N5—N3词汇
故障(こしょう)
⓪【名・自动词・サ变/三类】故障
例句:このパソコンはどこか故障こしょうしているようだ。
翻译:这台电脑不知哪儿出故障了。
個人(こじん)
①【名词】个人
例句:これは個人情報こじんじょうほうですよね?
翻译:这是个人情报吧。
越す(こす)
⓪【自动词・五段/一类】度过时光;追赶;搬家;来、去的敬语
例句:正月しょうがつを越こすと,野良仕事のらしごとが忙いそがしくなってきた。
翻译:过了一个年,农活就忙起来。
答える(こたえる)
②【自动词・一段/二类】回答;解答
例句:答こたえることの出来できない質問しつもん。
翻译:无法回答的问题。
N2词汇
出勤(しゅっきん)
⓪【自动词・サ变/三类】上班
例句:明日あしたも出勤しゅっきんします。
翻译:我明天也会出勤。
出版(しゅっぱん)
⓪【名・他动词・サ变/三类】出版
例句:来春らいしゅんに出版予定しゅっぱんよていの本ほん。
翻译:明年春天准备出版的书。
N1词汇
見守る(みまもる)
⓪【他动词・五段/一类】注视;关怀;关注
例句:彼女かのじょの成長せいちょうを見守みまもるのが私わたしの幸しあわせの1ひとつです。
翻译:守护她的成长是我的幸福之一。
#追梦路上有人肯定有多重要##雅思口语##校招#
見回す(みまわす)
③【他动词・五段/一类】环视
例句:四方しほうを見回みまわすと誰だれもいない。
翻译:四顾无人。
故障(こしょう)
⓪【名・自动词・サ变/三类】故障
例句:このパソコンはどこか故障こしょうしているようだ。
翻译:这台电脑不知哪儿出故障了。
個人(こじん)
①【名词】个人
例句:これは個人情報こじんじょうほうですよね?
翻译:这是个人情报吧。
越す(こす)
⓪【自动词・五段/一类】度过时光;追赶;搬家;来、去的敬语
例句:正月しょうがつを越こすと,野良仕事のらしごとが忙いそがしくなってきた。
翻译:过了一个年,农活就忙起来。
答える(こたえる)
②【自动词・一段/二类】回答;解答
例句:答こたえることの出来できない質問しつもん。
翻译:无法回答的问题。
N2词汇
出勤(しゅっきん)
⓪【自动词・サ变/三类】上班
例句:明日あしたも出勤しゅっきんします。
翻译:我明天也会出勤。
出版(しゅっぱん)
⓪【名・他动词・サ变/三类】出版
例句:来春らいしゅんに出版予定しゅっぱんよていの本ほん。
翻译:明年春天准备出版的书。
N1词汇
見守る(みまもる)
⓪【他动词・五段/一类】注视;关怀;关注
例句:彼女かのじょの成長せいちょうを見守みまもるのが私わたしの幸しあわせの1ひとつです。
翻译:守护她的成长是我的幸福之一。
#追梦路上有人肯定有多重要##雅思口语##校招#
見回す(みまわす)
③【他动词・五段/一类】环视
例句:四方しほうを見回みまわすと誰だれもいない。
翻译:四顾无人。
【名作朗読】小川未明『自由』#追梦路上有人肯定有多重要##时尚潮流##芬兰航空#
自由
小川未明
街まちの鳥屋とりやの前まえを通とおったとき、なんという鳥とりか知しらないけれど、小鳥ことりにしては大おおきい、ちょうど小ちいさいはとのような形かたちをした鳥とりが、かごの中なかにいれられて、きゅうくつそうに、じっとしていました。
黄色きいろなくちばし、その鈍重どんじゅうなからだつき、そして、たえずものおじする、つぶらな黒くろい目めを見みると、いじらしいという感かんじをさせられた。私わたしは、この鳥とりをきらいでなかったのです。
「こんなに、狭せまいかごへいれられたのでは、身動みうごきもできないだろう。」
自分じぶんの家いえには、これよりは、大おおきな空あきかごのあることが頭あたまに浮うかびました。で、ついこの小鳥ことりの価あたいをきいてみる気きになりました。
鳥屋とりやのかみさんは、さっそく、店みせさきへ出でてきたが、価あたいは、あまり安やすくなかった。しかし、一度ど買かおうと思おもった心こころは、すこしくらいのことで、また、やめる気きにもなれなかったのです。それほど、私わたしは、この鳥とりをほしくなりました。子供こどもの時分じぶん、村むらはずれの林はやしや、寺てらの墓地ぼちなどへ、おとりの鳥とりかごをさげていって、ひわや、しじゅうからなどを捕とらえたことを思おもい出だすと、どこからともなく、すがすがしい土つちの香かがして、木きの間あいだをくぐってくる冷ひややかな風かぜが、身みにしみて、もう久ひさしいこと忘わすれていた生活せいかつに、ふたたび魂たましいがよみがえるように、急きゅうに、体からだじゅうがいきいきとしたのであります。
「こんなに、小ちいさいかごにいれておいてもいいのだろうか。」
「この鳥とりには、すこしかごが、小ちいさすぎますね。もっと大おおきなのにいれてやれば、ほんとうはいいのですが。」と、かみさんは、答こたえた。
なぜ、そうわかっていたら、そうしてやらないのだろう? 鳥とりは、ものがいえないから、されるままになって、ただ餌えさを食たべて、生いきている。しかし、そのようすを見みると、それに満足まんぞくしているようにも思おもわれるが、それも、ものがいえないからだろうと考かんがえられるのでした。
私わたしは、紙袋かみぶくろの中なかへ、鳥とりをいれてもらって、家いえに帰かえり、もっと大おおきなかごにいれてやりました。鳥とりは、知しらぬ場所ばしょにきたので、いっそう、ものおじして、目めをぱちくりしていました。
「この鳥とりは、よほど臆病おくびょうとみえるな。」
私わたしは、目めをこらして、鳥とりを見みているうちに、鳥とりの長ながいはずの尾おが、短みじかく切きられているのを発見はっけんしたのです。
「あ、小ちいさなかごへいれるのに、じゃまになって、尾おを切きったのだ。」
そう思おもうと、いい知しれぬ不快ふかいを、だれがしたか、この残忍ざんにんな行為こういから感かんじられました。生いきている鳥とりを本位ほんいにして、かえって、無理むりに鳥とりを小ちいさくしようとする、冷酷れいこくさを思おもわずにいられません。
日数にっすうがたってから、その鳥とりの名なが、☆いかるがであることもわかりました。なんでも、はとの種族しゅぞくに属ぞくするこの鳥とりは、鳥とりの中なかでもよく大空おおぞらを自由じゆうに翔かける、翼つばさの強つよい鳥とりだということを知しりました。
「そんなに、よく飛とぶものを、こんなかごの中なかにいれておくのは、よくないことだ。」
こう、私わたしは、思おもったのです。そのときから、自分じぶんは、なにか悪わるいことをしているような、鳥とりを見みるたびに、良心りょうしんを責せめるものがありました。
「逃にがしてやろう?」
そう、思おもいました。
「しかし、こんなに、尾おが短みじかくては、よく飛とべないだろう。それに、狭せまいかごの中なかに、はいっていたので、羽先はさきがすれているから。」
私わたしは、逃にがしても、ねこに捕とられると思おもった。まだ、ここにいるほうが、鳥とりにとって安全あんぜんであろう。そう考かんがえると、逃にがすことにちゅうちょしました。
寒さむい冬ふゆが過すぎて、やがて春はるになろうとした。この時分じぶんから、いろいろの鳥とりが、空そらを鳴ないて、渡わたった。すると、かごの中なかのいかるがは、竹骨たけぼねのすきまから、くびを曲まげながら、空そらを仰あおいで、飛とぶ鳥とりの影かげを見送みおくっていました。
「おれも、ああして、かつては、自由じゆうに大空おおぞらを飛とんだものだが……。」といわぬばかりに見みえました。そして、しばらくは、じっとしてとまり木ぎにとまったまま身動みうごきもせずに、なんとなく陰気いんきにしていました。
このうえ、この鳥とりを、かごの中なかにいれておくのは、罪深つみぶかいことだ。私わたしは、そう思おもうと、入いり口ぐちの戸とを開ひらいて、
「さあ、逃にげていけよ。」といった。
鳥とりは、すべてを疑うたがうように、あちらへいき、こちらへきたりして、すぐには、出でようとせずに、ためらっていました。
「雪ゆきが、その頂いただきにかがやき、ふもとに、清きよい谷川たにがわの流ながれる、遠とおい山やまの方ほうへ、はやく飛とんでいけ!」と、私わたしは、鳥とりかごから、いかるがを無理むりに追おおうとしました。
彼かれは、かごの入いり口ぐちへとまったが、ふいに、外そとへ逃にげ出だした。しかし、尾おは短みじかく切きられ、羽はねは、すり切きれていて、昔日せきじつのように、敏捷びんしょうに飛とぶことはできなかった。庭にわの木立こだちの枝えだに止とまろうとして、地面じめんへ落おちてしまいました。私わたしは、鳥とりの足あしまでが、きかないことを知しりました。けれど、いま、あこがれていた自由じゆうが、目めの前まえに得えられるのだと知しると、あわれな鳥とりは、しきりに羽はばたきをしてあせった。そして、とうとう、空そらへ舞まい上あがって、庭にわの上うえを一ひとまわりしたかとみると、あちらの高たかい木きを目めがけて、懸命けんめいに、傷きずついた羽はねで空気くうきを刻きざみながら飛とんでいきました。
私わたしは、十年ねん、二十年ねん、牢獄ろうごくにあった囚徒しゅうとが、放免ほうめんされた暁あかつき、日光にっこうのさんさんとしてみなぎる街上がいじょうへ、突つき出だされたときのことを想像そうぞうしたのであります。
彼かれらが、鉄窓てっそうの下もとで、やせた両手りょうてを高たかくさし伸のばして、
「自由じゆうを与あたえよ。しからざれば、死しを与あたえよ!」と、叫さけぶ声こえを、このときこそ、はっきりと聞きくような気きがしました。
やがて、日ひが暮くれかかった。あの鳥とりはどこへいったろう。これにこりて、二度どと人間にんげんの手てに捕とらえれることもあるまいと思おもわれました。しかし、かごから脱ぬけ出だして、自由じゆうとなったのは、たまたま一羽わだけであって、あの鳥屋とりやに、また多おおくの家庭かていに、たくさんの鳥とりが、狭せまいかごの中なかにいれられているけれど、そして、大空おおぞらを自由じゆうに飛とぶことをあこがれているけれど、だれも、それらの鳥とりのために考かんがえるものがないばかりか、その鳴なく声こえを楽たのしんでいる。たとえ鳥とりに対たいしてすら、人間にんげんにはそんな権利けんりがないのを、同おなじ、人間にんげんの自由じゆうを束縛そくばくしたり、または牢獄ろうごくにいれたりする。そして、自分じぶんのすることについて矛盾むじゅんを感かんじなければ、そうした社会しゃかいをよくしなければならないとも考かんがえない。
街まちは、いつものごとく燈火とうかに彩いろどられ、人々ひとびとは、歓喜かんきしています。――私わたしは、憂鬱ゆううつになりました。独ひとり、いつまでも、暗くらくなりかけた空そらに、高たかくそびえる木立こだちを見みつめて、哀あわれな鳥とりが、あせりながら、いまでなければ、自由じゆうを得えられないと飛とんでいった姿すがたを目めに描えがいていたのでありました。
――一九二九・三作――
自由
小川未明
街まちの鳥屋とりやの前まえを通とおったとき、なんという鳥とりか知しらないけれど、小鳥ことりにしては大おおきい、ちょうど小ちいさいはとのような形かたちをした鳥とりが、かごの中なかにいれられて、きゅうくつそうに、じっとしていました。
黄色きいろなくちばし、その鈍重どんじゅうなからだつき、そして、たえずものおじする、つぶらな黒くろい目めを見みると、いじらしいという感かんじをさせられた。私わたしは、この鳥とりをきらいでなかったのです。
「こんなに、狭せまいかごへいれられたのでは、身動みうごきもできないだろう。」
自分じぶんの家いえには、これよりは、大おおきな空あきかごのあることが頭あたまに浮うかびました。で、ついこの小鳥ことりの価あたいをきいてみる気きになりました。
鳥屋とりやのかみさんは、さっそく、店みせさきへ出でてきたが、価あたいは、あまり安やすくなかった。しかし、一度ど買かおうと思おもった心こころは、すこしくらいのことで、また、やめる気きにもなれなかったのです。それほど、私わたしは、この鳥とりをほしくなりました。子供こどもの時分じぶん、村むらはずれの林はやしや、寺てらの墓地ぼちなどへ、おとりの鳥とりかごをさげていって、ひわや、しじゅうからなどを捕とらえたことを思おもい出だすと、どこからともなく、すがすがしい土つちの香かがして、木きの間あいだをくぐってくる冷ひややかな風かぜが、身みにしみて、もう久ひさしいこと忘わすれていた生活せいかつに、ふたたび魂たましいがよみがえるように、急きゅうに、体からだじゅうがいきいきとしたのであります。
「こんなに、小ちいさいかごにいれておいてもいいのだろうか。」
「この鳥とりには、すこしかごが、小ちいさすぎますね。もっと大おおきなのにいれてやれば、ほんとうはいいのですが。」と、かみさんは、答こたえた。
なぜ、そうわかっていたら、そうしてやらないのだろう? 鳥とりは、ものがいえないから、されるままになって、ただ餌えさを食たべて、生いきている。しかし、そのようすを見みると、それに満足まんぞくしているようにも思おもわれるが、それも、ものがいえないからだろうと考かんがえられるのでした。
私わたしは、紙袋かみぶくろの中なかへ、鳥とりをいれてもらって、家いえに帰かえり、もっと大おおきなかごにいれてやりました。鳥とりは、知しらぬ場所ばしょにきたので、いっそう、ものおじして、目めをぱちくりしていました。
「この鳥とりは、よほど臆病おくびょうとみえるな。」
私わたしは、目めをこらして、鳥とりを見みているうちに、鳥とりの長ながいはずの尾おが、短みじかく切きられているのを発見はっけんしたのです。
「あ、小ちいさなかごへいれるのに、じゃまになって、尾おを切きったのだ。」
そう思おもうと、いい知しれぬ不快ふかいを、だれがしたか、この残忍ざんにんな行為こういから感かんじられました。生いきている鳥とりを本位ほんいにして、かえって、無理むりに鳥とりを小ちいさくしようとする、冷酷れいこくさを思おもわずにいられません。
日数にっすうがたってから、その鳥とりの名なが、☆いかるがであることもわかりました。なんでも、はとの種族しゅぞくに属ぞくするこの鳥とりは、鳥とりの中なかでもよく大空おおぞらを自由じゆうに翔かける、翼つばさの強つよい鳥とりだということを知しりました。
「そんなに、よく飛とぶものを、こんなかごの中なかにいれておくのは、よくないことだ。」
こう、私わたしは、思おもったのです。そのときから、自分じぶんは、なにか悪わるいことをしているような、鳥とりを見みるたびに、良心りょうしんを責せめるものがありました。
「逃にがしてやろう?」
そう、思おもいました。
「しかし、こんなに、尾おが短みじかくては、よく飛とべないだろう。それに、狭せまいかごの中なかに、はいっていたので、羽先はさきがすれているから。」
私わたしは、逃にがしても、ねこに捕とられると思おもった。まだ、ここにいるほうが、鳥とりにとって安全あんぜんであろう。そう考かんがえると、逃にがすことにちゅうちょしました。
寒さむい冬ふゆが過すぎて、やがて春はるになろうとした。この時分じぶんから、いろいろの鳥とりが、空そらを鳴ないて、渡わたった。すると、かごの中なかのいかるがは、竹骨たけぼねのすきまから、くびを曲まげながら、空そらを仰あおいで、飛とぶ鳥とりの影かげを見送みおくっていました。
「おれも、ああして、かつては、自由じゆうに大空おおぞらを飛とんだものだが……。」といわぬばかりに見みえました。そして、しばらくは、じっとしてとまり木ぎにとまったまま身動みうごきもせずに、なんとなく陰気いんきにしていました。
このうえ、この鳥とりを、かごの中なかにいれておくのは、罪深つみぶかいことだ。私わたしは、そう思おもうと、入いり口ぐちの戸とを開ひらいて、
「さあ、逃にげていけよ。」といった。
鳥とりは、すべてを疑うたがうように、あちらへいき、こちらへきたりして、すぐには、出でようとせずに、ためらっていました。
「雪ゆきが、その頂いただきにかがやき、ふもとに、清きよい谷川たにがわの流ながれる、遠とおい山やまの方ほうへ、はやく飛とんでいけ!」と、私わたしは、鳥とりかごから、いかるがを無理むりに追おおうとしました。
彼かれは、かごの入いり口ぐちへとまったが、ふいに、外そとへ逃にげ出だした。しかし、尾おは短みじかく切きられ、羽はねは、すり切きれていて、昔日せきじつのように、敏捷びんしょうに飛とぶことはできなかった。庭にわの木立こだちの枝えだに止とまろうとして、地面じめんへ落おちてしまいました。私わたしは、鳥とりの足あしまでが、きかないことを知しりました。けれど、いま、あこがれていた自由じゆうが、目めの前まえに得えられるのだと知しると、あわれな鳥とりは、しきりに羽はばたきをしてあせった。そして、とうとう、空そらへ舞まい上あがって、庭にわの上うえを一ひとまわりしたかとみると、あちらの高たかい木きを目めがけて、懸命けんめいに、傷きずついた羽はねで空気くうきを刻きざみながら飛とんでいきました。
私わたしは、十年ねん、二十年ねん、牢獄ろうごくにあった囚徒しゅうとが、放免ほうめんされた暁あかつき、日光にっこうのさんさんとしてみなぎる街上がいじょうへ、突つき出だされたときのことを想像そうぞうしたのであります。
彼かれらが、鉄窓てっそうの下もとで、やせた両手りょうてを高たかくさし伸のばして、
「自由じゆうを与あたえよ。しからざれば、死しを与あたえよ!」と、叫さけぶ声こえを、このときこそ、はっきりと聞きくような気きがしました。
やがて、日ひが暮くれかかった。あの鳥とりはどこへいったろう。これにこりて、二度どと人間にんげんの手てに捕とらえれることもあるまいと思おもわれました。しかし、かごから脱ぬけ出だして、自由じゆうとなったのは、たまたま一羽わだけであって、あの鳥屋とりやに、また多おおくの家庭かていに、たくさんの鳥とりが、狭せまいかごの中なかにいれられているけれど、そして、大空おおぞらを自由じゆうに飛とぶことをあこがれているけれど、だれも、それらの鳥とりのために考かんがえるものがないばかりか、その鳴なく声こえを楽たのしんでいる。たとえ鳥とりに対たいしてすら、人間にんげんにはそんな権利けんりがないのを、同おなじ、人間にんげんの自由じゆうを束縛そくばくしたり、または牢獄ろうごくにいれたりする。そして、自分じぶんのすることについて矛盾むじゅんを感かんじなければ、そうした社会しゃかいをよくしなければならないとも考かんがえない。
街まちは、いつものごとく燈火とうかに彩いろどられ、人々ひとびとは、歓喜かんきしています。――私わたしは、憂鬱ゆううつになりました。独ひとり、いつまでも、暗くらくなりかけた空そらに、高たかくそびえる木立こだちを見みつめて、哀あわれな鳥とりが、あせりながら、いまでなければ、自由じゆうを得えられないと飛とんでいった姿すがたを目めに描えがいていたのでありました。
――一九二九・三作――
人性化离婚
人にやさしい離婚
小于和小丽,典型的一对欢喜冤家。两人都像长不大的孩子,脾气犟,遇事冲动。好起来时,如胶似漆,可一旦吵架,常常走到分手的边缘。尤其是小丽,喜欢玩离婚游戏,常常是吵得天翻地覆时,气冲冲收拾衣物,把门摔得脆响,扔下“离婚”二字愤然出门。而小于也毫不妥协,往往还要跟出门外,激怒一路狂奔的小丽:“离就离!”
小于(シャオウー)と小麗(シャオリー)は典型的な口げんかが絶えない夫婦で、二人はどちらも大きな子どものような、強情で衝動的な性格であった。うまくいっている時にはべったりだが、ひとたび口げんかになると、別れる寸前までいく。特に小麗は、離婚ごっこが大好きで、口げんかをするたびに、プンプン怒りながら荷物をまとめ、戸をバンと鳴らして、「離婚よ!」という捨て台詞を残して家を出てゆく。小于もまったく譲ることなく、時には続いて外に飛び出して、飛び出していく小麗に向かい、「別れたいなら別れてやるよ!」と叫び、怒らせた。
好在多次有惊无险,他俩的离婚游戏可以很快终止。常常在小丽走后几个小时,小于就打电话给回娘家的小丽:“回来吧,老婆。我错了,以后再也不惹你生气了。”于是,小丽开心地笑了,不讲任何条件,立刻打的凯旋,两个人和好如初。
幸いなことに幾度も口先だけに終わり、二人の離婚ごっこはすぐに終わった。いつも小麗が去った後数時間後に、小于は実家に戻った小麗に電話をかけ、「戻っておいでよ。僕が悪かった。これからは気をつけるよ」と言うのだ。こうして小麗はにこにこして、あれこれ言わずにすぐにタクシーで凱旋し、二人は元通り仲良しなるのだった。
但这一次,两人实在吵得厉害。小丽故技重施,又喊着要离婚。小于生气了,离婚是儿戏?你怎么一点也不珍惜夫妻情分?小丽更加生气地叫喊:“和你讲什么夫妻情分,我早受够了!你要是男子汉,就别赖着我。”小于终于撑不住了,一把拽过小丽往门外走去:“离就离!谁离开谁不能活?有本事现在就去民政局。”“去就去!”小丽气冲冲地跟着小于,嘴里不依不饶。
しかし今回ばかりは、二人の口げんかはひどかった。小麗は常套手段に出て、また離婚を叫んだ。小于は怒り、「離婚は遊びか? お前は夫婦の情ってものを大切に思わないのか?」と言った。小麗はさらに怒って、「あなたに夫婦の情を説かれるのは、もうたくさん! あなたも男なら、私に付き纏わないで」と叫んだ。小于はとうとうこらえきれなくなり、小麗を外に引きずり出し、「別れたいなら別れてやる! 別れたら生きていけないとでも思っているのか? 本当にその気なら今民政局に行くぞ!」「行くわよ、行ってやる!」小麗は怒り心頭でしつこく文句を口にしながら、小于についていった。
刚走出门外,小于就后悔了。小于不想离婚,他还爱着小丽。小丽除了脾气坏点儿之外,其它时候还是很可爱的。但说出的话就像泼出的水,男子汉大丈夫顶天立地,岂能颜面扫地?更何况,小于也想给小丽教训,让小丽知道离婚游戏并不好玩。只是,这场戏如何收场呢?
外に出るなり、小于は後悔した。小于は小麗を愛しており、離婚したくはなかった。小麗は怒りっぽいのを除くと、とても可愛いかった。ただ、一度出した言葉はもう取り返しがつかず、男たるもの堂々たる気概をもつべきで、顔を地面にこすりつけて頼むなんてことはできない。ましてや小于は小麗に、離婚ごっこは面白くはないことを教え、懲らしめてやりたかった。けど、この場をどうやっておさめたものか。
愁眉苦脸时,小于突然灵光一现:工作人员一定会调解的。会问他们,为什么要离婚?想清楚了吗?到时候,小于的态度犹豫些,让工作人员看出他们的感情还没有完全破裂,不就万事大吉了吗?于是,小于雄纠纠、气昂昂带着小丽进了民政局。
悩んでいる時、小于は突然ひらめいた。役所の人がきっと調停してくれるに違いない。彼らにどうして離婚するのか、決心はついているのかと訊くだろう。その時、小于がちょっと迷いを見せれば、職員は彼らにはまだ修復の余地があると考え、すべてが丸くおさまるのではないか。こうして、小于は意気軒昂と、小麗を連れて民政局へ入っていった。
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主办离婚的,是一个年轻靓丽的女孩子。听说他俩来离婚,二话没说,立刻拿了表格。小于傻眼了,心里直嘀咕:怎么可以不负责任呢?怎么不说几句调解的话呢?小于磨磨蹭蹭地填表,心里那个急呀!一个劲地抱怨女孩冷酷无情:“小丫头,你铁石心肠呀!”小于幻想着一场3.0级的地震突袭而来。不会伤到人,离婚业务也办不成。
離婚手続きをしたのは、若くきれいな女性だった。彼らが離婚のために来たことを聞くと何も言わず、すぐに申請書を取り出した。小于は驚き、心の中で、「こんな無責任なことってあるのか? どうしてまず調停の言葉を口にしないんだ」と呪った。小于はのろのろと申請書を記入したが、内心はとても焦っていた。「石のように冷たい女だな!」とひたすら女性の冷酷無情を恨んだ。小于はマグ二チュード3.0クラスの地震に突然襲われることまで願った。そうすれば、けが人もでず、離婚手続きもできない。
但奇迹没有降临。女孩很快填好了离婚证,对小于说:“带照片了吗?我来给你们贴。”小于喜出望外,立刻松了一口气,乐滋滋地说:“没带,忘家里了。我回去拿。”小于知道只要回到家,凭他的认错功夫,一定能让小丽回心转意。
しかし奇跡は起きなかった。女性はすぐに離婚証を記入し終え、小于に「写真は持ってきましたか? 貼りますので」と言った。小于は思いがけない喜びで、ほっと一息つき、嬉しそうに言った。「持ってきていません。家に忘れてきましたので、取りに帰ります」。小于は家に帰れば、謝るといういつもの手で、小麗の決心を翻すことができることを知っていた。
可是,女孩浇了小于一盆冷水:“没关系的。我们实行人性化服务,可以现场拍照。”
しかし、女性は小于に冷や水を浴びせた。「大丈夫です。われわれは人にやさしいサービスを行っていますので、ここで写真を撮ることができます」
小于和小丽面面相觑,像被施了魔法一样,苦着脸站在了镜头前。就这样,小于和小丽被人性化服务打倒了。在这个春意盎然的日子,双双回归单身。
小于と小麗は互いに顔を見合わせ、魔法にかかったかのように、しかめっ面をレンズに向けた。このようにして、小于と小麗は人にやさしいサービスに打倒された。この春もたけなわの日に、二人とも独身に戻ったのだ。
#年龄带给你的是焦虑还是勇气##做个灵动女生##手艺人#
人にやさしい離婚
小于和小丽,典型的一对欢喜冤家。两人都像长不大的孩子,脾气犟,遇事冲动。好起来时,如胶似漆,可一旦吵架,常常走到分手的边缘。尤其是小丽,喜欢玩离婚游戏,常常是吵得天翻地覆时,气冲冲收拾衣物,把门摔得脆响,扔下“离婚”二字愤然出门。而小于也毫不妥协,往往还要跟出门外,激怒一路狂奔的小丽:“离就离!”
小于(シャオウー)と小麗(シャオリー)は典型的な口げんかが絶えない夫婦で、二人はどちらも大きな子どものような、強情で衝動的な性格であった。うまくいっている時にはべったりだが、ひとたび口げんかになると、別れる寸前までいく。特に小麗は、離婚ごっこが大好きで、口げんかをするたびに、プンプン怒りながら荷物をまとめ、戸をバンと鳴らして、「離婚よ!」という捨て台詞を残して家を出てゆく。小于もまったく譲ることなく、時には続いて外に飛び出して、飛び出していく小麗に向かい、「別れたいなら別れてやるよ!」と叫び、怒らせた。
好在多次有惊无险,他俩的离婚游戏可以很快终止。常常在小丽走后几个小时,小于就打电话给回娘家的小丽:“回来吧,老婆。我错了,以后再也不惹你生气了。”于是,小丽开心地笑了,不讲任何条件,立刻打的凯旋,两个人和好如初。
幸いなことに幾度も口先だけに終わり、二人の離婚ごっこはすぐに終わった。いつも小麗が去った後数時間後に、小于は実家に戻った小麗に電話をかけ、「戻っておいでよ。僕が悪かった。これからは気をつけるよ」と言うのだ。こうして小麗はにこにこして、あれこれ言わずにすぐにタクシーで凱旋し、二人は元通り仲良しなるのだった。
但这一次,两人实在吵得厉害。小丽故技重施,又喊着要离婚。小于生气了,离婚是儿戏?你怎么一点也不珍惜夫妻情分?小丽更加生气地叫喊:“和你讲什么夫妻情分,我早受够了!你要是男子汉,就别赖着我。”小于终于撑不住了,一把拽过小丽往门外走去:“离就离!谁离开谁不能活?有本事现在就去民政局。”“去就去!”小丽气冲冲地跟着小于,嘴里不依不饶。
しかし今回ばかりは、二人の口げんかはひどかった。小麗は常套手段に出て、また離婚を叫んだ。小于は怒り、「離婚は遊びか? お前は夫婦の情ってものを大切に思わないのか?」と言った。小麗はさらに怒って、「あなたに夫婦の情を説かれるのは、もうたくさん! あなたも男なら、私に付き纏わないで」と叫んだ。小于はとうとうこらえきれなくなり、小麗を外に引きずり出し、「別れたいなら別れてやる! 別れたら生きていけないとでも思っているのか? 本当にその気なら今民政局に行くぞ!」「行くわよ、行ってやる!」小麗は怒り心頭でしつこく文句を口にしながら、小于についていった。
刚走出门外,小于就后悔了。小于不想离婚,他还爱着小丽。小丽除了脾气坏点儿之外,其它时候还是很可爱的。但说出的话就像泼出的水,男子汉大丈夫顶天立地,岂能颜面扫地?更何况,小于也想给小丽教训,让小丽知道离婚游戏并不好玩。只是,这场戏如何收场呢?
外に出るなり、小于は後悔した。小于は小麗を愛しており、離婚したくはなかった。小麗は怒りっぽいのを除くと、とても可愛いかった。ただ、一度出した言葉はもう取り返しがつかず、男たるもの堂々たる気概をもつべきで、顔を地面にこすりつけて頼むなんてことはできない。ましてや小于は小麗に、離婚ごっこは面白くはないことを教え、懲らしめてやりたかった。けど、この場をどうやっておさめたものか。
愁眉苦脸时,小于突然灵光一现:工作人员一定会调解的。会问他们,为什么要离婚?想清楚了吗?到时候,小于的态度犹豫些,让工作人员看出他们的感情还没有完全破裂,不就万事大吉了吗?于是,小于雄纠纠、气昂昂带着小丽进了民政局。
悩んでいる時、小于は突然ひらめいた。役所の人がきっと調停してくれるに違いない。彼らにどうして離婚するのか、決心はついているのかと訊くだろう。その時、小于がちょっと迷いを見せれば、職員は彼らにはまだ修復の余地があると考え、すべてが丸くおさまるのではないか。こうして、小于は意気軒昂と、小麗を連れて民政局へ入っていった。
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主办离婚的,是一个年轻靓丽的女孩子。听说他俩来离婚,二话没说,立刻拿了表格。小于傻眼了,心里直嘀咕:怎么可以不负责任呢?怎么不说几句调解的话呢?小于磨磨蹭蹭地填表,心里那个急呀!一个劲地抱怨女孩冷酷无情:“小丫头,你铁石心肠呀!”小于幻想着一场3.0级的地震突袭而来。不会伤到人,离婚业务也办不成。
離婚手続きをしたのは、若くきれいな女性だった。彼らが離婚のために来たことを聞くと何も言わず、すぐに申請書を取り出した。小于は驚き、心の中で、「こんな無責任なことってあるのか? どうしてまず調停の言葉を口にしないんだ」と呪った。小于はのろのろと申請書を記入したが、内心はとても焦っていた。「石のように冷たい女だな!」とひたすら女性の冷酷無情を恨んだ。小于はマグ二チュード3.0クラスの地震に突然襲われることまで願った。そうすれば、けが人もでず、離婚手続きもできない。
但奇迹没有降临。女孩很快填好了离婚证,对小于说:“带照片了吗?我来给你们贴。”小于喜出望外,立刻松了一口气,乐滋滋地说:“没带,忘家里了。我回去拿。”小于知道只要回到家,凭他的认错功夫,一定能让小丽回心转意。
しかし奇跡は起きなかった。女性はすぐに離婚証を記入し終え、小于に「写真は持ってきましたか? 貼りますので」と言った。小于は思いがけない喜びで、ほっと一息つき、嬉しそうに言った。「持ってきていません。家に忘れてきましたので、取りに帰ります」。小于は家に帰れば、謝るといういつもの手で、小麗の決心を翻すことができることを知っていた。
可是,女孩浇了小于一盆冷水:“没关系的。我们实行人性化服务,可以现场拍照。”
しかし、女性は小于に冷や水を浴びせた。「大丈夫です。われわれは人にやさしいサービスを行っていますので、ここで写真を撮ることができます」
小于和小丽面面相觑,像被施了魔法一样,苦着脸站在了镜头前。就这样,小于和小丽被人性化服务打倒了。在这个春意盎然的日子,双双回归单身。
小于と小麗は互いに顔を見合わせ、魔法にかかったかのように、しかめっ面をレンズに向けた。このようにして、小于と小麗は人にやさしいサービスに打倒された。この春もたけなわの日に、二人とも独身に戻ったのだ。
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