青森・秋田で記録的大雨 前線1週間程度停滞 大雨広がるおそれ
2022年8月11日 1時26分

停滞する前線の影響で、記録的な大雨となった青森県や秋田県では、土砂災害や氾濫の危険性が高い状態が続いています。前線は今後1週間程度、北日本付近に停滞する見込みで、雨が長く続いて記録的な大雨の範囲がさらに広がるおそれもあり、土砂災害や川の氾濫に厳重な警戒を続けてください。
【青森・秋田で記録的大雨】
気象庁によりますと、北日本付近にのびる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、東北北部などでは局地的に雨雲が発達しています。
10日夜遅くからは青森県で再び雨が強まり、11日午前0時までの1時間には県が五所川原市に設置した雨量計で30ミリの激しい雨を観測しました。
東北北部を中心に記録的な大雨となっていて、8日の降り始めから11日午前0時までの雨量は青森県の深浦町で363ミリ、鰺ヶ沢町で251ミリ、秋田県八峰町で232.5ミリなどと平年の8月1か月分を上回り、青森県深浦町では2倍を超えています。
これまでの雨で青森県と秋田県では土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
【前線の長期間停滞で記録的大雨のおそれ】
今後の見通しです。
東北の日本海側を中心に北日本ではこのあとも雨が降り続く見込みで、12日にかけて雷を伴い1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
11日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽東北北部で120ミリ、
▽北海道で100ミリ、
▽東北南部で80ミリと予想されています。
さらに12日夕方までの24時間には
▽東北北部で100ミリから200ミリ、
▽東北南部と北海道で100ミリから150ミリの雨が降ると予想されています。
前線の活動は今月14日ごろに一時的に弱まる見込みですが、その後再び活発になり、今後1週間程度は北日本付近に停滞すると予想されています。
雨が弱まっても再び強まるおそれがあるほか、長く降り続いて記録的な大雨の範囲がさらに広がるおそれがあります。
気象庁は引き続き土砂災害や低い土地の浸水、川の氾濫に厳重に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、それに「ひょう」にも注意するよう呼びかけています。
雨が弱まったりやんだりしても川や崖の近くなど危険な場所には近づかず、安全な場所で過ごすようにしてください。
少しの雨でも災害リスクあっという間に高まる状態
記録的な大雨になっている青森県や秋田県では、一時的に雨が弱まっていても油断は禁物です。
これまでの雨で地盤が緩み川は増水していて、今後、少しの雨でも災害のリスクがあっという間に高まる危険な状態が続きます。
警戒を緩めることなく危険を感じたら早めに安全を確保してください。
【熱帯低気圧は12~13日に東日本接近のおそれ】
一方、日本の南を北西へ進んでいる熱帯低気圧は今後24時間以内に台風に発達する見込みです。
その後、発達しながら北上を続け、あす金曜日の夜からあさって土曜日にかけて東日本にかなり接近するおそれがあります。
東日本では12日から次第に風が強まって波が高くなり、台風の発達の程度によっては13日は大雨となる可能性もあり、気象庁は今後の情報に十分注意するよう呼びかけています。
【雨は再び強まるおそれも】
北日本付近に停滞する前線の影響で、青森県や秋田県では平年の8月1か月分を大きく超える記録的な大雨となっていて、川の氾濫などによる住宅の浸水や土砂災害による被害が報告されています。
また、青森県西部を流れる一級河川の岩木川などでは水位の高い状態が続いています。
9日に青森県に猛烈な雨を降らせた前線はわずかに南下し、10日の日中は秋田県や岩手県に発達した雨雲がかかっています。
活発な雨雲が流れ込む地域は南北に動いているものの、東北北部付近にかかり続け、雨は強まったり弱まったりを繰り返しながら来週にかけて降り続く見込みです。
2022年8月11日 1時26分

停滞する前線の影響で、記録的な大雨となった青森県や秋田県では、土砂災害や氾濫の危険性が高い状態が続いています。前線は今後1週間程度、北日本付近に停滞する見込みで、雨が長く続いて記録的な大雨の範囲がさらに広がるおそれもあり、土砂災害や川の氾濫に厳重な警戒を続けてください。
【青森・秋田で記録的大雨】
気象庁によりますと、北日本付近にのびる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、東北北部などでは局地的に雨雲が発達しています。
10日夜遅くからは青森県で再び雨が強まり、11日午前0時までの1時間には県が五所川原市に設置した雨量計で30ミリの激しい雨を観測しました。
東北北部を中心に記録的な大雨となっていて、8日の降り始めから11日午前0時までの雨量は青森県の深浦町で363ミリ、鰺ヶ沢町で251ミリ、秋田県八峰町で232.5ミリなどと平年の8月1か月分を上回り、青森県深浦町では2倍を超えています。
これまでの雨で青森県と秋田県では土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
【前線の長期間停滞で記録的大雨のおそれ】
今後の見通しです。
東北の日本海側を中心に北日本ではこのあとも雨が降り続く見込みで、12日にかけて雷を伴い1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
11日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽東北北部で120ミリ、
▽北海道で100ミリ、
▽東北南部で80ミリと予想されています。
さらに12日夕方までの24時間には
▽東北北部で100ミリから200ミリ、
▽東北南部と北海道で100ミリから150ミリの雨が降ると予想されています。
前線の活動は今月14日ごろに一時的に弱まる見込みですが、その後再び活発になり、今後1週間程度は北日本付近に停滞すると予想されています。
雨が弱まっても再び強まるおそれがあるほか、長く降り続いて記録的な大雨の範囲がさらに広がるおそれがあります。
気象庁は引き続き土砂災害や低い土地の浸水、川の氾濫に厳重に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、それに「ひょう」にも注意するよう呼びかけています。
雨が弱まったりやんだりしても川や崖の近くなど危険な場所には近づかず、安全な場所で過ごすようにしてください。
少しの雨でも災害リスクあっという間に高まる状態
記録的な大雨になっている青森県や秋田県では、一時的に雨が弱まっていても油断は禁物です。
これまでの雨で地盤が緩み川は増水していて、今後、少しの雨でも災害のリスクがあっという間に高まる危険な状態が続きます。
警戒を緩めることなく危険を感じたら早めに安全を確保してください。
【熱帯低気圧は12~13日に東日本接近のおそれ】
一方、日本の南を北西へ進んでいる熱帯低気圧は今後24時間以内に台風に発達する見込みです。
その後、発達しながら北上を続け、あす金曜日の夜からあさって土曜日にかけて東日本にかなり接近するおそれがあります。
東日本では12日から次第に風が強まって波が高くなり、台風の発達の程度によっては13日は大雨となる可能性もあり、気象庁は今後の情報に十分注意するよう呼びかけています。
【雨は再び強まるおそれも】
北日本付近に停滞する前線の影響で、青森県や秋田県では平年の8月1か月分を大きく超える記録的な大雨となっていて、川の氾濫などによる住宅の浸水や土砂災害による被害が報告されています。
また、青森県西部を流れる一級河川の岩木川などでは水位の高い状態が続いています。
9日に青森県に猛烈な雨を降らせた前線はわずかに南下し、10日の日中は秋田県や岩手県に発達した雨雲がかかっています。
活発な雨雲が流れ込む地域は南北に動いているものの、東北北部付近にかかり続け、雨は強まったり弱まったりを繰り返しながら来週にかけて降り続く見込みです。
新潟県 山形県中心に記録的大雨 河川氾濫など各地で大きな被害(2/3)
2022年8月4日 13時03分
新潟県や山形県を中心に、これまでに経験したことがないような記録的な大雨となっています。
大雨による被害や影響についてまとめています。
▼新潟県
新潟 関川村 温泉旅館に被害
新潟県関川村湯沢で温泉旅館を経営する小山泰喜さんは、大雨の様子について「きのうの朝から強まったり弱まったりを繰り返しながら降り続きました。特にきょうの午前1時くらいは雨の音がすごくて、子どもが怖くて泣き出すなどなかなか寝つけませんでした。こんなに長く続く雨は経験がありません」と話していました。
旅館は村を流れる荒川沿いにありますが、小山さんは3日午後8時ごろに、川の堤防が決壊したことに気づいて、宿泊客を別の旅館に避難させ、自身も高台にある自宅に避難したということです。
小山さんは「明るくなってから旅館を見に行きましたが、露天風呂や浄化槽が川に流されて、部屋の一部も崩落していました。堤防が直らないことには旅館が再開できないので、早く復旧して欲しいです」と話していました。
新潟 関川村 寺に土砂が流れ込む
新潟県関川村湯沢にある松岳寺の住職、渋谷正淳さん(66)は、大雨の被害について「日付が変わったくらいの時間帯からずっとものすごい音で雨が降り続いていた。夜が明けてから寺の境内を見てみると水が川のように流れていた。境内には駐車場に止めてあった5、6台の車が折り重なっていて周りの山の斜面から土砂や木がかなりの量、流れ込んでいる」と話していました。
渋谷さんはあらかじめ住宅の2階に避難していて無事だったということですが「玄関のドアが流されたり、客間に土砂が流れ込んでいたりと、1階部分は全部だめになってしまった。寺の周りには10人ほど住民が住んでいるがどこも同じような状態で、手がつけられない。地区と市街地を結ぶ道路も陥没して車が行き来できない」と話していました。
新潟 関川村 住宅に土砂が
新潟県関川村の上関地区に住む女性が4日午前6時すぎ、NHKの電話取材に応じ、被害の状況を語りました。
この女性の住んでいる家のすぐ近くには小さな山があり、「山の土砂が崩れて沢の水が決壊した。4日午前2時から3時ごろ、家に水が流れ込み、水浸しになった」と話していました。
女性が午前6時すぎに撮影した画像では、和室の畳を土砂が覆っている様子や、道路に茶色く濁った水が流れ込み冠水している様子が確認できます。
女性は自宅の2階に避難し、家は停電しているということで、「トイレにもいけず、どうすればいいか途方に暮れている。まずは水が引くのを待ちたいと思いますが不安です」と話していました。
新潟 関川村役場 駐車場や周辺が膝上まで浸水
新潟県の関川村役場によりますと役場の駐車場や周辺は膝上まで浸水しているということです。大雨への対応で役場にいる職員は外に出ることができず、動きがとれない状態だということです。
新潟 村上 道路が土砂で埋まる
新潟県村上市小岩内地区に母親の実家がある男性が母親から地区の被害の様子を聞きました。
それによりますと小岩内地区では土砂崩れがおき、母親の実家に被害はありませんでしたが、住宅の前の道路は土砂で埋まっているということです。
住宅の後ろは山で周辺の道路も土砂に埋まっているため地区の外に出ることができない状態だということで、近所の家族など合わせて9人が実家に避難しているということです。
男性は「地区は電気も水道も止まっているようで食料にも限りがあり、救助要請してもいつになるかわからないと言っています。早く救助が来るよう願っています」と話していました。
新潟 村上 集落が一時孤立状態に
昨夜、特別警報が出された新潟県村上市金屋で洋菓子店を営む遠山浩司さんは「昨夜10時から深夜3時ごろまで土砂降りの雨が続き、心配になって自宅近くの店で過ごした。雷も鳴っていて、夜は怖くてなかなか寝付けなかった。朝起きて『生きていてよかった』と思った」と話しています。
朝になると周辺一帯が水につかっていたということで「集落の外に向かう3つのルートがすべて浸水して塞がっていた。午前10時ごろに水が引くまで孤立した状態だった。自宅や店に被害はなかったが、近くの親戚のところなど浸水した住宅もあると聞いているので、このあと片付けを手伝いに行きたい」と話していました。
2022年8月4日 13時03分
新潟県や山形県を中心に、これまでに経験したことがないような記録的な大雨となっています。
大雨による被害や影響についてまとめています。
▼新潟県
新潟 関川村 温泉旅館に被害
新潟県関川村湯沢で温泉旅館を経営する小山泰喜さんは、大雨の様子について「きのうの朝から強まったり弱まったりを繰り返しながら降り続きました。特にきょうの午前1時くらいは雨の音がすごくて、子どもが怖くて泣き出すなどなかなか寝つけませんでした。こんなに長く続く雨は経験がありません」と話していました。
旅館は村を流れる荒川沿いにありますが、小山さんは3日午後8時ごろに、川の堤防が決壊したことに気づいて、宿泊客を別の旅館に避難させ、自身も高台にある自宅に避難したということです。
小山さんは「明るくなってから旅館を見に行きましたが、露天風呂や浄化槽が川に流されて、部屋の一部も崩落していました。堤防が直らないことには旅館が再開できないので、早く復旧して欲しいです」と話していました。
新潟 関川村 寺に土砂が流れ込む
新潟県関川村湯沢にある松岳寺の住職、渋谷正淳さん(66)は、大雨の被害について「日付が変わったくらいの時間帯からずっとものすごい音で雨が降り続いていた。夜が明けてから寺の境内を見てみると水が川のように流れていた。境内には駐車場に止めてあった5、6台の車が折り重なっていて周りの山の斜面から土砂や木がかなりの量、流れ込んでいる」と話していました。
渋谷さんはあらかじめ住宅の2階に避難していて無事だったということですが「玄関のドアが流されたり、客間に土砂が流れ込んでいたりと、1階部分は全部だめになってしまった。寺の周りには10人ほど住民が住んでいるがどこも同じような状態で、手がつけられない。地区と市街地を結ぶ道路も陥没して車が行き来できない」と話していました。
新潟 関川村 住宅に土砂が
新潟県関川村の上関地区に住む女性が4日午前6時すぎ、NHKの電話取材に応じ、被害の状況を語りました。
この女性の住んでいる家のすぐ近くには小さな山があり、「山の土砂が崩れて沢の水が決壊した。4日午前2時から3時ごろ、家に水が流れ込み、水浸しになった」と話していました。
女性が午前6時すぎに撮影した画像では、和室の畳を土砂が覆っている様子や、道路に茶色く濁った水が流れ込み冠水している様子が確認できます。
女性は自宅の2階に避難し、家は停電しているということで、「トイレにもいけず、どうすればいいか途方に暮れている。まずは水が引くのを待ちたいと思いますが不安です」と話していました。
新潟 関川村役場 駐車場や周辺が膝上まで浸水
新潟県の関川村役場によりますと役場の駐車場や周辺は膝上まで浸水しているということです。大雨への対応で役場にいる職員は外に出ることができず、動きがとれない状態だということです。
新潟 村上 道路が土砂で埋まる
新潟県村上市小岩内地区に母親の実家がある男性が母親から地区の被害の様子を聞きました。
それによりますと小岩内地区では土砂崩れがおき、母親の実家に被害はありませんでしたが、住宅の前の道路は土砂で埋まっているということです。
住宅の後ろは山で周辺の道路も土砂に埋まっているため地区の外に出ることができない状態だということで、近所の家族など合わせて9人が実家に避難しているということです。
男性は「地区は電気も水道も止まっているようで食料にも限りがあり、救助要請してもいつになるかわからないと言っています。早く救助が来るよう願っています」と話していました。
新潟 村上 集落が一時孤立状態に
昨夜、特別警報が出された新潟県村上市金屋で洋菓子店を営む遠山浩司さんは「昨夜10時から深夜3時ごろまで土砂降りの雨が続き、心配になって自宅近くの店で過ごした。雷も鳴っていて、夜は怖くてなかなか寝付けなかった。朝起きて『生きていてよかった』と思った」と話しています。
朝になると周辺一帯が水につかっていたということで「集落の外に向かう3つのルートがすべて浸水して塞がっていた。午前10時ごろに水が引くまで孤立した状態だった。自宅や店に被害はなかったが、近くの親戚のところなど浸水した住宅もあると聞いているので、このあと片付けを手伝いに行きたい」と話していました。
山形に大雨特別警報 災害がすでに発生の可能性 最大級の警戒を
2022年8月3日 20時49分
前線や低気圧の影響で山形県や新潟県では相次いで線状降水帯が確認されるなど予想を上回る大雨となっていて、気象庁は午後7時15分、山形県内に大雨の特別警報を発表しました。
浸水や土砂災害などによる重大な災害がすでに発生している可能性が極めて高い状況で、最大級の警戒が必要です。周囲の状況を確認し、少しでも命が助かる可能性が高い行動を取ってください。
山形県に大雨特別警報
気象庁によりますと東北や北陸付近に低気圧をともなった前線がのびている影響で山形県や新潟県に発達した雨雲が流れ込み、予想を上回る大雨となっています。
気象庁は午後7時15分、山形県の▽米沢市▽南陽市▽高畠町▽川西町▽長井市▽飯豊町に大雨の特別警報を発表しました。
5段階の警戒レベルのうち最も高いレベル5にあたる情報です。
山形県では数十年に一度のこれまで経験したことのないような大雨となっていて、土砂崩れや浸水などによる重大な災害がすでに発生している可能性が極めて高い状況です。
気象庁は、周囲の状況を確認し、避難場所までの移動が危険な場合には近くの頑丈な建物に移動したり、外に出るのがすでに危険な場合は建物の2階以上で崖や斜面と反対側の部屋に移動したりするなど、少しでも命が助かる可能性が高い行動を取るよう呼びかけています。
新潟県や山形県には発達した雨雲がかかり続けています。
レーダーによる解析では午後6時40分までの1時間に
▽山形県小国町北部付近で、およそ100ミリ、
午後6時50分までの1時間に
▽山形県長井市付近で120ミリ以上、
▽新潟県村上市朝日南東部付近でおよそ100ミリ、
▽午後7時までに山形県飯豊町でおよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。
午後7時までの12時間の雨量は
▽新潟県村上市の三面で222.5ミリ、
▽山形県飯豊町の高峰で200ミリといずれも観測史上最も多く、8月の平年1か月分の雨量に匹敵しています。
また、3日朝、青森県と秋田県で「線状降水帯」が確認された東北北部では雨は弱まりつつありますが、各地で災害の危険性の高い状態が続いています。
これまでの大雨で▽新潟県と山形県、福島県、それに岩手県では土砂災害の危険性が非常に高まり土砂災害警戒情報が出されている地域があるほか、▽山形県、青森県、岩手県では、氾濫の危険性が非常に高い「氾濫危険水位」を超えている川があります。
東北南部と新潟 夜にかけ非常に激しい雨おそれ
今後の見通しです。
東北南部や新潟県などでは3日夜にかけて非常に激しい雨が降り、さらに雨量が増えるおそれがあります。
4日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで▽東北で180ミリ▽新潟県を含む北陸で130ミリと予想されています。
命に危険が及ぶ災害の発生の危険性が高まっている中、周囲が暗くなっています。
周りの安全が確認できる場合は避難所や近くの頑丈な建物に避難し、すでに周囲が冠水している場合などは建物の2階以上に移動するなど、少しでも安全な場所で過ごすようにしてください。
山形県の置賜や新潟県の下越では今回、長時間の大雨になっていることから川の氾濫や浸水の被害に最大級の警戒が必要です。
2022年8月3日 20時49分
前線や低気圧の影響で山形県や新潟県では相次いで線状降水帯が確認されるなど予想を上回る大雨となっていて、気象庁は午後7時15分、山形県内に大雨の特別警報を発表しました。
浸水や土砂災害などによる重大な災害がすでに発生している可能性が極めて高い状況で、最大級の警戒が必要です。周囲の状況を確認し、少しでも命が助かる可能性が高い行動を取ってください。
山形県に大雨特別警報
気象庁によりますと東北や北陸付近に低気圧をともなった前線がのびている影響で山形県や新潟県に発達した雨雲が流れ込み、予想を上回る大雨となっています。
気象庁は午後7時15分、山形県の▽米沢市▽南陽市▽高畠町▽川西町▽長井市▽飯豊町に大雨の特別警報を発表しました。
5段階の警戒レベルのうち最も高いレベル5にあたる情報です。
山形県では数十年に一度のこれまで経験したことのないような大雨となっていて、土砂崩れや浸水などによる重大な災害がすでに発生している可能性が極めて高い状況です。
気象庁は、周囲の状況を確認し、避難場所までの移動が危険な場合には近くの頑丈な建物に移動したり、外に出るのがすでに危険な場合は建物の2階以上で崖や斜面と反対側の部屋に移動したりするなど、少しでも命が助かる可能性が高い行動を取るよう呼びかけています。
新潟県や山形県には発達した雨雲がかかり続けています。
レーダーによる解析では午後6時40分までの1時間に
▽山形県小国町北部付近で、およそ100ミリ、
午後6時50分までの1時間に
▽山形県長井市付近で120ミリ以上、
▽新潟県村上市朝日南東部付近でおよそ100ミリ、
▽午後7時までに山形県飯豊町でおよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。
午後7時までの12時間の雨量は
▽新潟県村上市の三面で222.5ミリ、
▽山形県飯豊町の高峰で200ミリといずれも観測史上最も多く、8月の平年1か月分の雨量に匹敵しています。
また、3日朝、青森県と秋田県で「線状降水帯」が確認された東北北部では雨は弱まりつつありますが、各地で災害の危険性の高い状態が続いています。
これまでの大雨で▽新潟県と山形県、福島県、それに岩手県では土砂災害の危険性が非常に高まり土砂災害警戒情報が出されている地域があるほか、▽山形県、青森県、岩手県では、氾濫の危険性が非常に高い「氾濫危険水位」を超えている川があります。
東北南部と新潟 夜にかけ非常に激しい雨おそれ
今後の見通しです。
東北南部や新潟県などでは3日夜にかけて非常に激しい雨が降り、さらに雨量が増えるおそれがあります。
4日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで▽東北で180ミリ▽新潟県を含む北陸で130ミリと予想されています。
命に危険が及ぶ災害の発生の危険性が高まっている中、周囲が暗くなっています。
周りの安全が確認できる場合は避難所や近くの頑丈な建物に避難し、すでに周囲が冠水している場合などは建物の2階以上に移動するなど、少しでも安全な場所で過ごすようにしてください。
山形県の置賜や新潟県の下越では今回、長時間の大雨になっていることから川の氾濫や浸水の被害に最大級の警戒が必要です。
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