってくださって、なかでも「マイファミリー」に興味を持って“一票投じてみよう!”と思ってくださったことが大きなことなんじゃないかな、って思います。
「マイファミリー」はオリジナル作品。当然ながら視聴者はラストを知らず、各話の放送後には真犯人に対する考察がSNSで熱く語られました。
“犯人は誰かな?”って推理しながら多くの方が楽しんでくださっていたと私も聞いていました。それだけに撮影は大変でしたよ(笑)。特にロケね。鈴間(藤間爽子)とか急に出てくる人もいるもんだから、そのケアとか(笑)、ロケ撮影を街行く人にバレちゃいけないとかね。
ちなみに、僕は犯人が誰か最初から知っていました。かと言って、いつもと違う作り方をしたかといえば、それは特になかったかな。真犯人に対して、温人は何の思い入れもないわけで。そこにどう整合性を持たせて、どうやって高めていくか…それくらいかな。
温人の感情を各話でどこまで出すか、演出の平野(俊一)さんが考えてうまくハンドリングしていただきました。だから、僕はつらいとか大変とかはなくて。全体像を見ながら「ここまでやると、視聴者の方は驚くかな?」なんて考えてやってみて、それで問題はないか平野さんがチェックしてくれて…温人を演じることは楽しかったですよ。苦労があったとすれば、それはやっぱり、最終回の玉木宏さんじゃないですか(笑)。
真相の説明…タマキン、あのシーンは大変だったよなぁ(笑)。本当は、もっと温人にセリフあったんですよ。だけど、あそこは真犯人と東堂(濱田)のどちらも関係性の深い葛城(玉木)が語るべきだなと。僕はそう思ったので、監督と前々から相談して、温人のセリフは結構削ってもらったんですよね。
真犯人の動機は、おっしゃっていたとおり、温人としては思い入れがあるものではありませんでしたね。
そう。温人が受けた被害は、本質からの余波でしかないから。東堂さえ無事に捕まってくれたらそれでいい。だから、裏では葛城さんの誠意として、東堂に伝えられている設定でした。温人もその場にいて、気にはなっていたけど、温人にとっては「病院に運ばれた未知留(多部未華子)とお腹の子供が無事生まれてくれるだろうか」「東堂が今、どういう状態でいるのか」の方が重要でした。弁護士である三輪(賀来賢人)は東堂に会えるけど、温人は会えないから。
そういう細かい変更を重ね、「マイファミリー」というタイトルと合致し、しっくりくる最終回になったんじゃないかなって思います。
助演男優賞には濱田岳さんが選ばれました。まさに迫真の演技でしたが、二宮さんは共演者としてどのように感じていましたか?
評価されるべく、すごいお芝居をされていたと思いますね。僕は岳とは2回目の共演でしたが、岳とのお芝居はやりやすいです。それは岳も…賀来くんも多部ちゃんもそうなんだけど、引き算の芝居をする人たちだからかなと思っています。
お芝居する人の中でも、引き算の芝居をする人たちとの共演は僕はとてもやりやすくて。それを集団芸として…芝居の価値観が近い者同士でやれた印象がありますね。群像の勝利ですよね。
先ほどのお話でもあった、“最終回のここは葛城が言うべき”“それなら温人を削るべき”というような引き算が、他の役者さん同士でもうまく合致するようなチームワークだったんですね。
そうだったと思います。台本にビックリマークがあっても、叫ばなかったり。それぞれが視聴者の目線を持って、「ここまでやったらうるさいだろう」とか「これ以上出ない方がいいだろう」とそれぞれが考えてやっていた印象がありますよ。
“ここは(感情を)持っていきにくいな”って箇所はみんなで相談したり、逆に“さすがにここは出なきゃダメだろ”ってところで、プラスする方が大変だったりして。
皆さんで相談や提案しあいながら進めていったんですね。
そうですね。温人と未知留、東堂、三輪…誰か一人がぶっ飛んでいるってこともない現場で(笑)。みんな同じゾーンにいて、提案しあう現場でしたよ。だから「マイファミリー」と聞けば思い浮かぶのが、必ずしも主役の顔ではなく、もしあの4人がそろっているのであれば、それこそが我々の勝利だと。ホント、みんなうまかったなぁ!!
3人は30代前半で、40代入口の俺がいて、玉木くんが40代前半で…。世代的にも、大体その世代で戦えたっていうのは割と大きいことかなと思っています。うまく戦えたんじゃないかなぁ。粒ぞろいで、改めていい世代だなぁって思いました。
ドラマファンにとっても、「このキャストがいるなら、まず第1話を見てみよう」と思うような豪華キャストでした。
賞については、岳や俺とかが頂きましたけど、みんなでバランスを図って立体的な作品を作ることができた…総じて“良かった!”って思える作品です。
特に苦労したシーンはありましたか?
いろいろありますけど、例えばカメラ割りをするスタッフも含め、みんな大変だったかな?って思うのは“電話のシーン”ですね。本来であれば演出上、犯人の口元とか、入れたかっただろうなぁって(笑)。というのも、シーン数は多いのに、カットがほぼ変わらないのが犯人との電話シーンでしたからね。どうやってお客さんを退屈させないようにするか。それは本当にみんなが考えたことでした。
逆に、演じる上で楽しくてワクワクしたシーンは?
全部楽しいですよ(笑)。好きにやらせてもらっているんですから!
家族を命懸けで守る父親・温人の姿から、二宮さんの新たな魅力も感じられました。何億円も用意できて、わが子のために投げ打つ男…かっこいいですよね。
かっこよかったでしょ(笑)。ただ、手段はいろいろだろうけど、みんな温人と同じ決断するんじゃないかなぁ。
新たな一面だとか新境地に関しては、そこにあまり意識はなかったです。むしろ「練度の高い芝居がしたいな」と思っていました。それなりに経験を積んでいるメンツがここまで集まるってなかなかないことだから。そこで自分の新技を卸すよりも、自分が得意としているものをぶつけてみたいというか。
「マイファミリー」でこれだけすごいメンツと芝居できるってときに、一番やってみたかったのは“自分が今までやってきたことは、どこまで響くのか”。今回はそうでしたね。
このすごいメンツで、また何か作品を見たいと思うのはぜいたくでしょうか?
いや~、僕もやりたいですよ(笑)。
今期は「マイファミリー」を含め、リアルタイム配信に積極的な作品が多かったです。同時に、海外作品もドラマや映画を問わず日本で見られる環境が普及してきています。俳優の二宮さんとしては、国内外の作品や出演についてどのように感じていますか。
どうなんですかね。今は、僕らが向こうに行って演じるよりも、こっち(日本)で作った作品を持っていく時代なんじゃないのかな?
我々が日本でいいコミュニケーションを取りながら、高め合って、いい作品を作って。今回はたまたま我々が1位でしたけど、どの作品も同じように時間をかけてみんなで作った作品なんだと思います。その中で、今回、こうして同じように思いを持って「マイファミリー」に投票してくださった皆さま。本当にありがとうございました!
(取材・文=堀江純子)
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