阪神 18年ぶり「アレ」に王手 きょう決まるか 各地の動き
2023年9月14日 16時24分
プロ野球、セ・リーグの阪神は優勝へのマジックナンバーを「1」とし、優勝に王手をかけました。
阪神は、14日夜、巨人との試合で勝つか、負けても広島が敗れた場合に、18年ぶりのリーグ優勝が決まります。
目次
試合前の甲子園球場「アレの瞬間を見たい」
インコ「キー太」も「アレ」へ熱いエール
試合前の甲子園球場「アレの瞬間を見たい」
本拠地、甲子園球場の周辺には午前中から熱心なファンが訪れ、記念写真を撮るなどしながら午後6時の試合開始を待っていました。
大阪から父親とともに観戦に来た14歳の男子中学生は、「前回優勝したときは生まれていなかったので、大好きな近本選手に打ちまくってもらい、アレの瞬間を見て帰りたいと思います」と話していました。
また、神戸市から訪れた30代の女性は、「自分のネイルに選手の名前を書いて、今、注目されているパイン味のアメも持ってきて、応援の準備は万全です。今シーズンは選手たちがすばらしい活躍を見せてくれていて、阪神ファンで本当によかったと感じています。きょうは絶対にアレするしかありません」と話していました。
インコ「キー太」も「アレ」へ熱いエール
話題を集めているのが、兵庫県尼崎市の黄色のセキセイインコ「キー太(きーた)」くん。
名前の由来は、阪神タイガースのマスコット、キー太です。
SNSに投稿された動画の中で、キー太くんは、阪神の連勝に「阪神勝ったー、やったー」と喜びの声を上げ、「阪神頑張ってや」とか「阪神『アレ』やで」などと、チームにエールを送っています。
また、近本光司選手に向けても「燃えろ燃えろ近本、かっ飛ばせ、近本」などと熱い声援を送っています。
飼い主の日下真弓さんは、夫婦で、長年の阪神タイガースファン。
自宅で阪神戦を観戦して応援しているうちに、一緒に見ていたキー太くんが応援のフレーズや選手の名前を話すようになったということです。
日下さんは「いよいよ『アレ』しそうですが、2年前にはあと一歩で逃しているので、まだ喜びすぎたらアカンでと思いながら、キー太と一緒に応援しています」と話していました。
14日に阪神の優勝が決まる条件は
阪神○か広島●→決定
阪神が14日の巨人戦で勝つか、
負けても広島がヤクルトに負けた場合、阪神の18年ぶりの優勝が決まります。
阪神△広島△→決定 阪神△広島○→決まらず
阪神が引き分けの場合でも条件次第で優勝が決まります。
阪神が引き分けのとき、広島も引き分けた場合は優勝が決定します。
一方、広島が勝った場合は持ち越しとなります。
阪神●広島△→決まらず
また、阪神が負けて広島が引き分けた場合も持ち越しとなります。
14日、阪神は巨人と甲子園球場で広島はヤクルトと神宮球場で対戦し、ともに午後6時試合開始の予定です。
道頓堀川“大腸菌検出 泳げる川ではない”専門家 注意呼びかけ
阪神が優勝すると、大阪市の繁華街などに多くの人が集まり優勝を祝うのが恒例となっていますが、2003年のリーグ優勝時には道頓堀の戎橋から5000人以上が川に飛び込む騒ぎとなり、1人が死亡したほか、複数のけが人が出ました。
この翌年、2004年から、大阪 北区にある日本分析化学専門学校は、川の水の濁りの程度や細菌の数などを調査しています。
水質は改善傾向にあり、去年11月には絶滅危惧種のニホンウナギの生息が確認されましたが、汚れの指標となる大腸菌の検出は続いていて、8月の調査では川の水100ミリリットル当たりおよそ1000個でした。
厚生労働省が定めた遊泳用のプールの基準は「大腸菌が検出されないこと」となっていて、日本分析化学専門学校の教務部長の宮道隆さんは「今も泳げる川ではない」と指摘しています。
その上で、「トイレの便器にたまっている水の中を泳ぐようなもので、腹痛や下痢などの健康被害につながるおそれがある。私も阪神ファンで『アレ』を楽しみにしている1人だが、水温が高い今の時期は菌も繁殖しやすく、飛び込むのは絶対に控えるべきだ」と注意を呼びかけています。
2023年9月14日 16時24分
プロ野球、セ・リーグの阪神は優勝へのマジックナンバーを「1」とし、優勝に王手をかけました。
阪神は、14日夜、巨人との試合で勝つか、負けても広島が敗れた場合に、18年ぶりのリーグ優勝が決まります。
目次
試合前の甲子園球場「アレの瞬間を見たい」
インコ「キー太」も「アレ」へ熱いエール
試合前の甲子園球場「アレの瞬間を見たい」
本拠地、甲子園球場の周辺には午前中から熱心なファンが訪れ、記念写真を撮るなどしながら午後6時の試合開始を待っていました。
大阪から父親とともに観戦に来た14歳の男子中学生は、「前回優勝したときは生まれていなかったので、大好きな近本選手に打ちまくってもらい、アレの瞬間を見て帰りたいと思います」と話していました。
また、神戸市から訪れた30代の女性は、「自分のネイルに選手の名前を書いて、今、注目されているパイン味のアメも持ってきて、応援の準備は万全です。今シーズンは選手たちがすばらしい活躍を見せてくれていて、阪神ファンで本当によかったと感じています。きょうは絶対にアレするしかありません」と話していました。
インコ「キー太」も「アレ」へ熱いエール
話題を集めているのが、兵庫県尼崎市の黄色のセキセイインコ「キー太(きーた)」くん。
名前の由来は、阪神タイガースのマスコット、キー太です。
SNSに投稿された動画の中で、キー太くんは、阪神の連勝に「阪神勝ったー、やったー」と喜びの声を上げ、「阪神頑張ってや」とか「阪神『アレ』やで」などと、チームにエールを送っています。
また、近本光司選手に向けても「燃えろ燃えろ近本、かっ飛ばせ、近本」などと熱い声援を送っています。
飼い主の日下真弓さんは、夫婦で、長年の阪神タイガースファン。
自宅で阪神戦を観戦して応援しているうちに、一緒に見ていたキー太くんが応援のフレーズや選手の名前を話すようになったということです。
日下さんは「いよいよ『アレ』しそうですが、2年前にはあと一歩で逃しているので、まだ喜びすぎたらアカンでと思いながら、キー太と一緒に応援しています」と話していました。
14日に阪神の優勝が決まる条件は
阪神○か広島●→決定
阪神が14日の巨人戦で勝つか、
負けても広島がヤクルトに負けた場合、阪神の18年ぶりの優勝が決まります。
阪神△広島△→決定 阪神△広島○→決まらず
阪神が引き分けの場合でも条件次第で優勝が決まります。
阪神が引き分けのとき、広島も引き分けた場合は優勝が決定します。
一方、広島が勝った場合は持ち越しとなります。
阪神●広島△→決まらず
また、阪神が負けて広島が引き分けた場合も持ち越しとなります。
14日、阪神は巨人と甲子園球場で広島はヤクルトと神宮球場で対戦し、ともに午後6時試合開始の予定です。
道頓堀川“大腸菌検出 泳げる川ではない”専門家 注意呼びかけ
阪神が優勝すると、大阪市の繁華街などに多くの人が集まり優勝を祝うのが恒例となっていますが、2003年のリーグ優勝時には道頓堀の戎橋から5000人以上が川に飛び込む騒ぎとなり、1人が死亡したほか、複数のけが人が出ました。
この翌年、2004年から、大阪 北区にある日本分析化学専門学校は、川の水の濁りの程度や細菌の数などを調査しています。
水質は改善傾向にあり、去年11月には絶滅危惧種のニホンウナギの生息が確認されましたが、汚れの指標となる大腸菌の検出は続いていて、8月の調査では川の水100ミリリットル当たりおよそ1000個でした。
厚生労働省が定めた遊泳用のプールの基準は「大腸菌が検出されないこと」となっていて、日本分析化学専門学校の教務部長の宮道隆さんは「今も泳げる川ではない」と指摘しています。
その上で、「トイレの便器にたまっている水の中を泳ぐようなもので、腹痛や下痢などの健康被害につながるおそれがある。私も阪神ファンで『アレ』を楽しみにしている1人だが、水温が高い今の時期は菌も繁殖しやすく、飛び込むのは絶対に控えるべきだ」と注意を呼びかけています。
IMP.、軽やかで堂々パフォーマンス 新曲「SWITCHing」も初公開
2023.09.14 00:00 8,522views
滝沢秀明氏設立の新会社「TOBE」所属の7人組グループ・IMP.が起用された、エービーシー・マートのadidas「SWITCH RUN(スイッチ・ラン)」のビジュアルおよびWEBムービーが、9月14日より全国のABC-MART及びABC-MART公式オンラインストアにて公開される。
本ムービーでは、忙しない日々の中で過ごす現代の若者たちが、新たな世界に飛び込んでいくためのギアとして「SWITCH」を掲げ、前進する様子を描いている。今年8月にデビューし、まさにこれから世界に羽ばたいていく存在であるIMP.が、adidas「SWITCH RUN」とともに、軽やかで堂々としたパフォーマンスを披露。街中をイメージしたセットの撮影現場に入る様子から、何気ない準備シーン、そして「SWITCH RUN」を履いてプロの表情に切り替わる瞬間など貴重なメンバーの姿も垣間見える。
また、IMP.の新曲「SWITCHing」が初公開。キーワードの「SWITCH」が随所に散りばめられたクールなオリジナル歌詞と、曲の世界観がムービーの世界観を盛り上げる。サビの部分では、オリジナルの「SWITCHダンス」もお披露目。adidasのロゴであるスリーストライプスを表現した振付けと、スイッチのオンオフを切り替えるようなアクションとウインクがポイント。さらに「SWITCH」の「S」を表現した体の動きなど、ダンスに隠れたメッセージも込められている。(modelpress編集部)
2023.09.14 00:00 8,522views
滝沢秀明氏設立の新会社「TOBE」所属の7人組グループ・IMP.が起用された、エービーシー・マートのadidas「SWITCH RUN(スイッチ・ラン)」のビジュアルおよびWEBムービーが、9月14日より全国のABC-MART及びABC-MART公式オンラインストアにて公開される。
本ムービーでは、忙しない日々の中で過ごす現代の若者たちが、新たな世界に飛び込んでいくためのギアとして「SWITCH」を掲げ、前進する様子を描いている。今年8月にデビューし、まさにこれから世界に羽ばたいていく存在であるIMP.が、adidas「SWITCH RUN」とともに、軽やかで堂々としたパフォーマンスを披露。街中をイメージしたセットの撮影現場に入る様子から、何気ない準備シーン、そして「SWITCH RUN」を履いてプロの表情に切り替わる瞬間など貴重なメンバーの姿も垣間見える。
また、IMP.の新曲「SWITCHing」が初公開。キーワードの「SWITCH」が随所に散りばめられたクールなオリジナル歌詞と、曲の世界観がムービーの世界観を盛り上げる。サビの部分では、オリジナルの「SWITCHダンス」もお披露目。adidasのロゴであるスリーストライプスを表現した振付けと、スイッチのオンオフを切り替えるようなアクションとウインクがポイント。さらに「SWITCH」の「S」を表現した体の動きなど、ダンスに隠れたメッセージも込められている。(modelpress編集部)
キャプテン梅澤美波「私たちが乃木坂46です」スピーチに見る3期生の歴史「認められたくて…」
乃木坂46が毎年恒例の「真夏の全国ツアー2023」を締めくくった。8月28日に東京・神宮球場で行われた千秋楽公演では、特にキャプテン梅澤美波(24)のスピーチが話題となった。「私たちが、乃木坂46です」。涙ながらに宣言した。
2月に前キャプテン秋元真夏(30)が卒業、5月に絶対的エース齋藤飛鳥(25)の卒業公演を終え、3~5期生だけになって初のツアーだった。卒業したメンバーや活動休止中のメンバーを除くと、ツアーを通して参加したのは歴代最小の33人。さらにファイナルの神宮公演はグループ史上最多の4日間。決して低くないハードルだった。
それでもチケットは完売し、「見切れ席」とも呼ばれるステージバック席も含めて観客で埋まった。1日3・8万人、4日間で計15・2万人を動員。「神宮4日間、乗り越えることができました!」。3期生の1人としてもツアーを引っ張ってきた梅澤の瞳に浮かんだ涙には、安堵(あんど)も込められていたのだろう。
「とても大きな試練でした。怖さも不安もあったけど、今、先輩達の後をしっかり受け継げたと思います」と続け、一呼吸置いて「私たちが、乃木坂46です!」と言い切り、大きな拍手を浴びた。
「私たちが乃木坂46です」のワードはたちまちファンの間で拡散され、X(旧ツイッター)でもトレンド入りした。ライブ関係者は「ツアー中のMCでも1度もなかったフレーズでした。もちろん最終日もああいう内容で話す予定はなかったと思います。千秋楽の流れの中で、本人が何かを感じて出た言葉ではないでしょうか」と推測した。
3期生は常に闘ってきた。16年9月に加入。披露目イベント「お見立て会」は同年12月に東京・日本武道館で行われた。翌17年2月からは「3期生のプリンシパル」、さらに春には3期生ライブも続き単独公演の機会も多かった。
同年8月リリースのシングル「逃げ水」で、与田祐希(23)と大園桃子さん(現在は卒業、引退)がダブルセンターに抜てきされた。同年11月には乃木坂46として初の東京ドーム公演にも出演。さらに翌18年4月発売のシングル「シンクロニシティ」で山下美月(24)久保史緒里(22)が選抜入りし、グループに欠かせない存在となっていく。一見、順調に恵まれてきた世代だ。
だが、3期生が闘っていたのはまさにそこだった。メンバーたちは口々に「本当に恵まれていました」と話す。一方で、山下は以前「ずっと『乃木坂46』として認められたくて走り続けてきたんだと思います」とも表現していた。乃木坂46をゼロから築き上げてきた1期生に、研究生からスタートし長い下積みを経験したメンバーも多い2期生。加入時期のグループの状況が違えば環境も違うのは当然なのだが、やはり各期それぞれが比べられがちでもあった。確かに、ごく一部からは、先輩たちより恵まれたような3期生の待遇に否定的な声があったのも事実だろう。
「NHK紅白歌合戦」にも初出演(15年)を果たし、乃木坂46が人気を確立した16年9月に加入したからこそ、3期生たちは本当の意味での「乃木坂46」としての自信が持てなかったのかもしれない。東京ドームも「先輩たちの力でたどり着いたステージ。私たちは何もしていない」と異口同音に述べていた。卒業生のポジションに3期生が入ってパフォーマンスする際、どこか不安げな表情を見せていたこともあった。
だが、今に至る乃木坂46の勢いは間違いなく3期生の功績が大きい。本人たちは「認められたい」と思い続けていたかもしれないが、遅くとも18年の「真夏の全国ツアー」あたりからは間違いなく主力級の活躍をしていたし、1、2期生が卒業していくにつれて違和感なく存在感を増していった。
18年と20年に4期生、昨年には5期生が加入。3期生が先輩としてつなぎの役目も果たしつつ、現在は各期がバランス良く活躍している。山下がNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」、久保がNHK大河「どうする家康」にレギュラー出演するなどソロ仕事の面でも力強くけん引。キャプテンとして初めてツアーに臨んだ梅澤もより安定感を増してきた。
今回のツアーを観戦し、「私たちが、乃木坂46です」のスピーチを認めないファンはいないだろう。結成13年目、正真正銘自分たちの手で「乃木坂46」の歴史を紡いでいく。【横山慧】
乃木坂46が毎年恒例の「真夏の全国ツアー2023」を締めくくった。8月28日に東京・神宮球場で行われた千秋楽公演では、特にキャプテン梅澤美波(24)のスピーチが話題となった。「私たちが、乃木坂46です」。涙ながらに宣言した。
2月に前キャプテン秋元真夏(30)が卒業、5月に絶対的エース齋藤飛鳥(25)の卒業公演を終え、3~5期生だけになって初のツアーだった。卒業したメンバーや活動休止中のメンバーを除くと、ツアーを通して参加したのは歴代最小の33人。さらにファイナルの神宮公演はグループ史上最多の4日間。決して低くないハードルだった。
それでもチケットは完売し、「見切れ席」とも呼ばれるステージバック席も含めて観客で埋まった。1日3・8万人、4日間で計15・2万人を動員。「神宮4日間、乗り越えることができました!」。3期生の1人としてもツアーを引っ張ってきた梅澤の瞳に浮かんだ涙には、安堵(あんど)も込められていたのだろう。
「とても大きな試練でした。怖さも不安もあったけど、今、先輩達の後をしっかり受け継げたと思います」と続け、一呼吸置いて「私たちが、乃木坂46です!」と言い切り、大きな拍手を浴びた。
「私たちが乃木坂46です」のワードはたちまちファンの間で拡散され、X(旧ツイッター)でもトレンド入りした。ライブ関係者は「ツアー中のMCでも1度もなかったフレーズでした。もちろん最終日もああいう内容で話す予定はなかったと思います。千秋楽の流れの中で、本人が何かを感じて出た言葉ではないでしょうか」と推測した。
3期生は常に闘ってきた。16年9月に加入。披露目イベント「お見立て会」は同年12月に東京・日本武道館で行われた。翌17年2月からは「3期生のプリンシパル」、さらに春には3期生ライブも続き単独公演の機会も多かった。
同年8月リリースのシングル「逃げ水」で、与田祐希(23)と大園桃子さん(現在は卒業、引退)がダブルセンターに抜てきされた。同年11月には乃木坂46として初の東京ドーム公演にも出演。さらに翌18年4月発売のシングル「シンクロニシティ」で山下美月(24)久保史緒里(22)が選抜入りし、グループに欠かせない存在となっていく。一見、順調に恵まれてきた世代だ。
だが、3期生が闘っていたのはまさにそこだった。メンバーたちは口々に「本当に恵まれていました」と話す。一方で、山下は以前「ずっと『乃木坂46』として認められたくて走り続けてきたんだと思います」とも表現していた。乃木坂46をゼロから築き上げてきた1期生に、研究生からスタートし長い下積みを経験したメンバーも多い2期生。加入時期のグループの状況が違えば環境も違うのは当然なのだが、やはり各期それぞれが比べられがちでもあった。確かに、ごく一部からは、先輩たちより恵まれたような3期生の待遇に否定的な声があったのも事実だろう。
「NHK紅白歌合戦」にも初出演(15年)を果たし、乃木坂46が人気を確立した16年9月に加入したからこそ、3期生たちは本当の意味での「乃木坂46」としての自信が持てなかったのかもしれない。東京ドームも「先輩たちの力でたどり着いたステージ。私たちは何もしていない」と異口同音に述べていた。卒業生のポジションに3期生が入ってパフォーマンスする際、どこか不安げな表情を見せていたこともあった。
だが、今に至る乃木坂46の勢いは間違いなく3期生の功績が大きい。本人たちは「認められたい」と思い続けていたかもしれないが、遅くとも18年の「真夏の全国ツアー」あたりからは間違いなく主力級の活躍をしていたし、1、2期生が卒業していくにつれて違和感なく存在感を増していった。
18年と20年に4期生、昨年には5期生が加入。3期生が先輩としてつなぎの役目も果たしつつ、現在は各期がバランス良く活躍している。山下がNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」、久保がNHK大河「どうする家康」にレギュラー出演するなどソロ仕事の面でも力強くけん引。キャプテンとして初めてツアーに臨んだ梅澤もより安定感を増してきた。
今回のツアーを観戦し、「私たちが、乃木坂46です」のスピーチを認めないファンはいないだろう。結成13年目、正真正銘自分たちの手で「乃木坂46」の歴史を紡いでいく。【横山慧】
✋热门推荐