#健康身体 健康地球 健康生活#
[きのこ図鑑] 毒きのこ編
中毒事故が毎年発生。原因は約10種の毒きのこ
日本の毒きのこの種類は200以上と考えられ、そのうち、食中毒を起こすことが多いのは約10種類といわれています。中毒事故は毎年発生していて、「ツキヨタケ」「ニガクリタケ」「カキシメジ」などによる中毒例が多く、これらを食べるとおう吐、腹痛や下痢を伴う消化器系の中毒症状が起こります。中には致死性の猛毒を持つものもあり、死亡事故の多くは、「ドクツルタケ」に代表されるテングタケ類によるものです。
毒きのことはいえ、外見が食用のきのこと似ているものもあるので、きのこ狩りなどの際は厳重な注意が必要です。食用のきのこかどうか判別できない場合は、採取せず、決して食べないようにしましょう。
また、迷信のような判別法や毒抜き法を信じるのも非常に危険です。「柄が縦に裂けるきのこは食べられる」「毒きのこは鮮やかで毒々しい色をしている」「塩漬けにすれば、どんなきのこでも食べられる」などの言い伝えは、いずれも誤りです。きのこの特徴を知り、分からないときは、きのこアドバイザーなどの専門家からアドバイスを受けることが重要です。
カエンタケ
カエンタケ
夏から秋にかけてブナなどの広葉樹林の地上に群生。毒性が強く、触っただけでも炎症が起きることがある。食べて死亡した例もある。
ベニテングタケ
ベニテングタケ
夏から秋にマツなどの針葉樹林やシラカバなどの広葉樹林の地上に発生。大型で、タマゴタケと間違えやすいので特に注意。
カキシメジ
カキシメジ
秋にブナ、コナラなどの雑木林の地上に発生。カサは直径3~8センチメートルで、シイタケと間違えやすい。食べるとおう吐、下痢、腹痛などの中毒症状が起きる。
ニガクリタケ
ニガクリタケ
ナラタケに似ているが、死亡例もあるほど猛毒。針葉樹や広葉樹の枯れ木、倒木などに群生し、通年発生する。
オオシロカラカサタケ
オオシロカラカサタケ
初夏から秋にかけて発生する大型の毒きのこで、肥沃な土壌を好む。カサは白い饅頭形で、表皮が裂けて褐色のウロコ様になる。
ドクツルタケ
ドクツルタケ
食べるとコレラのような症状が出た後、死に至る場合も。初夏から秋に針葉樹林や広葉樹林の地上に発生。カサの下にツバ、基部には袋状のツボの名残がある。
オオワライタケ
オオワライタケ
幻覚作用を引き起こす神経系の毒があり、カサは黄金色~褐色。初夏から秋にかけて広葉樹の枯れ木などに発生する。
テングタケ
テングタケ
初夏から秋にかけて広葉樹林の地上に発生。茶色のカサに白いいぼが点在するのが特徴だが、いぼは脱落しやすい。消化器系、神経系の中毒症状が出る。
ハナホウキタケ
ハナホウキタケ
夏から秋にかけて針葉樹林や広葉樹林の地上に発生。サーモンピンクのサンゴのような形状。消化器系の中毒が起こることがあるといわれる。
ツキヨタケ
ツキヨタケ
秋にブナの枯れ木などに群生。カサは主に半円形で10~20センチメートルほど。初めは黄褐色、後に紫褐色~暗褐色になる。猛毒で、ヒラタケやシイタケと間違えやすいので要注意。
タマシロオニタケ
タマシロオニタケ
コレラのような症状が出るなど、死に至る猛毒を持つ中型のきのこ。カサには脱落しやすいいぼがあり、後に平らに開く。夏から秋にかけて広葉樹林などの地上に発生。
ヒトヨタケ
ヒトヨタケ
飲酒前後に食べるとアルコールの分解が阻害され、中毒症状が出るといわれる。カサは初めは卵形。春から秋に庭先や道端でも見られる。
スギヒラタケ
スギヒラタケ
夏から秋にスギ、マツなどの倒木や古株に群生。カサは白色で扇のような形状。脚の脱力、意識障害などを伴う急性脳症を引き起こす。
フクロツルタケ
フクロツルタケ
夏から秋にブナ科の広葉樹林の地上に発生。死に至る猛毒を持つ。白地に茶褐色のウロコ状のカサ、基部の大きな袋状のツボが特徴。
取材・文/三浦良江
[きのこ図鑑] 毒きのこ編
中毒事故が毎年発生。原因は約10種の毒きのこ
日本の毒きのこの種類は200以上と考えられ、そのうち、食中毒を起こすことが多いのは約10種類といわれています。中毒事故は毎年発生していて、「ツキヨタケ」「ニガクリタケ」「カキシメジ」などによる中毒例が多く、これらを食べるとおう吐、腹痛や下痢を伴う消化器系の中毒症状が起こります。中には致死性の猛毒を持つものもあり、死亡事故の多くは、「ドクツルタケ」に代表されるテングタケ類によるものです。
毒きのことはいえ、外見が食用のきのこと似ているものもあるので、きのこ狩りなどの際は厳重な注意が必要です。食用のきのこかどうか判別できない場合は、採取せず、決して食べないようにしましょう。
また、迷信のような判別法や毒抜き法を信じるのも非常に危険です。「柄が縦に裂けるきのこは食べられる」「毒きのこは鮮やかで毒々しい色をしている」「塩漬けにすれば、どんなきのこでも食べられる」などの言い伝えは、いずれも誤りです。きのこの特徴を知り、分からないときは、きのこアドバイザーなどの専門家からアドバイスを受けることが重要です。
カエンタケ
カエンタケ
夏から秋にかけてブナなどの広葉樹林の地上に群生。毒性が強く、触っただけでも炎症が起きることがある。食べて死亡した例もある。
ベニテングタケ
ベニテングタケ
夏から秋にマツなどの針葉樹林やシラカバなどの広葉樹林の地上に発生。大型で、タマゴタケと間違えやすいので特に注意。
カキシメジ
カキシメジ
秋にブナ、コナラなどの雑木林の地上に発生。カサは直径3~8センチメートルで、シイタケと間違えやすい。食べるとおう吐、下痢、腹痛などの中毒症状が起きる。
ニガクリタケ
ニガクリタケ
ナラタケに似ているが、死亡例もあるほど猛毒。針葉樹や広葉樹の枯れ木、倒木などに群生し、通年発生する。
オオシロカラカサタケ
オオシロカラカサタケ
初夏から秋にかけて発生する大型の毒きのこで、肥沃な土壌を好む。カサは白い饅頭形で、表皮が裂けて褐色のウロコ様になる。
ドクツルタケ
ドクツルタケ
食べるとコレラのような症状が出た後、死に至る場合も。初夏から秋に針葉樹林や広葉樹林の地上に発生。カサの下にツバ、基部には袋状のツボの名残がある。
オオワライタケ
オオワライタケ
幻覚作用を引き起こす神経系の毒があり、カサは黄金色~褐色。初夏から秋にかけて広葉樹の枯れ木などに発生する。
テングタケ
テングタケ
初夏から秋にかけて広葉樹林の地上に発生。茶色のカサに白いいぼが点在するのが特徴だが、いぼは脱落しやすい。消化器系、神経系の中毒症状が出る。
ハナホウキタケ
ハナホウキタケ
夏から秋にかけて針葉樹林や広葉樹林の地上に発生。サーモンピンクのサンゴのような形状。消化器系の中毒が起こることがあるといわれる。
ツキヨタケ
ツキヨタケ
秋にブナの枯れ木などに群生。カサは主に半円形で10~20センチメートルほど。初めは黄褐色、後に紫褐色~暗褐色になる。猛毒で、ヒラタケやシイタケと間違えやすいので要注意。
タマシロオニタケ
タマシロオニタケ
コレラのような症状が出るなど、死に至る猛毒を持つ中型のきのこ。カサには脱落しやすいいぼがあり、後に平らに開く。夏から秋にかけて広葉樹林などの地上に発生。
ヒトヨタケ
ヒトヨタケ
飲酒前後に食べるとアルコールの分解が阻害され、中毒症状が出るといわれる。カサは初めは卵形。春から秋に庭先や道端でも見られる。
スギヒラタケ
スギヒラタケ
夏から秋にスギ、マツなどの倒木や古株に群生。カサは白色で扇のような形状。脚の脱力、意識障害などを伴う急性脳症を引き起こす。
フクロツルタケ
フクロツルタケ
夏から秋にブナ科の広葉樹林の地上に発生。死に至る猛毒を持つ。白地に茶褐色のウロコ状のカサ、基部の大きな袋状のツボが特徴。
取材・文/三浦良江
#健康身体 健康地球 健康生活#
公開日:2021.02.24
最終更新日:2022.06.21
最近注目されている5-ALAって何?5-ALAに期待できる効果や5-ALAを含んでいる食品を紹介!
目次
最近注目の5-ALAってなに?
5-ALAに期待される効果
5-ALAが含まれている食品
まとめ
疑問
最近5-ALAという言葉を耳にするんですが、一体なんですか?
ユーグレナ 鈴木
5-ALAとはアミノ酸の一種で、身体に良い影響を与えることが研究で示唆されています。
納得
身体にどういう影響があるんですか?5-ALAについてもう少し詳しく教えてください!
ユーグレナ 鈴木
では、今回は5-ALAについてや5-ALAを含む食品について紹介していきます!
最近注目の5-ALAってなに?
5-ALAとは
5-ALAとは5-アミノレブリン酸(ファイブエーエルエーあるいはファイブアラとも呼びます)のことを指します。
あらゆる生命体の細胞の中で作り出されるものである5-ALAは、「生命の根源物質」とも呼ばれています。
5-ALAは鉄と結合することでヘムという物質になります。
このヘムが血液中のヘモグロビンに含まれ、酸素を運ぶはたらきを助けることで、身体のすみずみまでエネルギーを運ぶことができます。
また、植物にとって、5-ALAは葉緑素を生み出すはたらきがあるので、光合成を向上させるはたらきがあります。
これらのはたらきから、動物、植物のエネルギー生成をサポートすることができるので、「生命の根源物質」といわれているのです。
納得
なるほど!5-ALAにはエネルギーをつくる手助けをするはたらきがあるんですね!
ユーグレナ 鈴木
はい!エネルギーを生み出す以外にも身体に嬉しい効果が期待できるので紹介します!
5-ALAに期待される効果
効果
5-ALAは、新型コロナウイルスの感染予防をはじめ、さまざまな効果が期待できます。
そこで、実際にどのような効果が期待できるのか紹介します。
新型コロナウイルスの感染予防
コロナ
長崎大学などが、新型コロナウイルスを含むウイルスの感染を抑制する効果があることを明らかにし、2021年2月8日の国際学術誌に掲載されました。
5-ALAが鉄と結合するとヘムという物質に変化します。
このヘムという物質が新型コロナウイルスの表面に付くと、体内の細胞に侵入することが難しくすることがわかりました。
これによって、体内でウイルスが増殖することを防ぐことができるので、新型コロナウイルスの感染を予防する効果が見込めるのです。
さらに、ウイルスの変異にも対応できる可能性が高いという利点もあり、5-ALAに注目が集まっています。
代謝改善
代謝
人が活動するために必要なエネルギーであるATPは90%以上がミトコンドリアという器官で作り出されます。
ミトコンドリアの機能が加齢などを理由に衰えると、体内にエネルギーが循環しにくくなります。
その結果、老化や成人病といった代謝の悪化によって引き起こされる病気にかかりやすくなります。
しかし、5-ALAを摂取すると、ミトコンドリアの機能が活性化することが研究で明らかになっています。
このことから、5-ALAが代謝を改善し、代謝の低下によって引き起こされる病気の改善が期待されています。
糖尿病の予防
糖尿病
5-ALAを含む物質を使った研究によって、5-ALAが血糖値を改善する効果が明らかになっています。
この研究によると血糖値が上がりやすい人の方がより大きな改善効果があることがわかりました。
さらに、別の研究で糖尿病患者に対して5-ALAを使った同様の研究を行ったところ、睡眠や気分障害も改善する結果が得られました。
一般的な糖尿病を予防する食品には、逆に低血糖を引き起こしてしまう可能性があるものもありますが、5-ALAを摂取することで低血糖の症状などは見られませんでした。
これらの結果から、5-ALAによって糖尿病の予防や改善に効果があり、安全であることが明らかになったのです。
納得
こんなに多くの効果が期待できるんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!次はどのような食品に5-ALAが含まれているか説明します!
5-ALAが含まれている食品
食品
5-ALAは動物や植物のミトコンドリア、植物の葉緑体といった細胞の中に存在し、生物がエネルギーを生み出すときに必要な栄養素です。
では実際に、どんな食品に5-ALAが含まれているのか紹介していきます。
ユーグレナ
ユーグレナ
ユーグレナには、5-ALAが100gあたり100μg含まれています。
これは、5-ALA含有量が多いとされている赤ワインなどと並ぶほどです。
5-ALAは動物や植物のミトコンドリア、植物の葉緑体といった細胞の中に存在し、生物がエネルギーを生み出すときに必要な栄養素です。
そのため、動物、植物両方の性質があり、葉緑体も持ち合わせているユーグレナにも5-ALAが含まれているのです。
また、ユーグレナは動物、植物両方の性質を持つことから、野菜や肉などに含まれるような幅広い栄養素を含み、現在59種類の栄養素が確認されています。
そのため、免疫力を上げ、感染症を予防したいという人や栄養バランスに気を付けている人におすすめです。
納豆
納豆
納豆には、5-ALAが100gあたり25.0μg含まれています。
これは、大豆の100gあたり5~7μg、豆腐100gあたり1.0μgと比べると5-ALAが非常に多く含まれていることがわかります。
さらに、納豆に含まれている納豆菌には整腸作用が期待できます。
腸は人間の免疫作用に大きく影響する免疫細胞が多く集まっています。
なので、腸内環境を整えることは免疫力を上げる上で非常に重要です。
また、納豆に含まれている食物繊維は腸内環境を整えたり、血糖値上昇の抑制、血液中のコレステロール濃度の低下などさまざまな効果が期待できます。
納豆に関しては以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
アイコンこちらの記事も読まれています
納豆で腸内環境を整えて免疫力を高めよう!栄養素や効果を解説!
ほうれん草
ほうれん草
ほうれん草には、5-ALAが100gあたり13.8μg含まれています。
これは、にんじんが100gあたり0.8μg、キャベツが100gあたり1.3μg、トマトが100gあたり9.8μgと他の野菜と比べてほうれん草に5-ALAが多く含まれていることがわかります。
さらに、ほうれん草には5-ALAの他に鉄やビタミンCが豊富に含まれています。
5-ALAは鉄と結合することでヘムという物質になり、身体に良い効果をもたらすので、鉄分も豊富に含むほうれん草を食べることで5-ALAの効果をより期待することができます。
赤ワイン
赤ワイン
赤ワインには5-ALAが100gあたり110~173μg含まれています。
赤ワインの原料であるブドウは乾燥したアルカリ土壌で栽培されるので、鉄の含有量が低くなります。
鉄の少ない果汁とともに発酵させる赤ワインはその代償効果として5-ALAが過剰生産されるため、含有量が高いといわれています。
ただし、お酒なので飲みすぎると自律神経のバランスが崩れてしまい、体内の循環機能を下げてしまう可能性もあります。
ですので、飲みすぎには注意するようにしましょう。
自律神経については以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
アイコンこちらの記事も読まれています
自律神経と免疫力の関係は?自律神経を整えて免疫力を上げる方法を解説!
納得
なるほど!これらの食品に多く含まれているのですね!
ユーグレナ 鈴木
はい!ぜひ意識して食事に取り入れてみてください!
まとめ
まとめ
5-ALAは動物や植物のエネルギーを作り出すのに必要なアミノ酸です。
そして、5-ALAが新型コロナウイルスの感染予防をはじめとするさまざまな効果が期待できると注目が集まっています。
ぜひ、意識して5-ALAを含む食品を食事に取り入れるようにしてみましょう。
納得
今日は5-ALAについて教えていただきありがとうございました!
ユーグレナ 鈴木
いえいえ、ぜひ5-ALAに注目してみてください。
納得
はい、ありがとうございます!
鈴木 健吾
監修:鈴木 健吾(研究開発担当 執行役員)
東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。 2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。 2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。 現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。 マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。 東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。
公開日:2021.02.24
最終更新日:2022.06.21
最近注目されている5-ALAって何?5-ALAに期待できる効果や5-ALAを含んでいる食品を紹介!
目次
最近注目の5-ALAってなに?
5-ALAに期待される効果
5-ALAが含まれている食品
まとめ
疑問
最近5-ALAという言葉を耳にするんですが、一体なんですか?
ユーグレナ 鈴木
5-ALAとはアミノ酸の一種で、身体に良い影響を与えることが研究で示唆されています。
納得
身体にどういう影響があるんですか?5-ALAについてもう少し詳しく教えてください!
ユーグレナ 鈴木
では、今回は5-ALAについてや5-ALAを含む食品について紹介していきます!
最近注目の5-ALAってなに?
5-ALAとは
5-ALAとは5-アミノレブリン酸(ファイブエーエルエーあるいはファイブアラとも呼びます)のことを指します。
あらゆる生命体の細胞の中で作り出されるものである5-ALAは、「生命の根源物質」とも呼ばれています。
5-ALAは鉄と結合することでヘムという物質になります。
このヘムが血液中のヘモグロビンに含まれ、酸素を運ぶはたらきを助けることで、身体のすみずみまでエネルギーを運ぶことができます。
また、植物にとって、5-ALAは葉緑素を生み出すはたらきがあるので、光合成を向上させるはたらきがあります。
これらのはたらきから、動物、植物のエネルギー生成をサポートすることができるので、「生命の根源物質」といわれているのです。
納得
なるほど!5-ALAにはエネルギーをつくる手助けをするはたらきがあるんですね!
ユーグレナ 鈴木
はい!エネルギーを生み出す以外にも身体に嬉しい効果が期待できるので紹介します!
5-ALAに期待される効果
効果
5-ALAは、新型コロナウイルスの感染予防をはじめ、さまざまな効果が期待できます。
そこで、実際にどのような効果が期待できるのか紹介します。
新型コロナウイルスの感染予防
コロナ
長崎大学などが、新型コロナウイルスを含むウイルスの感染を抑制する効果があることを明らかにし、2021年2月8日の国際学術誌に掲載されました。
5-ALAが鉄と結合するとヘムという物質に変化します。
このヘムという物質が新型コロナウイルスの表面に付くと、体内の細胞に侵入することが難しくすることがわかりました。
これによって、体内でウイルスが増殖することを防ぐことができるので、新型コロナウイルスの感染を予防する効果が見込めるのです。
さらに、ウイルスの変異にも対応できる可能性が高いという利点もあり、5-ALAに注目が集まっています。
代謝改善
代謝
人が活動するために必要なエネルギーであるATPは90%以上がミトコンドリアという器官で作り出されます。
ミトコンドリアの機能が加齢などを理由に衰えると、体内にエネルギーが循環しにくくなります。
その結果、老化や成人病といった代謝の悪化によって引き起こされる病気にかかりやすくなります。
しかし、5-ALAを摂取すると、ミトコンドリアの機能が活性化することが研究で明らかになっています。
このことから、5-ALAが代謝を改善し、代謝の低下によって引き起こされる病気の改善が期待されています。
糖尿病の予防
糖尿病
5-ALAを含む物質を使った研究によって、5-ALAが血糖値を改善する効果が明らかになっています。
この研究によると血糖値が上がりやすい人の方がより大きな改善効果があることがわかりました。
さらに、別の研究で糖尿病患者に対して5-ALAを使った同様の研究を行ったところ、睡眠や気分障害も改善する結果が得られました。
一般的な糖尿病を予防する食品には、逆に低血糖を引き起こしてしまう可能性があるものもありますが、5-ALAを摂取することで低血糖の症状などは見られませんでした。
これらの結果から、5-ALAによって糖尿病の予防や改善に効果があり、安全であることが明らかになったのです。
納得
こんなに多くの効果が期待できるんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうなんです!次はどのような食品に5-ALAが含まれているか説明します!
5-ALAが含まれている食品
食品
5-ALAは動物や植物のミトコンドリア、植物の葉緑体といった細胞の中に存在し、生物がエネルギーを生み出すときに必要な栄養素です。
では実際に、どんな食品に5-ALAが含まれているのか紹介していきます。
ユーグレナ
ユーグレナ
ユーグレナには、5-ALAが100gあたり100μg含まれています。
これは、5-ALA含有量が多いとされている赤ワインなどと並ぶほどです。
5-ALAは動物や植物のミトコンドリア、植物の葉緑体といった細胞の中に存在し、生物がエネルギーを生み出すときに必要な栄養素です。
そのため、動物、植物両方の性質があり、葉緑体も持ち合わせているユーグレナにも5-ALAが含まれているのです。
また、ユーグレナは動物、植物両方の性質を持つことから、野菜や肉などに含まれるような幅広い栄養素を含み、現在59種類の栄養素が確認されています。
そのため、免疫力を上げ、感染症を予防したいという人や栄養バランスに気を付けている人におすすめです。
納豆
納豆
納豆には、5-ALAが100gあたり25.0μg含まれています。
これは、大豆の100gあたり5~7μg、豆腐100gあたり1.0μgと比べると5-ALAが非常に多く含まれていることがわかります。
さらに、納豆に含まれている納豆菌には整腸作用が期待できます。
腸は人間の免疫作用に大きく影響する免疫細胞が多く集まっています。
なので、腸内環境を整えることは免疫力を上げる上で非常に重要です。
また、納豆に含まれている食物繊維は腸内環境を整えたり、血糖値上昇の抑制、血液中のコレステロール濃度の低下などさまざまな効果が期待できます。
納豆に関しては以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
アイコンこちらの記事も読まれています
納豆で腸内環境を整えて免疫力を高めよう!栄養素や効果を解説!
ほうれん草
ほうれん草
ほうれん草には、5-ALAが100gあたり13.8μg含まれています。
これは、にんじんが100gあたり0.8μg、キャベツが100gあたり1.3μg、トマトが100gあたり9.8μgと他の野菜と比べてほうれん草に5-ALAが多く含まれていることがわかります。
さらに、ほうれん草には5-ALAの他に鉄やビタミンCが豊富に含まれています。
5-ALAは鉄と結合することでヘムという物質になり、身体に良い効果をもたらすので、鉄分も豊富に含むほうれん草を食べることで5-ALAの効果をより期待することができます。
赤ワイン
赤ワイン
赤ワインには5-ALAが100gあたり110~173μg含まれています。
赤ワインの原料であるブドウは乾燥したアルカリ土壌で栽培されるので、鉄の含有量が低くなります。
鉄の少ない果汁とともに発酵させる赤ワインはその代償効果として5-ALAが過剰生産されるため、含有量が高いといわれています。
ただし、お酒なので飲みすぎると自律神経のバランスが崩れてしまい、体内の循環機能を下げてしまう可能性もあります。
ですので、飲みすぎには注意するようにしましょう。
自律神経については以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
アイコンこちらの記事も読まれています
自律神経と免疫力の関係は?自律神経を整えて免疫力を上げる方法を解説!
納得
なるほど!これらの食品に多く含まれているのですね!
ユーグレナ 鈴木
はい!ぜひ意識して食事に取り入れてみてください!
まとめ
まとめ
5-ALAは動物や植物のエネルギーを作り出すのに必要なアミノ酸です。
そして、5-ALAが新型コロナウイルスの感染予防をはじめとするさまざまな効果が期待できると注目が集まっています。
ぜひ、意識して5-ALAを含む食品を食事に取り入れるようにしてみましょう。
納得
今日は5-ALAについて教えていただきありがとうございました!
ユーグレナ 鈴木
いえいえ、ぜひ5-ALAに注目してみてください。
納得
はい、ありがとうございます!
鈴木 健吾
監修:鈴木 健吾(研究開発担当 執行役員)
東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。 2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。 2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。 現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。 マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。 東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。
#健康身体 健康地球 健康生活#
公開日:2021.02.04
最終更新日:2021.06.08
免疫ビタミン「LPS」とは?「LPS」で期待できる効果や多く含まれる食品を紹介!
メインイメージ
目次
免疫ビタミン「LPS」とは
免疫ビタミン「LPS」で期待できる効果
免疫ビタミン「LPS」が多く含まれる食べ物
まとめ
悩む
免疫ビタミンのLPSという言葉を聞いたのですが、何なんですか?
ユーグレナ 鈴木
LPSは、日本語では「糖脂質」や「リポ多糖」と呼ばれる身体にとって嬉しい栄養素なんです!
納得
なるほど!LPSについてもう少し詳しく教えてください!
ユーグレナ 鈴木
分かりました!それではLPSとは何か、LPSの機能などを説明していきます!
免疫ビタミン「LPS」とは
LPSは「リポポリサッカライド(Lipopolysaccharide)」の略で、日本語では「糖脂質」や「リポ多糖」と呼ばれる栄養素です。
LPSは土の中や海の微生物に多く存在するため、野菜や穀物、海藻類などに豊富に含まれています。
そんなLPSはビタミンの定義とされている「微量で動物の正常な生理機能を調節する」などの条件を全てクリアしており、免疫力を上げる効果が期待できるので、免疫ビタミンと呼ばれています。
具体的には、体内に侵入したウイルスや細菌などを排除するはたらきをする、「マクロファージ」と呼ばれる細胞を活性化させることから、免疫力を高めてくれます。
さらに、肌の免疫機能にも作用するため、美容にも嬉しい栄養素として注目されています。
納得
なるほど!ビタミンに近い性質を持っているから免疫ビタミンと呼ばれるんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうです!では、LPSの他の機能を紹介します!
免疫ビタミン「LPS」で期待できる効果
期待できる効果
LPSには免疫ビタミンといわれるように、免疫力を上げる効果が期待できます。
さらに、免疫力をあげる以外にも嬉しい効果が期待できるのでそちらも紹介します。
アルツハイマー病の予防
アルツハイマー
LPSはアルツハイマー病のリスクを下げるといわれています。
アルツハイマー病は脳内に「アミロイドβ」という物質が増えすぎることで起こる病気です。
加齢とともにアミロイドβは増えますが、健康的な状態であれば脳内のマクロファージ細胞がアミロイドβの蓄積を防いでくれます。
つまり、LPSを摂取することでマクロファージを活発化させ、アルツハイマー病の予防に効果があるといわれています。
花粉症の予防
花粉症
花粉症やアレルギー症状は免疫のバランスが崩れることで起こります。
LPSが免疫力を保つはたらきを持つマクロファージ細胞を活性化することによって免疫のバランスが整い、花粉症を抑制する効果があったことがわかっています。
マウスにスギ花粉を与えて花粉症にする実験で、LPSを与えたときと与えなかった時を比較し、LPSを与えたときは花粉症の症状が出にくくなったことが明らかになりました。
このことから、LPSを摂取することで、花粉症を予防、抑制できる効果が期待できます。
肌荒れの予防
肌荒れ
LPSは肌荒れを防いだり、炎症を改善するといった効果があります。
LPSは、肌の乾燥、刺激やウイルスの侵入を防ぐ役割を持つ「ケラチノサイト」という物質のはたらきを高める効果があります。
また、LPSは炎症の原因である「ケモカイン」という物質を分泌する「ランゲルハンス細胞」のはたらきを抑える効果があることがわかっています。
これらの結果からLPSは肌荒れの予防に効果が期待できます。
がんの予防
がん
がんは、加齢やストレスで発症率が増加します。
がんが加齢やストレスで発生しやすくなる理由の1つに、免疫機能が衰え、マクロファージ細胞などのはたらきが鈍くなることがあげられます。
マクロファージ細胞はがん細胞が増加するのを監視し、防ぐはたらきがあるので、LPSでマクロファージ細胞を活性化することでがんになりにくくすることが期待できます。
納得
免疫力を上げる以外にもこんなに多くの効果が見込めるんですね!
ユーグレナ 鈴木
はい!ぜひ意識してLPSを摂取してほしいです!
悩む
でもLPSはどんなものに含まれているんですか?
ユーグレナ 鈴木
では、LPSが多く含まれている食べ物を紹介しますね!
免疫ビタミン「LPS」が多く含まれる食べ物
食べ物
免疫ビタミンと呼ばれるLPSが身体にさまざまな良い影響を与えることを紹介しました。
次は、LPSがどのような食材に多く含まれているのか説明します。
穀類
玄米
穀類の中でも特に玄米、小麦、蕎麦にLPSが多く含まれています。
LPSは穀類の皮や胚芽部分に多く含まれているので、精白米よりも玄米を、小麦なら全粒粉を、蕎麦であれば十割蕎麦を選ぶことがおすすめです。
また、穀類を未精製で食べる際に残留農薬が不安な方は、農薬や化学肥料を使用しない自然農法などで栽培されたものを選ぶと良いでしょう。
きのこ類
きのこ
きのこ類の中ではひらたけやしいたけがにLPSが多く含まれているのでおすすめです。
きのこ類はLPS以外にもビタミンや食物繊維が含まれているので免疫力を上げる食べ物として優れています。
きのこに含まれているビタミン群は水で煮ると溶け出してしまいます。
そのため煮た場合には、スープを一緒に飲むことできのこに含まれるビタミンB群を効率よく摂取することができます。
海藻類
わかめ
LPSは海藻類にも多く含まれています。
その中でも特にワカメやめかぶに多く含まれていることがわかっています。
さらに、海藻類は海の中の養分を吸収して育ち、LPS以外にも豊富な栄養素を含んでいることから「海の野菜」ともいわれています。
乾燥した海藻を水で戻す場合、戻し汁を捨てずに調理することでLPSを無駄なく摂取することが出来ます。
また、栄養豊富で近年注目のスーパーフードであるユーグレナは、藻の一種なので海藻類と同じようにLPSも多く含まれているのでぜひ摂取してみてください。
根菜
レンコン
LPSは主に土壌に含まれる菌に由来する成分なので、根菜にはLPSが多く含まれています。
レンコンやにんじん、ゴボウなどに特に多く含まれています。
LPSは根菜の皮に特に豊富に含まれているため、にんじんなどは皮ごと食べるのがおすすめです。
納得
LPSはこれらの食べ物に多く含まれているんですね!
ユーグレナ 鈴木
はい!食べ物の外側に多く含まれているので未精製のものや皮を食べることが大切です!
まとめ
免疫ビタミンと呼ばれるLPSはビタミンの定義を全て満たし、免疫力を上げる効果が期待できます。
そして、LPSを摂取することでアルツハイマー病、花粉症などさまざまな症状に効果があるといわれています。
LPSが多く含まれている穀類、きのこ類、海藻類、根菜を食べて免疫力を上げてみてはいかがでしょうか。
納得
今日はLPSについて教えていただきありがとうございました!
ユーグレナ 鈴木
いえいえ、ぜひLPSが豊富に含まれている食べ物を食べてみてください。
笑顔
はい、ありがとうございます!
鈴木 健吾
監修:鈴木 健吾(研究開発担当 執行役員)
東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。
2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。
2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。
現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。
マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。
東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。
公開日:2021.02.04
最終更新日:2021.06.08
免疫ビタミン「LPS」とは?「LPS」で期待できる効果や多く含まれる食品を紹介!
メインイメージ
目次
免疫ビタミン「LPS」とは
免疫ビタミン「LPS」で期待できる効果
免疫ビタミン「LPS」が多く含まれる食べ物
まとめ
悩む
免疫ビタミンのLPSという言葉を聞いたのですが、何なんですか?
ユーグレナ 鈴木
LPSは、日本語では「糖脂質」や「リポ多糖」と呼ばれる身体にとって嬉しい栄養素なんです!
納得
なるほど!LPSについてもう少し詳しく教えてください!
ユーグレナ 鈴木
分かりました!それではLPSとは何か、LPSの機能などを説明していきます!
免疫ビタミン「LPS」とは
LPSは「リポポリサッカライド(Lipopolysaccharide)」の略で、日本語では「糖脂質」や「リポ多糖」と呼ばれる栄養素です。
LPSは土の中や海の微生物に多く存在するため、野菜や穀物、海藻類などに豊富に含まれています。
そんなLPSはビタミンの定義とされている「微量で動物の正常な生理機能を調節する」などの条件を全てクリアしており、免疫力を上げる効果が期待できるので、免疫ビタミンと呼ばれています。
具体的には、体内に侵入したウイルスや細菌などを排除するはたらきをする、「マクロファージ」と呼ばれる細胞を活性化させることから、免疫力を高めてくれます。
さらに、肌の免疫機能にも作用するため、美容にも嬉しい栄養素として注目されています。
納得
なるほど!ビタミンに近い性質を持っているから免疫ビタミンと呼ばれるんですね!
ユーグレナ 鈴木
そうです!では、LPSの他の機能を紹介します!
免疫ビタミン「LPS」で期待できる効果
期待できる効果
LPSには免疫ビタミンといわれるように、免疫力を上げる効果が期待できます。
さらに、免疫力をあげる以外にも嬉しい効果が期待できるのでそちらも紹介します。
アルツハイマー病の予防
アルツハイマー
LPSはアルツハイマー病のリスクを下げるといわれています。
アルツハイマー病は脳内に「アミロイドβ」という物質が増えすぎることで起こる病気です。
加齢とともにアミロイドβは増えますが、健康的な状態であれば脳内のマクロファージ細胞がアミロイドβの蓄積を防いでくれます。
つまり、LPSを摂取することでマクロファージを活発化させ、アルツハイマー病の予防に効果があるといわれています。
花粉症の予防
花粉症
花粉症やアレルギー症状は免疫のバランスが崩れることで起こります。
LPSが免疫力を保つはたらきを持つマクロファージ細胞を活性化することによって免疫のバランスが整い、花粉症を抑制する効果があったことがわかっています。
マウスにスギ花粉を与えて花粉症にする実験で、LPSを与えたときと与えなかった時を比較し、LPSを与えたときは花粉症の症状が出にくくなったことが明らかになりました。
このことから、LPSを摂取することで、花粉症を予防、抑制できる効果が期待できます。
肌荒れの予防
肌荒れ
LPSは肌荒れを防いだり、炎症を改善するといった効果があります。
LPSは、肌の乾燥、刺激やウイルスの侵入を防ぐ役割を持つ「ケラチノサイト」という物質のはたらきを高める効果があります。
また、LPSは炎症の原因である「ケモカイン」という物質を分泌する「ランゲルハンス細胞」のはたらきを抑える効果があることがわかっています。
これらの結果からLPSは肌荒れの予防に効果が期待できます。
がんの予防
がん
がんは、加齢やストレスで発症率が増加します。
がんが加齢やストレスで発生しやすくなる理由の1つに、免疫機能が衰え、マクロファージ細胞などのはたらきが鈍くなることがあげられます。
マクロファージ細胞はがん細胞が増加するのを監視し、防ぐはたらきがあるので、LPSでマクロファージ細胞を活性化することでがんになりにくくすることが期待できます。
納得
免疫力を上げる以外にもこんなに多くの効果が見込めるんですね!
ユーグレナ 鈴木
はい!ぜひ意識してLPSを摂取してほしいです!
悩む
でもLPSはどんなものに含まれているんですか?
ユーグレナ 鈴木
では、LPSが多く含まれている食べ物を紹介しますね!
免疫ビタミン「LPS」が多く含まれる食べ物
食べ物
免疫ビタミンと呼ばれるLPSが身体にさまざまな良い影響を与えることを紹介しました。
次は、LPSがどのような食材に多く含まれているのか説明します。
穀類
玄米
穀類の中でも特に玄米、小麦、蕎麦にLPSが多く含まれています。
LPSは穀類の皮や胚芽部分に多く含まれているので、精白米よりも玄米を、小麦なら全粒粉を、蕎麦であれば十割蕎麦を選ぶことがおすすめです。
また、穀類を未精製で食べる際に残留農薬が不安な方は、農薬や化学肥料を使用しない自然農法などで栽培されたものを選ぶと良いでしょう。
きのこ類
きのこ
きのこ類の中ではひらたけやしいたけがにLPSが多く含まれているのでおすすめです。
きのこ類はLPS以外にもビタミンや食物繊維が含まれているので免疫力を上げる食べ物として優れています。
きのこに含まれているビタミン群は水で煮ると溶け出してしまいます。
そのため煮た場合には、スープを一緒に飲むことできのこに含まれるビタミンB群を効率よく摂取することができます。
海藻類
わかめ
LPSは海藻類にも多く含まれています。
その中でも特にワカメやめかぶに多く含まれていることがわかっています。
さらに、海藻類は海の中の養分を吸収して育ち、LPS以外にも豊富な栄養素を含んでいることから「海の野菜」ともいわれています。
乾燥した海藻を水で戻す場合、戻し汁を捨てずに調理することでLPSを無駄なく摂取することが出来ます。
また、栄養豊富で近年注目のスーパーフードであるユーグレナは、藻の一種なので海藻類と同じようにLPSも多く含まれているのでぜひ摂取してみてください。
根菜
レンコン
LPSは主に土壌に含まれる菌に由来する成分なので、根菜にはLPSが多く含まれています。
レンコンやにんじん、ゴボウなどに特に多く含まれています。
LPSは根菜の皮に特に豊富に含まれているため、にんじんなどは皮ごと食べるのがおすすめです。
納得
LPSはこれらの食べ物に多く含まれているんですね!
ユーグレナ 鈴木
はい!食べ物の外側に多く含まれているので未精製のものや皮を食べることが大切です!
まとめ
免疫ビタミンと呼ばれるLPSはビタミンの定義を全て満たし、免疫力を上げる効果が期待できます。
そして、LPSを摂取することでアルツハイマー病、花粉症などさまざまな症状に効果があるといわれています。
LPSが多く含まれている穀類、きのこ類、海藻類、根菜を食べて免疫力を上げてみてはいかがでしょうか。
納得
今日はLPSについて教えていただきありがとうございました!
ユーグレナ 鈴木
いえいえ、ぜひLPSが豊富に含まれている食べ物を食べてみてください。
笑顔
はい、ありがとうございます!
鈴木 健吾
監修:鈴木 健吾(研究開発担当 執行役員)
東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。
2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。
2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。
現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。
マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。
東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。
✋热门推荐