海洋堂24年11月 山口式可动 AMAZING YAMAGUCHI 某科学的超电磁炮 食蜂操祈 冬服Ver 官图更新
アメイジング・ヤマグチ 食蜂操祈 冬服Ver.[予約][特典付][送料無料]
商品番号 NR046
商品ジャンル:アメイジングヤマグチ
種類:塗装済み完成品
¥11,000税込[ 200 ポイント進呈 ]
[送料について]
■1配送につき、全国一律 660円(税込)
■13,000円(税込)以上で送料無料
送料込 お気に入りに登録する予約受付開始前です。予約受付期間 2024/03/08 12:00 〜 2024/10/31 15:00商品概要
素材
PVC・ABS・POM
サイズ
全高:約140mm
原型制作
余詩穎
制作総指揮
山口勝久
付属品
・オプションハンド×8
・オプションフェイス×6
・鞄×1
・リモコン×1
・ディスプレイスタンド×1
予約特典
新規造形の表情パーツ×1
原産国
中国
JAN
4537807220462
発売時期
2024年11月予定
商品説明
海洋堂直営店(海洋堂オンラインストア、ホビーロビー東京/門真)でご予約いただくと、限定特典として新規造形の表情パーツ「てへペロ顔」を1点追加!
舌を出した「てへペロ顔」で、いっそうお茶目な一面を表現できます。
ご予約特典期間は「2024/10/31 15:00まで」となっております。
★今だけ!ご予約受付期間内のご注文で、送料無料実施中!★
上記は予告なく終了する場合がございます。予めご了承ください。
学園都市第五位の「心理掌握(メンタルアウト)」アメイジング・ヤマグチに!
常盤台の「女王」が可動力で悩殺しちゃうぞ
アメイジング・ヤマグチ『とある科学の超電磁砲』シリーズ立体化プロジェクトの第3弾は、学園都市の超能力者(レベル5)第五位にして精神系最強といわれる能力「心理掌握(メンタルアウト)」を持つ食蜂操祈の登場です!!
常盤台中学の冬服に身を包み、中学生ばなれしたプロポーションの豊かなメリハリをつけた造形に、太ももには人体のしなりを表現するための関節を追加するなど専用ジョイントを使用した独自の可動ギミックを内蔵。
劇中では運動を苦手とする彼女ですが、制作総指揮にあたる山口勝久が工夫を凝らした可動は、可愛らしいポーズでもバツグンの演技力を発揮します!
二―ソックスには、蜘蛛の巣のレース模様も緻密なディテールで再現してあり、ポージングに華を添えます。
いつも身に付けているショルダーバッグと、能力を使用する際に相手に向けるリモコンが付属。
読心、記憶操作に洗脳となんでもござれの能力で、あなたのお手持ちのフィギュアもみんな操っちゃう!?
●別売りの「アメイジング・ヤマグチ 御坂美琴」用の、悔しがり顔と掴みかかる手が付属。2人を組み合わせれば、学園でなにかとぶつかり合う彼女たちの日常シーンがお楽しみいただけます!
© 2018 鎌池和馬/冬川基/KADOKAWA/PROJECT-RAILGUN T
※掲載の画像は開発時サンプルの為、実際の商品とは多少異なる場合があります。予めご了承ください。
アメイジング・ヤマグチ 食蜂操祈 冬服Ver.[予約][特典付][送料無料]
商品番号 NR046
商品ジャンル:アメイジングヤマグチ
種類:塗装済み完成品
¥11,000税込[ 200 ポイント進呈 ]
[送料について]
■1配送につき、全国一律 660円(税込)
■13,000円(税込)以上で送料無料
送料込 お気に入りに登録する予約受付開始前です。予約受付期間 2024/03/08 12:00 〜 2024/10/31 15:00商品概要
素材
PVC・ABS・POM
サイズ
全高:約140mm
原型制作
余詩穎
制作総指揮
山口勝久
付属品
・オプションハンド×8
・オプションフェイス×6
・鞄×1
・リモコン×1
・ディスプレイスタンド×1
予約特典
新規造形の表情パーツ×1
原産国
中国
JAN
4537807220462
発売時期
2024年11月予定
商品説明
海洋堂直営店(海洋堂オンラインストア、ホビーロビー東京/門真)でご予約いただくと、限定特典として新規造形の表情パーツ「てへペロ顔」を1点追加!
舌を出した「てへペロ顔」で、いっそうお茶目な一面を表現できます。
ご予約特典期間は「2024/10/31 15:00まで」となっております。
★今だけ!ご予約受付期間内のご注文で、送料無料実施中!★
上記は予告なく終了する場合がございます。予めご了承ください。
学園都市第五位の「心理掌握(メンタルアウト)」アメイジング・ヤマグチに!
常盤台の「女王」が可動力で悩殺しちゃうぞ
アメイジング・ヤマグチ『とある科学の超電磁砲』シリーズ立体化プロジェクトの第3弾は、学園都市の超能力者(レベル5)第五位にして精神系最強といわれる能力「心理掌握(メンタルアウト)」を持つ食蜂操祈の登場です!!
常盤台中学の冬服に身を包み、中学生ばなれしたプロポーションの豊かなメリハリをつけた造形に、太ももには人体のしなりを表現するための関節を追加するなど専用ジョイントを使用した独自の可動ギミックを内蔵。
劇中では運動を苦手とする彼女ですが、制作総指揮にあたる山口勝久が工夫を凝らした可動は、可愛らしいポーズでもバツグンの演技力を発揮します!
二―ソックスには、蜘蛛の巣のレース模様も緻密なディテールで再現してあり、ポージングに華を添えます。
いつも身に付けているショルダーバッグと、能力を使用する際に相手に向けるリモコンが付属。
読心、記憶操作に洗脳となんでもござれの能力で、あなたのお手持ちのフィギュアもみんな操っちゃう!?
●別売りの「アメイジング・ヤマグチ 御坂美琴」用の、悔しがり顔と掴みかかる手が付属。2人を組み合わせれば、学園でなにかとぶつかり合う彼女たちの日常シーンがお楽しみいただけます!
© 2018 鎌池和馬/冬川基/KADOKAWA/PROJECT-RAILGUN T
※掲載の画像は開発時サンプルの為、実際の商品とは多少異なる場合があります。予めご了承ください。
サヨナキドリ
サヨナキドリ (小夜啼鳥、学名:Luscinia megarhynchos)は、スズメ目ヒタキ科に属する鳥類の一種。別名ヨナキウグイス(夜鳴鶯)や、墓場鳥と呼ばれることもある。 西洋のウグイスとも言われるほど鳴き声の美しい鳥で、ナイチンゲール(英語: Nightingale)の名でも知られる。この語は古期英語で「夜に歌う」を意味し、和名の由来ともなっている。ドイツ語: Nachtigall(ナハティガル)の原義(古高ドイツ語: nahtgala)も「夜に鳴く/歌うもの」(Nachtsängerin)の意味。
分布
ヨーロッパ中央部、南部、地中海沿岸と中近東からアフガニスタンまで分布する。ヨーロッパで繁殖した個体は冬季にアフリカ南部に渡りをおこない、越冬する。
形態
体長約16センチメートル。体の上面の羽毛は褐色で、尾はやや赤みをおびている。体の下面は黄色がかった白色である。
生態
森林や薮の中に生息する。その名のとおり夕暮れ後や夜明け前によく透る声で鳴く。
薮や潅木林の地面の上に営巣する。巣の内部には枯れ草や動物の毛を敷いている。1腹3 - 7個の卵を産む。雌が抱卵し、抱卵期間は13 - 14日である。
伝承・文学・音楽
古代ローマの博物学者プリニウスは、この鳥は、それぞれ独特の調べで、いろいろ趣向を変え、力をふりしぼって歌声を競い合う。その勝負に負けると死ぬと書いている。この鳥が、生死を賭けて歌を競い合うという考えは、中世においても引き継がれ、さらに16世紀末イギリスの作家ジョン・リリー(John Lyly、1554年 - 1606年)では、「絶え間なく甲高い調べを甘く囀りながら死に果てる」ナイチンゲールは、「甘ったるい生活につかって死に絶える」恋人たちの比喩とされている。
アルベルトゥス・マグヌスらは、この鳥は、卵の孵化を、抱卵と夜に歌を歌うことによって行うとしている。
ヒルデガルト・フォン・ビンゲンは眼病に対してナイチンゲール(nachtgalla)の胆汁(Gallenflüssigkeit)を露で薄めて用いることを推奨している。
ドイツ中世の恋愛詩人ミンネジンガーはナイチンゲールと呼ばれている。「ドイツ中世の恋愛詩の中で最もよく知られた歌」とされるのが、ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデの「ぼだい樹の木かげ」である。これは、作中主体の少女が愛の出会いを回想する体裁をとっている。歌は4詩節からなるが、「そのどの詩節にも8行目にナイチンゲールの歌の擬声「タンダラダイ」がリフレインとして響いている」。ナイチンゲールの歌声は「少女のその日の幸せの伴奏となってつねに回想の中から聞こえてくる」。グリム童話では、「ヨリンデとヨリンゲル」(KHM 69)のヒロイン、ヨリンデは、自分の城に近づいた「けがれのない娘」(eine keusche Jungfrau)を鳥に変えてしまう魔法使いによってナイチンゲールに変えられてしまうが、恋人ヨリンゲルの勇気ある行動によって元の姿を取り戻すという話になっている。ヨハン・シュトラウス2世の「春の声」(Flühlingsstimmen)には、ヒバリとならんでナイチンゲールが詠われている。ナイチンゲールは「(歌鳥の)女王」と呼ばれている。
新疆歌鸲是雀形目鹟科歌鸲属鸟类,又名夜莺,夜歌鸲。成鸟全头顶和头侧淡棕褐色,眼先微微泛白,不甚明显的眼圈近白色;上体亦全为淡棕褐色;飞羽暗褐色具棕色外缘;圆形尾较长,尾羽棕褐色;下体污白色,胸和两胁微沾棕色,无斑点;虹膜褐色,喙黑褐色,脚为肉褐色。幼鸟上体暗褐色具赭褐色亚端斑,下体污白色,喉部有一褐色横带。
新疆歌鸲分布于欧洲、北非、西亚、中亚等地。在中国分布于新疆西北部,为夏候鸟。栖息于阔叶林和混交林中,尤喜河谷疏林灌丛,也见于果园和苗圃等人工绿地。成群活动,常隐匿于灌丛中,善鸣唱。主食多种昆虫。繁殖期在5-7月,营巢于林下灌丛中,以枯草等材料构杯状巢,内垫柔软的动物毛。窝卵数通常4-6枚,卵褐绿色,雌鸟孵卵,孵化期13-14天。雏鸟晚成,经雌雄亲鸟共同喂养11-12天后,即可离巢。
新疆歌鸲的鸣叫声高亢明亮、婉转动听。尽管在白天也鸣叫,但它们主要还是在夜间歌唱,这个特点显著地区别于其他鸟类。近来科学家还发现,其在城市里或近城区的叫声要更加响亮,这是为了盖过市区的噪音。新疆歌鸲被列入中国《国家重点保护野生动物名录》(2021版)二级。
サヨナキドリ (小夜啼鳥、学名:Luscinia megarhynchos)は、スズメ目ヒタキ科に属する鳥類の一種。別名ヨナキウグイス(夜鳴鶯)や、墓場鳥と呼ばれることもある。 西洋のウグイスとも言われるほど鳴き声の美しい鳥で、ナイチンゲール(英語: Nightingale)の名でも知られる。この語は古期英語で「夜に歌う」を意味し、和名の由来ともなっている。ドイツ語: Nachtigall(ナハティガル)の原義(古高ドイツ語: nahtgala)も「夜に鳴く/歌うもの」(Nachtsängerin)の意味。
分布
ヨーロッパ中央部、南部、地中海沿岸と中近東からアフガニスタンまで分布する。ヨーロッパで繁殖した個体は冬季にアフリカ南部に渡りをおこない、越冬する。
形態
体長約16センチメートル。体の上面の羽毛は褐色で、尾はやや赤みをおびている。体の下面は黄色がかった白色である。
生態
森林や薮の中に生息する。その名のとおり夕暮れ後や夜明け前によく透る声で鳴く。
薮や潅木林の地面の上に営巣する。巣の内部には枯れ草や動物の毛を敷いている。1腹3 - 7個の卵を産む。雌が抱卵し、抱卵期間は13 - 14日である。
伝承・文学・音楽
古代ローマの博物学者プリニウスは、この鳥は、それぞれ独特の調べで、いろいろ趣向を変え、力をふりしぼって歌声を競い合う。その勝負に負けると死ぬと書いている。この鳥が、生死を賭けて歌を競い合うという考えは、中世においても引き継がれ、さらに16世紀末イギリスの作家ジョン・リリー(John Lyly、1554年 - 1606年)では、「絶え間なく甲高い調べを甘く囀りながら死に果てる」ナイチンゲールは、「甘ったるい生活につかって死に絶える」恋人たちの比喩とされている。
アルベルトゥス・マグヌスらは、この鳥は、卵の孵化を、抱卵と夜に歌を歌うことによって行うとしている。
ヒルデガルト・フォン・ビンゲンは眼病に対してナイチンゲール(nachtgalla)の胆汁(Gallenflüssigkeit)を露で薄めて用いることを推奨している。
ドイツ中世の恋愛詩人ミンネジンガーはナイチンゲールと呼ばれている。「ドイツ中世の恋愛詩の中で最もよく知られた歌」とされるのが、ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデの「ぼだい樹の木かげ」である。これは、作中主体の少女が愛の出会いを回想する体裁をとっている。歌は4詩節からなるが、「そのどの詩節にも8行目にナイチンゲールの歌の擬声「タンダラダイ」がリフレインとして響いている」。ナイチンゲールの歌声は「少女のその日の幸せの伴奏となってつねに回想の中から聞こえてくる」。グリム童話では、「ヨリンデとヨリンゲル」(KHM 69)のヒロイン、ヨリンデは、自分の城に近づいた「けがれのない娘」(eine keusche Jungfrau)を鳥に変えてしまう魔法使いによってナイチンゲールに変えられてしまうが、恋人ヨリンゲルの勇気ある行動によって元の姿を取り戻すという話になっている。ヨハン・シュトラウス2世の「春の声」(Flühlingsstimmen)には、ヒバリとならんでナイチンゲールが詠われている。ナイチンゲールは「(歌鳥の)女王」と呼ばれている。
新疆歌鸲是雀形目鹟科歌鸲属鸟类,又名夜莺,夜歌鸲。成鸟全头顶和头侧淡棕褐色,眼先微微泛白,不甚明显的眼圈近白色;上体亦全为淡棕褐色;飞羽暗褐色具棕色外缘;圆形尾较长,尾羽棕褐色;下体污白色,胸和两胁微沾棕色,无斑点;虹膜褐色,喙黑褐色,脚为肉褐色。幼鸟上体暗褐色具赭褐色亚端斑,下体污白色,喉部有一褐色横带。
新疆歌鸲分布于欧洲、北非、西亚、中亚等地。在中国分布于新疆西北部,为夏候鸟。栖息于阔叶林和混交林中,尤喜河谷疏林灌丛,也见于果园和苗圃等人工绿地。成群活动,常隐匿于灌丛中,善鸣唱。主食多种昆虫。繁殖期在5-7月,营巢于林下灌丛中,以枯草等材料构杯状巢,内垫柔软的动物毛。窝卵数通常4-6枚,卵褐绿色,雌鸟孵卵,孵化期13-14天。雏鸟晚成,经雌雄亲鸟共同喂养11-12天后,即可离巢。
新疆歌鸲的鸣叫声高亢明亮、婉转动听。尽管在白天也鸣叫,但它们主要还是在夜间歌唱,这个特点显著地区别于其他鸟类。近来科学家还发现,其在城市里或近城区的叫声要更加响亮,这是为了盖过市区的噪音。新疆歌鸲被列入中国《国家重点保护野生动物名录》(2021版)二级。
#健康要有文化素養 & 健康要有哲學頭腦#
第1回 老いの遍歴
森 望
福岡国際医療福祉大学医療学部教授、長崎大学名誉教授
老化研究者
若い時から老化研究者だった。長年、老化の基礎研究の道を歩んで、いつのまにか還暦を過ぎ、定年を迎え、そして古希も近い。今は名実ともに立派な老化研究者になった。老化を研究する者でもあり、老化した研究者でもある。
エラーカタストロフからの出発
駆け出しは、まだ老化研究があまり見向きもされない時代だった。大学院に進学してついた教授から最初に言われたことは「誰もがDNAを見ているから、君はRNAをやりなさい」。そこで思いついたのが「蛋白質合成の精度問題」、いわゆるエラーカタストロフ説の検証だった。カギとなるのはメッセンジャーRNA(mRNA)。総武線と中央線を乗り継いで一路西へ、奥多摩の水産試験場にニジマスの精巣をもらいにいった。それからプロタミンのmRNAを精製する。朝5時に品川の食肉加工施設(芝浦と場)に、ブタの肝臓をもらいにいったこともあった。そこから蛋白合成の素材を抽出して、ニジマスのmRNAを鋳型にして試験管内の蛋白質合成系を樹立した。そして老若マウスのリボソームの翻訳精度を比較する。2種類の放射性アミノ酸の入った小さなチューブの中で、"虹鱒と豚と鼠"が一緒になった。そんなごった煮のようなスープの反応から、老若の微妙な違い、老いのからくりを探ろうとしていた。
結果は、老若で精度は変わらない。エラーは増えない。それが学位論文になった。だが、これでは老化を説明できない。老化のエラーカタストロフ説に見切りをつけて、1984年に私は米国へ飛んだ。
『アメリカもおいしい』
同じ年に英国へ飛んだ著名な書誌学者がいる。林望氏である。誰もがご存じであろう。リンボウ先生のことだ。彼を有名にしたのは、かの『イギリスはおいしい』(平凡社)というエッセイ集である。ケンブリッジ大学に留学して、異国暮らしの日々の中で、英国の食文化を伏線に人とのふれあいの中から独特の視点で日英の文化比較を軽妙に紡いでゆく。その中にちりばめられた素描はとても繊細で、古風で上品なスプーンもいいが、英国の家々やら風景には一緒に旅させてもらったような、そんな豊かな余韻を与えてくれる本だった。
私の行った先はロサンゼルスである。ここでは『アメリカもおいしい』という話をしよう。別にマックやバーガーキングやインエンドアウトの食レポをする意図はない。ハンバーガー以外にも、日常でも研究でも、旅でも読書でも、「おいしい」ものはどこにでも転がっている。英国と米国、ケンブリッジとロサンゼルス、文系と理系、これは似て非なるものだが、何か共通する「おいしさ」がある。
こちらはリンボウ(林望)先生ならぬシンボウ(森望)である。ある人からは「辛抱して長寿ですか?」と言われた。至言である。人間、楽してすべてが事足りることはない。人生、そんなに甘くない。耐える力がないと「長寿への道」は完歩できない。それは、ご同輩、みな納得されるだろう。
老いを寿に変える
米国に渡って、遺伝子進化や神経発生の研究を経て、30代半ばで初めて自分の研究室をもった。南カリフォルニア大学のアンドラス老年学研究所で神経老化の研究を始めた。日本の科学雑誌からの依頼に「科学は実業」という一文を寄せた。コンビニ店長のような自転車操業だった。カリフォルニアの陽光の中で狙ったのは「老いを寿に変える」、そんな夢のような研究だった。神経細胞の突起の動きを制御して「老」を「寿」に。その思いは、今も変わらない。
図:老いを寿に変えるを表す図。
老いを寿に変える
老化と寿命を科学する
米国滞在10年を経て、帰国した先は関西学研都市(京阪奈)。ロサンゼルスのロングビーチの港から年末に送り出した段ボール100箱の研究資材を載せた船は、阪神淡路の震災で神戸港が使えず、横浜港に入った。じきにオウム真理教の事件が起こって、個人輸入しようとしていた化学薬品の段ボール6箱は差し押さえとなった。疑われる筋合いはなかったのだが、とにかく5月にようやく研究再開。科学技術庁の外郭団体、JSTのさきがけ研究21「遺伝と変化」領域で、神経遺伝子制御の最先端を走った。2年後には名古屋郊外に新設された国立長寿医療研究センター(NILS、現在のNCGG)に移籍。分子遺伝学研究部を立ち上げた。遺伝子改変マウスを手掛けながら、老化と寿命の制御について遺伝子の視点から攻めた。同時に先のJSTの「脳を守る」戦略研究の代表も兼務し、老化脳攻略へ国内連携を進めた。大府の研究所で7年奮闘して、その後、長崎大学で老化脳研究を続けた。西の地の利を生かして、日韓の老化研究連携を模索し、日本学術振興会のアジア研究教育拠点事業AACLの日本側代表を5年間務めた。長崎での15年を経て、今の福岡の医療系大学へ移籍した。米国、民間、国研(厚労省)、国立大(文科省)、私立大の各所を渡り歩きながら、老いの科学の中で歳をとった。
ただ人として生きる
すると、自分の古巣の学会からも、ある意味、引導を渡される。基礎老化の学会の名誉会員とされて、体よく葬り去られた。多くの職種に「定年」があるように、学会組織にもそれなりの思惑がある。老化の学会であれば老齢(研究)者を大事にしてほしいという思いはあったが、それでもいつかは後進に道を譲る。自分にもついにそんな時が来た。「研究者」から研究の場を奪えば、それはただの「者」、ただの「人」になる。だが、考えてみれば、人は誰しも一人生まれて、ひとり死ぬ。結局は、皆がただの人ではないか。人として生きること、それこそが大事なのだ。こんな声が聞こえてくる。「これでいいのだ!」
老いぬとてなどか我が身を責めきけむ 老いずは今日にあわましものか
(藤原敏行 古今和歌集903)
著者
もりのぞむ氏の写真。
森 望(もり のぞむ)
1953年生まれ。福岡国際医療福祉大学医療学部教授、長崎大学名誉教授。1976年東京大学薬学部卒業、薬学博士。1979年東邦大学薬学部助手、1984年米国COH研究所、1986年カリフォルニア工科大学研究員、1990年米国南カリフォルニア大学(USC)・アンドラス老年学研究所助教授、1996年国立長寿医療研究センター分子遺伝学研究部長、2004年長崎大学医学部第一解剖教授、2019年より現職。『寿命遺伝子』(講談社ブルーバックス)、『老いと健康の文化史(翻訳)』(原書房)、『Aging Mechanisms Ⅱ(編著)』(Springer)など著書多数。
第1回 老いの遍歴
森 望
福岡国際医療福祉大学医療学部教授、長崎大学名誉教授
老化研究者
若い時から老化研究者だった。長年、老化の基礎研究の道を歩んで、いつのまにか還暦を過ぎ、定年を迎え、そして古希も近い。今は名実ともに立派な老化研究者になった。老化を研究する者でもあり、老化した研究者でもある。
エラーカタストロフからの出発
駆け出しは、まだ老化研究があまり見向きもされない時代だった。大学院に進学してついた教授から最初に言われたことは「誰もがDNAを見ているから、君はRNAをやりなさい」。そこで思いついたのが「蛋白質合成の精度問題」、いわゆるエラーカタストロフ説の検証だった。カギとなるのはメッセンジャーRNA(mRNA)。総武線と中央線を乗り継いで一路西へ、奥多摩の水産試験場にニジマスの精巣をもらいにいった。それからプロタミンのmRNAを精製する。朝5時に品川の食肉加工施設(芝浦と場)に、ブタの肝臓をもらいにいったこともあった。そこから蛋白合成の素材を抽出して、ニジマスのmRNAを鋳型にして試験管内の蛋白質合成系を樹立した。そして老若マウスのリボソームの翻訳精度を比較する。2種類の放射性アミノ酸の入った小さなチューブの中で、"虹鱒と豚と鼠"が一緒になった。そんなごった煮のようなスープの反応から、老若の微妙な違い、老いのからくりを探ろうとしていた。
結果は、老若で精度は変わらない。エラーは増えない。それが学位論文になった。だが、これでは老化を説明できない。老化のエラーカタストロフ説に見切りをつけて、1984年に私は米国へ飛んだ。
『アメリカもおいしい』
同じ年に英国へ飛んだ著名な書誌学者がいる。林望氏である。誰もがご存じであろう。リンボウ先生のことだ。彼を有名にしたのは、かの『イギリスはおいしい』(平凡社)というエッセイ集である。ケンブリッジ大学に留学して、異国暮らしの日々の中で、英国の食文化を伏線に人とのふれあいの中から独特の視点で日英の文化比較を軽妙に紡いでゆく。その中にちりばめられた素描はとても繊細で、古風で上品なスプーンもいいが、英国の家々やら風景には一緒に旅させてもらったような、そんな豊かな余韻を与えてくれる本だった。
私の行った先はロサンゼルスである。ここでは『アメリカもおいしい』という話をしよう。別にマックやバーガーキングやインエンドアウトの食レポをする意図はない。ハンバーガー以外にも、日常でも研究でも、旅でも読書でも、「おいしい」ものはどこにでも転がっている。英国と米国、ケンブリッジとロサンゼルス、文系と理系、これは似て非なるものだが、何か共通する「おいしさ」がある。
こちらはリンボウ(林望)先生ならぬシンボウ(森望)である。ある人からは「辛抱して長寿ですか?」と言われた。至言である。人間、楽してすべてが事足りることはない。人生、そんなに甘くない。耐える力がないと「長寿への道」は完歩できない。それは、ご同輩、みな納得されるだろう。
老いを寿に変える
米国に渡って、遺伝子進化や神経発生の研究を経て、30代半ばで初めて自分の研究室をもった。南カリフォルニア大学のアンドラス老年学研究所で神経老化の研究を始めた。日本の科学雑誌からの依頼に「科学は実業」という一文を寄せた。コンビニ店長のような自転車操業だった。カリフォルニアの陽光の中で狙ったのは「老いを寿に変える」、そんな夢のような研究だった。神経細胞の突起の動きを制御して「老」を「寿」に。その思いは、今も変わらない。
図:老いを寿に変えるを表す図。
老いを寿に変える
老化と寿命を科学する
米国滞在10年を経て、帰国した先は関西学研都市(京阪奈)。ロサンゼルスのロングビーチの港から年末に送り出した段ボール100箱の研究資材を載せた船は、阪神淡路の震災で神戸港が使えず、横浜港に入った。じきにオウム真理教の事件が起こって、個人輸入しようとしていた化学薬品の段ボール6箱は差し押さえとなった。疑われる筋合いはなかったのだが、とにかく5月にようやく研究再開。科学技術庁の外郭団体、JSTのさきがけ研究21「遺伝と変化」領域で、神経遺伝子制御の最先端を走った。2年後には名古屋郊外に新設された国立長寿医療研究センター(NILS、現在のNCGG)に移籍。分子遺伝学研究部を立ち上げた。遺伝子改変マウスを手掛けながら、老化と寿命の制御について遺伝子の視点から攻めた。同時に先のJSTの「脳を守る」戦略研究の代表も兼務し、老化脳攻略へ国内連携を進めた。大府の研究所で7年奮闘して、その後、長崎大学で老化脳研究を続けた。西の地の利を生かして、日韓の老化研究連携を模索し、日本学術振興会のアジア研究教育拠点事業AACLの日本側代表を5年間務めた。長崎での15年を経て、今の福岡の医療系大学へ移籍した。米国、民間、国研(厚労省)、国立大(文科省)、私立大の各所を渡り歩きながら、老いの科学の中で歳をとった。
ただ人として生きる
すると、自分の古巣の学会からも、ある意味、引導を渡される。基礎老化の学会の名誉会員とされて、体よく葬り去られた。多くの職種に「定年」があるように、学会組織にもそれなりの思惑がある。老化の学会であれば老齢(研究)者を大事にしてほしいという思いはあったが、それでもいつかは後進に道を譲る。自分にもついにそんな時が来た。「研究者」から研究の場を奪えば、それはただの「者」、ただの「人」になる。だが、考えてみれば、人は誰しも一人生まれて、ひとり死ぬ。結局は、皆がただの人ではないか。人として生きること、それこそが大事なのだ。こんな声が聞こえてくる。「これでいいのだ!」
老いぬとてなどか我が身を責めきけむ 老いずは今日にあわましものか
(藤原敏行 古今和歌集903)
著者
もりのぞむ氏の写真。
森 望(もり のぞむ)
1953年生まれ。福岡国際医療福祉大学医療学部教授、長崎大学名誉教授。1976年東京大学薬学部卒業、薬学博士。1979年東邦大学薬学部助手、1984年米国COH研究所、1986年カリフォルニア工科大学研究員、1990年米国南カリフォルニア大学(USC)・アンドラス老年学研究所助教授、1996年国立長寿医療研究センター分子遺伝学研究部長、2004年長崎大学医学部第一解剖教授、2019年より現職。『寿命遺伝子』(講談社ブルーバックス)、『老いと健康の文化史(翻訳)』(原書房)、『Aging Mechanisms Ⅱ(編著)』(Springer)など著書多数。
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