あの日見た花火のように
僕の中で今も咲き続けているんだ
心にずっと空いた穴を埋めるように
君の涙の欠片がひらりひらり
繋げなかった僕たちの未来はきっと
夏の幻だったから
夜空に満開の花火が上がるころ
君のいない世界で僕は泣いたよ
いつか他の誰かと結ばれても
僕は思い出すのだろう
水樹奈々 ー 恋想花火
僕の中で今も咲き続けているんだ
心にずっと空いた穴を埋めるように
君の涙の欠片がひらりひらり
繋げなかった僕たちの未来はきっと
夏の幻だったから
夜空に満開の花火が上がるころ
君のいない世界で僕は泣いたよ
いつか他の誰かと結ばれても
僕は思い出すのだろう
水樹奈々 ー 恋想花火
#松村北斗# 杂志翻译
MORE 2023年9-10月号增刊
P123 part2
机翻辅用,欢迎捉虫
——————————————————————
『我渴望拥有属于自己的东西,书,电影,音乐,艺术,我如饥似渴地伸出了手。』
我开始认真读书是在2015年,SixTONES成立的那一年。组合结成是一个很大的机会,但同时,考验自己能力的场合也在增加……。
我实在太紧张了,只想一个人待着。作为与周围隔绝的借口之一,我开始读小说。从包里取出单行本打开,就会产生“只属于自己的世界”。很少有人来搭话,大家在后台开始玩也不需要加入。以凑佳苗的推理小说等话题作品为中心,我读了好几本书。然后,才终于意识到。读书变得有趣。
现在回想起来,那个时候有很多“不顺利”的感觉。我想,为了从那里摆脱出来,我拼命寻找着“别人没有的、只属于自己的东西”。还有,“因为组成了group,所以必须更加努力”啦,“必须展现出更多自己的个性”啦,也有焦虑的心情吧。正因为如此,连睡觉的时间都觉得毫无意义。想要通过做一些好像很正经的事来让自己安心,于是读书、看电影、听音乐、去美术馆……。不仅是书,还如饥似渴地向各种文化伸手。那时我坚信“即使没有事先了解的知识,也不在乎别人说什么,重要的是毫不畏惧地去接触”,不摆架子,发现喜欢的作品,就抱着“啊,这个超好吃,下次再吃吧”的感觉,一点一点地耕耘着自己的文化田。不知不觉中,书、电影、音乐、艺术都成了我重要的兴趣。
——————————————————————
『自分だけの何かが欲しくて本に、映画に、音楽に、アートに僕はむさぼるように手を伸ばした』
僕がちゃんと本を読み始めたのは2015年、SixTONESを結成した年でした。結成は大きなチャンスだったけど、同時に、自分の力量を試される場面も増えていって……。
いっぱいいっぱいになってしまった僕は、とにかくひとりになりたくて。周りをシャットアウトする口実のひとつとして、読み始めたのが小説だったんです。かばんから単行本を取り出して開けば“自分だけの世界”が生まれる。めったに誰も話しかけてこないし、楽屋でみんなが遊び始めても加わる必要がない。湊かなえさんのミステリー作品をはじめとする話題作を中心に、僕は何冊もの本を読んでいった。そして、そこでやっと気づくわけですよ。読書の面白さに。
今振り返ると、あの頃は「うまくいかない」と感じることが多くて。そこから抜け出したくて、僕は“ほかの人にはない自分だけの何か”を必死に探していたんだと思う。あとは、「グループを結成したんだからもっと頑張らなきゃ」とか、「自分のキャラクターをもっと出さなくちゃ」とか、焦る気持ちもあったんでしょうね。だからこそ、寝ている時間すら無意味な時間に思えて。もっともらしいことをすることで自分を安心させたくて、本を読み、映画を観て、音楽を聴き、美術館へ通い……。本に限らず、さまざまなカルチャーへむさぼるように手を伸ばした。その頃は「事前知識がなくても、誰に何を言われても気にしない、大事なのは臆せず触れること」と信じて、構えてしまわずに好きな作品を見つけては「あ、これ超おいしい、また食べよう」くらいの感覚で、少しずつ自分のカルチャー畑を耕していった。そして気づけばいつの間にか本も、映画も、音楽も、アートも、僕の大切な趣味になっていたんです。
#SixTONES[超话]##松村北斗[超话]#
MORE 2023年9-10月号增刊
P123 part2
机翻辅用,欢迎捉虫
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『我渴望拥有属于自己的东西,书,电影,音乐,艺术,我如饥似渴地伸出了手。』
我开始认真读书是在2015年,SixTONES成立的那一年。组合结成是一个很大的机会,但同时,考验自己能力的场合也在增加……。
我实在太紧张了,只想一个人待着。作为与周围隔绝的借口之一,我开始读小说。从包里取出单行本打开,就会产生“只属于自己的世界”。很少有人来搭话,大家在后台开始玩也不需要加入。以凑佳苗的推理小说等话题作品为中心,我读了好几本书。然后,才终于意识到。读书变得有趣。
现在回想起来,那个时候有很多“不顺利”的感觉。我想,为了从那里摆脱出来,我拼命寻找着“别人没有的、只属于自己的东西”。还有,“因为组成了group,所以必须更加努力”啦,“必须展现出更多自己的个性”啦,也有焦虑的心情吧。正因为如此,连睡觉的时间都觉得毫无意义。想要通过做一些好像很正经的事来让自己安心,于是读书、看电影、听音乐、去美术馆……。不仅是书,还如饥似渴地向各种文化伸手。那时我坚信“即使没有事先了解的知识,也不在乎别人说什么,重要的是毫不畏惧地去接触”,不摆架子,发现喜欢的作品,就抱着“啊,这个超好吃,下次再吃吧”的感觉,一点一点地耕耘着自己的文化田。不知不觉中,书、电影、音乐、艺术都成了我重要的兴趣。
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『自分だけの何かが欲しくて本に、映画に、音楽に、アートに僕はむさぼるように手を伸ばした』
僕がちゃんと本を読み始めたのは2015年、SixTONESを結成した年でした。結成は大きなチャンスだったけど、同時に、自分の力量を試される場面も増えていって……。
いっぱいいっぱいになってしまった僕は、とにかくひとりになりたくて。周りをシャットアウトする口実のひとつとして、読み始めたのが小説だったんです。かばんから単行本を取り出して開けば“自分だけの世界”が生まれる。めったに誰も話しかけてこないし、楽屋でみんなが遊び始めても加わる必要がない。湊かなえさんのミステリー作品をはじめとする話題作を中心に、僕は何冊もの本を読んでいった。そして、そこでやっと気づくわけですよ。読書の面白さに。
今振り返ると、あの頃は「うまくいかない」と感じることが多くて。そこから抜け出したくて、僕は“ほかの人にはない自分だけの何か”を必死に探していたんだと思う。あとは、「グループを結成したんだからもっと頑張らなきゃ」とか、「自分のキャラクターをもっと出さなくちゃ」とか、焦る気持ちもあったんでしょうね。だからこそ、寝ている時間すら無意味な時間に思えて。もっともらしいことをすることで自分を安心させたくて、本を読み、映画を観て、音楽を聴き、美術館へ通い……。本に限らず、さまざまなカルチャーへむさぼるように手を伸ばした。その頃は「事前知識がなくても、誰に何を言われても気にしない、大事なのは臆せず触れること」と信じて、構えてしまわずに好きな作品を見つけては「あ、これ超おいしい、また食べよう」くらいの感覚で、少しずつ自分のカルチャー畑を耕していった。そして気づけばいつの間にか本も、映画も、音楽も、アートも、僕の大切な趣味になっていたんです。
#SixTONES[超话]##松村北斗[超话]#
电子版采访也来一遍
メジャーデビューから6年、一層エネルギッシュなパフォーマンスで覚醒している、THE RAMPAGE。
現在は、5度目となるアリーナツアーの真っ只中。16人グループの中でボーカルを務めるRIKUさんは、その熱い歌声で会場を沸かせている。
“肉好き”を公言する彼をお連れしたのは、由緒正しい鴨料理の名店。焼きたての鴨を堪能したあと、私生活から仕事まで、29歳のリアルを伺った。
1️⃣「鴨とワインのマリアージュって、こんな幸せな気持ちになるんですね」
出演者と店舗のマッチングが100%と言っていい撮影だった。RIKUさんが筋金入りの鴨好きだったからだ。
「実は、ついこの間も自分で鴨せいろを作って食べたんですよ。スーパーで鴨を買って低温調理をして、鴨だしと鰹昆布だしをブレンドしてつゆも作りました。
体づくりはトレーニングも大事ですけど、一番は食事。鴨は高タンパクで低脂肪なのでよく食べますね」
実食すると、「本当に幸せです。もう将軍になった気持ち(笑)。取材が終わったら(武知)海青とかに連絡して“出合ってしまった”と伝えます」と口にする。
この鴨は誰と一緒に食べたいか聞くと、答えはメンバーかと思いきや、「まずはここにいるスタッフさんたちと。僕だけ食べてズルいですから」と優し過ぎる。
麻布十番に来たのは久しぶりだが、デビュー当時の思い出の街だとか。
「デビューして2〜3年は一ノ橋の交番近くでレコーディングをしていたのでよく来ていました。当時は自分たちでの電車移動。ボーカル3人で寮を出て地下鉄に乗り、六本木で乗り換えて麻布十番駅まで。
3人とも歌唱力が未熟でレコーディングに時間がかかってしまい、ようやく終わった後にディレクターが近くのラーメン屋さんでご馳走してくれたのがいい思い出です。
夏は駅まで汗だくになって歩き、電車で涼んで、スタジオまでまた汗ばんでという記憶。近くのコンビニではいつもフライドチキンを買っていましたね」
2️⃣物理的な距離を、心の距離とイコールにしたくない
数年経ち、今は鴨とワインのマリアージュを知る29歳に。
普段の外食は個室が多くなったが、地元の友達と下北沢でハシゴ酒をして相席になった客と乾杯なんて夜もある。
外食も楽しみつつ、基本は自炊。最近では鯖の味噌煮や豆腐入りハンバーグを作ったという。
メンバーとも互いの家を行き来して料理を楽しむ。
「少し前に海青の家ですき焼きパーティをしました。その時いたのは(神谷)健太とやましょー(山本彰吾)。
海青がいい肉を用意してくれたので、僕と健太はちょっといいウイスキーを持っていき、割り下はやましょーが手際よく作ってくれました」
ライブ直前はアスリートの食生活だ。「本番4時間前までにお米とたまごと鶏肉とサラダといった栄養価の高い固形物を摂り、以降は水分だけ」と、1回で体重が2キロ落ちるほどハードなライブに備える。
加えて格闘技にジョギング、自重トレーニングを行い、8割以上のハイパワーの持続を目指す。そうして備えても、稼働が大きい、とあるパーツの筋肉痛は防げない。
「ファンのみなさんを煽る時は、手を上げて動かすので、実は背中が1番重要。ライブが終わった後の筋肉痛も背中が一番きついです。
ただ大きく煽ればいいわけではなく、自分が一番後ろの席にいたらどう見えるかを意識して動きます。
僕は学生時代、親にEXILEの大きな会場のライブに連れて行ってもらっていて、あの時の端からの景色を知っているからこそ、最前列も後ろの席も同じように楽しんでいただきたい。
物理的な距離を心の距離とイコールにしたくないんです。だから分かりやすく動き、分かりやすく歌うことを心がけています」
昔、遠くから見た憧れのワンシーンが鮮明に残っているから、逆の立場になった時に広い視野でみんなを見ることができる。
元は歌が好きなファンのひとり。少年時代、歌詞カードがぐちゃぐちゃになるまで真似して歌っていた。
サッカー選手を夢見たこともあったが、周りがボーカルの可能性に気づかせてくれた。
「とにかく誰かの“夢”になりたかった。何かをして人を喜ばせたり笑わせたりするのが好きで、じゃあ自分は何なら人に喜んでもらえる可能性が高いかって考えていた中学2年生の頃。
カラオケに行ったら、友達が“RIKUって歌上手いよね”と褒めてくれました。採点ゲームも高得点が出る。
もしかして僕、人より歌うことに長けているのかなって子供ながらに思って、じゃあ本格的にやってみようとネットで調べて、動画で発声の真似を始めました。些細な言葉から前に進めました」
3️⃣「僕たちの“雑草魂”の強さは、LDH随一だと思います」
高校の文化祭では千人の前で歌い、2014年には遂にTHE RAMPAGEのメンバーに。
でも、すんなりスポットライトを浴びたわけではない。
「デビュー前は自分たちでビラを配ってフリーライブをやっても、5人しか来ない日もありました。
デビューしても寮時代、プロのアーティストとして1番忙しくあるべき年末年始にお仕事がなくて、先輩方がテレビの音楽番組で活躍している姿を指をくわえて見ていただけ。
あの悔しさを絶対に忘れないようにしようと当時から話していたから、僕たちの“雑草魂”の強さはLDH随一だと思います。
だから、どこまでいっても満足することはないし、満足したら終わり。常に腹を空かしたハイエナのようでいないと(笑)」
ツアーで全国のアリーナを周る今もストイックな姿勢は揺るがない。
「エンターテインメントはそれぐらい極めていくことに貪欲でないといけないと思うし、ライブを何度も見てくださる方に、お会いする度に強く大きく進化した姿で再会するのが、僕らプロのアーティストの筋。
そこに向かって頑張るエネルギーをくれるのもRAVERS(ファンネーム)であって、本当に素敵な関係を築けていると感謝しかないです。
だから、会場にいる全員が同じ満足度で帰るのは難しいことかもしれないですけど、不可能で終わらせないのがTHE RAMPAGEですよっていう感じです。絶対やってやるんだって気持ちで、僕らは舞台に立っています」
今号のタイトルは「麻布十番の熱気」だが、改めてベストな巡り合わせであった。
RIKUさんの熱気はこれからも冷めることはないだろう。貪欲さというガソリンを絶やさず、同じく熱い仲間とファンが味方でいるからだ。
■プロフィール
RIKU 1994年生まれ、埼玉県出身。2014年にTHE RAMPAGEのメンバーとなり、2017年にメジャーデビュー。この8月2日に「Summer Riot~熱帯夜~ / Everest」が両A面シングルとして発売された。和太鼓演奏グループDRUM TAOとのコラボ、ワイルドなヒップホップと異なる個性で魅了する。
■衣装
ジャケット 115,500円〈タリアトーレ/トレメッツォ TEL:03-5464-1158〉、シャツ 55,000円、パンツ 53,900円〈ともにピーティートリノ/PT JAPAN TEL:03-5485-0058〉、その他スタイリスト私物
メジャーデビューから6年、一層エネルギッシュなパフォーマンスで覚醒している、THE RAMPAGE。
現在は、5度目となるアリーナツアーの真っ只中。16人グループの中でボーカルを務めるRIKUさんは、その熱い歌声で会場を沸かせている。
“肉好き”を公言する彼をお連れしたのは、由緒正しい鴨料理の名店。焼きたての鴨を堪能したあと、私生活から仕事まで、29歳のリアルを伺った。
1️⃣「鴨とワインのマリアージュって、こんな幸せな気持ちになるんですね」
出演者と店舗のマッチングが100%と言っていい撮影だった。RIKUさんが筋金入りの鴨好きだったからだ。
「実は、ついこの間も自分で鴨せいろを作って食べたんですよ。スーパーで鴨を買って低温調理をして、鴨だしと鰹昆布だしをブレンドしてつゆも作りました。
体づくりはトレーニングも大事ですけど、一番は食事。鴨は高タンパクで低脂肪なのでよく食べますね」
実食すると、「本当に幸せです。もう将軍になった気持ち(笑)。取材が終わったら(武知)海青とかに連絡して“出合ってしまった”と伝えます」と口にする。
この鴨は誰と一緒に食べたいか聞くと、答えはメンバーかと思いきや、「まずはここにいるスタッフさんたちと。僕だけ食べてズルいですから」と優し過ぎる。
麻布十番に来たのは久しぶりだが、デビュー当時の思い出の街だとか。
「デビューして2〜3年は一ノ橋の交番近くでレコーディングをしていたのでよく来ていました。当時は自分たちでの電車移動。ボーカル3人で寮を出て地下鉄に乗り、六本木で乗り換えて麻布十番駅まで。
3人とも歌唱力が未熟でレコーディングに時間がかかってしまい、ようやく終わった後にディレクターが近くのラーメン屋さんでご馳走してくれたのがいい思い出です。
夏は駅まで汗だくになって歩き、電車で涼んで、スタジオまでまた汗ばんでという記憶。近くのコンビニではいつもフライドチキンを買っていましたね」
2️⃣物理的な距離を、心の距離とイコールにしたくない
数年経ち、今は鴨とワインのマリアージュを知る29歳に。
普段の外食は個室が多くなったが、地元の友達と下北沢でハシゴ酒をして相席になった客と乾杯なんて夜もある。
外食も楽しみつつ、基本は自炊。最近では鯖の味噌煮や豆腐入りハンバーグを作ったという。
メンバーとも互いの家を行き来して料理を楽しむ。
「少し前に海青の家ですき焼きパーティをしました。その時いたのは(神谷)健太とやましょー(山本彰吾)。
海青がいい肉を用意してくれたので、僕と健太はちょっといいウイスキーを持っていき、割り下はやましょーが手際よく作ってくれました」
ライブ直前はアスリートの食生活だ。「本番4時間前までにお米とたまごと鶏肉とサラダといった栄養価の高い固形物を摂り、以降は水分だけ」と、1回で体重が2キロ落ちるほどハードなライブに備える。
加えて格闘技にジョギング、自重トレーニングを行い、8割以上のハイパワーの持続を目指す。そうして備えても、稼働が大きい、とあるパーツの筋肉痛は防げない。
「ファンのみなさんを煽る時は、手を上げて動かすので、実は背中が1番重要。ライブが終わった後の筋肉痛も背中が一番きついです。
ただ大きく煽ればいいわけではなく、自分が一番後ろの席にいたらどう見えるかを意識して動きます。
僕は学生時代、親にEXILEの大きな会場のライブに連れて行ってもらっていて、あの時の端からの景色を知っているからこそ、最前列も後ろの席も同じように楽しんでいただきたい。
物理的な距離を心の距離とイコールにしたくないんです。だから分かりやすく動き、分かりやすく歌うことを心がけています」
昔、遠くから見た憧れのワンシーンが鮮明に残っているから、逆の立場になった時に広い視野でみんなを見ることができる。
元は歌が好きなファンのひとり。少年時代、歌詞カードがぐちゃぐちゃになるまで真似して歌っていた。
サッカー選手を夢見たこともあったが、周りがボーカルの可能性に気づかせてくれた。
「とにかく誰かの“夢”になりたかった。何かをして人を喜ばせたり笑わせたりするのが好きで、じゃあ自分は何なら人に喜んでもらえる可能性が高いかって考えていた中学2年生の頃。
カラオケに行ったら、友達が“RIKUって歌上手いよね”と褒めてくれました。採点ゲームも高得点が出る。
もしかして僕、人より歌うことに長けているのかなって子供ながらに思って、じゃあ本格的にやってみようとネットで調べて、動画で発声の真似を始めました。些細な言葉から前に進めました」
3️⃣「僕たちの“雑草魂”の強さは、LDH随一だと思います」
高校の文化祭では千人の前で歌い、2014年には遂にTHE RAMPAGEのメンバーに。
でも、すんなりスポットライトを浴びたわけではない。
「デビュー前は自分たちでビラを配ってフリーライブをやっても、5人しか来ない日もありました。
デビューしても寮時代、プロのアーティストとして1番忙しくあるべき年末年始にお仕事がなくて、先輩方がテレビの音楽番組で活躍している姿を指をくわえて見ていただけ。
あの悔しさを絶対に忘れないようにしようと当時から話していたから、僕たちの“雑草魂”の強さはLDH随一だと思います。
だから、どこまでいっても満足することはないし、満足したら終わり。常に腹を空かしたハイエナのようでいないと(笑)」
ツアーで全国のアリーナを周る今もストイックな姿勢は揺るがない。
「エンターテインメントはそれぐらい極めていくことに貪欲でないといけないと思うし、ライブを何度も見てくださる方に、お会いする度に強く大きく進化した姿で再会するのが、僕らプロのアーティストの筋。
そこに向かって頑張るエネルギーをくれるのもRAVERS(ファンネーム)であって、本当に素敵な関係を築けていると感謝しかないです。
だから、会場にいる全員が同じ満足度で帰るのは難しいことかもしれないですけど、不可能で終わらせないのがTHE RAMPAGEですよっていう感じです。絶対やってやるんだって気持ちで、僕らは舞台に立っています」
今号のタイトルは「麻布十番の熱気」だが、改めてベストな巡り合わせであった。
RIKUさんの熱気はこれからも冷めることはないだろう。貪欲さというガソリンを絶やさず、同じく熱い仲間とファンが味方でいるからだ。
■プロフィール
RIKU 1994年生まれ、埼玉県出身。2014年にTHE RAMPAGEのメンバーとなり、2017年にメジャーデビュー。この8月2日に「Summer Riot~熱帯夜~ / Everest」が両A面シングルとして発売された。和太鼓演奏グループDRUM TAOとのコラボ、ワイルドなヒップホップと異なる個性で魅了する。
■衣装
ジャケット 115,500円〈タリアトーレ/トレメッツォ TEL:03-5464-1158〉、シャツ 55,000円、パンツ 53,900円〈ともにピーティートリノ/PT JAPAN TEL:03-5485-0058〉、その他スタイリスト私物
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