#轻小说#
「星美くんのプロデュース」を読みました。最近は一般文芸に近いライトノベルばかり読んでいましたが、本作は純度100%のライトノベルで、しかもストーリーも文章もよく、最後まで楽しく読ませていただきました!2巻はまだ読んでませんが、ひとまず92点をあげたいところですね。
本作「星美くんのプロデュース」の主人公星美くんは誰もが振り返る隠れ女装男子。そんな彼の秘密が隣の席の陰キャ女子心寧にバレたことで、「秘密を守る代わりに、わたしも可愛くしてください!」と迫られる。物語の前半は質の高いギャグとツッコミの連続で読んでて笑いが止まらず、後半は程よい重さの展開できっちりと締めて、非常に完成された逸品となっております。ストーリーはアニメ映えするので、これはアニメ化されたら人気が出るぞ!と私は確信しているわけです。まあまだ今月に2巻を出したばかりで、半年に1巻のペースなら最速でも2025年になるでしょうけど。
本作はキャラもストーリーもとてもレベルが高いが、何より私はギャグを評価したいと思います。読書の趣味に目覚めたばかりの頃、私小説(一人称視点で書く小説)ってだけで私は一定の評価をしていましたが、目が肥えるにつれ、だんだん私小説に厳しくなっています。そんな私だが、本作の文章を「バカとテストと召喚獣」や「生徒会の一存」と同レベルの最上級クラスだと評価しています(「文学少女」や「よう実」はベクトルが違うため比較対象から除外している)。ただファッションと化粧についてはかなり本腰を入れて描写されているため、男性読者でも最低「イエベ」「ブルベ」の意味を調べてから読むことをオススメしておきます。ちなみに私も男だが、この本を読む前から「イエベ」「ブルベ」の意味がわかっていました(ドヤッ)。
また読んでる途中、ふと「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」というライトノベルを思い出しました。理由は主人公の「過去話」の書き方ですね。「お隣の天使様」は私は5巻まで読んでいますが、主人公の辛い過去をろくに伏線もなくいきなり投げてきたという印象がありました。そこに夢物語すぎる展開とヒロイン設定もあって、私は5巻以降読む気がなくなったのを覚えています(アニメでは確か伏線がちょっと足されていたはず)。比べて本作「星美くんのプロデュース」は1巻目にしてすでに主人公の過去を明かしつつ、伏線になりそうな部分もしっかりとほのめかしているため、作者の技量を感じさせられました。
あと私は本作の作者である悠木りん先生の別作品「こんな小説、書かなければよかった。」も購入して読んでいます。こちらはタイトルからもわかる通り、私的に表現すれば一般文芸に近いライトノベルで、重めのストーリーになっておりますが、同じく自信を持ってオススメできる作品であるのは間違いありません。
悠木りん先生、今後のご活躍も期待しております!
「星美くんのプロデュース」を読みました。最近は一般文芸に近いライトノベルばかり読んでいましたが、本作は純度100%のライトノベルで、しかもストーリーも文章もよく、最後まで楽しく読ませていただきました!2巻はまだ読んでませんが、ひとまず92点をあげたいところですね。
本作「星美くんのプロデュース」の主人公星美くんは誰もが振り返る隠れ女装男子。そんな彼の秘密が隣の席の陰キャ女子心寧にバレたことで、「秘密を守る代わりに、わたしも可愛くしてください!」と迫られる。物語の前半は質の高いギャグとツッコミの連続で読んでて笑いが止まらず、後半は程よい重さの展開できっちりと締めて、非常に完成された逸品となっております。ストーリーはアニメ映えするので、これはアニメ化されたら人気が出るぞ!と私は確信しているわけです。まあまだ今月に2巻を出したばかりで、半年に1巻のペースなら最速でも2025年になるでしょうけど。
本作はキャラもストーリーもとてもレベルが高いが、何より私はギャグを評価したいと思います。読書の趣味に目覚めたばかりの頃、私小説(一人称視点で書く小説)ってだけで私は一定の評価をしていましたが、目が肥えるにつれ、だんだん私小説に厳しくなっています。そんな私だが、本作の文章を「バカとテストと召喚獣」や「生徒会の一存」と同レベルの最上級クラスだと評価しています(「文学少女」や「よう実」はベクトルが違うため比較対象から除外している)。ただファッションと化粧についてはかなり本腰を入れて描写されているため、男性読者でも最低「イエベ」「ブルベ」の意味を調べてから読むことをオススメしておきます。ちなみに私も男だが、この本を読む前から「イエベ」「ブルベ」の意味がわかっていました(ドヤッ)。
また読んでる途中、ふと「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」というライトノベルを思い出しました。理由は主人公の「過去話」の書き方ですね。「お隣の天使様」は私は5巻まで読んでいますが、主人公の辛い過去をろくに伏線もなくいきなり投げてきたという印象がありました。そこに夢物語すぎる展開とヒロイン設定もあって、私は5巻以降読む気がなくなったのを覚えています(アニメでは確か伏線がちょっと足されていたはず)。比べて本作「星美くんのプロデュース」は1巻目にしてすでに主人公の過去を明かしつつ、伏線になりそうな部分もしっかりとほのめかしているため、作者の技量を感じさせられました。
あと私は本作の作者である悠木りん先生の別作品「こんな小説、書かなければよかった。」も購入して読んでいます。こちらはタイトルからもわかる通り、私的に表現すれば一般文芸に近いライトノベルで、重めのストーリーになっておりますが、同じく自信を持ってオススメできる作品であるのは間違いありません。
悠木りん先生、今後のご活躍も期待しております!
凄かった、、、
金原ひとみさんの作品が大好きで、
今回、初めてこの金原さんのエッセイを
読んだのだけど、これはなんというか
「金原さんの小説」という感じで!!
これまで読んできた小説の雰囲気とも同じく、
(暗さと、鋭さと、強烈な比喩、早口言葉感など)
「すごい…金原さんが書く小説って、
金原さんそのままなんだ…!!」
という発見と、感動がありました✨✨✨
エッセイなのに小説を読んでいるかのようで
楽しく、いつもどおり、
夢中で引き込まれてしまった
自己肯定とか
前向きとか
そういうものの方が大切に思われる気がしてたけど これを読むと「自分を愛さない選択肢」もあるのかぁ
と思わされます。
それがいいのか悪いのかはわからないけれど
無理に自分を好きじゃなくていいんだな、
自分を好きじゃない自分だって
受け入れてもいいんだな〜と思える一冊でした
心に響いた言葉
❶
「かつて完成された一つの実として
存在していた誰かへの思いは、
時間や言葉や熱の蓄積の中で誰にも気付けない、
日常に溶け込んだ記憶にも残らない
静電気のようなきっかけから
僅かずつ形を崩し、蝕まれ、腐っていく。
この悲しみは関係の終焉や喪失に対するもの
ではなく、実が熟れ無残に腐る、
花が咲いて枯れる、人が生まれて死ぬ、
そういう不可逆的な変化を伴って
この現実を生きることへの
悲しみなのかもしれない。」
"日常に溶け込んだ記憶にも残らない
静電気のようなきっかけから僅かずつ蝕まれ…"
という表現の秀逸さが好き
そして、関係が破綻するときって
そういうよくわからない小さなきっかけの
積み重ねによるものだよなぁと、改めて
❷
「彼女はフランス人の悪いところを
どろどろに煮詰め、
ソフトキャラメルほどに固めたような人間だ。」
"悪いところをどろどろに煮詰めて
ソフトキャラメルほどに固めた人間"
ソフトキャラメル、という言葉に
なんとなくの可愛さがあって
悪口なのにポップに聞こえる
このバランス感たるや❣️笑
❸
「言った子がいずれ自分の言ったことに
苦しむ日が来るかもしれないこと、
言われた子がその言葉を一生
忘れられないかもしれないこと、
そういうことを言われる可能性のある世界に
生きているということ、
あるいは自分が差別だとは気付かずに吐いた
言葉で誰かが苦しむかもしれないということ、
人の傷つきやすさ、
人の傷つけやすさ、
全てが恐ろしく感じられた。」
わかりすぎてわかりすぎてわかりすぎる…
こういう経験はだれにでもあるはず。
誰かの一言が呪いになってしまったこと、
「え?そんなこと言った?」な言葉を
誰かがずっと覚えていること。
人はみんな、傷つきやすさも、傷つけやすさも
両方あるよね
❹
「ここ数年日本のバラエティ番組や
ワイドショーを見てると死にたくなる。
新居に越して改めて買い直したテレビは、
配線が足りなかったのもあって、
BSとネットに繋いだだけで
地上波は接続していない。
地上波を繋ぐケーブルは死への架け橋。」
死への架け橋…!!
この感情は一般的には過敏かもしれないけれど
すごくわかるなぁと共感してしまった。
テレビなどの映像媒体は、刺激が強すぎる
❺
「好きすぎて好きであることを公言できず、
ライブは常に一人で行った。
ライブに行って歌って汗だくになって泣いて、
一人で帰る時間は純度百パーセントの幸福で、
だからやっぱり誰にもその気持ちを
伝えることはなかった。」
わぁぁっかるーー
好きすぎるものって、誰にも言えない
言葉にすると陳腐になりそうで伝えられないし、 大切な気持ちすぎて、安売りしたくない。笑
誰かに伝えたことで相手のリアクションが見えて 傷ついたりするのがイヤだ…とかも思う。笑
・・・
とまあこんな感じで
金原ひとみさんの作品を読んで
言葉や感性に出会うことで、
いつも刺激をもらいまくっています。
考えるきっかけにもなっています
エッセイって愉快な読み物かと思ってたけど、
これはとてつもなくダークネス。
エッセイへの概念が打ち砕かれた本でもある。
兎にも角にも
金原ひとみさんの言語化力は本当ーーーに
すごいすごいすごすぎるかっこいい
と、さらにファンになる一冊でした!好き!!
公式サイト(https://t.cn/A6oNQWQm)より
内田英治監督・脚本 コメント
本作の重要なキャラクターである永山吐夢役を佐久間大介さんに演じていただきました。とても複雑な感情を持つ難しい役でありますが、撮影前の準備段階から行動の原理や内面的な感情部分など多くの質問をいただき、二人で話し合いながら命を吹き込んだキャラクターです。演技経験がほとんどないということで、そのぶん純度の高い演技を撮影することができました。どうぞスクリーンで、佐久間さんのピュアな感情の変化を見てほしいと思います。
二宮直彦プロデューサー コメント
【永山吐夢】という役は、内田英治監督が新たに生み出した、全く予測の利かない行動で映画を観る人の心を戦慄させる一方で、何故か不思議と愛着をもってしまう強烈なキャラクターです。キャスティングする上で既成の枠にはまらない方を見出したいと考えていた時にバラエティやコンサートで太陽のように誰の心も明るく照らす佐久間大介さんのご活躍が目に留まり、そのプロフェッショナルなお仕事ぶりに徹底した準備を重ねているように感じまして、陰と陽が反転した時に更にこのキャラクターは強くなると確信してオファーさせていただきました。佐久間さんはキャラクターを深く掴もうと何度も内田監督とミーティングを重ねて、お二人で【永山吐夢】を研磨されていきました。現場でその姿を見た時にスタッフ一同震えました。【俳優・佐久間大介】の凄みをスクリーンで是非ご堪能いただきたいです。
内田英治監督・脚本 コメント
本作の重要なキャラクターである永山吐夢役を佐久間大介さんに演じていただきました。とても複雑な感情を持つ難しい役でありますが、撮影前の準備段階から行動の原理や内面的な感情部分など多くの質問をいただき、二人で話し合いながら命を吹き込んだキャラクターです。演技経験がほとんどないということで、そのぶん純度の高い演技を撮影することができました。どうぞスクリーンで、佐久間さんのピュアな感情の変化を見てほしいと思います。
二宮直彦プロデューサー コメント
【永山吐夢】という役は、内田英治監督が新たに生み出した、全く予測の利かない行動で映画を観る人の心を戦慄させる一方で、何故か不思議と愛着をもってしまう強烈なキャラクターです。キャスティングする上で既成の枠にはまらない方を見出したいと考えていた時にバラエティやコンサートで太陽のように誰の心も明るく照らす佐久間大介さんのご活躍が目に留まり、そのプロフェッショナルなお仕事ぶりに徹底した準備を重ねているように感じまして、陰と陽が反転した時に更にこのキャラクターは強くなると確信してオファーさせていただきました。佐久間さんはキャラクターを深く掴もうと何度も内田監督とミーティングを重ねて、お二人で【永山吐夢】を研磨されていきました。現場でその姿を見た時にスタッフ一同震えました。【俳優・佐久間大介】の凄みをスクリーンで是非ご堪能いただきたいです。
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