昨日、ミュージカル『この世界の片隅に』が日生劇場で開幕しました。
誰もがこの世界の片隅に生き、居場所を探しています。
自分のいる世界に彩りを与えてくれた人、想い、繋がり。
当たり前が当たり前ではなかった時代から、
それがどれほど尊いものなのか、暖かいものなのか教えてくれる作品です。
劇場でお待ちしております。
#この世界の片隅に
#日生劇場
ミュージカル『この世界の片隅に』
原作:こうの史代 『この世界の片隅に』(ゼノンコミックス/コアミックス)
音楽:アンジェラ・アキ
脚本・演出:上田一豪
浦野すず:昆 夏美/大原櫻子(Wキャスト)
北條周作:海宝直人/村井良大(Wキャスト)
白木リン:平野 綾/桜井玲香(Wキャスト)
水原哲:小野塚勇人/小林 唯(Wキャスト)
浦野すみ:小向なる
黒村径子:音月 桂
白木美貴子 川口竜也 加藤潤一
飯野めぐみ 家塚敦子 伽藍 琳 小林遼介 鈴木結加里 高瀬雄史
丹宗立峰 中山 昇 般若愛実 東倫太朗 舩山智香子 古川隼大 麦嶋真帆
桑原広佳 澤田杏菜 嶋瀬 晴
大村つばき 鞆 琉那 増田梨沙
東京公演: 5月9日(木)初日~5月30日 (木) 日生劇場
チケット一般前売日:3月16日(土)
【全国ツアー公演】
北海道:6月6日(木)~9日(日)札幌文化芸術劇場 hitaru
岩手:6月15日(土)~16日(日)トーサイクラシックホール岩手 大ホール
新潟:6月22日(土)~23日(日)新潟県民会館 大ホール
愛知:6月28日 (金)~30日(日) 御園座
長野:7月6日(土)~7日(日) トーサイクラシックホール岩手 大ホールまつもと市民芸術館
誰もがこの世界の片隅に生き、居場所を探しています。
自分のいる世界に彩りを与えてくれた人、想い、繋がり。
当たり前が当たり前ではなかった時代から、
それがどれほど尊いものなのか、暖かいものなのか教えてくれる作品です。
劇場でお待ちしております。
#この世界の片隅に
#日生劇場
ミュージカル『この世界の片隅に』
原作:こうの史代 『この世界の片隅に』(ゼノンコミックス/コアミックス)
音楽:アンジェラ・アキ
脚本・演出:上田一豪
浦野すず:昆 夏美/大原櫻子(Wキャスト)
北條周作:海宝直人/村井良大(Wキャスト)
白木リン:平野 綾/桜井玲香(Wキャスト)
水原哲:小野塚勇人/小林 唯(Wキャスト)
浦野すみ:小向なる
黒村径子:音月 桂
白木美貴子 川口竜也 加藤潤一
飯野めぐみ 家塚敦子 伽藍 琳 小林遼介 鈴木結加里 高瀬雄史
丹宗立峰 中山 昇 般若愛実 東倫太朗 舩山智香子 古川隼大 麦嶋真帆
桑原広佳 澤田杏菜 嶋瀬 晴
大村つばき 鞆 琉那 増田梨沙
東京公演: 5月9日(木)初日~5月30日 (木) 日生劇場
チケット一般前売日:3月16日(土)
【全国ツアー公演】
北海道:6月6日(木)~9日(日)札幌文化芸術劇場 hitaru
岩手:6月15日(土)~16日(日)トーサイクラシックホール岩手 大ホール
新潟:6月22日(土)~23日(日)新潟県民会館 大ホール
愛知:6月28日 (金)~30日(日) 御園座
長野:7月6日(土)~7日(日) トーサイクラシックホール岩手 大ホールまつもと市民芸術館
日野祐希×はねこと 时隔三年带来新作!
『余命半年の君に僕ができること』(能为时日无多的你所做的事,暂译)
继前作『时日无多的你留给我的东西』(余命一年の君が僕に残してくれたもの);
同一世界观、同一时间,不同的二人所带来的恋爱故事。
【简介】
友翔放弃了成为绘本作家的梦想,过着一成不变的日子,转校生七海来到了他的学校。七海是友翔祖父的忠实粉丝,一直梦想着有一天自己也要成为一名绘本作家。这时,知道友翔过去写过绘本的七海邀请他制作绘本。起初拒绝的友翔后来也被七海拼命追逐梦想的模样所吸引。
然而,当友翔知道七海只剩半年生命时下定决心——“绝对不放弃和七海的梦想”。
放弃梦想的友翔和追逐梦想的七海。这是一段有着相同梦想,可性格完全相反的两个人的恋爱故事。
【作者寄语】
大家好。我是日野祐希。很高兴能够再次为大家带来新的故事。这是我时隔约3年的新作,讲述了和“时日无多的你留给我的东西”生活在同一个世界、同一时间的两人编织的另一个恋爱故事。
新主人公友翔和七海全力奔跑的每一天,如果大家能像前作一样一直关注到最后的话,我会很高兴。
简介和寄语原文
あらすじ
絵本作家になる夢を諦め、代り映えのない日々を送る友翔の学校に、転校生の七海がやってきた。七海は絵本作家である友翔の祖父の大ファンで、いつか自分でも絵本を書きたいと考えていた。そんな時、友翔が過去に絵本を書いていたこと知った七海に絵本作りに誘われる。初めは断る友翔だったが、一生懸命に夢を追う七海の姿に惹かれていく。しかし、七海の余命が半年だと知った友翔は「七海との夢を絶対に諦めない」と決意して――。夢を諦めた友翔と夢を追う七海。同じ夢をもった正反対なふたりの恋物語。
著者コメント
皆さん、こんにちは。日野祐希です。この度、新しい物語を皆さんへお届けできることになりました。約3年ぶりとなる新作は、『余命一年の君が僕に残してくれたもの』と同じ世界・同じ時間に生きるふたりが紡ぐ、もうひとつの恋物語です。新たな主人公である友翔と七海が全力で駆け抜ける日々を、前作と同じく最後まで見守っていただけるとうれしいです。
『余命半年の君に僕ができること』(能为时日无多的你所做的事,暂译)
继前作『时日无多的你留给我的东西』(余命一年の君が僕に残してくれたもの);
同一世界观、同一时间,不同的二人所带来的恋爱故事。
【简介】
友翔放弃了成为绘本作家的梦想,过着一成不变的日子,转校生七海来到了他的学校。七海是友翔祖父的忠实粉丝,一直梦想着有一天自己也要成为一名绘本作家。这时,知道友翔过去写过绘本的七海邀请他制作绘本。起初拒绝的友翔后来也被七海拼命追逐梦想的模样所吸引。
然而,当友翔知道七海只剩半年生命时下定决心——“绝对不放弃和七海的梦想”。
放弃梦想的友翔和追逐梦想的七海。这是一段有着相同梦想,可性格完全相反的两个人的恋爱故事。
【作者寄语】
大家好。我是日野祐希。很高兴能够再次为大家带来新的故事。这是我时隔约3年的新作,讲述了和“时日无多的你留给我的东西”生活在同一个世界、同一时间的两人编织的另一个恋爱故事。
新主人公友翔和七海全力奔跑的每一天,如果大家能像前作一样一直关注到最后的话,我会很高兴。
简介和寄语原文
あらすじ
絵本作家になる夢を諦め、代り映えのない日々を送る友翔の学校に、転校生の七海がやってきた。七海は絵本作家である友翔の祖父の大ファンで、いつか自分でも絵本を書きたいと考えていた。そんな時、友翔が過去に絵本を書いていたこと知った七海に絵本作りに誘われる。初めは断る友翔だったが、一生懸命に夢を追う七海の姿に惹かれていく。しかし、七海の余命が半年だと知った友翔は「七海との夢を絶対に諦めない」と決意して――。夢を諦めた友翔と夢を追う七海。同じ夢をもった正反対なふたりの恋物語。
著者コメント
皆さん、こんにちは。日野祐希です。この度、新しい物語を皆さんへお届けできることになりました。約3年ぶりとなる新作は、『余命一年の君が僕に残してくれたもの』と同じ世界・同じ時間に生きるふたりが紡ぐ、もうひとつの恋物語です。新たな主人公である友翔と七海が全力で駆け抜ける日々を、前作と同じく最後まで見守っていただけるとうれしいです。
2024.05.10
billboard JAPAN 網誌報導
https://t.cn/A6H4w1aD
<ライブレポート>Vaundy/アジカン/オーラル/ファンタ/PEOPLE 1がリスナーと紡いだ“スペシャルセトリ”【REQUESTAGE 2024】
FM802春の恒例イベント【FM802 35th ANNIVERSARY“Be FUNKY!!”SPECIAL LIVE紀陽銀行 presents REQUESTAGE 2024】が、4月29日大阪城ホールにて開催され、PEOPLE 1、FANTASTICS、THE ORAL CIGARETTES、ASIAN KUNG-FU GENERATION、Vaundyの5組が登場した。
このイベントは、FM802が“番組にリクエストされるアーティストのステージを、リスナーに生で観てもらいたい”という思いで2002年から毎年春に開催。公演名の【REQUESTAGE】(通称:リクステ)は“リクエスト”と“ステージ”を掛け合わせた造語で、今年も、同局が事前に募集したリクエストをもとに、各アーティストが百花繚乱のステージを魅せてくれた。
【リクステ】のスタートは、大阪城ホールで初のライブを行うPEOPLE 1。Ito(Vo./Gt)の掛け声で客席がスマホのライトを照らすと「常夜燈」を披露し、会場には、早速最高の景色が広がった。Deu(Vo./Gt./ Ba./Other)が「歌ったり、踊ったりして楽しんでいってくれ!」と、会場に呼びかけながら「ハートブレイク・ダンスミュージック」「GOLD」を披露すると一気に場内の温度は加熱。彼らが初体感する360°ステージの感覚を楽しむ姿も印象的であった。そして令和の若者の背中を押す「銃の部品」では、エッジの効いた歌詞とサウンドでファンの心を揺さぶると、TVアニメ『チェンソーマン』のEDテーマで話題となった「DOGLAND」では予測不可能な曲展開に客席はスリルを味わう。終盤は、どこか懐かしくエモーショナルなロックチューン「高円寺にて」で、Itoがギターを掻き鳴らし、 “初めてリスナーに向けて作った”という「鈴々」で、【リクステ】に相応しいスタートを華々しく飾った。
次に登場したのは、今回の出演者で唯一のダンス&ボーカルユニット、FANTASTICS。大きな歓声と共に登場すると「PANORAMA JET」で、会場をファンタカラーに染めていく。そして「Choo Choo TRAIN」のイントロでは伝統の“あのダンス”を披露し、会場を沸かせた。沢山のリクエストから厳選し、一夜限りのセットリストを作ったという中島颯太(Vo.)。「It’s all good」「アプデライフ」では、リスナーに寄り添うように、八木(Vo.)、中島が優しく歌いかけ、空気を一変させた。さらに「7 Universe」では、パフォーマー6人それぞれの個性が炸裂。「VICTORY」では、総合MCの大抜卓人、落合健太郎も登場して、一緒にタオルを振り回すシーンも見られた。現在FM802でDJを務める中島の番組スタートと同時に生まれた「Easy come, easy go」ではリスナーとクラップで一つに。メンバーも会場の温かさを噛み締め、ラストスパート「Peppermint Yum」「ギリギリRide it out」をノンストップで披露し、FANTASTICSにしか出来ないエンターテイメントを見せつけた。
「ロックバンドのフロアを作ってくれ!」の掛け声でスタートしたのは、THE ORAL CIGARETTES。1曲目の「気づけよBaby」から、4人の絡みあうサウンドが波動となって会場を取り巻いていく。続く「BLACK MEMORY」では、それが大きな渦となり、山中拓也(Vo./Gt.)が「遠慮するな! 飛べ!!」とシャウト。「狂乱 Hey Kids!!」では客席が乱舞し、高揚感で溢れた。今回は、リクエストTOP10から胸に響いたメッセージをくれたリスナーの選曲をピックアップ。その中でも、オーラルが東日本大震災の時に制作した「ReI」に心動かされたというメッセージが紹介され、「今後何か困難な事にぶち当たった時に、この曲を想い出して欲しい」と同曲が披露された。最後は、山中の事故によって、昨年末の【レディクレ】の出演がキャンセルとなった時のことを振り返るメンバーたち。山中は「その時のファンの熱い想いを受け取りました。だから、その気持ちをこの曲に込めて終わらせてください。」と、リスナーへ「LOVE」を届けた。
続いて、【リクステ】最多出演となるASIAN KUNG-FU GENERATIONが登場。「出町柳パラレルユニバース」では、後藤正文(Vo./Gt)の奏でるギターと歌声が、突如会場に響き渡ると、そこに喜多建介(G./Vo.)、山田貴洋(B./Vo.)、伊地知潔(Dr.)、のアンサンブルが疾走感と共に重なり奥深さを増していく。2003年にFM802のヘビロテに選曲された「君という花」、そして彼らの代表格でライブには欠かせない「リライト」「ソラニン」を続けると、客席のクラップがバンドを更に後押ししていく。そして後藤は「俺たちなりに、みんなからのリクエスト愛にお返しして、幸せな時間にしたい。」と、「転がる岩、君に朝が降る」「遙か彼方」と、長年リスナーに愛されるナンバーを披露。後藤がこのステージで「自分らしく楽しんで」と何度も伝える姿が印象的だった。キャリアを重ねた彼らのライブには、バンドを着飾る特別な装飾はもはや不要で、命を吹き込んだ曲があって、そこに“自分らしく”聴いてくれるリスナーがいる。それが“アジカンスタイル”なのだと感じた。
イベントの最後を飾ったのは、時代を音楽で牽引するVaundy。ステージに立つやいなや、そのシルエットに大きな歓声が沸きおこった。1曲目「恋風邪にのせて」では、壮大でソウルフルな歌声によって包み込んだかと思えば、「不可幸力」では、妖艶なグルーブに身を委ねていく。疾走感のあるギターのストロークと橙色の一筋の光から始まった「灯火」(FM802、2020年ヘビロ楽曲)は、曲が解き放たれる瞬間、筆者も思わず息を呑んだ。Vaundyは、大型ビジョンや照明に自身をフォーカスすることはないが、存在感は堂々たるもの。「よく来たな。心してついて来てください。」と、新曲「タイムパラドックス」を披露すると、変幻自在なVaundyの世界はあっという間に終盤へと向かう。「みんな全力で踊ろうぜ!」と高揚した気持ちを更に昂らせると「CHAINSAW BLOOD」「逆光」と会場全体が最高潮にスパークしていった。最後はライブアンセムともなった「怪獣の花唄」を客席と大合唱し【REQUESTAGE 2024】は幕を閉じた。
なお、今回の模様は、5月12日FM802にて『FM802 SPECIAL LIVE紀陽銀行 presents REQUESTAGE 2024 LIVE SPECIAL』をオンエア。20時より2時間の生放送で放送される。
TEXT:森島良子
写真提供:FM802
PHOTO:渡邉一生、キョートタナカ、日吉"JP"純平
◎公演情報
【FM802 35th ANNIVERSARY “Be FUNKY!!”SPECIAL LIVE 紀陽銀行 presents REQUESTAGE 2024】
2024年4月29日(月・祝日)大阪・大阪城ホール
出演者:ASIAN KUNG-FU GENERATION/
THE ORAL CIGARETTES/Vaundy/PEOPLE 1/FANTASTICS
◎番組情報
FM802『FM802 SPECIAL LIVE紀陽銀行 presents REQUESTAGE 2024 LIVE SPECIAL』
2024年5月12日(日)20:00~22:00 生放送
DJ:大抜卓人、落合健太郎
billboard JAPAN 網誌報導
https://t.cn/A6H4w1aD
<ライブレポート>Vaundy/アジカン/オーラル/ファンタ/PEOPLE 1がリスナーと紡いだ“スペシャルセトリ”【REQUESTAGE 2024】
FM802春の恒例イベント【FM802 35th ANNIVERSARY“Be FUNKY!!”SPECIAL LIVE紀陽銀行 presents REQUESTAGE 2024】が、4月29日大阪城ホールにて開催され、PEOPLE 1、FANTASTICS、THE ORAL CIGARETTES、ASIAN KUNG-FU GENERATION、Vaundyの5組が登場した。
このイベントは、FM802が“番組にリクエストされるアーティストのステージを、リスナーに生で観てもらいたい”という思いで2002年から毎年春に開催。公演名の【REQUESTAGE】(通称:リクステ)は“リクエスト”と“ステージ”を掛け合わせた造語で、今年も、同局が事前に募集したリクエストをもとに、各アーティストが百花繚乱のステージを魅せてくれた。
【リクステ】のスタートは、大阪城ホールで初のライブを行うPEOPLE 1。Ito(Vo./Gt)の掛け声で客席がスマホのライトを照らすと「常夜燈」を披露し、会場には、早速最高の景色が広がった。Deu(Vo./Gt./ Ba./Other)が「歌ったり、踊ったりして楽しんでいってくれ!」と、会場に呼びかけながら「ハートブレイク・ダンスミュージック」「GOLD」を披露すると一気に場内の温度は加熱。彼らが初体感する360°ステージの感覚を楽しむ姿も印象的であった。そして令和の若者の背中を押す「銃の部品」では、エッジの効いた歌詞とサウンドでファンの心を揺さぶると、TVアニメ『チェンソーマン』のEDテーマで話題となった「DOGLAND」では予測不可能な曲展開に客席はスリルを味わう。終盤は、どこか懐かしくエモーショナルなロックチューン「高円寺にて」で、Itoがギターを掻き鳴らし、 “初めてリスナーに向けて作った”という「鈴々」で、【リクステ】に相応しいスタートを華々しく飾った。
次に登場したのは、今回の出演者で唯一のダンス&ボーカルユニット、FANTASTICS。大きな歓声と共に登場すると「PANORAMA JET」で、会場をファンタカラーに染めていく。そして「Choo Choo TRAIN」のイントロでは伝統の“あのダンス”を披露し、会場を沸かせた。沢山のリクエストから厳選し、一夜限りのセットリストを作ったという中島颯太(Vo.)。「It’s all good」「アプデライフ」では、リスナーに寄り添うように、八木(Vo.)、中島が優しく歌いかけ、空気を一変させた。さらに「7 Universe」では、パフォーマー6人それぞれの個性が炸裂。「VICTORY」では、総合MCの大抜卓人、落合健太郎も登場して、一緒にタオルを振り回すシーンも見られた。現在FM802でDJを務める中島の番組スタートと同時に生まれた「Easy come, easy go」ではリスナーとクラップで一つに。メンバーも会場の温かさを噛み締め、ラストスパート「Peppermint Yum」「ギリギリRide it out」をノンストップで披露し、FANTASTICSにしか出来ないエンターテイメントを見せつけた。
「ロックバンドのフロアを作ってくれ!」の掛け声でスタートしたのは、THE ORAL CIGARETTES。1曲目の「気づけよBaby」から、4人の絡みあうサウンドが波動となって会場を取り巻いていく。続く「BLACK MEMORY」では、それが大きな渦となり、山中拓也(Vo./Gt.)が「遠慮するな! 飛べ!!」とシャウト。「狂乱 Hey Kids!!」では客席が乱舞し、高揚感で溢れた。今回は、リクエストTOP10から胸に響いたメッセージをくれたリスナーの選曲をピックアップ。その中でも、オーラルが東日本大震災の時に制作した「ReI」に心動かされたというメッセージが紹介され、「今後何か困難な事にぶち当たった時に、この曲を想い出して欲しい」と同曲が披露された。最後は、山中の事故によって、昨年末の【レディクレ】の出演がキャンセルとなった時のことを振り返るメンバーたち。山中は「その時のファンの熱い想いを受け取りました。だから、その気持ちをこの曲に込めて終わらせてください。」と、リスナーへ「LOVE」を届けた。
続いて、【リクステ】最多出演となるASIAN KUNG-FU GENERATIONが登場。「出町柳パラレルユニバース」では、後藤正文(Vo./Gt)の奏でるギターと歌声が、突如会場に響き渡ると、そこに喜多建介(G./Vo.)、山田貴洋(B./Vo.)、伊地知潔(Dr.)、のアンサンブルが疾走感と共に重なり奥深さを増していく。2003年にFM802のヘビロテに選曲された「君という花」、そして彼らの代表格でライブには欠かせない「リライト」「ソラニン」を続けると、客席のクラップがバンドを更に後押ししていく。そして後藤は「俺たちなりに、みんなからのリクエスト愛にお返しして、幸せな時間にしたい。」と、「転がる岩、君に朝が降る」「遙か彼方」と、長年リスナーに愛されるナンバーを披露。後藤がこのステージで「自分らしく楽しんで」と何度も伝える姿が印象的だった。キャリアを重ねた彼らのライブには、バンドを着飾る特別な装飾はもはや不要で、命を吹き込んだ曲があって、そこに“自分らしく”聴いてくれるリスナーがいる。それが“アジカンスタイル”なのだと感じた。
イベントの最後を飾ったのは、時代を音楽で牽引するVaundy。ステージに立つやいなや、そのシルエットに大きな歓声が沸きおこった。1曲目「恋風邪にのせて」では、壮大でソウルフルな歌声によって包み込んだかと思えば、「不可幸力」では、妖艶なグルーブに身を委ねていく。疾走感のあるギターのストロークと橙色の一筋の光から始まった「灯火」(FM802、2020年ヘビロ楽曲)は、曲が解き放たれる瞬間、筆者も思わず息を呑んだ。Vaundyは、大型ビジョンや照明に自身をフォーカスすることはないが、存在感は堂々たるもの。「よく来たな。心してついて来てください。」と、新曲「タイムパラドックス」を披露すると、変幻自在なVaundyの世界はあっという間に終盤へと向かう。「みんな全力で踊ろうぜ!」と高揚した気持ちを更に昂らせると「CHAINSAW BLOOD」「逆光」と会場全体が最高潮にスパークしていった。最後はライブアンセムともなった「怪獣の花唄」を客席と大合唱し【REQUESTAGE 2024】は幕を閉じた。
なお、今回の模様は、5月12日FM802にて『FM802 SPECIAL LIVE紀陽銀行 presents REQUESTAGE 2024 LIVE SPECIAL』をオンエア。20時より2時間の生放送で放送される。
TEXT:森島良子
写真提供:FM802
PHOTO:渡邉一生、キョートタナカ、日吉"JP"純平
◎公演情報
【FM802 35th ANNIVERSARY “Be FUNKY!!”SPECIAL LIVE 紀陽銀行 presents REQUESTAGE 2024】
2024年4月29日(月・祝日)大阪・大阪城ホール
出演者:ASIAN KUNG-FU GENERATION/
THE ORAL CIGARETTES/Vaundy/PEOPLE 1/FANTASTICS
◎番組情報
FM802『FM802 SPECIAL LIVE紀陽銀行 presents REQUESTAGE 2024 LIVE SPECIAL』
2024年5月12日(日)20:00~22:00 生放送
DJ:大抜卓人、落合健太郎
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