【blog】2018.05.20
一人の時の過ごし方
2018/5/20 19:11
四月、約1ヶ月間ブログを書いてみたけどあんまり得られたものは無かった。自分の生活も『密やかな結晶』のことも何も総括出来ないまま終わった。結局人は総括しきれない思いを抱えたまま生きていくのだ。それを上手くまとめようとする必要はないのかもしれない。記憶は記憶のまま存在するのであって、その記憶をさらに新たな記憶で更新していくことでしか人は前には進めないし関係も発展はしない。またあの人と演劇やりたい。君と会いたい。拍手の中に身体を投げ出したい。
一人の時は朝起きて映画を観ます。
それから昼ごはんを食べて、カフェに行きます。誰にも会いたくないけど何と無く寂しいときはカフェがオススメです。人がいるから。そんなオシャレなカフェではなく、受験生がカリカリ勉強してるようなカフェがオススメです。カフェではひたすらインターネットをやります。インターネットは普段全くやらないのでカフェに行く時は唯一楽しみです。そこでインターネットを通して人と繋がったり、ひたすら音楽を聞いたりします。3時間以上はカフェにいます。調べ物をしたり音楽を聞いたりしていると自分がしたいことがちょっとずつ出てきます。今夜はアレが食べたいから買い物して帰ろう。この映画を借りて帰ろう。そんな感じで日も沈みそうな頃、そういった寄り道をして家に帰ります。休みの日にそういったことを繰り返しているとたまに衝動的に旅に出たくなります。そんなときは友人を誘って飲みに出るか、カメラ一台を持って本当に旅に出ます。その旅の模様は今度編集して何かに載せたいと思います。
何故こんなことを書いているかというと深い理由はありません。ただ、寂しいときにこのブログを読んだら何と無く寂しさが紛らわされるといいな、なんて考えたり。自分のためだったらノート一冊で充分。でもどうせ誰かに見てもらえるなら。僕の寂しさ×アナタの寂しさ=素敵な夜ってな感じで今夜もチューハイを買って映画を借りて家に帰ろうと思います。
それから嬉しい報告を一つさせてください。今年あと一本、めちゃめちゃヤバイ演劇をやります。みんな観にきてね。めちゃめちゃ面白いから。
今夜は以上です。
ハバグッナイ。
https://t.cn/A6VCpx5G
一人の時の過ごし方
2018/5/20 19:11
四月、約1ヶ月間ブログを書いてみたけどあんまり得られたものは無かった。自分の生活も『密やかな結晶』のことも何も総括出来ないまま終わった。結局人は総括しきれない思いを抱えたまま生きていくのだ。それを上手くまとめようとする必要はないのかもしれない。記憶は記憶のまま存在するのであって、その記憶をさらに新たな記憶で更新していくことでしか人は前には進めないし関係も発展はしない。またあの人と演劇やりたい。君と会いたい。拍手の中に身体を投げ出したい。
一人の時は朝起きて映画を観ます。
それから昼ごはんを食べて、カフェに行きます。誰にも会いたくないけど何と無く寂しいときはカフェがオススメです。人がいるから。そんなオシャレなカフェではなく、受験生がカリカリ勉強してるようなカフェがオススメです。カフェではひたすらインターネットをやります。インターネットは普段全くやらないのでカフェに行く時は唯一楽しみです。そこでインターネットを通して人と繋がったり、ひたすら音楽を聞いたりします。3時間以上はカフェにいます。調べ物をしたり音楽を聞いたりしていると自分がしたいことがちょっとずつ出てきます。今夜はアレが食べたいから買い物して帰ろう。この映画を借りて帰ろう。そんな感じで日も沈みそうな頃、そういった寄り道をして家に帰ります。休みの日にそういったことを繰り返しているとたまに衝動的に旅に出たくなります。そんなときは友人を誘って飲みに出るか、カメラ一台を持って本当に旅に出ます。その旅の模様は今度編集して何かに載せたいと思います。
何故こんなことを書いているかというと深い理由はありません。ただ、寂しいときにこのブログを読んだら何と無く寂しさが紛らわされるといいな、なんて考えたり。自分のためだったらノート一冊で充分。でもどうせ誰かに見てもらえるなら。僕の寂しさ×アナタの寂しさ=素敵な夜ってな感じで今夜もチューハイを買って映画を借りて家に帰ろうと思います。
それから嬉しい報告を一つさせてください。今年あと一本、めちゃめちゃヤバイ演劇をやります。みんな観にきてね。めちゃめちゃ面白いから。
今夜は以上です。
ハバグッナイ。
https://t.cn/A6VCpx5G
亀のカメラ
亀梨和也の瞳が映す心の奥の風景とは
『再会』
切ない別れがあるからこそ、心動かされる再会がある そんな再会は生きるエネルギー
あの瞬間 オレは泣いていたのだろうか?2021年3月22日。KAT-TUNの15周年の記念日は ツアー初日だった、みんなとの再会を待ちわびていたけれど、コロナ対策のためにオンライン配信になってしまった。寂しい気持ちはあったけれど、多くの人に感謝の気持ちを届けたくて3人でステージに立った。終盤、胸に強くこみ上げてくるものがあって、ハイフンからのサプライズメッセージと、あの時歌っていた「会いたいよって叫んでみても」という歌詞のメッセージがリンクして思いが溢れてきた。泣くつもりもなく、無意識で涙が出ていたのかな。もしこれが対面のコンサートなら、きっと涙を見せなかったはず、みんなと直に向き合ってたらもっとかっこつけていたと思うよ
あの日から11日後の4月2日。宮城県でライブを開催することができて、やっとみんなと直の再会が果たせた。ライブは2年以上ぶり。このご時世だし、いろいろと考えたりしたけれど、やっぱりすごく嬉しかったよ。みんなは声を出さないルールだから、サングラスを外したり、舌打ちなんかのパフォーマンスは、歓声がないとちょっと恥ずかしいし、寂しいだろうなと思っていたけれど、コンサート全体を通してみんな一生懸命、目と身振りで興奮や思いを伝えてくれていて、感動したなあ。きっと今年だからこそそのレアな形のライブだよね。
再会 は俺にとって希望だと思う。仕事柄、数多の別れを経験してきた。あらゆる現場で一緒に心血を注いできた共演者やスタッフたちとも、撮影が終われば別れてきた。多くの別れが不可抗力で訪れるから、俺はいつしかその先のことについて考えないよう、別れをフラットに捉えようとしていた。根はウエットで寂しがりやだからかもね。でもね、年月を重ねて気づいたのは、別れがあるから、再会もあるのだということ。嬉しい再会、新鮮な再会、複雑なおもいを抱き合う再会も含めて、再会には言葉にしがたい感動がある。一緒に重ねてきた時間と、別れの後にそれぞれが積み重ねできた時間が交差して胸に迫るものがある。今までもたくさん印象的再会があるけれどふと思い出したのは、数年前、ONE OK ROCKのTAKAと寿司屋でばったり再会したこと。子供の頃から知ってるやつが、音楽であんなに大きくなって、TAKAも凄く嬉しそうにいろいろと話をしてくれて、あの夜、また再会する約束もして、それも果たせたんだ。それから先日は、舞台で共演した高畑充希さんとテレビ局で再会して。うお~って 二人でテンション上がったなあ。舞台の仕事は濃い時間を共にするから、もはや同志って感じなんだろうなあ。そのあと、充希がさらに大活躍していることも知っていたから、なおさら嬉しかったのかもしれない。なかなか機会がないけれど、再会したい人もたくさんいるよ。子役の時から知ってる子は、可愛くて仕方ない思いが今も変わらずにある。そう考えるとね 俺の場合、物理的に別れた人達とも、心の中では別れていないかも。普段は意識していないけど、心のどこかにいる。昔 好きだった女性も、お世話になった先輩たちや共演者やスタッフも心の奥に住んでいて、それが俺の生きるエネルギーにもなっているのかなって。そんな大切な人たちと、過去の俺よりもカッコいい俺でありたい。再会した時に、亀梨と出会えてよかったと思ってもらえるよう 今日も背筋を伸ばして、胸を張って生きていきたいなって思ってるよ。
亀梨和也の瞳が映す心の奥の風景とは
『再会』
切ない別れがあるからこそ、心動かされる再会がある そんな再会は生きるエネルギー
あの瞬間 オレは泣いていたのだろうか?2021年3月22日。KAT-TUNの15周年の記念日は ツアー初日だった、みんなとの再会を待ちわびていたけれど、コロナ対策のためにオンライン配信になってしまった。寂しい気持ちはあったけれど、多くの人に感謝の気持ちを届けたくて3人でステージに立った。終盤、胸に強くこみ上げてくるものがあって、ハイフンからのサプライズメッセージと、あの時歌っていた「会いたいよって叫んでみても」という歌詞のメッセージがリンクして思いが溢れてきた。泣くつもりもなく、無意識で涙が出ていたのかな。もしこれが対面のコンサートなら、きっと涙を見せなかったはず、みんなと直に向き合ってたらもっとかっこつけていたと思うよ
あの日から11日後の4月2日。宮城県でライブを開催することができて、やっとみんなと直の再会が果たせた。ライブは2年以上ぶり。このご時世だし、いろいろと考えたりしたけれど、やっぱりすごく嬉しかったよ。みんなは声を出さないルールだから、サングラスを外したり、舌打ちなんかのパフォーマンスは、歓声がないとちょっと恥ずかしいし、寂しいだろうなと思っていたけれど、コンサート全体を通してみんな一生懸命、目と身振りで興奮や思いを伝えてくれていて、感動したなあ。きっと今年だからこそそのレアな形のライブだよね。
再会 は俺にとって希望だと思う。仕事柄、数多の別れを経験してきた。あらゆる現場で一緒に心血を注いできた共演者やスタッフたちとも、撮影が終われば別れてきた。多くの別れが不可抗力で訪れるから、俺はいつしかその先のことについて考えないよう、別れをフラットに捉えようとしていた。根はウエットで寂しがりやだからかもね。でもね、年月を重ねて気づいたのは、別れがあるから、再会もあるのだということ。嬉しい再会、新鮮な再会、複雑なおもいを抱き合う再会も含めて、再会には言葉にしがたい感動がある。一緒に重ねてきた時間と、別れの後にそれぞれが積み重ねできた時間が交差して胸に迫るものがある。今までもたくさん印象的再会があるけれどふと思い出したのは、数年前、ONE OK ROCKのTAKAと寿司屋でばったり再会したこと。子供の頃から知ってるやつが、音楽であんなに大きくなって、TAKAも凄く嬉しそうにいろいろと話をしてくれて、あの夜、また再会する約束もして、それも果たせたんだ。それから先日は、舞台で共演した高畑充希さんとテレビ局で再会して。うお~って 二人でテンション上がったなあ。舞台の仕事は濃い時間を共にするから、もはや同志って感じなんだろうなあ。そのあと、充希がさらに大活躍していることも知っていたから、なおさら嬉しかったのかもしれない。なかなか機会がないけれど、再会したい人もたくさんいるよ。子役の時から知ってる子は、可愛くて仕方ない思いが今も変わらずにある。そう考えるとね 俺の場合、物理的に別れた人達とも、心の中では別れていないかも。普段は意識していないけど、心のどこかにいる。昔 好きだった女性も、お世話になった先輩たちや共演者やスタッフも心の奥に住んでいて、それが俺の生きるエネルギーにもなっているのかなって。そんな大切な人たちと、過去の俺よりもカッコいい俺でありたい。再会した時に、亀梨と出会えてよかったと思ってもらえるよう 今日も背筋を伸ばして、胸を張って生きていきたいなって思ってるよ。
【WEB】20210426 cinemas PLUS interview
「その背中を見ただけで、背負った過去を感じられる男にしたかった」映画『FUNNY BUNNY』主演・#中川大志#が追求した”説得力”とは
「世界を救うのは、いつだって想像力だ」
4/29(木・祝)より、映画館&auスマートパスプレミアムにて同時ロードショーとなる本作『FUNNY BUNNY』。主演を務めるのは、2021年だけで本作含め4本の出演映画公開が決まっている俳優・中川大志さん。
2011年に放送されたドラマ「家政婦のミタ」で演じた阿須田家の長男役を皮切りに、「夜行観覧車」「重版出来!」「賭ケグルイ」「G線上のあなたと私」「親バカ青春白書」などに出演。2019年には、映画『坂道のアポロン』『覚悟はいいかそこの女子。』での演技が評価され、第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。
本作『FUNNY BUNNY』では、小説家を名乗る不可思議な男・剣持聡を演じる。これまでとは一風変わった役柄を演じるにあたり、どんな想いで臨んだのか。中川大志さんに直接伺った。
すでに”剣持像”があったからこそ、演じるのが怖かった
ーー中川さんが演じられた主人公の剣持聡は、全編を通して印象的なセリフが多いですよね。中川さん自身、演じられたうえでお気に入りのセリフはありますか?
中川大志さん(以下、中川):もっとも象徴的なセリフは「世界を救うのは、いつだって想像力だ」ですね。想像力、想像力と何度も繰り返すんですよ、この剣持という男が。ひとつ印象的なセリフを挙げるとしたら、やっぱりこの言葉になりますね。
ーー作品のキャッチコピーにもなっていますよね。「想像力」はこの作品の大きなテーマだと思います。
原作の小説を読んでから撮影に入ったと伺いましたが、実際に小説を読まれたときの印象と、脚本を読まれたときの印象に違いはありましたか?
中川:飯塚監督と初めてお仕事をさせてもらった高校1~2年生の頃、「これ読んでみて」って『FUNNY BUNNY』の小説をいただいたのが、この作品との出会いでした。
ただ、その時点では映画化や配役の話はまったくなかったんですよ。僕自身も読者のひとりとして読んだだけで、まさか自分が主人公の剣持をやるなんて思ってもいなくて。最初は僕も『FUNNY BUNNY』のファンのひとりだったんです。
一読者として小説を読むうちに、自分の中で剣持や漆原のキャラクター像が出来上がっていきました。「やっぱり剣持っていう男はこうあってほしいよな」っていう”剣持像”が出来上がっていたので、まさかそれを自分が演じることになるとは……。
映画化の話が具体的になるまでの間も、飯塚監督とは何度か一緒にお仕事をさせてもらいました。そのたびに「いつか『FUNNY BUNNY』の映画を撮りたいよね」と話していたんです。紆余曲折あってようやく叶いました。
剣持聡というキャラクターを自分がしっかり体現できるかどうかは、プレッシャーでもありましたね。このキャラクターが好きだからこそ、自分の”剣持像”を崩したくない想いが強かったです。
ーー剣持聡という男を演じるにあたり「説得力が大事」というお話もされていました。説得力を増すための役作りについて、どんな工夫をされたんでしょうか?
中川:剣持は小説家なので、発する言葉に力があるし重みもある。その背中を見ただけで、背負っている過去の重さを感じられる男にしたいと思っていました。
これから『FUNNY BUNNY』を観てくださる皆さまにも、剣持を取り巻く周りのキャラクターにとっても、剣持という男の言葉に重みや説得力がないといけない。でないと、ただの寒い変なやつになっちゃいますからね(笑)。
たとえ夜中に電話で呼び出されたとしても「アイツが言うなら仕方ないな」って、ついて行きたくなる男にしなくちゃいけなかった。だからこそ僕自身も、剣持の背負っている重さを感じながら演じようと思って臨みましたね。そうでなければ、何を言っても響かないよな、って。
主人公・剣持との共通点は”釣り”?
ーー『FUNNY BUNNY』では岡山天音さん含め同世代の俳優さんとも多く共演されていますが、演じる上でどんな刺激を受けましたか?
中川:天音君とは、台本について一緒に話し合う時間が多かったですね。「結局のところ、これってどういうことなんだろう?」って、明確に示されていない部分がこの作品には結構あるんですよ。観る方の想像力に委ねられるというか。
お互いの「自分はこう思う!」って解釈を、撮影の合間に台本を突き合わせながら、ずっと話していました。
ーー意見をぶつけ合うことも?
中川:「ここは、こういうことなんじゃないか」「こういう可能性もあるよね」とふたりで話し合ううちに、監督に聞きに行くこともありましたね。
脚本家に聞いちゃったら負けとも思っているので、あんまり聞きたくはないんですけど……(笑)でも「どうしてもこれだけは明確にしておきたい!」と思う部分については、監督を巻き込んで話し合いました。すごく刺激になりましたし、楽しい現場でしたね。
ーー丁寧に話し合いながら作り上げていったんですね。
この『FUNNY BUNNY』は、中川さん演じる剣持と岡山さん演じる漆原が、とある理由から夜の図書館に侵入するシーンから始まります。もし中川さんが、普段は禁止されている場所に入っていいよと言われたら、どこに行きたいですか?
中川:そうですねえ……釣りが趣味なので、釣り禁止のエリアに入ってみたいです!
ーー普段は禁止されているところで、釣りを?
中川:普段は絶対やらないですけどね、絶対に、普段は!(笑)結局そういうところが一番釣れるんですよ。人が入っていないから。
ーーあ、そうか!普段は人がいないから、釣れやすいんですね。
釣りといえば、小説版『FUNNY BUNNY』では剣持自身も釣りが趣味だと書かれていますね。もしかしたら飯塚監督、最初から中川さんを当て書きで書かれてるのかなと思ったのですが……。
中川:いやいやいやいやいや!監督がこの小説を書かれている時期は、おそらく僕とも出会っていないですし、はるか昔の話ですから。
ーー失礼しました、想像力を発揮し過ぎてしまいました。
中川:でも、気になるなあ。聞いてみます、監督に。
自分の経験や記憶を引っ張り出し、全力で演じた
ーー剣持と中川さん自身の共通点はどこにあると感じましたか?
中川:この映画が伝えたいことや、剣持が繰り返し発言している言葉自体に、僕自身もすごく共感できるんです。自分自身の経験も含めて、今の僕が持っている力をすべて剣持のキャラクターに乗せて、全力で演じられた自信はありますね。
ーー中川さんはこれまでも、役を演じる上で「自分の中にあるものしか出せない」とおっしゃっていますよね。
中川:そうですね。自分の経験や記憶から引っ張り出すことしかできないです。結局は、僕でしかないですから。
だからこそ、剣持の経験値と近しい自分自身の経験を掘り返して演じないといけなかったので、その点は少しキツかったかもしれません。やっぱり剣持すげえなあ!って思いましたね。
ーー『FUNNY BUNNY』のキャッチコピーにもなっている「想像力が世界を救う」になぞらえて、想像力のほかにどういった力が私たちにあれば、世界を救えると思いますか?
中川:難しい質問ですね。どういった力があれば……?難しい!難しいですよ、その質問は(笑)。どういう力なんですかね……。
それで言ったら、想像力っていろんなことを網羅しますよね。たとえば「人の痛みがわかれば世界を救える!」って僕が言ったとしても、それっていわば想像力のことですし。
ーーそう考えると、この作品が言っているとおり、やっぱり想像力が世界を救うのかもしれませんね。
それでは最後に、これから『FUNNY BUNNY』をご覧になる皆さんにメッセージをお願いします!
中川:『FUNNY BUNNY』は、今この時代に観るからこそ刺さる映画です。なかなか人との繋がりを感じにくいご時世で、どうしても満たされない寂しさや孤独感を癒やすメッセージが、この映画には詰まっています。ぜひ大きいスクリーンや音の力を感じながら観ていただきたいですね。
ただ今回は、劇場公開と配信が同時という、僕にとっても初めての形です。なかなか劇場に行きたくても行けない方は、ぜひ配信でご覧いただければと思います。スピード感のあるかっこいい映画になっていると思うので、ぜひ楽しんでください!
https://t.cn/A6cnDEuf
「その背中を見ただけで、背負った過去を感じられる男にしたかった」映画『FUNNY BUNNY』主演・#中川大志#が追求した”説得力”とは
「世界を救うのは、いつだって想像力だ」
4/29(木・祝)より、映画館&auスマートパスプレミアムにて同時ロードショーとなる本作『FUNNY BUNNY』。主演を務めるのは、2021年だけで本作含め4本の出演映画公開が決まっている俳優・中川大志さん。
2011年に放送されたドラマ「家政婦のミタ」で演じた阿須田家の長男役を皮切りに、「夜行観覧車」「重版出来!」「賭ケグルイ」「G線上のあなたと私」「親バカ青春白書」などに出演。2019年には、映画『坂道のアポロン』『覚悟はいいかそこの女子。』での演技が評価され、第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。
本作『FUNNY BUNNY』では、小説家を名乗る不可思議な男・剣持聡を演じる。これまでとは一風変わった役柄を演じるにあたり、どんな想いで臨んだのか。中川大志さんに直接伺った。
すでに”剣持像”があったからこそ、演じるのが怖かった
ーー中川さんが演じられた主人公の剣持聡は、全編を通して印象的なセリフが多いですよね。中川さん自身、演じられたうえでお気に入りのセリフはありますか?
中川大志さん(以下、中川):もっとも象徴的なセリフは「世界を救うのは、いつだって想像力だ」ですね。想像力、想像力と何度も繰り返すんですよ、この剣持という男が。ひとつ印象的なセリフを挙げるとしたら、やっぱりこの言葉になりますね。
ーー作品のキャッチコピーにもなっていますよね。「想像力」はこの作品の大きなテーマだと思います。
原作の小説を読んでから撮影に入ったと伺いましたが、実際に小説を読まれたときの印象と、脚本を読まれたときの印象に違いはありましたか?
中川:飯塚監督と初めてお仕事をさせてもらった高校1~2年生の頃、「これ読んでみて」って『FUNNY BUNNY』の小説をいただいたのが、この作品との出会いでした。
ただ、その時点では映画化や配役の話はまったくなかったんですよ。僕自身も読者のひとりとして読んだだけで、まさか自分が主人公の剣持をやるなんて思ってもいなくて。最初は僕も『FUNNY BUNNY』のファンのひとりだったんです。
一読者として小説を読むうちに、自分の中で剣持や漆原のキャラクター像が出来上がっていきました。「やっぱり剣持っていう男はこうあってほしいよな」っていう”剣持像”が出来上がっていたので、まさかそれを自分が演じることになるとは……。
映画化の話が具体的になるまでの間も、飯塚監督とは何度か一緒にお仕事をさせてもらいました。そのたびに「いつか『FUNNY BUNNY』の映画を撮りたいよね」と話していたんです。紆余曲折あってようやく叶いました。
剣持聡というキャラクターを自分がしっかり体現できるかどうかは、プレッシャーでもありましたね。このキャラクターが好きだからこそ、自分の”剣持像”を崩したくない想いが強かったです。
ーー剣持聡という男を演じるにあたり「説得力が大事」というお話もされていました。説得力を増すための役作りについて、どんな工夫をされたんでしょうか?
中川:剣持は小説家なので、発する言葉に力があるし重みもある。その背中を見ただけで、背負っている過去の重さを感じられる男にしたいと思っていました。
これから『FUNNY BUNNY』を観てくださる皆さまにも、剣持を取り巻く周りのキャラクターにとっても、剣持という男の言葉に重みや説得力がないといけない。でないと、ただの寒い変なやつになっちゃいますからね(笑)。
たとえ夜中に電話で呼び出されたとしても「アイツが言うなら仕方ないな」って、ついて行きたくなる男にしなくちゃいけなかった。だからこそ僕自身も、剣持の背負っている重さを感じながら演じようと思って臨みましたね。そうでなければ、何を言っても響かないよな、って。
主人公・剣持との共通点は”釣り”?
ーー『FUNNY BUNNY』では岡山天音さん含め同世代の俳優さんとも多く共演されていますが、演じる上でどんな刺激を受けましたか?
中川:天音君とは、台本について一緒に話し合う時間が多かったですね。「結局のところ、これってどういうことなんだろう?」って、明確に示されていない部分がこの作品には結構あるんですよ。観る方の想像力に委ねられるというか。
お互いの「自分はこう思う!」って解釈を、撮影の合間に台本を突き合わせながら、ずっと話していました。
ーー意見をぶつけ合うことも?
中川:「ここは、こういうことなんじゃないか」「こういう可能性もあるよね」とふたりで話し合ううちに、監督に聞きに行くこともありましたね。
脚本家に聞いちゃったら負けとも思っているので、あんまり聞きたくはないんですけど……(笑)でも「どうしてもこれだけは明確にしておきたい!」と思う部分については、監督を巻き込んで話し合いました。すごく刺激になりましたし、楽しい現場でしたね。
ーー丁寧に話し合いながら作り上げていったんですね。
この『FUNNY BUNNY』は、中川さん演じる剣持と岡山さん演じる漆原が、とある理由から夜の図書館に侵入するシーンから始まります。もし中川さんが、普段は禁止されている場所に入っていいよと言われたら、どこに行きたいですか?
中川:そうですねえ……釣りが趣味なので、釣り禁止のエリアに入ってみたいです!
ーー普段は禁止されているところで、釣りを?
中川:普段は絶対やらないですけどね、絶対に、普段は!(笑)結局そういうところが一番釣れるんですよ。人が入っていないから。
ーーあ、そうか!普段は人がいないから、釣れやすいんですね。
釣りといえば、小説版『FUNNY BUNNY』では剣持自身も釣りが趣味だと書かれていますね。もしかしたら飯塚監督、最初から中川さんを当て書きで書かれてるのかなと思ったのですが……。
中川:いやいやいやいやいや!監督がこの小説を書かれている時期は、おそらく僕とも出会っていないですし、はるか昔の話ですから。
ーー失礼しました、想像力を発揮し過ぎてしまいました。
中川:でも、気になるなあ。聞いてみます、監督に。
自分の経験や記憶を引っ張り出し、全力で演じた
ーー剣持と中川さん自身の共通点はどこにあると感じましたか?
中川:この映画が伝えたいことや、剣持が繰り返し発言している言葉自体に、僕自身もすごく共感できるんです。自分自身の経験も含めて、今の僕が持っている力をすべて剣持のキャラクターに乗せて、全力で演じられた自信はありますね。
ーー中川さんはこれまでも、役を演じる上で「自分の中にあるものしか出せない」とおっしゃっていますよね。
中川:そうですね。自分の経験や記憶から引っ張り出すことしかできないです。結局は、僕でしかないですから。
だからこそ、剣持の経験値と近しい自分自身の経験を掘り返して演じないといけなかったので、その点は少しキツかったかもしれません。やっぱり剣持すげえなあ!って思いましたね。
ーー『FUNNY BUNNY』のキャッチコピーにもなっている「想像力が世界を救う」になぞらえて、想像力のほかにどういった力が私たちにあれば、世界を救えると思いますか?
中川:難しい質問ですね。どういった力があれば……?難しい!難しいですよ、その質問は(笑)。どういう力なんですかね……。
それで言ったら、想像力っていろんなことを網羅しますよね。たとえば「人の痛みがわかれば世界を救える!」って僕が言ったとしても、それっていわば想像力のことですし。
ーーそう考えると、この作品が言っているとおり、やっぱり想像力が世界を救うのかもしれませんね。
それでは最後に、これから『FUNNY BUNNY』をご覧になる皆さんにメッセージをお願いします!
中川:『FUNNY BUNNY』は、今この時代に観るからこそ刺さる映画です。なかなか人との繋がりを感じにくいご時世で、どうしても満たされない寂しさや孤独感を癒やすメッセージが、この映画には詰まっています。ぜひ大きいスクリーンや音の力を感じながら観ていただきたいですね。
ただ今回は、劇場公開と配信が同時という、僕にとっても初めての形です。なかなか劇場に行きたくても行けない方は、ぜひ配信でご覧いただければと思います。スピード感のあるかっこいい映画になっていると思うので、ぜひ楽しんでください!
https://t.cn/A6cnDEuf
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