#Hiou Shizuka Serifu#
「零ちゃん見~つけた。いや、あの悲しそうな目すごくよかった。いい男に育ってくれてうれしいわ。しかもあんな美味しそうな子連れて。決~めた。私も、クロス学院に行くわ。」
「憎しみを糧に、はやく大人におなり。私の可愛い零、私を殺したいのであろう。ずっと見つめていたい、憎しみに満ちるその瞳は、私だけのもの。お前は私と、分かたれることのない絆で結ばれたのだ。」
「あんな目で私を見るなんて、零って本当に可愛いわ。」「やきもちは見苦しいわよ。…た~のしい。」
「ただの遊び?あなたはいつの間に、そんな良心的なものの見方をするように育ったのかしら。私と同類のくせに。」
「君は私を感じることができる。だって、絆があるんだもの。今はそれが、心の空洞を埋めてくれている。やっと、殺しに来たよね。過ちを犯した私に罰を与えて。零、その引き金をひけるなら。何を驚いているの、打てないから。」『さわるな。』「君は私を殺せない。バンバエヤにとしての生を与える主を、しもべに堕ちた君は殺せる訳がない。」「くしない子は初めてよ。いい子ね。本当に君にしてよかったわ。どんなに姿に変わっても、ちゃんと見分けにくれて。えらいわ零。君の人としての生を奪った、私のこと。」『ええ。忘れない。緋桜閑。あの日のお前の本当の顔は、俺たちの血に濡れていた。』
「よそ見なんて、許せない!」
「気を付けて。バンバエヤの本性は、とても野蛮で冷酷よ。ハンターどもも同じようなものだけどね、私に言わせれば。」
「さとい子。親より先に私に気づくなんて。狩り人どもの双子、全てが罪深きさだめのせいか。お前にさらに罪深きさだめを授けよう。」
「お前たちはあの人を消した。その報いを与えに。」
「あの子に、絶望を与えたのは、この私。」
「あれが、私の本当の体よ。」
「零を救う方法は簡単よ。あの子が、私の血を飲めばいいの。」
「飼いならされあって。へ。やっと主の声を聞えてうれしいか。私に従えそうになるであろう。」
「本来の体に戻ったからこそ、私の声はお前を縛る力となるのだ。分かっているのであろう。バンバエヤとしてのお前の親であり、主である私の命に、逆らえるものか、零。」『もういいでしょう。どうして零にここまで残酷なことを!』
「あなたに懐いてからお仕置きよ。人のことは言いまい。そなたの選択が零を苦しめることくらい、私にも分かる。」
「無駄だ零。お前はおとなしく、今は傀儡でいればいいのだ。首にかけたこの指に、力をこめることもかなわぬであろう。」『奪うな。もう俺から何も!』
「この程度では死ねな。」『終わらせでやる。何もかも!』
「その瞳…それでいい…心の奥底で願っていたのであろう、私とともに滅ぶことを。」『閑様、いつまでお戯れになっているのですか。ここで鬼退治されてしまうなら困ります。』
「余計な真似よ。お前の出るわけないわ。私には、やるべきことがある。お前が心配せずと思う、ここで殺されるつもりはない。」
『ひどい血ですね、閑さん。たいバンバエヤ用の武器は、これだから厄介だ。』
「…さってもう一度聞こう。お前は何のためにここ、クロス学院に来た。」
『恩返しと、手駒を備えるのにちょうどよかったから。そして、多分、僕はあなたと同じことをしている。閑、僕もあなたと同じように、たった一人のために。』
【優姫の目が、本当に見ているのは。】
「不思議なものだ。ここでこうしてお前に血を吸われている。初めて会った幼いお前は、私と同じものを見つめていた。」
『今ではそれは変わらない。あなたの命は無駄にはしません。あなたが本当に憎んでいたものを、僕が必ず滅ぼしましょう。僕たち純血種の運命を狂わせたものを。』
「純血は狂った。純血のバンバエヤ…お前は新たな力を得るとともに、禍々しい未来を引き寄せたのだな。お前の行き先は、真の暗闇しかないぞ、枢。」
『分かっています。』
「私と一縷、ほんの少しだけ、境遇が似ていた。」
「行き場のない二人、お互いにお互いの居場所になれれば、戯れではなく、そう思った。」
「バンバエヤなんてものは、案外儚いものだ。あの人のように、簡単に散らされてしまう。」
「お前の思いには気づかない振りをしよう。そして微妙な距離を保ち続けよう。純血種が執着した相手は、そのさきには、どうやら破滅しかないらしい。」
「お前だけはバンバエヤにしてやらん。」「一人にはしない。」
「零ちゃん見~つけた。いや、あの悲しそうな目すごくよかった。いい男に育ってくれてうれしいわ。しかもあんな美味しそうな子連れて。決~めた。私も、クロス学院に行くわ。」
「憎しみを糧に、はやく大人におなり。私の可愛い零、私を殺したいのであろう。ずっと見つめていたい、憎しみに満ちるその瞳は、私だけのもの。お前は私と、分かたれることのない絆で結ばれたのだ。」
「あんな目で私を見るなんて、零って本当に可愛いわ。」「やきもちは見苦しいわよ。…た~のしい。」
「ただの遊び?あなたはいつの間に、そんな良心的なものの見方をするように育ったのかしら。私と同類のくせに。」
「君は私を感じることができる。だって、絆があるんだもの。今はそれが、心の空洞を埋めてくれている。やっと、殺しに来たよね。過ちを犯した私に罰を与えて。零、その引き金をひけるなら。何を驚いているの、打てないから。」『さわるな。』「君は私を殺せない。バンバエヤにとしての生を与える主を、しもべに堕ちた君は殺せる訳がない。」「くしない子は初めてよ。いい子ね。本当に君にしてよかったわ。どんなに姿に変わっても、ちゃんと見分けにくれて。えらいわ零。君の人としての生を奪った、私のこと。」『ええ。忘れない。緋桜閑。あの日のお前の本当の顔は、俺たちの血に濡れていた。』
「よそ見なんて、許せない!」
「気を付けて。バンバエヤの本性は、とても野蛮で冷酷よ。ハンターどもも同じようなものだけどね、私に言わせれば。」
「さとい子。親より先に私に気づくなんて。狩り人どもの双子、全てが罪深きさだめのせいか。お前にさらに罪深きさだめを授けよう。」
「お前たちはあの人を消した。その報いを与えに。」
「あの子に、絶望を与えたのは、この私。」
「あれが、私の本当の体よ。」
「零を救う方法は簡単よ。あの子が、私の血を飲めばいいの。」
「飼いならされあって。へ。やっと主の声を聞えてうれしいか。私に従えそうになるであろう。」
「本来の体に戻ったからこそ、私の声はお前を縛る力となるのだ。分かっているのであろう。バンバエヤとしてのお前の親であり、主である私の命に、逆らえるものか、零。」『もういいでしょう。どうして零にここまで残酷なことを!』
「あなたに懐いてからお仕置きよ。人のことは言いまい。そなたの選択が零を苦しめることくらい、私にも分かる。」
「無駄だ零。お前はおとなしく、今は傀儡でいればいいのだ。首にかけたこの指に、力をこめることもかなわぬであろう。」『奪うな。もう俺から何も!』
「この程度では死ねな。」『終わらせでやる。何もかも!』
「その瞳…それでいい…心の奥底で願っていたのであろう、私とともに滅ぶことを。」『閑様、いつまでお戯れになっているのですか。ここで鬼退治されてしまうなら困ります。』
「余計な真似よ。お前の出るわけないわ。私には、やるべきことがある。お前が心配せずと思う、ここで殺されるつもりはない。」
『ひどい血ですね、閑さん。たいバンバエヤ用の武器は、これだから厄介だ。』
「…さってもう一度聞こう。お前は何のためにここ、クロス学院に来た。」
『恩返しと、手駒を備えるのにちょうどよかったから。そして、多分、僕はあなたと同じことをしている。閑、僕もあなたと同じように、たった一人のために。』
【優姫の目が、本当に見ているのは。】
「不思議なものだ。ここでこうしてお前に血を吸われている。初めて会った幼いお前は、私と同じものを見つめていた。」
『今ではそれは変わらない。あなたの命は無駄にはしません。あなたが本当に憎んでいたものを、僕が必ず滅ぼしましょう。僕たち純血種の運命を狂わせたものを。』
「純血は狂った。純血のバンバエヤ…お前は新たな力を得るとともに、禍々しい未来を引き寄せたのだな。お前の行き先は、真の暗闇しかないぞ、枢。」
『分かっています。』
「私と一縷、ほんの少しだけ、境遇が似ていた。」
「行き場のない二人、お互いにお互いの居場所になれれば、戯れではなく、そう思った。」
「バンバエヤなんてものは、案外儚いものだ。あの人のように、簡単に散らされてしまう。」
「お前の思いには気づかない振りをしよう。そして微妙な距離を保ち続けよう。純血種が執着した相手は、そのさきには、どうやら破滅しかないらしい。」
「お前だけはバンバエヤにしてやらん。」「一人にはしない。」
羽田空港事故 交信記録やり取り詳細“18分の避難”機内で何が
2024年1月3日 20時45分
2日、東京の羽田空港で日本航空の旅客機が着陸した直後に海上保安庁の航空機と滑走路上で衝突して炎上し、海上保安官5人が死亡した事故で、国土交通省は管制官と双方の機体との当時のやり取りを公表しました。
「やり取りの詳細は」
「“18分の避難” 機内では何が」
交信記録の詳細と、乗客の証言をまとめました。
2日午後6時ごろ、日本航空516便が羽田空港の滑走路に着陸した直後に、出発しようとしていた海上保安庁の航空機と滑走路上で衝突して炎上し、海上保安官5人が死亡、1人が大けがをしました。
また、日本航空によりますと、516便の乗客乗員で新たに1人がけがをしていたことがわかり、あわせて15人がけがや体調不良で医療機関を受診したことが確認されたということです。
15人は全員、乗客だということです。
【交信記録の詳細は】
この事故について、国土交通省は3日夜、管制官と双方の機体が英語でやり取りしていた交信記録の和訳を公表しました。
事故4分前:午後5時43分
それによりますと、事故の4分前の午後5時43分に、管制官は日本航空機に対し、C滑走路への進入を継続するよう指示しています。
この際、管制官は「出発機があります」と伝え、およそ2分後には「着陸支障なし」とも伝えています。
事故2分前:午後5時45分
さらに、事故の2分前の午後5時45分に、管制官は海上保安庁の航空機に対し、誘導路上の停止位置まで地上走行するよう指示しています。
これに対し、海上保安庁の航空機は誘導路上の停止位置に向かうと復唱しています。
事故発生:午後5時47分
このあと、事故が起きた午後5時47分まで管制官から海上保安庁の航空機に対し、滑走路への進入を許可する記録はありませんでした。
一方、海上保安庁によりますと、海上保安庁の機長は、事故のあと「進入許可を受けたうえで滑走路に進入した」と報告しているということで、まったく食い違う認識を示しているということです。
事故原因を調べている国の運輸安全委員会は調査官6人を現地に派遣し、海上保安庁の航空機からブラックボックスを回収するなどけさから本格的な調査を始めていて、今後、双方の機長らから話を聞くなどして当時の状況や事故の原因を調べることにしています。
“避難の18分” その時、何が
日本航空は2日の事故について、羽田空港に着陸してから乗客乗員379人全員が機体の外に避難するまで18分間だったと明らかにしました。
この18分間に何があったのか。
乗客の証言をまとめました。
【着陸】
“ドンドンドン 機体がバウンド”
「最初は普段通りの着陸かなと思ったが、そのあとドンドンドンと機体がバウンドした。外に出たらエンジンが燃えていたので、ただ事ではないなと思った。どんどん火の手がまわって、機体から離れたあとは機体がすべて燃えているような状況だった」(群馬県 50代男性)
“腰が浮き上がるくらいの衝撃”
「ボンっというかなり大きい音がして、火が見えた。腰が浮き上がるくらいの衝撃だった。1分くらいして煙が入ってきて、呼吸が難しくなった感じがした。乗員が『大丈夫ですか、落ち着いて』と声をかけていて、乗客はみな落ち着いていたが、緊張感があった」(群馬県の50代男性)
“ガシャーンという音 照明が暗く”
「着陸する時、普段のドーンという音ではなくガシャーンというような音がして、その後機内の照明が暗くなり、乗務員から『落ち着いて下さい』というような声かけがありました。それから脱出するまで数分ほどだったと思いますが、私がいた位置では煙が少し見える程度で乗客に大きな混乱はありませんでした」(前方の席 55歳男性)
【その後、機内は】
“焦げ臭さ 一気に充満”
「扉が開くまでの時間は感覚だと5分くらいだと思います。機内の温度はあつくはなかったが匂いは焦げ臭さが一気に充満したような感じだった」(埼玉県 30代男性)
“小さい子ども 多く泣き声”
「乗客はみんな混乱した様子で、特に小さい子どもが多く泣き声がして、親がなだめている様子でした。出火が続いて煙が機内に入ってくるので、みんな不安でした」(神奈川県 60代男性)
“過呼吸のような状態”
「CAの方から『落ち着いてください』という機内放送があり、ほとんどの人は、落ち着いていたが近くに座っていた女性は過呼吸のような状態になっていました」(埼玉県 59歳男性)
【避難】
“落ち着くように” “立たないで”
「機内では『キャー』という叫び声が聞こえ、客室乗務員が『落ち着くように』とか『立たないでください』などと案内していた。煙が充満してきたので口と鼻を押さえて身を低くして避難するように言われ、出口から案内されて避難した。その後家族に無事を伝えた」(22歳 男子大学生)
“低い姿勢で 子どもの口を押さえて”
「家族だけは守りたいと思い、子どもだけは煙に当たらないようにと、低い姿勢にさせて、妻には子どもの口を押さえてもらっていました。開くことができた前の扉から脱出用の滑り台で避難するまでには、10分から15分くらいはかかったように感じました。今は家族が無事でよかったと思っています」(埼玉県 33歳男性)
交信記録 (管制官と当該機とのやりとりのみ抽出)
午後5時43分2秒
日本航空機
「東京タワー、JAL516スポット18番です」
管制官
「JAL516、東京タワーこんばんは。滑走路34Rに進入を継続してください。風320度7ノット。出発機があります」
午後5時43分12秒
日本航空機
「JAL516滑走路34Rに進入を継続します」
午後5時44分56秒
管制官
「JAL516滑走路34R着陸支障なし。風310度8ノット」
午後5時45分1秒
日本航空機
「滑走路34R着陸支障なしJAL516」
午後5時45分11秒
海保機
「タワー、JA722AC誘導路上です」
管制官
「JA722A、東京タワーこんばんは。1番目。C5上の滑走路停止位置まで地上走行してください」
午後5時45分19秒
海保機
「滑走路停止位置C5に向かいます。1番目。ありがとう」
このあと、事故が起きた午後5時47分ごろまで、管制官から海上保安庁の航空機に対する滑走路への進入許可の記録はありませんでした。
2024年1月3日 20時45分
2日、東京の羽田空港で日本航空の旅客機が着陸した直後に海上保安庁の航空機と滑走路上で衝突して炎上し、海上保安官5人が死亡した事故で、国土交通省は管制官と双方の機体との当時のやり取りを公表しました。
「やり取りの詳細は」
「“18分の避難” 機内では何が」
交信記録の詳細と、乗客の証言をまとめました。
2日午後6時ごろ、日本航空516便が羽田空港の滑走路に着陸した直後に、出発しようとしていた海上保安庁の航空機と滑走路上で衝突して炎上し、海上保安官5人が死亡、1人が大けがをしました。
また、日本航空によりますと、516便の乗客乗員で新たに1人がけがをしていたことがわかり、あわせて15人がけがや体調不良で医療機関を受診したことが確認されたということです。
15人は全員、乗客だということです。
【交信記録の詳細は】
この事故について、国土交通省は3日夜、管制官と双方の機体が英語でやり取りしていた交信記録の和訳を公表しました。
事故4分前:午後5時43分
それによりますと、事故の4分前の午後5時43分に、管制官は日本航空機に対し、C滑走路への進入を継続するよう指示しています。
この際、管制官は「出発機があります」と伝え、およそ2分後には「着陸支障なし」とも伝えています。
事故2分前:午後5時45分
さらに、事故の2分前の午後5時45分に、管制官は海上保安庁の航空機に対し、誘導路上の停止位置まで地上走行するよう指示しています。
これに対し、海上保安庁の航空機は誘導路上の停止位置に向かうと復唱しています。
事故発生:午後5時47分
このあと、事故が起きた午後5時47分まで管制官から海上保安庁の航空機に対し、滑走路への進入を許可する記録はありませんでした。
一方、海上保安庁によりますと、海上保安庁の機長は、事故のあと「進入許可を受けたうえで滑走路に進入した」と報告しているということで、まったく食い違う認識を示しているということです。
事故原因を調べている国の運輸安全委員会は調査官6人を現地に派遣し、海上保安庁の航空機からブラックボックスを回収するなどけさから本格的な調査を始めていて、今後、双方の機長らから話を聞くなどして当時の状況や事故の原因を調べることにしています。
“避難の18分” その時、何が
日本航空は2日の事故について、羽田空港に着陸してから乗客乗員379人全員が機体の外に避難するまで18分間だったと明らかにしました。
この18分間に何があったのか。
乗客の証言をまとめました。
【着陸】
“ドンドンドン 機体がバウンド”
「最初は普段通りの着陸かなと思ったが、そのあとドンドンドンと機体がバウンドした。外に出たらエンジンが燃えていたので、ただ事ではないなと思った。どんどん火の手がまわって、機体から離れたあとは機体がすべて燃えているような状況だった」(群馬県 50代男性)
“腰が浮き上がるくらいの衝撃”
「ボンっというかなり大きい音がして、火が見えた。腰が浮き上がるくらいの衝撃だった。1分くらいして煙が入ってきて、呼吸が難しくなった感じがした。乗員が『大丈夫ですか、落ち着いて』と声をかけていて、乗客はみな落ち着いていたが、緊張感があった」(群馬県の50代男性)
“ガシャーンという音 照明が暗く”
「着陸する時、普段のドーンという音ではなくガシャーンというような音がして、その後機内の照明が暗くなり、乗務員から『落ち着いて下さい』というような声かけがありました。それから脱出するまで数分ほどだったと思いますが、私がいた位置では煙が少し見える程度で乗客に大きな混乱はありませんでした」(前方の席 55歳男性)
【その後、機内は】
“焦げ臭さ 一気に充満”
「扉が開くまでの時間は感覚だと5分くらいだと思います。機内の温度はあつくはなかったが匂いは焦げ臭さが一気に充満したような感じだった」(埼玉県 30代男性)
“小さい子ども 多く泣き声”
「乗客はみんな混乱した様子で、特に小さい子どもが多く泣き声がして、親がなだめている様子でした。出火が続いて煙が機内に入ってくるので、みんな不安でした」(神奈川県 60代男性)
“過呼吸のような状態”
「CAの方から『落ち着いてください』という機内放送があり、ほとんどの人は、落ち着いていたが近くに座っていた女性は過呼吸のような状態になっていました」(埼玉県 59歳男性)
【避難】
“落ち着くように” “立たないで”
「機内では『キャー』という叫び声が聞こえ、客室乗務員が『落ち着くように』とか『立たないでください』などと案内していた。煙が充満してきたので口と鼻を押さえて身を低くして避難するように言われ、出口から案内されて避難した。その後家族に無事を伝えた」(22歳 男子大学生)
“低い姿勢で 子どもの口を押さえて”
「家族だけは守りたいと思い、子どもだけは煙に当たらないようにと、低い姿勢にさせて、妻には子どもの口を押さえてもらっていました。開くことができた前の扉から脱出用の滑り台で避難するまでには、10分から15分くらいはかかったように感じました。今は家族が無事でよかったと思っています」(埼玉県 33歳男性)
交信記録 (管制官と当該機とのやりとりのみ抽出)
午後5時43分2秒
日本航空機
「東京タワー、JAL516スポット18番です」
管制官
「JAL516、東京タワーこんばんは。滑走路34Rに進入を継続してください。風320度7ノット。出発機があります」
午後5時43分12秒
日本航空機
「JAL516滑走路34Rに進入を継続します」
午後5時44分56秒
管制官
「JAL516滑走路34R着陸支障なし。風310度8ノット」
午後5時45分1秒
日本航空機
「滑走路34R着陸支障なしJAL516」
午後5時45分11秒
海保機
「タワー、JA722AC誘導路上です」
管制官
「JA722A、東京タワーこんばんは。1番目。C5上の滑走路停止位置まで地上走行してください」
午後5時45分19秒
海保機
「滑走路停止位置C5に向かいます。1番目。ありがとう」
このあと、事故が起きた午後5時47分ごろまで、管制官から海上保安庁の航空機に対する滑走路への進入許可の記録はありませんでした。
綾辻行人『十角館の殺人』が実写化 “あの1行”の映像化に注目集まる 綾辻「できるの?」 監督「20年間もの月日が必要でした」
12/21(木) 14:55配信
ミステリー作家・綾辻行人さんの小説『十角館の殺人』の実写映像化が決定。2024年3月22日からHuluでの独占配信が発表されました。
綾辻さんのデビュー作『十角館の殺人』から始まる「館」シリーズは、シリーズ累計670万部の長編推理小説。現在はシリーズ10作目となる『双子館の殺人』がメフィストで連載されています。
『十角館の殺人』は、十角形の奇妙な外観を持つ館“十角館”が存在する角島に合宿へやってきた大学ミステリ研究会の男女7人が出くわす殺人事件を、島と本土という2つの舞台で描いた作品。
「まさかの実写映像化」とされるのは、同作が緻密かつ巧妙な叙述トリックで読者をその世界に引き込みながらも、たった1行で事件の真相を描くという手法が採られているため。同作のコミカライズ作品でも、“あの1行”の表現には苦慮しつつもうまく演出されていましたが、実写版ではどうなるのか。綾辻さんも「どうやって実写化するの? できるの?」「アニメならまだしも、実写ではとうてい無理だろう」と映像化の難しさをコメントしています。
実写作品の監督を手掛けるのは、内片輝さん。以前から親交のあった綾辻さんに『十角館の殺人』の映像化を打診したといい、綾辻さんからは「何か彼なりの(実写化のための)アイディアがあるのだろうな、とは思いました」「内片監督渾身の作であることは間違いないはず」と評されています。なお、脚本は、「半沢直樹」「家政夫のミタゾノ」などを手掛けた八津弘幸さんが手掛けます。
原作:綾辻行人コメント
・内片輝監督から『十角館の殺人』を実写化したいと言われたときの感想
どうやって実写化するの? できるの? という疑念を、やはりまず抱かざるをえませんでした。ただ、内片監督はかつて、非常にマニアックかつアクロバティックな犯人当てドラマ「安楽椅子探偵」シリーズ(有栖川有栖さんと綾辻の共同原作による深夜枠のTVドラマ)を計7作、撮ってくれた人です。その内片さんが「やりたい」と云うのだから、何か彼なりの(実写化のための)アイディアがあるのだろうな、とは思いました。
・1987年9月から36年の時を経て、今この時代に映像化されることについての感想。現在も「館」シリーズを書き続けている綾辻行人さんにとって、デビュー作でもある『十角館の殺人』の存在について
「映像化不可能」と云われつづけてきた小説です。アニメならまだしも、実写ではとうてい無理だろう、と僕自身も考えていたので、今になって本気でそれにチャレンジしようという企画が成立してしまったのは驚きでした。
36年前のデビュー作が時代・世代を超えて今なお多くの人に読まれつづけている、というのは本当に幸せなことです。そんな未来など微塵も想像せずに書いた『十角館』でしたが、ここまで来ると「偉いねえ、きみ」と讃えてあげたい気分です。
・先日発表された、タイム誌が選ぶ【史上最高のミステリー&スリラー本】オールタイム・ベスト100に『十角館の殺人』が選出された際のお気持ち。また、本作のどういった部分が選ばれたポイントについて
ひたすら嬉しく、夢のように感じました。『十角館』よりも優れた本邦のミステリーはいくらでもあるので、何だか申しわけないような気も。ただ、この作品が結果として、当時の日本のミステリーシーンに画期的な変化をもたらすきっかけになったことは確かなので、選出にあたってはおそらく、そういった歴史的な位置づけも相応に勘案されたのだろうと想像します。
・実写化を楽しみにしているファンの皆さまへのメッセージ。
原作をすでに読んでおられる人にとっては、気になるのはやはり、「映像化不可能」であるはずのメインの仕掛けをどうやって「可能」にしているか、という点でしょうから、まずはその興味でご覧ください。ですが、その試みが成功しているか否かについては、原作を読まずに観た人の感想を伺うしかないわけです。そのあたり、なかなか向き合い方がむずかしい作品かもしれませんね。ともあれ、内片監督渾身の作であることは間違いないはずです。どんな仕上がりになるのか、僕も大いに楽しみにしています。
ねとらぼ
12/21(木) 14:55配信
ミステリー作家・綾辻行人さんの小説『十角館の殺人』の実写映像化が決定。2024年3月22日からHuluでの独占配信が発表されました。
綾辻さんのデビュー作『十角館の殺人』から始まる「館」シリーズは、シリーズ累計670万部の長編推理小説。現在はシリーズ10作目となる『双子館の殺人』がメフィストで連載されています。
『十角館の殺人』は、十角形の奇妙な外観を持つ館“十角館”が存在する角島に合宿へやってきた大学ミステリ研究会の男女7人が出くわす殺人事件を、島と本土という2つの舞台で描いた作品。
「まさかの実写映像化」とされるのは、同作が緻密かつ巧妙な叙述トリックで読者をその世界に引き込みながらも、たった1行で事件の真相を描くという手法が採られているため。同作のコミカライズ作品でも、“あの1行”の表現には苦慮しつつもうまく演出されていましたが、実写版ではどうなるのか。綾辻さんも「どうやって実写化するの? できるの?」「アニメならまだしも、実写ではとうてい無理だろう」と映像化の難しさをコメントしています。
実写作品の監督を手掛けるのは、内片輝さん。以前から親交のあった綾辻さんに『十角館の殺人』の映像化を打診したといい、綾辻さんからは「何か彼なりの(実写化のための)アイディアがあるのだろうな、とは思いました」「内片監督渾身の作であることは間違いないはず」と評されています。なお、脚本は、「半沢直樹」「家政夫のミタゾノ」などを手掛けた八津弘幸さんが手掛けます。
原作:綾辻行人コメント
・内片輝監督から『十角館の殺人』を実写化したいと言われたときの感想
どうやって実写化するの? できるの? という疑念を、やはりまず抱かざるをえませんでした。ただ、内片監督はかつて、非常にマニアックかつアクロバティックな犯人当てドラマ「安楽椅子探偵」シリーズ(有栖川有栖さんと綾辻の共同原作による深夜枠のTVドラマ)を計7作、撮ってくれた人です。その内片さんが「やりたい」と云うのだから、何か彼なりの(実写化のための)アイディアがあるのだろうな、とは思いました。
・1987年9月から36年の時を経て、今この時代に映像化されることについての感想。現在も「館」シリーズを書き続けている綾辻行人さんにとって、デビュー作でもある『十角館の殺人』の存在について
「映像化不可能」と云われつづけてきた小説です。アニメならまだしも、実写ではとうてい無理だろう、と僕自身も考えていたので、今になって本気でそれにチャレンジしようという企画が成立してしまったのは驚きでした。
36年前のデビュー作が時代・世代を超えて今なお多くの人に読まれつづけている、というのは本当に幸せなことです。そんな未来など微塵も想像せずに書いた『十角館』でしたが、ここまで来ると「偉いねえ、きみ」と讃えてあげたい気分です。
・先日発表された、タイム誌が選ぶ【史上最高のミステリー&スリラー本】オールタイム・ベスト100に『十角館の殺人』が選出された際のお気持ち。また、本作のどういった部分が選ばれたポイントについて
ひたすら嬉しく、夢のように感じました。『十角館』よりも優れた本邦のミステリーはいくらでもあるので、何だか申しわけないような気も。ただ、この作品が結果として、当時の日本のミステリーシーンに画期的な変化をもたらすきっかけになったことは確かなので、選出にあたってはおそらく、そういった歴史的な位置づけも相応に勘案されたのだろうと想像します。
・実写化を楽しみにしているファンの皆さまへのメッセージ。
原作をすでに読んでおられる人にとっては、気になるのはやはり、「映像化不可能」であるはずのメインの仕掛けをどうやって「可能」にしているか、という点でしょうから、まずはその興味でご覧ください。ですが、その試みが成功しているか否かについては、原作を読まずに観た人の感想を伺うしかないわけです。そのあたり、なかなか向き合い方がむずかしい作品かもしれませんね。ともあれ、内片監督渾身の作であることは間違いないはずです。どんな仕上がりになるのか、僕も大いに楽しみにしています。
ねとらぼ
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