#木村拓哉[超话]#9月14日在东京Royal Park Hotel举行公开直前活动,还玩了游戏。
歌手で俳優の木村拓哉が14日、東京・ロイヤルパークホテルで行われた映画『マスカレード・ナイト』(17日公開)公開直前イベントに共演の長澤まさみと登壇した。映画の撮影でも使用された同会場で行われたイベントでは、劇中で“バディ”を演じた2人が、『公開直前!最強のバディの絆が試される!タイムリミット24秒で仮面の下の真実を見抜けるか?3番勝負!』と題して、協力して3つのゲームに挑戦。だが、難しすぎる問題に、木村は「相当引っ掛けじゃないですか? びっくりした…惑わされちゃった」と2人そろって大苦戦する結果となった。
人気作家・東野圭吾氏の小説を映画化した今作は、前作『マスカレード・ホテル』(2019)に引き続き、主人公の警視庁捜査一課のエリート潜入捜査官・新田浩介を木村、ホテル・コルテシア東京の優秀なホテルマン・山岸尚美を長澤が演じる。
まず観客がいないなか、シャッター音だけが響きわたる会場の雰囲気に、木村は「この空気のままゲームにいって大丈夫ですか?」と心配そう。ホテルスタッフたちが“応援隊”として見守るなか、まず第一問目として挑んだのが仮面を付けたホテルスタッフ2人の一連の所作を見て、どちらが本物のホテルマンかを見破るゲーム。2人の男性が客を迎え入れ案内するさまをよく観察し、長澤とアクリルボード越しに真剣に相談する場面も。
そこで、木村は「1番(A)の方は実際のホテルマンの方じゃないかな?」と推理力を発揮し「ホテルマンの方は身なりが重要。ズボンの丈を見るとAの方がドンズバで決まってる」「会場からはBの方の時に笑いが起きてた」と目を光らせる。だが実際は、Bの方が本物のホテルマンだと発表され、木村は思わず「はぁ!?」と目を丸くし、さらにこの道32年のベテランと聞くと“本物”を見抜けずに絶句した。
さらに、2問目のそれぞれがストップウォッチを持って、タイマーを見ないで合わせて24秒ちょうどで止めるゲームでは、結果は23.84秒とかなりのニアピンも、失敗という判定。本来はすべてのチャレンジが成功すれば、賞品として同所でのペア食事券をもらえるはずだったが、“ボーナス”ということで、最後は24秒以内でジェスチャーゲームを行い、4問クリアすれば成功、賞品獲得というルールに変更されることに。木村は「これ番組だったら一番どっちらけのやつですよ」と思わずツッコミ。長澤は「1問目と2問目はいいセンいってましたよ」とポジティブにフォローした。
木村がジェスチャー側、長澤が回答者を担当することになったが、結果は2問のみ正解。「…はい、ありがとうございました。こちらには自腹でうかがいます」とあきらめモードの木村だが、今度は長澤がジェスチャー側となり3問以上正解すれば賞品獲得というルールに再度、変更。すると今度は、動物をお題に、抜群のコンビネーションで7問を正解した。
「わかってくださる木村さんがすごいです」と感心する長澤だったが、木村はなかば強引な“成功”に「痛い痛い、これは痛い! これは痛いって。だって最後の1個だけだよ?」と苦笑。「息はあってたけど、ジェスチャーゲームの1問目から『録音技師』って…。わかります? みなさん。相当厳しいですよ。(ストップウォッチの)24秒が僕らの責任ですけど、あとは最初のホテルマンは、これは全体の責任です(笑)。あれはわからなかったです」と首をかしげて笑いを誘う木村に、長澤は「映画のなかでの、新田さんと山岸さんは最高のバディで戻ってきますので映画の方を楽しんでいただけたら」と気を取り直して呼びかけていた。
歌手で俳優の木村拓哉が14日、東京・ロイヤルパークホテルで行われた映画『マスカレード・ナイト』(17日公開)公開直前イベントに共演の長澤まさみと登壇した。映画の撮影でも使用された同会場で行われたイベントでは、劇中で“バディ”を演じた2人が、『公開直前!最強のバディの絆が試される!タイムリミット24秒で仮面の下の真実を見抜けるか?3番勝負!』と題して、協力して3つのゲームに挑戦。だが、難しすぎる問題に、木村は「相当引っ掛けじゃないですか? びっくりした…惑わされちゃった」と2人そろって大苦戦する結果となった。
人気作家・東野圭吾氏の小説を映画化した今作は、前作『マスカレード・ホテル』(2019)に引き続き、主人公の警視庁捜査一課のエリート潜入捜査官・新田浩介を木村、ホテル・コルテシア東京の優秀なホテルマン・山岸尚美を長澤が演じる。
まず観客がいないなか、シャッター音だけが響きわたる会場の雰囲気に、木村は「この空気のままゲームにいって大丈夫ですか?」と心配そう。ホテルスタッフたちが“応援隊”として見守るなか、まず第一問目として挑んだのが仮面を付けたホテルスタッフ2人の一連の所作を見て、どちらが本物のホテルマンかを見破るゲーム。2人の男性が客を迎え入れ案内するさまをよく観察し、長澤とアクリルボード越しに真剣に相談する場面も。
そこで、木村は「1番(A)の方は実際のホテルマンの方じゃないかな?」と推理力を発揮し「ホテルマンの方は身なりが重要。ズボンの丈を見るとAの方がドンズバで決まってる」「会場からはBの方の時に笑いが起きてた」と目を光らせる。だが実際は、Bの方が本物のホテルマンだと発表され、木村は思わず「はぁ!?」と目を丸くし、さらにこの道32年のベテランと聞くと“本物”を見抜けずに絶句した。
さらに、2問目のそれぞれがストップウォッチを持って、タイマーを見ないで合わせて24秒ちょうどで止めるゲームでは、結果は23.84秒とかなりのニアピンも、失敗という判定。本来はすべてのチャレンジが成功すれば、賞品として同所でのペア食事券をもらえるはずだったが、“ボーナス”ということで、最後は24秒以内でジェスチャーゲームを行い、4問クリアすれば成功、賞品獲得というルールに変更されることに。木村は「これ番組だったら一番どっちらけのやつですよ」と思わずツッコミ。長澤は「1問目と2問目はいいセンいってましたよ」とポジティブにフォローした。
木村がジェスチャー側、長澤が回答者を担当することになったが、結果は2問のみ正解。「…はい、ありがとうございました。こちらには自腹でうかがいます」とあきらめモードの木村だが、今度は長澤がジェスチャー側となり3問以上正解すれば賞品獲得というルールに再度、変更。すると今度は、動物をお題に、抜群のコンビネーションで7問を正解した。
「わかってくださる木村さんがすごいです」と感心する長澤だったが、木村はなかば強引な“成功”に「痛い痛い、これは痛い! これは痛いって。だって最後の1個だけだよ?」と苦笑。「息はあってたけど、ジェスチャーゲームの1問目から『録音技師』って…。わかります? みなさん。相当厳しいですよ。(ストップウォッチの)24秒が僕らの責任ですけど、あとは最初のホテルマンは、これは全体の責任です(笑)。あれはわからなかったです」と首をかしげて笑いを誘う木村に、長澤は「映画のなかでの、新田さんと山岸さんは最高のバディで戻ってきますので映画の方を楽しんでいただけたら」と気を取り直して呼びかけていた。
#OWV[超话]#
レゴランド・ディスカバリー・センター東京
“マスター・モデル・ビルダー ファイナルコンテスト”
ご視聴ありがとうございました!
ファイナリスト皆さまの熱意と作品、ジュニアモデルビルダー皆とのレゴ作りに、感動と元気を沢山いただきました!
とても楽しかったです!
@LEGOLANDTokyo
#OWV
レゴランド・ディスカバリー・センター東京
“マスター・モデル・ビルダー ファイナルコンテスト”
ご視聴ありがとうございました!
ファイナリスト皆さまの熱意と作品、ジュニアモデルビルダー皆とのレゴ作りに、感動と元気を沢山いただきました!
とても楽しかったです!
@LEGOLANDTokyo
#OWV
【WEB】林遣都&中川大志、動物たちの命を繋ぐ物語で深めた絆「ふたりで話し合ったからこそ生まれた空気感がある」
動物たちを保護し、尊い命を繋いできた青森県北里大学に実在した「犬部」というサークルをご存じだろうか? 活動をモデルにした漫画作品がこれまで二作連載され、そのうちの一つである『北里大学獣医学部 犬部!』(著:片野ゆか)原案の映画『犬部!』が7月22日(木・祝)に公開する。
本作で主演を務めるのは林遣都。そして、主人公の親友役を中川大志が演じる。大の動物好きで本作には並々ならぬ思いを抱く二人から、出演が決まったときの心境や動物たちとの撮影エピソードとともに、お互いに役者として刺激を受けたこと、今後共演する機会があったらどんな関係性を演じてみたいのかについて話を聞いた。動物たちの命を繋ぐ物語だからこそ生まれた、様々な絆が垣間見えてくる。
「動物保護問題」というテーマに覚悟と知識を持って挑んだ
――本作は、行き場のない犬と猫を保護し、里親募集や譲渡会を実施していた実在したサークル「犬部」がモデルとなっています。どのような思いを持って作品に挑まれましたか?
林 もともと動物が大好きでいつか動物とかかわる作品や役をやってみたいと思っていたので、お話をいただいたときはとても嬉しかったです。一方で、動物保護問題という動物たちが直面するシビアな世界を目の当たりにしました。
この映画の企画を立ち上げた人たちは、動物たちの問題に真摯に向き合い覚悟を持った強い思いがあると脚本を読んで感じたんです。だからこそ、どれだけの覚悟と知識を持って臨まなければならないのだろう……という思いもありました。僕自身も動物が好きという思いがあるので、その思いを強く持って、多くの人に意味のある作品になればいいなと挑みました。
中川 僕自身も動物が大好きで犬を飼っているので、純粋に動物たちと共演できることがとても楽しみでした。ただ、動物が好きでも『犬部!』で描かれている獣医学や保健所の歴史、保護犬・猫の事情など知らないことが本当にたくさんありました。中にはショッキングに感じることもあって、改めて動物について色々考えるきっかけになりました。
そういった事実があることを、映画を通じて伝えなければならないと。これまでの歴史の中でどのように動物たちの命が扱われてきたのか、そして動物たちを救うための活動によってどう歴史が変わっていったのか、様々なメッセージをこの作品を通して伝えたいと思いながら演じました。
――林さん演じる花井颯太は犬部を設立した獣医学部の学生をモデルにしたキャラクターです。役づくりをする上で意識したことはありますか?
林 行動や生き方に芯のある役だったのでブレずに忠実にやるのみだと思いましたし、モデルとなった太田快作先生の動物に対する思いをしっかり胸に置いて演じようと意識しました。
同時に本作で描かれる犬部のメンバーは、大学時代に出会いサークルを立ち上げて長い時間苦楽や青春をともに過ごし、大人になってそれぞれ動物に関わる職に就いても関係が続いています。十数年間にも渡るお話なので、共演者のみんなと話し合いながら支え合って協力し合って動物たちを救う活動をしてきた仲間である空気感を出すことは大事にしました。
――実際に獣医師の方の現場を見たと聞きました。
林 スタッフの方々が長い月日をかけてリサーチしてくださって、撮影前には獣医師の先生方にお会いしたり実際の手術現場に立ち会わせていただいたりしました。動物たちの尊い命をつなぐ現場を体験し肌で感じて撮影に入らせていただいて覚悟がより深まったことから、役づくりの糧になりました。
――中川さんは犬が大好きな颯太の親友、犬部メンバーの柴崎涼介を演じています。役づくりで意識したことや大変だったことはありますか?
中川 動物保護問題を描いているため、犬の殺処分について理解を深めなければいけません。なので、実際に保健所へ足を運んでどういった実情なのか知る必要がありました。それは役づくりで一番大変でしたね……。動物が好きだからこそ、一番つらい作業でありカロリーをかなり使いました。
動物たちのいる撮影現場は表情豊か
――颯太は「花子」、柴崎は「太郎」とバディとなる犬が登場するほか、多くの犬たちと作品をともにしています。撮影現場では動物たちとはどのように絆を深めていきましたか?
林 動物たちにとっては初めての場所で非日常的な状況だったので、安心感を少しでも与えられるようにみんなが意識していて。青森のロケでは撮影以外の時間も一緒にいました。撮影が終わったらワンちゃんたちの宿泊所にお邪魔して、みんなで一緒に散歩したり。
中川 たくさんのワンちゃんたちを連れて青森の自然いっぱいの街を歩くのは気持ちよかったですよね。
林 気持ちよかったね。東京から来ている子(犬)ばかりだったので、自然いっぱいの中での散歩はどこか気持ちよさそうで。足取りが軽くなっている印象を受けました(笑)。
――ルンルンだったんですね(笑)。動物たちとの撮影で印象に残っていることはありますか?
中川 僕の演じる柴崎が倒れてしまい、何匹ものワンちゃんたちが心配して取り囲んでくれるシーンで犬まみれになるのは思い出に残っています。倒れているので一切動けないんですよ。僕が動くとワンちゃんたちも気が散って動き回ってしまうので。たくさんのワンちゃんに囲んでもらいながら、じっとしているのは大変でした。
でもあれだけ犬に囲まれることもなかったから、犬好きとしてはたまらなかった(笑)。あたたかかったです。
林 ははは(笑)。僕は、保健所で花子と太郎を引き取るシーンの撮影をしたときですね。本当に生まれたての子犬を抱っこしたんです。
ただ、そのとき真夏で子犬のことを考えると長時間の撮影は難しかったので、一瞬を狙って短い時間で撮影し終えよう!と思っていたのですが……寝ちゃって起きなくなりました(笑)。
中川 氷のペットボトルに抱きついたまま起きなくなったんですよね(笑)。
――それはかわいらしいハプニング……!
林 そういうハプニングもすべて心豊かに感じました。
中川 台本にはト書きや動きが書いてあるものの、現場に入ると「これはこれでいいか!」みたいなことも結構あって。思わぬ画が撮れることもありました。それは動物たちとの撮影ならではなのかなと思いました。
次はダークな作品で共演してみたい
――おふたりはドラマ『REPLAY&DESTROY』以来、6年ぶりの共演ですよね。
林 そっか、そんな前か。
中川 そうですね……。あのときはほとんど絡みがなかったんですよ。
――今回お久しぶりの共演が決まったときのお気持ちはいかがでしたか?
林 楽しみでした。僕自身こういった青春群像劇が久しぶりだったので、しっかりコミュニケーションを取れたらなと。同じ事務所で僕の方が少し年上ということもあり、意識した部分ですね。
中川 僕も楽しみでした。バディのような存在でがっつり一緒に演じられるので、どうやって一緒につくっていけるかな!と。あとは現場で遣都さんがどうやって演じられているのかを見るのも楽しみでしたね。
――事務所の先輩である林さんとの共演を経て、中川さんは刺激を受けたことはありますか?
中川 台本に書かれていない余白や映画では描かれない時間、ふたり(颯太と柴崎)の中でどんなことがあったんだろうね?みたいなことを撮影の合間にたくさん話し合いました。ここまで共演者の方と密に話したことはないくらい遣都さんと話して。だからこそ生まれたシーンや空気感もあり、とても刺激を受けました。
林 長い期間一緒にいた颯太と柴崎の関係性を感じ取ってもらうには、話し合いが必要だと考えました。大志は柴崎という人物に対して絶対的な考えを持っていたから、僕も颯太についての考えをしっかりと共有し合って。毎シーン一つひとつ確認し合いながら演じることができて、すごく楽しかったです。歳は少し離れていますけど、早い段階で遠慮がなくなり対等な関係になれたと思います。
中川 台本に書かれていないことをわざわざ話し合う必要はないかもしれないけど、何気ない部分でも共通認識として持っておきたい、埋めておきたいと。そうやって一緒に話している時間は本当に楽しかったです。
――本当に長い時間一緒にいたように見せるため、密にコミュニケーションを取られていたんですね。林さんは中川さんから刺激を受けたことは?
林 僕も動物は大好きなのですが、それ以上に大志は強い動物愛を持っていて。実際に(犬を)飼っていますし、現場でのワンちゃんとの接し方も、なるほどなぁと思うことがたくさんありました。大志だけでなく共演者みんなが動物好きで同じ方向に進んでいけたので、現場で上手くいかない場面でも協力し合って試行錯誤をしながらつくり上げられたと思います。動物を題材にした作品の中で、同じ方向を向けたのはとてもありがたいことでした。
中川 本当にみんな動物が大好きでしたよね。こんなにふれ合える機会もなかったから、大変なことがあってもみんな楽しく撮影に臨んでいました。
――ありがとうございます! 最後に、今後共演する機会があったらどんな関係性の役柄を演じてみたいか教えてください。
中川 僕は悪~いやつをやりたいですね(笑)。
林 一緒!(笑) マフィアとか思い浮かんだ。
中川 『犬部!』はさわやかでクリーンな作品だったので、それとは真反対の作品がいいですよね。遣都さんが言うように、ちょっとダークな男くさい作品をやりたいです。
林 『犬部!』を通して大志は本当に心の優しい人だと感じたので、そういうギャップのある作品は面白そうですね。
『犬部!』はバディのような関係性だけど離れている時間も多かったので、今度はがっつり時間をともにするような関係性の役をやりたいです。何か問題に立ち向かいながら、心と心でぶつかるみたいな。そこでまたいろいろ話し合って作品をつくり上げていきたいです。……でも共演できるならなんでもいいです(笑)。
中川 あははは(笑)。
pia interview→https://t.cn/A6fR3REa
動物たちを保護し、尊い命を繋いできた青森県北里大学に実在した「犬部」というサークルをご存じだろうか? 活動をモデルにした漫画作品がこれまで二作連載され、そのうちの一つである『北里大学獣医学部 犬部!』(著:片野ゆか)原案の映画『犬部!』が7月22日(木・祝)に公開する。
本作で主演を務めるのは林遣都。そして、主人公の親友役を中川大志が演じる。大の動物好きで本作には並々ならぬ思いを抱く二人から、出演が決まったときの心境や動物たちとの撮影エピソードとともに、お互いに役者として刺激を受けたこと、今後共演する機会があったらどんな関係性を演じてみたいのかについて話を聞いた。動物たちの命を繋ぐ物語だからこそ生まれた、様々な絆が垣間見えてくる。
「動物保護問題」というテーマに覚悟と知識を持って挑んだ
――本作は、行き場のない犬と猫を保護し、里親募集や譲渡会を実施していた実在したサークル「犬部」がモデルとなっています。どのような思いを持って作品に挑まれましたか?
林 もともと動物が大好きでいつか動物とかかわる作品や役をやってみたいと思っていたので、お話をいただいたときはとても嬉しかったです。一方で、動物保護問題という動物たちが直面するシビアな世界を目の当たりにしました。
この映画の企画を立ち上げた人たちは、動物たちの問題に真摯に向き合い覚悟を持った強い思いがあると脚本を読んで感じたんです。だからこそ、どれだけの覚悟と知識を持って臨まなければならないのだろう……という思いもありました。僕自身も動物が好きという思いがあるので、その思いを強く持って、多くの人に意味のある作品になればいいなと挑みました。
中川 僕自身も動物が大好きで犬を飼っているので、純粋に動物たちと共演できることがとても楽しみでした。ただ、動物が好きでも『犬部!』で描かれている獣医学や保健所の歴史、保護犬・猫の事情など知らないことが本当にたくさんありました。中にはショッキングに感じることもあって、改めて動物について色々考えるきっかけになりました。
そういった事実があることを、映画を通じて伝えなければならないと。これまでの歴史の中でどのように動物たちの命が扱われてきたのか、そして動物たちを救うための活動によってどう歴史が変わっていったのか、様々なメッセージをこの作品を通して伝えたいと思いながら演じました。
――林さん演じる花井颯太は犬部を設立した獣医学部の学生をモデルにしたキャラクターです。役づくりをする上で意識したことはありますか?
林 行動や生き方に芯のある役だったのでブレずに忠実にやるのみだと思いましたし、モデルとなった太田快作先生の動物に対する思いをしっかり胸に置いて演じようと意識しました。
同時に本作で描かれる犬部のメンバーは、大学時代に出会いサークルを立ち上げて長い時間苦楽や青春をともに過ごし、大人になってそれぞれ動物に関わる職に就いても関係が続いています。十数年間にも渡るお話なので、共演者のみんなと話し合いながら支え合って協力し合って動物たちを救う活動をしてきた仲間である空気感を出すことは大事にしました。
――実際に獣医師の方の現場を見たと聞きました。
林 スタッフの方々が長い月日をかけてリサーチしてくださって、撮影前には獣医師の先生方にお会いしたり実際の手術現場に立ち会わせていただいたりしました。動物たちの尊い命をつなぐ現場を体験し肌で感じて撮影に入らせていただいて覚悟がより深まったことから、役づくりの糧になりました。
――中川さんは犬が大好きな颯太の親友、犬部メンバーの柴崎涼介を演じています。役づくりで意識したことや大変だったことはありますか?
中川 動物保護問題を描いているため、犬の殺処分について理解を深めなければいけません。なので、実際に保健所へ足を運んでどういった実情なのか知る必要がありました。それは役づくりで一番大変でしたね……。動物が好きだからこそ、一番つらい作業でありカロリーをかなり使いました。
動物たちのいる撮影現場は表情豊か
――颯太は「花子」、柴崎は「太郎」とバディとなる犬が登場するほか、多くの犬たちと作品をともにしています。撮影現場では動物たちとはどのように絆を深めていきましたか?
林 動物たちにとっては初めての場所で非日常的な状況だったので、安心感を少しでも与えられるようにみんなが意識していて。青森のロケでは撮影以外の時間も一緒にいました。撮影が終わったらワンちゃんたちの宿泊所にお邪魔して、みんなで一緒に散歩したり。
中川 たくさんのワンちゃんたちを連れて青森の自然いっぱいの街を歩くのは気持ちよかったですよね。
林 気持ちよかったね。東京から来ている子(犬)ばかりだったので、自然いっぱいの中での散歩はどこか気持ちよさそうで。足取りが軽くなっている印象を受けました(笑)。
――ルンルンだったんですね(笑)。動物たちとの撮影で印象に残っていることはありますか?
中川 僕の演じる柴崎が倒れてしまい、何匹ものワンちゃんたちが心配して取り囲んでくれるシーンで犬まみれになるのは思い出に残っています。倒れているので一切動けないんですよ。僕が動くとワンちゃんたちも気が散って動き回ってしまうので。たくさんのワンちゃんに囲んでもらいながら、じっとしているのは大変でした。
でもあれだけ犬に囲まれることもなかったから、犬好きとしてはたまらなかった(笑)。あたたかかったです。
林 ははは(笑)。僕は、保健所で花子と太郎を引き取るシーンの撮影をしたときですね。本当に生まれたての子犬を抱っこしたんです。
ただ、そのとき真夏で子犬のことを考えると長時間の撮影は難しかったので、一瞬を狙って短い時間で撮影し終えよう!と思っていたのですが……寝ちゃって起きなくなりました(笑)。
中川 氷のペットボトルに抱きついたまま起きなくなったんですよね(笑)。
――それはかわいらしいハプニング……!
林 そういうハプニングもすべて心豊かに感じました。
中川 台本にはト書きや動きが書いてあるものの、現場に入ると「これはこれでいいか!」みたいなことも結構あって。思わぬ画が撮れることもありました。それは動物たちとの撮影ならではなのかなと思いました。
次はダークな作品で共演してみたい
――おふたりはドラマ『REPLAY&DESTROY』以来、6年ぶりの共演ですよね。
林 そっか、そんな前か。
中川 そうですね……。あのときはほとんど絡みがなかったんですよ。
――今回お久しぶりの共演が決まったときのお気持ちはいかがでしたか?
林 楽しみでした。僕自身こういった青春群像劇が久しぶりだったので、しっかりコミュニケーションを取れたらなと。同じ事務所で僕の方が少し年上ということもあり、意識した部分ですね。
中川 僕も楽しみでした。バディのような存在でがっつり一緒に演じられるので、どうやって一緒につくっていけるかな!と。あとは現場で遣都さんがどうやって演じられているのかを見るのも楽しみでしたね。
――事務所の先輩である林さんとの共演を経て、中川さんは刺激を受けたことはありますか?
中川 台本に書かれていない余白や映画では描かれない時間、ふたり(颯太と柴崎)の中でどんなことがあったんだろうね?みたいなことを撮影の合間にたくさん話し合いました。ここまで共演者の方と密に話したことはないくらい遣都さんと話して。だからこそ生まれたシーンや空気感もあり、とても刺激を受けました。
林 長い期間一緒にいた颯太と柴崎の関係性を感じ取ってもらうには、話し合いが必要だと考えました。大志は柴崎という人物に対して絶対的な考えを持っていたから、僕も颯太についての考えをしっかりと共有し合って。毎シーン一つひとつ確認し合いながら演じることができて、すごく楽しかったです。歳は少し離れていますけど、早い段階で遠慮がなくなり対等な関係になれたと思います。
中川 台本に書かれていないことをわざわざ話し合う必要はないかもしれないけど、何気ない部分でも共通認識として持っておきたい、埋めておきたいと。そうやって一緒に話している時間は本当に楽しかったです。
――本当に長い時間一緒にいたように見せるため、密にコミュニケーションを取られていたんですね。林さんは中川さんから刺激を受けたことは?
林 僕も動物は大好きなのですが、それ以上に大志は強い動物愛を持っていて。実際に(犬を)飼っていますし、現場でのワンちゃんとの接し方も、なるほどなぁと思うことがたくさんありました。大志だけでなく共演者みんなが動物好きで同じ方向に進んでいけたので、現場で上手くいかない場面でも協力し合って試行錯誤をしながらつくり上げられたと思います。動物を題材にした作品の中で、同じ方向を向けたのはとてもありがたいことでした。
中川 本当にみんな動物が大好きでしたよね。こんなにふれ合える機会もなかったから、大変なことがあってもみんな楽しく撮影に臨んでいました。
――ありがとうございます! 最後に、今後共演する機会があったらどんな関係性の役柄を演じてみたいか教えてください。
中川 僕は悪~いやつをやりたいですね(笑)。
林 一緒!(笑) マフィアとか思い浮かんだ。
中川 『犬部!』はさわやかでクリーンな作品だったので、それとは真反対の作品がいいですよね。遣都さんが言うように、ちょっとダークな男くさい作品をやりたいです。
林 『犬部!』を通して大志は本当に心の優しい人だと感じたので、そういうギャップのある作品は面白そうですね。
『犬部!』はバディのような関係性だけど離れている時間も多かったので、今度はがっつり時間をともにするような関係性の役をやりたいです。何か問題に立ち向かいながら、心と心でぶつかるみたいな。そこでまたいろいろ話し合って作品をつくり上げていきたいです。……でも共演できるならなんでもいいです(笑)。
中川 あははは(笑)。
pia interview→https://t.cn/A6fR3REa
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