"Cho dù có chuyện gì xảy ra đi chăng nữa, anh luôn luôn ở đây"
------- Trương Triết Hạn
=========================================#山河令[超话]#
我知道自己应该写一篇什么感谢今年春天能够遇见你们,很幸运之类的话。但是此刻真的我心里好难受好难受,还没能静下心来用理智讲话。就是那种只要看到他俩眼泪就会不停地留下来。这份感情,这份爱太真实了,也有可能是年纪大了就会更容易被打动吧。
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也许在平行的时空里,阿絮和老温正在尽情地饮酒赏月,小曹和阿湘正在一起享受美食,成岭正在研究各门各派传承下来的武功秘籍。我爱的人以及爱他们的人一定都会幸福美满,自在肆意向往自己想要的生活。这个春天他们来这人间走一遭,虽然此时所有人已回到属于他们的地方,但是他们每个人的身影都停留在我们的心里,挥之不去。
~To 温客行:“老温,温大善人,在我们家阿絮身边你可以毫无顾忌地做自己,活着,有太阳晒着,还有个人的名字让你那么叫着,所以一定要幸福喜乐,保持自己的初心。而且,一定要好好爱护我们家阿絮,记住了吗?我们把他托付给你了,不许再让他伤心了,知道了吗?这就是娘家人的嘱咐!⁉️”
~To 阿絮:“阿絮啊,宝贝儿啊,老婆啊,看到你幸福快乐是我们最大的幸福。虽然受尽了苦难却还向往阳光的子舒,强大且温柔的好阿絮。宝贝儿,你辛苦了,我们都好心疼你。不过,最终你心中认定的那道光还是留下来了,他知错了,能够有机会留在你身边他还求之不得呢。你现在不再孤独寂寞了。祝你余生的每一天都跟你爱的人和爱你的人平安喜乐,自由自在地过日子,沐浴阳光,痛快品尝世上的精酿。宝贝儿,我们永远爱你❤️”
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~ To 龚俊:“这个春天感谢你把又可爱又迷人的温谷主来到我们身边。通过你,我看到了一个有血有肉的温客行,也通过温客行这个角色,我再一次认识了你,更加了解你。哦,原来我以前只停留在认识这两个字的龚俊是一个这么幽默,可爱的人。对自己的歌声充满信心的人间百灵鸟; 对生活充满积极乐观的阳光男孩; 是张老师眼中的傻白甜,其实在我们眼里则是白切黑的俊俊子。感谢遇见,也感谢你所带来的快乐和感动。希望以后你能够保持初心,继续快乐下去,工作顺利,生活圆满。重要的是恶龙,要照顾好你的公主哦。你接下来的表现我们还看着呢!⁉️”
~To 张哲瀚:“这个春天感谢你把那位腰细腿长又嘴硬心软的老婆大人来到我们身边。通过你,我坚信他确实来过这人世间,也通过他,你夺走了我们不少人的心。国民老婆,钓系美人,名不虚传,百闻不如一见,见到了就再也忘不掉了。十年硬汉无人知,一朝老婆天下闻。笑起来跟阳光一样灿烂的人永远是最幸运的,也是最惹人怜爱的。我个人认为,演员一生大红大紫一次就足够了。至少能够证明你以前所经历的风雨,所付出的努力是值得的。这次你终于做到了,不但出现且停留在我们心中,而且还找到了跟你相互成就的人。希望你还能和以前一样对自己认定的事情绝不退缩,勇往直前活出自己想要的样子,事业顺利,情场战场双丰收!❤️” https://t.cn/R2WJvx9
------- Trương Triết Hạn
=========================================#山河令[超话]#
我知道自己应该写一篇什么感谢今年春天能够遇见你们,很幸运之类的话。但是此刻真的我心里好难受好难受,还没能静下心来用理智讲话。就是那种只要看到他俩眼泪就会不停地留下来。这份感情,这份爱太真实了,也有可能是年纪大了就会更容易被打动吧。
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也许在平行的时空里,阿絮和老温正在尽情地饮酒赏月,小曹和阿湘正在一起享受美食,成岭正在研究各门各派传承下来的武功秘籍。我爱的人以及爱他们的人一定都会幸福美满,自在肆意向往自己想要的生活。这个春天他们来这人间走一遭,虽然此时所有人已回到属于他们的地方,但是他们每个人的身影都停留在我们的心里,挥之不去。
~To 温客行:“老温,温大善人,在我们家阿絮身边你可以毫无顾忌地做自己,活着,有太阳晒着,还有个人的名字让你那么叫着,所以一定要幸福喜乐,保持自己的初心。而且,一定要好好爱护我们家阿絮,记住了吗?我们把他托付给你了,不许再让他伤心了,知道了吗?这就是娘家人的嘱咐!⁉️”
~To 阿絮:“阿絮啊,宝贝儿啊,老婆啊,看到你幸福快乐是我们最大的幸福。虽然受尽了苦难却还向往阳光的子舒,强大且温柔的好阿絮。宝贝儿,你辛苦了,我们都好心疼你。不过,最终你心中认定的那道光还是留下来了,他知错了,能够有机会留在你身边他还求之不得呢。你现在不再孤独寂寞了。祝你余生的每一天都跟你爱的人和爱你的人平安喜乐,自由自在地过日子,沐浴阳光,痛快品尝世上的精酿。宝贝儿,我们永远爱你❤️”
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~ To 龚俊:“这个春天感谢你把又可爱又迷人的温谷主来到我们身边。通过你,我看到了一个有血有肉的温客行,也通过温客行这个角色,我再一次认识了你,更加了解你。哦,原来我以前只停留在认识这两个字的龚俊是一个这么幽默,可爱的人。对自己的歌声充满信心的人间百灵鸟; 对生活充满积极乐观的阳光男孩; 是张老师眼中的傻白甜,其实在我们眼里则是白切黑的俊俊子。感谢遇见,也感谢你所带来的快乐和感动。希望以后你能够保持初心,继续快乐下去,工作顺利,生活圆满。重要的是恶龙,要照顾好你的公主哦。你接下来的表现我们还看着呢!⁉️”
~To 张哲瀚:“这个春天感谢你把那位腰细腿长又嘴硬心软的老婆大人来到我们身边。通过你,我坚信他确实来过这人世间,也通过他,你夺走了我们不少人的心。国民老婆,钓系美人,名不虚传,百闻不如一见,见到了就再也忘不掉了。十年硬汉无人知,一朝老婆天下闻。笑起来跟阳光一样灿烂的人永远是最幸运的,也是最惹人怜爱的。我个人认为,演员一生大红大紫一次就足够了。至少能够证明你以前所经历的风雨,所付出的努力是值得的。这次你终于做到了,不但出现且停留在我们心中,而且还找到了跟你相互成就的人。希望你还能和以前一样对自己认定的事情绝不退缩,勇往直前活出自己想要的样子,事业顺利,情场战场双丰收!❤️” https://t.cn/R2WJvx9
刚刚看到的一段话,感受颇多分享一下。
“这几年来我拒绝了不少自己也有好感的人,尽管他们想跟我相处、想跟我在一起,却更多是“试试”的态度。
几年前朋友对我说,你要理解他们,年轻男孩儿不会打算那么多,他们确实只需要一段又一段轻盈的琐碎的关系,解决暂时的孤独。而你,作为一个在好大学的单纯环境里乖乖挣钱的年轻女的,不管怎么样都是一个「肯定不错」的选择。
可是我没办法。我这个人,太难爱上一个人,而爱上了就只会all in,是骨子里的选择。
我没办法“随便”谈一次,我每一次都想过完余生。
那些爱情游戏在我看来真的好无聊啊。
没有标准,不太心动,随便聊聊就确定关系,周末吃吃饭,平时心猿意马朋友圈互动,最后随便找个契机分手,几乎没有痛苦地平滑单身。这些在我看来,比毫无新鲜情绪的日常都还要无聊一千倍。不是我喜欢交房贷喜欢拍车牌,而是,与其跟人这样莫名其妙地来来回回,我还不如做个至少看起来很上道的成年人。
我谈恋爱的次数实在是太少太少,年轻的时候会面对“要不要进入一段不那么深刻的关系”的疑题,我很庆幸自己最后从未走入那些关系,我最近意识到,我根本不需要那样的关系。
姐妹们,这不古板更不丢脸,今天我就想大声说出来:
我,不是恋爱脑,但我一恋爱,超级认真。
而且我希望对方也一样。”
“这几年来我拒绝了不少自己也有好感的人,尽管他们想跟我相处、想跟我在一起,却更多是“试试”的态度。
几年前朋友对我说,你要理解他们,年轻男孩儿不会打算那么多,他们确实只需要一段又一段轻盈的琐碎的关系,解决暂时的孤独。而你,作为一个在好大学的单纯环境里乖乖挣钱的年轻女的,不管怎么样都是一个「肯定不错」的选择。
可是我没办法。我这个人,太难爱上一个人,而爱上了就只会all in,是骨子里的选择。
我没办法“随便”谈一次,我每一次都想过完余生。
那些爱情游戏在我看来真的好无聊啊。
没有标准,不太心动,随便聊聊就确定关系,周末吃吃饭,平时心猿意马朋友圈互动,最后随便找个契机分手,几乎没有痛苦地平滑单身。这些在我看来,比毫无新鲜情绪的日常都还要无聊一千倍。不是我喜欢交房贷喜欢拍车牌,而是,与其跟人这样莫名其妙地来来回回,我还不如做个至少看起来很上道的成年人。
我谈恋爱的次数实在是太少太少,年轻的时候会面对“要不要进入一段不那么深刻的关系”的疑题,我很庆幸自己最后从未走入那些关系,我最近意识到,我根本不需要那样的关系。
姐妹们,这不古板更不丢脸,今天我就想大声说出来:
我,不是恋爱脑,但我一恋爱,超级认真。
而且我希望对方也一样。”
【WEB】20210426 cinemas PLUS interview
「その背中を見ただけで、背負った過去を感じられる男にしたかった」映画『FUNNY BUNNY』主演・#中川大志#が追求した”説得力”とは
「世界を救うのは、いつだって想像力だ」
4/29(木・祝)より、映画館&auスマートパスプレミアムにて同時ロードショーとなる本作『FUNNY BUNNY』。主演を務めるのは、2021年だけで本作含め4本の出演映画公開が決まっている俳優・中川大志さん。
2011年に放送されたドラマ「家政婦のミタ」で演じた阿須田家の長男役を皮切りに、「夜行観覧車」「重版出来!」「賭ケグルイ」「G線上のあなたと私」「親バカ青春白書」などに出演。2019年には、映画『坂道のアポロン』『覚悟はいいかそこの女子。』での演技が評価され、第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。
本作『FUNNY BUNNY』では、小説家を名乗る不可思議な男・剣持聡を演じる。これまでとは一風変わった役柄を演じるにあたり、どんな想いで臨んだのか。中川大志さんに直接伺った。
すでに”剣持像”があったからこそ、演じるのが怖かった
ーー中川さんが演じられた主人公の剣持聡は、全編を通して印象的なセリフが多いですよね。中川さん自身、演じられたうえでお気に入りのセリフはありますか?
中川大志さん(以下、中川):もっとも象徴的なセリフは「世界を救うのは、いつだって想像力だ」ですね。想像力、想像力と何度も繰り返すんですよ、この剣持という男が。ひとつ印象的なセリフを挙げるとしたら、やっぱりこの言葉になりますね。
ーー作品のキャッチコピーにもなっていますよね。「想像力」はこの作品の大きなテーマだと思います。
原作の小説を読んでから撮影に入ったと伺いましたが、実際に小説を読まれたときの印象と、脚本を読まれたときの印象に違いはありましたか?
中川:飯塚監督と初めてお仕事をさせてもらった高校1~2年生の頃、「これ読んでみて」って『FUNNY BUNNY』の小説をいただいたのが、この作品との出会いでした。
ただ、その時点では映画化や配役の話はまったくなかったんですよ。僕自身も読者のひとりとして読んだだけで、まさか自分が主人公の剣持をやるなんて思ってもいなくて。最初は僕も『FUNNY BUNNY』のファンのひとりだったんです。
一読者として小説を読むうちに、自分の中で剣持や漆原のキャラクター像が出来上がっていきました。「やっぱり剣持っていう男はこうあってほしいよな」っていう”剣持像”が出来上がっていたので、まさかそれを自分が演じることになるとは……。
映画化の話が具体的になるまでの間も、飯塚監督とは何度か一緒にお仕事をさせてもらいました。そのたびに「いつか『FUNNY BUNNY』の映画を撮りたいよね」と話していたんです。紆余曲折あってようやく叶いました。
剣持聡というキャラクターを自分がしっかり体現できるかどうかは、プレッシャーでもありましたね。このキャラクターが好きだからこそ、自分の”剣持像”を崩したくない想いが強かったです。
ーー剣持聡という男を演じるにあたり「説得力が大事」というお話もされていました。説得力を増すための役作りについて、どんな工夫をされたんでしょうか?
中川:剣持は小説家なので、発する言葉に力があるし重みもある。その背中を見ただけで、背負っている過去の重さを感じられる男にしたいと思っていました。
これから『FUNNY BUNNY』を観てくださる皆さまにも、剣持を取り巻く周りのキャラクターにとっても、剣持という男の言葉に重みや説得力がないといけない。でないと、ただの寒い変なやつになっちゃいますからね(笑)。
たとえ夜中に電話で呼び出されたとしても「アイツが言うなら仕方ないな」って、ついて行きたくなる男にしなくちゃいけなかった。だからこそ僕自身も、剣持の背負っている重さを感じながら演じようと思って臨みましたね。そうでなければ、何を言っても響かないよな、って。
主人公・剣持との共通点は”釣り”?
ーー『FUNNY BUNNY』では岡山天音さん含め同世代の俳優さんとも多く共演されていますが、演じる上でどんな刺激を受けましたか?
中川:天音君とは、台本について一緒に話し合う時間が多かったですね。「結局のところ、これってどういうことなんだろう?」って、明確に示されていない部分がこの作品には結構あるんですよ。観る方の想像力に委ねられるというか。
お互いの「自分はこう思う!」って解釈を、撮影の合間に台本を突き合わせながら、ずっと話していました。
ーー意見をぶつけ合うことも?
中川:「ここは、こういうことなんじゃないか」「こういう可能性もあるよね」とふたりで話し合ううちに、監督に聞きに行くこともありましたね。
脚本家に聞いちゃったら負けとも思っているので、あんまり聞きたくはないんですけど……(笑)でも「どうしてもこれだけは明確にしておきたい!」と思う部分については、監督を巻き込んで話し合いました。すごく刺激になりましたし、楽しい現場でしたね。
ーー丁寧に話し合いながら作り上げていったんですね。
この『FUNNY BUNNY』は、中川さん演じる剣持と岡山さん演じる漆原が、とある理由から夜の図書館に侵入するシーンから始まります。もし中川さんが、普段は禁止されている場所に入っていいよと言われたら、どこに行きたいですか?
中川:そうですねえ……釣りが趣味なので、釣り禁止のエリアに入ってみたいです!
ーー普段は禁止されているところで、釣りを?
中川:普段は絶対やらないですけどね、絶対に、普段は!(笑)結局そういうところが一番釣れるんですよ。人が入っていないから。
ーーあ、そうか!普段は人がいないから、釣れやすいんですね。
釣りといえば、小説版『FUNNY BUNNY』では剣持自身も釣りが趣味だと書かれていますね。もしかしたら飯塚監督、最初から中川さんを当て書きで書かれてるのかなと思ったのですが……。
中川:いやいやいやいやいや!監督がこの小説を書かれている時期は、おそらく僕とも出会っていないですし、はるか昔の話ですから。
ーー失礼しました、想像力を発揮し過ぎてしまいました。
中川:でも、気になるなあ。聞いてみます、監督に。
自分の経験や記憶を引っ張り出し、全力で演じた
ーー剣持と中川さん自身の共通点はどこにあると感じましたか?
中川:この映画が伝えたいことや、剣持が繰り返し発言している言葉自体に、僕自身もすごく共感できるんです。自分自身の経験も含めて、今の僕が持っている力をすべて剣持のキャラクターに乗せて、全力で演じられた自信はありますね。
ーー中川さんはこれまでも、役を演じる上で「自分の中にあるものしか出せない」とおっしゃっていますよね。
中川:そうですね。自分の経験や記憶から引っ張り出すことしかできないです。結局は、僕でしかないですから。
だからこそ、剣持の経験値と近しい自分自身の経験を掘り返して演じないといけなかったので、その点は少しキツかったかもしれません。やっぱり剣持すげえなあ!って思いましたね。
ーー『FUNNY BUNNY』のキャッチコピーにもなっている「想像力が世界を救う」になぞらえて、想像力のほかにどういった力が私たちにあれば、世界を救えると思いますか?
中川:難しい質問ですね。どういった力があれば……?難しい!難しいですよ、その質問は(笑)。どういう力なんですかね……。
それで言ったら、想像力っていろんなことを網羅しますよね。たとえば「人の痛みがわかれば世界を救える!」って僕が言ったとしても、それっていわば想像力のことですし。
ーーそう考えると、この作品が言っているとおり、やっぱり想像力が世界を救うのかもしれませんね。
それでは最後に、これから『FUNNY BUNNY』をご覧になる皆さんにメッセージをお願いします!
中川:『FUNNY BUNNY』は、今この時代に観るからこそ刺さる映画です。なかなか人との繋がりを感じにくいご時世で、どうしても満たされない寂しさや孤独感を癒やすメッセージが、この映画には詰まっています。ぜひ大きいスクリーンや音の力を感じながら観ていただきたいですね。
ただ今回は、劇場公開と配信が同時という、僕にとっても初めての形です。なかなか劇場に行きたくても行けない方は、ぜひ配信でご覧いただければと思います。スピード感のあるかっこいい映画になっていると思うので、ぜひ楽しんでください!
https://t.cn/A6cnDEuf
「その背中を見ただけで、背負った過去を感じられる男にしたかった」映画『FUNNY BUNNY』主演・#中川大志#が追求した”説得力”とは
「世界を救うのは、いつだって想像力だ」
4/29(木・祝)より、映画館&auスマートパスプレミアムにて同時ロードショーとなる本作『FUNNY BUNNY』。主演を務めるのは、2021年だけで本作含め4本の出演映画公開が決まっている俳優・中川大志さん。
2011年に放送されたドラマ「家政婦のミタ」で演じた阿須田家の長男役を皮切りに、「夜行観覧車」「重版出来!」「賭ケグルイ」「G線上のあなたと私」「親バカ青春白書」などに出演。2019年には、映画『坂道のアポロン』『覚悟はいいかそこの女子。』での演技が評価され、第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。
本作『FUNNY BUNNY』では、小説家を名乗る不可思議な男・剣持聡を演じる。これまでとは一風変わった役柄を演じるにあたり、どんな想いで臨んだのか。中川大志さんに直接伺った。
すでに”剣持像”があったからこそ、演じるのが怖かった
ーー中川さんが演じられた主人公の剣持聡は、全編を通して印象的なセリフが多いですよね。中川さん自身、演じられたうえでお気に入りのセリフはありますか?
中川大志さん(以下、中川):もっとも象徴的なセリフは「世界を救うのは、いつだって想像力だ」ですね。想像力、想像力と何度も繰り返すんですよ、この剣持という男が。ひとつ印象的なセリフを挙げるとしたら、やっぱりこの言葉になりますね。
ーー作品のキャッチコピーにもなっていますよね。「想像力」はこの作品の大きなテーマだと思います。
原作の小説を読んでから撮影に入ったと伺いましたが、実際に小説を読まれたときの印象と、脚本を読まれたときの印象に違いはありましたか?
中川:飯塚監督と初めてお仕事をさせてもらった高校1~2年生の頃、「これ読んでみて」って『FUNNY BUNNY』の小説をいただいたのが、この作品との出会いでした。
ただ、その時点では映画化や配役の話はまったくなかったんですよ。僕自身も読者のひとりとして読んだだけで、まさか自分が主人公の剣持をやるなんて思ってもいなくて。最初は僕も『FUNNY BUNNY』のファンのひとりだったんです。
一読者として小説を読むうちに、自分の中で剣持や漆原のキャラクター像が出来上がっていきました。「やっぱり剣持っていう男はこうあってほしいよな」っていう”剣持像”が出来上がっていたので、まさかそれを自分が演じることになるとは……。
映画化の話が具体的になるまでの間も、飯塚監督とは何度か一緒にお仕事をさせてもらいました。そのたびに「いつか『FUNNY BUNNY』の映画を撮りたいよね」と話していたんです。紆余曲折あってようやく叶いました。
剣持聡というキャラクターを自分がしっかり体現できるかどうかは、プレッシャーでもありましたね。このキャラクターが好きだからこそ、自分の”剣持像”を崩したくない想いが強かったです。
ーー剣持聡という男を演じるにあたり「説得力が大事」というお話もされていました。説得力を増すための役作りについて、どんな工夫をされたんでしょうか?
中川:剣持は小説家なので、発する言葉に力があるし重みもある。その背中を見ただけで、背負っている過去の重さを感じられる男にしたいと思っていました。
これから『FUNNY BUNNY』を観てくださる皆さまにも、剣持を取り巻く周りのキャラクターにとっても、剣持という男の言葉に重みや説得力がないといけない。でないと、ただの寒い変なやつになっちゃいますからね(笑)。
たとえ夜中に電話で呼び出されたとしても「アイツが言うなら仕方ないな」って、ついて行きたくなる男にしなくちゃいけなかった。だからこそ僕自身も、剣持の背負っている重さを感じながら演じようと思って臨みましたね。そうでなければ、何を言っても響かないよな、って。
主人公・剣持との共通点は”釣り”?
ーー『FUNNY BUNNY』では岡山天音さん含め同世代の俳優さんとも多く共演されていますが、演じる上でどんな刺激を受けましたか?
中川:天音君とは、台本について一緒に話し合う時間が多かったですね。「結局のところ、これってどういうことなんだろう?」って、明確に示されていない部分がこの作品には結構あるんですよ。観る方の想像力に委ねられるというか。
お互いの「自分はこう思う!」って解釈を、撮影の合間に台本を突き合わせながら、ずっと話していました。
ーー意見をぶつけ合うことも?
中川:「ここは、こういうことなんじゃないか」「こういう可能性もあるよね」とふたりで話し合ううちに、監督に聞きに行くこともありましたね。
脚本家に聞いちゃったら負けとも思っているので、あんまり聞きたくはないんですけど……(笑)でも「どうしてもこれだけは明確にしておきたい!」と思う部分については、監督を巻き込んで話し合いました。すごく刺激になりましたし、楽しい現場でしたね。
ーー丁寧に話し合いながら作り上げていったんですね。
この『FUNNY BUNNY』は、中川さん演じる剣持と岡山さん演じる漆原が、とある理由から夜の図書館に侵入するシーンから始まります。もし中川さんが、普段は禁止されている場所に入っていいよと言われたら、どこに行きたいですか?
中川:そうですねえ……釣りが趣味なので、釣り禁止のエリアに入ってみたいです!
ーー普段は禁止されているところで、釣りを?
中川:普段は絶対やらないですけどね、絶対に、普段は!(笑)結局そういうところが一番釣れるんですよ。人が入っていないから。
ーーあ、そうか!普段は人がいないから、釣れやすいんですね。
釣りといえば、小説版『FUNNY BUNNY』では剣持自身も釣りが趣味だと書かれていますね。もしかしたら飯塚監督、最初から中川さんを当て書きで書かれてるのかなと思ったのですが……。
中川:いやいやいやいやいや!監督がこの小説を書かれている時期は、おそらく僕とも出会っていないですし、はるか昔の話ですから。
ーー失礼しました、想像力を発揮し過ぎてしまいました。
中川:でも、気になるなあ。聞いてみます、監督に。
自分の経験や記憶を引っ張り出し、全力で演じた
ーー剣持と中川さん自身の共通点はどこにあると感じましたか?
中川:この映画が伝えたいことや、剣持が繰り返し発言している言葉自体に、僕自身もすごく共感できるんです。自分自身の経験も含めて、今の僕が持っている力をすべて剣持のキャラクターに乗せて、全力で演じられた自信はありますね。
ーー中川さんはこれまでも、役を演じる上で「自分の中にあるものしか出せない」とおっしゃっていますよね。
中川:そうですね。自分の経験や記憶から引っ張り出すことしかできないです。結局は、僕でしかないですから。
だからこそ、剣持の経験値と近しい自分自身の経験を掘り返して演じないといけなかったので、その点は少しキツかったかもしれません。やっぱり剣持すげえなあ!って思いましたね。
ーー『FUNNY BUNNY』のキャッチコピーにもなっている「想像力が世界を救う」になぞらえて、想像力のほかにどういった力が私たちにあれば、世界を救えると思いますか?
中川:難しい質問ですね。どういった力があれば……?難しい!難しいですよ、その質問は(笑)。どういう力なんですかね……。
それで言ったら、想像力っていろんなことを網羅しますよね。たとえば「人の痛みがわかれば世界を救える!」って僕が言ったとしても、それっていわば想像力のことですし。
ーーそう考えると、この作品が言っているとおり、やっぱり想像力が世界を救うのかもしれませんね。
それでは最後に、これから『FUNNY BUNNY』をご覧になる皆さんにメッセージをお願いします!
中川:『FUNNY BUNNY』は、今この時代に観るからこそ刺さる映画です。なかなか人との繋がりを感じにくいご時世で、どうしても満たされない寂しさや孤独感を癒やすメッセージが、この映画には詰まっています。ぜひ大きいスクリーンや音の力を感じながら観ていただきたいですね。
ただ今回は、劇場公開と配信が同時という、僕にとっても初めての形です。なかなか劇場に行きたくても行けない方は、ぜひ配信でご覧いただければと思います。スピード感のあるかっこいい映画になっていると思うので、ぜひ楽しんでください!
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