KinKi Kids&吉田拓郎が語る、初の合作曲「Sayonara あいしてる」制作の舞台裏
7月21日(木)20時~『LOVE LOVE あいしてる 最終回・吉田拓郎卒業SP』
https://t.cn/A6a4xrnf
見どころ調査隊
2022年6月25日

バラエティ
『LOVE LOVE あいしてる 最終回・吉田拓郎卒業SP』より、KinKi Kids、吉田拓郎さんのコメントが到着。

KinKi Kids(堂本光一さん、堂本剛さん)と吉田拓郎さんという異色のタッグによる、伝説の音楽バラエティ番組『LOVE LOVE あいしてる』(1996年10月~2001年3月/フジテレビ)が、特別番組『LOVE LOVE あいしてる 最終回・吉田拓郎卒業SP』(7月21日放送)として、5年ぶりに放送されます。

放送は、KinKi KidsがCDデビュー25年目を迎える、7月21日(木)20時~。

また、吉田さんは、この番組が最後のテレビ出演となり、番組も最終回を迎えることとなります。

吉田さんの“卒業式”には、篠原ともえさんや坂崎幸之助(THE ALFEE)さんら番組レギュラー陣に加えて、吉田さんが「最後のテレビ出演に会いたい」とオファーした超豪華ゲストも集結。

さらに、今回のためにKinKi Kidsと吉田さん、3人が初の合作に挑んだ楽曲「Sayonara あいしてる」を披露します。

番組開始から26年の集大成を飾る『LOVE LOVE あいしてる 最終回・吉田拓郎卒業SP』は、7月21日(木)20時より、フジテレビで放送されます。

偶然から始まった奇跡が続いていて、今もその中に僕らが置かれている
<KinKi Kids&吉田拓郎 コメント>
フォトを見る『LOVE LOVE あいしてる 最終回・吉田拓郎卒業SP』放送決定!
左から)堂本剛、吉田拓郎、堂本光一
――放送が決まったときは、どう思いましたか?

堂本光一:拓郎さんの一声で始まりました。『LOVE LOVE~』レギュラー放送のころから、拓郎さんの一声で、みんなが集中してひとつの方向に動き始めるということが多かった気がします。

昔はそういう感覚で物事が進むことは少なくなかったと思うんですけど、今の時代においては、なかなかないこと。今回実現できたのは、拓郎さんのリーダーシップのおかげですし、昔もそうやってやったなという感覚を思い出してうれしかったです。

堂本剛:番組が終わってからも、「『LOVE LOVE~』見てました」と、いろいろな方に言っていただける人生なので、『LOVE LOVE~』という番組が自分だけじゃなくて、いろいろな人たちの記憶に残ってるんだと、影響があった番組なんだなと実感することが多かったんです。

なので、すごくうれしいとともに「ラストか」という気持ちももちろんあります。

でも、リハーサルをやって、「こういう雰囲気だったよな」と、みんなでお話をして。番組が終わってから、長い時間がたったはずなのに、「先月もやっていた」みたいな雰囲気が、めちゃくちゃ不思議で。

篠原(ともえ)も随分会っていなかったですが、あっという間に当時に戻れる感覚。そういう関係性を、画面を通して改めて、みなさんにお届けできることがすごく幸せです。

だから、「放送が決まった」と聞いたときは、そこまで想像できていなかったですけど、改めてリハーサルをしてみてそういう空気感とともに、みなさんに伝えられるという機会をまたいただけたのでうれしいなと思っています。

吉田拓郎:僕は、年齢的にも2人より全然上で、いろいろなことをリタイアしたいなと考えていまして。そういう意味でいうと、テレビとのお付き合いも『LOVE LOVE~』で最後にしたいな、という決心が随分前からありました。

光一と剛と最後に一緒にやって、一緒の時間を過ごして、それを最後のテレビ出演とするのはどうかなと、かねてから思っていました。

それで、プロデューサーと話して、特番などでやれるといいんだけどねと話をさせてもらって。

僕は、とてもすてきな有終の美を飾れそうで、とても幸せ。光一、剛、篠原さん、みなさんに感謝しています。

――改めて、『LOVE LOVE あいしてる』という番組はどんな存在ですか?

吉田:2人ともよく話すのですが、この番組の始まりは偶然だった。海の物とも山の物ともお互いに何も面識もなく、年齢差もすごくあった僕らが集められて、僕らが意識して集まったわけではなく、集められたわけですから。

その偶然からいろんな奇跡が起き始めて、その奇跡をみんなで、僕ら3人だけでなくスタッフも含めて作り上げてきた。

番組が終わって、毎週スタジオに行くことがなくなった寂しさを考え、感じながら、「あの数年間は奇跡的だったな」と思うようになりました。

5年前の特番のときは、終わってから16年もたってから集まったのに、ずっと続けてやっていたような感覚に陥って。不思議なこと起こってるなって。

偶然から始まった奇跡が続いていて、今もその中に僕らが置かれている。残念ながら、この感覚はどなたにもわかっていただけないかもしれない。

でも、光一も剛も、篠原さんも、僕もずっと「何だろう、これ」という感覚を抱きながら、今ここにいるんじゃないかな。僕は、この感覚を感じられることがすごく幸せです。

「番組が特番として帰ってくることも奇跡だと思う」(光一)
――「最後のテレビ出演にする」と聞いたときの心境は?

光一:今回の特番が終わったあとに、拓郎さんに「最後を飾るのに本当にふさわしかったよ」と言っていただけることもすばらしいことだし、「いや、楽しいからもうちょっとやろうかな」と言っていただけるのもうれしいことです。

どっちに転がるかわからないですし、どっちに転がそうとも思っていません。だから拓郎さんがおっしゃったように、ずっと奇跡の中でやってきたので、終わりという言葉というよりも、これからまたどんな奇跡が起きるんだろうという思いでやれば、また奇跡が起きるかもしれない。

フワッとしてるかもしれないんですけど、そんな感覚です。

今こうやって改めて番組が特番として帰ってくることも奇跡だと思います。そこを大事にやっていけば、何かまた生まれるんじゃないかという期待感も込めながら、やりたいなと思います。

剛:僕も同じような気持ちですし、ひとりの人間の人生というのは、それぞれあるわけで。その中で出会いも別れもありますし、思うこともそれぞれ違うし、でも、お互いを尊重し合いながら生きていくのが“仲間”だと思うし、愛する人のためにできることだと思うんです。

リハーサルをして楽しかったし、収録の日も、どんな日も二度とないので、当たり前の中にある喜びをかみ締めながら当日は過ごしたいです。そこで生まれたコミュニケーションがまた何かに繋がるかもしれない。

コロナ禍で、自分自身が部屋でずっと過ごしていたら、拓郎さんから「アレンジをお願いしたい」と電話をいただいて。まったく予想していなかったです。

この大変な時代を、何とか自分なりに耐えている中で、そういうご連絡をいただいたときから今日までがどんどん繋がってるんです。

だから、収録の日も何かが生まれるかもしれないし、生まれないかもしれないけど、でも拓郎さんの言葉にもあったように、わかってもらえないような不思議な関係性の人たちが集う日だし、何かが、始まるんだろうなとは僕は思っています。

光一の言うように、何かが起こるようにわざと導こうとも思ってないし、自分たちらしく楽しく過ごせたら、まずはそれが幸せなんで、そんな日になればいいなと思います。

「久しぶりにこのメンバーで過ごして、めちゃくちゃ楽しい」(剛)
――初の合作曲「Sayonara あいしてる」についての思いは?

吉田:3人で一緒に作った曲を番組で演奏してみたいね、と以前、話をしていました。2人がその場で「ぜひ」と言ってくれたので、俺が詩を書くよ、と。それで、詩を光一と剛に送ったんです。

剛:次の日にきたんですよ。

光一:思いつきが過ぎるんです、拓郎さん(笑)。

剛:次の日にきちゃったから、そのスピード感で返したいと思って。僕は、たまたま家で作業だったので、やっていた作業をいったん止めました。

拓郎さんのスピードに対して、反応した自分のものを作りたいと思って、すぐに作ったんです。光一も、サビの部分を思い浮かべていたから、混ぜてみよう、と。

光一:お互いに拓郎さんの詩を見て、剛もスピード感を持ってやっていたし、僕は舞台中だったんですが、サビに関してはメロディが浮かんでいて。でも、それぞれ思いついたことを形にしていたので、作ってる曲のキーが違ってたので時間がかかってしまって…。

剛:世界観から全然違う。

光一:すり合わせる作業をしていましたが、最終的には「拓郎さんに丸投げするか!何とかしてくれるだろう!」という感じでした(笑)。

吉田:いや~早かった!俺が送ったら、すぐ2人からも「できました」と返事がきて。ずいぶん安易に作るなと思ったよ(笑)。

光一:安易じゃないですよ。

吉田:「人の詩をもっと練って、よく考えたらどうなんだ!」というくらい早かった(笑)。

剛:反射的に作りましたから!

吉田:前もって作ってあったんじゃないの(笑)?舞台中なのに、光一も早かったね。

光一:帝国劇場の楽屋に、拓郎さんの詩をずっと置いていました。

剛:だから、幻のサビがあることにもなるんで、これはいつか歌ってもいいかなとも思っています。拓郎さんは思いつく人だから、僕も同じ鮮度で返したいと思って。そこで躊躇(ちゅうちょ)したりいろいろやったりするよりかは、拓郎さんの詩にお互いに反応したものを見せ合って、それでひとつの曲を作る。それが正解の作り方だと思う。

今回は、サビを光一のサビにしようと決めて混ぜました。だから、ゼロから一緒に考えて作っていたら生まれなかったかもしれないメロディ。そんな制作過程が、この曲ならではの温度感につながったかなと思っています。でも、本当に大変でした(笑)。

吉田:「詩を読みました。感動しました。メロディが浮かんできました」と光一からメールがきて。「これから剛と二人で構築していきます」とメールがきたんですよ。そしたら何日かあとに、「僕と剛は、構築するために何かしたことがないんです」なんて言ってきて(笑)。

光一:お互いに連携を取ってやろうと考えていたんですけど、思えば連携なんて取ったことないなって(笑)。

吉田:剛からAというメロディがきて、光一からはBというメロディが届いて、俺にこれをくっつけてくれと。いかにも、KinKi Kids。委ねられたというか、勝手すぎる(笑)!

剛:光一は舞台をやっていたから、なかなか時間が取れなくて…。

吉田:お前たちは、連携を取るのがイヤなのか(笑)。

光一:なにしろ、会う時間がなかったんです。剛は、さっき言ったようにすごく早くて。勢いを殺したくないという思いはもちろんわかるし。でも、僕は僕の中で思い浮かんでいるものもあって…。

吉田:俺は、2人がどこかの喫茶店で話し合いながら頭を突き合わせて「剛、そこはこうじゃないの?」「光一、それはおかしいよ」なんて言いながら作っているのかと思ってたよ!

光一:そんな2人じゃないことは、わかっているじゃないですか(笑)。

剛:(笑)。大変でしたが、拓郎さんの詩がとてもすてきなので、とても良い曲ができました。久しぶりにこのメンバーで過ごして、めちゃくちゃ楽しいです。

『LOVE LOVE~』をもう一度やりたいなと思うくらい。この空気感を、みなさんに伝えるべく、本番はナチュラルに過ごそうかなと思っています。

光一:冒頭に言ったように「番組をやろう!」という拓郎さんの一言から始まって、「お前ら、曲作れ」と言われて。

「どうしよう!」と思いながらも、みんなでひとつに向かっていくエネルギーが生まれるんです。そのきっかけをくれる方で、それは昔からずっと変わらない。

剛:言い方を変えると「ちょっと、YOUやっちゃいなよ」です(笑)。

光一:本当にそう!今の時代、守りに入らず、そういうエネルギーを持っている人は、なかなか出会えないと思います。

おのずと道ができていく、そこに全員が向かっていってしまう、それが拓郎さんの持つエネルギー。

昔も今もそうやって変わらないのがすてきだし、そこにいられることが幸せだと感じながら準備しています。

公式HP:https://t.cn/A6a4ViJM

【わたし達はおとな】web MAGAZINE

装苑

木竜麻生×藤原季節 対談、
映画『わたし達はおとな』のバックステージ(3)

――こちらの方こそ、貴重なお話をありがとうございます!藤原さんは加藤さんとこれまでたくさんタッグを組まれていますが、演出方法は作品によって変わりますか?

藤原:変わらないですね。必要以上に情感を残したり、人に対して近づきすぎると指摘されることが多いと思います。
 例えば、誰かを励ます場面で肩に手を添えたりしたら、ぱって来て「それいらん」とだけ言われるみたいな。それがちょっと強く見えたのかもしれないですね。僕らの間に説明はいらないんです。「それいらん」って言われたら、相手に対して近づきすぎたんだなっていうのが、説明無しでも分かるから。(加藤さんは)人と人との距離をめっちゃ大事にする人ですし、僕もそう言われたら「近づきすぎたか、オッケー」という感じ。僕らは、交わす言葉がすごく少ないかもしれないです。

一瞬、本当の自分が出現しています。(藤原季節)

――監督・脚本の加藤さんが書く物語についても聞かせてください。藤原さんから見てどんなところが魅力的ですか?

藤原:曖昧さが好きです。複雑さといったら簡単になってしまうけど、そういうものを書き続けている気がします。
 誰かと付き合うっていうのも一つの約束じゃないですか。付き合うとか父親になるとか、そういう約束や契約、社会的な名前がつく一個前の場所をずっと行ったり来たりするという、それが見ていて楽しいです。図らずも共感してしまいますしね。

――共感も?

藤原:共感・・・しちゃった!とか。あ~、共感していいのか自分!とか。我が身を振り返ります。加藤さんの作品を何年も観続けたり演じていて、行いが正しくなってきました。こういう人になってはいけないなと(笑)。

――教訓のような作用が…(笑)。木竜さんにとってはいかがですか?

木竜:映画にはそういう部分を孕んでいてほしいといつも思いますが、観る側が、物語の先や前を想像する余白を残してくれているところが好きです。私達が作ったものをどう見てどう受け取るかを、観客のかたにちゃんと委ねている部分があるように感じるんです。
 そういう体験ができる非日常を映画で作るのに、ものすごく日常に近い人や空気を感じさせてくれるのは、加藤さんが書くもの、作るものの面白さかなって思います。

――とてもよく分かります。だからこそ、最後のお二人の場面にも緊張感がみなぎっていて。

藤原:緊張感ありますよね、長回しでもあるし。あの時、加藤さんは現場で、「今は救急車の音とか鳴らないでくれ~!」って思っていたらしいです。もうNGが出せないから。

木竜:一回目か二回目で、「いった!」って思ったらしくて、すごい祈ってたみたいですよね。頼む!って(笑)。それを後から聞いて嬉しかった、愛情を感じて。
 あのシーンは、一番、自分が知らない自分の顔や声色を知った場面でした。初号試写(※)で観た時に恥ずかしくなるほど。「そんな声が出るんだ、こんな話し方してたんだ」って。
※完成した映画を関係者が観るための、最初に行われる試写のこと。

――優実ちゃん、20代前半で経験することとしては、相当ハードな体験をしますから・・。

木竜:はい。家族のこともありますしね。

――私は、妊娠が分かったタイミングで母親がいなくなるのが一番きついと思っていました。でもよくよく見ていると、優実の台所での手つきにお母さんの存在を感じられたりして。

藤原:料理をいれたタッパの底を触ってみたり。

――そうなんですよね。そういう所作の一つ一つから、彼女の中に母親が「いる」という気がしたのですが、演じている時は、母親の存在はどのようなものとして木竜さんの中に存在していましたか?

木竜:『わたし達はおとな』という、この映画のタイトルを私がすごくいいなと思うのは、優実にはちゃんと子供の部分があるから。ちゃんと甘えがあるのは、多分直哉も一緒ですけど。
 そして、優実にとって、お母さんが一番甘えられる存在のような気もしていました。その甘えられるところがなくなった時、甘えることを無意識的に意識するということはあるのかなと思います。

――藤原さんは、彼女(優実)との関係性においては、女性の敵のような役を引き受けていらっしゃいますよね。『のさりの島』(監督:山本起也、2021年)や『中村屋酒店の兄弟』(監督:白磯大知、2020年)で演じていたような、どこにでもいそうな青年が道を踏み外してしまうのともまた違い、隣人の身勝手みたいなものを表現するのは難しく苦しそうだなと想像していました。

藤原:実はすごく楽しいです(笑)。人が書いている、自分とは違う人間がどんどん一人歩きしていって、まわりの人に嫌われたりしているのを見るのは楽しくて、「もっといけ、やったれ」みたいな気持ちになってきます。きわめて客観的ですよ。
 ただ、どこかで自分の実人生や、演じている自分の体や心と、一瞬クロスオーバーするんです。その瞬間、急に泣けてきたりして。そのとき、「また新しい自分に出会っちゃった!」というのはあります。それまでは”待ち”ですね。

――直哉の場合、どこにそのご自身と重なる地点がありましたか?

藤原:やっぱり最後の場面ですね。そこは木竜さんが頑張るシーンなので、僕にできることは祈ることだけだと思っていました。
 なんとなく分かっていたんです。その場面は最後に撮っていて、ここで、木竜さん演じる優実が限界まで運ばれていくなっていうのが、もう空気で分かっていた。あとは途中で救急車のサイレンが鳴らないとか、俺が噛まないとかそういうレベルの話だなと思って立ってるだけ・・・のはずだったのに、「あれっ、確実に泣く予定じゃなかったのに泣いてるな自分」っていう瞬間があって。あとで加藤さんに聞いたら、「あそこで涙出るって分かってたで」と言われました。なんて恐ろしい男だ。

木竜:(笑)

藤原:なので、ラストシーンには一瞬、本当の自分が出現しています。それまでは「木竜さん頑張れ!!!」って。「ぜんぶ任せた!」って思っていました(笑)。

木竜:そんなわけないんだけどなあ(笑)。私は、その直哉の顔を見てハッとしました。

――おっしゃっていた驚きのあったシーンというところですね。

木竜:そこで私がハッとするところも加藤さんは織込み済みなんでしょうけど、優実は見たことなかったはずなんです、直哉の泣くところ。だから一番見たかった・・・というか、近づけたような気がした瞬間にはもう戻れないところにいて、何とも言えなかったです。

藤原:そう、後戻りできなかった。俳優としても、ワンカットだから後戻りできず進むしかなくて。

――現実と物語と、二重に切迫感のある時間が流れていたんですね。

藤原:まさにそうです。演じている切迫感と役の切迫感が併走している感じで、白熱していました。

お芝居は”人”のこと。(木竜麻生)

――燃え上がって派手に咲いて善悪両面を併せ持つ、これが恋愛か・・・という感慨を持って私は映画を観終えたのですが、『わたし達はおとな』が提示する恋の形から、改めて、お二人が恋というものをどのように捉えられたのかなと感じました。

木竜:先ほど話していた二人のシーンのあとの場面が、私はすごく好きなんです。そこでは、本当にしんどくて悲しいことがあっても、生きていくこと、生活していくことを彼女が取り戻そうとしているなって。恋は刹那的なものですが、自分達の生活と近いところをちゃんと走っていると思いました。

藤原:恋愛は、冷静さを欠くものですよね。さっき言っていたような客観視している自分というのが全くいなくなって、主観でしか物事を見られなくなる。あれ、自分も怒ることなんてあるんだ・・・とか。そのくらい喜怒哀楽を引き出されてしまうので、ほんと、恋愛はしたくないですね。なのに、してしまう時はしてしまうから、またこれが怖ろしい。

――平穏じゃなくなっちゃうっていうことですもんね。

藤原:乱されますよね。悔しいことに。

木竜:他人にも自分にも、多少のわがままを許しがちになるなとも思う。

藤原:確かに。ただ、相手に甘えるのは望ましくないよね。

木竜:うん、なのにそうしてしまったり。直哉と優実を見ていても、相手に踏み込まれることを覚悟で踏み込まなければいけない・・・とか、大変だなあって思います。

――あとは、20代の分岐点を描いた映画としても観られて私は好きなのですが、お二人自身に寄せていただくなら、ご自身が今どういう地点にいて、これからどんな役者道を歩いていきたいと思われていますか?

藤原:正直に言うと、前進も後退もしたと思っていません。時々、最近ご活躍ですねと言ってくださる方もいるのですが、自分自身は全然納得がいってなくて。もっと暴れたいのにな、みたいな思いが常にあるという意味では、自分の現在地は完全にゼロです。
 もっともっと面白い映画が誕生することを願っていますし、そのオファーが自分に届くことを願っています。最近は、映画があまり誕生しなくて悶々としています。

――自分から仕掛けにいこう、みたいなこともあるのでしょうか。

藤原:これが欲しがると手に入らなくなっちゃうので、スタンバイの状態を心の中に常に持っておく、その文脈を用意しておく。
 そうすると、多分向こうから近づいてくるので。それまでは修行です。

木竜:現在地を分析することは難しいのですが・・・今まで、もちろん自分で歩いてきてはいるのですが、たまに「こっちだよ!」って言ってくれる人達や、力ずくでも別の場所へ引っ張っていってくれるような人や作品に出会ってこられました。そうして呼ばれた場所に入り、一生懸命、精一杯やることで、また新たに見せてもらったものや連れていってもらった場所もあります。
 「ちゃんと自分のことを知りたいな」とずっと思っているのですが、自分自身のことや自分が何を思っているのかを知った上で、相手が何を思い何を考えているかを、見つめられるようになりたいです。お芝居は”人”のこと。ちゃんと人を見つめられる人になりたいです。

木竜さん着用:ブラウス ¥33,000 TELOPLAN (テーロプランカスタマーサポート) /靴¥40,700 trippen (トリッペン原宿店 TEL 03-3478-2255) /イヤリング¥16,500 petite robe noire (TEL 03-6662-5436) / その他スタイリスト私物

藤原さん着用:ジャケット¥46,200、Tシャツ¥13,200、パンツ¥35,200 すべてウル(エンケル TEL 03-6812-9897) /カーディガン¥26,400 ニードルズ(ネペンテス TEL 03-3400-7227) /靴¥48,400 エンド、ブレスレット¥30,800 フット・ザ・コーチャー(ともにギャラリー・オブ・オーセンティック TEL 03-5808-7515)

photographs : Jun Tsuchiya (B.P.B.) / styling : Momomi Kanda (Mai Kiryu), Hironori Yagi (Kisetsu Fujiwara) / hair & make up : Miki Nushiro (Mai Kiryu), Motoko Suga (Kisetsu Fujiwara) / interview & text : SO-EN

#高考日语# 今年高考日语的听力原文。#2022高考日语#
1.
女:先週の読書会大変勉強になりました、ありがとうございました。
男:よかったですね、今度は来週の水曜日、よかったら、ぜひ来てくださいね。
女:ええ、ぜひ参加したいですが、来週は大事な日本語の試験があるんです。
男:そうですか、残念ですね。まぁ、都合のいい時に来てください。
女:はい、また、よろしくお願いします。

2.
男:すみません、サクラ本屋に行きたいですが…
女:サクラ本屋ですね、この道をまっすぐいくと、交差点があります。
男:はい。
女:あの交差点を右に曲がると、東京ホテルがあります。本屋はホテルの隣です。
男:分かりました、ありがとうございます。

3.
女:健太君、久しぶり。
男:あぁ、〇おばさん、お久しぶりです。
女:今、大学何年生?
男:あ、去年卒業して、今大学病院で、医者をしています。
女:そうですか、健太君こんなに立派になったんだ。ご両親喜んでいるでしょうね。

4.
男:いらっしゃいませ、一名様ですか。
女:はい。
男:ご案内します、傘、お預かりします。
女:お願いします。

5.
皆さん、お疲れ様でした。無事にホテルに着きました。今から一階のレストランで晩ご飯を食べます。晩ご飯は7時からです。あと10分で始まります。みなさんの荷物は、ホテルの人が部屋に持っていてくれますので、ご安心ください。部屋の手続きは食事の後にしてください。

6.
男:すみません、ここ、僕の席なんですが…
女:ええ?ここは私の席のはずですよ、ほら、8Aでしょう。
男:ここは、6号車ですよ。間違えていませんか。
女:ええと、あ、8号車でした。すみません。
男:いいえ。

7.
男:いらっしゃいませ。
女:あのう、インターネットで話題になっているお菓子は?
男:はい、こちらでございます。この季節一番おいしいイチゴを使っています。
テレビでも出でいますよ、ぜひお勧めです。
女:じゃあ、これを五つください。
男:ありがとうございます。

8.9
男:すみません、水曜日の午後1時から3時まで、会議室103を予約してい
た鈴木です。会議の時間が変わりますので、金曜日午後の1時から3時まで、103利用できますでしょうか。
女:金曜日ですね。金曜日の1時から3時までは、103は予約が入っていますが、105は空いています。でも、30人しか入らないんですが。
男:参加するのは50人なので、ちょっと。
女:そうですか。金曜日の3時から5時までなら、103は利用できますが。
男:じゃあ、それをお願います。
女:分かりました。
女:はい、分かりました。
男:そして、スタッフ用のTシャツを作りましたので、それを着て行ってください。
女:スーツでなくてもいいですね。
男:ええ。

10.11
男:李さん、来週のスピーチ大会ですが、受付の仕事をお願いしていいですか。
女:はい。
男:受付の仕事ですが、まず参加者が来たら、この紙に名前を書いてもらってください。それから、スピーチ大会の資料を配ってください。
女:はい、分かりました。先生方がいらっしゃったら、会場まで案内しますか。
男:李さんは受付の仕事で大変ですから、案内は王さんに頼みましょう。

12.13
火曜の朝は燃えるゴミを出すところから始まり、そしてお弁当を準備し朝食を作る。夫を送り出した後は、片付けて部屋の掃除をする。昼休みに歯医者に
行き、買い物に行き、家に帰って洗濯して、夕飯を作る。夕飯の片付けが終わ
ったら明日出す資源ごみの用意をし、一日の家事はこれで終わり。

14.15
男:あのう、私、〇中学校の田中と申します。
女:はい、田中様、聞いております。発表会の打ち合わせの方ですね。
男:はい。
女:申し訳ございません、さきほど佐藤から電車が遅れて、後30分ほどかかるという連絡がありまして。
男:ああ、そうですか。
女:本当に申し訳ございません。
男:でしたら、30分後にもう一度改めてお伺いします。
女:そうしていただきますが、すみません。
男:いえ、大丈夫です。では。


发布     👍 0 举报 写留言 🖊   
✋热门推荐
  • 无论是恋爱当中还是在挽回的过程中,低位的一方总是很想对方知道你的心意,非常迫切地想表达你自己的情感。再深的绝望,都是一个过程,总有结束的时候,回避始终不是办法。
  • 此时我们最能够体会到的是身体柔和,神清气爽,甚至出现各种神奇而不可思议的境界,因此老子说“守柔曰强”。白露,一个诗意的名词,是二十四节气中的第十五个节气,秋天的
  • 又一年雨季,漆黑冰冷的夜,严肃的对峙,是亲情还是陌生人,噩梦般的呈现在气氛中,不想听,不想吵,不想争辩,也不逃脱,如同一个躯壳蜷缩在这里,冰冷无情,心如刀扎的痛
  • 今天小J给大家分享一下我认识的人类朋友的家,89㎡奶油风格关于设计1.看到客厅的第一眼就喜欢上了,客餐厅横向贯为一体,阳台打通纳入客厅空间,全景窗设计,半透明的
  • 每次打开衣柜都有一种幸福感因为气味,观夏的听泉茉莉香挂,好闻是康康送的因为小组项目她忙于考研没帮上忙,最后我们竟然还拿了奖金。博主们都说香气是提升幸福感的东西,
  • (作者的结论:没真正看见过对方,没看见对方作为“人“的不完美,缺乏这样的日常细节积淀,才是爱情和婚姻的灭顶之灾。她们认为一切身体和心灵的疼痛多是“理所当然“的,
  • 目前,直播健身可谓正流行,但主播和参与者只能进行文字互动,无法通过观看参与者的动作进行具体指导,每次运动完所消耗的卡路里也并不知道,而这个VR互动健身小程序弥补
  • ”不知道谁推了他肩膀一把,“哎,玧其不在就害羞啦?啊啊,得救了——他摆摆手暂时缓住那人的问话,低下头去读那条信息:「玧其哥:在干嘛呢」他快速打字回复,“怎么啦,
  • [泪]同学群在互相报平安,看到朋友圈那个比我还小一岁的消防员主动请缨去前线,医务工作者和解放军刷屏,那句凡人之躯比肩神明真的是最真实的写照,一天微博抖音都在感动
  • 心中只要停止前非和前惡的念頭這個人就是善人 什麼叫做善?心中只要停止前非和前惡的念頭這個人就是善人 什麼叫做善?
  • 律‬我们还‮够不‬ 我们还做的不‮ 好‬我们要继续幸运,如果世‮上界‬有所谓的“幸运”那‮的真‬是努力的另‮个一‬名字而已~爱OJBK TEAM ,爱MIC的每
  • 秋意微凉,周末少年的浅灰蓝衬衫.喜欢夏天的五颜六色,也期待秋天的舒适微凉 晨间,自然醒来,从温暖的被窝里爬起.对浅灰蓝衬衫保持着好感,就好比是元气满满的少年.绒
  • 对了今天去吾悦,路过首饰店,想逛,但着急做核酸没去,姜老板一直念:去啊,我们去啊,我们进去吧我问他:你不觉得我浪费钱吗,我每次都要买,但是很多都一次都没有戴过姜
  • 吐槽专区……昨天下午玩徐同学的手机,看到一个微信名字没打备注我就点进去看,看到p1的界面,火气立马就窜上来了!然后突然想起来,哦这个人的微信名字好像前几天见过…
  • #邢台身边事#【好消息WiFi全覆盖的“复兴号”要来邢台了】 继京沪高铁开跑“复兴号”后,8月21日(下周一)起,铁路部门将扩大“复兴号”动车组列车开行范围,在
  • 我们对自己的无知使自己看起来就像一个“醒着的睡着的人”。熬到自己都没有力气去想任何事……开始对于任何的朋友或者来往的客户,不由自主的抵触莫名的关心和热心。
  • 【#国家发改委针对部分高价月饼调查# 】为贯彻落实国家发展改革委等四部门联合发布的《关于遏制“天价”月饼、促进行业健康发展的公告》,近日国家发展改革委组织地方发
  • 听见秋叶掉落地上的声音文/钏允先是呼啸而来的秋风伴着沙沙的声响穿过孤独无助的石头一片又一片的观点碰撞,分流再碰撞,再分流纷飞的场面,有梦,有痛谁在旅途中自言自语
  • 他真的很会演,终于有人领悟到了霸总人设并不是冰山脸,背景雄厚年少有为的锦衣卫霸总就是应该这样沉稳中有一点狂拽,正义中有一点阴狠,嚣张中有一点恶趣味,淡漠中又有一
  • 在第一批“先遣部队”抵达并快速突进的同时,第二批、第三批……第六批医疗队快速赶到,570名队员带着大量的医疗物资进驻荆州中心城区和6个县市共10个新冠肺炎定点收