《孙子兵法》
九章:行軍篇
孫子は言う。およそ軍隊を配置し、敵情を偵察するのに、
山を越えるには谷沿いに進み、敵よりも高い位置を占め、戦う時に低地から高地へ攻め上ってはいけない。これは山岳地帯で戦う時の注意である
川を渡り終えたならば、必ずその川から遠ざかる。敵が川を渡って攻撃してきたときには、敵軍がまだ川の中にいる間に迎え撃ったりせず、敵兵の半数を渡ったところで攻撃するのが有利である。川の近くで戦う場合、上流の位置を占め、下流から川の流れに逆らってはならない。これは河川の近くで戦う時の注意である
沼沢地を越える場合には、素早く通過するようにして休息してはならない。やむをえず、沼沢地の中で戦う場合は、水草の近くで森林を背に配して布陣せよ。これは沼沢地で戦う時の注意である
平地では、足場のよい平坦な場所を占めて、高台を背後と右におき、低地を前方に配して布陣せよ。これは平地で戦う時の注意である
この四種の地勢で上手く戦ったからこそ、黄帝は四方の敵に打ち勝ったのである。
布陣するには、高地がよく、低地は避けるべきである。 日当たりの良いところを選び、日当たりの悪い所は避ける。健康に留意して、水や草の豊かな場所に布陣し、軍隊に疾病が起こらないのを必勝の軍と呼ぶ。丘陵や堤防などでは、日当たりの良い場所に布陣し、丘陵や堤防が背後と右手となるようにする。そうすることで戦いにプラスに働き、地形の助けを受けることができる。上流が雨で、川が泡だって流れているときは、洪水の恐れがあるから、その流れの落ち着くのを待ってから渡河するべきである。
およそ地形に、絶壁の挟まれた谷間・四方が切り立った自然の井戸のような地形・三面を囲まれた自然の牢獄のような地形・草木が生い茂って自然の取り網のような場所・自然の落とし穴のような地形・狭い洞穴状の天然の隙間がある時、速やかにそこを立ち去って近づいてはならない。自軍はその地を避け、敵は近づくように仕向ける。自軍はこれらの地形を正面に見て、敵は背後になるように仕向ける。
軍の近くに、険しい地形・池や窪地・芦の茂った場所・山林・草木が茂った場所があれば、必ず注意深く捜索せよ。これらは伏兵が潜んでいる場所である。
敵が自軍の近くにいながら平然と静まり返っているのは、彼らが占める地形の険しさを頼りにしているのである。遠くにいる敵がわざわざ攻めてくるのは、こちらが進軍することを望んでいるからである。平地に布陣しているのは、彼らの地形が有利だからである。木々がざわめくのは、敵軍が森林の中を移動して進軍しているからである。 草を覆い被せてあるのは、伏兵の存在を疑わせようとしているからで、草むらから鳥が飛び立つのは、伏兵がそこにいるからである。 獣が驚いて走り出てくるのは、潜む敵軍が奇襲攻撃をしようとしているからである。
砂塵が高く舞い上がって、その先端が尖っているのは、戦車部隊が進撃してくるからで、砂塵が低く垂れ込めて、広がっているのは、歩兵部隊が進撃してくるからである。砂塵があちこちに散らばって細長いのは、薪を集めているからで、 砂塵の量が少なくて行ったり来たりするのは、軍営を張る作業をしている。
敵の使いがへりくだっていて、守備を固めているのは、進撃をしようとしている。 敵の使いの態度が強硬で、敵軍の先鋒が侵攻してくるのは、退却の準備をしている。 隊列から軽戦車が抜け出して、側面についているのは、陣立てをしている。行き詰まっていないのに和睦を求めてくるのは、なんらかの策謀である。伝令があわただしく走り回って、各部隊を整列させているのは、決戦を決意している。敵の部隊が進んだり退いたりを繰り返しているのは、こちらを誘い出そうとしている。
兵士が杖をついて立っているのは、全軍が飢えている。 兵が水を見つけた時、真っ先に水をくんで飲むのは、その軍が飲み水に困っている。 利益がある状況で進撃してこないのは、兵が疲労している。鳥がたくさん集まっているのは、その陣はもぬけの殻である。夜に叫ぶ声がするのは、兵が臆病で怖がっている。軍営の騒がしいのは、将軍に威厳がない。旗が落ち着かないのは、軍が乱れている。役人が腹を立てているのは、軍がくたびれているからだ。 馬に兵糧米を食べさせ、兵士が軍馬を食べ、軍の鍋釜の類はみな打ち壊して、その幕舎に帰ろうとしないのは、切羽詰まった敵である。指揮官がねんごろに兵士たちを諭しているのは、みんなの心が離れている。むやみに賞を与えているのは、士気が上がらず困っている。 むやみに罰しているのは、その軍が疲れている。最初、乱暴に扱っておきながら、兵士たちの離反を恐れて下手に出るのは、考えの行き届かない極みである。わざわざ贈り物を持ってきて休戦を申し出るのは、しばらく軍を休めたいからだ。敵軍がいきり立って向かってきたのに、いつまでたっても戦端を開かず、撤退もしない時は、注意深く状況を観察すべきである。
軍は兵員が多いほどよいというものではない。猛進しないようにして、戦力を集中して敵情をよく考えて行動すれば勝てる。よく考えることもしないで敵を侮っている者は、きっと敵の捕虜にされてしまうだろう。兵士たちがまだ将軍に懐いていないのに懲罰を行なうと、彼らは心服しない。心服しないと十分に働かせることができない。反対に、兵士たちがもう懐いているのに懲罰を行なわないでいると、規律が乱れて、彼らを働かせることはできない。だから、兵を指導するにあたっては「暖かさ」 をもって行い、命令するにあたっては「厳しさ」をもって行う。これを必勝の軍という。法令が普段からちゃんと守っていれば、命令しても民は従うものだ。法令を普段から守っていなければ、命令しても民も従わない。法令を普段から誠実に守る者は、民衆と心が一つになっているのである。
【行军篇】
孙子曰:凡处军相敌:绝山依谷,视生处高,战隆无登,此处山之军也。绝水必远水;客绝水而来,勿迎之于水内,令半济而击之,利;欲战者,无附于水而迎客;视生处高,无迎水流,此处水上之军也。绝斥泽,惟亟去无留;若交军于斥泽之中,必依水草而背众树,此处斥泽之军也。平陆处易,而右背高,前死后生,此处平陆之军也。凡此四军之利,黄帝之所以胜四帝也。
凡军好高而恶下,贵阳而贱阴,养生而处实,军无百疾,是谓必胜。丘陵堤防,必处其阳,而右背之。此兵之利,地之助也。
上雨,水沫至,欲涉者,待其定也。
凡地有绝涧、天井、天牢、天罗、天陷、天隙,必亟去之,勿近也。吾远之,敌近之;吾迎之,敌背之。
军行有险阻、潢井、葭苇、山林、蘙荟者,必谨覆索之,此伏奸之所处也。
敌近而静者,恃其险也;远而挑战者,欲人之进也;其所居易者,利也。
众树动者,来也;众草多障者,疑也;鸟起者,伏也;兽骇者,覆也;尘高而锐者,车来也;卑而广者,徒来也;散而条达者,樵采也;少而往来者,营军也。
辞卑而益备者,进也;辞强而进驱者,退也;轻车先出居其侧者,陈也;无约而请和者,谋也;奔走而陈兵车者,期也;半进半退者,诱也。
杖而立者,饥也;汲而先饮者,渴也;见利而不进者,劳也;鸟集者,虚也;夜呼者,恐也;军扰者,将不重也;旌旗动者,乱也;吏怒者,倦也;粟马肉食,军无悬缻,不返其舍者,穷寇也;谆谆翕翕,徐与人言者,失众也;数赏者,窘也;数罚者,困也;先暴而后畏其众者,不精之至也;来委谢者,欲休息也。兵怒而相迎,久而不合,又不相去,必谨察之。
兵非益多也,惟无武进,足以并力、料敌、取人而已。夫惟无虑而易敌者,必擒于人。
卒未亲附而罚之,则不服,不服则难用也。卒已亲附而罚不行,则不可用也。故令之以文,齐之以武,是谓必取。令素行以教其民,则民服;令不素行以教其民,则民不服。令素行者,与众相得也。
九章:行軍篇
孫子は言う。およそ軍隊を配置し、敵情を偵察するのに、
山を越えるには谷沿いに進み、敵よりも高い位置を占め、戦う時に低地から高地へ攻め上ってはいけない。これは山岳地帯で戦う時の注意である
川を渡り終えたならば、必ずその川から遠ざかる。敵が川を渡って攻撃してきたときには、敵軍がまだ川の中にいる間に迎え撃ったりせず、敵兵の半数を渡ったところで攻撃するのが有利である。川の近くで戦う場合、上流の位置を占め、下流から川の流れに逆らってはならない。これは河川の近くで戦う時の注意である
沼沢地を越える場合には、素早く通過するようにして休息してはならない。やむをえず、沼沢地の中で戦う場合は、水草の近くで森林を背に配して布陣せよ。これは沼沢地で戦う時の注意である
平地では、足場のよい平坦な場所を占めて、高台を背後と右におき、低地を前方に配して布陣せよ。これは平地で戦う時の注意である
この四種の地勢で上手く戦ったからこそ、黄帝は四方の敵に打ち勝ったのである。
布陣するには、高地がよく、低地は避けるべきである。 日当たりの良いところを選び、日当たりの悪い所は避ける。健康に留意して、水や草の豊かな場所に布陣し、軍隊に疾病が起こらないのを必勝の軍と呼ぶ。丘陵や堤防などでは、日当たりの良い場所に布陣し、丘陵や堤防が背後と右手となるようにする。そうすることで戦いにプラスに働き、地形の助けを受けることができる。上流が雨で、川が泡だって流れているときは、洪水の恐れがあるから、その流れの落ち着くのを待ってから渡河するべきである。
およそ地形に、絶壁の挟まれた谷間・四方が切り立った自然の井戸のような地形・三面を囲まれた自然の牢獄のような地形・草木が生い茂って自然の取り網のような場所・自然の落とし穴のような地形・狭い洞穴状の天然の隙間がある時、速やかにそこを立ち去って近づいてはならない。自軍はその地を避け、敵は近づくように仕向ける。自軍はこれらの地形を正面に見て、敵は背後になるように仕向ける。
軍の近くに、険しい地形・池や窪地・芦の茂った場所・山林・草木が茂った場所があれば、必ず注意深く捜索せよ。これらは伏兵が潜んでいる場所である。
敵が自軍の近くにいながら平然と静まり返っているのは、彼らが占める地形の険しさを頼りにしているのである。遠くにいる敵がわざわざ攻めてくるのは、こちらが進軍することを望んでいるからである。平地に布陣しているのは、彼らの地形が有利だからである。木々がざわめくのは、敵軍が森林の中を移動して進軍しているからである。 草を覆い被せてあるのは、伏兵の存在を疑わせようとしているからで、草むらから鳥が飛び立つのは、伏兵がそこにいるからである。 獣が驚いて走り出てくるのは、潜む敵軍が奇襲攻撃をしようとしているからである。
砂塵が高く舞い上がって、その先端が尖っているのは、戦車部隊が進撃してくるからで、砂塵が低く垂れ込めて、広がっているのは、歩兵部隊が進撃してくるからである。砂塵があちこちに散らばって細長いのは、薪を集めているからで、 砂塵の量が少なくて行ったり来たりするのは、軍営を張る作業をしている。
敵の使いがへりくだっていて、守備を固めているのは、進撃をしようとしている。 敵の使いの態度が強硬で、敵軍の先鋒が侵攻してくるのは、退却の準備をしている。 隊列から軽戦車が抜け出して、側面についているのは、陣立てをしている。行き詰まっていないのに和睦を求めてくるのは、なんらかの策謀である。伝令があわただしく走り回って、各部隊を整列させているのは、決戦を決意している。敵の部隊が進んだり退いたりを繰り返しているのは、こちらを誘い出そうとしている。
兵士が杖をついて立っているのは、全軍が飢えている。 兵が水を見つけた時、真っ先に水をくんで飲むのは、その軍が飲み水に困っている。 利益がある状況で進撃してこないのは、兵が疲労している。鳥がたくさん集まっているのは、その陣はもぬけの殻である。夜に叫ぶ声がするのは、兵が臆病で怖がっている。軍営の騒がしいのは、将軍に威厳がない。旗が落ち着かないのは、軍が乱れている。役人が腹を立てているのは、軍がくたびれているからだ。 馬に兵糧米を食べさせ、兵士が軍馬を食べ、軍の鍋釜の類はみな打ち壊して、その幕舎に帰ろうとしないのは、切羽詰まった敵である。指揮官がねんごろに兵士たちを諭しているのは、みんなの心が離れている。むやみに賞を与えているのは、士気が上がらず困っている。 むやみに罰しているのは、その軍が疲れている。最初、乱暴に扱っておきながら、兵士たちの離反を恐れて下手に出るのは、考えの行き届かない極みである。わざわざ贈り物を持ってきて休戦を申し出るのは、しばらく軍を休めたいからだ。敵軍がいきり立って向かってきたのに、いつまでたっても戦端を開かず、撤退もしない時は、注意深く状況を観察すべきである。
軍は兵員が多いほどよいというものではない。猛進しないようにして、戦力を集中して敵情をよく考えて行動すれば勝てる。よく考えることもしないで敵を侮っている者は、きっと敵の捕虜にされてしまうだろう。兵士たちがまだ将軍に懐いていないのに懲罰を行なうと、彼らは心服しない。心服しないと十分に働かせることができない。反対に、兵士たちがもう懐いているのに懲罰を行なわないでいると、規律が乱れて、彼らを働かせることはできない。だから、兵を指導するにあたっては「暖かさ」 をもって行い、命令するにあたっては「厳しさ」をもって行う。これを必勝の軍という。法令が普段からちゃんと守っていれば、命令しても民は従うものだ。法令を普段から守っていなければ、命令しても民も従わない。法令を普段から誠実に守る者は、民衆と心が一つになっているのである。
【行军篇】
孙子曰:凡处军相敌:绝山依谷,视生处高,战隆无登,此处山之军也。绝水必远水;客绝水而来,勿迎之于水内,令半济而击之,利;欲战者,无附于水而迎客;视生处高,无迎水流,此处水上之军也。绝斥泽,惟亟去无留;若交军于斥泽之中,必依水草而背众树,此处斥泽之军也。平陆处易,而右背高,前死后生,此处平陆之军也。凡此四军之利,黄帝之所以胜四帝也。
凡军好高而恶下,贵阳而贱阴,养生而处实,军无百疾,是谓必胜。丘陵堤防,必处其阳,而右背之。此兵之利,地之助也。
上雨,水沫至,欲涉者,待其定也。
凡地有绝涧、天井、天牢、天罗、天陷、天隙,必亟去之,勿近也。吾远之,敌近之;吾迎之,敌背之。
军行有险阻、潢井、葭苇、山林、蘙荟者,必谨覆索之,此伏奸之所处也。
敌近而静者,恃其险也;远而挑战者,欲人之进也;其所居易者,利也。
众树动者,来也;众草多障者,疑也;鸟起者,伏也;兽骇者,覆也;尘高而锐者,车来也;卑而广者,徒来也;散而条达者,樵采也;少而往来者,营军也。
辞卑而益备者,进也;辞强而进驱者,退也;轻车先出居其侧者,陈也;无约而请和者,谋也;奔走而陈兵车者,期也;半进半退者,诱也。
杖而立者,饥也;汲而先饮者,渴也;见利而不进者,劳也;鸟集者,虚也;夜呼者,恐也;军扰者,将不重也;旌旗动者,乱也;吏怒者,倦也;粟马肉食,军无悬缻,不返其舍者,穷寇也;谆谆翕翕,徐与人言者,失众也;数赏者,窘也;数罚者,困也;先暴而后畏其众者,不精之至也;来委谢者,欲休息也。兵怒而相迎,久而不合,又不相去,必谨察之。
兵非益多也,惟无武进,足以并力、料敌、取人而已。夫惟无虑而易敌者,必擒于人。
卒未亲附而罚之,则不服,不服则难用也。卒已亲附而罚不行,则不可用也。故令之以文,齐之以武,是谓必取。令素行以教其民,则民服;令不素行以教其民,则民不服。令素行者,与众相得也。
石川県で126人死亡 このうち輪島市で69人死亡
2024年1月6日 20時27分
石川県によりますと、6日午後4時の時点で県内であわせて126人の死亡が確認されたということです。
また石川県は、住民基本台帳をもとに6日午後2時の時点で安否が分かっていない人として輪島市、珠洲市など、あわせて210人の氏名や年齢などを公表し、広く情報の提供を求めています。
さらに輪島市と珠洲市、能登町では多数の住宅に被害が出ていますが、依然として全体状況は把握できていないとして、各自治体が被害状況の把握を急いでいます。
石川県で126人死亡 重軽傷者516人
これまでに死亡が確認されたのは、
▼輪島市で69人
▼珠洲市で38人
▼穴水町で9人
▼七尾市で5人
▼能登町で2人
▼志賀町で2人
▼羽咋市で1人 となっています。
また、重軽傷者は県内全体で少なくとも516人にのぼっています。
石川 穴水町 土砂崩れで複数住宅倒壊 9人閉じ込められたか
石川県穴水町の由比ヶ丘地区では、地震による土砂崩れで複数の住宅が倒壊し、6日午後5時の時点で5人が死亡し、少なくとも9人が閉じ込められているとみられています。
穴水町によりますと、このうち上野賀弘さん(79)の住宅では▼上野さんと▼妻の春美さん(76)、▼上野さんの孫の寺本駿希さん(21)の3人が死亡しました。
いまも少なくとも7人が閉じ込められているとみられています。
閉じ込められているとみられるのは、▽上野さんの長女の寺本ひろみさん(53)、その子どもの▽琉聖さん(23)、▽京弥さん(19)、▽美緒寧さん(15)の親子4人と、▽上野さんの長男の上野淳一さん(52)と、▽妻の優子さん(51)、▽息子の琢磨さん(8)の親子3人です。
親族が正月休みで集まっていたとみられるということです。
また、中島博さん(67)の住宅では▼中島さんの妻の国子さん(65)と▼娘の高田美穂さん(34)が死亡しました。
▽中島さんと、▽高田さんの息子のレイさん(11)の2人が閉じ込められているとみられるということです。
一方、近くでは、別の住宅も土砂崩れに巻き込まれていて、町によりますと、女性2人の安否が確認できていないということです。
石川県 馳知事「県庁としての非常事態を宣言」
石川県内で100人を超える人が亡くなった今回の地震について、石川県の馳知事は「これまでにない未曾有の大災害だ。能登を救うために、県庁としての非常事態を宣言する」と述べ、県の職員に対し全庁をあげて災害対応にあたるよう指示しました。
県は被害の大きい自治体への職員の応援を増員させるなど対応を強化することにしています。
また、県は被災地以外の旅館やホテルに被災した人たちが過ごせるよう調整を進めるとしています。
このほかに、石川県小松市が能登地方の被災者およそ80人を受け入れるなど、県内の自治体で被災した人を受け入れる支援の動きが出ていることを明らかにしました。
石川県内 6万6000戸余りで断水(6日午前8時)
石川県によりますと、6日午前8時現在で、14の市や町のあわせて6万6000戸余りで、断水が続いているということです。
ほぼ全域で断水となっているのは
▽輪島市のおよそ1万戸、
▽珠洲市のおよそ4800戸、
▽穴水町のおよそ3200戸、
▽能登町のおよそ6200戸、
▽七尾市のおよそ2万1500戸、
▽志賀町のおよそ8800戸、
▽中能登町のおよそ7000戸です。
また、一部の地域で断水となっているのは、
▽羽咋市のおよそ3100戸、
▽宝達志水町のおよそ130戸、
▽かほく市のおよそ360戸、
▽津幡町のおよそ200戸、
▽内灘町のおよそ1000戸、
▽金沢市の185戸などとなっています。
石川 能登地方で約2万2000戸が停電(6日午後5時すぎ 時点)
北陸電力送配電によりますと、今回の地震の影響で、石川県内では、6日午後5時すぎの時点で能登地方であわせておよそ2万2000戸が停電しています。
停電しているのは
▼輪島市でおよそ9200戸
▼珠洲市でおよそ7100戸
▼能登町でおよそ3200戸
▼穴水町でおよそ2300戸
▼七尾市でおよそ140戸となっています。
寒気の影響で7日から大雪となるおそれがあることから、石川県は県内の7区間の道路を通行止めにする可能性があると発表しました。
石川県によりますと、通行止めの可能性があるのは
▽のと里山海道の県立看護大インターチェンジと徳田大津インターチェンジの間
▽国道249号の七尾市深見町と穴水町川島の間
▽県道1号「七尾輪島線」の穴水町川島と輪島市河井町の間
▽県道271号「漆原下出線」の輪島市三井町漆原前田池と輪島市三井町洲衛の間
▽県道7号「穴水門前線」の穴水町小又と輪島市門前町本市の間
▽珠洲道路の穴水町此木と珠洲市上戸町北方の間
▽県道6号「宇出津町野線」の能登町宇出津と上町の間 です。
期間はいずれも7日から8日にかけてで、県は通行止めを実施する際は、あらかじめホームページなどで通行規制の開始時間を周知するとしています。
また、能登方面への不要不急の移動は控えるとともに、道路を通行する場合は雪に備えて冬用タイヤやチェーンを装着するよう呼びかけています。
孤立状態の地区(6日午後2時現在)
道路が通れなくなるなどして孤立状態になっているのは以下の地域です。
【輪島市】14の地区
▼大屋地区、▼河原田地区、▼鵠巣地区、▼町野地区、▼南志見地区、▼三井地区、▼西保地区、▼仁岸地区、▼小山地区、▼諸岡地区、▼小石地区、▼本郷地区、▼浦上地区、▼七浦地区など
【珠洲市】2つの地区
▼真浦町▼高屋町など
【穴水町】
▼麦ケ浦地区など
【能登町】
▼水滝地区など
支援が必要な「要支援集落」(6日午後2時現在)
このほかに、孤立状態は解消されたものの道路の状態などが不安定だとして引き続き、支援が必要な「要支援集落」があるということです。
【珠洲市】12の地区
▼蛸島旧保育所、▼大谷町▼馬緤町▼折戸町▼仁江町、▼折戸木ノ浦▼川浦町▼狼煙町横山▼宝立町大町泥木、▼三崎町寺家、▼三崎町杉山▼三崎町雲津など
【穴水町】5つの地区
▼北七海地区▼丸山地区▼上唐川地区▼鹿波地区▼中居地区など
【能登町】2つの地区
▼北河内地区▼桐畑地区など
【七尾市】
▼中島町河内地区などが
【志賀町】
一部の自主避難所など
2024年1月6日 20時27分
石川県によりますと、6日午後4時の時点で県内であわせて126人の死亡が確認されたということです。
また石川県は、住民基本台帳をもとに6日午後2時の時点で安否が分かっていない人として輪島市、珠洲市など、あわせて210人の氏名や年齢などを公表し、広く情報の提供を求めています。
さらに輪島市と珠洲市、能登町では多数の住宅に被害が出ていますが、依然として全体状況は把握できていないとして、各自治体が被害状況の把握を急いでいます。
石川県で126人死亡 重軽傷者516人
これまでに死亡が確認されたのは、
▼輪島市で69人
▼珠洲市で38人
▼穴水町で9人
▼七尾市で5人
▼能登町で2人
▼志賀町で2人
▼羽咋市で1人 となっています。
また、重軽傷者は県内全体で少なくとも516人にのぼっています。
石川 穴水町 土砂崩れで複数住宅倒壊 9人閉じ込められたか
石川県穴水町の由比ヶ丘地区では、地震による土砂崩れで複数の住宅が倒壊し、6日午後5時の時点で5人が死亡し、少なくとも9人が閉じ込められているとみられています。
穴水町によりますと、このうち上野賀弘さん(79)の住宅では▼上野さんと▼妻の春美さん(76)、▼上野さんの孫の寺本駿希さん(21)の3人が死亡しました。
いまも少なくとも7人が閉じ込められているとみられています。
閉じ込められているとみられるのは、▽上野さんの長女の寺本ひろみさん(53)、その子どもの▽琉聖さん(23)、▽京弥さん(19)、▽美緒寧さん(15)の親子4人と、▽上野さんの長男の上野淳一さん(52)と、▽妻の優子さん(51)、▽息子の琢磨さん(8)の親子3人です。
親族が正月休みで集まっていたとみられるということです。
また、中島博さん(67)の住宅では▼中島さんの妻の国子さん(65)と▼娘の高田美穂さん(34)が死亡しました。
▽中島さんと、▽高田さんの息子のレイさん(11)の2人が閉じ込められているとみられるということです。
一方、近くでは、別の住宅も土砂崩れに巻き込まれていて、町によりますと、女性2人の安否が確認できていないということです。
石川県 馳知事「県庁としての非常事態を宣言」
石川県内で100人を超える人が亡くなった今回の地震について、石川県の馳知事は「これまでにない未曾有の大災害だ。能登を救うために、県庁としての非常事態を宣言する」と述べ、県の職員に対し全庁をあげて災害対応にあたるよう指示しました。
県は被害の大きい自治体への職員の応援を増員させるなど対応を強化することにしています。
また、県は被災地以外の旅館やホテルに被災した人たちが過ごせるよう調整を進めるとしています。
このほかに、石川県小松市が能登地方の被災者およそ80人を受け入れるなど、県内の自治体で被災した人を受け入れる支援の動きが出ていることを明らかにしました。
石川県内 6万6000戸余りで断水(6日午前8時)
石川県によりますと、6日午前8時現在で、14の市や町のあわせて6万6000戸余りで、断水が続いているということです。
ほぼ全域で断水となっているのは
▽輪島市のおよそ1万戸、
▽珠洲市のおよそ4800戸、
▽穴水町のおよそ3200戸、
▽能登町のおよそ6200戸、
▽七尾市のおよそ2万1500戸、
▽志賀町のおよそ8800戸、
▽中能登町のおよそ7000戸です。
また、一部の地域で断水となっているのは、
▽羽咋市のおよそ3100戸、
▽宝達志水町のおよそ130戸、
▽かほく市のおよそ360戸、
▽津幡町のおよそ200戸、
▽内灘町のおよそ1000戸、
▽金沢市の185戸などとなっています。
石川 能登地方で約2万2000戸が停電(6日午後5時すぎ 時点)
北陸電力送配電によりますと、今回の地震の影響で、石川県内では、6日午後5時すぎの時点で能登地方であわせておよそ2万2000戸が停電しています。
停電しているのは
▼輪島市でおよそ9200戸
▼珠洲市でおよそ7100戸
▼能登町でおよそ3200戸
▼穴水町でおよそ2300戸
▼七尾市でおよそ140戸となっています。
寒気の影響で7日から大雪となるおそれがあることから、石川県は県内の7区間の道路を通行止めにする可能性があると発表しました。
石川県によりますと、通行止めの可能性があるのは
▽のと里山海道の県立看護大インターチェンジと徳田大津インターチェンジの間
▽国道249号の七尾市深見町と穴水町川島の間
▽県道1号「七尾輪島線」の穴水町川島と輪島市河井町の間
▽県道271号「漆原下出線」の輪島市三井町漆原前田池と輪島市三井町洲衛の間
▽県道7号「穴水門前線」の穴水町小又と輪島市門前町本市の間
▽珠洲道路の穴水町此木と珠洲市上戸町北方の間
▽県道6号「宇出津町野線」の能登町宇出津と上町の間 です。
期間はいずれも7日から8日にかけてで、県は通行止めを実施する際は、あらかじめホームページなどで通行規制の開始時間を周知するとしています。
また、能登方面への不要不急の移動は控えるとともに、道路を通行する場合は雪に備えて冬用タイヤやチェーンを装着するよう呼びかけています。
孤立状態の地区(6日午後2時現在)
道路が通れなくなるなどして孤立状態になっているのは以下の地域です。
【輪島市】14の地区
▼大屋地区、▼河原田地区、▼鵠巣地区、▼町野地区、▼南志見地区、▼三井地区、▼西保地区、▼仁岸地区、▼小山地区、▼諸岡地区、▼小石地区、▼本郷地区、▼浦上地区、▼七浦地区など
【珠洲市】2つの地区
▼真浦町▼高屋町など
【穴水町】
▼麦ケ浦地区など
【能登町】
▼水滝地区など
支援が必要な「要支援集落」(6日午後2時現在)
このほかに、孤立状態は解消されたものの道路の状態などが不安定だとして引き続き、支援が必要な「要支援集落」があるということです。
【珠洲市】12の地区
▼蛸島旧保育所、▼大谷町▼馬緤町▼折戸町▼仁江町、▼折戸木ノ浦▼川浦町▼狼煙町横山▼宝立町大町泥木、▼三崎町寺家、▼三崎町杉山▼三崎町雲津など
【穴水町】5つの地区
▼北七海地区▼丸山地区▼上唐川地区▼鹿波地区▼中居地区など
【能登町】2つの地区
▼北河内地区▼桐畑地区など
【七尾市】
▼中島町河内地区などが
【志賀町】
一部の自主避難所など
中島健人が語る「アイドルとは」 ドラマ「リビングの松永さん」主演
俳優の中島健人が20代最後に、ラブコメに挑む。1月9日放送開始のドラマ「リビングの松永さん」(フジテレビ系、火曜午後11時)に主演。「転換点を迎える時期に出演するので、宝物にしたい」という作品への意気込みから、アイドル業界への「弱肉強食」という認識、アイドル観まで語った。(共同通信=加藤駿)
第2次世界大戦後、シベリアの強制収容所に抑留された漁師を丸刈りで演じた「ラーゲリより愛を込めて」(2022年)や、国会議員秘書役で臨んだサスペンス「おまえの罪を自白しろ」(2023年)。映画を中心に「自分が飛び込んでみたかった作風」の出演作が続き、役の幅を大きく広げて、3月には30歳になる。それだけに「20代で最後に出演するのがラブコメとは意外。中島健人のカジュアルな姿を見ていただくことで、休息になればいいなと思う」
舞台はさまざまな世代の男女が暮らすシェアハウス。住人でグラフィックデザイナーの松永(中島)は、不器用な堅物のアラサー男だ。高校生の美己(高橋ひかる)が入居し、共同生活が始まる。
年長者役は新境地。共演する高橋からは「大先輩」と言われたと明かす。「年齢的にも(共演者を)引っ張っていく立場。自信を持った人間像を目指すフェーズに入った」と顔を引き締めた。
2011年に17歳で、アイドルグループ「Sexy Zone(セクシーゾーン)」のメンバーとしてCDデビュー。所属事務所の中では下積み期間が短く、順調な滑り出しと見られた一方で、活動メンバーの変動など紆余曲折を経験し、時には葛藤もあった。10代から20代前半の頃、年上に憧れる同世代の女性を見て「今の俺に何が足りないのか、違うのか」と自問した。「『余裕』なんですよね。昔は生き急いでいたなって思います。相変わらず切羽詰まってはいるけれど、自分のビジョンを広く持つ余裕は今が一番あるかな」
ドラマの撮影と並行し、2023年12月にはグループで初の三大ドームツアーを成功させた。メディア向けに「より最強のアイドルを目指す」とのコメントを出した中島。彼にとってアイドルとは、どんな職業なのか。
「それ、すごく難しいなあ…」。少し考えてから前を見つめ、こう答えた。「俳優は演技をする、歌手は歌を歌うのが仕事だけれど、アイドルは見ている人の憧れになるのが仕事だと思います。それは、完璧を求めるのとは違って、その人の憧れに当てはまる、あるいは憧れをつくるということです」
12月25日の東京ドーム公演では、ファンの存在があってこそ、アイドルはアイドルでいられると語った。「僕を完璧で究極にしてくれるのは(ファンの)皆さん。僕自身は普通の人間らしいところもたくさんある。でも、セクシーラバーズ(ファンの愛称)が、嫌なことを忘れさせてくれる。(僕にとっては)みんなの方が完璧な〝アイドル〟かもしれません」
近年、競争が激しさを増すアイドル業界の現状を「限られた枠を争うイス取りゲーム」と評する。「包み隠さず言うと、実力がある者だけが残っていく。長いものに巻かれるのではなくて、自分自身が強い者でないと、生きていけない気がする」
所属事務所が創業者の性加害問題で大きく揺れた2023年、テレビの音楽番組などでは、これまで以上に迫力あるステージを届けた。「自分を取り巻く環境がつくった精神性が、そう見せたのだと思います。(厳しい状況でも)自分は魅力的になれると気づいた、そういう半年でもありました」
海外活動を見据え、グループ名を改める方針を発表。2024年は30代に突入し、新たな段階に入る。国際共同制作の全編英語ドラマ「Concordia(コンコルディア)」(仮題)の、Hulu(フールー)などでの世界同時配信、放送を控えている。未来に向けて、中島はどんなビジョンを描いているのか。「5年前には考えられなかったよね今の俺、みたいな自分になりたい。こういう選択、判断をして良かったと、後悔のない人間になれたらいいなと思います」
俳優の中島健人が20代最後に、ラブコメに挑む。1月9日放送開始のドラマ「リビングの松永さん」(フジテレビ系、火曜午後11時)に主演。「転換点を迎える時期に出演するので、宝物にしたい」という作品への意気込みから、アイドル業界への「弱肉強食」という認識、アイドル観まで語った。(共同通信=加藤駿)
第2次世界大戦後、シベリアの強制収容所に抑留された漁師を丸刈りで演じた「ラーゲリより愛を込めて」(2022年)や、国会議員秘書役で臨んだサスペンス「おまえの罪を自白しろ」(2023年)。映画を中心に「自分が飛び込んでみたかった作風」の出演作が続き、役の幅を大きく広げて、3月には30歳になる。それだけに「20代で最後に出演するのがラブコメとは意外。中島健人のカジュアルな姿を見ていただくことで、休息になればいいなと思う」
舞台はさまざまな世代の男女が暮らすシェアハウス。住人でグラフィックデザイナーの松永(中島)は、不器用な堅物のアラサー男だ。高校生の美己(高橋ひかる)が入居し、共同生活が始まる。
年長者役は新境地。共演する高橋からは「大先輩」と言われたと明かす。「年齢的にも(共演者を)引っ張っていく立場。自信を持った人間像を目指すフェーズに入った」と顔を引き締めた。
2011年に17歳で、アイドルグループ「Sexy Zone(セクシーゾーン)」のメンバーとしてCDデビュー。所属事務所の中では下積み期間が短く、順調な滑り出しと見られた一方で、活動メンバーの変動など紆余曲折を経験し、時には葛藤もあった。10代から20代前半の頃、年上に憧れる同世代の女性を見て「今の俺に何が足りないのか、違うのか」と自問した。「『余裕』なんですよね。昔は生き急いでいたなって思います。相変わらず切羽詰まってはいるけれど、自分のビジョンを広く持つ余裕は今が一番あるかな」
ドラマの撮影と並行し、2023年12月にはグループで初の三大ドームツアーを成功させた。メディア向けに「より最強のアイドルを目指す」とのコメントを出した中島。彼にとってアイドルとは、どんな職業なのか。
「それ、すごく難しいなあ…」。少し考えてから前を見つめ、こう答えた。「俳優は演技をする、歌手は歌を歌うのが仕事だけれど、アイドルは見ている人の憧れになるのが仕事だと思います。それは、完璧を求めるのとは違って、その人の憧れに当てはまる、あるいは憧れをつくるということです」
12月25日の東京ドーム公演では、ファンの存在があってこそ、アイドルはアイドルでいられると語った。「僕を完璧で究極にしてくれるのは(ファンの)皆さん。僕自身は普通の人間らしいところもたくさんある。でも、セクシーラバーズ(ファンの愛称)が、嫌なことを忘れさせてくれる。(僕にとっては)みんなの方が完璧な〝アイドル〟かもしれません」
近年、競争が激しさを増すアイドル業界の現状を「限られた枠を争うイス取りゲーム」と評する。「包み隠さず言うと、実力がある者だけが残っていく。長いものに巻かれるのではなくて、自分自身が強い者でないと、生きていけない気がする」
所属事務所が創業者の性加害問題で大きく揺れた2023年、テレビの音楽番組などでは、これまで以上に迫力あるステージを届けた。「自分を取り巻く環境がつくった精神性が、そう見せたのだと思います。(厳しい状況でも)自分は魅力的になれると気づいた、そういう半年でもありました」
海外活動を見据え、グループ名を改める方針を発表。2024年は30代に突入し、新たな段階に入る。国際共同制作の全編英語ドラマ「Concordia(コンコルディア)」(仮題)の、Hulu(フールー)などでの世界同時配信、放送を控えている。未来に向けて、中島はどんなビジョンを描いているのか。「5年前には考えられなかったよね今の俺、みたいな自分になりたい。こういう選択、判断をして良かったと、後悔のない人間になれたらいいなと思います」
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