荷花公主(上)
田中貢太郎
南昌なんしょうに彭徳孚ほうとくふという秀才があった。色の白い面長な顔をした男であったが、ある時、銭塘せんとうにいる友人を訪ねて行って、昭慶寺しょうけいじという寺へ下宿していた。
その彭は、ある日西湖せいこの縁を歩いていた。それは夏の夕方のことで、水の中では葉を捲いていた蓮の葉に涼しい風が吹いて、ぎらぎらする夕陽の光も冷たくなっていた。聖因寺せいいんじの前へ行ったところで、中から若い眼のさめるような女が出てきた。十七八に見える碧あおい着物を着た手足の細ほっそりした女で、一人の老婆が後からきていた。その女の眼はちらと彭の顔へきた。
「あなたは、何所どこからいらっしたのです」
彭が声をかけると女は恥かしそうに顔を赤らめたが、そのままその顔を老婆の方へやって、
「婆や、早く行きましょうよ」
と言ってからむこうのほうへ歩いた。彭は引きずられるように老婆の後から随ついて行った。
すこし行くと女は斜に後ろを振り返って、老婆の横から彭を覗くようにした。女の気配に彭は顔をあげたが、その拍子に女の視線と視線が合った。女はきまり悪そうにあわてて前むこうをむいて歩いた。
女の眼の色に親しみを見出した彭は、非常に気が強くなってそのまま随いて行ったが、女も老婆も不思議に足が早いので、路の曲っている所などでは、ときどき二人の姿を見失いそうになった。
彭はすこしも油断することができなかった。孤山の麓にある水仙廟がすぐ眼の前に見えてきた。もう陽が入って西の空が真赤に夕映えていた。女と老婆は水仙廟の手前から廟に沿うて折れて行った。その二人の顔に夕映の色がうっすらと映っていた。
みるみる女と老婆は水仙廟の後ろへ行ったが、そのまま見えなくなった。彭は女の姿が見えなくなると、小走りに走って廟後へ着くなり、ぴったり走ることを止めて、そのまわりに注意して廻ったが、何所へ行ったのかもう影も見えなかった。
彭はしかたなしに其所そこへ立ち止った。いつの間にか夕映も消えて四辺あたりが微暗うすぐらくなった中に、水仙廟の建物が黒い絵になって見えていた。
「おい、彭君じゃないか」
だしぬけに声をかけるものがあった。彭は吃驚びっくりして我に返った。それは霊隠寺れいいんじへ行っていた友人であった。
「ああ君か」
「君は、いったい此所ここで何をしているのだ」
彭は女を捜しているとも言えなかった。
「散歩に来たところなのだ」
「そうかね、じゃ、いっしょに帰ろうじゃないか」
彭は友人と同時いっしょに帰ってきたが、女のことが諦められないので、翌日は朝から孤山の麓へ行って、彼方此方と探して歩いたがどうしても判らなかった。人を見つけて聞いてみても、何人だれも知っている者がなかった。それでも思い切れないので、その翌日もまたその翌日も、毎日のように孤山の麓へ行って日を暮した。
彭はとうとう病気になって、飯もろくろく喫くわずに寝ているようになった。と、ある夜、扉を開けて入ってきた者があった。彭は何人だれかきたとは思ったが、顔をあげるのも苦しいのでそのままじっとしていた。
「公主からお迎えにあがりました」
眼を開けて見ると、稚児髷ちごまげに結ゆうた女の子が燈籠を持って枕頭まくらもとに立っていた。しかし、彭は相手になるのが面倒であったから、ぐるりと寝返りして壁の方を向いた。
「貴郎あなたが、この間、水仙廟の所でお逢いになりました、公主からのお迎えでございます」
彭は急に体を起した。
「水仙廟で逢った公主というのですか」
「そうでございます、公主から貴郎のお供をしてくるようにという、お使いでございます」
「公主とは、どうした方です」
「いらしてくだされたら、お判りになります」
「では、行ってみましょう」
彭は起きて着物を調ととのえると、女の子は前さきに立って行った。外には月が出て涼しい風が吹いていた。燈籠の灯はその月の光にぼかされて黄いろく見えていた。
彭は生き返ったような軽い気もちになっていた。路は彼方に曲り此方に曲って行った。
「やっとまいりました」
彭はその声に顔をあげて見た。水仙廟の後ろと思われる山の麓に楼閣が簷のきを並べていた。女を尋ねて毎日水仙廟のあたりから孤山の頂にかけて歩いていた彭は、そんな楼閣を見たことがなかったので驚いた。
「公主のいらっしゃる所は、別院でございます、私がまいりますから、そっといらっしてくださいまし」
彭はうなずいてみせた。女の子はすぐ眼の前にあった朱塗の大きな門を入って、玉を敷いてあるような綺麗な路を行った。路の両側には花をつけた草や木が一めんに生えていた。椿のような花の木もあれば、牡丹のような大きな花をつけた草もあった。白い花をつけた高い木には、凌宵花のうぜんかずらのような黄いろな蔓草の花が星の落ちてきてかかったように咲いていた。花の梢から宮殿の簷が見えていた。
路は爪さきあがりにあがっていた。その路をすこし歩いていると、すぐなだらかな路になった。と、洞穴の口のように見える建物の入口がきた。その入口には「水晶城」とした額がかかっていた。建物の周囲には水があって、白や紅の蓮の花が月の光の中の下に夢見るように咲いていた。水に臨んで朱塗の欄干も見えていた。
女の子はその中へ入って行った。彭もそれに随いて行った。其所は窓という窓は皆水晶で、それに青白い月の光が射していた。公主といわれているかの女は欄干に凭もたれて月を観ていた。
「あの方かたを、お供してまいりました」
かの女は此方を見るなりすぐ体を起して寄ってきた。
「好奇ものずきの坊ちゃん、この四五日は、お見えにならないじゃありませんか」
女はにっと笑いながら彭の手に自分の手をかけた。彭はきまりが悪いので、微笑するだけで何も言えなかった。
「すこしお眼にかからない間に、こんなにお痩せになりまして」
女はこう言ってから傍に立っていた女の子の顔を見た。
「あの碧霞漿へきかしょうを一杯持っておいで」
女の子はちょっと頭をさげて次の室へやへ行ったが、すぐ盃を捧げ持ってきた。彭と手をとり合っていた女は、一方の手にそれを取って彭に渡した。それは紺碧の色をした甘い匂いのする物であった。
「これは緑蕚夫人りょくがくふじんから戴いた物でございます」
彭はそれを飲みながら不思議な周囲まわりにその眼を向けた。
「此所は何所でしょう」
「此所は広寒香界こうかんこうかいでございます、あなたのような俗人は、長く此所にいることはできないのです、早くお帰りなさい」
女は冗談に言って笑った。彭はもう何の遠慮もいらなかった。彼はいきなり女を抱きあげて綺麗な帷とばりの垂れている室の中へ入って行った。
已而菌縟流丹、女屡乞休始止。彭と女とはその後で話をした。彭は匂いのある女の体を撫でながら言った。
「貴女は、合徳ごうとくの生れかわりじゃないのですか」
女は艶めかしそうに笑った。
「貴郎は、物に怖れない方だから申しますが、私は水仙王の娘で、荷はすの花の精でございます、貴郎が情の深いことを知りましたので、こうしてお眼にかかることになりましたが、私は舅おじさんの世話になっております、舅さんは非常に物堅い方ですから、もし舅さんに知られると、もうお眼にかかることができません、どうか舅さんに知られないように、夜そっといらして、朝も早く夜が明けない内に帰ってください」
「舅さんは、どうした方です」
「蟹の王ですよ、今この西湖の判官になっております」
朝になって寺の鐘が鳴り出したので、彭は急いで起きて帰ってきたが、それから毎晩のように行って朝早く帰った。
ある朝、二人が寝すごしたところで、女の保姆うばが来た。保姆はそれを見るとその足で判官に知らせに行った。それがためにあわてて起きて帰ろうとしていた彭は、判官の捕卒のために縛られてその前へ引き出された。判官は黒い頭巾ずきんをつけて緑の袍ほうを着ていた。
「曲者をひっ捕えてまいりました」
捕卒の一人は後退しりごみする彭を判官の前へ引き据えた。彭はどんな目にあわされることかと思って生きた心地きもちがしなかった。判官はその容さまをにくにくしそうに見おろしていたが、何を考えたのか急に眼を瞠みはるとともに急いで堂の上からおりてきた。
「貴君あなたは私の恩人だ、これはあいすまんことをした弁解もうしわけがない」
判官は急いで彭を縛った縄を解いたが、彭にはその意味が判らなかった。
「私はいつか貴君に助けられた者だ」
彭は女から舅さんは蟹の王であると言われたことを思いだした。彭はふと気が注ついた。彼はある日、友人と二人で南屏なんびょうへ遊びに行ったが、帰ってくるとすぐ近くで網を曳いている舟があった。ちょうど網があがったところであったから、どんな魚が捕れるだろうと思って、中腰になって網の中を覗いた。網の中にはおおきな甲羅をした蟹が入っていて、それが紫色の鋏をあげて逃げようとでもするように悶掻もがいていた。彼にはこれまで曾かつて一度も見たことのない蟹であった。彼は何かしらそれに神秘を感じたので、放してやろうと思って網舟の傍へ自分の舟を持って行かした。その結果、彭の銭が漁師の手に渡って、漁師の蟹が彭の舟にきた。彭の舟はやがて網舟を離れたが、再び漁師に獲られる危険のない所へくると蟹を水の中に入れてやった。蟹は大きな鋏を前で合わせて人が拱揖れいをするような容さまをして沈んでいった。…………
「さあどうか、おあがりくだされ」
判官が強しいて言うので彭は安心してあがった。
「姪めいの室に人がきているというので、貴君とは知らずに大変無礼をいたした。時に貴君は何方どちらの生れです」
「私は南昌の者で彭徳孚と申します」
「貴君は許婚いいなずけの人でもありますか」
「ありません」
「では、良縁だ、私の姪と結婚して貰いたい」
彭はもとより望むところであった。その席には保姆もいた。判官は保姆に言いつけた。
「あれを呼んでこい」
保姆は公主を連れて入ってきた。女は恥かしそうにして顔をあげなかった。判官の夫人も其所へ入ってきた。
「この方が、わしの恩人じゃ、あれをお願いすることにした」
彭は女と結婚の式をあげて水晶館にいることになった。彭は琴が上手であった。彭が琴を弾ひくと女はいつも傍で歌った。二人はこうした夢のような日を一年ばかり送ったが、その翌年の春、西湖の年中行事の一つになっている水遊びの日がきた。その日、西湖では舟の競争があるので、その見物をかたがけて遊びにくるものが多かった。彭も舟で女を連れて出かけて行った。
風のない暖かな日であった。前からそろそろと漕いできた一艘の舟があったが、その舟の中から声をかける者があった。
「彭君じゃないか」
彭は聞き覚えのある声を聞いて顔をあげた。それは銭塘の友人であった。
「やあ」
「君は、いったい何所を歩いてるのだ、君の家から手紙がきたから、僕はこの間中、君の居所を捜していたのだよ」
その時、舟と舟の小縁こべりがくっつくようになって、彭と友人とは手を握れそうになった。
「それはすまなかったね」
「では手紙を渡すよ」
![](https://wx4.sinaimg.cn/large/008sH4ehly1horrnd3ubaj30dw0mtq3z.jpg)
田中貢太郎
南昌なんしょうに彭徳孚ほうとくふという秀才があった。色の白い面長な顔をした男であったが、ある時、銭塘せんとうにいる友人を訪ねて行って、昭慶寺しょうけいじという寺へ下宿していた。
その彭は、ある日西湖せいこの縁を歩いていた。それは夏の夕方のことで、水の中では葉を捲いていた蓮の葉に涼しい風が吹いて、ぎらぎらする夕陽の光も冷たくなっていた。聖因寺せいいんじの前へ行ったところで、中から若い眼のさめるような女が出てきた。十七八に見える碧あおい着物を着た手足の細ほっそりした女で、一人の老婆が後からきていた。その女の眼はちらと彭の顔へきた。
「あなたは、何所どこからいらっしたのです」
彭が声をかけると女は恥かしそうに顔を赤らめたが、そのままその顔を老婆の方へやって、
「婆や、早く行きましょうよ」
と言ってからむこうのほうへ歩いた。彭は引きずられるように老婆の後から随ついて行った。
すこし行くと女は斜に後ろを振り返って、老婆の横から彭を覗くようにした。女の気配に彭は顔をあげたが、その拍子に女の視線と視線が合った。女はきまり悪そうにあわてて前むこうをむいて歩いた。
女の眼の色に親しみを見出した彭は、非常に気が強くなってそのまま随いて行ったが、女も老婆も不思議に足が早いので、路の曲っている所などでは、ときどき二人の姿を見失いそうになった。
彭はすこしも油断することができなかった。孤山の麓にある水仙廟がすぐ眼の前に見えてきた。もう陽が入って西の空が真赤に夕映えていた。女と老婆は水仙廟の手前から廟に沿うて折れて行った。その二人の顔に夕映の色がうっすらと映っていた。
みるみる女と老婆は水仙廟の後ろへ行ったが、そのまま見えなくなった。彭は女の姿が見えなくなると、小走りに走って廟後へ着くなり、ぴったり走ることを止めて、そのまわりに注意して廻ったが、何所へ行ったのかもう影も見えなかった。
彭はしかたなしに其所そこへ立ち止った。いつの間にか夕映も消えて四辺あたりが微暗うすぐらくなった中に、水仙廟の建物が黒い絵になって見えていた。
「おい、彭君じゃないか」
だしぬけに声をかけるものがあった。彭は吃驚びっくりして我に返った。それは霊隠寺れいいんじへ行っていた友人であった。
「ああ君か」
「君は、いったい此所ここで何をしているのだ」
彭は女を捜しているとも言えなかった。
「散歩に来たところなのだ」
「そうかね、じゃ、いっしょに帰ろうじゃないか」
彭は友人と同時いっしょに帰ってきたが、女のことが諦められないので、翌日は朝から孤山の麓へ行って、彼方此方と探して歩いたがどうしても判らなかった。人を見つけて聞いてみても、何人だれも知っている者がなかった。それでも思い切れないので、その翌日もまたその翌日も、毎日のように孤山の麓へ行って日を暮した。
彭はとうとう病気になって、飯もろくろく喫くわずに寝ているようになった。と、ある夜、扉を開けて入ってきた者があった。彭は何人だれかきたとは思ったが、顔をあげるのも苦しいのでそのままじっとしていた。
「公主からお迎えにあがりました」
眼を開けて見ると、稚児髷ちごまげに結ゆうた女の子が燈籠を持って枕頭まくらもとに立っていた。しかし、彭は相手になるのが面倒であったから、ぐるりと寝返りして壁の方を向いた。
「貴郎あなたが、この間、水仙廟の所でお逢いになりました、公主からのお迎えでございます」
彭は急に体を起した。
「水仙廟で逢った公主というのですか」
「そうでございます、公主から貴郎のお供をしてくるようにという、お使いでございます」
「公主とは、どうした方です」
「いらしてくだされたら、お判りになります」
「では、行ってみましょう」
彭は起きて着物を調ととのえると、女の子は前さきに立って行った。外には月が出て涼しい風が吹いていた。燈籠の灯はその月の光にぼかされて黄いろく見えていた。
彭は生き返ったような軽い気もちになっていた。路は彼方に曲り此方に曲って行った。
「やっとまいりました」
彭はその声に顔をあげて見た。水仙廟の後ろと思われる山の麓に楼閣が簷のきを並べていた。女を尋ねて毎日水仙廟のあたりから孤山の頂にかけて歩いていた彭は、そんな楼閣を見たことがなかったので驚いた。
「公主のいらっしゃる所は、別院でございます、私がまいりますから、そっといらっしてくださいまし」
彭はうなずいてみせた。女の子はすぐ眼の前にあった朱塗の大きな門を入って、玉を敷いてあるような綺麗な路を行った。路の両側には花をつけた草や木が一めんに生えていた。椿のような花の木もあれば、牡丹のような大きな花をつけた草もあった。白い花をつけた高い木には、凌宵花のうぜんかずらのような黄いろな蔓草の花が星の落ちてきてかかったように咲いていた。花の梢から宮殿の簷が見えていた。
路は爪さきあがりにあがっていた。その路をすこし歩いていると、すぐなだらかな路になった。と、洞穴の口のように見える建物の入口がきた。その入口には「水晶城」とした額がかかっていた。建物の周囲には水があって、白や紅の蓮の花が月の光の中の下に夢見るように咲いていた。水に臨んで朱塗の欄干も見えていた。
女の子はその中へ入って行った。彭もそれに随いて行った。其所は窓という窓は皆水晶で、それに青白い月の光が射していた。公主といわれているかの女は欄干に凭もたれて月を観ていた。
「あの方かたを、お供してまいりました」
かの女は此方を見るなりすぐ体を起して寄ってきた。
「好奇ものずきの坊ちゃん、この四五日は、お見えにならないじゃありませんか」
女はにっと笑いながら彭の手に自分の手をかけた。彭はきまりが悪いので、微笑するだけで何も言えなかった。
「すこしお眼にかからない間に、こんなにお痩せになりまして」
女はこう言ってから傍に立っていた女の子の顔を見た。
「あの碧霞漿へきかしょうを一杯持っておいで」
女の子はちょっと頭をさげて次の室へやへ行ったが、すぐ盃を捧げ持ってきた。彭と手をとり合っていた女は、一方の手にそれを取って彭に渡した。それは紺碧の色をした甘い匂いのする物であった。
「これは緑蕚夫人りょくがくふじんから戴いた物でございます」
彭はそれを飲みながら不思議な周囲まわりにその眼を向けた。
「此所は何所でしょう」
「此所は広寒香界こうかんこうかいでございます、あなたのような俗人は、長く此所にいることはできないのです、早くお帰りなさい」
女は冗談に言って笑った。彭はもう何の遠慮もいらなかった。彼はいきなり女を抱きあげて綺麗な帷とばりの垂れている室の中へ入って行った。
已而菌縟流丹、女屡乞休始止。彭と女とはその後で話をした。彭は匂いのある女の体を撫でながら言った。
「貴女は、合徳ごうとくの生れかわりじゃないのですか」
女は艶めかしそうに笑った。
「貴郎は、物に怖れない方だから申しますが、私は水仙王の娘で、荷はすの花の精でございます、貴郎が情の深いことを知りましたので、こうしてお眼にかかることになりましたが、私は舅おじさんの世話になっております、舅さんは非常に物堅い方ですから、もし舅さんに知られると、もうお眼にかかることができません、どうか舅さんに知られないように、夜そっといらして、朝も早く夜が明けない内に帰ってください」
「舅さんは、どうした方です」
「蟹の王ですよ、今この西湖の判官になっております」
朝になって寺の鐘が鳴り出したので、彭は急いで起きて帰ってきたが、それから毎晩のように行って朝早く帰った。
ある朝、二人が寝すごしたところで、女の保姆うばが来た。保姆はそれを見るとその足で判官に知らせに行った。それがためにあわてて起きて帰ろうとしていた彭は、判官の捕卒のために縛られてその前へ引き出された。判官は黒い頭巾ずきんをつけて緑の袍ほうを着ていた。
「曲者をひっ捕えてまいりました」
捕卒の一人は後退しりごみする彭を判官の前へ引き据えた。彭はどんな目にあわされることかと思って生きた心地きもちがしなかった。判官はその容さまをにくにくしそうに見おろしていたが、何を考えたのか急に眼を瞠みはるとともに急いで堂の上からおりてきた。
「貴君あなたは私の恩人だ、これはあいすまんことをした弁解もうしわけがない」
判官は急いで彭を縛った縄を解いたが、彭にはその意味が判らなかった。
「私はいつか貴君に助けられた者だ」
彭は女から舅さんは蟹の王であると言われたことを思いだした。彭はふと気が注ついた。彼はある日、友人と二人で南屏なんびょうへ遊びに行ったが、帰ってくるとすぐ近くで網を曳いている舟があった。ちょうど網があがったところであったから、どんな魚が捕れるだろうと思って、中腰になって網の中を覗いた。網の中にはおおきな甲羅をした蟹が入っていて、それが紫色の鋏をあげて逃げようとでもするように悶掻もがいていた。彼にはこれまで曾かつて一度も見たことのない蟹であった。彼は何かしらそれに神秘を感じたので、放してやろうと思って網舟の傍へ自分の舟を持って行かした。その結果、彭の銭が漁師の手に渡って、漁師の蟹が彭の舟にきた。彭の舟はやがて網舟を離れたが、再び漁師に獲られる危険のない所へくると蟹を水の中に入れてやった。蟹は大きな鋏を前で合わせて人が拱揖れいをするような容さまをして沈んでいった。…………
「さあどうか、おあがりくだされ」
判官が強しいて言うので彭は安心してあがった。
「姪めいの室に人がきているというので、貴君とは知らずに大変無礼をいたした。時に貴君は何方どちらの生れです」
「私は南昌の者で彭徳孚と申します」
「貴君は許婚いいなずけの人でもありますか」
「ありません」
「では、良縁だ、私の姪と結婚して貰いたい」
彭はもとより望むところであった。その席には保姆もいた。判官は保姆に言いつけた。
「あれを呼んでこい」
保姆は公主を連れて入ってきた。女は恥かしそうにして顔をあげなかった。判官の夫人も其所へ入ってきた。
「この方が、わしの恩人じゃ、あれをお願いすることにした」
彭は女と結婚の式をあげて水晶館にいることになった。彭は琴が上手であった。彭が琴を弾ひくと女はいつも傍で歌った。二人はこうした夢のような日を一年ばかり送ったが、その翌年の春、西湖の年中行事の一つになっている水遊びの日がきた。その日、西湖では舟の競争があるので、その見物をかたがけて遊びにくるものが多かった。彭も舟で女を連れて出かけて行った。
風のない暖かな日であった。前からそろそろと漕いできた一艘の舟があったが、その舟の中から声をかける者があった。
「彭君じゃないか」
彭は聞き覚えのある声を聞いて顔をあげた。それは銭塘の友人であった。
「やあ」
「君は、いったい何所を歩いてるのだ、君の家から手紙がきたから、僕はこの間中、君の居所を捜していたのだよ」
その時、舟と舟の小縁こべりがくっつくようになって、彭と友人とは手を握れそうになった。
「それはすまなかったね」
「では手紙を渡すよ」
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#健康要有文化素養 & 健康要有哲學頭腦#
特集
ありが糖!
スイーツ 01
スイーツ好き集まれ!
お菓子愛にあふれたトークセッションが実現!
スイーツ界でも大注目のお二人に、甘美なお話を伺いました。
今週の見どころ
特別対談 私たち、スイーツに夢中です
「ありが糖運動」とは?
勝手に! 2024年流行スイーツ予想
スイーツ愛で一句詠む
特別対談 私たち、スイーツに夢中です
田辺智加(ちか)さん にしいあんこさん
田辺智加(ちか)さん
お笑いカルテット「ぼる塾」メンバー(吉本興業所属)
にしいあんこさん 日本あんこ協会会長、和菓子評論家
「ありが糖運動」とは?
砂糖は食生活に欠かせない存在です。しかし、近年の低糖質ブームや、 砂糖に関する偏った知識の広まりによって、その消費量や需要は年々減少しています。農林水産省では、砂糖が含まれたスイーツを食べたときの幸福感を、身近な人たちと分かち合える社会をつくることを「ありが糖運動」として展開し、砂糖の消費拡大につながる情報を発信しています。
たいせつな人に「ありが糖運動」
https://t.cn/A6TOR9PX
「ありが糖運動」(農林水産省農産局)担当職員の4名も参加。
砂糖は“生命の源”!
田辺智加さん(以下、田辺)近年は、砂糖が悪とまではいかないですけれど、砂糖をとると良くないみたいに言われてしまうのがとても悲しくて。 でも、食品保存に必要な面もあるので、なくてはならない存在だと思いますね。
にしいあんこさん(以下、にしい)生命の源、 糖質=エネルギーに変わっていくものなので、それを排除してほしくないですね。
田辺砂糖をとってエネルギーに変えて、その分、動けばいいんですよね。とりすぎは良くないですが、適度な量を守って食べればいいことですし、幸福度も本当に上がります。
にしい上がりますね。疲れも取れますし。
田辺そうなんです。砂糖を極端に排除してしまうと、ちょっと余裕もなくなって、ギスギスしてしまうイメージはあります。
スイーツ好きは母からの英才教育
田辺私は子どものころ、日本橋(東京都)のデパートにあったフルーツパーラーに、母とよく行っていました。そこで食べたババロアが忘れられなくって。老舗デパートでスイーツを食べることが、子ども心に特別でしたし、「このババロアは他と違うな」と感じとっていたことを覚えています。
にしい僕の忘れられない味は、小学2年生のときのあん巻きです。母の手づくりのあんこを、ホットケーキミックスの残りを薄く焼いたもので巻いて、つくってくれたんです。それが衝撃的においしくて。それから毎日のように「お母さん、あん巻きつくって!」と言っていましたね。
田辺親からのスイーツ英才教育みたいなの、ありますよね。
にしいあの温もりが今でも忘れられなくて。やっぱり原点は母のつくったあんこなんです。
ババロア、あんこ イメージ
田辺さん
最近、スイーツは食後にとることが多いという田辺さん。
思い出に残る、言葉代わりのスイーツ
にしい20代後半、僕には辛いことが多い時期で、そんなとき実家から届いた段ボール箱にどら焼きや羊羹などが大量に入っていたんです。 僕のあんこ好きを覚えていて、故郷の味を詰めてくれたんですね。泣きながら食べたその瞬間が忘れられなくて。おいしかったし、心に染みましたね。
パンダンシフォンケーキ イメージ
田辺私は去年、シンガポールで、鮮やかな緑色のパンダンシフォンケーキ(注1)と出合いまして。興味本位で一口食べたら、バニラやココナッツのような幸せな香りに包まれて! 滞在中、パンダンシフォンケーキを買いまくりました。タクシーの運転手さんに、中一レベルの英語で一生懸命話しかけて情報収集していたら、ついには「君はMissパンダンシフォンケーキだ!」と(笑)。ケーキへの情熱だけで人とつながれるのかと思いましたね。お菓子から交流というか、仲良くなること多いですよね。
にしいスイーツは本当にコミュニケーションツールだと思います。甘いものって、誰しもが喜べるもので、 絶対にその一瞬だけで終わらないですよね。必ず続きがあって、交流が生まれていくみたいな。
(注1)
パンダンシフォンケーキ:シンガポールのローカルスイーツ。使用するタコノキ科植物「パンダン」の葉は、独特の甘い香りが特徴で東洋のバニラとも呼ばれる。
春に食べたい旬スイーツ
田辺やっぱりいちごのスイーツを食べたくなります。春になると、福岡県にある和菓子屋さんのどら焼きに、生のいちごが入るんですよ。
にしいワンハンドでいけちゃいますね! 僕は、関西発祥の桜餅の道明寺がおすすめです。桜餅のシーズンになると、関山(かんざん)という桜の花が満開で、ほわっと大きく咲いた花と葉っぱが、まるで道明寺が木の枝にいっぱい生っているように見えるんです。それが可愛くって、関山の花と手元の桜餅を見比べながら食べるわけですよ。春を最強に味わえる贅沢です。
田辺和菓子で季節を感じること多いですよね。私も、気温より店頭の和菓子の名前を見て、「花びら餅……正月かぁ」なんて思ったりします。
花びらもち イメージ
にしいさん
エネルギーを出すためにトレーニング前には大福を食べるというにしいさん。
勝手に! 2024年流行スイーツ予想
「ありが糖運動」では毎年、流行スイーツの予想企画を行っています。2024年の5選は以下のとおりです。
ネオ和菓子(進化形和菓子)…定番の和菓子にフルーツや洋風な素材をミックスするなど、創意工夫されている。
猫プリン…ぷるぷる揺れる可愛さに大注目! 優しいミルクプリンのような味わい。
オニワッサン…おにぎりとクロワッサンの掛け合わせ。韓国ではすでに話題に。
カップドーナツ…フルーツや生クリームなどトッピングが豊富。食べ歩きできるドーナツ。
ヴィエノワ…フランス発祥のヴィエノワというパンに生クリームやフルーツを飾り付け。
詳しくはこちら→https://t.cn/A6TOR9PX
田辺若者の和菓子離れに対して、見た目も華やかに、可愛くおいしくという「ネオ和菓子」は、素晴らしい文化だなって思っています。
にしいスパイスも活用されていたりして、進化が止まらない状況ですよね。既存のお菓子を飾りつけるデコスイーツの波もきている感じがしますね。
田辺どれもおいしそうですが、ドーナツって一生流行り続けるものかなと思います。ビジュアルも可愛いですよね。懐かしさもあり、新しさもあり。
にしいあの懐かしさはなんでしょうかね。この流行予想、あながち間違っていないですね!
スイーツ愛で一句詠む
トークの終わりに、スイーツへの愛を川柳に込めて発表! 個性豊かな句に一同、盛り上がりました。
「ありが糖運動」担当職員のみなさん
及川俊太郎さん
春の風 甘味がつなぐ 離れても / 及川俊太郎さん
旅立ちや別れの季節でもある春ですが、「あのとき、友達と食べたアレおいしかったよな」といった記憶が、いつまでも思い出に残ることを詠みました。
川満玲奈さん
スイーツの 売り場で季節を 実感し / 川満玲奈さん
チョコ売り場の盛り上がりにバレンタインを感じたり、コンビニにいちごスイーツが並ぶのを見て「もうすぐ春か」と、季節を想ったりしています。
佐々木悠祐さん
スイーツを 送って伝える ありが糖 / 佐々木悠祐さん
スイーツって、感謝の気持ちを伝えるのに一番ぴったりだなと思っていまして。「ありが糖運動」のセールスも入れてみました。
土井一真さん
家計簿に スイーツ代金 記載なし / 土井一真さん
食事の別腹と同じように、スイーツは家計簿に計上しないで楽しむといった一句です。スイーツ、いっぱい買いたいですもんね。
田辺さん にしいさん
スイーツは 幸せ運ぶ 天使だよ /田辺智加さん
スイーツの存在が天使だなって思います。幸せって目には見えないものだって思っていましたけれども、幸せ=スイーツ=天使なのではないかと。
日本の スイーツ界に あんこあり /にしいあんこさん
あんこがあるからこそ、日本のスイーツ界は世界に打って出られると思っています。そこに必要なものが砂糖であることは間違いありません。
![](https://wx2.sinaimg.cn/large/008vgpvwgy1horhc60g84j31hc0jgdo5.jpg)
特集
ありが糖!
スイーツ 01
スイーツ好き集まれ!
お菓子愛にあふれたトークセッションが実現!
スイーツ界でも大注目のお二人に、甘美なお話を伺いました。
今週の見どころ
特別対談 私たち、スイーツに夢中です
「ありが糖運動」とは?
勝手に! 2024年流行スイーツ予想
スイーツ愛で一句詠む
特別対談 私たち、スイーツに夢中です
田辺智加(ちか)さん にしいあんこさん
田辺智加(ちか)さん
お笑いカルテット「ぼる塾」メンバー(吉本興業所属)
にしいあんこさん 日本あんこ協会会長、和菓子評論家
「ありが糖運動」とは?
砂糖は食生活に欠かせない存在です。しかし、近年の低糖質ブームや、 砂糖に関する偏った知識の広まりによって、その消費量や需要は年々減少しています。農林水産省では、砂糖が含まれたスイーツを食べたときの幸福感を、身近な人たちと分かち合える社会をつくることを「ありが糖運動」として展開し、砂糖の消費拡大につながる情報を発信しています。
たいせつな人に「ありが糖運動」
https://t.cn/A6TOR9PX
「ありが糖運動」(農林水産省農産局)担当職員の4名も参加。
砂糖は“生命の源”!
田辺智加さん(以下、田辺)近年は、砂糖が悪とまではいかないですけれど、砂糖をとると良くないみたいに言われてしまうのがとても悲しくて。 でも、食品保存に必要な面もあるので、なくてはならない存在だと思いますね。
にしいあんこさん(以下、にしい)生命の源、 糖質=エネルギーに変わっていくものなので、それを排除してほしくないですね。
田辺砂糖をとってエネルギーに変えて、その分、動けばいいんですよね。とりすぎは良くないですが、適度な量を守って食べればいいことですし、幸福度も本当に上がります。
にしい上がりますね。疲れも取れますし。
田辺そうなんです。砂糖を極端に排除してしまうと、ちょっと余裕もなくなって、ギスギスしてしまうイメージはあります。
スイーツ好きは母からの英才教育
田辺私は子どものころ、日本橋(東京都)のデパートにあったフルーツパーラーに、母とよく行っていました。そこで食べたババロアが忘れられなくって。老舗デパートでスイーツを食べることが、子ども心に特別でしたし、「このババロアは他と違うな」と感じとっていたことを覚えています。
にしい僕の忘れられない味は、小学2年生のときのあん巻きです。母の手づくりのあんこを、ホットケーキミックスの残りを薄く焼いたもので巻いて、つくってくれたんです。それが衝撃的においしくて。それから毎日のように「お母さん、あん巻きつくって!」と言っていましたね。
田辺親からのスイーツ英才教育みたいなの、ありますよね。
にしいあの温もりが今でも忘れられなくて。やっぱり原点は母のつくったあんこなんです。
ババロア、あんこ イメージ
田辺さん
最近、スイーツは食後にとることが多いという田辺さん。
思い出に残る、言葉代わりのスイーツ
にしい20代後半、僕には辛いことが多い時期で、そんなとき実家から届いた段ボール箱にどら焼きや羊羹などが大量に入っていたんです。 僕のあんこ好きを覚えていて、故郷の味を詰めてくれたんですね。泣きながら食べたその瞬間が忘れられなくて。おいしかったし、心に染みましたね。
パンダンシフォンケーキ イメージ
田辺私は去年、シンガポールで、鮮やかな緑色のパンダンシフォンケーキ(注1)と出合いまして。興味本位で一口食べたら、バニラやココナッツのような幸せな香りに包まれて! 滞在中、パンダンシフォンケーキを買いまくりました。タクシーの運転手さんに、中一レベルの英語で一生懸命話しかけて情報収集していたら、ついには「君はMissパンダンシフォンケーキだ!」と(笑)。ケーキへの情熱だけで人とつながれるのかと思いましたね。お菓子から交流というか、仲良くなること多いですよね。
にしいスイーツは本当にコミュニケーションツールだと思います。甘いものって、誰しもが喜べるもので、 絶対にその一瞬だけで終わらないですよね。必ず続きがあって、交流が生まれていくみたいな。
(注1)
パンダンシフォンケーキ:シンガポールのローカルスイーツ。使用するタコノキ科植物「パンダン」の葉は、独特の甘い香りが特徴で東洋のバニラとも呼ばれる。
春に食べたい旬スイーツ
田辺やっぱりいちごのスイーツを食べたくなります。春になると、福岡県にある和菓子屋さんのどら焼きに、生のいちごが入るんですよ。
にしいワンハンドでいけちゃいますね! 僕は、関西発祥の桜餅の道明寺がおすすめです。桜餅のシーズンになると、関山(かんざん)という桜の花が満開で、ほわっと大きく咲いた花と葉っぱが、まるで道明寺が木の枝にいっぱい生っているように見えるんです。それが可愛くって、関山の花と手元の桜餅を見比べながら食べるわけですよ。春を最強に味わえる贅沢です。
田辺和菓子で季節を感じること多いですよね。私も、気温より店頭の和菓子の名前を見て、「花びら餅……正月かぁ」なんて思ったりします。
花びらもち イメージ
にしいさん
エネルギーを出すためにトレーニング前には大福を食べるというにしいさん。
勝手に! 2024年流行スイーツ予想
「ありが糖運動」では毎年、流行スイーツの予想企画を行っています。2024年の5選は以下のとおりです。
ネオ和菓子(進化形和菓子)…定番の和菓子にフルーツや洋風な素材をミックスするなど、創意工夫されている。
猫プリン…ぷるぷる揺れる可愛さに大注目! 優しいミルクプリンのような味わい。
オニワッサン…おにぎりとクロワッサンの掛け合わせ。韓国ではすでに話題に。
カップドーナツ…フルーツや生クリームなどトッピングが豊富。食べ歩きできるドーナツ。
ヴィエノワ…フランス発祥のヴィエノワというパンに生クリームやフルーツを飾り付け。
詳しくはこちら→https://t.cn/A6TOR9PX
田辺若者の和菓子離れに対して、見た目も華やかに、可愛くおいしくという「ネオ和菓子」は、素晴らしい文化だなって思っています。
にしいスパイスも活用されていたりして、進化が止まらない状況ですよね。既存のお菓子を飾りつけるデコスイーツの波もきている感じがしますね。
田辺どれもおいしそうですが、ドーナツって一生流行り続けるものかなと思います。ビジュアルも可愛いですよね。懐かしさもあり、新しさもあり。
にしいあの懐かしさはなんでしょうかね。この流行予想、あながち間違っていないですね!
スイーツ愛で一句詠む
トークの終わりに、スイーツへの愛を川柳に込めて発表! 個性豊かな句に一同、盛り上がりました。
「ありが糖運動」担当職員のみなさん
及川俊太郎さん
春の風 甘味がつなぐ 離れても / 及川俊太郎さん
旅立ちや別れの季節でもある春ですが、「あのとき、友達と食べたアレおいしかったよな」といった記憶が、いつまでも思い出に残ることを詠みました。
川満玲奈さん
スイーツの 売り場で季節を 実感し / 川満玲奈さん
チョコ売り場の盛り上がりにバレンタインを感じたり、コンビニにいちごスイーツが並ぶのを見て「もうすぐ春か」と、季節を想ったりしています。
佐々木悠祐さん
スイーツを 送って伝える ありが糖 / 佐々木悠祐さん
スイーツって、感謝の気持ちを伝えるのに一番ぴったりだなと思っていまして。「ありが糖運動」のセールスも入れてみました。
土井一真さん
家計簿に スイーツ代金 記載なし / 土井一真さん
食事の別腹と同じように、スイーツは家計簿に計上しないで楽しむといった一句です。スイーツ、いっぱい買いたいですもんね。
田辺さん にしいさん
スイーツは 幸せ運ぶ 天使だよ /田辺智加さん
スイーツの存在が天使だなって思います。幸せって目には見えないものだって思っていましたけれども、幸せ=スイーツ=天使なのではないかと。
日本の スイーツ界に あんこあり /にしいあんこさん
あんこがあるからこそ、日本のスイーツ界は世界に打って出られると思っています。そこに必要なものが砂糖であることは間違いありません。
![](https://wx2.sinaimg.cn/large/008vgpvwgy1horhc60g84j31hc0jgdo5.jpg)
#高岭抚子[超话]#【松本ももなins更新】
今日も、好きでしたか?
お写真はランウェイのモデルさんももなだよっっ
ぴあのちゃんへあと૮꒰ྀི⁔⸝⸝•༝•⸝⸝⁔꒱ྀིა
ちびちびの三つ編み好評で嬉しい
たくさんほめてほめて~!栄養分にする!
#松本ももな##高岭のなでしこ##高嶺のなでしこ #
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