#りお# 黒タイツふともも…♥”
#星乃あんな# 映画【ゴールド・ボーイ⠀】プレミアム上映会の舞台挨拶に参加しました✨
会場に来てくださった皆さん、中継を見てくださった皆さん、ありがとうございました。
明日は沖縄、明後日は大阪の舞台挨拶にも参加します。
皆さんにお会いできるのが楽しみです!
#相沢梨紗##相泽梨纱# ねこのひにゃんで
#相川结##相川結# 自撮り続いてるのすごい✨
グーグルピクセルのおかげね
#下谷あゆ# 18歳最後の日
5月中旬にあげたこの画像で人生変わりました
18歳なった時は3000人やったフォロワー様も今ではX4.6万人インスタ3万人TikTok9万人
初めての経験する事沢山させて頂けて嬉しかったけどやっぱり悔しいことが多かった♀️
19歳はもっともっと上目指して笑顔で頑張ります大きくなります https://t.cn/R2WxpQa
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堂本光一がオススメの“王子メシ”を紹介!絶品イカしゅうまい&餃子がスタジオに登場『高見沢俊彦の美味しい音楽 美しいメシ』
3月15日(金)放送の『高見沢俊彦の美味しい音楽 美しいメシ』(BS朝日 午後10時30分~11時)に、堂本光一(KinKi Kids)が出演する。それに先駆け、2人からコメントが到着した。
“食の貴公子”THE ALFEEの高見沢俊彦が、最高の音楽と日本各地のうまいものをゲストトークとともに届ける、“音と食を融合”させた新感覚の音楽グルメ番組『高見沢俊彦の美味しい音楽 美しいメシ』。過去2回の特番を経て、昨年10月よりレギュラー放送がスタートした本番組は、THE ALFEE結成50周年を迎える2024年、レギュラー化しておよそ半年の節目を迎える。
これまでの放送では日本中をツアーで駆け回る幅広い世代のバンドマンが登場し、こだわりの“バンドメシ”を紹介してきたが、3月15日の放送では、昨年CDデビュー25周年を迎え、高見沢とは音楽バラエティ番組で共演する以前から付き合いがあるKinKi Kidsの堂本光一がゲストとして出演。
最近では「Endless SHOCK」や「チャーリーとチョコレート工場」など舞台を中心に活躍する堂本が、自らがチョイスした“王子メシ”を紹介しつつ、旧知の仲の高見沢と日々の食事やオフにまつわるトークを展開。基本、“出されたものはなんでも食べる”ため、食に対するこだわりはないという堂本だが、氷には強いこだわりがあるようで…。
さらに「この番組のコンセプトを根底から覆すことを言ってしまいますが…」と前置きしつつ、「自分がしょっちゅう行くお店を紹介しちゃうと行けなくなる、という心配はありません?」と問題提起。これにはさすがの高見沢も「そうなんだよね…」と苦笑いを。
その中で「かなり迷いながら」選んだという堂本オススメのお店を紹介。イカが大好きという堂本はタコも大好きで、すしは「見た目真っ白でいい」と語る。
そんな堂本が最初に紹介したのは、福岡にある活魚料理の老舗店。生きたままのイカをできる限り触れずに素早くさばく「活イカ」で有名だが、さすがに東京にまで持ってくるのは不可能ということで、今回はお取り寄せも可能なイカしゅうまいを試食。絶品イカしゅうまいに舌鼓を打ちつつ、コロナ期間中の公演先のホテルで味わったというエピソードを披露する。
続いて、インパクト抜群の名古屋のシャトーブリアンや、岐阜の人気餃子店を紹介。営業前から列ができるというこの店、なんと開店時間の午後5時を前に整理券が売り切れになることもあるという。予約もテイクアウトもできないということで、今回は店主が堂本のために岐阜から上京。材料から持ち込みスタジオで調理して提供という、番組史上初の王子メシが実現する。
これには高見沢も驚がくし、「さすが光一だよ」と堂本のパワーに感嘆。当の堂本も驚きの表情に。作りたての餃子を一口味わった瞬間、高見沢は「おいしい〜!」と絶叫し、堂本も「やっぱりうまいわ、先輩相手にタメ語になってしまうほど」と声を上げる。スタジオには店主も登場し、餃子トークで盛り上がる。
ほか、“プリンス・オブ・スイーツ”の高見沢が、堂本にぜひ食べてほしいというスイーツを紹介。普段あまりお菓子は食べないという堂本が「これはおいしい」とうなった、高見沢が高校時代から好きだというレジェンド的スイーツとは。
また、高見沢もよく見に行っているという堂本の舞台の話題や、仲が良い2人だからこその爆笑思い出エピソードも披露されるなど、終始和やかな雰囲気。おいしい爆笑トークとなった。高見沢と堂本のコメントは下記に掲載。
高見沢俊彦・堂本光一 コメント
◆堂本光一さんとの収録を終えた今の感想は?
高見沢:光一君が来てくれるというとテンションが上がりますよね。ちゃんと笑ってくれるんだろうか、とか、ちゃんと食べてくれるんだろうか、とかね、そういうところでテンションが上がります(笑)。光一君とはかなり長い付き合いになるので。
堂本:そうですね、出会いからのトータルで言うと30年近く…。
高見沢:そう、30年近くなるのかな。変な意味でなく、もう弟みたいな感じです。
◆堂本さんはいかがですか?
堂本:高見沢さんはもちろん、スタッフの方も顔見知りの方が多かったので、構えることなくできるなと思って出演させていただきました。ホームみたいな感覚で、番組を盛り上げようとか、そういう意識はなく、いつもの感覚で高見沢さんとお話ができればと思っていましたが、結果、楽しかったです。
◆高見沢さんご自身もツアーでおいしいものを食べたい、という思いが強いですか?
高見沢:それはありますね。若い時は3人一緒に動いていたんですけど、古希(70歳)間近になると、みんなそれぞれ体調が違ってくるので(笑)。だから寝るやつ、食うやつ、飲むやつ、と三者三様になるんです。その中で僕は食べる専門でやっています。
◆番組のテーマが“バンドメシ”と知ったときはどう思われましたか?
堂本:番組の中でも言ったんですけど、本当に自分がよく行っているお店は教えたくないなと思って(笑)。
高見沢:それはそうだよなー。
堂本:ええ、それですごく悩みました、どのお店を紹介しようかなと。でも、今日のメニュー、おいしかったですよね?
高見沢:おいしかったよー。あの餃子、たまんないよ。まさか店主さんが東京に来て朝から作ってくれるとは思わなかった。しかもお店を休んでだよ。これはもう光一パワーだよ、大変なことですよ。おかげでおいしいものが食べられました。
◆番組にとっても画期的な回になりましたね。
高見沢:これはすごいね。今後、どれだけ呼べるかだよね(笑)。
堂本:店主さんを呼ぶことがあるかどうか、ですか?(笑)
高見沢:多分これが最初で最後になるんじゃないか(笑)。
堂本:えー、ホントですか。でも全然、僕のパワーじゃないですよ。いろいろなことが作用して願いがかなったというだけで。
高見沢:でも、店主さんは光一のためにと言っていたよ。間違いないよ、正直な話だと思うよ。真っすぐ前を向いて言っていたもの。
堂本:うれしいですね。
高見沢:ほんとにうれしいです。
堂本:高見沢さんに知ってもらいたいとか、共感してほしいなという思いでお店、食事を選んだので。高見沢さんが共感してくださったのは本当にうれしいです。
◆長い付き合いがあってこそ、ですね。
堂本:そうですね、プライベートでも高見沢さんに食事に連れて行っていただいたりしていたので。そういう意味では番組を通してですけど、逆に高見沢さんにおいしいお店を教えてあげることができました。これは今までになかったことなので。
◆お2人の関係はどういった感じですか?
堂本:大先輩に対して失礼になるかもしれませんですが、なんとなくリズムとか考え方とかで同じ部分があるのかな、という気がしております。
高見沢:そうですね、波長が合うというか、リズム感が合っている感じがするね。ただ、昔はKinKiたちとは25歳も年が離れているのか、ということは2人が45歳の時には俺は70歳? そんなバカなと思っていたんだよ。そこまではやっていないだろうと。でも、こうしてやっているんだね(笑)。面白いなー。
◆プリンス・オブ・スイーツの高見沢さんが堂本さんに称号を与えるとしたら?
高見沢:プリンス・オブ…、いや、キングだよね、店主さんを呼び出すぐらいだから(笑)。
堂本:やっとキングになれました(笑)。
◆今回実現しませんでしたが、お2人のセッションの可能性は?
高見沢:セッションね、これはもう光一次第だよ。
堂本:いやいや、基本僕のほうでのNGはないので(笑)。
3月15日(金)放送の『高見沢俊彦の美味しい音楽 美しいメシ』(BS朝日 午後10時30分~11時)に、堂本光一(KinKi Kids)が出演する。それに先駆け、2人からコメントが到着した。
“食の貴公子”THE ALFEEの高見沢俊彦が、最高の音楽と日本各地のうまいものをゲストトークとともに届ける、“音と食を融合”させた新感覚の音楽グルメ番組『高見沢俊彦の美味しい音楽 美しいメシ』。過去2回の特番を経て、昨年10月よりレギュラー放送がスタートした本番組は、THE ALFEE結成50周年を迎える2024年、レギュラー化しておよそ半年の節目を迎える。
これまでの放送では日本中をツアーで駆け回る幅広い世代のバンドマンが登場し、こだわりの“バンドメシ”を紹介してきたが、3月15日の放送では、昨年CDデビュー25周年を迎え、高見沢とは音楽バラエティ番組で共演する以前から付き合いがあるKinKi Kidsの堂本光一がゲストとして出演。
最近では「Endless SHOCK」や「チャーリーとチョコレート工場」など舞台を中心に活躍する堂本が、自らがチョイスした“王子メシ”を紹介しつつ、旧知の仲の高見沢と日々の食事やオフにまつわるトークを展開。基本、“出されたものはなんでも食べる”ため、食に対するこだわりはないという堂本だが、氷には強いこだわりがあるようで…。
さらに「この番組のコンセプトを根底から覆すことを言ってしまいますが…」と前置きしつつ、「自分がしょっちゅう行くお店を紹介しちゃうと行けなくなる、という心配はありません?」と問題提起。これにはさすがの高見沢も「そうなんだよね…」と苦笑いを。
その中で「かなり迷いながら」選んだという堂本オススメのお店を紹介。イカが大好きという堂本はタコも大好きで、すしは「見た目真っ白でいい」と語る。
そんな堂本が最初に紹介したのは、福岡にある活魚料理の老舗店。生きたままのイカをできる限り触れずに素早くさばく「活イカ」で有名だが、さすがに東京にまで持ってくるのは不可能ということで、今回はお取り寄せも可能なイカしゅうまいを試食。絶品イカしゅうまいに舌鼓を打ちつつ、コロナ期間中の公演先のホテルで味わったというエピソードを披露する。
続いて、インパクト抜群の名古屋のシャトーブリアンや、岐阜の人気餃子店を紹介。営業前から列ができるというこの店、なんと開店時間の午後5時を前に整理券が売り切れになることもあるという。予約もテイクアウトもできないということで、今回は店主が堂本のために岐阜から上京。材料から持ち込みスタジオで調理して提供という、番組史上初の王子メシが実現する。
これには高見沢も驚がくし、「さすが光一だよ」と堂本のパワーに感嘆。当の堂本も驚きの表情に。作りたての餃子を一口味わった瞬間、高見沢は「おいしい〜!」と絶叫し、堂本も「やっぱりうまいわ、先輩相手にタメ語になってしまうほど」と声を上げる。スタジオには店主も登場し、餃子トークで盛り上がる。
ほか、“プリンス・オブ・スイーツ”の高見沢が、堂本にぜひ食べてほしいというスイーツを紹介。普段あまりお菓子は食べないという堂本が「これはおいしい」とうなった、高見沢が高校時代から好きだというレジェンド的スイーツとは。
また、高見沢もよく見に行っているという堂本の舞台の話題や、仲が良い2人だからこその爆笑思い出エピソードも披露されるなど、終始和やかな雰囲気。おいしい爆笑トークとなった。高見沢と堂本のコメントは下記に掲載。
高見沢俊彦・堂本光一 コメント
◆堂本光一さんとの収録を終えた今の感想は?
高見沢:光一君が来てくれるというとテンションが上がりますよね。ちゃんと笑ってくれるんだろうか、とか、ちゃんと食べてくれるんだろうか、とかね、そういうところでテンションが上がります(笑)。光一君とはかなり長い付き合いになるので。
堂本:そうですね、出会いからのトータルで言うと30年近く…。
高見沢:そう、30年近くなるのかな。変な意味でなく、もう弟みたいな感じです。
◆堂本さんはいかがですか?
堂本:高見沢さんはもちろん、スタッフの方も顔見知りの方が多かったので、構えることなくできるなと思って出演させていただきました。ホームみたいな感覚で、番組を盛り上げようとか、そういう意識はなく、いつもの感覚で高見沢さんとお話ができればと思っていましたが、結果、楽しかったです。
◆高見沢さんご自身もツアーでおいしいものを食べたい、という思いが強いですか?
高見沢:それはありますね。若い時は3人一緒に動いていたんですけど、古希(70歳)間近になると、みんなそれぞれ体調が違ってくるので(笑)。だから寝るやつ、食うやつ、飲むやつ、と三者三様になるんです。その中で僕は食べる専門でやっています。
◆番組のテーマが“バンドメシ”と知ったときはどう思われましたか?
堂本:番組の中でも言ったんですけど、本当に自分がよく行っているお店は教えたくないなと思って(笑)。
高見沢:それはそうだよなー。
堂本:ええ、それですごく悩みました、どのお店を紹介しようかなと。でも、今日のメニュー、おいしかったですよね?
高見沢:おいしかったよー。あの餃子、たまんないよ。まさか店主さんが東京に来て朝から作ってくれるとは思わなかった。しかもお店を休んでだよ。これはもう光一パワーだよ、大変なことですよ。おかげでおいしいものが食べられました。
◆番組にとっても画期的な回になりましたね。
高見沢:これはすごいね。今後、どれだけ呼べるかだよね(笑)。
堂本:店主さんを呼ぶことがあるかどうか、ですか?(笑)
高見沢:多分これが最初で最後になるんじゃないか(笑)。
堂本:えー、ホントですか。でも全然、僕のパワーじゃないですよ。いろいろなことが作用して願いがかなったというだけで。
高見沢:でも、店主さんは光一のためにと言っていたよ。間違いないよ、正直な話だと思うよ。真っすぐ前を向いて言っていたもの。
堂本:うれしいですね。
高見沢:ほんとにうれしいです。
堂本:高見沢さんに知ってもらいたいとか、共感してほしいなという思いでお店、食事を選んだので。高見沢さんが共感してくださったのは本当にうれしいです。
◆長い付き合いがあってこそ、ですね。
堂本:そうですね、プライベートでも高見沢さんに食事に連れて行っていただいたりしていたので。そういう意味では番組を通してですけど、逆に高見沢さんにおいしいお店を教えてあげることができました。これは今までになかったことなので。
◆お2人の関係はどういった感じですか?
堂本:大先輩に対して失礼になるかもしれませんですが、なんとなくリズムとか考え方とかで同じ部分があるのかな、という気がしております。
高見沢:そうですね、波長が合うというか、リズム感が合っている感じがするね。ただ、昔はKinKiたちとは25歳も年が離れているのか、ということは2人が45歳の時には俺は70歳? そんなバカなと思っていたんだよ。そこまではやっていないだろうと。でも、こうしてやっているんだね(笑)。面白いなー。
◆プリンス・オブ・スイーツの高見沢さんが堂本さんに称号を与えるとしたら?
高見沢:プリンス・オブ…、いや、キングだよね、店主さんを呼び出すぐらいだから(笑)。
堂本:やっとキングになれました(笑)。
◆今回実現しませんでしたが、お2人のセッションの可能性は?
高見沢:セッションね、これはもう光一次第だよ。
堂本:いやいや、基本僕のほうでのNGはないので(笑)。
猫の日
縁側に座る猫のサスケと、志季。
彼らは並んで、ぬるま湯のようにあたたかな午後の日差しを浴びていた。
庭先では風がそよそよと木々を揺らし、遠くからは小鳥のさえずりが聞こえてくる。
久しぶりの、思いがけない帰省だった。
大が指名された地方ロケの行き先が、志季の実家のほど近くであることに気付いたマネージャーが
「お前、最近ろくに帰ってないだろう」
と、志季を作業部屋から引っ張り出したのだ。
物理的に引っ張り出したのは、大だったが。
「今日明日はずっと天気、いいみたいですよ。
アンタも、そろそろ日差しに当たらないと」
彼のその台詞に『布団を干すんじゃないんだから』と翼が笑っていた。
『徹夜明けの志季は、敷きっぱなしの布団みたいなものだから、間違っては…いないかも?』と里津花が続けた。
徹夜作業がようやく終わって、死んだように眠りまくったその後だった。
二十代では勢いで出来ていた無理も、三十路を超えるとそこそこ『来る』。
言われるがまま、されるがままのぼけっとした男に、甲斐甲斐しく上着を着せてくれる面倒見の良い青年の頭を、志季はほとんど無意識にかき混ぜた。
「なに」
大は呆れたように、でもどこか楽しそうに笑った。
「お〜い、大、志季、準備は出来たか?
大丈夫みたいだな。
よし、じゃあ行くぞ」
朝から一分の隙もなく、品の良いスーツとネクタイがよく似合うマネージャー・灰月の掛け声で、寮を出る。
妙にテンションが高い灰月に、相変わらず朝は似合わない男だ、と思ったのが最後の記憶だ。
***
気が付いたら大の仕事現場だった。
移動中の車の中でずっと眠っていたらしい。
灰月に笑いながら起こされて、立ち会い……のような雰囲気を出しながら、大の仕事ぶりを見守って。
そのうち目が覚めてきたので、灰月と「大ちゃんかっこいい」と茶々を入れていたら、怒られた。
更に気付いたら、実家だった。
大と灰月は、近所のお姉様方に捕まっている。
平均年齢70歳前後でも、タイプの違う色男二人を前にしたお姉様方は、まるで少女のように可愛らしかった。
色男たちがまた、真面目に紳士的に相手をするものだから、盛り上がる盛り上がる。
お茶うけに、自家製の漬物まで持ち寄っていたし、長話の準備は万端だ。
アレはしばらく解放されないだろう。
よく考えたら、何がなんだか分からないまま実家まで連れてこられた身としては、少しざまあみろという気分だった。
そうして今、SolidSリーダー兼プロデューサー兼作曲家である志季は、ただの篁志季として、サスケと二人で寛いでいた。
女性陣の楽しげな声は、程よく遠く、野鳥の声と混ざって心地よい。
手にはコーヒーカップがあって、サスケは隣で寝そべり、のどを鳴らしてうとうとと、恐らく眠りかけている。
「……ふぅ」
彼らが言葉を交わすことはないが、互いの存在があることで、心地よい時間がもたらされることを知っていた。
志季はコーヒーを一口飲んで、傍らのサスケを見下ろした。
彼は糸のように目を細くして、ゴロロ…と喉を鳴らしている。
白いヒゲがまろい日差しに溶けそうで、そのあまりに平和な光景に思わず笑った。
「お前は今日も、のんびりしているな」
言葉をかけられたサスケは少しだけ目を開けて、志季をじっと見つめた。
その瞳には、年月を重ねた結果のなんとも言えない深みが宿っているように感じられた。
なにせ20年は生きている老猫だ。
人間でいうなら90歳以上になるらしいと、弟が言っていた気がする。
そんな彼からすれば、志季なんて『人間の小僧』くらいに思われているかもしれない。
子猫の頃からどこかふてぶてしく、あまりに堂々としていたものだから、長生きするだろうとは思っていたが、案の定猫又コースまっしぐらだ。
しかし、それでいいと思っている。
のびのびと、気まぐれで、自由で、えらそうで。
そんな生き物だから、愛される。
「長生きしろよ」
そう言って頭を撫でてやれば、彼は気持ちよさそうに喉を鳴らした。
たまにはこんな休日も、良いかもしれない。
·猫の日
·SolidS
縁側に座る猫のサスケと、志季。
彼らは並んで、ぬるま湯のようにあたたかな午後の日差しを浴びていた。
庭先では風がそよそよと木々を揺らし、遠くからは小鳥のさえずりが聞こえてくる。
久しぶりの、思いがけない帰省だった。
大が指名された地方ロケの行き先が、志季の実家のほど近くであることに気付いたマネージャーが
「お前、最近ろくに帰ってないだろう」
と、志季を作業部屋から引っ張り出したのだ。
物理的に引っ張り出したのは、大だったが。
「今日明日はずっと天気、いいみたいですよ。
アンタも、そろそろ日差しに当たらないと」
彼のその台詞に『布団を干すんじゃないんだから』と翼が笑っていた。
『徹夜明けの志季は、敷きっぱなしの布団みたいなものだから、間違っては…いないかも?』と里津花が続けた。
徹夜作業がようやく終わって、死んだように眠りまくったその後だった。
二十代では勢いで出来ていた無理も、三十路を超えるとそこそこ『来る』。
言われるがまま、されるがままのぼけっとした男に、甲斐甲斐しく上着を着せてくれる面倒見の良い青年の頭を、志季はほとんど無意識にかき混ぜた。
「なに」
大は呆れたように、でもどこか楽しそうに笑った。
「お〜い、大、志季、準備は出来たか?
大丈夫みたいだな。
よし、じゃあ行くぞ」
朝から一分の隙もなく、品の良いスーツとネクタイがよく似合うマネージャー・灰月の掛け声で、寮を出る。
妙にテンションが高い灰月に、相変わらず朝は似合わない男だ、と思ったのが最後の記憶だ。
***
気が付いたら大の仕事現場だった。
移動中の車の中でずっと眠っていたらしい。
灰月に笑いながら起こされて、立ち会い……のような雰囲気を出しながら、大の仕事ぶりを見守って。
そのうち目が覚めてきたので、灰月と「大ちゃんかっこいい」と茶々を入れていたら、怒られた。
更に気付いたら、実家だった。
大と灰月は、近所のお姉様方に捕まっている。
平均年齢70歳前後でも、タイプの違う色男二人を前にしたお姉様方は、まるで少女のように可愛らしかった。
色男たちがまた、真面目に紳士的に相手をするものだから、盛り上がる盛り上がる。
お茶うけに、自家製の漬物まで持ち寄っていたし、長話の準備は万端だ。
アレはしばらく解放されないだろう。
よく考えたら、何がなんだか分からないまま実家まで連れてこられた身としては、少しざまあみろという気分だった。
そうして今、SolidSリーダー兼プロデューサー兼作曲家である志季は、ただの篁志季として、サスケと二人で寛いでいた。
女性陣の楽しげな声は、程よく遠く、野鳥の声と混ざって心地よい。
手にはコーヒーカップがあって、サスケは隣で寝そべり、のどを鳴らしてうとうとと、恐らく眠りかけている。
「……ふぅ」
彼らが言葉を交わすことはないが、互いの存在があることで、心地よい時間がもたらされることを知っていた。
志季はコーヒーを一口飲んで、傍らのサスケを見下ろした。
彼は糸のように目を細くして、ゴロロ…と喉を鳴らしている。
白いヒゲがまろい日差しに溶けそうで、そのあまりに平和な光景に思わず笑った。
「お前は今日も、のんびりしているな」
言葉をかけられたサスケは少しだけ目を開けて、志季をじっと見つめた。
その瞳には、年月を重ねた結果のなんとも言えない深みが宿っているように感じられた。
なにせ20年は生きている老猫だ。
人間でいうなら90歳以上になるらしいと、弟が言っていた気がする。
そんな彼からすれば、志季なんて『人間の小僧』くらいに思われているかもしれない。
子猫の頃からどこかふてぶてしく、あまりに堂々としていたものだから、長生きするだろうとは思っていたが、案の定猫又コースまっしぐらだ。
しかし、それでいいと思っている。
のびのびと、気まぐれで、自由で、えらそうで。
そんな生き物だから、愛される。
「長生きしろよ」
そう言って頭を撫でてやれば、彼は気持ちよさそうに喉を鳴らした。
たまにはこんな休日も、良いかもしれない。
·猫の日
·SolidS
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