最基础的60个佛学名词详解,
建议收藏随用随查!

深入经藏,
智慧如海。

佛学文化博大精深,
经典众多。

在我们读诵经典时,
经常会看到一些出现很频繁的专有名词,


“ 三界 ”
“ 菩提萨埵 ”
“ 阿耨多罗三藐三菩提 ” 等,

那这些佛教名词到底是什么意思呢,
整理了六十个名词,

赶紧收藏起来,
随用随查!

1 、佛陀耶 :

简称佛陀或佛,
义为觉者,

即自觉,
觉他,
觉行圆满。

佛陀是三觉具足的大圣人。

2 、菩提萨埵 :

简称菩萨。

义为觉有情,
即大觉的众生。

是上求佛果、
下化众生的圣人。

3 、缘觉 :

听了十二因缘而觉悟人生真理的

4 、声闻 :

听佛说四谛法的音声而悟道的

5 、阿罗汉 :

梵语,

华译为无生、
破恶、
应供三义。

6 、菩提 :

义为觉为道,
即觉道所证的智慧。

7 、菩提心 :

即发
“ 上求佛道,
下化众生的心 ”,

叫做菩提心。

8 、阿耨多罗三藐三菩提 :

无上正等正觉,
即是真正平等觉知一切真理的无上智慧。

9 、一切智智 :

佛的智慧称为一切智智,
因佛能遍知世间和出世间超智慧。

10 、一切有情 :

一切有情众生
( 有情是有生命的动物 )

11 、一阐提 :

无善根、
不信佛法的人,

永远不得成佛的根机。

12 、二执 :

即我执和法执,
又称人法二执,
或生法二执。

这是两种错误的执见,
执有常一自我的实体,
叫做我执。

执诸法皆有实体,
叫做法执。

13 、二空 :

我空
( 悟五蕴无我的真理 )、

法空
( 悟诸法缘生性空的真理 )。

14 、二障 :

烦恼障
( 障碍涅槃 )、

所知障
( 障碍真知之智 )。

15 、二乘 :

声闻乘、
缘觉乘。

16 、三乘 :

菩萨乘与声闻乘、
缘觉乘,

合称为三乘。

17 、五乘 :

人、
天、
声闻、
缘觉、
菩萨,

合称为五乘。

18 、三毒 :

贪、嗔、痴,

能毒害身命与慧命,
叫做三毒。

19 、三学 :

戒学、
定学、
慧学
( 又叫做三无漏学 )
20 、三身 :

佛有三身 ——
法身、
报身、
应化身

21 、三界 :

欲界、
色界、
无色界

22 、三障 :

烦恼障、
业障、
报障

23 、三慧 :

闻慧、
思慧、
修慧

24 、三藏 :

经藏
( 修多罗 );

律藏
( 毗奈耶 );

论藏
( 阿毗达磨 )

25 、三恶道 :

地狱、
饿鬼、
畜生

26 、三皈依 :

皈依佛、
皈依法、
皈依僧。

佛、法、僧,
名三宝。

27 、大乘 :

菩萨的法门,
以救世利他为宗旨。

28 、小乘 :

声闻的法门,
以修身自利为宗旨。

29 、三业 :

身业、
口业、
意业

30 、三法印 :

诸行无常,
诸法无我,
涅槃寂静,

是小乘的三法印
( 加大乘诸法实相为四法印 )

31 、四大 :

地大、
水大、
火大、
风大

32 、四谛 :

苦谛、
集谛、
灭谛、
道谛

33 、四等 :

即四无量心。

( 一 ) 慈无量心
( 二 ) 悲无量心
( 三 ) 喜无量心
( 四 ) 舍无量心

34 、四恩 :

父母恩
( 家庭 )、

众生恩
( 社会 )、

国土恩
( 国家 )、

三宝恩
( 宗教 )

35 、菩萨四摄法 :

布施、
爱语、
利行、
同事

36 、四德 :

常、乐、我、净

37 、四弘誓愿 :

众生无边誓愿度,
烦恼无尽誓愿断,
法门无量誓愿学,
佛道无上誓愿成。

38 、四念住 :

( 一 ) 观身不净
( 二 ) 观受是苦
( 三 ) 观心无常
( 四 ) 观法无我

39 、四姓阶级 :

婆罗门、
刹帝利、
吠舍、
首陀罗

40 、四种阿含经 :

长阿含、
中阿含、
增一阿含、
杂阿含

41 、五戒 :

不杀生、
不偷盗、
不邪淫、
不妄语、
不饮酒

42 、五欲 :

财、色、名、食、睡

43 、五蕴 :

色蕴、
受蕴、
想蕴、
行蕴、
识蕴

44 、五大 :

地大、
水大、
火大、
风大、
空大

45 、五明 :

声明、
工巧明、
医方明、
因明、
内明

46 、五眼 :

肉眼、
天眼、
慧眼、
法眼、
佛眼

47 、五盖 :

贪盖、
嗔恚盖、
睡眠盖、
掉悔盖、
疑法盖

48 、五浊 :

劫浊、
见浊、
烦恼浊、
众生浊、
命浊

49 、五恶见 :

( 一 ) 身见
( 萨迦耶见 ),

( 二 ) 边见
( 执常,
执断之见 ),

( 三 ) 邪见
( 谤因果,
坏善事 ),

( 四 ) 见取见
( 非果计果 ),

( 五 ) 戒禁取见
( 非因计因 )。

50 、六根本烦恼 :

贪、嗔、痴、慢、疑、恶见

51 、十惑 :

贪、嗔、痴、慢、疑、
身见、
边见、
邪见、
见取见、
戒禁取见,

亦名十使。

52 、六根 :

眼根、
耳根、
鼻根、
舌根、
身根、
意根

53 、六尘 :

色尘、
声尘、
香尘、
味尘、
触尘、
法尘

54 、六衰 :

色、声、香、味、触、法六尘,

能衰耗人之真性。

55 、六道 :

天、
人、
阿修罗、
地狱、
饿鬼、
畜生

56 、十法界 :

佛陀、
菩萨、
缘觉、
声闻、
天、
人、
阿修罗、
地狱、
饿鬼、
畜生

57 、六波罗蜜 :

即六度的异名,

是布施、
持戒、
忍辱、
精进、
禅定、
般若。

58 、六和 :

身和同住,
口和无诤,
意和同悦,
戒和同修,
利和同均,
见和同解。

59 、六相 :

总相,
别相,
同相,
异相,
成相,
坏相。

这六相既同时表现在一切事物中,
也同时表现在一个事物中。

无论在一切事物中或在一个事物中,

都是相反相成、
同时具足、
互融互涉、
彼此无碍的,

从此可以揭示出法界缘起的道理。

60 、六时 :

昼三时
( 晨朝,
日中,
日没 ),

夜三时
( 初夜,
中夜,
后夜 )。

我迷失在这黑夜里
茫然四顾一片静寂
捉摸不透的道理,懒得去料理
风一程雨一程,小心翼翼
生怕风雨摧残我这脆弱的小心思
金秋的雨徐徐不急
十月的风不曾出奇
这人世间究竟是怎样的难题
半生叹唏
始终解不开其中之一
明明是二等于一加一的题
看似简单明了清晰
却往往困住人的半生之期
甚者竟是一世
好吧,我们可以选择妥协一次
再不济
也就不过是一场梦境
甭介意

#昆仑神宫做对了哪些地方##时间旅行##天文#

蜜柑
芥川龍之介

 或曇つた冬の日暮である。私は横須賀発上り二等客車の隅に腰を下して、ぼんやり発車の笛を待つてゐた。とうに電燈のついた客車の中には、珍らしく私の外に一人も乗客はゐなかつた。外を覗のぞくと、うす暗いプラツトフオオムにも、今日は珍しく見送りの人影さへ跡を絶つて、唯、檻をりに入れられた小犬が一匹、時々悲しさうに、吠え立ててゐた。これらはその時の私の心もちと、不思議な位似つかはしい景色だつた。私の頭の中には云ひやうのない疲労と倦怠とが、まるで雪曇りの空のやうなどんよりした影を落してゐた。私は外套のポツケツトへぢつと両手をつつこんだ儘まま、そこにはいつてゐる夕刊を出して見ようと云ふ元気さへ起らなかつた。
 が、やがて発車の笛が鳴つた。私はかすかな心の寛くつろぎを感じながら、後の窓枠へ頭をもたせて、眼の前の停車場がずるずると後ずさりを始めるのを待つともなく待ちかまへてゐた。所がそれよりも先にけたたましい日和ひより下駄の音が、改札口の方から聞え出したと思ふと、間もなく車掌の何か云ひ罵ののしる声と共に、私の乗つてゐる二等室の戸ががらりと開いて、十三四の小娘が一人、慌あわただしく中へはいつて来た、と同時に一つづしりと揺れて、徐おもむろに汽車は動き出した。一本づつ眼をくぎつて行くプラツトフオオムの柱、置き忘れたやうな運水車、それから車内の誰かに祝儀の礼を云つてゐる赤帽――さう云ふすべては、窓へ吹きつける煤煙の中に、未練がましく後へ倒れて行つた。私は漸やうやくほつとした心もちになつて、巻煙草に火をつけながら、始めて懶ものうい睚まぶたをあげて、前の席に腰を下してゐた小娘の顔を一瞥いちべつした。
 それは油気のない髪をひつつめの銀杏返いてふがへしに結つて、横なでの痕のある皸ひびだらけの両頬を気持の悪い程赤く火照ほてらせた、如何にも田舎者ゐなかものらしい娘だつた。しかも垢じみた萌黄色もえぎいろの毛糸の襟巻がだらりと垂れ下つた膝の上には、大きな風呂敷包みがあつた。その又包みを抱いた霜焼けの手の中には、三等の赤切符が大事さうにしつかり握られてゐた。私はこの小娘の下品な顔だちを好まなかつた。それから彼女の服装が不潔なのもやはり不快だつた。最後にその二等と三等との区別さへも弁わきまへない愚鈍な心が腹立たしかつた。だから巻煙草に火をつけた私は、一つにはこの小娘の存在を忘れたいと云ふ心もちもあつて、今度はポツケツトの夕刊を漫然と膝の上へひろげて見た。すると其時夕刊の紙面に落ちてゐた外光が、突然電燈の光に変つて、刷すりの悪い何欄かの活字が意外な位鮮あざやかに私の眼の前へ浮んで来た。云ふまでもなく汽車は今、横須賀線に多い隧道トンネルの最初のそれへはいつたのである。

 しかしその電燈の光に照らされた夕刊の紙面を見渡しても、やはり私の憂欝を慰むべく、世間は余りに平凡な出来事ばかりで持ち切つてゐた。講和問題、新婦新郎、涜職とくしよく事件、死亡広告――私は隧道へはいつた一瞬間、汽車の走つてゐる方向が逆になつたやうな錯覚を感じながら、それらの索漠とした記事から記事へ殆ほとんど機械的に眼を通した。が、その間も勿論あの小娘が、恰あたかも卑俗な現実を人間にしたやうな面持ちで、私の前に坐つてゐる事を絶えず意識せずにはゐられなかつた。この隧道の中の汽車と、この田舎者の小娘と、さうして又この平凡な記事に埋つてゐる夕刊と、――これが象徴でなくて何であらう。不可解な、下等な、退屈な人生の象徴でなくて何であらう。私は一切がくだらなくなつて、読みかけた夕刊を抛はふり出すと、又窓枠に頭を靠もたせながら、死んだやうに眼をつぶつて、うつらうつらし始めた。

 それから幾分か過ぎた後であつた。ふと何かに脅おびやかされたやうな心もちがして、思はずあたりを見まはすと、何時いつの間にか例の小娘が、向う側から席を私の隣へ移して、頻しきりに窓を開けようとしてゐる。が、重い硝子戸ガラスどは中々思ふやうにあがらないらしい。あの皸ひびだらけの頬は愈いよいよ赤くなつて、時々鼻洟はなをすすりこむ音が、小さな息の切れる声と一しよに、せはしなく耳へはいつて来る。これは勿論私にも、幾分ながら同情を惹ひくに足るものには相違なかつた。しかし汽車が今将まさに隧道トンネルの口へさしかからうとしてゐる事は、暮色の中に枯草ばかり明い両側の山腹が、間近く窓側に迫つて来たのでも、すぐに合点がてんの行く事であつた。にも関らずこの小娘は、わざわざしめてある窓の戸を下さうとする、――その理由が私には呑みこめなかつた。いや、それが私には、単にこの小娘の気まぐれだとしか考へられなかつた。だから私は腹の底に依然として険しい感情を蓄へながら、あの霜焼けの手が硝子戸を擡もたげようとして悪戦苦闘する容子ようすを、まるでそれが永久に成功しない事でも祈るやうな冷酷な眼で眺めてゐた。すると間もなく凄じい音をはためかせて、汽車が隧道へなだれこむと同時に、小娘の開けようとした硝子戸は、とうとうばたりと下へ落ちた。さうしてその四角な穴の中から、煤すすを溶したやうなどす黒い空気が、俄にはかに息苦しい煙になつて、濛々もうもうと車内へ漲みなぎり出した。元来咽喉のどを害してゐた私は、手巾ハンケチを顔に当てる暇さへなく、この煙を満面に浴びせられたおかげで、殆ほとんど息もつけない程咳せきこまなければならなかつた。が、小娘は私に頓着する気色けしきも見えず、窓から外へ首をのばして、闇を吹く風に銀杏返いてふがへしの鬢びんの毛を戦そよがせながら、ぢつと汽車の進む方向を見やつてゐる。その姿を煤煙ばいえんと電燈の光との中に眺めた時、もう窓の外が見る見る明くなつて、そこから土の匂や枯草の匂や水の匂が冷ひややかに流れこんで来なかつたなら、漸やうやく咳きやんだ私は、この見知らない小娘を頭ごなしに叱りつけてでも、又元の通り窓の戸をしめさせたのに相違なかつたのである。

 しかし汽車はその時分には、もう安々と隧道トンネルを辷すべりぬけて、枯草の山と山との間に挾まれた、或貧しい町はづれの踏切りに通りかかつてゐた。踏切りの近くには、いづれも見すぼらしい藁屋根や瓦屋根がごみごみと狭苦しく建てこんで、踏切り番が振るのであらう、唯一旒いちりうのうす白い旗が懶ものうげに暮色を揺ゆすつてゐた。やつと隧道を出たと思ふ――その時その蕭索せうさくとした踏切りの柵の向うに、私は頬の赤い三人の男の子が、目白押しに並んで立つてゐるのを見た。彼等は皆、この曇天に押しすくめられたかと思ふ程、揃そろつて背が低かつた。さうして又この町はづれの陰惨たる風物と同じやうな色の着物を着てゐた。それが汽車の通るのを仰ぎ見ながら、一斉に手を挙げるが早いか、いたいけな喉を高く反そらせて、何とも意味の分らない喊声かんせいを一生懸命に迸ほとばしらせた。するとその瞬間である。窓から半身を乗り出してゐた例の娘が、あの霜焼けの手をつとのばして、勢よく左右に振つたと思ふと、忽ち心を躍らすばかり暖な日の色に染まつてゐる蜜柑みかんが凡そ五つ六つ、汽車を見送つた子供たちの上へばらばらと空から降つて来た。私は思はず息を呑んだ。さうして刹那に一切を了解した。小娘は、恐らくはこれから奉公先へ赴おもむかうとしてゐる小娘は、その懐に蔵してゐた幾顆いくくわの蜜柑を窓から投げて、わざわざ踏切りまで見送りに来た弟たちの労に報いたのである。

 暮色を帯びた町はづれの踏切りと、小鳥のやうに声を挙げた三人の子供たちと、さうしてその上に乱落する鮮あざやかな蜜柑の色と――すべては汽車の窓の外に、瞬またたく暇もなく通り過ぎた。が、私の心の上には、切ない程はつきりと、この光景が焼きつけられた。さうしてそこから、或得体えたいの知れない朗ほがらかな心もちが湧き上つて来るのを意識した。私は昂然と頭を挙げて、まるで別人を見るやうにあの小娘を注視した。小娘は何時かもう私の前の席に返つて、不相変あひかはらず皸ひびだらけの頬を萌黄色の毛糸の襟巻に埋めながら、大きな風呂敷包みを抱へた手に、しつかりと三等切符を握つてゐる。…………
 私はこの時始めて、云ひやうのない疲労と倦怠とを、さうして又不可解な、下等な、退屈な人生を僅に忘れる事が出来たのである。
(大正八年四月)


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