困ったことになった。『VIVANT』(TBS系)第7話についてである。正確に言うとドラマそのものではなく、ドラマの外側の話なのだが、記事で書けることがないという悩みだ。
#堺雅人# 一応、このコラムは放送後のレビューという体裁を取っており、本編の内容だったり、見どころや作品のテーマをその都度掘り下げてきた。第7話に関しては番組側が「最大の衝撃」を予告しており、ラスト5分に向かって全てが集約される進行だったため、終盤の出来事に言及しないことには話がまとまらない。ただし、第7話は公式アカウントが事前に考察あるいは予想している人がいないと言うほど衝撃度の高い展開であり、知ってしまうことで視聴意欲が削がれる可能性は高い。「最大の衝撃」に触れるべきか、触れないべきか。それが問題である。
冒頭からくどくどと述べたのは、以上の事情があったためである(決して文字数稼ぎではない)。妥協策として、物語の核心に触れない限度で、各話の最大の見どころ以外と、公式が事前に公表しているトピックは、本編の視聴意欲を損なわず、ドラマへの関心を高める点でも有効と考える。そこで上記の方針に従って記述することにする。
第7話タイトルは「宿命の兄弟の対峙!!そして…」。兄弟っぽいのは乃木(堺雅人)とノゴーン・ベキ(役所広司)の側近である謎の男(二宮和也)、あるいはドラム(富栄ドラム)とチンギス(Barslkhagva Batbold)である。雰囲気重視の後者は除外するとして、乃木と後にノコルとわかる男はすでに兄弟であると判明していた。両者はなぜ対峙することになったのか。前話ラストで、乃木と黒須(松坂桃李)を含む別班の6名が招集されて話題になったが、6人に司令の櫻井(キムラ緑子)から言い渡されたのは、日本をターゲットにするテロ組織・テントの犯行を未然に阻止すること。ベキの息子であり、テントの内情を知る乃木がリーダーに指名された。
別班が動けば公安も動く。乃木の行くところ、そこには野崎(阿部寛)の姿があり、ここでも野崎が一枚噛んでくる。公安が乃木を、別班ではないがテントの情報を知る重要人物として調査を続行する中、バルカ行きの飛行機に乗り合わせた野崎は、言外に乃木と別班の関わりをほのめかした。乃木が別班であることが明かされてから、やや影が薄かった野崎が久々に濃厚な絡みを見せたが、気になるのはその内容だ。
野崎は乃木と薫(二階堂ふみ)の関係が進展していることを把握済みのようで、乃木に恋愛指南をしたりする。野崎が語ったかつての後輩エージェントとの逸話は、男同士の友情を超えた特別なものだ。一方の乃木も野崎を「鶏群の一鶴」「眼光紙背に徹す」と言い、公安という組織で真実を見抜く人間であると評価しており、2人の間に立場を超えた絆があることを示唆していた。ちなみに野崎がジャミーン(Nandin-Erdene Khongorzul)へのお見舞いに持ってきた『ハリー・ポッター』のDVDと、乃木が商談に行くと言ったスネイプ社の名称から、二重スパイの含意を読み解く指摘もあった。
諜報や破壊工作メインの本作において恋愛描写はわずかだが、その例外が第7話である。薫を自宅に誘い、食事を共にした2人は朝を迎える。乃木と薫に野崎を加えた3人は疑似恋愛の三角関係のようで、サスペンスとスリルの真ん中にある人間ドラマが垣間見えた。
これまでにザイール(Erkhembayar Ganbold)、アリ(山中崇)など末端の幹部とのやり取りはあったが、第7話では、テントの本体と言えるベキの側近ノコルに接触することに成功した。そこに至る別班と公安の化かし合いや、秘密裏にミッションを遂行する別班チームの雄姿はぜひ本編で確認してほしい。
何度か出てきたベキこと若き日の乃木卓(林遣都)と妻の明美(高梨臨)が助けを求める中、ヘリコプターが飛び去る幼少期の乃木の回想シーンは、ベキが日本を恨むきっかけになった事件と思われ、ベキの動機を知ることは乃木の任務遂行の上で有益である。それでも、目的のために自分を殺せる乃木があえて私情に走った理由は想像する以外ない。生きていた(vivant)兄と弟の対面に続いて、父子の対峙が実現する中でその感情は奔出するだろうか。
#堺雅人# 一応、このコラムは放送後のレビューという体裁を取っており、本編の内容だったり、見どころや作品のテーマをその都度掘り下げてきた。第7話に関しては番組側が「最大の衝撃」を予告しており、ラスト5分に向かって全てが集約される進行だったため、終盤の出来事に言及しないことには話がまとまらない。ただし、第7話は公式アカウントが事前に考察あるいは予想している人がいないと言うほど衝撃度の高い展開であり、知ってしまうことで視聴意欲が削がれる可能性は高い。「最大の衝撃」に触れるべきか、触れないべきか。それが問題である。
冒頭からくどくどと述べたのは、以上の事情があったためである(決して文字数稼ぎではない)。妥協策として、物語の核心に触れない限度で、各話の最大の見どころ以外と、公式が事前に公表しているトピックは、本編の視聴意欲を損なわず、ドラマへの関心を高める点でも有効と考える。そこで上記の方針に従って記述することにする。
第7話タイトルは「宿命の兄弟の対峙!!そして…」。兄弟っぽいのは乃木(堺雅人)とノゴーン・ベキ(役所広司)の側近である謎の男(二宮和也)、あるいはドラム(富栄ドラム)とチンギス(Barslkhagva Batbold)である。雰囲気重視の後者は除外するとして、乃木と後にノコルとわかる男はすでに兄弟であると判明していた。両者はなぜ対峙することになったのか。前話ラストで、乃木と黒須(松坂桃李)を含む別班の6名が招集されて話題になったが、6人に司令の櫻井(キムラ緑子)から言い渡されたのは、日本をターゲットにするテロ組織・テントの犯行を未然に阻止すること。ベキの息子であり、テントの内情を知る乃木がリーダーに指名された。
別班が動けば公安も動く。乃木の行くところ、そこには野崎(阿部寛)の姿があり、ここでも野崎が一枚噛んでくる。公安が乃木を、別班ではないがテントの情報を知る重要人物として調査を続行する中、バルカ行きの飛行機に乗り合わせた野崎は、言外に乃木と別班の関わりをほのめかした。乃木が別班であることが明かされてから、やや影が薄かった野崎が久々に濃厚な絡みを見せたが、気になるのはその内容だ。
野崎は乃木と薫(二階堂ふみ)の関係が進展していることを把握済みのようで、乃木に恋愛指南をしたりする。野崎が語ったかつての後輩エージェントとの逸話は、男同士の友情を超えた特別なものだ。一方の乃木も野崎を「鶏群の一鶴」「眼光紙背に徹す」と言い、公安という組織で真実を見抜く人間であると評価しており、2人の間に立場を超えた絆があることを示唆していた。ちなみに野崎がジャミーン(Nandin-Erdene Khongorzul)へのお見舞いに持ってきた『ハリー・ポッター』のDVDと、乃木が商談に行くと言ったスネイプ社の名称から、二重スパイの含意を読み解く指摘もあった。
諜報や破壊工作メインの本作において恋愛描写はわずかだが、その例外が第7話である。薫を自宅に誘い、食事を共にした2人は朝を迎える。乃木と薫に野崎を加えた3人は疑似恋愛の三角関係のようで、サスペンスとスリルの真ん中にある人間ドラマが垣間見えた。
これまでにザイール(Erkhembayar Ganbold)、アリ(山中崇)など末端の幹部とのやり取りはあったが、第7話では、テントの本体と言えるベキの側近ノコルに接触することに成功した。そこに至る別班と公安の化かし合いや、秘密裏にミッションを遂行する別班チームの雄姿はぜひ本編で確認してほしい。
何度か出てきたベキこと若き日の乃木卓(林遣都)と妻の明美(高梨臨)が助けを求める中、ヘリコプターが飛び去る幼少期の乃木の回想シーンは、ベキが日本を恨むきっかけになった事件と思われ、ベキの動機を知ることは乃木の任務遂行の上で有益である。それでも、目的のために自分を殺せる乃木があえて私情に走った理由は想像する以外ない。生きていた(vivant)兄と弟の対面に続いて、父子の対峙が実現する中でその感情は奔出するだろうか。
#健康要有文化素養 & 哲學頭腦#
※ ニュースリリースは発表当時の内容を掲載しており、最新の情報とは異なる場合がありますためご注意ください。
2020.05.18
ユーグレナの継続摂取が、現代人が抱える複合的な健康不安を解決し根本から健康へ導く可能性があることを確認しました
ヒト臨床試験で「ストレスによる諸症状の抑制や睡眠の質の改善」を確認
株式会社ユーグレナ
株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、社長:出雲充)は、ヒト臨床試験により、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)粉末を継続的に摂取することで、作業ストレス負荷がかかっている際の自律神経バランス※1の調整やイライラ感・緊張感の抑制、睡眠の質の改善を示す研究成果を確認しました。
本研究の結果は、心身の疲労やストレス、睡眠不足などの現代人が抱える複合的な健康不安を解決し、根本から健康へ導くユーグレナのヘルスケアにおける可能性を示しています。
なお、今回の研究成果は、「第74回日本栄養・食糧学会大会」※2で発表しました。
※1:自律神経は、活動的な働きの交感神経と、リラックスする働きの副交感神経で構成され、内臓の働きや代謝、体温などの機能をコントロールしています。ストレスや疲労によりバランスが崩れると心身に異常をきたします。
※2:第74回日本栄養・食糧学会大会は、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となりましたが、大会ホームページ上での大会講演要旨集の掲載をもって発表が成立しています。https://t.cn/A6OhXtHy
●研究成果の要約
ユーグレナ粉末の継続摂取により、
① 作業ストレス負荷時に自律神経のバランスを調整し、心身の健康を保ちやすくする可能性があることが示されました。
自律神経のバランスが乱れていると、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズに行えず、心身の健康を保つことが難しくなります。ユーグレナ粉末の継続摂取により、自律神経のバランスが整い、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズになります。
② 作業ストレス負荷時のイライラ感や緊張感を抑制することが示されました。
自律神経のバランスが乱れていると、イライラや不安、緊張などを感じやすくなります。自律神経のバランスを整えることで、ストレスによる諸症状を感じにくくなります。
③ 睡眠の質を改善することが示されました。
自律神経のバランスが乱れていると、寝つきが悪い、眠りが浅いなどの睡眠の質の低下につながります。自律神経のバランスを整えることで、満足感の高い睡眠がとりやすくなります。
自律神経バランス
●研究の目的
当社が実施したアンケート調査※3によると、現代人が健康上で気になっていることの上位は「ストレス」「疲れやすい」が40% 近くを占めているほか、厚生労働省など多くの調査においても「ストレス」が上位を占めており多くの現代人がストレスを感じていることが分かりました。
※3:2019年7月実施インターネット調査(全国20~79歳の男女n=1,900)
私たちはストレスから身体を防御するために自律神経系や内分泌系、免疫系のバランスのコントロールをして身体を一定の状態に保っています。しかし、過度なストレスにより、自律神経のバランスが崩れると、ストレスに対する抵抗力が弱まり、睡眠の質の低下や意欲低下などのさまざまな身体的・精神的症状が起こります。それらの症状は、免疫力の低下にもつながり、身体を一定の状態に保つことが困難になるなどの悪循環に陥りやすくなります。
負のサイクル
本研究では、意欲低下や睡眠の質の低下などに悩んでいる20歳から64歳以下の男性及び女性を対象に、ユーグレナ粉末500mg含有食品摂取群、1,000mg含有食品摂取群、3,000mg含有食品摂取群もしくはプラセボ食品摂取群を設定し、摂取前、摂取4週間目、8週間目、12週間目に内田クレペリン検査に準ずる作業ストレス負荷※4とともに、自律神経、心理面、睡眠の質等の各種指標を測定し、ユーグレナ粉末の摂取が身体的・精神的症状に及ぼす影響について確認しました。
※4:一桁の足し算を、5分の休憩をはさんで前半15分、後半15分の30分間実施し、単調な作業を長時間行うことにより生じる作業ストレス負荷。
●研究の内容と結果
① ユーグレナ粉末の継続摂取は、作業ストレス負荷がかかった人において自律神経のバランスを調整することが示されました。
作業ストレス負荷前、作業ストレス負荷直後、作業ストレス負荷60分後の3つのタイミングにおいて、自律神経のバランス(LF/HF値※5)を測定しました。
その結果、作業ストレス負荷によってLF/HF値が上昇し、自律神経バランスの乱れが強く認められた人の摂取4週間後のLF/HF値が、プラセボ食品摂取群と比較して、ユーグレナ粉末500mg以上の摂取で低値を示し、特にユーグレナ粉末1,000mg含有食品摂取群で有意に低値を示しました(図1)。
以上の結果から、ユーグレナ粉末の継続摂取は、作業ストレス負荷がかかった人における自律神経バランスを有意に調整することが示されました。
※5:交感神経と副交感神経が支配している心拍の変動における、副交感神経の活性化を反映する高周波成分(HF)と交感神経の活性化を反映する低周波成分(LF)の比を用いて自律神経バランスを推定します。
図1
図1:自律神経バランス(LF/HF値)の経時的変化
② ユーグレナ粉末の継続摂取は、作業ストレス負荷時のイライラ感や緊張感を抑制することが示されました。
作業ストレス負荷前、作業ストレス負荷直後、作業ストレス負荷60分後の3つのタイミングにおいて、心理面の各種指標をVAS(Visual Analog Scale)※6で測定しました。
その結果、摂取12週間後の作業ストレス負荷後のイライラ感や緊張感の変化量がプラセボ食品摂取群と比較して、ユーグレナ粉末500mg以上の摂取で抑制され、特にユーグレナ粉末1,000mg含有食品摂取群で有意に抑制されました(図2)。
以上の結果から、ユーグレナ粉末の継続摂取は、作業ストレス負荷時のイライラ感や緊張感を抑制することが示されました。
※6:特定の感覚や感情の強度を評価する際に用いられます。
図2
図2:イライラ感、緊張感の経時的変化量
③ ユーグレナ粉末の継続摂取は、睡眠の質を改善することが示されました
ユーグレナ粉末含有食品の摂取前、摂取4週間目、8週間目、12週間目それぞれにおける睡眠への満足度をVASで測定しました。
その結果、摂取4週間後以降に睡眠への満足度の変化量がプラセボ食品摂取群と比較して、ユーグレナ粉末500mg以上の摂取で継時的、濃度依存的に有意な向上が見られました(図3)。
以上の結果から、ユーグレナ粉末の継続摂取は、睡眠の質を改善することが示されました。
図3図3:主観的な睡眠への満足度の経時的変化量
<ユーグレナについて>
ユーグレナは、ワカメや昆布、クロレラと同じ藻の一種で、動物と植物の両方の特徴を持っており、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸など59種類の栄養素をバランスよく含んでいます。なお、ユーグレナ特有の成分でβ-グルカンの一種であるパラミロンは、近年機能性についての研究が進み、食品や化粧品などのヘルスケア分野などでの活用が期待されています。当社は、「栄養不足」「心身の疲労」「免疫力低下」の相互関係の事実をとらえ、健康の基盤を妨げる複合的要因に着目しています。健康の基盤を妨げる要因に左右されずに、からだが本来持つ“つくる・はたらく・まもる”のサイクルを保ち、よりよい状態へ高めることで、一時的ではなく、持続的な健康を叶えることが大切と考えています。
●関連する過去の研究リリース
・微細藻類ユーグレナおよび特有成分パラミロンが免疫細胞や神経細胞に作用することを示唆する研究結果を確認しました(2020年3月)https://t.cn/A6axYRUZ
・ヒト臨床試験により、ミドリムシの継続摂取が脳の状態に効果的に寄与することを確認しました(2019年5月)https://t.cn/A6axYRUA
●「ユーグレナ ヘルスケア・ラボ」https://t.cn/A6OhXtHU
ユーグレナ及び各種素材の健康機能情報や最新の研究成果について情報発信するWebサイトです。
―報道関係者お問い合わせ先―
株式会社ユーグレナ コーポレートコミュニケーション課
※ ニュースリリースは発表当時の内容を掲載しており、最新の情報とは異なる場合がありますためご注意ください。
2020.05.18
ユーグレナの継続摂取が、現代人が抱える複合的な健康不安を解決し根本から健康へ導く可能性があることを確認しました
ヒト臨床試験で「ストレスによる諸症状の抑制や睡眠の質の改善」を確認
株式会社ユーグレナ
株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、社長:出雲充)は、ヒト臨床試験により、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)粉末を継続的に摂取することで、作業ストレス負荷がかかっている際の自律神経バランス※1の調整やイライラ感・緊張感の抑制、睡眠の質の改善を示す研究成果を確認しました。
本研究の結果は、心身の疲労やストレス、睡眠不足などの現代人が抱える複合的な健康不安を解決し、根本から健康へ導くユーグレナのヘルスケアにおける可能性を示しています。
なお、今回の研究成果は、「第74回日本栄養・食糧学会大会」※2で発表しました。
※1:自律神経は、活動的な働きの交感神経と、リラックスする働きの副交感神経で構成され、内臓の働きや代謝、体温などの機能をコントロールしています。ストレスや疲労によりバランスが崩れると心身に異常をきたします。
※2:第74回日本栄養・食糧学会大会は、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となりましたが、大会ホームページ上での大会講演要旨集の掲載をもって発表が成立しています。https://t.cn/A6OhXtHy
●研究成果の要約
ユーグレナ粉末の継続摂取により、
① 作業ストレス負荷時に自律神経のバランスを調整し、心身の健康を保ちやすくする可能性があることが示されました。
自律神経のバランスが乱れていると、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズに行えず、心身の健康を保つことが難しくなります。ユーグレナ粉末の継続摂取により、自律神経のバランスが整い、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズになります。
② 作業ストレス負荷時のイライラ感や緊張感を抑制することが示されました。
自律神経のバランスが乱れていると、イライラや不安、緊張などを感じやすくなります。自律神経のバランスを整えることで、ストレスによる諸症状を感じにくくなります。
③ 睡眠の質を改善することが示されました。
自律神経のバランスが乱れていると、寝つきが悪い、眠りが浅いなどの睡眠の質の低下につながります。自律神経のバランスを整えることで、満足感の高い睡眠がとりやすくなります。
自律神経バランス
●研究の目的
当社が実施したアンケート調査※3によると、現代人が健康上で気になっていることの上位は「ストレス」「疲れやすい」が40% 近くを占めているほか、厚生労働省など多くの調査においても「ストレス」が上位を占めており多くの現代人がストレスを感じていることが分かりました。
※3:2019年7月実施インターネット調査(全国20~79歳の男女n=1,900)
私たちはストレスから身体を防御するために自律神経系や内分泌系、免疫系のバランスのコントロールをして身体を一定の状態に保っています。しかし、過度なストレスにより、自律神経のバランスが崩れると、ストレスに対する抵抗力が弱まり、睡眠の質の低下や意欲低下などのさまざまな身体的・精神的症状が起こります。それらの症状は、免疫力の低下にもつながり、身体を一定の状態に保つことが困難になるなどの悪循環に陥りやすくなります。
負のサイクル
本研究では、意欲低下や睡眠の質の低下などに悩んでいる20歳から64歳以下の男性及び女性を対象に、ユーグレナ粉末500mg含有食品摂取群、1,000mg含有食品摂取群、3,000mg含有食品摂取群もしくはプラセボ食品摂取群を設定し、摂取前、摂取4週間目、8週間目、12週間目に内田クレペリン検査に準ずる作業ストレス負荷※4とともに、自律神経、心理面、睡眠の質等の各種指標を測定し、ユーグレナ粉末の摂取が身体的・精神的症状に及ぼす影響について確認しました。
※4:一桁の足し算を、5分の休憩をはさんで前半15分、後半15分の30分間実施し、単調な作業を長時間行うことにより生じる作業ストレス負荷。
●研究の内容と結果
① ユーグレナ粉末の継続摂取は、作業ストレス負荷がかかった人において自律神経のバランスを調整することが示されました。
作業ストレス負荷前、作業ストレス負荷直後、作業ストレス負荷60分後の3つのタイミングにおいて、自律神経のバランス(LF/HF値※5)を測定しました。
その結果、作業ストレス負荷によってLF/HF値が上昇し、自律神経バランスの乱れが強く認められた人の摂取4週間後のLF/HF値が、プラセボ食品摂取群と比較して、ユーグレナ粉末500mg以上の摂取で低値を示し、特にユーグレナ粉末1,000mg含有食品摂取群で有意に低値を示しました(図1)。
以上の結果から、ユーグレナ粉末の継続摂取は、作業ストレス負荷がかかった人における自律神経バランスを有意に調整することが示されました。
※5:交感神経と副交感神経が支配している心拍の変動における、副交感神経の活性化を反映する高周波成分(HF)と交感神経の活性化を反映する低周波成分(LF)の比を用いて自律神経バランスを推定します。
図1
図1:自律神経バランス(LF/HF値)の経時的変化
② ユーグレナ粉末の継続摂取は、作業ストレス負荷時のイライラ感や緊張感を抑制することが示されました。
作業ストレス負荷前、作業ストレス負荷直後、作業ストレス負荷60分後の3つのタイミングにおいて、心理面の各種指標をVAS(Visual Analog Scale)※6で測定しました。
その結果、摂取12週間後の作業ストレス負荷後のイライラ感や緊張感の変化量がプラセボ食品摂取群と比較して、ユーグレナ粉末500mg以上の摂取で抑制され、特にユーグレナ粉末1,000mg含有食品摂取群で有意に抑制されました(図2)。
以上の結果から、ユーグレナ粉末の継続摂取は、作業ストレス負荷時のイライラ感や緊張感を抑制することが示されました。
※6:特定の感覚や感情の強度を評価する際に用いられます。
図2
図2:イライラ感、緊張感の経時的変化量
③ ユーグレナ粉末の継続摂取は、睡眠の質を改善することが示されました
ユーグレナ粉末含有食品の摂取前、摂取4週間目、8週間目、12週間目それぞれにおける睡眠への満足度をVASで測定しました。
その結果、摂取4週間後以降に睡眠への満足度の変化量がプラセボ食品摂取群と比較して、ユーグレナ粉末500mg以上の摂取で継時的、濃度依存的に有意な向上が見られました(図3)。
以上の結果から、ユーグレナ粉末の継続摂取は、睡眠の質を改善することが示されました。
図3図3:主観的な睡眠への満足度の経時的変化量
<ユーグレナについて>
ユーグレナは、ワカメや昆布、クロレラと同じ藻の一種で、動物と植物の両方の特徴を持っており、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸など59種類の栄養素をバランスよく含んでいます。なお、ユーグレナ特有の成分でβ-グルカンの一種であるパラミロンは、近年機能性についての研究が進み、食品や化粧品などのヘルスケア分野などでの活用が期待されています。当社は、「栄養不足」「心身の疲労」「免疫力低下」の相互関係の事実をとらえ、健康の基盤を妨げる複合的要因に着目しています。健康の基盤を妨げる要因に左右されずに、からだが本来持つ“つくる・はたらく・まもる”のサイクルを保ち、よりよい状態へ高めることで、一時的ではなく、持続的な健康を叶えることが大切と考えています。
●関連する過去の研究リリース
・微細藻類ユーグレナおよび特有成分パラミロンが免疫細胞や神経細胞に作用することを示唆する研究結果を確認しました(2020年3月)https://t.cn/A6axYRUZ
・ヒト臨床試験により、ミドリムシの継続摂取が脳の状態に効果的に寄与することを確認しました(2019年5月)https://t.cn/A6axYRUA
●「ユーグレナ ヘルスケア・ラボ」https://t.cn/A6OhXtHU
ユーグレナ及び各種素材の健康機能情報や最新の研究成果について情報発信するWebサイトです。
―報道関係者お問い合わせ先―
株式会社ユーグレナ コーポレートコミュニケーション課
#健康要有文化素養 & 哲學頭腦#
ユーグレナに含まれる特有成分パラミロンが、ユーグレナの免疫調節機能の主成分であることを示唆する研究成果が得られました。(細胞による試験)
マウス脾臓由来細胞へ、ゲノム編集技術を活用して作出した「パラミロンを蓄積しないユーグレナ」と、「パラミロン高含有ユーグレナ」をそれぞれ添加し、次世代シーケンサーを用いて、48時間培養後の細胞の遺伝子発現を解析しました。その結果、T細胞の活性化マーカーであるCD69とB細胞の活性化マーカーであるCD86の遺伝子発現において、「パラミロン高含有ユーグレナ」では、サンプルを何も添加していないコントロールと比較して発現が高くなりましたが、「パラミロンを蓄積しないユーグレナ」では、その発現に変化が見られませんでした(図)。
出典:第76回日本栄養・食糧学会大会
2022年3月23日株式会社ユーグレナよりニュースリリース
抗原提示とT細胞やB細胞の活性化について
免疫細胞の一種である樹状細胞やマクロファージは、侵入した異物を取り込み分解して、T細胞やB細胞などの他の免疫細胞を活性化します。樹状細胞やマクロファージが、細菌などを細胞内へ取り込んで分解を行った後に、その分解物の一部(抗原)を細胞表面に提示することを抗原提示と呼びます。提示され抗原はT細胞やB細胞などにより認識され、細胞性免疫及び液性免疫を活性化します。
ユーグレナに含まれる特有成分パラミロンが、ユーグレナの免疫調節機能の主成分であることを示唆する研究成果が得られました。(細胞による試験)
マウス脾臓由来細胞へ、ゲノム編集技術を活用して作出した「パラミロンを蓄積しないユーグレナ」と、「パラミロン高含有ユーグレナ」をそれぞれ添加し、次世代シーケンサーを用いて、48時間培養後の細胞の遺伝子発現を解析しました。その結果、T細胞の活性化マーカーであるCD69とB細胞の活性化マーカーであるCD86の遺伝子発現において、「パラミロン高含有ユーグレナ」では、サンプルを何も添加していないコントロールと比較して発現が高くなりましたが、「パラミロンを蓄積しないユーグレナ」では、その発現に変化が見られませんでした(図)。
出典:第76回日本栄養・食糧学会大会
2022年3月23日株式会社ユーグレナよりニュースリリース
抗原提示とT細胞やB細胞の活性化について
免疫細胞の一種である樹状細胞やマクロファージは、侵入した異物を取り込み分解して、T細胞やB細胞などの他の免疫細胞を活性化します。樹状細胞やマクロファージが、細菌などを細胞内へ取り込んで分解を行った後に、その分解物の一部(抗原)を細胞表面に提示することを抗原提示と呼びます。提示され抗原はT細胞やB細胞などにより認識され、細胞性免疫及び液性免疫を活性化します。
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