#谷崎早耶[超话]# 240331转推
#ノイミー教えて
连续两晚发布新作品~ ☺️
たにさや的一天取得了巨大的成功! (就我自己来说)
一段非常有趣且充满笑声的公开录音,
希望大家都来看看
2夜連続で新作が配信されました〜☺️
たにさや大活躍の日!(自分で言っちゃうよお)
凄くたのしくて笑いっぱなしの公開収録、
ぜひみなさんに観てほしいです
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「見てくれている」甲子園のフルスイング、父へ届け 星稜の専徒選手
(30日、第96回選抜高校野球大会準決勝 健大高崎5―4星稜)
晴れ渡った30日の甲子園。お父さんは空から見てくれている。ふがいない姿は見せられない。
選抜大会準決勝。星稜(石川)の専徒(せんと)大和(やまと)選手(3年)は強い気持ちでグラウンドに立った。
小学校にあがる頃、お父さんの英一さんに野球を教わった。自宅近くの農道でよくキャッチボールをした。楽しさも教えてもらい、続けられた。
小学2年生になってチームへ入った。めきめきと力をつけた。小学6年のとき、お父さんと母の直美さんが内緒で応募したU―12(12歳以下)代表選手にも選ばれた。
それまでは「あまり自分から前に出る方ではなかった」(直美さん)のに、これをきっかけに変わった。自信もついた。
「甲子園に行きたい」。実家の富山県高岡市から高校野球の強豪、星稜の中学校に通った。
母の直美さんも認める「お父さんっ子」。毎朝、お父さんに駅まで車で送ってもらった。「もっと体を大きくしないとな」。約10分の間、野球にまつわる話に花を咲かせた。つかの間のひとときだった。
高校は星稜に進み、寮生活に。1年夏の甲子園でベンチ入りしたが、1回戦で敗退。プレーする姿をスタンドのお父さんら家族に見せられなかった。悔しい夏だった。
「おまえも、浅野選手のバッティングを見て、こんな風になれよ」。試合後、お父さんにLINEで励まされた。
浅野選手とはこの年の夏、「大会ナンバー1のスラッガー」と注目を集めた高松商(香川)の浅野翔吾選手のことだ。
結果が出なくても、楽しく野球するのが一番いいよと優しかった。野球を始めた頃と変わらなかった。
別れは突然だった。
お父さんが新型コロナウイルスに感染。自宅で療養していた矢先、くも膜下出血を起こして帰らぬ人となった。まだ50歳。試合から5日後の出来事だった。
やつれてしばらく実家に戻った。でも、「野球を楽しんでいる姿を見せなきゃ、お父さんは喜んでくれないだろうし」。再びバットを握った。
2度目の甲子園は2年夏。初戦の2回戦でスタメン出場したが無安打で終わり、試合も敗れた。
打撃を磨こうと毎日600回バットを振った。前へ体重をかけるスイングを体に染みこませた。
選抜が始まると、努力の成果が表れた。1回戦の初打席で安打を放ち、準々決勝は適時打、準決勝も1安打。ただ決勝には一歩届かなかった。
「お父さんに胸を張って報告する。次は絶対、お父さんが天国で笑顔になれるようがんばります」。前を見据えるその目にもう涙はなかった。(小崎瑶太)
(30日、第96回選抜高校野球大会準決勝 健大高崎5―4星稜)
晴れ渡った30日の甲子園。お父さんは空から見てくれている。ふがいない姿は見せられない。
選抜大会準決勝。星稜(石川)の専徒(せんと)大和(やまと)選手(3年)は強い気持ちでグラウンドに立った。
小学校にあがる頃、お父さんの英一さんに野球を教わった。自宅近くの農道でよくキャッチボールをした。楽しさも教えてもらい、続けられた。
小学2年生になってチームへ入った。めきめきと力をつけた。小学6年のとき、お父さんと母の直美さんが内緒で応募したU―12(12歳以下)代表選手にも選ばれた。
それまでは「あまり自分から前に出る方ではなかった」(直美さん)のに、これをきっかけに変わった。自信もついた。
「甲子園に行きたい」。実家の富山県高岡市から高校野球の強豪、星稜の中学校に通った。
母の直美さんも認める「お父さんっ子」。毎朝、お父さんに駅まで車で送ってもらった。「もっと体を大きくしないとな」。約10分の間、野球にまつわる話に花を咲かせた。つかの間のひとときだった。
高校は星稜に進み、寮生活に。1年夏の甲子園でベンチ入りしたが、1回戦で敗退。プレーする姿をスタンドのお父さんら家族に見せられなかった。悔しい夏だった。
「おまえも、浅野選手のバッティングを見て、こんな風になれよ」。試合後、お父さんにLINEで励まされた。
浅野選手とはこの年の夏、「大会ナンバー1のスラッガー」と注目を集めた高松商(香川)の浅野翔吾選手のことだ。
結果が出なくても、楽しく野球するのが一番いいよと優しかった。野球を始めた頃と変わらなかった。
別れは突然だった。
お父さんが新型コロナウイルスに感染。自宅で療養していた矢先、くも膜下出血を起こして帰らぬ人となった。まだ50歳。試合から5日後の出来事だった。
やつれてしばらく実家に戻った。でも、「野球を楽しんでいる姿を見せなきゃ、お父さんは喜んでくれないだろうし」。再びバットを握った。
2度目の甲子園は2年夏。初戦の2回戦でスタメン出場したが無安打で終わり、試合も敗れた。
打撃を磨こうと毎日600回バットを振った。前へ体重をかけるスイングを体に染みこませた。
選抜が始まると、努力の成果が表れた。1回戦の初打席で安打を放ち、準々決勝は適時打、準決勝も1安打。ただ決勝には一歩届かなかった。
「お父さんに胸を張って報告する。次は絶対、お父さんが天国で笑顔になれるようがんばります」。前を見据えるその目にもう涙はなかった。(小崎瑶太)
#健康要有文化素養 & 健康要有哲學頭腦#
特集
ニッポン丸ごといただきます!
02 おいしい“地元”の食べ方入門
~西日本編~
全国各地の地元に根付いた地産地消の取組と、
地元ならではの興味深い食べ方を
フードジャーナリストの向笠千恵子さんに紹介していただきました。
今週の見どころ
地産地消で継続的な食料生産を
冷蔵庫のない時代には保存食だった 伝統製法でつくられる梶賀のあぶり
舟屋のまちで古くから食べられてきたサバのぬか漬け「へしこ」
日本海でとれたアゴ(トビウオ)と地伝酒でつくられた伝統的なかまぼこ
「食」と「命」をテーマに郷土の家庭料理を伝承
監修・お話
向笠千恵子(むかさちえこ)さん
フードジャーナリスト、食文化研究家、エッセイスト。
日本の本物の味、安心できる食べもの、郷土料理、伝統食品づくりの現場を知る第一人者。
「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」有識者懇談会委員
地産地消で継続的な食料生産を
地産地消の取組では、ただ地元食材を食べるのに留まらず、地元の「食」にまつわる、様々な情報を発信していくことも重要です。郷土の味をビジネス化することで、食材の継続的な生産にもつながります。失われつつあった地元の味が、自治体の協力を得た地産地消のビジネス化で、復活することもめずらしくありません。
冷蔵庫のない時代には保存食だった
伝統製法でつくられる梶賀のあぶり
三重県尾鷲(おわせ)市
(株)梶賀コーポレーション
近隣漁港の旬の魚
定置網にかかったサバの幼魚をはじめ、近隣漁港の旬の魚をあぶりにします。
地元の大型定置網、大敷網漁の様子
地元の大型定置網、大敷網漁の様子。ブリやワラサなど、様々な魚がとれます。
三重県尾鷲市最南端の小さな漁師町である梶賀(かじか)町で、保存食として100年以上も前から各家庭に伝わっている「梶賀のあぶり」。漁でとれたサバやカツオといった魚を各家庭でくん製にしたもので、ごはんのおかずやお酒のおつまみとして親しまれてきました。この食文化を他の地域にも広げたい、という思いから、それまで各家庭内に留まっていた梶賀のあぶりを地元の女性たちが商品化しました。その後、さらに積極的に販売するために、町内の成人およそ3分の1が出資して設立されたのが(株)梶賀コーポレーションです。昔と変わらない製法でつくり、塩のみで味付けされたくん製は、地元のお祭りをはじめ、県内外のイベントや通信販売でも購入することができます。
地元ではこう食べる!
大きめの魚類は開きに
大きめの魚類は開きにしてあぶります。サクラやカシの生木の薪を焚きつけて、遠火で焼きながら煙でいぶします。煙のかおりとソフトな食感を楽しめます。
鯖子(サバの小魚)のあぶり
小魚は生のままあぶります。写真は「梶賀のあぶり」を象徴する「鯖子(サバの小魚)のあぶり」。
鯖子のあぶり
大きめのサバを開きにしてあぶったものや、「鯖子のあぶり」を真空パックにして販売。そのまま食べられます。
向笠千恵子(むかさちえこ)さん
漁村のご高齢の女性たちが伝えてきた味。商品化されて、一気に知名度が上がった「梶賀のあぶり」。地産地消ビジネスの成功例の典型でしょう。近年は注文の増加に対応するために安定供給の取組も盛んに行われています。
舟屋のまちで古くから食べられてきた
サバのぬか漬け「へしこ」
京都府与謝郡伊根町
サバのぬか漬け
昔から変わらない製法でサバをぬか漬けに。
伊根湾の沿岸にある「舟屋」
伊根湾の沿岸にある「舟屋」。伊根町の暮らしと文化の象徴です。
京都府与謝郡伊根町にある伊根湾の沿岸には、「舟屋」と呼ばれる建屋が約230軒立ち並んでいます。「舟屋」の1階には船が収納され、2階は網の干し場や漁具の置き場として現在も使われています。舟屋の一部は、観光客向けの宿や食事処となっており、様々な海の幸が楽しめます。地元産の魚は、干物にして食べることが多いそうです。
また、漁師の家庭に伝統食として受け継がれてきた「へしこ」も親しまれています。サバを米ぬかと塩で長期間漬け込んだ保存食で、今も食文化を守っています。
地元ではこう食べる!
へしこ
伝統の味「へしこ」。ぬかを落とし、食べやすい大きさに切って軽く焼きます。お茶漬けやおにぎりにも。
向笠千恵子(むかさちえこ)さん
地産地消ビジネスを観光客の誘致にもつなげたエリアです。「へしこ」という名は福井県が発祥ですが、若狭湾沿いの伊根町でもこう呼ばれ、商品化した「へしこ」販売に熱心です。
日本海でとれたアゴ(トビウオ)と地伝酒で
つくられた伝統的なかまぼこ
島根県松江市
青山蒲鉾店
あごすくい漁
アゴ漁が行われるのは5月から9月ごろ。市内の美保関町では飛び上がったアゴをタモ網ですくう「あごすくい漁」は、観光客も体験できます。
針山
野焼きは、島根県産の炭を使って回しながら焼き上げます。破れを防ぐため、板に針を打ち付けた「針山」で皮にたくさんの穴を開けます。
島根県周辺の海でとれるトビウオのことを地元ではアゴと呼び、夏を告げる魚として親しまれています。刺身やすり身、干物などに加工されたものが県内外で広く販売され、その中でも特に有名なのが、練り物の「あご野焼き」。昔は、屋外で焼かれていたことから「野焼き」と名付けられたと言われています。松江市内にある青山蒲鉾店のあご野焼きは、江戸時代から続く製法で作られています。もち米で仕込んで完全発酵させ、木灰を加えてから絞った地元の名酒、地伝酒を使用。アゴの生すり身に練り合わせ、旨みを引き出しながら香ばしく焼き上げています。
地元ではこう食べる!
あご野焼
歯応えと皮の旨みが楽しめる「あご野焼」。いわゆる焼きちくわとは異なる風味が魅力的です。
向笠千恵子(むかさちえこ)さん
もち米が原料の地伝酒は、昭和10年代の戦時下において消滅。1988年に半世紀ぶりに青山蒲鉾店が商工会等を動かして復活させ、昔と同じ味を再現し、守り続けています。
「食」と「命」をテーマに
郷土の家庭料理を伝承
熊本県人吉市
ひまわり亭
日本の農村生活や郷土料理作りが体験できる外国人向けの研修
ひまわり亭では、日本の農村生活や郷土料理作りが体験できる外国人向けの研修にも取り組んでいます。
キッチンカーで炊き出し
災害時にはキッチンカーで炊き出しを提供。写真は2016年熊本地震のときの様子。2020年の熊本豪雨災害時にも活動。
1998年に地域のボランティアグループが立ち上げた、農村体験施設「ひまわり亭」。地元の主婦のみなさんが運営しています。2020年の熊本豪雨災害での被災以降は、全国各地からグリーンツーリズムの研修を受け入れて、その際に郷土料理の食事会も行っています。提供される料理は、地元産の大根や里芋といった旬の野菜を使った家庭料理。一般の流通にはのらない野菜類も上手に活用して、知恵と愛情を込めたおいしい料理にしています。このほかに、食育体験や防災食を学ぶ料理教室などを実施。キッチンカーで近隣の市町村を回る、出張料理教室にも取り組んでいます。
地元ではこう食べる!
つぼん汁
里芋、鶏肉、豆腐、こんにゃく、しいたけなどが入った「つぼん汁」。お祭りやお祝い事などで、おもてなし料理として提供される家庭の味です。ひまわり亭でも食事会のメニューや料理教室、災害時の炊き出しなど、様々な場面で提供しています。
向笠千恵子(むかさちえこ)さん
九州のグリーンツーリズムでは先駆者で、全国的にも有名なひまわり亭。地域の皆さんにも親しまれています。地元産の食材をおしゃれに盛り付けたお膳など、どのメニューもほっとする味です。
特集
ニッポン丸ごといただきます!
02 おいしい“地元”の食べ方入門
~西日本編~
全国各地の地元に根付いた地産地消の取組と、
地元ならではの興味深い食べ方を
フードジャーナリストの向笠千恵子さんに紹介していただきました。
今週の見どころ
地産地消で継続的な食料生産を
冷蔵庫のない時代には保存食だった 伝統製法でつくられる梶賀のあぶり
舟屋のまちで古くから食べられてきたサバのぬか漬け「へしこ」
日本海でとれたアゴ(トビウオ)と地伝酒でつくられた伝統的なかまぼこ
「食」と「命」をテーマに郷土の家庭料理を伝承
監修・お話
向笠千恵子(むかさちえこ)さん
フードジャーナリスト、食文化研究家、エッセイスト。
日本の本物の味、安心できる食べもの、郷土料理、伝統食品づくりの現場を知る第一人者。
「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」有識者懇談会委員
地産地消で継続的な食料生産を
地産地消の取組では、ただ地元食材を食べるのに留まらず、地元の「食」にまつわる、様々な情報を発信していくことも重要です。郷土の味をビジネス化することで、食材の継続的な生産にもつながります。失われつつあった地元の味が、自治体の協力を得た地産地消のビジネス化で、復活することもめずらしくありません。
冷蔵庫のない時代には保存食だった
伝統製法でつくられる梶賀のあぶり
三重県尾鷲(おわせ)市
(株)梶賀コーポレーション
近隣漁港の旬の魚
定置網にかかったサバの幼魚をはじめ、近隣漁港の旬の魚をあぶりにします。
地元の大型定置網、大敷網漁の様子
地元の大型定置網、大敷網漁の様子。ブリやワラサなど、様々な魚がとれます。
三重県尾鷲市最南端の小さな漁師町である梶賀(かじか)町で、保存食として100年以上も前から各家庭に伝わっている「梶賀のあぶり」。漁でとれたサバやカツオといった魚を各家庭でくん製にしたもので、ごはんのおかずやお酒のおつまみとして親しまれてきました。この食文化を他の地域にも広げたい、という思いから、それまで各家庭内に留まっていた梶賀のあぶりを地元の女性たちが商品化しました。その後、さらに積極的に販売するために、町内の成人およそ3分の1が出資して設立されたのが(株)梶賀コーポレーションです。昔と変わらない製法でつくり、塩のみで味付けされたくん製は、地元のお祭りをはじめ、県内外のイベントや通信販売でも購入することができます。
地元ではこう食べる!
大きめの魚類は開きに
大きめの魚類は開きにしてあぶります。サクラやカシの生木の薪を焚きつけて、遠火で焼きながら煙でいぶします。煙のかおりとソフトな食感を楽しめます。
鯖子(サバの小魚)のあぶり
小魚は生のままあぶります。写真は「梶賀のあぶり」を象徴する「鯖子(サバの小魚)のあぶり」。
鯖子のあぶり
大きめのサバを開きにしてあぶったものや、「鯖子のあぶり」を真空パックにして販売。そのまま食べられます。
向笠千恵子(むかさちえこ)さん
漁村のご高齢の女性たちが伝えてきた味。商品化されて、一気に知名度が上がった「梶賀のあぶり」。地産地消ビジネスの成功例の典型でしょう。近年は注文の増加に対応するために安定供給の取組も盛んに行われています。
舟屋のまちで古くから食べられてきた
サバのぬか漬け「へしこ」
京都府与謝郡伊根町
サバのぬか漬け
昔から変わらない製法でサバをぬか漬けに。
伊根湾の沿岸にある「舟屋」
伊根湾の沿岸にある「舟屋」。伊根町の暮らしと文化の象徴です。
京都府与謝郡伊根町にある伊根湾の沿岸には、「舟屋」と呼ばれる建屋が約230軒立ち並んでいます。「舟屋」の1階には船が収納され、2階は網の干し場や漁具の置き場として現在も使われています。舟屋の一部は、観光客向けの宿や食事処となっており、様々な海の幸が楽しめます。地元産の魚は、干物にして食べることが多いそうです。
また、漁師の家庭に伝統食として受け継がれてきた「へしこ」も親しまれています。サバを米ぬかと塩で長期間漬け込んだ保存食で、今も食文化を守っています。
地元ではこう食べる!
へしこ
伝統の味「へしこ」。ぬかを落とし、食べやすい大きさに切って軽く焼きます。お茶漬けやおにぎりにも。
向笠千恵子(むかさちえこ)さん
地産地消ビジネスを観光客の誘致にもつなげたエリアです。「へしこ」という名は福井県が発祥ですが、若狭湾沿いの伊根町でもこう呼ばれ、商品化した「へしこ」販売に熱心です。
日本海でとれたアゴ(トビウオ)と地伝酒で
つくられた伝統的なかまぼこ
島根県松江市
青山蒲鉾店
あごすくい漁
アゴ漁が行われるのは5月から9月ごろ。市内の美保関町では飛び上がったアゴをタモ網ですくう「あごすくい漁」は、観光客も体験できます。
針山
野焼きは、島根県産の炭を使って回しながら焼き上げます。破れを防ぐため、板に針を打ち付けた「針山」で皮にたくさんの穴を開けます。
島根県周辺の海でとれるトビウオのことを地元ではアゴと呼び、夏を告げる魚として親しまれています。刺身やすり身、干物などに加工されたものが県内外で広く販売され、その中でも特に有名なのが、練り物の「あご野焼き」。昔は、屋外で焼かれていたことから「野焼き」と名付けられたと言われています。松江市内にある青山蒲鉾店のあご野焼きは、江戸時代から続く製法で作られています。もち米で仕込んで完全発酵させ、木灰を加えてから絞った地元の名酒、地伝酒を使用。アゴの生すり身に練り合わせ、旨みを引き出しながら香ばしく焼き上げています。
地元ではこう食べる!
あご野焼
歯応えと皮の旨みが楽しめる「あご野焼」。いわゆる焼きちくわとは異なる風味が魅力的です。
向笠千恵子(むかさちえこ)さん
もち米が原料の地伝酒は、昭和10年代の戦時下において消滅。1988年に半世紀ぶりに青山蒲鉾店が商工会等を動かして復活させ、昔と同じ味を再現し、守り続けています。
「食」と「命」をテーマに
郷土の家庭料理を伝承
熊本県人吉市
ひまわり亭
日本の農村生活や郷土料理作りが体験できる外国人向けの研修
ひまわり亭では、日本の農村生活や郷土料理作りが体験できる外国人向けの研修にも取り組んでいます。
キッチンカーで炊き出し
災害時にはキッチンカーで炊き出しを提供。写真は2016年熊本地震のときの様子。2020年の熊本豪雨災害時にも活動。
1998年に地域のボランティアグループが立ち上げた、農村体験施設「ひまわり亭」。地元の主婦のみなさんが運営しています。2020年の熊本豪雨災害での被災以降は、全国各地からグリーンツーリズムの研修を受け入れて、その際に郷土料理の食事会も行っています。提供される料理は、地元産の大根や里芋といった旬の野菜を使った家庭料理。一般の流通にはのらない野菜類も上手に活用して、知恵と愛情を込めたおいしい料理にしています。このほかに、食育体験や防災食を学ぶ料理教室などを実施。キッチンカーで近隣の市町村を回る、出張料理教室にも取り組んでいます。
地元ではこう食べる!
つぼん汁
里芋、鶏肉、豆腐、こんにゃく、しいたけなどが入った「つぼん汁」。お祭りやお祝い事などで、おもてなし料理として提供される家庭の味です。ひまわり亭でも食事会のメニューや料理教室、災害時の炊き出しなど、様々な場面で提供しています。
向笠千恵子(むかさちえこ)さん
九州のグリーンツーリズムでは先駆者で、全国的にも有名なひまわり亭。地域の皆さんにも親しまれています。地元産の食材をおしゃれに盛り付けたお膳など、どのメニューもほっとする味です。
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