兄たち(下)
太宰治
「あッ、菊池寛だ。」と小さく叫んで、ふとったおじいさんを指さします。とても、まじめな顔して、そういうのですから、私も、信じないわけには、いかなかったのです。銀座の不二屋でお茶を飲んでいたときにも、肘ひじで私をそっとつついて、佐々木茂索がいるぞ、そら、おまえのうしろのテエブルだ、と小声で言って教えてくれたことがありますけれど、ずっとあとになって、私が直接、菊池先生や佐々木さんにお目にかかり、兄が私に嘘ばかり教えていたことを知りました。兄の所蔵の「感情装飾」という川端康成氏の短篇集の扉には、夢川利一様、著者、と毛筆で書かれて在って、それは兄が、伊豆かどこかの温泉宿で川端さんと知り合いになり、そのとき川端さんから戴いただいた本だ、ということになっていたのですが、いま思えば、これもどうだか、こんど川端さんにお逢いしたとき、お伺いしてみようと思って居ります。ほんとうであって、くれたらいいと思います。けれども私が川端さんから戴いているお手紙の字体と、それから思い出の中の、夢川利一様、著者、という字体とは、少し違うようにも思われるのです。兄は、いつでも、無邪気に人を、かつぎます。まったく油断が、できないのです。ミステフィカシオンが、フランスのプレッシュウたちの、お道楽の一つであったそうですから、兄にも、やっぱり、この神秘捏造ミステフィカシオンの悪癖が、争われなかったのであろうと思います。
兄がなくなったのは、私が大学へはいったとしの初夏でありましたが、そのとしのお正月には、応接室の床の間に自筆の掛軸を飾りました。半折に、「この春は、仏心なども出で、酒もあり、肴さかなもあるをよろこばぬなり。」と書かれていて、訪問客は、みんな大笑いして、兄もにやにや笑っていましたが、それは、れいの兄のミステフィカシオンでは無く、本心からのものだったのでしょうけれど、いつも、みんなを、かつぐものだから、訪問客たちも、ただ笑って、兄のいのちを懸念しようとはしないのでした。兄は、やがて小さい珠数じゅずを手首にはめて歩いて、そうして自分のことを、愚僧、と呼称することを案出しました。愚僧は、愚僧は、とまじめに言うので、兄のお友だちも、みんな真似して、愚僧は、愚僧は、と言い合い、一時は大流行いたしました。兄にとっては、ただ冗談だけでそんなことをしていたのでは無く、自身の肉体消滅の日時が、すぐ間近に迫っていることを、ひそかに知っていて、けれども兄の鬼面毒笑風の趣味が、それを素直に悲しむことを妨げ、かえって懸命に茶化して、しさいらしく珠数を爪繰つまぐっては人を笑わせ、愚僧もあの婦人には心が乱れ申したわい、お恥かしいが、まだ枯れて居らん証拠じゃのう、などと言い、私たちを誘って、高田の馬場の喫茶店へ蹌踉そうろうと乗り込むのでした。この愚僧は、たいへんおしゃれで、喫茶店へ行く途中、ふっと、指輪をはめて出るのを忘れて来たことに気がつき、躊躇ちゅうちょなくくるりと廻れ右して家へ引きかえし、そうしてきちんと指輪をはめて、出直し、やあ、お待ちどおさま、と澄ましていました。
私は大学へはいってからは、戸塚の、兄の家のすぐ近くの下宿屋に住み、それでも、お互い勉強の邪魔をせぬよう、三日にいちどか、一週間にいちど顔を合せて、そのときには必ず一緒にまちへ出て、落語を聞いたり、喫茶店をまわって歩いたりして、そのうちに兄は、ささやかな恋をしました。兄は、その粋紳士風の趣味のために、おそろしく気取ってばかりいて、女のひとには、さっぱり好かれないようでした。そのころ高田の馬場の喫茶店に、兄が内心好いている女の子がありましたが、あまり旗色がよくないようで、兄は困って居りました。それでも、兄は誇プライドの高いお人でありますから、その女の子に、いやらしい色目を使ったり、下等にふざけたりすることは絶対にせず、すっとはいって、コーヒー一ぱい飲んで、すっと帰るということばかり続けて居りました。或る晩、私とふたりで、その喫茶店へ行き、コーヒー一ぱい飲んで、やっぱり旗色がわるく、そのまま、すっと帰って、その帰途、兄は、花屋へ寄ってカーネーションと薔薇ばらとを組合せた十円ちかくの大きな花束をこしらえさせ、それを抱えて花屋から出て、何だかもじもじしていましたので、私には兄の気持が全部わかり、身を躍らしてその花束をひったくり脱兎だっとの如くいま来た道を駈け戻り喫茶店の扉かげに、ついと隠れて、あの子を呼びました。
「おじさん(私は兄を、そう呼んでいました。)を知ってるだろう? おじさんを忘れちゃいけない。はい、これはおじさんから。」口早に言って花束を手渡してやっても、あの子はぼんやりしていますので、私は、矢庭にあの子をぶん殴りたく思いました。私まで、すっかり元気がなくなり、それから、ぶらぶら兄の家へ行ってみましたら、兄は、もうベッドにもぐっていて、なんだか、ひどく不機嫌でした。兄は、そのとき、二十八歳でした。私は六つ下の二十二歳でありました。
そのとしの、四月ごろから、兄は異常の情熱を以もって、制作を開始いたしました。モデルを家に呼んで、大きいトルソオに取りかかった様子でありました。私は、兄の仕事の邪魔をしたくないので、そのころは、あまり兄の家を訪ねませんでした。いつか夜、ちょっと訪ねてみたら兄は、ベッドにもぐっていて、少し頬が赤く、「もう夢川利一なんて名前は、よすことにした。堂々、辻馬桂治(兄の本名)でやってみるつもりだ。」と兄にしては、全く珍らしく、少しも茶化さず、むきになって言って聞かせましたので、私は急に泣きそうになりました。
それから、二月ふたつき経って、兄は仕事を完成させずに死んでしまいました。様子が変だとWさん御夫妻も言い、私も、そう思いましたので、かかりのお医者に相談してみましたら、もう四五日とお医者は平気で言うので、私は仰天いたしました。すぐに、田舎の長兄へ電報を打ちました。長兄が来るまでは、私が兄の傍に寝て二晩、のどにからまる痰たんを指で除去してあげました。長兄が来て、すぐに看護婦を雇い、お友だちもだんだん集り、私も心強くなりましたが、長兄が見えるまでの二晩は、いま思っても地獄のような気がいたします。暗い電気の下で兄は、私にあちこちの引き出しをあけさせ、いろいろの手紙や、ノオトブックを破り棄てさせ、私が、言いつけられたとおり、それをばりばり破りながらめそめそ泣いているのを、兄は不思議そうに眺めているのでした。私は、世の中に、たった私たち二人しかいないような気がいたしました。
長兄や、お友だちに、とりかこまれて、息をひきとるまえに、私が、
「兄さん!」と呼ぶと、兄は、はっきりした言葉で、ダイヤのネクタイピンとプラチナの鎖があるから、おまえにあげるよ、と言いました。それは嘘なのです。兄は、きっと死ぬる際まで、粋紳士風プレッシュウの趣味を捨てず、そんなはいからのこと言って、私をかつごうとしていたのでしょう。無意識に、お得意の神秘捏造ミステフィカシオンをやっていたのでありましょう。ダイヤのネクタイピンなど、無いのを私は知って居りますので、なおのこと、兄の伊達だての気持ちが悲しく、わあわあ泣いてしまいました。なんにも作品残さなかったけれど、それでも水際立って一流の芸術家だったお兄さん。世界で一ばんの美貌を持っていたくせに、ちっとも女に好かれなかったお兄さん。
死んだ直後のことも、あれこれ書いてお知らせするつもりでありましたが、ふと考えてみれば、そんな悲しさは、私に限らず、誰だって肉親に死なれたときには味うものにちがいないので、なんだか私の特権みたいに書き誇るのは、読者にすまないことみたいで、気持ちが急に萎縮いしゅくしてしまいました。ケイジ、ケサ四ジ、セイキョセリ。という電文を、田舎の家にあてて頼信紙に書きしたためながら、当時三十三歳の長兄が、何を思ったか、急に手放しで慟哭どうこくをはじめたその姿が、いまでも私の痩せひからびた胸をゆすぶります。父に早く死なれた兄弟は、なんぼうお金はあっても、可哀想なものだと思います。
太宰治(だざい おさむ,1909年6月19日—1948年6月13日),本名津岛修治(つしま しゅうじ),日本小说家,日本战后无赖派文学代表作家。主要作品有小说《逆行》《斜阳》和《人间失格》等。
太宰治从学生时代起已希望成为作家,21岁时和银座咖啡馆女侍投海自杀未遂。1935年《晚年》一书中作品《逆行》列为第一届芥川奖的候选作品。结婚后,写出了《富岳百景》及《斜阳》等作品,成为当代流行作家。1948年6月13日深夜与崇拜他的女读者山崎富荣跳玉川上水自杀,时年39岁,留下了《人间失格》等作品。
太宰治
「あッ、菊池寛だ。」と小さく叫んで、ふとったおじいさんを指さします。とても、まじめな顔して、そういうのですから、私も、信じないわけには、いかなかったのです。銀座の不二屋でお茶を飲んでいたときにも、肘ひじで私をそっとつついて、佐々木茂索がいるぞ、そら、おまえのうしろのテエブルだ、と小声で言って教えてくれたことがありますけれど、ずっとあとになって、私が直接、菊池先生や佐々木さんにお目にかかり、兄が私に嘘ばかり教えていたことを知りました。兄の所蔵の「感情装飾」という川端康成氏の短篇集の扉には、夢川利一様、著者、と毛筆で書かれて在って、それは兄が、伊豆かどこかの温泉宿で川端さんと知り合いになり、そのとき川端さんから戴いただいた本だ、ということになっていたのですが、いま思えば、これもどうだか、こんど川端さんにお逢いしたとき、お伺いしてみようと思って居ります。ほんとうであって、くれたらいいと思います。けれども私が川端さんから戴いているお手紙の字体と、それから思い出の中の、夢川利一様、著者、という字体とは、少し違うようにも思われるのです。兄は、いつでも、無邪気に人を、かつぎます。まったく油断が、できないのです。ミステフィカシオンが、フランスのプレッシュウたちの、お道楽の一つであったそうですから、兄にも、やっぱり、この神秘捏造ミステフィカシオンの悪癖が、争われなかったのであろうと思います。
兄がなくなったのは、私が大学へはいったとしの初夏でありましたが、そのとしのお正月には、応接室の床の間に自筆の掛軸を飾りました。半折に、「この春は、仏心なども出で、酒もあり、肴さかなもあるをよろこばぬなり。」と書かれていて、訪問客は、みんな大笑いして、兄もにやにや笑っていましたが、それは、れいの兄のミステフィカシオンでは無く、本心からのものだったのでしょうけれど、いつも、みんなを、かつぐものだから、訪問客たちも、ただ笑って、兄のいのちを懸念しようとはしないのでした。兄は、やがて小さい珠数じゅずを手首にはめて歩いて、そうして自分のことを、愚僧、と呼称することを案出しました。愚僧は、愚僧は、とまじめに言うので、兄のお友だちも、みんな真似して、愚僧は、愚僧は、と言い合い、一時は大流行いたしました。兄にとっては、ただ冗談だけでそんなことをしていたのでは無く、自身の肉体消滅の日時が、すぐ間近に迫っていることを、ひそかに知っていて、けれども兄の鬼面毒笑風の趣味が、それを素直に悲しむことを妨げ、かえって懸命に茶化して、しさいらしく珠数を爪繰つまぐっては人を笑わせ、愚僧もあの婦人には心が乱れ申したわい、お恥かしいが、まだ枯れて居らん証拠じゃのう、などと言い、私たちを誘って、高田の馬場の喫茶店へ蹌踉そうろうと乗り込むのでした。この愚僧は、たいへんおしゃれで、喫茶店へ行く途中、ふっと、指輪をはめて出るのを忘れて来たことに気がつき、躊躇ちゅうちょなくくるりと廻れ右して家へ引きかえし、そうしてきちんと指輪をはめて、出直し、やあ、お待ちどおさま、と澄ましていました。
私は大学へはいってからは、戸塚の、兄の家のすぐ近くの下宿屋に住み、それでも、お互い勉強の邪魔をせぬよう、三日にいちどか、一週間にいちど顔を合せて、そのときには必ず一緒にまちへ出て、落語を聞いたり、喫茶店をまわって歩いたりして、そのうちに兄は、ささやかな恋をしました。兄は、その粋紳士風の趣味のために、おそろしく気取ってばかりいて、女のひとには、さっぱり好かれないようでした。そのころ高田の馬場の喫茶店に、兄が内心好いている女の子がありましたが、あまり旗色がよくないようで、兄は困って居りました。それでも、兄は誇プライドの高いお人でありますから、その女の子に、いやらしい色目を使ったり、下等にふざけたりすることは絶対にせず、すっとはいって、コーヒー一ぱい飲んで、すっと帰るということばかり続けて居りました。或る晩、私とふたりで、その喫茶店へ行き、コーヒー一ぱい飲んで、やっぱり旗色がわるく、そのまま、すっと帰って、その帰途、兄は、花屋へ寄ってカーネーションと薔薇ばらとを組合せた十円ちかくの大きな花束をこしらえさせ、それを抱えて花屋から出て、何だかもじもじしていましたので、私には兄の気持が全部わかり、身を躍らしてその花束をひったくり脱兎だっとの如くいま来た道を駈け戻り喫茶店の扉かげに、ついと隠れて、あの子を呼びました。
「おじさん(私は兄を、そう呼んでいました。)を知ってるだろう? おじさんを忘れちゃいけない。はい、これはおじさんから。」口早に言って花束を手渡してやっても、あの子はぼんやりしていますので、私は、矢庭にあの子をぶん殴りたく思いました。私まで、すっかり元気がなくなり、それから、ぶらぶら兄の家へ行ってみましたら、兄は、もうベッドにもぐっていて、なんだか、ひどく不機嫌でした。兄は、そのとき、二十八歳でした。私は六つ下の二十二歳でありました。
そのとしの、四月ごろから、兄は異常の情熱を以もって、制作を開始いたしました。モデルを家に呼んで、大きいトルソオに取りかかった様子でありました。私は、兄の仕事の邪魔をしたくないので、そのころは、あまり兄の家を訪ねませんでした。いつか夜、ちょっと訪ねてみたら兄は、ベッドにもぐっていて、少し頬が赤く、「もう夢川利一なんて名前は、よすことにした。堂々、辻馬桂治(兄の本名)でやってみるつもりだ。」と兄にしては、全く珍らしく、少しも茶化さず、むきになって言って聞かせましたので、私は急に泣きそうになりました。
それから、二月ふたつき経って、兄は仕事を完成させずに死んでしまいました。様子が変だとWさん御夫妻も言い、私も、そう思いましたので、かかりのお医者に相談してみましたら、もう四五日とお医者は平気で言うので、私は仰天いたしました。すぐに、田舎の長兄へ電報を打ちました。長兄が来るまでは、私が兄の傍に寝て二晩、のどにからまる痰たんを指で除去してあげました。長兄が来て、すぐに看護婦を雇い、お友だちもだんだん集り、私も心強くなりましたが、長兄が見えるまでの二晩は、いま思っても地獄のような気がいたします。暗い電気の下で兄は、私にあちこちの引き出しをあけさせ、いろいろの手紙や、ノオトブックを破り棄てさせ、私が、言いつけられたとおり、それをばりばり破りながらめそめそ泣いているのを、兄は不思議そうに眺めているのでした。私は、世の中に、たった私たち二人しかいないような気がいたしました。
長兄や、お友だちに、とりかこまれて、息をひきとるまえに、私が、
「兄さん!」と呼ぶと、兄は、はっきりした言葉で、ダイヤのネクタイピンとプラチナの鎖があるから、おまえにあげるよ、と言いました。それは嘘なのです。兄は、きっと死ぬる際まで、粋紳士風プレッシュウの趣味を捨てず、そんなはいからのこと言って、私をかつごうとしていたのでしょう。無意識に、お得意の神秘捏造ミステフィカシオンをやっていたのでありましょう。ダイヤのネクタイピンなど、無いのを私は知って居りますので、なおのこと、兄の伊達だての気持ちが悲しく、わあわあ泣いてしまいました。なんにも作品残さなかったけれど、それでも水際立って一流の芸術家だったお兄さん。世界で一ばんの美貌を持っていたくせに、ちっとも女に好かれなかったお兄さん。
死んだ直後のことも、あれこれ書いてお知らせするつもりでありましたが、ふと考えてみれば、そんな悲しさは、私に限らず、誰だって肉親に死なれたときには味うものにちがいないので、なんだか私の特権みたいに書き誇るのは、読者にすまないことみたいで、気持ちが急に萎縮いしゅくしてしまいました。ケイジ、ケサ四ジ、セイキョセリ。という電文を、田舎の家にあてて頼信紙に書きしたためながら、当時三十三歳の長兄が、何を思ったか、急に手放しで慟哭どうこくをはじめたその姿が、いまでも私の痩せひからびた胸をゆすぶります。父に早く死なれた兄弟は、なんぼうお金はあっても、可哀想なものだと思います。
太宰治(だざい おさむ,1909年6月19日—1948年6月13日),本名津岛修治(つしま しゅうじ),日本小说家,日本战后无赖派文学代表作家。主要作品有小说《逆行》《斜阳》和《人间失格》等。
太宰治从学生时代起已希望成为作家,21岁时和银座咖啡馆女侍投海自杀未遂。1935年《晚年》一书中作品《逆行》列为第一届芥川奖的候选作品。结婚后,写出了《富岳百景》及《斜阳》等作品,成为当代流行作家。1948年6月13日深夜与崇拜他的女读者山崎富荣跳玉川上水自杀,时年39岁,留下了《人间失格》等作品。
#体感预报[超话]#
舞台「千と千尋の神隠し」ハク役に抜てきの増子敦貴「宮﨑駿さんと同じ誕生日で運命感じる」
____________
2024年03月01日
3月11日(月)に開幕する舞台「千と千尋の神隠し」の製作発表が2月29日に開催され、千尋役の橋本環奈、上白石萌音、川栄李奈、福地桃子ら総勢21人が登壇。今回は、ハク役に抜てきされた増子敦貴(GENIC)に着目したレポートを送る。
舞台「千と千尋の神隠し」は、10歳の少女・千尋が、神々の世界に迷い込み豚の姿に変えられてしまった両親を救うために懸命に働き、生きる力を呼びさます姿を描いた宮﨑駿による大ヒットアニメーション映画を基に、2022年に東宝創立90周年記念公演として初めて舞台化された作品で、ジョン・ケアードが翻案・演出を担当。
2023年には御園座で再演、3月11日(月)に帝国劇場からスタートする全国ツアー公演と並行し、4月から8月にかけて、ロンドン・ウェストエンドのロンドン・コロシアムでの初の海外公演も実現するとあり、今また大きな注目を集めている。
そんな本作で、オーディションを勝ち抜き、今回からハク役に抜てきされた増子敦貴。2020年に7人組ダンス&ボーカルグループ・GENICのメンバーとしてデビューすると、アーティスト活動と平行し、俳優としても活動中だ。ミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズンや舞台「仮面ライダー斬月」などで活躍し、2021年には『機界戦隊ゼンカイジャー』に出演。さらに、昨年放送されたドラマ『体感予報』ではW主演を務め、日本だけでなくアジア各国からも人気を集めている。
製作発表の幕が開くと、橙黄色のセットアップに身を包んだ増子は「おはようございます! 新しくハク役として出演させていただきます、増子敦貴です!」と元気にあいさつ。続けて、「僕は今年“年男”で辰年なんです。さらに、宮﨑駿さんと同じ誕生日で運命を感じています。ハク役に選んでいただいたのは、そういう運命だったのかなと」と驚きの事実を明かすと、会場からはどよめきが起こった。
また、記者からハクをどのように演じたいか「“●●なハク”で例えると?」と問われると、増子は「僕は東北出身なこともあり、色白でよく“消えそう”と言われるので、“消えそうなハク”で」とアピール。共演者から笑いが起こると、「ライトが当たると、色白で消えそうと言われるので…」と苦笑いも。
最後は「ハクのように! いや、龍のように! 天高く舞い上がって…舞い上がる…?(笑) とにかく全力で頑張ります!」と、持ち前の天然っぷりを発揮させながらも力強く意気込んだ。そんな増子が演じるハクは、帝国劇場の3月12日(火)公演より登場する。
千尋役・橋本環奈、上白石萌音、川栄李奈、福地桃子らを中心に追った会見のレポートも下記の関連記事から要チェック。
https://t.cn/A6Y8CO5k
舞台「千と千尋の神隠し」ハク役に抜てきの増子敦貴「宮﨑駿さんと同じ誕生日で運命感じる」
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2024年03月01日
3月11日(月)に開幕する舞台「千と千尋の神隠し」の製作発表が2月29日に開催され、千尋役の橋本環奈、上白石萌音、川栄李奈、福地桃子ら総勢21人が登壇。今回は、ハク役に抜てきされた増子敦貴(GENIC)に着目したレポートを送る。
舞台「千と千尋の神隠し」は、10歳の少女・千尋が、神々の世界に迷い込み豚の姿に変えられてしまった両親を救うために懸命に働き、生きる力を呼びさます姿を描いた宮﨑駿による大ヒットアニメーション映画を基に、2022年に東宝創立90周年記念公演として初めて舞台化された作品で、ジョン・ケアードが翻案・演出を担当。
2023年には御園座で再演、3月11日(月)に帝国劇場からスタートする全国ツアー公演と並行し、4月から8月にかけて、ロンドン・ウェストエンドのロンドン・コロシアムでの初の海外公演も実現するとあり、今また大きな注目を集めている。
そんな本作で、オーディションを勝ち抜き、今回からハク役に抜てきされた増子敦貴。2020年に7人組ダンス&ボーカルグループ・GENICのメンバーとしてデビューすると、アーティスト活動と平行し、俳優としても活動中だ。ミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズンや舞台「仮面ライダー斬月」などで活躍し、2021年には『機界戦隊ゼンカイジャー』に出演。さらに、昨年放送されたドラマ『体感予報』ではW主演を務め、日本だけでなくアジア各国からも人気を集めている。
製作発表の幕が開くと、橙黄色のセットアップに身を包んだ増子は「おはようございます! 新しくハク役として出演させていただきます、増子敦貴です!」と元気にあいさつ。続けて、「僕は今年“年男”で辰年なんです。さらに、宮﨑駿さんと同じ誕生日で運命を感じています。ハク役に選んでいただいたのは、そういう運命だったのかなと」と驚きの事実を明かすと、会場からはどよめきが起こった。
また、記者からハクをどのように演じたいか「“●●なハク”で例えると?」と問われると、増子は「僕は東北出身なこともあり、色白でよく“消えそう”と言われるので、“消えそうなハク”で」とアピール。共演者から笑いが起こると、「ライトが当たると、色白で消えそうと言われるので…」と苦笑いも。
最後は「ハクのように! いや、龍のように! 天高く舞い上がって…舞い上がる…?(笑) とにかく全力で頑張ります!」と、持ち前の天然っぷりを発揮させながらも力強く意気込んだ。そんな増子が演じるハクは、帝国劇場の3月12日(火)公演より登場する。
千尋役・橋本環奈、上白石萌音、川栄李奈、福地桃子らを中心に追った会見のレポートも下記の関連記事から要チェック。
https://t.cn/A6Y8CO5k
【壁姐姐的资讯箱】
电视动画《治愈魔法的错误使用方法》公开第三弹主视觉图,该作正在播出中!
【INFO】
平凡的高中生兔里於返家途中巧遇学生会长铃音及同班同学一树,不过这时三人却被突然出现的魔法阵吞噬,并转移至异世界去了。为了拯救王国免於魔王军的侵袭,三人以“勇者”的身分被召唤到这个世界──可是拥有勇者素质的只有一树与铃音,兔里纯粹是遭遭受了波及!不过自从兔里身上发现了稀有属性的“治愈魔法使”潜能後,情况一下子完全改观了。自称救命团团长的女性.罗丝强行带走兔里,逼迫他加入救命团。在那里等著兔里的是凶神恶煞的夥伴,以及利用“治愈魔法的错误使用法”进行训练的地狱生活──。打破常识的“回复要员”展开一连串的异世界奇幻冒险,充满笑料与武打场面的轻喜剧正式开幕!
【STAFF】
原作:くろかた(MFブックス/KADOKAWA刊)
角色原案:KeG
导演:绪方隆秀
系列构成:安川正吾
角色设计:田辺谦司
色彩设计:日野正秋
美术监督:内藤健
摄影监督:山本耕平
编集:小峰博美
音响监督:今泉雄一
音响制作:HALF H・P STUDIO
音乐:Elements Garden(藤间仁 ・近藤世真)
音乐制作:ランティス
动画制作:Studio Add×新锐动画
【CAST】
ウサト(兎里健):坂田将吾
スズネ(犬上铃音):七瀬彩夏
カズキ(龙泉一树):高梨谦吾
ローズ:田中敦子
アマコ:会沢纱弥
ブルリン:渡辺明乃
オルガ:中村源太
ウルル:青山吉能
トング:伊藤健太郎
ミル:堀井茶渡
アレク:奈良徹
ゴムル:堀総士郎
グルド:藤井隼
セリア:上田麗奈
ロイド王:家中宏
シグルス:てらそままさき
セルジオ:千葉進歩
ウェルシー:長縄まりあ
アルク:小松昌平
アーミラ:上田瞳
ヒュルルク:羽多野渉
黒騎士:???
【MUSIC】
片尾曲:ChouCho《Green jade》
作词・作曲:ChouCho
编曲:村山☆潤
片头曲:waterweed《Cure》(无表记影像:https://t.cn/A6jwmRcu)
作词: Tomohiro Ohga
作曲・编曲: waterweed
电视动画《治愈魔法的错误使用方法》公开第三弹主视觉图,该作正在播出中!
【INFO】
平凡的高中生兔里於返家途中巧遇学生会长铃音及同班同学一树,不过这时三人却被突然出现的魔法阵吞噬,并转移至异世界去了。为了拯救王国免於魔王军的侵袭,三人以“勇者”的身分被召唤到这个世界──可是拥有勇者素质的只有一树与铃音,兔里纯粹是遭遭受了波及!不过自从兔里身上发现了稀有属性的“治愈魔法使”潜能後,情况一下子完全改观了。自称救命团团长的女性.罗丝强行带走兔里,逼迫他加入救命团。在那里等著兔里的是凶神恶煞的夥伴,以及利用“治愈魔法的错误使用法”进行训练的地狱生活──。打破常识的“回复要员”展开一连串的异世界奇幻冒险,充满笑料与武打场面的轻喜剧正式开幕!
【STAFF】
原作:くろかた(MFブックス/KADOKAWA刊)
角色原案:KeG
导演:绪方隆秀
系列构成:安川正吾
角色设计:田辺谦司
色彩设计:日野正秋
美术监督:内藤健
摄影监督:山本耕平
编集:小峰博美
音响监督:今泉雄一
音响制作:HALF H・P STUDIO
音乐:Elements Garden(藤间仁 ・近藤世真)
音乐制作:ランティス
动画制作:Studio Add×新锐动画
【CAST】
ウサト(兎里健):坂田将吾
スズネ(犬上铃音):七瀬彩夏
カズキ(龙泉一树):高梨谦吾
ローズ:田中敦子
アマコ:会沢纱弥
ブルリン:渡辺明乃
オルガ:中村源太
ウルル:青山吉能
トング:伊藤健太郎
ミル:堀井茶渡
アレク:奈良徹
ゴムル:堀総士郎
グルド:藤井隼
セリア:上田麗奈
ロイド王:家中宏
シグルス:てらそままさき
セルジオ:千葉進歩
ウェルシー:長縄まりあ
アルク:小松昌平
アーミラ:上田瞳
ヒュルルク:羽多野渉
黒騎士:???
【MUSIC】
片尾曲:ChouCho《Green jade》
作词・作曲:ChouCho
编曲:村山☆潤
片头曲:waterweed《Cure》(无表记影像:https://t.cn/A6jwmRcu)
作词: Tomohiro Ohga
作曲・编曲: waterweed
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