<第36回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞(日刊スポーツ新聞社主催、石原音楽出版社協賛)>
今年、3回目を迎えたファン参加の賞「ファンが選ぶ最高演技賞」に、芸能事務所TOBE所属の3人組新グループ、Number_i(ナンバーアイ)の岸優太(28)が選ばれた。「ファンが選ぶ最高作品賞」にも、初主演映画「Gメン」(瑠東東一郎=るとう・とういちろう=監督)が選ばれ、2冠に輝いた。
岸は、花束を手に「ありがとうございます。賞を頂いたということでして。やっぱり、本当にたくさんの方が愛してくれたからこそ頂けた賞ですし、ファンの方々もそうですし、何より…本当にスタッフさんが、メチャクチャ頑張って下さいましたし、すてきなキャストさんに囲まれて頂けた賞ですので」とファン、共演陣、製作陣に感謝。そして「本当に、僕1人で取れたという賞じゃないのですので、皆さんで頂いた賞を共有したいと思います。本当にありがとうございます」と、感謝の言葉で受賞スピーチを締めた。
今年、3回目を迎えたファン参加の賞「ファンが選ぶ最高演技賞」に、芸能事務所TOBE所属の3人組新グループ、Number_i(ナンバーアイ)の岸優太(28)が選ばれた。「ファンが選ぶ最高作品賞」にも、初主演映画「Gメン」(瑠東東一郎=るとう・とういちろう=監督)が選ばれ、2冠に輝いた。
岸は、花束を手に「ありがとうございます。賞を頂いたということでして。やっぱり、本当にたくさんの方が愛してくれたからこそ頂けた賞ですし、ファンの方々もそうですし、何より…本当にスタッフさんが、メチャクチャ頑張って下さいましたし、すてきなキャストさんに囲まれて頂けた賞ですので」とファン、共演陣、製作陣に感謝。そして「本当に、僕1人で取れたという賞じゃないのですので、皆さんで頂いた賞を共有したいと思います。本当にありがとうございます」と、感謝の言葉で受賞スピーチを締めた。
2023.12.18
JJ網誌訪談
https://t.cn/A6lipRqo
【FANTASTICS】堀夏喜
「ライダースを着ている女性にキュンとしちゃいます」
圧倒的な歌とダンスの実力を持ち、今や世界中から愛されている「FANTASTICS」。2023年12月5日にデビュー5周年を迎えた彼らに、これまでの活動の思い出から理想の冬デートまで、普段はなかなか聞けない質問に答えていただきました!今回は、スタイリッシュなダンスや憧れのスタイルで誰もが目を奪われていくパフォーマー・堀夏喜さんが登場♡
堀夏喜さんの一問一答♡
1.今回のアルバムで一番お気に入りの曲は?
「STARBOYS」です。アルバムを代表する曲なんですけど、歌詞も、僕らの意気込みとか、今の状況とかが乗っているような歌詞になっているので、ファンの皆さんに僕たちのことをもっと知ってもらえる曲になっているんじゃないかと思います。今の僕らにピッタリだなと思うので、僕もたくさん聴いています。
2.ファンに、どんな時にこのアルバムを聴いて欲しい?
結構リピートして聴ける曲だと思うので、いつでもどこでも聴いて欲しいです。沢山の方々に、この曲にハマっていただきたいです。
3.デビュー5周年ということで、デビューしてから今までで1番思い出に残っている出来事は?
最近になっちゃうんですけど、今年「HOP STEP JUMP」というアリーナライブができたことが、やっぱり一番印象的で思い出に残っています。本当は3年前にアリーナツアーをやろうとしてたんですけど、コロナ禍で中止になったんです。でも色んな経験を重ねて今年開催したからこそ意味があるなと思います。メンバーもよくそう言ってます。
4.デビュー5周年の中で一番辛かったこと・大変だったことは?
やっぱりどうしてもコロナ禍になりますかね。それこそ本当に「アリーナツアーの開催が決定!」と言った直後に中止になってしまったので、どうしようもできないですけど、なんかグループの活動の勢いが止まっちゃったなって感じがして、やるせない気持ちにはなりました。でもそこから足掻いて今があるっていうことは、すごく大事な時間にはなったんですけど、当時はやっぱり不安しかありませんでしたね。
5.最近、楽しかったことは?
ミュージックビデオの撮影です。最近、地方や海外で撮らせていただいたりしているんですが、特に、東京を出て地方に行ったり、海外に行ったり、そうやって1個1個メンバーみんなでの予定が入っていることが僕は楽しみだなと、毎回思っているので、ミュージックビデオを含め、そういう撮影は楽しいです。特にアルバムに収録されている「STARBOYS」ミュージックビデオの撮影は面白かったというか、久々に携帯を触らない経験をしました。観測所みたいなところで撮影させてもらったんですけど、電波が関わるから携帯を使えなかったんですね。その中で、僕、5時間くらい空き時間があって、何もすることなくて修行している気分になりました(笑)。
6.コンビニに行くと毎回買っちゃうものは?
ゆでたまご!普通に好きっていうのもあるんですけど、手軽に食べられるので、結構買っちゃいます。
7.1週間休みがあったらしたいことは?
旅行したいです。立て続けに3箇所くらい転々としたいですね。国内だと、金沢、京都とかその辺に行きたいとずっと思っています。海外だと、韓国とアメリカですね。最近仕事で行って、韓国へのイメージが変わりました。すごく良い印象で、ご飯も美味しかったし、めちゃくちゃ楽しかったです。
8.メンバー以外で仲の良いLDHのメンバーは?そして、これから仲良くなりたいメンバーは?
最近あまりご飯とかは行けてないですけど、THE RAMPAGEの藤原樹は同い年で仲良いですね。あとは、GENERATIONSの佐野玲於さんと、後輩グループPSYCHIC FEVERのJIMMYとWEESA。同じ愛知県出身で、グループラインもあるくらい仲良くさせてもらっています。
仲良くなりたいメンバーは…最近それこそ、NEO EXILEというもっと若手のグループがたくさんデビューしたんですけど、なかなか関わる機会がなかったので、機会があればみんなと話してみたいなと思っています。
9.キュンとする女性の冬ファッションは?
僕、意外といかつい感じが好きなんですよね。女の子がライダースを着ているとか、革ものを着ているとか、そういうので「おっ…!」って思ったりします(笑)。
10.理想の冬のデートプランは?
スキー&スノーボードの1択です。昔、毎年冬になると、家族旅行でウィンタースポーツをしたり、温泉宿に泊まったりしていたんですけど、それがとても楽しかったので、そういうのをデートにしてもいいかなと思います。
JJ網誌訪談
https://t.cn/A6lipRqo
【FANTASTICS】堀夏喜
「ライダースを着ている女性にキュンとしちゃいます」
圧倒的な歌とダンスの実力を持ち、今や世界中から愛されている「FANTASTICS」。2023年12月5日にデビュー5周年を迎えた彼らに、これまでの活動の思い出から理想の冬デートまで、普段はなかなか聞けない質問に答えていただきました!今回は、スタイリッシュなダンスや憧れのスタイルで誰もが目を奪われていくパフォーマー・堀夏喜さんが登場♡
堀夏喜さんの一問一答♡
1.今回のアルバムで一番お気に入りの曲は?
「STARBOYS」です。アルバムを代表する曲なんですけど、歌詞も、僕らの意気込みとか、今の状況とかが乗っているような歌詞になっているので、ファンの皆さんに僕たちのことをもっと知ってもらえる曲になっているんじゃないかと思います。今の僕らにピッタリだなと思うので、僕もたくさん聴いています。
2.ファンに、どんな時にこのアルバムを聴いて欲しい?
結構リピートして聴ける曲だと思うので、いつでもどこでも聴いて欲しいです。沢山の方々に、この曲にハマっていただきたいです。
3.デビュー5周年ということで、デビューしてから今までで1番思い出に残っている出来事は?
最近になっちゃうんですけど、今年「HOP STEP JUMP」というアリーナライブができたことが、やっぱり一番印象的で思い出に残っています。本当は3年前にアリーナツアーをやろうとしてたんですけど、コロナ禍で中止になったんです。でも色んな経験を重ねて今年開催したからこそ意味があるなと思います。メンバーもよくそう言ってます。
4.デビュー5周年の中で一番辛かったこと・大変だったことは?
やっぱりどうしてもコロナ禍になりますかね。それこそ本当に「アリーナツアーの開催が決定!」と言った直後に中止になってしまったので、どうしようもできないですけど、なんかグループの活動の勢いが止まっちゃったなって感じがして、やるせない気持ちにはなりました。でもそこから足掻いて今があるっていうことは、すごく大事な時間にはなったんですけど、当時はやっぱり不安しかありませんでしたね。
5.最近、楽しかったことは?
ミュージックビデオの撮影です。最近、地方や海外で撮らせていただいたりしているんですが、特に、東京を出て地方に行ったり、海外に行ったり、そうやって1個1個メンバーみんなでの予定が入っていることが僕は楽しみだなと、毎回思っているので、ミュージックビデオを含め、そういう撮影は楽しいです。特にアルバムに収録されている「STARBOYS」ミュージックビデオの撮影は面白かったというか、久々に携帯を触らない経験をしました。観測所みたいなところで撮影させてもらったんですけど、電波が関わるから携帯を使えなかったんですね。その中で、僕、5時間くらい空き時間があって、何もすることなくて修行している気分になりました(笑)。
6.コンビニに行くと毎回買っちゃうものは?
ゆでたまご!普通に好きっていうのもあるんですけど、手軽に食べられるので、結構買っちゃいます。
7.1週間休みがあったらしたいことは?
旅行したいです。立て続けに3箇所くらい転々としたいですね。国内だと、金沢、京都とかその辺に行きたいとずっと思っています。海外だと、韓国とアメリカですね。最近仕事で行って、韓国へのイメージが変わりました。すごく良い印象で、ご飯も美味しかったし、めちゃくちゃ楽しかったです。
8.メンバー以外で仲の良いLDHのメンバーは?そして、これから仲良くなりたいメンバーは?
最近あまりご飯とかは行けてないですけど、THE RAMPAGEの藤原樹は同い年で仲良いですね。あとは、GENERATIONSの佐野玲於さんと、後輩グループPSYCHIC FEVERのJIMMYとWEESA。同じ愛知県出身で、グループラインもあるくらい仲良くさせてもらっています。
仲良くなりたいメンバーは…最近それこそ、NEO EXILEというもっと若手のグループがたくさんデビューしたんですけど、なかなか関わる機会がなかったので、機会があればみんなと話してみたいなと思っています。
9.キュンとする女性の冬ファッションは?
僕、意外といかつい感じが好きなんですよね。女の子がライダースを着ているとか、革ものを着ているとか、そういうので「おっ…!」って思ったりします(笑)。
10.理想の冬のデートプランは?
スキー&スノーボードの1択です。昔、毎年冬になると、家族旅行でウィンタースポーツをしたり、温泉宿に泊まったりしていたんですけど、それがとても楽しかったので、そういうのをデートにしてもいいかなと思います。
幸福灰猪猪ラウレア要继续乖乖的,早日康复出院
けがと闘うマイネルラウレア ファンの人たちからの熱いエールを胸に
競馬の世界は常に死と隣り合わせだ。大きな馬体が膝から崩れ落ちる瞬間。突然の発作で、立っていることすらままならず、倒れ込んでしまう姿。まだ1年目の新人記者の私だが、今年のダービーでレース後、スキルヴィングが、必死に4本の脚で歩いている姿が今でも脳裏に焼き付いている。
栗東トレセンで取材をさせていただくようになり、普段から本当にいとおしそうに馬を見つめ、「この子ほんまに甘えん坊でかわいいねん」、と優しくほほ笑む厩舎スタッフの方々の姿を知っているからこそ、別れが訪れた時のことを思うと胸をギュッとつかまれるような思いになる。四六時中、真正面から一頭一頭と向き合っている方の気持ちを完全に理解しているなんて、口が裂けても言うことはできないが、きらびやかな世界の裏にある、たくさんの人の思いを一人でも多くの人に伝えたい。
10日に阪神競馬場で行われたオリオンS。1番人気に支持されたのは、菊花賞で7着に善戦したマイネルラウレアだった。父ゴールドシップ譲りの芦毛の馬体や、若駒Sで見せた豪快な末脚に、多くのファンの人が魅了され、菊花賞以来の実戦となった彼の走りを楽しみにしていた。
新馬勝ちをともに飾った横山武史騎手を背に、後方からじっくり脚をためるいつものラウレアの競馬。画面越しにレースを見ていた私は、ちょうど映像が切り替わるタイミングでラウレアを見失ってしまい、4コーナーに到達しても姿を現さない彼に、心の中がざわついた。
「何が何だかよく分からなかった」と、口にするのは担当する宮厩舎の荻須恭一郎助手。「ゲート裏からバスに乗って、検量室まで向かっていたから、レースを直接見ることができなくて、音だけ聞いていた。でも、検量室までに地下道を通るから、そこで1度音が途切れる。地下から出て、パッと3コーナーあたりを見ると、武史と痛そうにしているラウレアが立っていて、意味が分からなかった。本当に頭が真っ白だったね」。
普段、笑顔しか見たことがないと言っても過言じゃないくらい、常に明るく、ユーモアにあふれている荻須助手。それゆえ、いつもよりも1つ低い声のトーンで話す口ぶりから、その時の衝撃の大きさが感じ取れた。
血を流しながらも、ラウレアは自分の力で馬運車に乗り込み、すぐさまレントゲンで容体を確認した。その瞬間獣医師の方から出た、「うわ……」という声を聞き、また不安が襲い掛かってきた。
下された診断結果は左第3中手骨の骨折。応急処置をして、栗東トレセンへ輸送された。10日の18時30分ごろから、11日の0時30分までの約6時間に及ぶ手術が行われた。X(旧ツイッター)には、ラウレアの無事を願うファンの方々の、#マイネルラウレア#手術成功、という文字であふれかえっていた。たくさんの人の思いが届いたのか、手術は無事成功。管骨の亀裂が入っている側面にプレートを入れ、10本のボルトで留めて患部を固定する大掛かりなものだった。
手術後に荻須助手が再会したラウレアは、痛々しく大きなギプスを巻いていて、脚をつくことができない状態だった。無事に手術が成功したとはいえ、油断のできない2週間が続く。
「本当に強い馬だよ。1週間くらいするとだいぶ元気になってきた。だけど、腸炎や脚に入れているプレートやボルトからの細菌感染のリスクがあった。僕、ストレスがたまると首や顎のリンパが痛くなるんよね。手術から、入院して1週間くらいはずっとそこがこれまで感じたことがないくらい、最大級に痛かった」。
いつ何が起きてもおかしくない不安の続く日々。荻須助手を支えたのは、ファンの方から届いた、ラウレアの無事を願うお守り。そして、一通一通愛情のこもった手紙だった。
「全国各地からたくさん……びっくりしたよ。すごく辛かったけど、ファンのみなさんが応援してくれて、すごい励まされた。本当にありがとうございます」。
荻須助手からラウレアのすぐそばに、丁寧に並べられたたくさんのお守りや手紙の写真。そして、しっかりと自分の脚で立つラウレアの写真が届いた。話すことのできないラウレアの気持ちを知ることはできないが、ファンの方々の強い愛は、ラウレアと誰よりも長く時間を過ごす荻須助手へ。そして、ラウレアを優しくなでる温かい手の温度から、きっと届いているだろう。
有馬記念当日の24日。無事に区切りの2週間を乗り越え、感染症のリスクはかなり軽減した。今後は1カ月の入院生活を経て、経過が順調なら放牧に出る予定だ。
「頑張ってくれているのは馬。なんとか精いっぱいサポートして、やれるだけのことはしたい」。荻須助手の言葉に力がこもる。記者としてまだまだ新人の私が、分かったようなことは言えないけれど、競馬が大好きな一ファンとして、「命懸けで走ってくれてありがとう」。レースに向かう全ての競走馬に敬意を持って、この言葉を伝えたい。(デイリースポーツ・小田穂乃実)
けがと闘うマイネルラウレア ファンの人たちからの熱いエールを胸に
競馬の世界は常に死と隣り合わせだ。大きな馬体が膝から崩れ落ちる瞬間。突然の発作で、立っていることすらままならず、倒れ込んでしまう姿。まだ1年目の新人記者の私だが、今年のダービーでレース後、スキルヴィングが、必死に4本の脚で歩いている姿が今でも脳裏に焼き付いている。
栗東トレセンで取材をさせていただくようになり、普段から本当にいとおしそうに馬を見つめ、「この子ほんまに甘えん坊でかわいいねん」、と優しくほほ笑む厩舎スタッフの方々の姿を知っているからこそ、別れが訪れた時のことを思うと胸をギュッとつかまれるような思いになる。四六時中、真正面から一頭一頭と向き合っている方の気持ちを完全に理解しているなんて、口が裂けても言うことはできないが、きらびやかな世界の裏にある、たくさんの人の思いを一人でも多くの人に伝えたい。
10日に阪神競馬場で行われたオリオンS。1番人気に支持されたのは、菊花賞で7着に善戦したマイネルラウレアだった。父ゴールドシップ譲りの芦毛の馬体や、若駒Sで見せた豪快な末脚に、多くのファンの人が魅了され、菊花賞以来の実戦となった彼の走りを楽しみにしていた。
新馬勝ちをともに飾った横山武史騎手を背に、後方からじっくり脚をためるいつものラウレアの競馬。画面越しにレースを見ていた私は、ちょうど映像が切り替わるタイミングでラウレアを見失ってしまい、4コーナーに到達しても姿を現さない彼に、心の中がざわついた。
「何が何だかよく分からなかった」と、口にするのは担当する宮厩舎の荻須恭一郎助手。「ゲート裏からバスに乗って、検量室まで向かっていたから、レースを直接見ることができなくて、音だけ聞いていた。でも、検量室までに地下道を通るから、そこで1度音が途切れる。地下から出て、パッと3コーナーあたりを見ると、武史と痛そうにしているラウレアが立っていて、意味が分からなかった。本当に頭が真っ白だったね」。
普段、笑顔しか見たことがないと言っても過言じゃないくらい、常に明るく、ユーモアにあふれている荻須助手。それゆえ、いつもよりも1つ低い声のトーンで話す口ぶりから、その時の衝撃の大きさが感じ取れた。
血を流しながらも、ラウレアは自分の力で馬運車に乗り込み、すぐさまレントゲンで容体を確認した。その瞬間獣医師の方から出た、「うわ……」という声を聞き、また不安が襲い掛かってきた。
下された診断結果は左第3中手骨の骨折。応急処置をして、栗東トレセンへ輸送された。10日の18時30分ごろから、11日の0時30分までの約6時間に及ぶ手術が行われた。X(旧ツイッター)には、ラウレアの無事を願うファンの方々の、#マイネルラウレア#手術成功、という文字であふれかえっていた。たくさんの人の思いが届いたのか、手術は無事成功。管骨の亀裂が入っている側面にプレートを入れ、10本のボルトで留めて患部を固定する大掛かりなものだった。
手術後に荻須助手が再会したラウレアは、痛々しく大きなギプスを巻いていて、脚をつくことができない状態だった。無事に手術が成功したとはいえ、油断のできない2週間が続く。
「本当に強い馬だよ。1週間くらいするとだいぶ元気になってきた。だけど、腸炎や脚に入れているプレートやボルトからの細菌感染のリスクがあった。僕、ストレスがたまると首や顎のリンパが痛くなるんよね。手術から、入院して1週間くらいはずっとそこがこれまで感じたことがないくらい、最大級に痛かった」。
いつ何が起きてもおかしくない不安の続く日々。荻須助手を支えたのは、ファンの方から届いた、ラウレアの無事を願うお守り。そして、一通一通愛情のこもった手紙だった。
「全国各地からたくさん……びっくりしたよ。すごく辛かったけど、ファンのみなさんが応援してくれて、すごい励まされた。本当にありがとうございます」。
荻須助手からラウレアのすぐそばに、丁寧に並べられたたくさんのお守りや手紙の写真。そして、しっかりと自分の脚で立つラウレアの写真が届いた。話すことのできないラウレアの気持ちを知ることはできないが、ファンの方々の強い愛は、ラウレアと誰よりも長く時間を過ごす荻須助手へ。そして、ラウレアを優しくなでる温かい手の温度から、きっと届いているだろう。
有馬記念当日の24日。無事に区切りの2週間を乗り越え、感染症のリスクはかなり軽減した。今後は1カ月の入院生活を経て、経過が順調なら放牧に出る予定だ。
「頑張ってくれているのは馬。なんとか精いっぱいサポートして、やれるだけのことはしたい」。荻須助手の言葉に力がこもる。記者としてまだまだ新人の私が、分かったようなことは言えないけれど、競馬が大好きな一ファンとして、「命懸けで走ってくれてありがとう」。レースに向かう全ての競走馬に敬意を持って、この言葉を伝えたい。(デイリースポーツ・小田穂乃実)
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