#岚arashi# #相叶雅纪#TBSドラマ初主演で心を閉ざした青年に「今だからこそ心に沁みた」<ひとりぼっち>
相葉雅紀が、2023年春に放送される特別ドラマ「ひとりぼっち ―人と人をつなぐ愛の物語―」(TBS系)で主演を務めることが明らかに。相葉がTBSドラマで主演を務めるのは今回が初であり、石井ふく子作品への参加も初となる。
「ひとりぼっち ―人と人をつなぐ愛の物語―」ストーリー
相葉が演じる主人公・杉信也(すぎ・しんや)は、建築士の資格を持ちながらも水道メーター検針員として働く青年。信也は誰にも言えないつらい過去を抱えていた。それは、15歳で両親も家も失い、その数年後には大好きだった姉までもが病気で急死してしまったことだ。一人取り残された信也は目標を失い「自分はひとりぼっち」と心を閉ざして生きていた。
そんなとき、友人に誘われて訪れたおにぎり専門店「たちばな」で亡くなった姉にそっくりな店主・立花香(たちばな・かおる)と出会う。「おにぎりは人との縁を結ぶ」という香は、そのおせっかいな性格でそれぞれの事情を抱える客たちと関わり、知らず知らずのうちに笑顔にしていく。
相葉雅紀 コメント
――出演のお話を受けたときのお気持ちは?
僕は橋田壽賀子先生の作品を見て育った世代なので、石井ふく子プロデューサーが僕に声を掛けてくださったことは率直に驚きました。また、初めてお会いしたときには「ずっと一緒にお仕事したかったのよ」と言っていただけて、とてもうれしかったです。声を掛けていただいた以上は全力で演じさせていただこうと思いました。
歴史あるチームの一員になるということは緊張しますが、温かく迎え入れてくださったチームの皆さんの心の大きさを感じ、こちらも心が温かくなりました。
――脚本を読まれた感想を教えてください。
今だからこそ、余計に心に沁みました。この数年間は新型コロナウイルスによってリモートが多くなって、人の温もりを感じづらくなっていたと思います。そんな時代だからこそ、人と人とのつながりや温かさ、家族じゃなくても絆は生まれるというのが再認識できたお話でした。
――主人公・杉信也はどんな人物でしょうか?
両親と最愛の姉を亡くしたことで心を閉ざしてしまい、人と関わることを避けている青年です。亡くなった姉にそっくりな店主との出会いがきっかけで、そのおにぎり屋さんに通うようになっていくんですが、最初は夢も希望もなくてただ生きるために働いていた信也が、その店の店主と常連客を通してどのように心が解れていくか、温かさを取り戻していくのか、というところにも注目していただきたいです。
――最後にメッセージをお願いします。
石井プロデューサーが「人は一人では生きていけない」とおっしゃっていましたが、本当にそうだと思います。僕自身も、光栄なことにこうやって作品をやらせていただくとき、応援してくださる視聴者の皆さんの声だったり、キャストの皆さんやスタッフの皆さんと作り上げる達成感は、一人では感じることはできないと思っています。
誰しもが一度は、信也のように「ひとりぼっちだ」と感じる瞬間があると思います。けれど、ちょっと周りを見てみたら、手を差し伸べてくれる人がいる。「ひとりぼっちではない」と、温かく伝えてくれるドラマです。ぜひ、ご覧ください!
石井ふく子氏 コメント
――橋田壽賀子さんへの思いを聞かせていただけますか?
橋田さんとは作家の中で一番長いお付き合いになるのですが、けんかしながらずっとやってきて、それがいい方向に向いていろんなものをつくることができました。ですから、そういう作家とこれから巡り合えるかどうか、非常に不安な気がいたします。
今回の作品では、橋田賞を取られた山本むつみさんと初めてお仕事をさせていただきましたが、私が橋田さんのことをずっと考えながら作品の概要を書いていたことを、彼女もよく分かってくださっていました。
最近の作品は回想シーンが多いなと感じることがあるのですが、それはどうしてなのかというところから話し合いを重ね、心と心をどういうふうにぶつけ合い、どういうふうに愛しみ合うかということを大事に考えていました。それは橋田さんと多くのドラマをやらせていただいたときに一番大切な問題だったからです。ですから、山本さんには登場人物が今どういう気持ちでどういう心をもって現存しているかというのを主体に書いてほしいと伝えて制作しました。
――脚本をつくる中での思いは?
今のテレビ界には心と心がぶつかり合うシーンが大事だと思っています。犯罪物の作品が多いですが、犯罪よりも家族の方が怖いと私は思うんですよね。家族の間での心のすれ違いが多い時代なので、それを家族や友達とどう乗り越えていくのか…。
相葉雅紀が、2023年春に放送される特別ドラマ「ひとりぼっち ―人と人をつなぐ愛の物語―」(TBS系)で主演を務めることが明らかに。相葉がTBSドラマで主演を務めるのは今回が初であり、石井ふく子作品への参加も初となる。
「ひとりぼっち ―人と人をつなぐ愛の物語―」ストーリー
相葉が演じる主人公・杉信也(すぎ・しんや)は、建築士の資格を持ちながらも水道メーター検針員として働く青年。信也は誰にも言えないつらい過去を抱えていた。それは、15歳で両親も家も失い、その数年後には大好きだった姉までもが病気で急死してしまったことだ。一人取り残された信也は目標を失い「自分はひとりぼっち」と心を閉ざして生きていた。
そんなとき、友人に誘われて訪れたおにぎり専門店「たちばな」で亡くなった姉にそっくりな店主・立花香(たちばな・かおる)と出会う。「おにぎりは人との縁を結ぶ」という香は、そのおせっかいな性格でそれぞれの事情を抱える客たちと関わり、知らず知らずのうちに笑顔にしていく。
相葉雅紀 コメント
――出演のお話を受けたときのお気持ちは?
僕は橋田壽賀子先生の作品を見て育った世代なので、石井ふく子プロデューサーが僕に声を掛けてくださったことは率直に驚きました。また、初めてお会いしたときには「ずっと一緒にお仕事したかったのよ」と言っていただけて、とてもうれしかったです。声を掛けていただいた以上は全力で演じさせていただこうと思いました。
歴史あるチームの一員になるということは緊張しますが、温かく迎え入れてくださったチームの皆さんの心の大きさを感じ、こちらも心が温かくなりました。
――脚本を読まれた感想を教えてください。
今だからこそ、余計に心に沁みました。この数年間は新型コロナウイルスによってリモートが多くなって、人の温もりを感じづらくなっていたと思います。そんな時代だからこそ、人と人とのつながりや温かさ、家族じゃなくても絆は生まれるというのが再認識できたお話でした。
――主人公・杉信也はどんな人物でしょうか?
両親と最愛の姉を亡くしたことで心を閉ざしてしまい、人と関わることを避けている青年です。亡くなった姉にそっくりな店主との出会いがきっかけで、そのおにぎり屋さんに通うようになっていくんですが、最初は夢も希望もなくてただ生きるために働いていた信也が、その店の店主と常連客を通してどのように心が解れていくか、温かさを取り戻していくのか、というところにも注目していただきたいです。
――最後にメッセージをお願いします。
石井プロデューサーが「人は一人では生きていけない」とおっしゃっていましたが、本当にそうだと思います。僕自身も、光栄なことにこうやって作品をやらせていただくとき、応援してくださる視聴者の皆さんの声だったり、キャストの皆さんやスタッフの皆さんと作り上げる達成感は、一人では感じることはできないと思っています。
誰しもが一度は、信也のように「ひとりぼっちだ」と感じる瞬間があると思います。けれど、ちょっと周りを見てみたら、手を差し伸べてくれる人がいる。「ひとりぼっちではない」と、温かく伝えてくれるドラマです。ぜひ、ご覧ください!
石井ふく子氏 コメント
――橋田壽賀子さんへの思いを聞かせていただけますか?
橋田さんとは作家の中で一番長いお付き合いになるのですが、けんかしながらずっとやってきて、それがいい方向に向いていろんなものをつくることができました。ですから、そういう作家とこれから巡り合えるかどうか、非常に不安な気がいたします。
今回の作品では、橋田賞を取られた山本むつみさんと初めてお仕事をさせていただきましたが、私が橋田さんのことをずっと考えながら作品の概要を書いていたことを、彼女もよく分かってくださっていました。
最近の作品は回想シーンが多いなと感じることがあるのですが、それはどうしてなのかというところから話し合いを重ね、心と心をどういうふうにぶつけ合い、どういうふうに愛しみ合うかということを大事に考えていました。それは橋田さんと多くのドラマをやらせていただいたときに一番大切な問題だったからです。ですから、山本さんには登場人物が今どういう気持ちでどういう心をもって現存しているかというのを主体に書いてほしいと伝えて制作しました。
――脚本をつくる中での思いは?
今のテレビ界には心と心がぶつかり合うシーンが大事だと思っています。犯罪物の作品が多いですが、犯罪よりも家族の方が怖いと私は思うんですよね。家族の間での心のすれ違いが多い時代なので、それを家族や友達とどう乗り越えていくのか…。
#井上芳雄[超话]# 30号配信是芳托托[互粉]马上就要来了——
这次看repo可以发现好多人都说芳tod和19年比变化非常大,芳也在日经连载里写了一些自己这次塑造角色的理解和心得(和初演的采访比变化不小哦[喵喵][并不简单]),觉得还蛮有意思的,大家可以看一看[羞嗒嗒]以及,果然与不同人合作会碰撞出不一样的感觉呢ww
图二是这几天这一轮的芳托托和属下合影[可怜][团圆兔]
原文出处见评,快去看!
思い返すと、トートを最初に演じたときに難しかったのは、「死神」という人間ではない存在を、お客さまに納得してもらうことでした。そこはハードルが高いと思って、表現に苦労した覚えがあります。今回も、歩き方や声の出し方、しぐさなどを思い出しながら、役を作っていきました。人と違うスピードで歩いたり、妖艶だったり、ゆっくりしたテンポの動きだったりです。それだけに、お芝居で感情を出し過ぎると人間になってしまうという思いがずっとあって、気をつけていました。
でも今回は、そこをあまり意識せず、今までのトートの感じは持ちながらも、自由にお芝居をしています。自然にいろんな感情が出てきて、それはそれで面白いと思っています。トートはエリザベートを映す鏡のような存在で、彼女が弱ったときに現れて、死の世界に誘うのが役割。それをこれまでは寄り添う感じで演じていました。慰めつつ、死の世界に誘うみたいに。でも今は、彼女が悲しんでいようが苦しんでいようが全然気にならず、同調するよりも、死の世界に近づいてきて喜ばしいという気持ちで演じています。それは考えて出てきた表現ではなく、舞台上でエリザベートと対峙したときに出てきた気持ちです。
#井上芳雄#
这次看repo可以发现好多人都说芳tod和19年比变化非常大,芳也在日经连载里写了一些自己这次塑造角色的理解和心得(和初演的采访比变化不小哦[喵喵][并不简单]),觉得还蛮有意思的,大家可以看一看[羞嗒嗒]以及,果然与不同人合作会碰撞出不一样的感觉呢ww
图二是这几天这一轮的芳托托和属下合影[可怜][团圆兔]
原文出处见评,快去看!
思い返すと、トートを最初に演じたときに難しかったのは、「死神」という人間ではない存在を、お客さまに納得してもらうことでした。そこはハードルが高いと思って、表現に苦労した覚えがあります。今回も、歩き方や声の出し方、しぐさなどを思い出しながら、役を作っていきました。人と違うスピードで歩いたり、妖艶だったり、ゆっくりしたテンポの動きだったりです。それだけに、お芝居で感情を出し過ぎると人間になってしまうという思いがずっとあって、気をつけていました。
でも今回は、そこをあまり意識せず、今までのトートの感じは持ちながらも、自由にお芝居をしています。自然にいろんな感情が出てきて、それはそれで面白いと思っています。トートはエリザベートを映す鏡のような存在で、彼女が弱ったときに現れて、死の世界に誘うのが役割。それをこれまでは寄り添う感じで演じていました。慰めつつ、死の世界に誘うみたいに。でも今は、彼女が悲しんでいようが苦しんでいようが全然気にならず、同調するよりも、死の世界に近づいてきて喜ばしいという気持ちで演じています。それは考えて出てきた表現ではなく、舞台上でエリザベートと対峙したときに出てきた気持ちです。
#井上芳雄#
木村拓哉&綾瀬はるかが築き上げた夫婦像【インタビュー】
日本映画最高峰のキャスト・スタッフで製作され、公開前から大きな話題を呼んでいる映画『レジェンド&バタフライ』。戦国武将・織田信長と謎に包まれた彼の正室・濃姫の30年にわたる夫婦の絆をかつてない迫力で描いた感動大作だ。織田信長そして濃姫を演じるのは、これが3度目の共演となる木村拓哉と綾瀬はるか。信長のオーラと濃姫の母性をそのまままとった二人。劇中では息のあった掛け合いが見どころの一つだが、インタビューでもまるで長年、寄り添った夫婦のようなあうんの呼吸を見せた。(取材・文:高山亜紀)
これがきっと最後の織田信長
Q:東映創立70周年記念の大作となりますが、オファーを受けた時の気持ちは?
綾瀬:すごくワクワクしました。「うわ、面白そう」と台本を読む段階から既にときめいていました。
木村:僕の第一印象は、「相当、デカいうねりが来たな」と。乗るかどうか、ジャッジに勇気が必要でした。本当に一生のうち出会えるか否かぐらいの伝説的なうねりが自分の目の前に現れたので、待っていたものではあったんですけど、あまりにもデカくて、巻かれたら1本や2本の骨折じゃすまないだろうなと感じました。実際、乗ってみて感じたのは腹を決めて、乗って良かったということ。ずっと待っていたうねりがこんなにも魅力的で、自分を幸せにしてくれるものだったとは思わなかったです。
Q:木村さんが織田信長を演じるのは今回が2度目ですが、本能寺の変で亡くなった信長と同年代(撮影時49歳)になり、特別な気持ちがあったのでは?
木村:コマーシャルでも何度かやっているので、回数でいったら、多分、4度目ぐらいだと思います。もちろん、特別な気持ちはあります。同世代で、タイムリーな瞬間を重ねられて、「やっと、そういう年齢になれたんだ」と感じました。多分、もう彼を演じることはないだろうと思います。劇中でも流れとしても、きちんとピリオドを打つことができました。彼が生きられなかった、この先の時間を自分はしっかり生きていきたいです。
Q:綾瀬さんはどのように濃姫の人物像を作り上げていったのですか?
綾瀬:情報があまり出てこない人だったので、撮影前に監督と話し合いました。父親の斎藤道三が「女にしとくにはもったいなかった」と言うほどの人物。もし、濃姫が男性だったなら、天下統一ぐらいしてしまうほどの精神力があったかもしれない。監督からは「女性だけど、男まさりで聡明で、それでいて姫なので、武術、茶道、そういったものがなんでも一通り全部、完璧にできる人であってください」というリクエストがありました。さらに「2回、結婚していて、信長とは3回目の結婚になるから、濃姫的に結婚は慣れている」という話にもなりましたね(笑)。信長に対して、隙あらば首をかき切ろうというスパイ的な感じで送り込まれている。だから、最初は信長のことも「うつけものめ!」みたいな感じで見ているところがあるんです。でも、だんだんと真の彼に触れていって、恋をしていく。「子どもから女性になっていく姿を撮りたいです」ということも監督から言われました。
木村版の織田信長は圧倒的な存在感
Q:これまでにも共演していますが、今回、改めて感じたことはありますか?
綾瀬:織田信長という人を演じているから余計にそう思ったのかもしれないのですが、撮影現場にいる佇まいの強さみたいなものをすごく感じました。アクションもそうですけど、気持ちの上でも、絶対に受け止めてもらえる感じがありました。とても安心感があり、恐れずにぶつかっていけました。
木村:濃姫としてもそうなんですけど、元々の性質として、自分から自身を誇示していなくてもつい、目がいってしまう。自然とみんなが魅かれてしまうような圧倒的に説得力のある存在感があり、撮影現場でもそういう印象が強かったです。
綾瀬:メイクなどのせいもあると思うんですけど、劇中、信長の表情が若い頃から、みるみる変わっていくんですね。気づいたら、「あれ? なんかかっこいい!」みたいな。
木村:「あれ?」はいらないんじゃないの(笑)。
綾瀬:濃姫からしてみたら、うつけものから入っていったから(笑)。そこからの変わりように「あれ? すごくかっこいい」と。
木村:また、「あれ?」って言ったよね(笑)
綾瀬:あれ?(笑)。どんどん、いろんなものを背負って、心が無になっていく悲しさとか、いろんな感情を抱かせてくれて。怖さと切なさといろんなものが混じって、圧倒的な存在感でした。
木村と中谷の本気の応戦に綾瀬が大喜び
Q:お二人のシーンで特に印象深かった場面はありますか?
綾瀬:私は初夜の場面ですね、かなり最初の方に撮ったんですけど、「アクションをやっているから、結構、大丈夫だよね?」みたいな感じで聞かれて、私も遠慮せず、やり合えました。動き一つとっても、全て新鮮でした。絶対に受け止めてもらえるから、こちらも思いっきり、のびのびできました。
木村:アクション部の方たちと一緒に考えたシーンもあります。僕が刀を抜いたら、濃姫はすごいスキルで、あっという間にその刀を落として、拾い上げて、僕の喉元に突きつける。「そういうのを思いっきり、やろうよ」って、アクション部の方に提案しました。
綾瀬:そのシーンの撮影では、監督がなかなかカットをかけないので、「姫~っ」と止めに入ってくる(中谷美紀演じる)侍女の各務野に信長が「どけ!」って向かって行って、もうぐちゃぐちゃでした。すっごい面白かったです(笑)。
木村:彼女の役目は姫を守ることだから、それで合っているし、自分からすれば、邪魔でしかない。濃姫の着物の袖も破れていましたけど、各務野の着物はビリビリになっていました。それでも、カットがかからないんです。
綾瀬:まさか、中谷さんに手出しはしないだろうなと思っていたんですけど、大暴れで(笑)。本編ではカットされていましたが、その後のがめちゃめちゃすごかったんですよ。みんなが本気すぎて。
木村:濃姫がお酒の器を片づけようとするシーンも印象に残っています。腰を低くした彼女のボディーラインがすごくきれいに出るから、彼女の後姿を信長がまじまじと見て、彼女がこっちを向く時は興味すらないっていう顔をする。だけど、また後ろを向いた時に、見て……という演技をしたら……。
綾瀬:監督が「かわいい! かわいい!」って大興奮していました。「信長がいいんだよ~」って。
木村:本番中も監督の大きな笑い声や普通に「いいね! いいね!」って会話している声が聞こえてくるんですよ。本番中ですよ。なんだろうなっていう(笑)。
綾瀬:監督、すごく盛り上がっていましたよね。
大友監督の熱量がないとできなかった
Q:大友啓史監督は事前に詳しく説明して、本番はおまかせというタイプの演出なんでしょうか。
綾瀬:私はそんな風に感じました。クランクインする前に一度、お会いした時に、「濃姫はこういうキャラクターなんだよね。こういうところを撮れたらいいな」とか、そういう話をしたように記憶しています。細かく言われる感じはなかったです。
木村:きっと監督には、濃姫像みたいなものがあって、彼女にはいろんな要望を伝えたと思うんですが、僕にはむしろ逆で、僕自身が信長をどう捉えたかを試されているような気がしました。そこで自分が監督にお伝えしたのは、「本当に生き生きとのびのびと生きていた人間に、いかにして鬼になる瞬間が訪れたのかがアクセントになると思います」って言ったら、していたマスクがすっ飛ぶぐらいの勢いで「それ!」って(笑)。
綾瀬:監督って、すごく面白い人なんですよね。とても独特で、話せば話すほど、盛り上がっていってしまう。特に「うん、うん、うん」「そう、そう、そう」「いいね、いいね」って、相槌のリアクションがすごくて。話していると、マスクがどんどん下がってきちゃうんです(笑)。
木村:話している間に、自分の頭の中のイメージがどんどん構築されていくんだろうね。そして、さらに盛り上がっていく。
綾瀬:でも、あれぐらいの熱さがないと、こんな大作は取り仕切れないんだと思います!
映画『レジェンド&バタフライ』は1月27日公開
(C) 2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
【木村拓哉】
ヘアメイク:酒井啓介(MARVEE)/Keisuke Sakai(MARVEE)
スタイリスト:前田勇弥/Yuya Maeda
【綾瀬はるか】
ヘアメイク:中野明海
スタイリスト:山本マナ
https://t.cn/A69WTTPS
日本映画最高峰のキャスト・スタッフで製作され、公開前から大きな話題を呼んでいる映画『レジェンド&バタフライ』。戦国武将・織田信長と謎に包まれた彼の正室・濃姫の30年にわたる夫婦の絆をかつてない迫力で描いた感動大作だ。織田信長そして濃姫を演じるのは、これが3度目の共演となる木村拓哉と綾瀬はるか。信長のオーラと濃姫の母性をそのまままとった二人。劇中では息のあった掛け合いが見どころの一つだが、インタビューでもまるで長年、寄り添った夫婦のようなあうんの呼吸を見せた。(取材・文:高山亜紀)
これがきっと最後の織田信長
Q:東映創立70周年記念の大作となりますが、オファーを受けた時の気持ちは?
綾瀬:すごくワクワクしました。「うわ、面白そう」と台本を読む段階から既にときめいていました。
木村:僕の第一印象は、「相当、デカいうねりが来たな」と。乗るかどうか、ジャッジに勇気が必要でした。本当に一生のうち出会えるか否かぐらいの伝説的なうねりが自分の目の前に現れたので、待っていたものではあったんですけど、あまりにもデカくて、巻かれたら1本や2本の骨折じゃすまないだろうなと感じました。実際、乗ってみて感じたのは腹を決めて、乗って良かったということ。ずっと待っていたうねりがこんなにも魅力的で、自分を幸せにしてくれるものだったとは思わなかったです。
Q:木村さんが織田信長を演じるのは今回が2度目ですが、本能寺の変で亡くなった信長と同年代(撮影時49歳)になり、特別な気持ちがあったのでは?
木村:コマーシャルでも何度かやっているので、回数でいったら、多分、4度目ぐらいだと思います。もちろん、特別な気持ちはあります。同世代で、タイムリーな瞬間を重ねられて、「やっと、そういう年齢になれたんだ」と感じました。多分、もう彼を演じることはないだろうと思います。劇中でも流れとしても、きちんとピリオドを打つことができました。彼が生きられなかった、この先の時間を自分はしっかり生きていきたいです。
Q:綾瀬さんはどのように濃姫の人物像を作り上げていったのですか?
綾瀬:情報があまり出てこない人だったので、撮影前に監督と話し合いました。父親の斎藤道三が「女にしとくにはもったいなかった」と言うほどの人物。もし、濃姫が男性だったなら、天下統一ぐらいしてしまうほどの精神力があったかもしれない。監督からは「女性だけど、男まさりで聡明で、それでいて姫なので、武術、茶道、そういったものがなんでも一通り全部、完璧にできる人であってください」というリクエストがありました。さらに「2回、結婚していて、信長とは3回目の結婚になるから、濃姫的に結婚は慣れている」という話にもなりましたね(笑)。信長に対して、隙あらば首をかき切ろうというスパイ的な感じで送り込まれている。だから、最初は信長のことも「うつけものめ!」みたいな感じで見ているところがあるんです。でも、だんだんと真の彼に触れていって、恋をしていく。「子どもから女性になっていく姿を撮りたいです」ということも監督から言われました。
木村版の織田信長は圧倒的な存在感
Q:これまでにも共演していますが、今回、改めて感じたことはありますか?
綾瀬:織田信長という人を演じているから余計にそう思ったのかもしれないのですが、撮影現場にいる佇まいの強さみたいなものをすごく感じました。アクションもそうですけど、気持ちの上でも、絶対に受け止めてもらえる感じがありました。とても安心感があり、恐れずにぶつかっていけました。
木村:濃姫としてもそうなんですけど、元々の性質として、自分から自身を誇示していなくてもつい、目がいってしまう。自然とみんなが魅かれてしまうような圧倒的に説得力のある存在感があり、撮影現場でもそういう印象が強かったです。
綾瀬:メイクなどのせいもあると思うんですけど、劇中、信長の表情が若い頃から、みるみる変わっていくんですね。気づいたら、「あれ? なんかかっこいい!」みたいな。
木村:「あれ?」はいらないんじゃないの(笑)。
綾瀬:濃姫からしてみたら、うつけものから入っていったから(笑)。そこからの変わりように「あれ? すごくかっこいい」と。
木村:また、「あれ?」って言ったよね(笑)
綾瀬:あれ?(笑)。どんどん、いろんなものを背負って、心が無になっていく悲しさとか、いろんな感情を抱かせてくれて。怖さと切なさといろんなものが混じって、圧倒的な存在感でした。
木村と中谷の本気の応戦に綾瀬が大喜び
Q:お二人のシーンで特に印象深かった場面はありますか?
綾瀬:私は初夜の場面ですね、かなり最初の方に撮ったんですけど、「アクションをやっているから、結構、大丈夫だよね?」みたいな感じで聞かれて、私も遠慮せず、やり合えました。動き一つとっても、全て新鮮でした。絶対に受け止めてもらえるから、こちらも思いっきり、のびのびできました。
木村:アクション部の方たちと一緒に考えたシーンもあります。僕が刀を抜いたら、濃姫はすごいスキルで、あっという間にその刀を落として、拾い上げて、僕の喉元に突きつける。「そういうのを思いっきり、やろうよ」って、アクション部の方に提案しました。
綾瀬:そのシーンの撮影では、監督がなかなかカットをかけないので、「姫~っ」と止めに入ってくる(中谷美紀演じる)侍女の各務野に信長が「どけ!」って向かって行って、もうぐちゃぐちゃでした。すっごい面白かったです(笑)。
木村:彼女の役目は姫を守ることだから、それで合っているし、自分からすれば、邪魔でしかない。濃姫の着物の袖も破れていましたけど、各務野の着物はビリビリになっていました。それでも、カットがかからないんです。
綾瀬:まさか、中谷さんに手出しはしないだろうなと思っていたんですけど、大暴れで(笑)。本編ではカットされていましたが、その後のがめちゃめちゃすごかったんですよ。みんなが本気すぎて。
木村:濃姫がお酒の器を片づけようとするシーンも印象に残っています。腰を低くした彼女のボディーラインがすごくきれいに出るから、彼女の後姿を信長がまじまじと見て、彼女がこっちを向く時は興味すらないっていう顔をする。だけど、また後ろを向いた時に、見て……という演技をしたら……。
綾瀬:監督が「かわいい! かわいい!」って大興奮していました。「信長がいいんだよ~」って。
木村:本番中も監督の大きな笑い声や普通に「いいね! いいね!」って会話している声が聞こえてくるんですよ。本番中ですよ。なんだろうなっていう(笑)。
綾瀬:監督、すごく盛り上がっていましたよね。
大友監督の熱量がないとできなかった
Q:大友啓史監督は事前に詳しく説明して、本番はおまかせというタイプの演出なんでしょうか。
綾瀬:私はそんな風に感じました。クランクインする前に一度、お会いした時に、「濃姫はこういうキャラクターなんだよね。こういうところを撮れたらいいな」とか、そういう話をしたように記憶しています。細かく言われる感じはなかったです。
木村:きっと監督には、濃姫像みたいなものがあって、彼女にはいろんな要望を伝えたと思うんですが、僕にはむしろ逆で、僕自身が信長をどう捉えたかを試されているような気がしました。そこで自分が監督にお伝えしたのは、「本当に生き生きとのびのびと生きていた人間に、いかにして鬼になる瞬間が訪れたのかがアクセントになると思います」って言ったら、していたマスクがすっ飛ぶぐらいの勢いで「それ!」って(笑)。
綾瀬:監督って、すごく面白い人なんですよね。とても独特で、話せば話すほど、盛り上がっていってしまう。特に「うん、うん、うん」「そう、そう、そう」「いいね、いいね」って、相槌のリアクションがすごくて。話していると、マスクがどんどん下がってきちゃうんです(笑)。
木村:話している間に、自分の頭の中のイメージがどんどん構築されていくんだろうね。そして、さらに盛り上がっていく。
綾瀬:でも、あれぐらいの熱さがないと、こんな大作は取り仕切れないんだと思います!
映画『レジェンド&バタフライ』は1月27日公開
(C) 2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
【木村拓哉】
ヘアメイク:酒井啓介(MARVEE)/Keisuke Sakai(MARVEE)
スタイリスト:前田勇弥/Yuya Maeda
【綾瀬はるか】
ヘアメイク:中野明海
スタイリスト:山本マナ
https://t.cn/A69WTTPS
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