#每日一想死#
世界中のすべての人間に,
好かれるなんて気持ち悪いよ,
だけど一つになれない教室で,
君と二人 手を繋いでいたいの,
数の暴力に白旗をあげて,
悪感情を殺してハイチーズ,
ポストトゥルースの,
甘いディープキス,
エロく歪んでるラブアンドピース,
自己中の光線銃 乱射する,
強者のナンセンス,
オートクチュールで作る,
殺しのライセンス,
分断を生んじゃった椅子取りゲーム,
無痛分娩で授かるベイブ,
壮大な内輪ノリを歴史と呼ぶ,
生きたいが死ねと言われ,
死にたいが生きろと言われ,
生きたいが死ねと言われ,
死にたいが生きろと言われ,
幸せ自慢はダメ?
不幸嘆いてもダメ?
図々しい言葉を避け,
明るい未来のため,
さんはい,
「この世には息もできない人が,
沢山いるんですよ」,
さんはい,
「この世には息もできない人が,
沢山いるんですよ」,
あちらが立てば こちらが立たず,
譲り 奪い 守り 行き違い,
地雷原で立ち止まり,
大人しく犬になるんだワン,
ノンブレス ノンブレス,
ノンブレス,
ノンブレス・オブリージュ,
I love you,
息苦しい日々の水面下,
ゆらゆらと煙る血の花,
ぼくらは,
コンプレックス コンプレックス,
コンプレックス,
コンプレックスを武器に争う,
それぞれの都合と自由のため,
息を止めることを強制する,
息が詰まる息が詰まる息が詰まる,
息が詰まる息が詰まる息が詰まる,
息が詰まる息が詰まる息が詰まる,
息が詰まる息が詰まる息が詰まる,
息が詰まる息が詰まる息が詰まる,
息が詰まる息が詰まる息が詰まる,
息が詰まる,
生きたいが死ねと言われ,
死にたいが生きろと言われ,
生きたいが死ねと言われ,
死にたいが生きろと言われ,
正当防衛と言って,
チェーンソーを振り回す,
まともな人たちが怖いよ,
愛燦燦 春爛漫 日々だんだん,
大事なものが消えていくよ,
さんはい,
「この世には愛も知らない人が,
沢山いるんですよ」,
さんはい,
「この世には愛も知らない人が,
沢山いるんですよ」,
共感 羨望 嫉妬 逆恨み,
黒い涙がこぼれ落ち,
醜い感情が吹き出し,
真っ白い鳥になるんだな,
ノンブレス ノンブレス,
ノンブレス,
ノンブレス・オブリージュ,
I love you,
深海魚と泳ぐ氷点下,
見上げている ザラメの星,
ぼくらは,
手を下さないまま,
想像力を奪う液晶越しに,
息の根を止めて安心する,
ノンブレス ノンブレス,
ノンブレス,
ノンブレス・オブリージュ,
I love you,
それぞれの都合と自由のため,
息を止めることを強制する,
息が詰まる息が詰まる息が詰まる,
息が詰まる息が詰まる息が詰まる,
息が詰まる息が詰まる息が詰まる,
息が詰まる息が詰まる息が詰まる,
息が詰まる息が詰まる息が詰まる,
息が詰まる息が詰まる息が詰まる,
息が詰まる息が詰まる息が詰まる,
息を止める息を止める息を止める,
息を止める息を止める息を止める,
息を止める息を止める息を止める,
息を止める息を止める息を止める,
息を止める息を止める息を止める,
息を止める息を止める息を止める,
ノンブレス ノンブレス,
ノンブレス,
ノンブレス・オブリージュ,
I love you,
それぞれの好きを守るため,
君と防空壕で呼吸する。
世界中のすべての人間に,
好かれるなんて気持ち悪いよ,
だけど一つになれない教室で,
君と二人 手を繋いでいたいの,
数の暴力に白旗をあげて,
悪感情を殺してハイチーズ,
ポストトゥルースの,
甘いディープキス,
エロく歪んでるラブアンドピース,
自己中の光線銃 乱射する,
強者のナンセンス,
オートクチュールで作る,
殺しのライセンス,
分断を生んじゃった椅子取りゲーム,
無痛分娩で授かるベイブ,
壮大な内輪ノリを歴史と呼ぶ,
生きたいが死ねと言われ,
死にたいが生きろと言われ,
生きたいが死ねと言われ,
死にたいが生きろと言われ,
幸せ自慢はダメ?
不幸嘆いてもダメ?
図々しい言葉を避け,
明るい未来のため,
さんはい,
「この世には息もできない人が,
沢山いるんですよ」,
さんはい,
「この世には息もできない人が,
沢山いるんですよ」,
あちらが立てば こちらが立たず,
譲り 奪い 守り 行き違い,
地雷原で立ち止まり,
大人しく犬になるんだワン,
ノンブレス ノンブレス,
ノンブレス,
ノンブレス・オブリージュ,
I love you,
息苦しい日々の水面下,
ゆらゆらと煙る血の花,
ぼくらは,
コンプレックス コンプレックス,
コンプレックス,
コンプレックスを武器に争う,
それぞれの都合と自由のため,
息を止めることを強制する,
息が詰まる息が詰まる息が詰まる,
息が詰まる息が詰まる息が詰まる,
息が詰まる息が詰まる息が詰まる,
息が詰まる息が詰まる息が詰まる,
息が詰まる息が詰まる息が詰まる,
息が詰まる息が詰まる息が詰まる,
息が詰まる,
生きたいが死ねと言われ,
死にたいが生きろと言われ,
生きたいが死ねと言われ,
死にたいが生きろと言われ,
正当防衛と言って,
チェーンソーを振り回す,
まともな人たちが怖いよ,
愛燦燦 春爛漫 日々だんだん,
大事なものが消えていくよ,
さんはい,
「この世には愛も知らない人が,
沢山いるんですよ」,
さんはい,
「この世には愛も知らない人が,
沢山いるんですよ」,
共感 羨望 嫉妬 逆恨み,
黒い涙がこぼれ落ち,
醜い感情が吹き出し,
真っ白い鳥になるんだな,
ノンブレス ノンブレス,
ノンブレス,
ノンブレス・オブリージュ,
I love you,
深海魚と泳ぐ氷点下,
見上げている ザラメの星,
ぼくらは,
手を下さないまま,
想像力を奪う液晶越しに,
息の根を止めて安心する,
ノンブレス ノンブレス,
ノンブレス,
ノンブレス・オブリージュ,
I love you,
それぞれの都合と自由のため,
息を止めることを強制する,
息が詰まる息が詰まる息が詰まる,
息が詰まる息が詰まる息が詰まる,
息が詰まる息が詰まる息が詰まる,
息が詰まる息が詰まる息が詰まる,
息が詰まる息が詰まる息が詰まる,
息が詰まる息が詰まる息が詰まる,
息が詰まる息が詰まる息が詰まる,
息を止める息を止める息を止める,
息を止める息を止める息を止める,
息を止める息を止める息を止める,
息を止める息を止める息を止める,
息を止める息を止める息を止める,
息を止める息を止める息を止める,
ノンブレス ノンブレス,
ノンブレス,
ノンブレス・オブリージュ,
I love you,
それぞれの好きを守るため,
君と防空壕で呼吸する。
#幸福倍增koheatsu[超话]#240311 / 幸平 / 相关 / ins / nylonjapan
原文:
樋口幸平とモモ、ラブリーな秘密の生活
美しい青年はある日、純白の子猫と出会った。その瞬間に彼と子猫の間に走った愛の電撃。それは映画のようにドラマティックな、オンリーワンな縁で結ばれた運命。俳優・樋口幸平と、彼が溺愛するモモの物語は、一筋縄じゃいかないちょっぴりBADでストレンジで、でもとびきりキュートなムードでいっぱい。じゃれあうように愛を紡ぐ、秘められた二人だけの世界をのぞき見てみよう。
#樋口幸平#
@ higuchi_kouhei1130
原文:
樋口幸平とモモ、ラブリーな秘密の生活
美しい青年はある日、純白の子猫と出会った。その瞬間に彼と子猫の間に走った愛の電撃。それは映画のようにドラマティックな、オンリーワンな縁で結ばれた運命。俳優・樋口幸平と、彼が溺愛するモモの物語は、一筋縄じゃいかないちょっぴりBADでストレンジで、でもとびきりキュートなムードでいっぱい。じゃれあうように愛を紡ぐ、秘められた二人だけの世界をのぞき見てみよう。
#樋口幸平#
@ higuchi_kouhei1130
#珠城辽[超话]#2024年3月12日(火)から3月31日(日)まで東京・東急シアターオーブで、4月5日(金)から4月10日(水)まで大阪・オリックス劇場でミュージカル『20世紀号に乗って』が上演されます。主役・オスカー・ジャフィを増田貴久さんが、ヒロインのリリー・ガーランド役を珠城りょうさんが、オリバー・ウェッブ役を小野田龍之介さんが、オーエン・オマリー役を上川一哉さんが、ブルース・グラニット役を渡辺大輔さんが、レティシア・プリムローズ役を戸田恵子さんが演じます。
アイデアニュースでは、珠城りょうさんにインタビューしました。インタビューは上下に分けてお届けします。上下の無料部分では合同取材の内容を、有料部分では独自取材の内容を紹介します。「上」の無料部分では、本作への出演は「挑戦」であるというお話、オスカー役の増田さんのこと、クリス・ベイリーさんの演出のこと、リリーを演じるにあたって楽しいポイント、難しいポイントについて伺った内容などを紹介します。有料部分では、『天翔ける風に』を通しての変化についてのお話を紹介します。
「下」の無料部分では、クリス・ベイリーさんとベス・クランドールさん(演出補・共同振付)の振付のこと、今回、作中で歌う曲の難しさや歌う中で大切にされているポイント、初のヒロインというポジションを務められることについて、カンパニーの雰囲気のことなどについて伺った内容を紹介します。有料部分では、『天翔ける風に』で変化を感じた理由、珠城さんが大切にされていることなどについてのお話と、作品を楽しみにされている方々へのメッセージを紹介します。
――この作品に出演したいと思われた理由や、惹かれた部分について教えてください。
この2年半は、舞台だけに限らず、映像作品でも比較的内容が重いものが多くて、コメディー作品への出演はありませんでした。ですから「ザ・エンターテイメント」でお客様に楽しんでいただける作品かつ、ブロードウェイミュージカルで、演出家、振付家も海外の方ということもあり、「挑戦することに意味がある」という思いがありました。
――ご自身にとっては「挑戦」なんですね。
とても大きな挑戦です! ブロードウェイミュージカルはやはり、楽曲が難しいんです。ハーモニーとして、そういうところをうまく表現できると、とても美しいのですが、非常に難しいということもわかっているんですよ。
そしてこの作品は、1930年代のアメリカを舞台に作られているため、オールドスタイルのミュージカルでもあるんです。だからこそ、楽曲もより難解な作りなのではと思っていたんです。今回は、歌ったことがない音域の歌もあります。ですから、「なぜリリー・ガーランド役を珠城りょうにお願いしたいと言ってくださったのか、その理由を、私自身も見出していけたらいいな」という気持ちでお受けしました。本当に覚悟が必要でした。
――主演の増田(貴久)さんには、元々どのようなイメージがありましたか? 稽古の中で感じたイメージと違ったというギャップなどもあれば教えてください。
テレビなどで拝見しながら、人を楽しませることが好きな、面白くて優しい方なんだろうなと思っていました。初めてご挨拶した時も、以前ご一緒したスタッフの方に、私のことを少し聞いてくださっていて、とてもフランクにお話してくださいました。
最初は「どういうふうにコミュニケーションをとったらいいかな?」と、なるべく何かをお話できるように、増田さんが出演されているドラマや番組を事前に拝見したり、私なりに話のネタを用意していたのですが、そういうものが必要なかったくらい、いろいろ話しかけてくださったんです。相手のことを気遣ってくださる方ですね。
実際にお稽古が始まると、増田さんがポロッとおっしゃった言葉で場の空気が和んだりもしています。でも、台詞一つ一つをなぜオスカーはこう言うのかとご自身が腑に落ちるまで突き詰めていらっしゃってとても真摯に取り組まれる方なんだと思いました。私が台詞を間違えて一人で慌てていてもそれを笑いに変えてくださったこともありました。演出家のクリス(・ベイリー)さんも含め、増田さんのひと言や行動でみなさんが笑う空気感が、とても温かいなと感じています。
ーーそんなふうにコミュニケーションをとれているのは、素敵だなと思いました。
本当にありがたいことに、いろいろと向き合ってくださって。特にこの作品は、増田さんが演じるオスカーと、私が演じるリリーの二人を主軸に物語が進んでいくので、二人の関係性に説得力があるように作っていかなければいけなくて。お稽古でも今回の芝居について相談しながら作っていけたので、とても感謝しています。
ーーリリーという役柄については、演出・振付をされるクリスさんと、どのようなお話をされましたか?
とにかく、エネルギーを常に、前に爆発させてほしいと言われています。リリーは、ひとりの女性として、自分の意志や意見をきちんと持っていて、相手にそれをきちんと言っていく。そういう強いエネルギーのある人なんです。そしてオスカーとは対等なんだと。
でも、なかなか最初はうまくいきませんでした。私は、役の感情の流れが腑に落ちないと、歌を歌うこと自体にとても緊張してしまうんです。どうしても「歌っているだけ」になってしまい、ずっと自分ができていないことへの不安がありました。
そうやって、「どうしよう?」と思っていた時、「一歩引くという選択肢は、リリーの中には絶対にない感情。怖がらずにチャレンジしてほしい」とクリスさんが言ってくださったんです。その言葉にすごくはっとさせられました。クリスさんはいつも、役者が自分で表現したものをまず「グレート!」と言ってくださり、そこから「じゃあ、ここをこうしたらどうなるかな?」と一緒に作ってくださいます。
だから、チャレンジすることへの恐怖心がなくなるんですよ。「とりあえず、やってみよう」という気持ちになれるので、とてもいい現場だなと思います。クリスさんは、とてもチャーミングな方でもあるんです。クリスさんが稽古中、実際に動きながらリリーをやってくださることもあるので、そこからリリーのイメージをキャッチしたりもしています。
ーークリスさんならではの、印象的だったディレクションはありますか?また、ご自身のお芝居について、クリスさんとのコミュニケーションのなかで得られた新しい発見はありましたか?
やはり、先ほども少しお話ししましたが、いつも「怖がらずにチャレンジして。すごく素敵だから大丈夫」と言ってくださるんですよね。それがありがたいですし、もっと頑張ろう!と自分を奮い立たせていました。
クリスさんご自身が、いろいろな役を演じて見せてくださることがあるのですが、その動きが日本人にはない独特のボディーランゲージというか、身体の使い方が自然とコメディに見える時もあるんです。その動きそのものが面白かったりするので、そのまま自分の中に取り込めたら、もっとアメリカンコメディらしさを出せるのかなと思いながら拝見しています。いろいろなエッセンスを加えてくださっていると感じます。
――「挑戦」と仰っていましたが、今回役作りをされる中で、一番楽しいポイントと、一番難しくて苦労しているポイントをお聞かせください。
増田さん演じられるオスカーや、渡辺大輔さんが演じられるブルース、あとは小野田(龍之介)さんが演じられるオリバーとか、上川(一哉)さんが演じられるオーエンとか、いろんなキャラクターと絡むところですね。やり取りが非常にスピーディーかつコミカルで、歌以外での会話のやり取りもすごく楽しいです。そういうやり取りのなかで毎回「こう言葉をかけたら、相手はどう反応するかな?」「どう返ってくるかな?」というところを楽しんでいます。
個人的に非常に苦労しているのは、リリーという女性は、有名になってハリウッドスターになり一躍脚光を浴びていますが、どこか自分をまだ模索していたり、本当に自分はこのままでいいのか、何かちょっと満たされてない部分があったりして、かなり精神的に不安定なんです。ブルースともオスカーともすぐ喧嘩するし、人にもすぐにワーっと言うところがあって。彼女の女優としての葛藤や一人の女性としてオスカーに対して揺れる想いも一緒に表現していかなくてはいけません。
私自身は、比較的のんびりした性格をしているので、瞬時に感情を爆発させるのが難しくて。リリーの歌は、感情がきちんと上がっていないと歌えない曲が多いんですが、台詞でも苦労しています。ただ、彼女の核にある感情や思いがなんなのかを紐解くために、日々リリーと向き合っています。
アイデアニュースでは、珠城りょうさんにインタビューしました。インタビューは上下に分けてお届けします。上下の無料部分では合同取材の内容を、有料部分では独自取材の内容を紹介します。「上」の無料部分では、本作への出演は「挑戦」であるというお話、オスカー役の増田さんのこと、クリス・ベイリーさんの演出のこと、リリーを演じるにあたって楽しいポイント、難しいポイントについて伺った内容などを紹介します。有料部分では、『天翔ける風に』を通しての変化についてのお話を紹介します。
「下」の無料部分では、クリス・ベイリーさんとベス・クランドールさん(演出補・共同振付)の振付のこと、今回、作中で歌う曲の難しさや歌う中で大切にされているポイント、初のヒロインというポジションを務められることについて、カンパニーの雰囲気のことなどについて伺った内容を紹介します。有料部分では、『天翔ける風に』で変化を感じた理由、珠城さんが大切にされていることなどについてのお話と、作品を楽しみにされている方々へのメッセージを紹介します。
――この作品に出演したいと思われた理由や、惹かれた部分について教えてください。
この2年半は、舞台だけに限らず、映像作品でも比較的内容が重いものが多くて、コメディー作品への出演はありませんでした。ですから「ザ・エンターテイメント」でお客様に楽しんでいただける作品かつ、ブロードウェイミュージカルで、演出家、振付家も海外の方ということもあり、「挑戦することに意味がある」という思いがありました。
――ご自身にとっては「挑戦」なんですね。
とても大きな挑戦です! ブロードウェイミュージカルはやはり、楽曲が難しいんです。ハーモニーとして、そういうところをうまく表現できると、とても美しいのですが、非常に難しいということもわかっているんですよ。
そしてこの作品は、1930年代のアメリカを舞台に作られているため、オールドスタイルのミュージカルでもあるんです。だからこそ、楽曲もより難解な作りなのではと思っていたんです。今回は、歌ったことがない音域の歌もあります。ですから、「なぜリリー・ガーランド役を珠城りょうにお願いしたいと言ってくださったのか、その理由を、私自身も見出していけたらいいな」という気持ちでお受けしました。本当に覚悟が必要でした。
――主演の増田(貴久)さんには、元々どのようなイメージがありましたか? 稽古の中で感じたイメージと違ったというギャップなどもあれば教えてください。
テレビなどで拝見しながら、人を楽しませることが好きな、面白くて優しい方なんだろうなと思っていました。初めてご挨拶した時も、以前ご一緒したスタッフの方に、私のことを少し聞いてくださっていて、とてもフランクにお話してくださいました。
最初は「どういうふうにコミュニケーションをとったらいいかな?」と、なるべく何かをお話できるように、増田さんが出演されているドラマや番組を事前に拝見したり、私なりに話のネタを用意していたのですが、そういうものが必要なかったくらい、いろいろ話しかけてくださったんです。相手のことを気遣ってくださる方ですね。
実際にお稽古が始まると、増田さんがポロッとおっしゃった言葉で場の空気が和んだりもしています。でも、台詞一つ一つをなぜオスカーはこう言うのかとご自身が腑に落ちるまで突き詰めていらっしゃってとても真摯に取り組まれる方なんだと思いました。私が台詞を間違えて一人で慌てていてもそれを笑いに変えてくださったこともありました。演出家のクリス(・ベイリー)さんも含め、増田さんのひと言や行動でみなさんが笑う空気感が、とても温かいなと感じています。
ーーそんなふうにコミュニケーションをとれているのは、素敵だなと思いました。
本当にありがたいことに、いろいろと向き合ってくださって。特にこの作品は、増田さんが演じるオスカーと、私が演じるリリーの二人を主軸に物語が進んでいくので、二人の関係性に説得力があるように作っていかなければいけなくて。お稽古でも今回の芝居について相談しながら作っていけたので、とても感謝しています。
ーーリリーという役柄については、演出・振付をされるクリスさんと、どのようなお話をされましたか?
とにかく、エネルギーを常に、前に爆発させてほしいと言われています。リリーは、ひとりの女性として、自分の意志や意見をきちんと持っていて、相手にそれをきちんと言っていく。そういう強いエネルギーのある人なんです。そしてオスカーとは対等なんだと。
でも、なかなか最初はうまくいきませんでした。私は、役の感情の流れが腑に落ちないと、歌を歌うこと自体にとても緊張してしまうんです。どうしても「歌っているだけ」になってしまい、ずっと自分ができていないことへの不安がありました。
そうやって、「どうしよう?」と思っていた時、「一歩引くという選択肢は、リリーの中には絶対にない感情。怖がらずにチャレンジしてほしい」とクリスさんが言ってくださったんです。その言葉にすごくはっとさせられました。クリスさんはいつも、役者が自分で表現したものをまず「グレート!」と言ってくださり、そこから「じゃあ、ここをこうしたらどうなるかな?」と一緒に作ってくださいます。
だから、チャレンジすることへの恐怖心がなくなるんですよ。「とりあえず、やってみよう」という気持ちになれるので、とてもいい現場だなと思います。クリスさんは、とてもチャーミングな方でもあるんです。クリスさんが稽古中、実際に動きながらリリーをやってくださることもあるので、そこからリリーのイメージをキャッチしたりもしています。
ーークリスさんならではの、印象的だったディレクションはありますか?また、ご自身のお芝居について、クリスさんとのコミュニケーションのなかで得られた新しい発見はありましたか?
やはり、先ほども少しお話ししましたが、いつも「怖がらずにチャレンジして。すごく素敵だから大丈夫」と言ってくださるんですよね。それがありがたいですし、もっと頑張ろう!と自分を奮い立たせていました。
クリスさんご自身が、いろいろな役を演じて見せてくださることがあるのですが、その動きが日本人にはない独特のボディーランゲージというか、身体の使い方が自然とコメディに見える時もあるんです。その動きそのものが面白かったりするので、そのまま自分の中に取り込めたら、もっとアメリカンコメディらしさを出せるのかなと思いながら拝見しています。いろいろなエッセンスを加えてくださっていると感じます。
――「挑戦」と仰っていましたが、今回役作りをされる中で、一番楽しいポイントと、一番難しくて苦労しているポイントをお聞かせください。
増田さん演じられるオスカーや、渡辺大輔さんが演じられるブルース、あとは小野田(龍之介)さんが演じられるオリバーとか、上川(一哉)さんが演じられるオーエンとか、いろんなキャラクターと絡むところですね。やり取りが非常にスピーディーかつコミカルで、歌以外での会話のやり取りもすごく楽しいです。そういうやり取りのなかで毎回「こう言葉をかけたら、相手はどう反応するかな?」「どう返ってくるかな?」というところを楽しんでいます。
個人的に非常に苦労しているのは、リリーという女性は、有名になってハリウッドスターになり一躍脚光を浴びていますが、どこか自分をまだ模索していたり、本当に自分はこのままでいいのか、何かちょっと満たされてない部分があったりして、かなり精神的に不安定なんです。ブルースともオスカーともすぐ喧嘩するし、人にもすぐにワーっと言うところがあって。彼女の女優としての葛藤や一人の女性としてオスカーに対して揺れる想いも一緒に表現していかなくてはいけません。
私自身は、比較的のんびりした性格をしているので、瞬時に感情を爆発させるのが難しくて。リリーの歌は、感情がきちんと上がっていないと歌えない曲が多いんですが、台詞でも苦労しています。ただ、彼女の核にある感情や思いがなんなのかを紐解くために、日々リリーと向き合っています。
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