#伊藤彩沙[超话]#
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使うたびに九九組ちゃんの声が聴けるの嬉しすぎる〜✨
ふたかおボイスではまさかの香子たま(幼)のセリフも…!
受付は2月16日(金)までです
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些細な事件
魯迅
わたしは在所から都の中に飛込んで来て、ちょっとまばたきしたばかりでもう六年経ってしまった。その間、耳にもし眼にも見たいわゆる国家の大事というものは、勘定してみるとずいぶん少くないが、わたしの心の中には何の跡方あとかたも残らない。もしその事について影響を説けと言ったら、ただわたしの悪い癖を増長させるだけのことだ。――実を言えば、これがわたしをして日に日に見るに足らない人間ならしめているのだ。
だがここに一つの小さな出来事があって、それがわたしにとってはかえって意義があり、わたしを悪い癖の中から引放し、今に至っても忘れることの出来ないものである。
民国六年の冬、北風が猛烈に吹きまくった。その頃わたしは仕事の都合で毎朝早く往来を歩かなければならなかった。通りすじにはほとんど人影を見なかったが、しばらくしてやっと一台の人力車をめっけ、それを雇ってS門まで挽かせた。まもなく風は小歇おやみになり、路上の浮塵ふじんはキレイに吹き払われて、行先きには真白な大道が一すじ残っていた。車夫は勢込んで馳かけ出し、S門に近づいた時、車はたちまち人を引掛けてふらふらと挽き倒した。
躓つまずいたのは白髪交りの一人の女で著物きものはひどく破れていた。彼女は車道の隅から車の前を突然突切ろうとしたので、車夫はこれを避けたが、彼女の破れた袖無しに釦ぼたんがなかったため、風に煽られて外に広がり、梶棒かじぼうに引掛った。幸さいわいに車夫の方で素早く足を留めたからよかったものの、でなければ彼女は大きな飜筋斗とんぼがえりを一つ打って、ひっくりかえり、頭から血を出したことだろう。
彼女は地に伏した時車夫は足を留めた。
わたしは、この老女が怪我した様子も見えないし、ほかに見ている人もないから、余計なことして附け込まれ、手間を取っては困ると思い
「何でもないよ。早く行ってくれ」
と車夫を促し立てた。車夫は肯きき入れず――あるいは聞えなかったかもしれぬ――轅かじを下におろし、その老女をいたわり扶たすけ起し、身体からだを支えながら彼女に訊いた。
「どうかなさいましたか」
「突傷つききずが出来ました」
わたしの見たところでは彼女はふらふらと地に倒れて怪我するはずもないのに、甘くすれば附上る、本当に憎らしい奴だ、車夫もまた余計なことして自ら苦労を求めているのだから勝手にしやがれ、と思った。しかし車夫は老女の言葉を聞くと少しも躊躇せず、そのまま彼女の臂ひじを支えて一歩一歩先へ進んだ。
わたしは不思議に思って前の方を見ると、そこに巡査の派出所があった。大風の後で外には誰一人見えない。あの車夫があの老女を扶けながらちょうど大門おおもんの方へ向って歩いている。
わたしはこの時突然一種異様な感じを起した。全身砂埃を浴びた彼の後影うしろかげが、刹那に高く大きくなり、その上行ゆけば行ゆくほど大きくなり、仰向いてようやく見えるくらいであった。しかもそれはわたしに対して次第々々に一種の威圧になりかわり、果ては毛皮の著物の内側に隠された「小さなもの」を搾り出そうとさえするのである。
わたしの活力はこの時たぶん停滞していたのだろう。じっと坐ったままで、派出所の中から一人の巡査が歩き出して来るまでは何の思付おもいつきもなく、それを見てからようやく車を下りた。巡査はわたしに近づいて言った。
「あなたは雇い車でしょう。あの車夫はあなたを挽いてゆくことが出来ません」
わたしは思いめぐらすまでもなく、外套のポケットから銅貨を一攫ひとつかみ出して巡査に渡した。
「どうぞこれをあなたから車夫に渡して下さい」
風はすっかり止んで往来はいとも静かであった。わたしは歩きながら考えたがほとんど自分のことに思い及ぶことを恐れた。以前のことはさておき、今のあの銅貨一攫みは一体どういうわけなんだえ? 彼を奨励するつもりか? わたしはこれでも車夫を裁判することが出来るのか? わたしは自分で答うることが出来ない。
このことは今でもまだ時々想い出し、わたしはこれに因よって時々苦痛を押し切り、つとめて自分自身に想到しようとする。幾年来の文治と武力は、わたしが幼少の時読み馴れた「子曰詩云しのたまわくしにいう」のように、今その半句すらも諳誦あんしょうし得ないが、たった一つこの小さな事件だけは、いつもいつもわたしの眼の前に浮んで、時に依るとかえっていっそう明かになり、わたしをして慚愧ざんきせしめ、わたしをして日々に新たならしめ、同時にまたわたしの勇気と希望を増進する。
(一九二〇年七月)
魯迅
わたしは在所から都の中に飛込んで来て、ちょっとまばたきしたばかりでもう六年経ってしまった。その間、耳にもし眼にも見たいわゆる国家の大事というものは、勘定してみるとずいぶん少くないが、わたしの心の中には何の跡方あとかたも残らない。もしその事について影響を説けと言ったら、ただわたしの悪い癖を増長させるだけのことだ。――実を言えば、これがわたしをして日に日に見るに足らない人間ならしめているのだ。
だがここに一つの小さな出来事があって、それがわたしにとってはかえって意義があり、わたしを悪い癖の中から引放し、今に至っても忘れることの出来ないものである。
民国六年の冬、北風が猛烈に吹きまくった。その頃わたしは仕事の都合で毎朝早く往来を歩かなければならなかった。通りすじにはほとんど人影を見なかったが、しばらくしてやっと一台の人力車をめっけ、それを雇ってS門まで挽かせた。まもなく風は小歇おやみになり、路上の浮塵ふじんはキレイに吹き払われて、行先きには真白な大道が一すじ残っていた。車夫は勢込んで馳かけ出し、S門に近づいた時、車はたちまち人を引掛けてふらふらと挽き倒した。
躓つまずいたのは白髪交りの一人の女で著物きものはひどく破れていた。彼女は車道の隅から車の前を突然突切ろうとしたので、車夫はこれを避けたが、彼女の破れた袖無しに釦ぼたんがなかったため、風に煽られて外に広がり、梶棒かじぼうに引掛った。幸さいわいに車夫の方で素早く足を留めたからよかったものの、でなければ彼女は大きな飜筋斗とんぼがえりを一つ打って、ひっくりかえり、頭から血を出したことだろう。
彼女は地に伏した時車夫は足を留めた。
わたしは、この老女が怪我した様子も見えないし、ほかに見ている人もないから、余計なことして附け込まれ、手間を取っては困ると思い
「何でもないよ。早く行ってくれ」
と車夫を促し立てた。車夫は肯きき入れず――あるいは聞えなかったかもしれぬ――轅かじを下におろし、その老女をいたわり扶たすけ起し、身体からだを支えながら彼女に訊いた。
「どうかなさいましたか」
「突傷つききずが出来ました」
わたしの見たところでは彼女はふらふらと地に倒れて怪我するはずもないのに、甘くすれば附上る、本当に憎らしい奴だ、車夫もまた余計なことして自ら苦労を求めているのだから勝手にしやがれ、と思った。しかし車夫は老女の言葉を聞くと少しも躊躇せず、そのまま彼女の臂ひじを支えて一歩一歩先へ進んだ。
わたしは不思議に思って前の方を見ると、そこに巡査の派出所があった。大風の後で外には誰一人見えない。あの車夫があの老女を扶けながらちょうど大門おおもんの方へ向って歩いている。
わたしはこの時突然一種異様な感じを起した。全身砂埃を浴びた彼の後影うしろかげが、刹那に高く大きくなり、その上行ゆけば行ゆくほど大きくなり、仰向いてようやく見えるくらいであった。しかもそれはわたしに対して次第々々に一種の威圧になりかわり、果ては毛皮の著物の内側に隠された「小さなもの」を搾り出そうとさえするのである。
わたしの活力はこの時たぶん停滞していたのだろう。じっと坐ったままで、派出所の中から一人の巡査が歩き出して来るまでは何の思付おもいつきもなく、それを見てからようやく車を下りた。巡査はわたしに近づいて言った。
「あなたは雇い車でしょう。あの車夫はあなたを挽いてゆくことが出来ません」
わたしは思いめぐらすまでもなく、外套のポケットから銅貨を一攫ひとつかみ出して巡査に渡した。
「どうぞこれをあなたから車夫に渡して下さい」
風はすっかり止んで往来はいとも静かであった。わたしは歩きながら考えたがほとんど自分のことに思い及ぶことを恐れた。以前のことはさておき、今のあの銅貨一攫みは一体どういうわけなんだえ? 彼を奨励するつもりか? わたしはこれでも車夫を裁判することが出来るのか? わたしは自分で答うることが出来ない。
このことは今でもまだ時々想い出し、わたしはこれに因よって時々苦痛を押し切り、つとめて自分自身に想到しようとする。幾年来の文治と武力は、わたしが幼少の時読み馴れた「子曰詩云しのたまわくしにいう」のように、今その半句すらも諳誦あんしょうし得ないが、たった一つこの小さな事件だけは、いつもいつもわたしの眼の前に浮んで、時に依るとかえっていっそう明かになり、わたしをして慚愧ざんきせしめ、わたしをして日々に新たならしめ、同時にまたわたしの勇気と希望を増進する。
(一九二〇年七月)
はじめまして。
わたしは去年きょねんの冬ふゆ、カルテットドーナツホールの演奏えんそうを聴きいた者ものです。
率直そっちょくに申もうし上あげ、ひどいステージだと思おもいました。
バランスが取とれてない。ボウイングが合あってない。選曲せんきょくに一貫いっかん性せいがない。
というよりひと事ごとで言いって、みなさんには奏者そうしゃとして才能さいのうがないと思おもいました。
您好,我是去年听了甜甜圈演奏的人。
恕我直言,我觉得你们的演出不怎么样。
配合不协调,运弓方法错误,选曲缺乏连贯性。
总而言之,你们不具备作为演奏者所必需的才能。
#面试时被pua怎么办##治愈不开心##书法#
世よの中なかに優すぐれた音楽おんがくが生うまれる過程かていでできた余計よけいなもの。みなさんの音楽おんがくは煙突えんとつからでた煙けむりのようなものです。
価値かちもない。意味いみもない。必要ひつようない。記憶きおくにも残のこらない。
私わたしは不思議ふしぎに思おもいました。
この人ひとたち、煙けむりのくせに、何なんのためにやってるんだろう。
早はやく辞やめてしまえばいいのに。
你们是世间优秀音乐诞生过程中产生的废物,你们的音乐就像从烟囱里冒出来的烟一样。
没有价值,没有意义,无人需要,无人记住。
我觉得很不可思议,这几个人明明就是一缕烟,他们是为了什么而演奏的呢?早点放弃多好。
私わたしは5年ねん前まえに奏者そうしゃを辞やめました。
自分じぶんが煙けむりであることにいち早はやく気きづいたからです。
自分じぶんのしてることの愚おろかさに気付きづき、すっぱりと辞やめました。正ただしい選択せんたくでした。
本日ほんじつ、またお店みせを訪たずねたのは、みなさんに直接ちょくせつお聞ききしたかったからです。
どうして辞やめないんですか。
煙けむりの分際ぶんざいで、続つづけることにいったい何なんの意味いみがあるんだろう。
この疑問ぎもんは、この一いち年間ねんかん、ずっと私わたしの頭あたまから離はなれません。
五年前我放弃了演奏,因为我早早意识到自己是一缕烟。
意识到自己所做之事的愚蠢,所以果断放弃了,那是正确的选择。
所以,今天来到店里想直接问问大家,为什么不放弃呢?
身为一缕烟,坚持下去的意义何在?
这个问题,在我的脑海里盘旋了一年。
教おしえてください。
価値かちはあると思おもいますか?
意味いみはあると思おもいますか?
将来しょうらいがあると思おもいますか?
なぜ続つづけるんですか?
なぜ辞やめないんですか?
なぜ?
教おしえてください。
お願ねがいします。
请告诉我,你们认为这么做有价值吗?
有意义吗?
有未来吗?
为什么要坚持下去呢,为什么不放弃呢?
为什么?
请告诉我,拜托。
微不足道又如何?
人生糟糕又如何?
谁说的不可以轻言放弃?
放弃一些不适合的人或物
并非所有人有这个勇气
你有,你就赢了
わたしは去年きょねんの冬ふゆ、カルテットドーナツホールの演奏えんそうを聴きいた者ものです。
率直そっちょくに申もうし上あげ、ひどいステージだと思おもいました。
バランスが取とれてない。ボウイングが合あってない。選曲せんきょくに一貫いっかん性せいがない。
というよりひと事ごとで言いって、みなさんには奏者そうしゃとして才能さいのうがないと思おもいました。
您好,我是去年听了甜甜圈演奏的人。
恕我直言,我觉得你们的演出不怎么样。
配合不协调,运弓方法错误,选曲缺乏连贯性。
总而言之,你们不具备作为演奏者所必需的才能。
#面试时被pua怎么办##治愈不开心##书法#
世よの中なかに優すぐれた音楽おんがくが生うまれる過程かていでできた余計よけいなもの。みなさんの音楽おんがくは煙突えんとつからでた煙けむりのようなものです。
価値かちもない。意味いみもない。必要ひつようない。記憶きおくにも残のこらない。
私わたしは不思議ふしぎに思おもいました。
この人ひとたち、煙けむりのくせに、何なんのためにやってるんだろう。
早はやく辞やめてしまえばいいのに。
你们是世间优秀音乐诞生过程中产生的废物,你们的音乐就像从烟囱里冒出来的烟一样。
没有价值,没有意义,无人需要,无人记住。
我觉得很不可思议,这几个人明明就是一缕烟,他们是为了什么而演奏的呢?早点放弃多好。
私わたしは5年ねん前まえに奏者そうしゃを辞やめました。
自分じぶんが煙けむりであることにいち早はやく気きづいたからです。
自分じぶんのしてることの愚おろかさに気付きづき、すっぱりと辞やめました。正ただしい選択せんたくでした。
本日ほんじつ、またお店みせを訪たずねたのは、みなさんに直接ちょくせつお聞ききしたかったからです。
どうして辞やめないんですか。
煙けむりの分際ぶんざいで、続つづけることにいったい何なんの意味いみがあるんだろう。
この疑問ぎもんは、この一いち年間ねんかん、ずっと私わたしの頭あたまから離はなれません。
五年前我放弃了演奏,因为我早早意识到自己是一缕烟。
意识到自己所做之事的愚蠢,所以果断放弃了,那是正确的选择。
所以,今天来到店里想直接问问大家,为什么不放弃呢?
身为一缕烟,坚持下去的意义何在?
这个问题,在我的脑海里盘旋了一年。
教おしえてください。
価値かちはあると思おもいますか?
意味いみはあると思おもいますか?
将来しょうらいがあると思おもいますか?
なぜ続つづけるんですか?
なぜ辞やめないんですか?
なぜ?
教おしえてください。
お願ねがいします。
请告诉我,你们认为这么做有价值吗?
有意义吗?
有未来吗?
为什么要坚持下去呢,为什么不放弃呢?
为什么?
请告诉我,拜托。
微不足道又如何?
人生糟糕又如何?
谁说的不可以轻言放弃?
放弃一些不适合的人或物
并非所有人有这个勇气
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