柿
夏目漱石
喜きいちゃんと云う子がいる。滑なめらかな皮膚ひふと、鮮あざやかな眸ひとみを持っているが、頬ほおの色は発育の好い世間の子供のように冴々さえざえしていない。ちょっと見ると一面に黄色い心持ちがする。御母おっかさんがあまり可愛かわいがり過ぎて表へ遊びに出さないせいだと、出入りの女髪結おんなかみゆいが評した事がある。御母さんは束髪の流行はやる今の世に、昔風の髷まげを四日目四日目にきっと結ゆう女で、自分の子を喜いちゃん喜いちゃんと、いつでも、ちゃん付づけにして呼んでいる。このお母っかさんの上に、また切下きりさげの御祖母おばあさんがいて、その御祖母さんがまた喜いちゃん喜いちゃんと呼んでいる。喜いちゃん御琴おことの御稽古おけいこに行く時間ですよ。喜いちゃんむやみに表へ出て、そこいらの子供と遊んではいけませんなどと云っている。
喜きいちゃんは、これがために滅多めったに表へ出て遊んだ事がない。もっとも近所はあまり上等でない。前に塩煎餅屋しおせんべいやがある。その隣に瓦師かわらしがある。少し先へ行くと下駄げたの歯入と、鋳いかけ錠前直じょうまえなおしがある。ところが喜いちゃんの家うちは銀行の御役人である。塀へいのなかに松が植えてある。冬になると植木屋が来て狭い庭に枯松葉かれまつばを一面に敷いて行く。
喜いちゃんは仕方がないから、学校から帰って、退屈になると、裏へ出て遊んでいる。裏は御母おっかさんや、御祖母おばあさんが張物はりものをする所である。よしが洗濯をする所である。暮になると向鉢巻むこうはちまきの男が臼うすを担かついで来て、餅もちを搗つく所である。それから漬菜つけなに塩を振って樽たるへ詰込む所である。
喜いちゃんはここへ出て、御母さんや御祖母さんや、よしを相手にして遊んでいる。時には相手のいないのに、たった一人で出てくる事がある。その時は浅い生垣いけがきの間から、よく裏の長屋を覗のぞき込む。
長屋は五六軒ある。生垣の下が三四尺崖がけになっているのだから、喜いちゃんが覗き込むと、ちょうど上から都合よく見下みおろすようにできている。喜いちゃんは子供心に、こうして裏の長屋を見下すのが愉快なのである。造兵へ出る辰たつさんが肌を抜いで酒を呑のんでいると、御酒を呑んでてよと御母さんに話す。大工の源坊げんぼうが手斧ておのを磨といでいると、何か磨いでてよと御祖母さんに知らせる。そのほか喧嘩けんかをしててよ、焼芋やきいもを食べててよなどと、見下した通りを報告する。すると、よしが大きな声を出して笑う。御母さんも、御祖母さんも面白そうに笑う。喜いちゃんは、こうして笑って貰うのが一番得意なのである。
喜いちゃんが裏を覗いていると、時々源坊の倅せがれの与吉と顔を合わす事がある。そうして、三度に一度ぐらいは話をする。けれども喜いちゃんと与吉だから、話の合う訳がない。いつでも喧嘩けんかになってしまう。与吉がなんだ蒼あおん膨ぶくれと下から云うと、喜いちゃんは上から、やあい鼻垂らし小僧、貧乏人、と軽侮さげすむように丸い顎あごをしゃくって見せる。一遍は与吉が怒って下から物干竿ものほしざおを突き出したので、喜いちゃんは驚いて家うちへ逃げ込んでしまった。その次には、喜いちゃんが、毛糸で奇麗きれいに縢かがった護謨毬ゴムまりを崖下がけしたへ落したのを、与吉が拾ってなかなか渡さなかった。御返しよ、放ほうっておくれよ、よう、と精一杯にせっついたが与吉は毬を持ったまま、上を見て威張って突立つったっている。詫あやまれ、詫まったら返してやると云う。喜いちゃんは、誰が詫まるものか、泥棒と云ったまま、裁縫しごとをしている御母さんの傍そばへ来て泣き出した。御母さんはむきになって、表向おもてむきよしを取りにやると、与吉の御袋がどうも御気の毒さまと云ったぎりで毬はとうとう喜いちゃんの手に帰らなかった。
それから三日経たって、喜いちゃんは大きな赤い柿かきを一つ持って、また裏へ出た。すると与吉が例の通り崖下へ寄って来た。喜いちゃんは生垣の間から赤い柿を出して、これ上げようかと云った。与吉は下から柿を睨にらめながら、なんでえ、なんでえ、そんなもの要いらねえやとじっと動かずにいる。要らないの、要らなきゃ、およしなさいと、喜いちゃんは、垣根から手を引っ込めた。すると与吉は、やっぱりなんでえ、なんでえ、擲なぐるぞと云いながらなおと崖の下へ寄って来た。じゃ欲しいのと喜いちゃんはまた柿を出した。欲しいもんけえ、そんなものと与吉は大きな眼をして、見上げている。
こんな問答を四五遍繰返くりかえしたあとで、喜いちゃんは、じゃ上げようと云いながら、手に持った柿をぱたりと崖の下に落した。与吉は周章あわてて、泥の着いた柿を拾った。そうして、拾うや否や、がぶりと横に食いついた。
その時与吉の鼻の穴が震ふるえるように動いた。厚い唇くちびるが右の方に歪ゆがんだ。そうして、食いかいた柿の一片いっぺんをぺっと吐いた。そうして懸命の憎悪ぞうおを眸ひとみの裏うちに萃あつめて、渋しぶいや、こんなものと云いながら、手に持った柿を、喜いちゃんに放ほうりつけた。柿は喜いちゃんの頭を通り越して裏の物置に当った。喜いちゃんは、やあい食辛抱くいしんぼうと云いながら、走かけ出だして家うちへ這入はいった。しばらくすると喜いちゃんの家で大きな笑声が聞えた。
夏目漱石
喜きいちゃんと云う子がいる。滑なめらかな皮膚ひふと、鮮あざやかな眸ひとみを持っているが、頬ほおの色は発育の好い世間の子供のように冴々さえざえしていない。ちょっと見ると一面に黄色い心持ちがする。御母おっかさんがあまり可愛かわいがり過ぎて表へ遊びに出さないせいだと、出入りの女髪結おんなかみゆいが評した事がある。御母さんは束髪の流行はやる今の世に、昔風の髷まげを四日目四日目にきっと結ゆう女で、自分の子を喜いちゃん喜いちゃんと、いつでも、ちゃん付づけにして呼んでいる。このお母っかさんの上に、また切下きりさげの御祖母おばあさんがいて、その御祖母さんがまた喜いちゃん喜いちゃんと呼んでいる。喜いちゃん御琴おことの御稽古おけいこに行く時間ですよ。喜いちゃんむやみに表へ出て、そこいらの子供と遊んではいけませんなどと云っている。
喜きいちゃんは、これがために滅多めったに表へ出て遊んだ事がない。もっとも近所はあまり上等でない。前に塩煎餅屋しおせんべいやがある。その隣に瓦師かわらしがある。少し先へ行くと下駄げたの歯入と、鋳いかけ錠前直じょうまえなおしがある。ところが喜いちゃんの家うちは銀行の御役人である。塀へいのなかに松が植えてある。冬になると植木屋が来て狭い庭に枯松葉かれまつばを一面に敷いて行く。
喜いちゃんは仕方がないから、学校から帰って、退屈になると、裏へ出て遊んでいる。裏は御母おっかさんや、御祖母おばあさんが張物はりものをする所である。よしが洗濯をする所である。暮になると向鉢巻むこうはちまきの男が臼うすを担かついで来て、餅もちを搗つく所である。それから漬菜つけなに塩を振って樽たるへ詰込む所である。
喜いちゃんはここへ出て、御母さんや御祖母さんや、よしを相手にして遊んでいる。時には相手のいないのに、たった一人で出てくる事がある。その時は浅い生垣いけがきの間から、よく裏の長屋を覗のぞき込む。
長屋は五六軒ある。生垣の下が三四尺崖がけになっているのだから、喜いちゃんが覗き込むと、ちょうど上から都合よく見下みおろすようにできている。喜いちゃんは子供心に、こうして裏の長屋を見下すのが愉快なのである。造兵へ出る辰たつさんが肌を抜いで酒を呑のんでいると、御酒を呑んでてよと御母さんに話す。大工の源坊げんぼうが手斧ておのを磨といでいると、何か磨いでてよと御祖母さんに知らせる。そのほか喧嘩けんかをしててよ、焼芋やきいもを食べててよなどと、見下した通りを報告する。すると、よしが大きな声を出して笑う。御母さんも、御祖母さんも面白そうに笑う。喜いちゃんは、こうして笑って貰うのが一番得意なのである。
喜いちゃんが裏を覗いていると、時々源坊の倅せがれの与吉と顔を合わす事がある。そうして、三度に一度ぐらいは話をする。けれども喜いちゃんと与吉だから、話の合う訳がない。いつでも喧嘩けんかになってしまう。与吉がなんだ蒼あおん膨ぶくれと下から云うと、喜いちゃんは上から、やあい鼻垂らし小僧、貧乏人、と軽侮さげすむように丸い顎あごをしゃくって見せる。一遍は与吉が怒って下から物干竿ものほしざおを突き出したので、喜いちゃんは驚いて家うちへ逃げ込んでしまった。その次には、喜いちゃんが、毛糸で奇麗きれいに縢かがった護謨毬ゴムまりを崖下がけしたへ落したのを、与吉が拾ってなかなか渡さなかった。御返しよ、放ほうっておくれよ、よう、と精一杯にせっついたが与吉は毬を持ったまま、上を見て威張って突立つったっている。詫あやまれ、詫まったら返してやると云う。喜いちゃんは、誰が詫まるものか、泥棒と云ったまま、裁縫しごとをしている御母さんの傍そばへ来て泣き出した。御母さんはむきになって、表向おもてむきよしを取りにやると、与吉の御袋がどうも御気の毒さまと云ったぎりで毬はとうとう喜いちゃんの手に帰らなかった。
それから三日経たって、喜いちゃんは大きな赤い柿かきを一つ持って、また裏へ出た。すると与吉が例の通り崖下へ寄って来た。喜いちゃんは生垣の間から赤い柿を出して、これ上げようかと云った。与吉は下から柿を睨にらめながら、なんでえ、なんでえ、そんなもの要いらねえやとじっと動かずにいる。要らないの、要らなきゃ、およしなさいと、喜いちゃんは、垣根から手を引っ込めた。すると与吉は、やっぱりなんでえ、なんでえ、擲なぐるぞと云いながらなおと崖の下へ寄って来た。じゃ欲しいのと喜いちゃんはまた柿を出した。欲しいもんけえ、そんなものと与吉は大きな眼をして、見上げている。
こんな問答を四五遍繰返くりかえしたあとで、喜いちゃんは、じゃ上げようと云いながら、手に持った柿をぱたりと崖の下に落した。与吉は周章あわてて、泥の着いた柿を拾った。そうして、拾うや否や、がぶりと横に食いついた。
その時与吉の鼻の穴が震ふるえるように動いた。厚い唇くちびるが右の方に歪ゆがんだ。そうして、食いかいた柿の一片いっぺんをぺっと吐いた。そうして懸命の憎悪ぞうおを眸ひとみの裏うちに萃あつめて、渋しぶいや、こんなものと云いながら、手に持った柿を、喜いちゃんに放ほうりつけた。柿は喜いちゃんの頭を通り越して裏の物置に当った。喜いちゃんは、やあい食辛抱くいしんぼうと云いながら、走かけ出だして家うちへ這入はいった。しばらくすると喜いちゃんの家で大きな笑声が聞えた。
音楽と人 杰西部分
前略
——(前面说不会过分期待)那种感觉也没有变呢。
「好事能一直持续下去什么的,不会相信呢(笑)。不想被这种事情所左右。所以也会和成员好好聊,该说的时候也会说......但是我还,没怎么说过呢」
——即使不这样做也还行吗?
「从这之后吧。可能因为也没有太焦虑吧。跟着我们的粉丝会跟着,要跑的人也会跑,毕竟没有什么强制......但是,不管做什么这个团都不会崩掉,对这点很确信」
——这点可以相信啊。
「至少在这一点上,我觉得可以放心」
——这样的SixTONES进入了第10年。
「虽然很长但是很快,人生就会这样结束了」
——结束吗?
「嗯。人早晚都会死的。所以开心就是胜利,不会因为时间过得太快而感到不安。对此没有消极的想法。可能,是因为SixTONES我才能这么想吧。与其说是依靠,不如说是被帮助。一个人面对自己的话,感觉会非常沉重,估计会创作出黑暗的东西。我已经能想象到那样的自己了(笑)」
——因为不怎么表现出这一面,所以看起来和作为杰西的公众形象有偏差吧。
「前几天也有采访我的人说了“啊,真的搞不懂这个人”(笑)」
——啊哈哈哈哈!
「我一直都在压抑着。不然如果要做SixTONES的杰西,那就太过了。如果是摇滚风格再加上乐队,感情就会高涨,必须要压制住才行。冷静地,想象一下怎么被看,跟自己说“不行不行,Calm down!”、“你已经是大人了杰西”,这样」
——就全都释放了吧!不会变成这样吗?
「搞摇滚的或者玩乐队的是不用Calm down的。但是我们不是乐队成员(笑)」
——虽然是被概括在偶像里,但是这些部分时隐时现,还是很有趣的呢。
「作为偶像是不完全的。毕竟没有彻底地成为偶像。不仅仅是闪闪发光、微笑着的自己,也有真实的情感和真心话满溢而出的时候。不过,正是这样才有了SixTONES的风格,教会了我有着各种各样的自己,只是可能还没有意识到」
——是的呢。
「我自己也知道这一点,我觉得大家都是这样的。很难察觉到自己的魅力和可能性。不过没有所谓的标准答案,为此应该多去尝试各种事物。这样做的话,总有一天会发现的,能在人生的最后时刻知道就行了。所以我在不断挑战新事物,并且能够持续下去」
——その感覚も変わらないね。
「いいことがずっと続くって、そんなに信用してないんだよね(笑)。そういうことに振り回されないようにしたくて。だからメンバーとはちゃんと話すし、ちゃんと言うことは言う……でも俺はまだ、あんまり言ってないね」
——まだそうしなくていいですか。
「こっからだね。あまり焦ってないかな。ついてきてくれるファンの人はついてくるし、どこか行く人は行くし、強制はしてないから……でも、何やってもこのグループが崩れたりすることはないなって、そういう確信はあるかもね」
——それは信用できるんだね。
「それだけはね、大丈夫だなって思える」
——そんなSixTONESは、10年目に突入します。
「長いけど早かったし、こうやって人生は終わっていくんだなって」
——終わっていく?
「うん。いずれ人は死ぬから。だから楽しんだもん勝ちだし、早いことが不安じゃないんだよね。後ろ向きにそう思ってない。たぶん、SixTONESだからそう思えてるんだろうね。頼ってるというか、助けられてる。ひとりで自分に向き合ってやったら、めちゃくちゃ重くて、暗いものを作りそうな気がする。そういう自分はもう想像できてる(笑)」
——そこをあまり出さないから、ジェシーとしてのパブリックイメージとはズレがあるように見えるんだろうね。
「こないだもインタビュアーさんに『ああ、ほんとわかんないこの人!』って言われたし(笑)」
——あはははははは!
「いつも俺、抑えてるんだよ。SixTONESのジェシーであろうとすると、やりすぎちゃうから。だからロックのスタイルでバンド入れると、感情が高まって、抑えないといけない。冷静に、どう見られてるか想像して<ダメダメ、Calm down!>って言い聞かせてる。大人になるんだジェシー、って」
——もうそれも出しちまえ!とはならない?
「ロックとかバンドマンの人はCalm downしなくていいよね。でも俺らはバンドマンじゃないから(笑)」
——アイドルという括りなのに、そういうのが見え隠れしてくるから面白いんだけどね。
「アイドルとしては不完全だよ。だってなりきれてないんだもん。キラキラ、ニコニコした自分たちだけじゃなくて、感情や本音があふれることもある。でもそれがSixTONESらしさになってるんだろうし、いろんな自分がいて、まだ気づいてない可能性があることを教えてくれる」
——ですね。
「それは自分でもわかってるし、みんなそうだと思うんだよね。自分の魅力や可能性に、なかなか気づいてない。でも正解なんてないんだから、いろんなことをやればいいんだと思う。そうしたらいつか気づくだろうし、人生が終わる間際にわかればいいんだよ。だからいろんな挑戦をしてるし、続けられるんだよ」
前略
——(前面说不会过分期待)那种感觉也没有变呢。
「好事能一直持续下去什么的,不会相信呢(笑)。不想被这种事情所左右。所以也会和成员好好聊,该说的时候也会说......但是我还,没怎么说过呢」
——即使不这样做也还行吗?
「从这之后吧。可能因为也没有太焦虑吧。跟着我们的粉丝会跟着,要跑的人也会跑,毕竟没有什么强制......但是,不管做什么这个团都不会崩掉,对这点很确信」
——这点可以相信啊。
「至少在这一点上,我觉得可以放心」
——这样的SixTONES进入了第10年。
「虽然很长但是很快,人生就会这样结束了」
——结束吗?
「嗯。人早晚都会死的。所以开心就是胜利,不会因为时间过得太快而感到不安。对此没有消极的想法。可能,是因为SixTONES我才能这么想吧。与其说是依靠,不如说是被帮助。一个人面对自己的话,感觉会非常沉重,估计会创作出黑暗的东西。我已经能想象到那样的自己了(笑)」
——因为不怎么表现出这一面,所以看起来和作为杰西的公众形象有偏差吧。
「前几天也有采访我的人说了“啊,真的搞不懂这个人”(笑)」
——啊哈哈哈哈!
「我一直都在压抑着。不然如果要做SixTONES的杰西,那就太过了。如果是摇滚风格再加上乐队,感情就会高涨,必须要压制住才行。冷静地,想象一下怎么被看,跟自己说“不行不行,Calm down!”、“你已经是大人了杰西”,这样」
——就全都释放了吧!不会变成这样吗?
「搞摇滚的或者玩乐队的是不用Calm down的。但是我们不是乐队成员(笑)」
——虽然是被概括在偶像里,但是这些部分时隐时现,还是很有趣的呢。
「作为偶像是不完全的。毕竟没有彻底地成为偶像。不仅仅是闪闪发光、微笑着的自己,也有真实的情感和真心话满溢而出的时候。不过,正是这样才有了SixTONES的风格,教会了我有着各种各样的自己,只是可能还没有意识到」
——是的呢。
「我自己也知道这一点,我觉得大家都是这样的。很难察觉到自己的魅力和可能性。不过没有所谓的标准答案,为此应该多去尝试各种事物。这样做的话,总有一天会发现的,能在人生的最后时刻知道就行了。所以我在不断挑战新事物,并且能够持续下去」
——その感覚も変わらないね。
「いいことがずっと続くって、そんなに信用してないんだよね(笑)。そういうことに振り回されないようにしたくて。だからメンバーとはちゃんと話すし、ちゃんと言うことは言う……でも俺はまだ、あんまり言ってないね」
——まだそうしなくていいですか。
「こっからだね。あまり焦ってないかな。ついてきてくれるファンの人はついてくるし、どこか行く人は行くし、強制はしてないから……でも、何やってもこのグループが崩れたりすることはないなって、そういう確信はあるかもね」
——それは信用できるんだね。
「それだけはね、大丈夫だなって思える」
——そんなSixTONESは、10年目に突入します。
「長いけど早かったし、こうやって人生は終わっていくんだなって」
——終わっていく?
「うん。いずれ人は死ぬから。だから楽しんだもん勝ちだし、早いことが不安じゃないんだよね。後ろ向きにそう思ってない。たぶん、SixTONESだからそう思えてるんだろうね。頼ってるというか、助けられてる。ひとりで自分に向き合ってやったら、めちゃくちゃ重くて、暗いものを作りそうな気がする。そういう自分はもう想像できてる(笑)」
——そこをあまり出さないから、ジェシーとしてのパブリックイメージとはズレがあるように見えるんだろうね。
「こないだもインタビュアーさんに『ああ、ほんとわかんないこの人!』って言われたし(笑)」
——あはははははは!
「いつも俺、抑えてるんだよ。SixTONESのジェシーであろうとすると、やりすぎちゃうから。だからロックのスタイルでバンド入れると、感情が高まって、抑えないといけない。冷静に、どう見られてるか想像して<ダメダメ、Calm down!>って言い聞かせてる。大人になるんだジェシー、って」
——もうそれも出しちまえ!とはならない?
「ロックとかバンドマンの人はCalm downしなくていいよね。でも俺らはバンドマンじゃないから(笑)」
——アイドルという括りなのに、そういうのが見え隠れしてくるから面白いんだけどね。
「アイドルとしては不完全だよ。だってなりきれてないんだもん。キラキラ、ニコニコした自分たちだけじゃなくて、感情や本音があふれることもある。でもそれがSixTONESらしさになってるんだろうし、いろんな自分がいて、まだ気づいてない可能性があることを教えてくれる」
——ですね。
「それは自分でもわかってるし、みんなそうだと思うんだよね。自分の魅力や可能性に、なかなか気づいてない。でも正解なんてないんだから、いろんなことをやればいいんだと思う。そうしたらいつか気づくだろうし、人生が終わる間際にわかればいいんだよ。だからいろんな挑戦をしてるし、続けられるんだよ」
【BLOG】近江にスーパールーキー登場! 西武・山田の後輩はいきなり3安打で4番デビュー飾る!
by 森本栄浩·毎日放送アナウンサ
春の大会は先述したように、夏のシード権獲得と新戦力の台頭が大きな注目点となる。センバツで打線が沈黙し、好投のエースを援護できなかった近江(滋賀)に、待望のスーパールーキーが加入した。彼らの加入が、夏に向けてカンフル剤となりそうだ。
【福井出身の吉田は選球眼と守備力】
前週の伊香との3回戦で代打デビューした遊撃手の吉田大翼(だいすけ)は、玉川との準々決勝でスタメン1番を任された。初回に四球を選び出塁すると、3番・嶋村隆吾(3年)の適時打で先制のホームイン。この日は1安打を放ったが、3四球を選び、全4打席出塁の2得点で、1番としての役割を果たした。
福井・永平寺シニアの出身で、U15日本代表として米国での国際試合も経験するなど、実績も十分。指導歴35年の大ベテラン・多賀章仁監督(64)は「選球眼もいいし、走塁もうまい。何より野球をよく知っている」と絶賛し、特に守備力の高さに期待する。
【山田の後輩の箕浦は左右に打ち分ける】
その吉田に次いで、4番で鮮烈デビューを果たしたのが箕浦太士(たいし)で、アットバット直前に吉田からアドバイスをもらう(タイトル写真)と、初球を左中間へ鮮やかに打ち返した。この日は打点こそなかったが、4打数3安打で左右に打ち分ける技術の高さを披露した。大津瀬田ボーイズの出身で、西武・山田陽翔の後輩に当たる。
182センチ85キロの恵まれた体は、とても1年生とは思えない風格がある。多賀監督も「4番らしい4番で、飛距離も十分」と話し、上々のデビューに満足そうだった。この日は左翼でフル出場だったが「肩はいいので」(多賀監督)、現在は三塁の守備にも取り組んでいる。
【3人目のルーキーもデビューか?】
試合は玉川を8-0の7回コールドで圧倒し、夏の滋賀大会のシード権を確保した。スタメンは上記1年生だけでなく下級生中心で、センバツでスタメンだったのは嶋村と二塁手の岡本一倖(3年)だけ。春季大会は試合ごとに選手を入れ替えられるため、準決勝の八幡商戦からは、まだ登板のないエースの西山恒誠や左腕の河越大輝、この日は代打待機だった主将の大石尚汰(いずれも3年)ら、主力選手も起用されそう。それでも「今のままなら夏も入ってくると思う」と多賀監督が話すように、両ルーキーは欠かせない戦力と考えている。さらに「まだ強肩の捕手もいる」と、多賀監督は3人目のルーキーデビューも示唆した。6大会連続の夏の甲子園出場へ向け、近江が力強く歩み始めた。
by 森本栄浩·毎日放送アナウンサ
春の大会は先述したように、夏のシード権獲得と新戦力の台頭が大きな注目点となる。センバツで打線が沈黙し、好投のエースを援護できなかった近江(滋賀)に、待望のスーパールーキーが加入した。彼らの加入が、夏に向けてカンフル剤となりそうだ。
【福井出身の吉田は選球眼と守備力】
前週の伊香との3回戦で代打デビューした遊撃手の吉田大翼(だいすけ)は、玉川との準々決勝でスタメン1番を任された。初回に四球を選び出塁すると、3番・嶋村隆吾(3年)の適時打で先制のホームイン。この日は1安打を放ったが、3四球を選び、全4打席出塁の2得点で、1番としての役割を果たした。
福井・永平寺シニアの出身で、U15日本代表として米国での国際試合も経験するなど、実績も十分。指導歴35年の大ベテラン・多賀章仁監督(64)は「選球眼もいいし、走塁もうまい。何より野球をよく知っている」と絶賛し、特に守備力の高さに期待する。
【山田の後輩の箕浦は左右に打ち分ける】
その吉田に次いで、4番で鮮烈デビューを果たしたのが箕浦太士(たいし)で、アットバット直前に吉田からアドバイスをもらう(タイトル写真)と、初球を左中間へ鮮やかに打ち返した。この日は打点こそなかったが、4打数3安打で左右に打ち分ける技術の高さを披露した。大津瀬田ボーイズの出身で、西武・山田陽翔の後輩に当たる。
182センチ85キロの恵まれた体は、とても1年生とは思えない風格がある。多賀監督も「4番らしい4番で、飛距離も十分」と話し、上々のデビューに満足そうだった。この日は左翼でフル出場だったが「肩はいいので」(多賀監督)、現在は三塁の守備にも取り組んでいる。
【3人目のルーキーもデビューか?】
試合は玉川を8-0の7回コールドで圧倒し、夏の滋賀大会のシード権を確保した。スタメンは上記1年生だけでなく下級生中心で、センバツでスタメンだったのは嶋村と二塁手の岡本一倖(3年)だけ。春季大会は試合ごとに選手を入れ替えられるため、準決勝の八幡商戦からは、まだ登板のないエースの西山恒誠や左腕の河越大輝、この日は代打待機だった主将の大石尚汰(いずれも3年)ら、主力選手も起用されそう。それでも「今のままなら夏も入ってくると思う」と多賀監督が話すように、両ルーキーは欠かせない戦力と考えている。さらに「まだ強肩の捕手もいる」と、多賀監督は3人目のルーキーデビューも示唆した。6大会連続の夏の甲子園出場へ向け、近江が力強く歩み始めた。
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