#健康身体 健康地球 健康生活#
公開日:2020.12.24
最終更新日:2021.06.08
免疫とは?免疫のはたらきや役割、免疫細胞について解说
目次
免疫、免疫力とは
免疫のしくみ
免疫がはたらく流れ
免疫のしくみを利用したワクチン
免疫の異常が起こると
免疫力を上げるには?
まとめ
疑問
免疫って身体の機能をよく聞くんですけど、どういうものなんですか?
ユーグレナ 中島
免疫は私たちの身体をウイルスなどから守ってくれるしくみのことをいうんですよ!
納得
そうなんですね!具体的にはどうやって守っているんですか?教えてください!
ユーグレナ 中島
はい!では今回は免疫のしくみやはたらきについて解説していきます!
免疫、免疫力とは
日頃私たちの身の周りにはウイルスや細菌のような有害物質がたくさん存在しています。
その有害なウイルスや細菌から身を守ってくれているのが免疫です。
そして「免疫力」とは、その免疫の防御能力の強さのことです。
自分自身の免疫力が強ければ、しっかりと有害なウイルスや細菌から身を守ってくれます。
しかし免疫力が下がっていると、有害なウイルスや細菌から身を守れずに風邪を引いてしまったり、病気になる可能性が高くなります。
そのため、健康に過ごすためには免疫力を保つことが大切です。
納得
私たちの身体を守ってくれているのが免疫なんですね!
ユーグレナ 中島
そうなんです!免疫力を保つことが大切です!
免疫のしくみ
免疫は大きく自然免疫と獲得免疫の2つに分けることができます。
それぞれがどんなはたらきをするのか解説します。
自然免疫
自然免疫は元々人の身体に備わっているしくみです。
自然免疫に含まれる免疫細胞は、自分以外の有害物質をいち早く認識し、攻撃することで有害物質を排除します。
自然免疫を代表する細胞としてマクロファージやNK細胞、好中球やマスト細胞があります。
これらの細胞がはたらくことで、体外から侵入してきた有害物質を攻撃したり、有害物質の情報を他の免疫細胞に伝えたりします。
獲得免疫
自然免疫は血液中に入った小さい病原体や、細胞の中に入り込んでしまった有害物質の対処が難しいという特徴があります。
そこで活躍するのが獲得免疫です。
獲得免疫は1度侵入した有害物質の情報を記憶するという特徴があります。
この記憶した情報を使って1週間から2週間かけて抗体を作ります。
そうすることで再び同じ有害物質が侵入してきた際に、抗体で素早く有害物質に対処することができるのです。
獲得免疫を代表する細胞として、樹状細胞やキラーT細胞、ヘルパーT細胞、制御性T細胞、B細胞があります。
獲得免疫の細胞は有害物質を攻撃する抗体を作ったり、抗体の記憶、有害物質の攻撃、攻撃の制御などをおこなっています。
疑問
自然免疫と獲得免疫については理解できたんですけど、具体的にどんな流れではたらくんですか?
ユーグレナ 中島
免疫がはたらく流れについては次で解説しますね!
免疫がはたらく流れ
免疫には自然免疫と獲得免疫があることを解説しましたが、実際にこの2つはどのような流れで有害物質から身体を守っているのでしょうか?
有害物質が体に侵入しようとした際には以下のような流れで抑制します。
物理的に侵入を防ぐ
自然免疫によって攻撃をする
獲得免疫によって攻撃をする
それぞれ具体的に解説をしていきます。
1.物理的に侵入を防ぐ
まず最初に有害物質が体内に侵入しようとした際は物理的に侵入を防ぎます。
具体的には皮膚や粘膜が有害物質の侵入を防ぎます。
皮膚は有害物質の侵入を防ぐ役割と、有害物質である病原菌などの繁殖を防ぐ役割があります。
粘膜は鼻や口に存在していて、鼻水や唾液で殺菌をしたり、くしゃみや咳で有害物質を排除します。
2.自然免疫によって攻撃をする
皮膚や粘膜を突破してきた有害物質に対しては自然免疫が攻撃をします。
具体的にはマクロファージやNK細胞、好中球などが有害物質に対して攻撃をし、排除します。
また、樹状細胞が有害物質を取り込み、獲得免疫で攻撃するために有害物質の情報をヘルパーT細胞など他の免疫細胞に伝えます。
3.獲得免疫によって攻撃をする
自然免疫も突破してきた有害物質に対して、次は獲得免疫が攻撃をします。
まず樹状細胞から有害物質の情報をヘルパーT細胞が受け取ります。
情報を受け取ったヘルパーT細胞はキラーT細胞に攻撃の指示を出したり、B細胞に抗体を作るように指示をします。
有害物質が排除されると制御性T細胞の指示によって攻撃が終了します。
また、B細胞の一部は有害物質の情報を記憶し、次に同じ有害物質が侵入してきた際に素早く対応できるように準備します。
納得
3段階の流れで守っているんですね!
ユーグレナ 中島
はい!次に免疫のしくみを利用したワクチンについて解説をします!
免疫のしくみを利用したワクチン
ここまで免疫の種類やはたらき、しくみなどを解説してきました。
免疫の種類の1つである獲得免疫は1度侵入した有害物質の情報を記憶するという特徴がありました。
この獲得免疫のしくみがあるため、例えば1度かかったことのある「はしか」などは2度目はかからないといわれています。
そしてインフルエンザなどのワクチンはこの獲得免疫のしくみを利用しています。
ワクチンは症状が出ないように、あらかじめ弱くしたウイルスを投与します。
すると獲得免疫がはたらいてウイルスに対する抗体を作り出し、実際に本物のウイルスが身体に侵入しても、素早く排除ができるようになります。
ここで疑問に思う点として、インフルエンザのワクチンはなぜ毎年受ける必要があるのかということがあるかと思います。
実はインフルエンザウイルスは毎年変化をしていて、92%くらい遺伝子が変化してしまうといわれています。
そのため、1度予防接種を受けていても、時間が経つとインフルエンザウイルスが変わってしまい、免疫がはたらきにくくなってしまうのです。
そのため、インフルエンザワクチンを毎年受けることで、変化するインフルエンザに対応できるようにしているのです。
納得
ワクチンがこんなしくみだなんて知りませんでした!
ユーグレナ 中島
ワクチンのしくみがわかればインフルエンザの予防接種を毎年受けることの意味もわかりますよね!
免疫の異常が起こると
免疫は私たちの身体を守るシステムではありますが、免疫自体に異常が起きてしまうこともあります。
どんな異常が起きてしまうのか、異常によってどんな影響があるのかを紹介します。
アレルギー反応
アレルギーは免疫の過剰反応によって起こります。
何らかの原因で免疫に異常が起こると、無害な物質などに対しても過剰な反応をしてしまい、自分の身体を傷つけてしまうのです。
代表的なアレルギーとして、食物アレルギーや花粉症などがあります。
また、スズメバチに刺された際に、2回目が危ないという話を聞いたこともあるのではないでしょうか?
これはアナフィラキシーショックというアレルギー反応の1種です。
スズメバチに初めて刺された際に、獲得免疫によって抗体を作り出します。
そして、2回目に刺された際に、作った抗体とともに免疫が過剰反応してしまうため2回目が重症となってしまうのです。
免疫不全
糖尿病
免疫不全は免疫機能が低下してしまい、病気などにかかりやすくなったり、治りづらくなってしまう状態のことです。
具体的にはマクロファージ、T細胞、B細胞などのはたらきが弱くなってしまった状態です。
免疫不全は白血病、HIV感染症、糖尿病などが原因で起こります。
自己免疫疾患
免疫は本来、外部から侵入してきた有害物質に対して攻撃をします。
しかし、なんらかの理由で免疫に異常が起きて、自分の細胞を外部から侵入してきた有害物質と認識してしまい、自分の細胞に攻撃をしてしまうことを自己免疫疾患といいます。
実は自己免疫疾患の原因は、完全には明らかにされていません。
原因として体内の変質したたんぱく質を有害物質として誤認してしまったり、似ているたんぱく質の構造を誤認するということが考えられています。
悩む
免疫の異常はとても怖いですね…
ユーグレナ 中島
そうですね。糖尿病などにならないように気をつけましょう!
免疫力を上げるには?
疑問
ここまで自然免疫と獲得免疫について解説をしてきました。
そして風邪やインフルエンザにならないためには、免疫力を上げるもしくは保つ必要があります。
では具体的にどんなことをすれば良いのか紹介します。
栄養バランスの良い食事
免疫力を上げる、保つためには栄養バランスの良い食事を日頃から心がけることが大切です。
そして、免疫力を保つためには腸の環境を改善し、そのはたらきを活発にすることが重要です。
なぜなら、腸には免疫をつかさどっている免疫細胞が集中していて、免疫細胞の活動を活発にすることで免疫力を上げることができるからです。
そのため、栄養バランスの良い食事をすることと、規則正しく食事をとることで、腸の環境を良い状態で保ちましょう。
バランスの良い食事の基準として、厚生労働省では食事バランスガイドを作成しています。
食事バランスガイドでは「主食」、「副菜」、「主菜」、「牛乳・乳製品」、「果物」を1日にどれくらい摂取したらよいかがわかります。
例えば主食であれば、1日あたりごはん中盛りを4杯程度が目安となっています。この食事バランスガイドを参考に栄養バランスに気をつけ、免疫力を上げましょう。
野菜類である副菜では1日あたりサラダや味噌汁であれば5杯程度が目安となっています。
この食事バランスガイドを参考に栄養バランスに気をつけましょう。
また、栄養バランスの良い食事を毎日続けるのは大変ですよね。
そこで59種類の豊富な栄養素をバランス良く含む石垣島ユーグレナのような素材をうまく取り入れる方法もおすすめです。
また、ユーグレナの特有成分であるパラミロンが免疫力向上に役立つという研究結果もあるので、特におすすめです。
睡眠時間と睡眠の質
睡眠と免疫力が関係していることはさまざまな研究により明らかになっており、睡眠時間の長さだけではなく、睡眠の質も免疫力に関係しています。
睡眠時間の目安として、厚生労働省では健康づくりのための睡眠指針 2014というものを作成しています。
「健康づくりのための睡眠指針 2014」では年齢や季節に応じて、昼間に眠気で困らない程度の睡眠、具体的には6~8時間ほどの睡眠時間を取ることを推奨しています。
また、質の良い睡眠を取るためにも寝る前のカフェインやアルコールの摂取を避けたり、リラックスできる環境づくりをしましょう。
睡眠と免疫力の関係については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
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免疫力を上げるには質の高い睡眠を!睡眠の質を上げる4つの方法を紹介!
適度な運動
適度な運動をすることでも免疫力を上げる効果が期待できます。
その理由の1つとして、ウォーキングなどの適度な運動をすることでナチュラルキラー細胞が増殖します。
ただし過度な運動は免疫力を下げてしまう可能性があります。
また、当サイトでは運動と免疫力についての記事もありますので、適度な運動量などについて詳しく知りたいという方はそちらも合わせてぜひご覧ください。
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免疫力を高める運動について解説!おすすめの運動と免疫力が落ちる3つの原因
まとめ
免疫について種類や役割などについて解説をしてきました。
免疫は私たちが健康に暮らしていくためには大切です。
そのため、免疫のしくみを理解して、健康な身体を維持できるようにしましょう。
中島 綾香
監修:中島 綾香(研究開発部 機能性研究課 課長)
当社ヘルスケアの要であるユーグレナを食品や飲料として体内に取り入れたときの働きや化粧品として活用した際の効果を検証する機能性研究に従事。
体の機能にも精通し、各種学会や論文でのユーグレナに関する研究成果の発表多数。
研究のかたわら事業構想修士を取得し、研究成果を健康行動変容や事業につなげるべく幅広い活動に携わっている。
東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究員。
公開日:2020.12.24
最終更新日:2021.06.08
免疫とは?免疫のはたらきや役割、免疫細胞について解说
目次
免疫、免疫力とは
免疫のしくみ
免疫がはたらく流れ
免疫のしくみを利用したワクチン
免疫の異常が起こると
免疫力を上げるには?
まとめ
疑問
免疫って身体の機能をよく聞くんですけど、どういうものなんですか?
ユーグレナ 中島
免疫は私たちの身体をウイルスなどから守ってくれるしくみのことをいうんですよ!
納得
そうなんですね!具体的にはどうやって守っているんですか?教えてください!
ユーグレナ 中島
はい!では今回は免疫のしくみやはたらきについて解説していきます!
免疫、免疫力とは
日頃私たちの身の周りにはウイルスや細菌のような有害物質がたくさん存在しています。
その有害なウイルスや細菌から身を守ってくれているのが免疫です。
そして「免疫力」とは、その免疫の防御能力の強さのことです。
自分自身の免疫力が強ければ、しっかりと有害なウイルスや細菌から身を守ってくれます。
しかし免疫力が下がっていると、有害なウイルスや細菌から身を守れずに風邪を引いてしまったり、病気になる可能性が高くなります。
そのため、健康に過ごすためには免疫力を保つことが大切です。
納得
私たちの身体を守ってくれているのが免疫なんですね!
ユーグレナ 中島
そうなんです!免疫力を保つことが大切です!
免疫のしくみ
免疫は大きく自然免疫と獲得免疫の2つに分けることができます。
それぞれがどんなはたらきをするのか解説します。
自然免疫
自然免疫は元々人の身体に備わっているしくみです。
自然免疫に含まれる免疫細胞は、自分以外の有害物質をいち早く認識し、攻撃することで有害物質を排除します。
自然免疫を代表する細胞としてマクロファージやNK細胞、好中球やマスト細胞があります。
これらの細胞がはたらくことで、体外から侵入してきた有害物質を攻撃したり、有害物質の情報を他の免疫細胞に伝えたりします。
獲得免疫
自然免疫は血液中に入った小さい病原体や、細胞の中に入り込んでしまった有害物質の対処が難しいという特徴があります。
そこで活躍するのが獲得免疫です。
獲得免疫は1度侵入した有害物質の情報を記憶するという特徴があります。
この記憶した情報を使って1週間から2週間かけて抗体を作ります。
そうすることで再び同じ有害物質が侵入してきた際に、抗体で素早く有害物質に対処することができるのです。
獲得免疫を代表する細胞として、樹状細胞やキラーT細胞、ヘルパーT細胞、制御性T細胞、B細胞があります。
獲得免疫の細胞は有害物質を攻撃する抗体を作ったり、抗体の記憶、有害物質の攻撃、攻撃の制御などをおこなっています。
疑問
自然免疫と獲得免疫については理解できたんですけど、具体的にどんな流れではたらくんですか?
ユーグレナ 中島
免疫がはたらく流れについては次で解説しますね!
免疫がはたらく流れ
免疫には自然免疫と獲得免疫があることを解説しましたが、実際にこの2つはどのような流れで有害物質から身体を守っているのでしょうか?
有害物質が体に侵入しようとした際には以下のような流れで抑制します。
物理的に侵入を防ぐ
自然免疫によって攻撃をする
獲得免疫によって攻撃をする
それぞれ具体的に解説をしていきます。
1.物理的に侵入を防ぐ
まず最初に有害物質が体内に侵入しようとした際は物理的に侵入を防ぎます。
具体的には皮膚や粘膜が有害物質の侵入を防ぎます。
皮膚は有害物質の侵入を防ぐ役割と、有害物質である病原菌などの繁殖を防ぐ役割があります。
粘膜は鼻や口に存在していて、鼻水や唾液で殺菌をしたり、くしゃみや咳で有害物質を排除します。
2.自然免疫によって攻撃をする
皮膚や粘膜を突破してきた有害物質に対しては自然免疫が攻撃をします。
具体的にはマクロファージやNK細胞、好中球などが有害物質に対して攻撃をし、排除します。
また、樹状細胞が有害物質を取り込み、獲得免疫で攻撃するために有害物質の情報をヘルパーT細胞など他の免疫細胞に伝えます。
3.獲得免疫によって攻撃をする
自然免疫も突破してきた有害物質に対して、次は獲得免疫が攻撃をします。
まず樹状細胞から有害物質の情報をヘルパーT細胞が受け取ります。
情報を受け取ったヘルパーT細胞はキラーT細胞に攻撃の指示を出したり、B細胞に抗体を作るように指示をします。
有害物質が排除されると制御性T細胞の指示によって攻撃が終了します。
また、B細胞の一部は有害物質の情報を記憶し、次に同じ有害物質が侵入してきた際に素早く対応できるように準備します。
納得
3段階の流れで守っているんですね!
ユーグレナ 中島
はい!次に免疫のしくみを利用したワクチンについて解説をします!
免疫のしくみを利用したワクチン
ここまで免疫の種類やはたらき、しくみなどを解説してきました。
免疫の種類の1つである獲得免疫は1度侵入した有害物質の情報を記憶するという特徴がありました。
この獲得免疫のしくみがあるため、例えば1度かかったことのある「はしか」などは2度目はかからないといわれています。
そしてインフルエンザなどのワクチンはこの獲得免疫のしくみを利用しています。
ワクチンは症状が出ないように、あらかじめ弱くしたウイルスを投与します。
すると獲得免疫がはたらいてウイルスに対する抗体を作り出し、実際に本物のウイルスが身体に侵入しても、素早く排除ができるようになります。
ここで疑問に思う点として、インフルエンザのワクチンはなぜ毎年受ける必要があるのかということがあるかと思います。
実はインフルエンザウイルスは毎年変化をしていて、92%くらい遺伝子が変化してしまうといわれています。
そのため、1度予防接種を受けていても、時間が経つとインフルエンザウイルスが変わってしまい、免疫がはたらきにくくなってしまうのです。
そのため、インフルエンザワクチンを毎年受けることで、変化するインフルエンザに対応できるようにしているのです。
納得
ワクチンがこんなしくみだなんて知りませんでした!
ユーグレナ 中島
ワクチンのしくみがわかればインフルエンザの予防接種を毎年受けることの意味もわかりますよね!
免疫の異常が起こると
免疫は私たちの身体を守るシステムではありますが、免疫自体に異常が起きてしまうこともあります。
どんな異常が起きてしまうのか、異常によってどんな影響があるのかを紹介します。
アレルギー反応
アレルギーは免疫の過剰反応によって起こります。
何らかの原因で免疫に異常が起こると、無害な物質などに対しても過剰な反応をしてしまい、自分の身体を傷つけてしまうのです。
代表的なアレルギーとして、食物アレルギーや花粉症などがあります。
また、スズメバチに刺された際に、2回目が危ないという話を聞いたこともあるのではないでしょうか?
これはアナフィラキシーショックというアレルギー反応の1種です。
スズメバチに初めて刺された際に、獲得免疫によって抗体を作り出します。
そして、2回目に刺された際に、作った抗体とともに免疫が過剰反応してしまうため2回目が重症となってしまうのです。
免疫不全
糖尿病
免疫不全は免疫機能が低下してしまい、病気などにかかりやすくなったり、治りづらくなってしまう状態のことです。
具体的にはマクロファージ、T細胞、B細胞などのはたらきが弱くなってしまった状態です。
免疫不全は白血病、HIV感染症、糖尿病などが原因で起こります。
自己免疫疾患
免疫は本来、外部から侵入してきた有害物質に対して攻撃をします。
しかし、なんらかの理由で免疫に異常が起きて、自分の細胞を外部から侵入してきた有害物質と認識してしまい、自分の細胞に攻撃をしてしまうことを自己免疫疾患といいます。
実は自己免疫疾患の原因は、完全には明らかにされていません。
原因として体内の変質したたんぱく質を有害物質として誤認してしまったり、似ているたんぱく質の構造を誤認するということが考えられています。
悩む
免疫の異常はとても怖いですね…
ユーグレナ 中島
そうですね。糖尿病などにならないように気をつけましょう!
免疫力を上げるには?
疑問
ここまで自然免疫と獲得免疫について解説をしてきました。
そして風邪やインフルエンザにならないためには、免疫力を上げるもしくは保つ必要があります。
では具体的にどんなことをすれば良いのか紹介します。
栄養バランスの良い食事
免疫力を上げる、保つためには栄養バランスの良い食事を日頃から心がけることが大切です。
そして、免疫力を保つためには腸の環境を改善し、そのはたらきを活発にすることが重要です。
なぜなら、腸には免疫をつかさどっている免疫細胞が集中していて、免疫細胞の活動を活発にすることで免疫力を上げることができるからです。
そのため、栄養バランスの良い食事をすることと、規則正しく食事をとることで、腸の環境を良い状態で保ちましょう。
バランスの良い食事の基準として、厚生労働省では食事バランスガイドを作成しています。
食事バランスガイドでは「主食」、「副菜」、「主菜」、「牛乳・乳製品」、「果物」を1日にどれくらい摂取したらよいかがわかります。
例えば主食であれば、1日あたりごはん中盛りを4杯程度が目安となっています。この食事バランスガイドを参考に栄養バランスに気をつけ、免疫力を上げましょう。
野菜類である副菜では1日あたりサラダや味噌汁であれば5杯程度が目安となっています。
この食事バランスガイドを参考に栄養バランスに気をつけましょう。
また、栄養バランスの良い食事を毎日続けるのは大変ですよね。
そこで59種類の豊富な栄養素をバランス良く含む石垣島ユーグレナのような素材をうまく取り入れる方法もおすすめです。
また、ユーグレナの特有成分であるパラミロンが免疫力向上に役立つという研究結果もあるので、特におすすめです。
睡眠時間と睡眠の質
睡眠と免疫力が関係していることはさまざまな研究により明らかになっており、睡眠時間の長さだけではなく、睡眠の質も免疫力に関係しています。
睡眠時間の目安として、厚生労働省では健康づくりのための睡眠指針 2014というものを作成しています。
「健康づくりのための睡眠指針 2014」では年齢や季節に応じて、昼間に眠気で困らない程度の睡眠、具体的には6~8時間ほどの睡眠時間を取ることを推奨しています。
また、質の良い睡眠を取るためにも寝る前のカフェインやアルコールの摂取を避けたり、リラックスできる環境づくりをしましょう。
睡眠と免疫力の関係については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
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適度な運動
適度な運動をすることでも免疫力を上げる効果が期待できます。
その理由の1つとして、ウォーキングなどの適度な運動をすることでナチュラルキラー細胞が増殖します。
ただし過度な運動は免疫力を下げてしまう可能性があります。
また、当サイトでは運動と免疫力についての記事もありますので、適度な運動量などについて詳しく知りたいという方はそちらも合わせてぜひご覧ください。
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免疫力を高める運動について解説!おすすめの運動と免疫力が落ちる3つの原因
まとめ
免疫について種類や役割などについて解説をしてきました。
免疫は私たちが健康に暮らしていくためには大切です。
そのため、免疫のしくみを理解して、健康な身体を維持できるようにしましょう。
中島 綾香
監修:中島 綾香(研究開発部 機能性研究課 課長)
当社ヘルスケアの要であるユーグレナを食品や飲料として体内に取り入れたときの働きや化粧品として活用した際の効果を検証する機能性研究に従事。
体の機能にも精通し、各種学会や論文でのユーグレナに関する研究成果の発表多数。
研究のかたわら事業構想修士を取得し、研究成果を健康行動変容や事業につなげるべく幅広い活動に携わっている。
東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究員。
#健康身体 健康地球 健康生活#
食べ物で免疫力を高めよう!免疫力を上げる栄養素とおすすめの食べ物7選!
目次
食べ物で免疫力を上げるために必要なこと
免疫力を上げる効果が期待できるおすすめの食べ物7選
免疫力を高めるにはバランスの良い食事を!
まとめ
疑問
免疫力を上げるにはどのようなことに気をつけたら良いですか?
ユーグレナ 中島
まずは免疫力を高める効果が期待できる栄養素を知ることが大切です!
納得
なるほど!詳しく教えてください!
ユーグレナ 中島
では、免疫力を高める効果が期待できる栄養素を説明します!
食べ物で免疫力を上げるために必要なこと
免疫力を上げる方法の一つに、食べ物によって栄養を摂取することがあげられます。
しかし、同じような食べ物ばかり食べたり、免疫力を高める効果が期待しにくい食べ物を食べてもあまり効果がありません。
そこで、どのようなはたらきをする栄養素を摂取するのが良いか説明していきます。
腸内環境を整える栄養素を摂取する
免疫に関わる免疫細胞の約6割は腸に存在していることから、腸は体内で最大の免疫器官といえます。
つまり、腸内環境を整え、腸内の細菌のはたらきを良くすることで免疫力の向上が期待できます。
腸内環境を整えるとは具体的に、腸内の細菌の中で良いはたらきをする善玉菌を増やすことがあげられます。
そのためには、善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌を摂取したり、その善玉菌のえさになる食物繊維を摂取したりすることが大切です。
抗酸化作用をもつ栄養素を摂取する
免疫力を高めるためには、活性酸素の発生やはたらきを抑制する、抗酸化作用をもつ栄養素を摂取することが効果的です。
活性酸素は、大量に体内に生成されると過酸化脂質を作り出し、免疫機能の低下を引き起こすので、抗酸化作用のある栄養素を摂取して調節する必要があります。
抗酸化作用をもつ代表的な栄養素としてビタミンA、C、Eなどがあります。
これらの栄養素を積極的に摂取することで免疫力アップにつながるといわれています。
免疫細胞の活性化をさせる栄養素を摂取する
免疫細胞はマクロファージやNK細胞、T細胞など免疫力に関係する細胞の総称です。
免疫細胞のはたらきはその細胞によってさまざまです。
例えばマクロファージは病原体を食べ、殺菌を行うはたらきがあり、T細胞はウイルスに感染した細胞やがん細胞を除去するなどのはたらきがあります。
たんぱく質は免疫細胞を活性化する効果が見込めるので、たんぱく質を摂取することで免疫力をアップさせる効果が期待できます。
納得
なるほど、これらのはたらきがある栄養素を摂取することが大切なんですね!
ユーグレナ 中島
そうなんです!次はこれらの栄養素を含んだおすすめの食べ物を紹介します!
免疫力を上げる効果が期待できるおすすめの食べ物7選
免疫力を上げるためには、やみくもに食べ物を食べれば良いわけではなく、免疫力を上げるために効果的な栄養素を摂取する必要があります。
そこで具体的に、免疫力を上げるために効果的な栄養素を摂取することができる、おすすめの食べ物を7つ紹介します。
ヨーグルト
ヨーグルトは、乳酸菌が豊富に含まれています。
乳酸菌は腸に達すると腸内の悪玉菌を抑えて、有害な物質が作られるのを防ぐという、腸内環境を整えるはたらきがあります。
腸には免疫に関わる細胞の6割以上が存在しているといわれるほど、免疫力と密接に関係しています。
つまり、乳酸菌を豊富に含むヨーグルトを摂取することで、免疫力を高める効果が期待できます。
ヨーグルトと免疫力についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
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納豆
納豆は納豆菌やたんぱく質、食物繊維などの栄養素を豊富に含んでいます。
納豆菌とは、納豆を作るときに必要な細菌のことです。
納豆菌は、胃酸に強い性質を持っているため、胃酸で死滅することなく大腸まで届きます。
大腸に届いた納豆菌は、乳酸菌のエサになったり、腸内細菌の活動をサポートし、腸内環境を整えます。
免疫細胞の6割は腸に存在しているので、腸内環境を整えることは免疫力を上げるためにとても重要です。
納豆と免疫力についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
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にんじん
にんじんには、β-カロテン、食物繊維、カリウムなどが豊富に含まれています。
その中でも特にβ-カロテンが豊富に含まれているのが特徴です。
β-カロテンは体内でビタミンAに変換されて作用します。
それによって、にんじんの摂取が動脈硬化の予防や視力低下の防止、美肌効果、便秘解消、血圧の低下などの効果につながります。
また、にんじんはジュースにして飲むこともおすすめです。
なぜなら、にんじんをジュースにして飲むことで、β-カロテンの吸収率を約1.5倍にまで増やすことができると研究で分かっているからです。
にんじんと免疫力についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
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きのこ
きのこにはビタミンB1をはじめビタミンB2、β-グルカン、食物繊維などが多く含まれています。
ビタミンB1は糖質からエネルギーを作ったり、皮膚や粘膜を良い状態に保つはたらきがあります。
皮膚や粘膜には免疫力に関する粘膜免疫というものがあり、粘膜免疫はウイルスなどを身体に入り込まないようにするはたらきがあります。
そのためビタミンB1によって皮膚や粘膜を良い状態に保つことで、免疫力を上げる効果に期待できます。
また、きのこに含まれるβ-グルカンは、風邪の予防やがんの抑制、花粉症などのアレルギーを改善・予防する効果が期待できます。
きのこを調理する時はなるべく水で洗わないこと、煮た場合はスープまで飲むこと、炒めたり焼く場合は強火にすることがポイントです。
きのこと免疫力についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
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にんにく
にんにくにはアリイン、ビタミンB1、ミネラルなどが多く含まれています。
にんにくに含まれているアリインはビタミンA、C、Eと同じ抗酸化作用を示す栄養素です。
抗酸化作用がはたらくと、免疫力が下がる原因となる活性酸素を取り除くので、結果的に免疫力を保つことにつながります。
免疫力の向上以外にも滋養強壮や疲労回復、コレステロール値の低下などさまざまな効果が期待できます。
にんにくと免疫力についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
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バナナ
バナナはビタミンB6、食物繊維、糖質などが多く含まれています。
糖質は、たんぱく質、脂質と並ぶエネルギー産生栄養素のひとつで、消化されることで身体のエネルギー源となります。
エネルギーが不足すると免疫力は下がってしまうので、糖質は免疫力を保つための大切な栄養素になります。
バナナは免疫力を高める以外にも疲労回復効果や集中力を高める効果などが見込めます。
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ユーグレナ
ユーグレナはワカメや昆布などと同じ藻の一種です。
つまり、海藻類を摂取する時と同じように免疫力をアップする効果が見込めます。
さらに、ワカメや昆布は植物ですが、ユーグレナは藻類の一種でありながら、動物の性質も兼ね備えています。
ですので、野菜や魚、肉などに含まれる幅広い栄養素を含み、その栄養素の種類は59種類にも及びます。また、野菜と違って細胞壁を持たないため、体への栄養吸収率が高いことでも知られてます。
これらのことから、免疫力を上げたい方だけでなく、栄養バランスに気を使っている方にもおすすめです。
納得
なるほど!これからおすすめしてもらった食べ物を意識して食べてみます!
ユーグレナ 中島
ぜひ食べてください!ちなみに食べ物以外にも意識して欲しいこともあります!
免疫力を高めるにはバランスの良い食事を!
バランスの良い食事
免疫力を上げる、保つためには栄養バランスの良い食事を日頃から心がけることが大切です。
そして、免疫力を保つためには腸の環境を改善し、そのはたらきを活発にすることが重要です。
栄養バランスの良い食事をすることと、規則正しく食事をとることで、腸の環境を良い状態で保ちましょう。
バランスの良い食事の基準として、厚生労働省では食事バランスガイドを作成しています。
食事バランスガイド
出典:厚生労働省「食事バランスガイド(基本編)」
食事バランスガイドでは「主食」、「副菜」、「主菜」、「牛乳・乳製品」、「果物」を1日にどれくらい摂取したらよいかがわかります。
例えば主食であれば、1日あたりごはん中盛りを4杯程度が目安となっています。
野菜類である副菜では、1日あたりサラダを5杯程度が目安となっています。
この食事バランスガイドを参考に栄養バランスに気をつけましょう。
笑顔
免疫力を上げるためには栄養素を含んだ食べ物だけでなくバランスの良い食事も大切なんですね!
ユーグレナ 中島
そうなんです!これらのことに意識して食事をするようにしましょう!
まとめ
免疫力を上げるためにはまず、必要な栄養素や、それを含んだ食べ物を知ることが大切です。
そして、それらの食べ物をバランスよく他の食べ物と組み合わせながら食べるようにしましょう。
食事は毎日することなので、免疫力について意識をして食べ物を選ぶようにしてみてはいかがでしょうか。
納得
今日は食べ物と免疫力について教えていただきありがとうございました!
ユーグレナ 中島
いえいえ、免疫力を上げるためにぜひ積極的に食べ物を食べてみてください。
笑顔
はい、ありがとうございます!
中島 綾香
監修:中島 綾香(研究開発部 機能性研究課 課長)
当社ヘルスケアの要であるユーグレナを食品や飲料として体内に取り入れたときの働きや化粧品として活用した際の効果を検証する機能性研究に従事。
体の機能にも精通し、各種学会や論文でのユーグレナに関する研究成果の発表多数。
研究のかたわら事業構想修士を取得し、研究成果を健康行動変容や事業につなげるべく幅広い活動に携わっている。
東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究員。
食べ物で免疫力を高めよう!免疫力を上げる栄養素とおすすめの食べ物7選!
目次
食べ物で免疫力を上げるために必要なこと
免疫力を上げる効果が期待できるおすすめの食べ物7選
免疫力を高めるにはバランスの良い食事を!
まとめ
疑問
免疫力を上げるにはどのようなことに気をつけたら良いですか?
ユーグレナ 中島
まずは免疫力を高める効果が期待できる栄養素を知ることが大切です!
納得
なるほど!詳しく教えてください!
ユーグレナ 中島
では、免疫力を高める効果が期待できる栄養素を説明します!
食べ物で免疫力を上げるために必要なこと
免疫力を上げる方法の一つに、食べ物によって栄養を摂取することがあげられます。
しかし、同じような食べ物ばかり食べたり、免疫力を高める効果が期待しにくい食べ物を食べてもあまり効果がありません。
そこで、どのようなはたらきをする栄養素を摂取するのが良いか説明していきます。
腸内環境を整える栄養素を摂取する
免疫に関わる免疫細胞の約6割は腸に存在していることから、腸は体内で最大の免疫器官といえます。
つまり、腸内環境を整え、腸内の細菌のはたらきを良くすることで免疫力の向上が期待できます。
腸内環境を整えるとは具体的に、腸内の細菌の中で良いはたらきをする善玉菌を増やすことがあげられます。
そのためには、善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌を摂取したり、その善玉菌のえさになる食物繊維を摂取したりすることが大切です。
抗酸化作用をもつ栄養素を摂取する
免疫力を高めるためには、活性酸素の発生やはたらきを抑制する、抗酸化作用をもつ栄養素を摂取することが効果的です。
活性酸素は、大量に体内に生成されると過酸化脂質を作り出し、免疫機能の低下を引き起こすので、抗酸化作用のある栄養素を摂取して調節する必要があります。
抗酸化作用をもつ代表的な栄養素としてビタミンA、C、Eなどがあります。
これらの栄養素を積極的に摂取することで免疫力アップにつながるといわれています。
免疫細胞の活性化をさせる栄養素を摂取する
免疫細胞はマクロファージやNK細胞、T細胞など免疫力に関係する細胞の総称です。
免疫細胞のはたらきはその細胞によってさまざまです。
例えばマクロファージは病原体を食べ、殺菌を行うはたらきがあり、T細胞はウイルスに感染した細胞やがん細胞を除去するなどのはたらきがあります。
たんぱく質は免疫細胞を活性化する効果が見込めるので、たんぱく質を摂取することで免疫力をアップさせる効果が期待できます。
納得
なるほど、これらのはたらきがある栄養素を摂取することが大切なんですね!
ユーグレナ 中島
そうなんです!次はこれらの栄養素を含んだおすすめの食べ物を紹介します!
免疫力を上げる効果が期待できるおすすめの食べ物7選
免疫力を上げるためには、やみくもに食べ物を食べれば良いわけではなく、免疫力を上げるために効果的な栄養素を摂取する必要があります。
そこで具体的に、免疫力を上げるために効果的な栄養素を摂取することができる、おすすめの食べ物を7つ紹介します。
ヨーグルト
ヨーグルトは、乳酸菌が豊富に含まれています。
乳酸菌は腸に達すると腸内の悪玉菌を抑えて、有害な物質が作られるのを防ぐという、腸内環境を整えるはたらきがあります。
腸には免疫に関わる細胞の6割以上が存在しているといわれるほど、免疫力と密接に関係しています。
つまり、乳酸菌を豊富に含むヨーグルトを摂取することで、免疫力を高める効果が期待できます。
ヨーグルトと免疫力についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
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ヨーグルトで免疫力を高めよう!免疫力を上げる乳酸菌とその効果を紹介
納豆
納豆は納豆菌やたんぱく質、食物繊維などの栄養素を豊富に含んでいます。
納豆菌とは、納豆を作るときに必要な細菌のことです。
納豆菌は、胃酸に強い性質を持っているため、胃酸で死滅することなく大腸まで届きます。
大腸に届いた納豆菌は、乳酸菌のエサになったり、腸内細菌の活動をサポートし、腸内環境を整えます。
免疫細胞の6割は腸に存在しているので、腸内環境を整えることは免疫力を上げるためにとても重要です。
納豆と免疫力についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
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納豆で腸内環境を整えて免疫力を高めよう!栄養素や効果を解説!
にんじん
にんじんには、β-カロテン、食物繊維、カリウムなどが豊富に含まれています。
その中でも特にβ-カロテンが豊富に含まれているのが特徴です。
β-カロテンは体内でビタミンAに変換されて作用します。
それによって、にんじんの摂取が動脈硬化の予防や視力低下の防止、美肌効果、便秘解消、血圧の低下などの効果につながります。
また、にんじんはジュースにして飲むこともおすすめです。
なぜなら、にんじんをジュースにして飲むことで、β-カロテンの吸収率を約1.5倍にまで増やすことができると研究で分かっているからです。
にんじんと免疫力についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
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にんじんで免疫力アップ!免疫力アップ以外の嬉しい効能も紹介!
きのこ
きのこにはビタミンB1をはじめビタミンB2、β-グルカン、食物繊維などが多く含まれています。
ビタミンB1は糖質からエネルギーを作ったり、皮膚や粘膜を良い状態に保つはたらきがあります。
皮膚や粘膜には免疫力に関する粘膜免疫というものがあり、粘膜免疫はウイルスなどを身体に入り込まないようにするはたらきがあります。
そのためビタミンB1によって皮膚や粘膜を良い状態に保つことで、免疫力を上げる効果に期待できます。
また、きのこに含まれるβ-グルカンは、風邪の予防やがんの抑制、花粉症などのアレルギーを改善・予防する効果が期待できます。
きのこを調理する時はなるべく水で洗わないこと、煮た場合はスープまで飲むこと、炒めたり焼く場合は強火にすることがポイントです。
きのこと免疫力についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
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きのこで免疫力アップ!きのこの成分や調理法を解説!
にんにく
にんにくにはアリイン、ビタミンB1、ミネラルなどが多く含まれています。
にんにくに含まれているアリインはビタミンA、C、Eと同じ抗酸化作用を示す栄養素です。
抗酸化作用がはたらくと、免疫力が下がる原因となる活性酸素を取り除くので、結果的に免疫力を保つことにつながります。
免疫力の向上以外にも滋養強壮や疲労回復、コレステロール値の低下などさまざまな効果が期待できます。
にんにくと免疫力についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
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にんにくで免疫力をアップ!免疫力を上げる栄養素や嬉しい4つの効果を解説!
バナナ
バナナはビタミンB6、食物繊維、糖質などが多く含まれています。
糖質は、たんぱく質、脂質と並ぶエネルギー産生栄養素のひとつで、消化されることで身体のエネルギー源となります。
エネルギーが不足すると免疫力は下がってしまうので、糖質は免疫力を保つための大切な栄養素になります。
バナナは免疫力を高める以外にも疲労回復効果や集中力を高める効果などが見込めます。
バナナと免疫力についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
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バナナで免疫力アップ!免疫力を上げる栄養素や嬉しい4つの効果を解説!
ユーグレナ
ユーグレナはワカメや昆布などと同じ藻の一種です。
つまり、海藻類を摂取する時と同じように免疫力をアップする効果が見込めます。
さらに、ワカメや昆布は植物ですが、ユーグレナは藻類の一種でありながら、動物の性質も兼ね備えています。
ですので、野菜や魚、肉などに含まれる幅広い栄養素を含み、その栄養素の種類は59種類にも及びます。また、野菜と違って細胞壁を持たないため、体への栄養吸収率が高いことでも知られてます。
これらのことから、免疫力を上げたい方だけでなく、栄養バランスに気を使っている方にもおすすめです。
納得
なるほど!これからおすすめしてもらった食べ物を意識して食べてみます!
ユーグレナ 中島
ぜひ食べてください!ちなみに食べ物以外にも意識して欲しいこともあります!
免疫力を高めるにはバランスの良い食事を!
バランスの良い食事
免疫力を上げる、保つためには栄養バランスの良い食事を日頃から心がけることが大切です。
そして、免疫力を保つためには腸の環境を改善し、そのはたらきを活発にすることが重要です。
栄養バランスの良い食事をすることと、規則正しく食事をとることで、腸の環境を良い状態で保ちましょう。
バランスの良い食事の基準として、厚生労働省では食事バランスガイドを作成しています。
食事バランスガイド
出典:厚生労働省「食事バランスガイド(基本編)」
食事バランスガイドでは「主食」、「副菜」、「主菜」、「牛乳・乳製品」、「果物」を1日にどれくらい摂取したらよいかがわかります。
例えば主食であれば、1日あたりごはん中盛りを4杯程度が目安となっています。
野菜類である副菜では、1日あたりサラダを5杯程度が目安となっています。
この食事バランスガイドを参考に栄養バランスに気をつけましょう。
笑顔
免疫力を上げるためには栄養素を含んだ食べ物だけでなくバランスの良い食事も大切なんですね!
ユーグレナ 中島
そうなんです!これらのことに意識して食事をするようにしましょう!
まとめ
免疫力を上げるためにはまず、必要な栄養素や、それを含んだ食べ物を知ることが大切です。
そして、それらの食べ物をバランスよく他の食べ物と組み合わせながら食べるようにしましょう。
食事は毎日することなので、免疫力について意識をして食べ物を選ぶようにしてみてはいかがでしょうか。
納得
今日は食べ物と免疫力について教えていただきありがとうございました!
ユーグレナ 中島
いえいえ、免疫力を上げるためにぜひ積極的に食べ物を食べてみてください。
笑顔
はい、ありがとうございます!
中島 綾香
監修:中島 綾香(研究開発部 機能性研究課 課長)
当社ヘルスケアの要であるユーグレナを食品や飲料として体内に取り入れたときの働きや化粧品として活用した際の効果を検証する機能性研究に従事。
体の機能にも精通し、各種学会や論文でのユーグレナに関する研究成果の発表多数。
研究のかたわら事業構想修士を取得し、研究成果を健康行動変容や事業につなげるべく幅広い活動に携わっている。
東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究員。
#健康身体 健康地球 健康生活#
免疫力を上げるには果物が良い!?おすすめの果物4選を紹介!
目次
免疫力を上げるには果物がおすすめ
免疫力を上げるおすすめの果物4選!
栄養バランスを考えて免疫力を上げる
まとめ
悩む
最近よく風邪を引いてしまうんですけど、どうすればいいのでしょうか…
ユーグレナ 鈴木
そんな時には果物がおすすめです!いくつかの果物には免疫力を上げて、風邪を予防する効果を期待できるんですよ!
疑問
具体的にどんな果物に免疫力を上げる効果が期待できるんですか?詳しく教えてください!
ユーグレナ 鈴木
はい!では今回は免疫力を上げる効果が期待できる果物について解説しますね!
免疫力を上げるには果物がおすすめ
免疫力を上げる方法はいくつかありますが、その中でも果物を食べることがおすすめです。
なぜならば、果物には免疫力を上げる効果を期待できる栄養素が、多く含まれているからです。
そもそも免疫力とは、有害なウイルスや細菌から身体を守る強さのことをいいます。
自分自身の免疫力が強ければ、しっかりと有害なウイルスや細菌から身を守ってくれます。
しかし免疫力が下がっていると、有害なウイルスや細菌から身を守れずに風邪を引いてしまったり、病気になる可能性が高くなります。
果物以外にも、免疫力を上げる効果が期待できる栄養素を含んでいるものも多くありますが、果物であれば面倒な調理などをせず手軽に食べることができます。
また、果物は手軽さだけでなく、効率よく栄養素を摂取することもできます。
例えば免疫力を上げる効果が期待できるビタミンCは、加熱すると壊れてしまう栄養素です。
果物であればキウイやイチゴなど熱を加えずに食べることができるため、手軽に効率よくビタミンCを摂取することができます。
疑問
具体的にはどんな果物を食べれば良いんですか?
ユーグレナ 鈴木
おすすめの果物を次で紹介しますね!
免疫力を上げるおすすめの果物4選!
先ほど説明したように、免疫力を上げる効果が期待できる果物はさまざまあります。
では具体的にどの果物がおすすめなのか紹介します。
バナナ
バナナに含まれているビタミンBは免疫力を上げる効果が期待できます。
ビタミンB6はたんぱく質の代謝に欠かせない栄養素です。
そのため、たんぱく質を多く摂取してもビタミンB6を摂取していないと、たんぱく質をうまく身体に吸収できません。
身体を構成する重要な栄要素であるたんぱく質が不足すると、身体機能に影響をきたし、免疫力の低下につながります。
ですので、免疫力を保つためには、ビタミンB6もバランスよく摂取する必要があるのです。
また、バナナには糖質も多く含まれています。
糖質は、たんぱく質、脂質と並ぶエネルギー産生栄養素のひとつで、消化されることで身体のエネルギー源となります。
エネルギーが不足すると免疫力の低下につながるので、糖質は免疫力を保つための大切な栄養素といえます。
その他に、バナナに含まれている食物繊維やカリウムにも免疫力を上げる効果が期待できます。
バナナの免疫力を上げる効果について、詳しくは以下の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。
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バナナで免疫力アップ!免疫力を上げる栄養素や嬉しい4つの効果を解説!
キウイフルーツ
キウイフルーツにはビタミンC、カリウム、食物繊維などが多く含まれています。
ビタミンCは強い抗酸化作用を持つビタミンで、活性酸素のはたらきを抑える効果が期待できます。
活性酸素には皮膚や粘膜を劣化させるはたらきがあります。
皮膚や粘膜には免疫力に関する粘膜免疫というものがあり、粘膜免疫はウイルスなどを身体に入り込まないようにするはたらきがあります。
ビタミンCの抗酸化作用によってはたらきを抑えることで、皮膚や粘膜の劣化を防ぎ、免疫力を保つ効果が期待できます。
カリウムは人体に必要なミネラルの一種で、浸透圧を調節して体内の塩分濃度やpHなどを一定に保つはたらきがあります。
加えて、筋肉のエネルギー代謝や収縮、神経の伝達も補助しています。
カリウムが不足するとこれらに影響するほか、脱力感や食欲不振、精神障害や不整脈などの症状がみられ免疫力が下がってしまいます。
そのため、カリウムを定期的に摂取することで、免疫力を保つ効果が期待できます。
食物繊維は腸内の環境を整える効果が期待できます。
そして、腸には免疫をつかさどっている免疫細胞が集中しています。
そのため、免疫細胞の活動を活発にすることで免疫力を上げることができるのです。
このようにキウイフルーツには免疫力を上げるもしくは保つはたらきをする栄養素が豊富に含まれているため、おすすめです。
りんご
りんごには先ほど紹介したビタミンC、カリウム、食物繊維の他にポリフェノールが豊富に含まれています。
ポリフェノールは抗酸化物質といって、活性酸素の発生やはたらきを抑制したり、活性酸素そのものを取り除くはたらきをします。
活性酸素は皮膚や粘膜を劣化させ、免疫力を下げてしまうことがあるため、ポリフェノールを摂取することで、免疫力を保つことができます。
また、りんごの皮には食物繊維やビタミンCなどの栄養が果肉部分よりも多く含まれているため、皮は捨てずに果肉と一緒に食べることがおすすめです。
グレープフルーツ
グレープフルーツにはビタミンC、カリウム、食物繊維が含まれています。
また、グレープフルーツには果肉が赤いタイプのピンクグレープフルーツがあります。
ピンクグレープフルーツにはリコピンという栄養素が含まれています。
リコピンには血行の流れを改善する動きが期待でき、血液の中には免疫力に関わる白血球があります。
その白血球が血液を通じて身体中を流れることで、身体の中に異物がないかどうかをパトロールしています。
そして血行の流れが改善されると、白血球のはたらきも改善され、免疫力が上がるのです。
笑顔
果物は好きなので、たくさん食べようと思います!
ユーグレナ 鈴木
果物を食べることも大切ですが、栄養バランスを考えることも大切ですよ!次で詳しく解説しますね!
栄養バランスを考えて免疫力を上げる
上で紹介した果物を食べることも大切ですが、栄養バランスを考えることも大切です。
栄養の偏りや、過食は免疫力を下げてしまう原因となります。
バランスの良い食事の基準として、厚生労働省では食事バランスガイドを作成しています。
食事バランスガイド
出典:厚生労働省「食事バランスガイド(基本編)」
食事バランスガイドでは「主食」、「副菜」、「主菜」、「牛乳・乳製品」、「果物」を1日にどれくらい摂取したらよいかがわかります。
例えばりんごであれば、1日1個程度とされています。
この食事バランスガイドを参考に栄養バランスに気をつけましょう。
納得
栄養バランスも考えて食事します!
ユーグレナ 鈴木
はい!果物だけをたくさん食べるということは避けるようにしましょう!
まとめ
果物には免疫力を上げる効果が期待できる栄養素を含むものが多くあります。
果物はあまり調理を必要とせず、皮を剥いたりする程度で食べることができます。
そのため、調理をすることが面倒という方にはおすすめです。
最後に果物だけを食べるのではなく、栄養バランスを考えて食事をするということも大切です。
これを機に日頃の食生活を見直してみましょう。
納得
今日は免疫力を上げる果物について教えていただきありがとうございました!
ユーグレナ 鈴木
いえいえ、今回紹介した果物を食べて免疫力を上げていきましょう!
笑顔
はい、ありがとうございます!
鈴木 健吾
監修:鈴木 健吾(研究開発担当 執行役員)
東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。 2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。 2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。 現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。 マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。 東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。
免疫力を上げるには果物が良い!?おすすめの果物4選を紹介!
目次
免疫力を上げるには果物がおすすめ
免疫力を上げるおすすめの果物4選!
栄養バランスを考えて免疫力を上げる
まとめ
悩む
最近よく風邪を引いてしまうんですけど、どうすればいいのでしょうか…
ユーグレナ 鈴木
そんな時には果物がおすすめです!いくつかの果物には免疫力を上げて、風邪を予防する効果を期待できるんですよ!
疑問
具体的にどんな果物に免疫力を上げる効果が期待できるんですか?詳しく教えてください!
ユーグレナ 鈴木
はい!では今回は免疫力を上げる効果が期待できる果物について解説しますね!
免疫力を上げるには果物がおすすめ
免疫力を上げる方法はいくつかありますが、その中でも果物を食べることがおすすめです。
なぜならば、果物には免疫力を上げる効果を期待できる栄養素が、多く含まれているからです。
そもそも免疫力とは、有害なウイルスや細菌から身体を守る強さのことをいいます。
自分自身の免疫力が強ければ、しっかりと有害なウイルスや細菌から身を守ってくれます。
しかし免疫力が下がっていると、有害なウイルスや細菌から身を守れずに風邪を引いてしまったり、病気になる可能性が高くなります。
果物以外にも、免疫力を上げる効果が期待できる栄養素を含んでいるものも多くありますが、果物であれば面倒な調理などをせず手軽に食べることができます。
また、果物は手軽さだけでなく、効率よく栄養素を摂取することもできます。
例えば免疫力を上げる効果が期待できるビタミンCは、加熱すると壊れてしまう栄養素です。
果物であればキウイやイチゴなど熱を加えずに食べることができるため、手軽に効率よくビタミンCを摂取することができます。
疑問
具体的にはどんな果物を食べれば良いんですか?
ユーグレナ 鈴木
おすすめの果物を次で紹介しますね!
免疫力を上げるおすすめの果物4選!
先ほど説明したように、免疫力を上げる効果が期待できる果物はさまざまあります。
では具体的にどの果物がおすすめなのか紹介します。
バナナ
バナナに含まれているビタミンBは免疫力を上げる効果が期待できます。
ビタミンB6はたんぱく質の代謝に欠かせない栄養素です。
そのため、たんぱく質を多く摂取してもビタミンB6を摂取していないと、たんぱく質をうまく身体に吸収できません。
身体を構成する重要な栄要素であるたんぱく質が不足すると、身体機能に影響をきたし、免疫力の低下につながります。
ですので、免疫力を保つためには、ビタミンB6もバランスよく摂取する必要があるのです。
また、バナナには糖質も多く含まれています。
糖質は、たんぱく質、脂質と並ぶエネルギー産生栄養素のひとつで、消化されることで身体のエネルギー源となります。
エネルギーが不足すると免疫力の低下につながるので、糖質は免疫力を保つための大切な栄養素といえます。
その他に、バナナに含まれている食物繊維やカリウムにも免疫力を上げる効果が期待できます。
バナナの免疫力を上げる効果について、詳しくは以下の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。
アイコンこちらの記事も読まれています
バナナで免疫力アップ!免疫力を上げる栄養素や嬉しい4つの効果を解説!
キウイフルーツ
キウイフルーツにはビタミンC、カリウム、食物繊維などが多く含まれています。
ビタミンCは強い抗酸化作用を持つビタミンで、活性酸素のはたらきを抑える効果が期待できます。
活性酸素には皮膚や粘膜を劣化させるはたらきがあります。
皮膚や粘膜には免疫力に関する粘膜免疫というものがあり、粘膜免疫はウイルスなどを身体に入り込まないようにするはたらきがあります。
ビタミンCの抗酸化作用によってはたらきを抑えることで、皮膚や粘膜の劣化を防ぎ、免疫力を保つ効果が期待できます。
カリウムは人体に必要なミネラルの一種で、浸透圧を調節して体内の塩分濃度やpHなどを一定に保つはたらきがあります。
加えて、筋肉のエネルギー代謝や収縮、神経の伝達も補助しています。
カリウムが不足するとこれらに影響するほか、脱力感や食欲不振、精神障害や不整脈などの症状がみられ免疫力が下がってしまいます。
そのため、カリウムを定期的に摂取することで、免疫力を保つ効果が期待できます。
食物繊維は腸内の環境を整える効果が期待できます。
そして、腸には免疫をつかさどっている免疫細胞が集中しています。
そのため、免疫細胞の活動を活発にすることで免疫力を上げることができるのです。
このようにキウイフルーツには免疫力を上げるもしくは保つはたらきをする栄養素が豊富に含まれているため、おすすめです。
りんご
りんごには先ほど紹介したビタミンC、カリウム、食物繊維の他にポリフェノールが豊富に含まれています。
ポリフェノールは抗酸化物質といって、活性酸素の発生やはたらきを抑制したり、活性酸素そのものを取り除くはたらきをします。
活性酸素は皮膚や粘膜を劣化させ、免疫力を下げてしまうことがあるため、ポリフェノールを摂取することで、免疫力を保つことができます。
また、りんごの皮には食物繊維やビタミンCなどの栄養が果肉部分よりも多く含まれているため、皮は捨てずに果肉と一緒に食べることがおすすめです。
グレープフルーツ
グレープフルーツにはビタミンC、カリウム、食物繊維が含まれています。
また、グレープフルーツには果肉が赤いタイプのピンクグレープフルーツがあります。
ピンクグレープフルーツにはリコピンという栄養素が含まれています。
リコピンには血行の流れを改善する動きが期待でき、血液の中には免疫力に関わる白血球があります。
その白血球が血液を通じて身体中を流れることで、身体の中に異物がないかどうかをパトロールしています。
そして血行の流れが改善されると、白血球のはたらきも改善され、免疫力が上がるのです。
笑顔
果物は好きなので、たくさん食べようと思います!
ユーグレナ 鈴木
果物を食べることも大切ですが、栄養バランスを考えることも大切ですよ!次で詳しく解説しますね!
栄養バランスを考えて免疫力を上げる
上で紹介した果物を食べることも大切ですが、栄養バランスを考えることも大切です。
栄養の偏りや、過食は免疫力を下げてしまう原因となります。
バランスの良い食事の基準として、厚生労働省では食事バランスガイドを作成しています。
食事バランスガイド
出典:厚生労働省「食事バランスガイド(基本編)」
食事バランスガイドでは「主食」、「副菜」、「主菜」、「牛乳・乳製品」、「果物」を1日にどれくらい摂取したらよいかがわかります。
例えばりんごであれば、1日1個程度とされています。
この食事バランスガイドを参考に栄養バランスに気をつけましょう。
納得
栄養バランスも考えて食事します!
ユーグレナ 鈴木
はい!果物だけをたくさん食べるということは避けるようにしましょう!
まとめ
果物には免疫力を上げる効果が期待できる栄養素を含むものが多くあります。
果物はあまり調理を必要とせず、皮を剥いたりする程度で食べることができます。
そのため、調理をすることが面倒という方にはおすすめです。
最後に果物だけを食べるのではなく、栄養バランスを考えて食事をするということも大切です。
これを機に日頃の食生活を見直してみましょう。
納得
今日は免疫力を上げる果物について教えていただきありがとうございました!
ユーグレナ 鈴木
いえいえ、今回紹介した果物を食べて免疫力を上げていきましょう!
笑顔
はい、ありがとうございます!
鈴木 健吾
監修:鈴木 健吾(研究開発担当 執行役員)
東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。 2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。 2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。 現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。 マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。 東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。
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