『美しい彼』萩原利久“平良”と八木勇征“清居”が紡ぐハッピーエンドのその先
2023.02.08
TVerで無料視聴!
ハッピーエンドのその先を見たい人もいれば、見たくない人もいる。
恋は、結ばれた瞬間がクライマックス。そこからはゆるやかに下っていくだけ。日常に陳腐化されていく愛に幻滅するくらいなら、ずっと幻想のまま閉じ込めていたい。そんな気持ちも確かにわかる。
けれど、ドラマイズム『美しい彼』(シーズン2)(MBS、毎週火曜24:59~/TBS、毎週火曜25:28~)はハッピーエンドのその先を行く。
そこに待っているのは、成功したフォーマットの焼き直しじゃない。もっと甘美な熱狂の始まりだ。
【動画】『美しい彼』平良(萩原利久)、清居(八木勇征)の前髪をかき上げ…
寒波対策に必要なのは、八木勇征です
これが夢ならば、どうか醒めないでほしい。そんな平良一成(萩原利久)みたいなことを願ってしまった。
このドラマを観ていると、僕は息を吐くことさえ大罪に思えてしまう。自分が吐いた二酸化炭素が、画面越しに平良と清居奏(八木勇征)の神聖な世界を汚してしまったら……。ありもしないことを想像して、でも2人の世界をずっと見続けることができるなら、どんな罰も甘んじて受けよう。と、喜びに震える。
凪良ゆうの原作の中で噛みしめてきた、平良と清居の同棲生活。それがついに萩原利久と八木勇征で見られる。その破壊力は、想像を遥かに超えてきた。
目覚めのベッド。平良が、清居の前髪をいとおしそうにかき上げる。額があらわになった清居は、眉の凛々しさが際立って、平良と同じタイミングでつい口にしてしまった、「奇跡だ」と。
美しき清居を神のように讃え崇める平良と、平良に神としてではなく恋人として接してほしい清居。果てしないほど求め合いながら、まるで噛み合わない2人の関係はシーズン2でも変わらない。
平良一成(萩原利久)、清居奏(八木勇征)
平良一成(萩原利久)、清居奏(八木勇征)
特にこの第1話では、いつ捨てられてもおかしくないと思っている平良と、いつか誰かにとられてしまうことが不安で仕方ない清居の対比が鮮やかに描かれていて、「好き」という出発点は同じなのに、こんなにも見えている景色や心の内が正反対な平良と清居に、地球上のいとしさを全部かき集めて爆発させたような気持ちになる。
個人的には、2人の寝室がダブルベッドとかじゃないのがたまらない。平良がもともと使っていたベッドを清居が使い、平良はかしずく従者のように横にエキストラベッドをくっつけるだけ。そんなところが“ひらきよ”らしい。
コップに立てかけた2人分の歯ブラシに、色違いの半纏。あの頃にはなかったいくつものアイテムが、平良家を彩っている。
清居は思った以上に甘えたがりで、揚げたてのエビコロを前に「あーん」と口を開けて待っているのに、平良はそれに気づかない。
平良が女の子に連絡先を渡されて怒るところも、偉そうなのに、いじけた子犬みたいで。洗面所で「平良のくせに、モテやがって」とヤキモチを妬くところも、「今日は、するからな」と恥ずかしそうに視線を落として下唇を噛むところも、八木勇征が己のパラメータを「可愛さ」に全振りし、観る者の中枢神経を焼き焦がす。
たぶん地球にサーモグラフィをかけたら、『美しい彼』を視聴している世帯だけ局部的に真っ赤になっている。八木勇征がいれば一瞬で体温上昇。これはもう生きるヒートテックだわ。最強寒波対策に必要なのは、エアコンでも湯たんぽでもなく、八木勇征です。
もはや事務所の人の前でコーヒーを飲んでいるときさえ両手持ちで、いつの間にかナチュラルボーンお姫様になっているし、ドレスアップした平良にまごつきながら「惚れ直すくらい、イケてる」と言って、その恥ずかしさに耐えきれなくなって平良を蹴り上げるところとか最強ワガママプリンセス。平良だけが、キングをお姫様に変える魔法を使えるのだ。
“ひらきよ”を見られるなら大増税も納得しそう
萩原利久も猛威を振るっている。「昨日、しつこくしすぎたから」も「今日も、いいの?」も、文字だけ見ればおじさん感がすごいのに、平良ならキモいけど最高になってしまう。
うじうじと悩んでいるくせに、清居がコーヒー代を払おうとした瞬間、いきなり俊敏になって自分のスマホをかざす“下僕”魂が平良らしいし、せっかく清居にオシャレにしてもらったのに「(マシ)になったような気がしないでもないみたいな感じがしないでもないんだけど……」と自己評価が小学1年生のサドルの位置より低い。そんな“卑屈な王様”を萩原利久が骨の髄まで平良となって生きてくれるから、みんな平良が好きになる。平良の気持ちにうなずいてしまう。
どのシーンも「これが見たかった」というものばかりで、こんな幸せな景色を無料で拝ませてもらったら、もうこの後、どんな不幸が訪れても致し方ないというレベル。いきなり大増税とかされても、「まあ、あの“ひらきよ”を見られたしな……」と納得してしまう(でも増税は嫌です)。
さらに、TVドラマ『美しい彼』公式ビジュアルブックのためだけに凪良ゆうが書き下ろした「金木犀」のエピソードを汲んだ場面もあり、まさに原作とファンに最大のリスペクトを払った仕上がりとなっている。
こんな幸福を、ドラマ、さらに映画と味わえるなんて……。これから始まるハッピーエンドのその先に、もう正気を保てる自信はない。
2023.02.08
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ハッピーエンドのその先を見たい人もいれば、見たくない人もいる。
恋は、結ばれた瞬間がクライマックス。そこからはゆるやかに下っていくだけ。日常に陳腐化されていく愛に幻滅するくらいなら、ずっと幻想のまま閉じ込めていたい。そんな気持ちも確かにわかる。
けれど、ドラマイズム『美しい彼』(シーズン2)(MBS、毎週火曜24:59~/TBS、毎週火曜25:28~)はハッピーエンドのその先を行く。
そこに待っているのは、成功したフォーマットの焼き直しじゃない。もっと甘美な熱狂の始まりだ。
【動画】『美しい彼』平良(萩原利久)、清居(八木勇征)の前髪をかき上げ…
寒波対策に必要なのは、八木勇征です
これが夢ならば、どうか醒めないでほしい。そんな平良一成(萩原利久)みたいなことを願ってしまった。
このドラマを観ていると、僕は息を吐くことさえ大罪に思えてしまう。自分が吐いた二酸化炭素が、画面越しに平良と清居奏(八木勇征)の神聖な世界を汚してしまったら……。ありもしないことを想像して、でも2人の世界をずっと見続けることができるなら、どんな罰も甘んじて受けよう。と、喜びに震える。
凪良ゆうの原作の中で噛みしめてきた、平良と清居の同棲生活。それがついに萩原利久と八木勇征で見られる。その破壊力は、想像を遥かに超えてきた。
目覚めのベッド。平良が、清居の前髪をいとおしそうにかき上げる。額があらわになった清居は、眉の凛々しさが際立って、平良と同じタイミングでつい口にしてしまった、「奇跡だ」と。
美しき清居を神のように讃え崇める平良と、平良に神としてではなく恋人として接してほしい清居。果てしないほど求め合いながら、まるで噛み合わない2人の関係はシーズン2でも変わらない。
平良一成(萩原利久)、清居奏(八木勇征)
平良一成(萩原利久)、清居奏(八木勇征)
特にこの第1話では、いつ捨てられてもおかしくないと思っている平良と、いつか誰かにとられてしまうことが不安で仕方ない清居の対比が鮮やかに描かれていて、「好き」という出発点は同じなのに、こんなにも見えている景色や心の内が正反対な平良と清居に、地球上のいとしさを全部かき集めて爆発させたような気持ちになる。
個人的には、2人の寝室がダブルベッドとかじゃないのがたまらない。平良がもともと使っていたベッドを清居が使い、平良はかしずく従者のように横にエキストラベッドをくっつけるだけ。そんなところが“ひらきよ”らしい。
コップに立てかけた2人分の歯ブラシに、色違いの半纏。あの頃にはなかったいくつものアイテムが、平良家を彩っている。
清居は思った以上に甘えたがりで、揚げたてのエビコロを前に「あーん」と口を開けて待っているのに、平良はそれに気づかない。
平良が女の子に連絡先を渡されて怒るところも、偉そうなのに、いじけた子犬みたいで。洗面所で「平良のくせに、モテやがって」とヤキモチを妬くところも、「今日は、するからな」と恥ずかしそうに視線を落として下唇を噛むところも、八木勇征が己のパラメータを「可愛さ」に全振りし、観る者の中枢神経を焼き焦がす。
たぶん地球にサーモグラフィをかけたら、『美しい彼』を視聴している世帯だけ局部的に真っ赤になっている。八木勇征がいれば一瞬で体温上昇。これはもう生きるヒートテックだわ。最強寒波対策に必要なのは、エアコンでも湯たんぽでもなく、八木勇征です。
もはや事務所の人の前でコーヒーを飲んでいるときさえ両手持ちで、いつの間にかナチュラルボーンお姫様になっているし、ドレスアップした平良にまごつきながら「惚れ直すくらい、イケてる」と言って、その恥ずかしさに耐えきれなくなって平良を蹴り上げるところとか最強ワガママプリンセス。平良だけが、キングをお姫様に変える魔法を使えるのだ。
“ひらきよ”を見られるなら大増税も納得しそう
萩原利久も猛威を振るっている。「昨日、しつこくしすぎたから」も「今日も、いいの?」も、文字だけ見ればおじさん感がすごいのに、平良ならキモいけど最高になってしまう。
うじうじと悩んでいるくせに、清居がコーヒー代を払おうとした瞬間、いきなり俊敏になって自分のスマホをかざす“下僕”魂が平良らしいし、せっかく清居にオシャレにしてもらったのに「(マシ)になったような気がしないでもないみたいな感じがしないでもないんだけど……」と自己評価が小学1年生のサドルの位置より低い。そんな“卑屈な王様”を萩原利久が骨の髄まで平良となって生きてくれるから、みんな平良が好きになる。平良の気持ちにうなずいてしまう。
どのシーンも「これが見たかった」というものばかりで、こんな幸せな景色を無料で拝ませてもらったら、もうこの後、どんな不幸が訪れても致し方ないというレベル。いきなり大増税とかされても、「まあ、あの“ひらきよ”を見られたしな……」と納得してしまう(でも増税は嫌です)。
さらに、TVドラマ『美しい彼』公式ビジュアルブックのためだけに凪良ゆうが書き下ろした「金木犀」のエピソードを汲んだ場面もあり、まさに原作とファンに最大のリスペクトを払った仕上がりとなっている。
こんな幸福を、ドラマ、さらに映画と味わえるなんて……。これから始まるハッピーエンドのその先に、もう正気を保てる自信はない。
#早乙女太一[超话]# オトナトモダチ —相互交感— 俳優・早乙女太一さん× 俳優・倉科カナさん
映画史に残る名作として知られる黒澤明監督の『蜘蛛巣城』を〝人間の業の物語〟として描いた舞台版。
運命に翻弄され、破滅へと突き進む夫妻を演じる早乙女太一さん、倉科カナさんは、今回が初共演です。
現代にも通じる普遍的な物語に、おふたりがどう挑むのか。
演劇ファンならずとも、期待が膨らみます。
―シェイクスピアの四大悲劇『マクベス』を日本の戦国時代に翻案した、黒澤明監督の名作「蜘蛛巣城」。
舞台版で、おふたりは予言に翻弄されるマクベス夫妻=鷲津武時と妻・浅茅を演じます。
早乙女太一(以下、早乙女) 僕がこの作品に感じるのは、魂のエネルギーというか、生き抜こうとする人間の力や思いの強さ。現代ではあまり表に出ることはないけど、誰もが奥底に持っているものだと思うんです。僕が舞台上で生き抜くことで、そのエネルギーを観る人にも感じてもらえたら。
倉科カナ(以下、倉科) 『マクベス』が軸ではあるけど、舞台版では日本らしい情緒や切なさ、特に夫婦愛に焦点が当てられています。
マクベス夫人は悪妻とされるキャラクターだけど、私は浅茅を悪妻とは捉えていないんですよね。武時と浅茅は政略結婚が多い時代に好きな者同士で結婚して、でも子どもができずに負い目を感じている。だからこそ、城主になれるという予言にすがりたくなる気持ちはよくわかります。
愛ゆえに歯車が狂っていき、どんどんふたりが落ちていく……。
悪というよりは、ふたりの愛を大切にしたい、と現段階では考えています。
早乙女 僕はまだ、具体的にどう演じるかまでは考えていなくて。舞台は稽古場で会話を交わして、少しずつ完成させていくものだと思うので。根本の部分は自分なりに持ちながらも、あまり凝り固まらずにいたいと思います。
ただ、稽古はまだ先なのに今からドキドキしていて……。
作品自体もそうですが、KAAT神奈川芸術劇場に出るのも、倉科さんとの共演も初めて。
僕にとってはチャレンジの多い舞台なんですよね。劇中で描かれる激しい人間模様の中でしっかり生きられるかな? という不安と、生きていきたいな、というワクワク感と。今はその両方の感覚があります。
—赤堀さんの現場は、嘘がつけない。そのぶん、自分とも作品とも向き合える
倉科(演出の)赤堀雅秋さんの舞台って、”赤堀ワールド”というものが既にできあがっているじゃないですか。そこに自分が飛び込んだときにどんな化学反応が起こるのか。怖くもあり、楽しみでもあります。
早乙女 僕は2017年の『世界』という舞台でも赤堀さんの演出を受けましたが、自分の内面まで見られてしまうような、嘘がつけない稽古場で。例えば、自分なりに「今日は良かったな」「スムーズに進んだな」と思ったとしても、翌日またそれをなぞろうとすると、ばれてしまう。でもそうやって細かく見てもらえる現場って貴重なんですよね。それだけ作品と向き合えますから。
倉科 私たちの仕事は表現だから、効果的な表現を見つけるとそのやり方にすがってしまう。心がなくてもその表現が通じることもあるんですよね。でもそれをすると「いや、心が通ってないよね」と指摘されてしまう。心の動きって、自分だけではなくその日の温度感や相手で変わるから難易度が高くて。そこは私も日々葛藤しています。
―この連載は「大人の交友関係」がテーマです。
オンオフ問わず、おふたりがコミュニケーションで大切にしていることは?
早乙女 僕は、好きな人や身近な友達とは、一緒に仕事をしたいんです。それは僕が4歳から劇団にいて、常に劇団員のみんなが周りにいたからかもしれないけど。だから気になる人とは「友達になりたい」というよりも「仕事をしたい!」と思っちゃう。この人はどんな姿勢で仕事に挑んでるんだろう? と興味が湧くんですよね。
倉科 すごいですね。私の場合、相手との距離感がわからなくなってしまいそうで、難しいかも。でもそのほうが友達は増えそうですよね。私は仕事ばかりで、友人関係が狭いのが悩みなので……。ただ、前は友達になりたいな、と思っても声をかけられなかったけど、最近は自分から進んで声をかけられるようになりました。
早乙女 ただ仲よく遊んだり、飲みに行ったりする……というだけでは、そんなに関係が続かないんですよね。一緒にものづくりをして、楽しいだけじゃない時間を共有する。そうすればより相手を知ることができるし、自分のことも知ってもらえて、信頼関係が深まる気がします。
映画史に残る名作として知られる黒澤明監督の『蜘蛛巣城』を〝人間の業の物語〟として描いた舞台版。
運命に翻弄され、破滅へと突き進む夫妻を演じる早乙女太一さん、倉科カナさんは、今回が初共演です。
現代にも通じる普遍的な物語に、おふたりがどう挑むのか。
演劇ファンならずとも、期待が膨らみます。
―シェイクスピアの四大悲劇『マクベス』を日本の戦国時代に翻案した、黒澤明監督の名作「蜘蛛巣城」。
舞台版で、おふたりは予言に翻弄されるマクベス夫妻=鷲津武時と妻・浅茅を演じます。
早乙女太一(以下、早乙女) 僕がこの作品に感じるのは、魂のエネルギーというか、生き抜こうとする人間の力や思いの強さ。現代ではあまり表に出ることはないけど、誰もが奥底に持っているものだと思うんです。僕が舞台上で生き抜くことで、そのエネルギーを観る人にも感じてもらえたら。
倉科カナ(以下、倉科) 『マクベス』が軸ではあるけど、舞台版では日本らしい情緒や切なさ、特に夫婦愛に焦点が当てられています。
マクベス夫人は悪妻とされるキャラクターだけど、私は浅茅を悪妻とは捉えていないんですよね。武時と浅茅は政略結婚が多い時代に好きな者同士で結婚して、でも子どもができずに負い目を感じている。だからこそ、城主になれるという予言にすがりたくなる気持ちはよくわかります。
愛ゆえに歯車が狂っていき、どんどんふたりが落ちていく……。
悪というよりは、ふたりの愛を大切にしたい、と現段階では考えています。
早乙女 僕はまだ、具体的にどう演じるかまでは考えていなくて。舞台は稽古場で会話を交わして、少しずつ完成させていくものだと思うので。根本の部分は自分なりに持ちながらも、あまり凝り固まらずにいたいと思います。
ただ、稽古はまだ先なのに今からドキドキしていて……。
作品自体もそうですが、KAAT神奈川芸術劇場に出るのも、倉科さんとの共演も初めて。
僕にとってはチャレンジの多い舞台なんですよね。劇中で描かれる激しい人間模様の中でしっかり生きられるかな? という不安と、生きていきたいな、というワクワク感と。今はその両方の感覚があります。
—赤堀さんの現場は、嘘がつけない。そのぶん、自分とも作品とも向き合える
倉科(演出の)赤堀雅秋さんの舞台って、”赤堀ワールド”というものが既にできあがっているじゃないですか。そこに自分が飛び込んだときにどんな化学反応が起こるのか。怖くもあり、楽しみでもあります。
早乙女 僕は2017年の『世界』という舞台でも赤堀さんの演出を受けましたが、自分の内面まで見られてしまうような、嘘がつけない稽古場で。例えば、自分なりに「今日は良かったな」「スムーズに進んだな」と思ったとしても、翌日またそれをなぞろうとすると、ばれてしまう。でもそうやって細かく見てもらえる現場って貴重なんですよね。それだけ作品と向き合えますから。
倉科 私たちの仕事は表現だから、効果的な表現を見つけるとそのやり方にすがってしまう。心がなくてもその表現が通じることもあるんですよね。でもそれをすると「いや、心が通ってないよね」と指摘されてしまう。心の動きって、自分だけではなくその日の温度感や相手で変わるから難易度が高くて。そこは私も日々葛藤しています。
―この連載は「大人の交友関係」がテーマです。
オンオフ問わず、おふたりがコミュニケーションで大切にしていることは?
早乙女 僕は、好きな人や身近な友達とは、一緒に仕事をしたいんです。それは僕が4歳から劇団にいて、常に劇団員のみんなが周りにいたからかもしれないけど。だから気になる人とは「友達になりたい」というよりも「仕事をしたい!」と思っちゃう。この人はどんな姿勢で仕事に挑んでるんだろう? と興味が湧くんですよね。
倉科 すごいですね。私の場合、相手との距離感がわからなくなってしまいそうで、難しいかも。でもそのほうが友達は増えそうですよね。私は仕事ばかりで、友人関係が狭いのが悩みなので……。ただ、前は友達になりたいな、と思っても声をかけられなかったけど、最近は自分から進んで声をかけられるようになりました。
早乙女 ただ仲よく遊んだり、飲みに行ったりする……というだけでは、そんなに関係が続かないんですよね。一緒にものづくりをして、楽しいだけじゃない時間を共有する。そうすればより相手を知ることができるし、自分のことも知ってもらえて、信頼関係が深まる気がします。
『 & 』
『大友監督に聞いてみよう!!』
Q:本能寺で、蘭丸を抱きとめた殿の叫びは脚本にありましたか?
影のように殿に寄り添っていた蘭丸が、どれほど殿にとって大切な存在だったのか伝わりました。
A:あの叫びは現場で発生した信長の魂の発露。蘭丸に対する思いを強く感じます。
僕も現場で、心が震えました。
『大友監督に聞いてみよう!!』
Q:本能寺で、蘭丸を抱きとめた殿の叫びは脚本にありましたか?
影のように殿に寄り添っていた蘭丸が、どれほど殿にとって大切な存在だったのか伝わりました。
A:あの叫びは現場で発生した信長の魂の発露。蘭丸に対する思いを強く感じます。
僕も現場で、心が震えました。
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