CLASSY 20230405 YUKI MASAHIRO HARU PART1

PART2:https://t.cn/A6Nw9qAs

9人体制になった超特急が語る! グループの新たな魅力とメンバーのトリセツ【ユーキ・マサヒロ・ハル編】

史上初メインダンサー&バックボーカルで活動する大人気グループ・超特急が、3月22日(水)にフルアルバム「B9」をリリース! 昨年オーディションを実施して新メンバー4人が加入し、9名体制としてはCLASSY.ONLINEに初登場。新しい環境に飛び込むことが多いシーズン、新体制となった超特急のメンバーが“NEW”をキーワードにクロストーク。本日は、ユーキさん&マサヒロさん&ハルさんのチームが登場します!

新メンバーと打ち解けるために、工夫したことは?
マサヒロ「なるべく先輩を立てる! 媚びるわけじゃなく、尊敬の気持ちで接しています」

―3、4月は新しい環境に飛び込む人が多いシーズン。“NEW”というキーワードでグループトークをお願いします。新メンバーが加入して9人体制になった訳ですが、すぐになじめましたか? 新しいメンバーと関わるなかで、工夫したことなどはありますか?

マサヒロさん(以下マサヒロ):なるべく先輩を立てる! というとヨイショしてるとか言われるんですけど、そういう意味ではなくて、尊敬することが大事だと思いますね。僕たち、いきなりアリーナとか立たせてもらっていますけれど、絶対に普通は無理なので。どの現場に行っても先輩がいることが多いので、自我も大事なんですけれど、相手を尊敬することが一番大事。

ユーキさん(以下ユーキ):その気持ちは常時、言葉や態度から感じています。気を遣ってもらっているなーって。ありがたいな、という気持ちがありますね。

ハルさん(以下ハル):僕はEBiDANの研究生だったので、立場的にみんなが先輩ですし、超特急になってからも他のグループの方はもちろんメンバーにも敬語です。そこは超えちゃいけない一線として把握していて。

ユーキ:超えていますけどね(笑)。ドシドシ超えてきています。

マサヒロ:うん、一番超えています(笑)!

ハル:EBiDANのトップですよ? 最初は俺、ヤバかったですもん。EBiDANのライブで大トリを飾っていた方たちと同じグループなんです。僕は研究生だからステージにも出ていない、客席から観ていた側。最初の方はめちゃくちゃ緊張しましたし、超特急としてそこにいる自分自身が不思議でたまらなかった。気を使いすぎて、一番疲れました。でも、半年も経つと、リラックスできるじゃないですか(笑)。5人がいい雰囲気を作ってくれて、ふざけるって言ったらアレですけれど、ふざけやすい環境にしてくれるので、さすがだなって思います。

ユーキ:僕らは無意識でしたけどね。うちのリーダーが、上下関係とか気にしないタイプの人間なので。EBiDAN自体があんまり上下を気にしすぎない雰囲気がありますよね。

ハル:その雰囲気に飲まれて、乗っかって、甘える感じで!

マサヒロ:今はだいぶ甘えていますね。僕も最初はアーティストとバックダンサーという立場で出会ったので、完全に緊張していたんですけれど、今はリラックスさせてもらっています。意見も言いますし。そういう環境を作ってくださっているので、感謝ですね。

お仕事とプライベート、ワークライフバランスはどう取っている?
ユーキ「きっぱり分けて考えず、割り切らないのが僕のスタイル」

―お次はワークライフバランスについて。お仕事とプライベートのバランスって、変わったりしましたか?

ユーキ:デビューしたのは高1の頃で、当時ワークライフバランスを考える視点は全くなかったです。そして今も全く変わっていない。プライベートの時間に仕事について考えることがあるし、逆に思いっきり遊びに行くときもある。あまり割り切らないのがスタイルですね。

マサヒロ:超特急になって、生活はだいぶ変わりましたね。ありがたいことに休みがないです(笑)。僕自身、ダンサー時代の仕事がなかった時期が長いので、仕事があるのが嬉しいし、何より仕事が好きなんですよ。好きなことを仕事にさせていただいているので。そのぶん、オンとオフの切り替えはするようになりましたね。ちゃんと楽しむ時間があることで、仕事により力を注げるだろうし。あと、見られる側として、プライベートでも8号車の方に遭遇することもあると思うので、気をつけないといけないなという自覚も高まっています。

ハル:熊本と東京の行き来は高1からやっていたので、その面ではあんまりキツいと感じたことはないんですけれど、今は土日も関係なくスケジュールが入りますし、学校との兼ね合いが自分の中では葛藤がありました。この半年は仕事と学校があるので自分の時間を作ることがあんまりできなかったけれど、ツラくはなかったです。やらなきゃいけないことが沢山あるし、やるときはしっかりやるんですけれど、仕事をいい意味で仕事という感覚で思っていなくて、自分がやりたくてやっている感じなので。はっきり仕事が終わった!ということがないので、切り替えは難しいですね。

ユーキ:そうだよね。今も大変な時だし、これからもっと大変なときもあるかもしれないけど、とりあえず、自由に過ごせるときは自分の時間を大切にしてほしい。好きなことに没頭する時間は、結構大事!

マサヒロ:そうですね。僕ら、仕事の後にメンバーとご飯に行っています。

ユーキ:ラーメンを食べに行ったり。

マサヒロ:それは半分プライベート。

ハル:写真撮ろう!とかもないし、仲が良いアピールのために行っている訳ではない(笑)。行きたくて勝手に行っているから、そこはプライベート。

―新体制になって、新しい個性が増えた超特急ですが、グループとして、もしくは個人として、新しく挑戦したいことはありますか?

ハル:僕は本当にめちゃめちゃいいタイミングで超特急に入らせてもらって。熊本の公立高校に通っていて、この先進学するのか、俳優1本で行くのか、将来のことを色々と考えていました。アーティスト活動と並行して俳優をやっていくのが僕の中では一番幸せな道だな、と思っていたので、良かったなと思います。

マサヒロ:この業界に入ってから半年なので、経験していないことの方が圧倒的に多いんですよ。だから、変に「これをやりたい」「これはやりたくない」って言うのは決めず、いただいたお仕事はなるべく全部受ける方向で行こうかな、という意思があります。最近、写真を撮られるのが楽しいなって、思っています。

ユーキ:9人体制になって超特急の厚みが増したので、フェスを網羅するグループになりたいです。サマソニとか、でっかいフェスにばんばん呼ばれるようなグループになりたい。僕ら、フェスで成長したグループだと思っているので。そこは大事にしていきたい。他界隈のファンにも好きなアーティストがいて、僕らもフェスに出られているので、まずはリスペクトする。僕らのファンとだけではなく、皆さんと一緒に楽しみたい気持ちでバカをしながらも真面目にやっていることが、伝わっているのかなって思います!

メンバー同士、お互いのトリセツを教えてください!
ハル「マサヒロくんは行動がジェントルマン。ユーキくんは優しさが段違いです!」

―お次は、お互いにメンバーのトリセツを教えてもらえますか? まずは、マサヒロさんの取り扱い説明書をお願いします。

ユーキ:マー君はめちゃくちゃダンスが好き。ダンス面だったり、あとは私生活でも髪型とか、普段からこだわって気にかけているイメージがある。踊っているとカッコいいんですけれど、喋るとふわふわしていて、僕がいうのも何ですが、とても天然(笑)。ドジっ子ではないです! THE天然な一面が垣間見れるギャップがある逸材です!

ハル:行動がジェントルマン。最初の頃、僕がまだ気を遣っていてみんな座っているのに座れずにいたとき「ハルだけ立っているのもアレだから一緒に座ろう?」と言ってくれて。でも、僕は頑固だったから座らなくて(笑)、そうしたらマー君も座らずに一緒に立ってくれて。1つ1つの行動が紳士的だなって思います。あと、めちゃくちゃ真剣な顔でリハしているとき、「立ち位置とか、考えてくれているのかな」と思っていたら、実は何も聞いていなかったりする(笑)。

ユーキ:いつの間にか、「あれ、マー君どこ行った?!」みたいな時があります。たまにどっかに意識がいっちゃうよね(笑)。そういうところも可愛い! パフォーマンス面では、めちゃくちゃ心強いっすよ。グループが向上しているのは、マー君がいてくれるからと言っても過言ではない!

マサヒロ:超特急に入った使命なんで、頑張ります!

―次はハルさんについて、お願いします。

ユーキ:最年少なのに、生意気。

ハル:そこ(笑)!?

ユーキ:誰よりも肝が据わっているんです。怖いもの知らず。でも、「なんかそれ、違くない?」と指摘すると、ちゃんと受け止める素直さも持っていて。あとは、笑い方が独特で、おっさんっぽいんだけど若いっていう不思議なギャップがある! 意外としっかりもしているよね。最年少で、甘えん坊っぽく思われがちなんですけれど、全然そんなことはなくて。分からないことは聞きにくるし、「ちょっと違いませんか?」と指摘もしてくる。そういった面はすごいな、自分だったら到底できないな、と思います。

マサヒロ:仕事面では17歳、18歳に見えないくらい、しっかりしていますし、いい意味で年下に見えないですよね。しっかりした一面を持っていながら、プライベートではお菓子ばっかり食べていたり、17歳な一面に気付かされる。愛くるしさが残っていて、愛されキャラだと思います!

ユーキ:ずるいよな(笑)。オリジナルメンバーとも、楽しそうにゲームしていたり。

マサヒロ:僕、あんなにガツガツタクヤくんにいけないですもん。

ハル:行けますよ。何が怖いんですか。怒られたら、直せばいいんだから大丈夫ですよ。

―では次は、ユーキさんのトリセツについてお願いします。

マサヒロ:ユーキくんは、ドジっ子ですね。アリーナツアーの曲順を決めている時とか、真剣な表情をしているときは、話しかけられないくらいなんですよ。僕らがリハしている間、スタッフと曲順を決めてくれて。そういう姿を見ると、頼れるなと。ギャップですよね。

ハル:ドジっ子の部分はめっちゃ強いですよね。ドジっ子エピソード、ありすぎて、もう思い出せないくらいなんですよ。忘れ物とか、頻繁だし。

ユーキ:最近、俺よりもひどい奴がいるなと思っていて。シューヤ! あいつ、忘れ物がすごい! マスクの無くし度、えぐい。俺に匹敵する逸材が現れた!

ハル:僕の個人的な意見なんですけれど、ユーキくんがいなかったら、ここまで馴染めていないかもです。オリジナルメンバーの5人と、ここまで深く関われるようになっていないかも。

マサヒロ:たしかに! 最初から新メンバーの4人の近くに来てくれたというか。真剣さと優しさとドジっ子のギャップが相まって、話しやすい空気を作り出してくれている。

ハル:もちろん、他のオリジナルメンバーの4人も対等に喋ってくれるし、優しいんですけれど、ユーキくんは身にまとっている優しさや話しやすさが段違い。聞きたいことを聞いたら全部教えてくれるので、新メンバーとの架け橋になってくれたなと。憎めないというか、愛されキャラ。

ユーキ:あんまり年下から憎めないって、言われないよね(笑)。

ハル:愛しています(笑)!

新アルバム、注目ポイントはどこですか?
マサヒロ「超特急が120%出すとめちゃめちゃかっこいい! MV公開が楽しみです」

#超特急#

Snow Manの陽だまりのような優しさに触れたい♡9人そろってCanCam5月号に登場!
約1年ぶり、3度目のCanCam表紙登場

あったかくて、優しくて、まるで陽だまりのような9人…♡
徐々に春ムードが高まる今日この頃、『CanCam』5月号特別版の表紙を飾ってくれたのは、わちゃわちゃと仲よしな様子で周囲をほっこりさせてくれるSnow Manのみなさん。春らしい色合いの衣装に身を包んでハウススタジオの自然光の下撮影し、柔らかな雰囲気の一枚になりました♪

大好評につき完売となった前号・4月号では特別版の表紙を目黒 蓮さんが務め、今回はグループ全員での登場。グループでの表紙登場3回目となる今回は、いつも以上にメンバーの仲良しっぷりをお届け。深まっていくグループへの想いや、普段は言えない感謝の気持ちをたっぷり聞かせてもらっています。

9人の〝わちゃわちゃ〟感から、春の陽だまりのような温かさを感じて下さい♡
扉を閉じても開いてもSnow Man!?

今回の目玉は、紙の雑誌ならではの「観音開き」という特殊な仕掛け。表面にメンバーが笑顔で迎える扉があり、そのドアを開くと中に横長特大サイズ(雑誌4P分)の豪華ビジュアルが登場! 扉カットの明るい笑顔とはまた異なる、大人っぽい表情を見せてくれています。是非手にとってお楽しみください!

また、写真とともに「メンバーの中でいちばん○○なのは?」というQ&A、「お互いへの感謝の気持ち」を掲載。メンバーに「普段は言えない感謝の気持ちを!」とお願いすると、皆さん口をそろえて「いつも伝えてるし…」と照れつつ、素直な想いを寄せてくれました。

「いつも高め合ってくれてありがとう。本当に僕がちっちゃい頃から、人間として、芸能人として、男として…こうしたほうがいいよね、こうなっていきたいよねっていうのを、たくさん話し合ってきましたね。これからもお願いします♡」(ラウールさんから目黒さんへ)と愛あるメッセージから、「マネージャーさんが近くにいないとき、ミンティアをくれてありがとう」(渡辺翔太さんから阿部亮平さんへ)とクスッと笑えるコメントまで、思いの丈を綴ってくれています。
グループやファンへの愛を感じるQ&Aや、ユニットインタビューも

その他、「仕事でタイに行ったとき、無意識にメンバーカラーを考えながらメンバーのお土産を選んでいた瞬間」(向井康二さん)など、それぞれの「自分のスノ愛を感じる瞬間」を聞いたページや、4つのユニットに分かれてのインタビューも掲載。

9人のほっこりさせてくれる仲良しっぷりが、春の始まりにピッタリな特集。続きは、3月23日(木)発売の『CanCam』5月号をチェックしてくださいね!

【blog】2023.02.17

祈冬

とても自分勝手な文章です。
何を書いても、そう感じる。
今の僕をよく表している気がする。
こんな赤裸々な自分を公開することに、意味があるのかわからない。
それでもやってみる。
誇りもプライドも捨てて、たった一つの大切な何かが、手元に残るのか知りたい。
/
思いやりを持った人間になりたい。
自分を脱却し、誰かを楽しませる人になりたい。
このLINEブログも6月にはサービスが終了されることが決まっている。
その先のことは決めていない。

こんなに好き勝手な表現をするのは、もうそろそろ最後かもしれないと思う。
思いやりに欠けるほど、僕が書きたいことを書き、
僕が読みたい詩を、読みたいように読む。
その難しさや責任に苦しみ、大切な生活を犠牲にするような表現は卒業すべきかもしれない。
一人黙々と、独りよがりな稽古をするのも、もう終わりだ。

今回の朗読は、観に来てくださった人々と、改めて繋がることができた朗読だった。その存在の大切さに深く気付かされ、感謝した。
僕が一人で完成させようとしていた表現は、決して一人じゃ完成しなかった。
共にステージにいる高井息吹さんの楽音に耳を澄ませ、僕らを見つめる一人一人の心にアクセスする。
その術を知るまでに、時間がかかってしまった。
僕が一人だったからだ。
/
独りよがりの文章も
「祈冬」も、もうすぐ終わる。
もうすぐ春が来る。

書きたいように、最後まで書きます。

今回の朗読で僕が読んだのは、
童話「雪渡り」と
「春と修羅」のなかにあるいくつかの心象スケッチだ。
宮沢賢治は自分の詩を、詩ではなく心象スケッチと呼んだ。
スケッチだからとても生々しい、その時の心が書かれている。
僕が読んだのは、宮沢賢治の妹のトシが亡くなった当日、その日に書かれた悲しみのスケッチだ。
そしてその翌年、花巻から北海道を旅した鉄道の中でトシを想いながら書いたスケッチだ。
/
宮沢賢治を読もうと決めたのは、2022年の11月末だった。後から知ったのだが、賢治の妹のトシが亡くなったのは1922年の11月27日だった。奇しくも、ちょうど百年の時が経っていた。

「百年待っていてください。きっと会いに来ますから」

いつかの朗読で読んだ夏目漱石の「夢十夜」において、死にゆく女が叫ぶ台詞だ。百年という言葉を聞くと、この台詞を思い出す。

宮沢賢治の言葉たちは、トシがかくれている雲の向こうの、天の青に向かって昇ってゆく。

もしくはそのさらに向こうの銀河まで。
亡くなった少年と、その友人は鉄道に乗って銀河を旅をした。

かなしみに満ちた世界を、美しく強さに変えてゆく。それが宮沢賢治の言葉だ。
/
一方僕は日々、言葉を失っている。
トルコとシリアで亡くなった人たちの数を思えば、その悲しみは想像力の外にある。

悲しみは海の向こう側だ。

最近友人に「お節介」と言われた。
雑誌かなんかに載っていた星占いに、
「お節介を、励ましや静かな祈りに変えて」
みたいなことが書かれていた。
励ましや、静かな祈りのいかに難しいことか。
でも、そんな人間になりたいな。

落ち込んでいる人がいたら
「大丈夫。君はめちゃくちゃ最高だ。今まで出会ったことないくらいイケてるよ」
と励まして抱きしめてあげたい。
苦しんでいる人がいたら、何もしてやることが出来なくても、静かに祈りたい。そうして自分の生活を明るく送りたい。

僕のお節介は、どうしたら助けてあげられるんだろうと、自分まで苦しんでしまうことだ。
おかげでずいぶんスマートじゃない生き方をしてきてしまった。

それに気づいたのが、最近だ。
僕はこれから変わっていってしまうかもしれない。
痛みに鈍感になるかもしれない。
人の弱さにも鈍感になるかもしれない。
そのことを、少し悲しく思う。
/
童話「雪渡り」は少年の四郎と妹のかん子の冒険物語だ。
この物語を読みながら、僕は少年に返った。
きっと心をシンクロして音楽を奏でていた高井息吹さんも童心に返っていたかもしれない。
青白い銀世界で歌い踊りながら、自分はこれからどんな人間になるんだろうと思った。
純真な心はどこまでも傷つきやすく、脆い。

悲しみに満ちた世界の暗闇と、少年と妹がキラキラの瞳で見つめた光明、その間に僕は立っていた。
/
なんかわからないけど。
負けたくないな。
なんかわからないけど。
負けてたまるか。

朝、目が覚める。
このまま眠っていたら本番は中止だろうな。

劇場に着く。
このまま逃げ出せばこの緊張から解放される。

幕が開き、舞台袖で出番が来る。
この足を進めなければ、朗読は始まらないんだ。

全ての自由が、全ての選択が、僕のこの足にある。

それでも僕は進んだ。進んでいった。
この反省も、恥も、友愛も、絶望も、希望も、暖かい拍手も、涙も、三日間で味わい尽くした。
/
たくさんの人と出会った。
花巻の人々、闘病中の大切な人、友達、家族や親戚。
この公演をやるために、宮沢賢治の言葉を考え続け、何日も何日も列車に乗って、旅をしながら、たくさんの人と出会った。

そうして劇場に辿り着いた。
劇場には友達であり企画者の八十嶋淳(ヤソシマジュン)がいて、高井息吹さんがいて、スタッフたちがいた。
そして観客のみんながいた。
たくさんの出会いだ。
/
もうすぐ、季節と朗読「祈冬」が終わる。
明日からの一週間、千秋楽公演の配信をもってして、僕の宮沢賢治との旅は終わる。

終わって、また始まる。
少しだけ、少しだけ、貴方の悲しみに触れた。
土沢駅。
銀河鉄道の始発駅のモデルになった列車に乗って、僕はこっそり泣いた。
この客車の窓が水族館の窓になって、
大きな水素のりんごの中をかけていって、
サザンクロスを目指して昇っていったんだ。
/
かなしみはちからに。

負けない。悲しみに負けるな。
勝たなくていい。負けるな。
悲しみは心にあっていい。
それを美しく強さに変えるんだ。

僕が物語を読むから。
明日読む物語があれば生きられる。
明日聴く物語があれば生きられる。

がんばろうよ。
君は最高だ。
最高にイケてる。
思慮深くて賢くて優しい人間だ。

部屋の片隅でスマホに文字を打ち込みながら、
僕は静かに祈っている。
この物語と、自分勝手な表現が、誰か一人の心に届きますように。

花巻で出会った七十七歳の伊藤諒子さんは、
僕のために、かつて宮沢賢治がいた川岸で、朗読をしてくれた。
僕の心はあのとき救われた。
役所の人に「宮沢賢治は古い」と言われて落ち込んでいた諒子さん。
「古くなんかないですよ。こんなに歳が離れて、遠くに住んでいる僕たちが賢治を通して出会ったんですよ。すごいことじゃないですか」
/
「朗読、緊張してるんですよね」

「なるようにしかならね。
努力した上で、なるようにしかならね。
みんなじゃなくて、
誰か一人でも感動してくれればいいんだから」

読み続ける。
下手くそでも。誰もいなくなってしまっても。
世界で戦争していても。海の向こうで悲しみが広がっても。
目の前のたった一人のために。
あの諒子さんの川岸に立つ凛とした姿と声を思い出して。

昨夜、配信の映像を見た。
高井息吹さんの歌う曲が、最後まで素晴らしかった。
こんなにまでも心がシンクロして、物語を歌い上げていたんだと改めて知った。
そして自分が高井さんの歌に、ピアノに、無意識のうちにどれだけ助けられていたかを知った。
高井息吹さん、音を捧げてくださって、ほんとうに、ありがとうございました。
/
ご来場いただいた皆さま、心から、ありがとうございました。
あの暖かい拍手を忘れません。
よければまたあの空間に会いに来てください。もっと成長します。

そして、まだ物語を届けることが出来ていない全国の皆さまも、「祈冬」をどうぞよろしくお願いします。
感想があれば、ぜひここに書き込んでください。
ブログのサービスが終了しても、いただいたコメントは保管したいです。

パーソナルBOOKもコツコツ執筆中です。
少しでも恩返しになればと、ひーひー言いながら書いています。

「祈冬」の配信は明日から一週間です。
寂しいとき、眠る前、料理を作りながら、ぜひ何度でも再生してお楽しみください。

https://t.cn/A69hgnp7

本日もおつかれさまでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

2023年2月17日
藤原季節

写真:垂水佳菜

https://t.cn/A6C2nJb0


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