#转日媒# 舞台「元号男子~回顧~」
2021年9月16日(木)~19日(日)
東京都 ヒューリックホール東京
原作:志島とひろ「元号男子」
背景担当:村カルキ
脚本・総合演出:川尻恵太
演出:白鳥雄介
出演:和合真一、校條拳太朗、平賀勇成、大薮丘、前田剛史、星璃、大原海輝
原文:https://t.cn/A6fttlaV
2021年9月16日(木)~19日(日)
東京都 ヒューリックホール東京
原作:志島とひろ「元号男子」
背景担当:村カルキ
脚本・総合演出:川尻恵太
演出:白鳥雄介
出演:和合真一、校條拳太朗、平賀勇成、大薮丘、前田剛史、星璃、大原海輝
原文:https://t.cn/A6fttlaV
#勇气信念决胜个站[超话]##beyooooonds[超话]#
【20210501平井美葉ameba博客搬运】
ヒカルについて書いたよ 平井美葉
こんばんは〜★彡
皆さんのいいね、コメント
いつもありがとうございます♂️♂️♂️
ぜぇ〜んぶ読ませていただいていますよぉ
幸せたいむ〜(о´∀`о)
さて今日の14時に演劇女子部「眠れる森のビヨ」の配信が終了しましたね
それさえ寂しい…_(:3」z)_
それでですね、配信期間が終わったということで千秋楽の日のブログで書ききれなかったことを書きたいのですが、若干ネタバレになること含まれてるかもなんですけど…いいですか?
皆さんが今までネタバレに気をつけて感想とか書いてくださっていたのにアレなんですけど、このタイミングで言いたいんです
本当にごめんなさい!
「ちょ!やめろやぁ〜!」って方や「まだ観てないけど円盤で観るつもりだから〜!」って方はお知らせコーナーまで、ばびゅーんと一気に最後までスクロールしてくださいませ♂️
そして、そこから少しずつお知らせコーナーまで戻っていただいて、そこから下は通常運転ブログなので!
それではいきますよ⚠️
いきますからね?
この15公演。
全く同じにやった公演は1回もなかったです。
まぁ、そもそも舞台はナマモノだし、そうっちゃそうなんですけど…。
私だけではなく、みんなも、ニュアンス・間の取り方などいつも変化してたように思います。
事前に変わるところあらかじめ全部決めてるわけでもなくて
(回替わりのシーンとかは、ある程度は打ち合わせしてたと思うけどね!)
でも、お互いがちゃんとそれをその場で受け取ってその場で返した。
決まった演技じゃなくて、そこにリアルタイムで生きていたからこそできたんだなと思います。
良いところはさらに良く。
少しでもまだ突き詰められるなと感じたところはしっくりくるまでさらに考えて挑戦する。
その役としての振る舞いや自分のセリフがないときの動き、その間誰と絡むかなどはほぼ自分たちで考えて、実際に動いてみて、次第に固まっていったという感じです。
また、冒頭とラストにあるヒカルのソロに関しては、「自分が思うように動いて表現していいから」と言っていただいたのをすごく覚えています。
結局、ラストのソロからモノローグまでの流れのなかで、ベンチの上手側にいるということ以外、中島さんから指定されたことはひとつもありませんでした。
中島さんは私達をすごく自由に、その役としての人生を楽しみながら、苦しみながら、取り組ませてくださって、そしてちゃんと導いてくれて…。
本当にすごくすごく有り難かったです!
それでね、体感的にはね。
この公演期間の前半は、私はヒカルそのものだったんです。
舞台上だけで成立する世界。
それ以外の空間は置いてけぼり。
(↑だったのかなって色々考えてあとで思いました。)
それも1つの“正解”…というか“答え”…というか“形”だなって自信をもって言えます。
間違いなく真摯に全力だったから。
涙が止まらなくて、感情が体中を駆け巡って、溢れかえる感覚。
そこから、稽古期間中には出来なかったヒカルとして「こうしたい」という動きや仕草を見つけられました。
そして後半は、それを全て踏まえた上で「ヒカルという1人の人物を表現する」という感じに変わりました。
変えたいって思ったわけじゃなくて、
突然“変わっちゃった”という方が近いですが。
最初は慣れない感覚に戸惑って、ヒカルに突き放された気分で、私はもうダメだ。って思いました。
でも、メンバーに支えてもらって、しおりんやこば、石田さん、舞台監督さんにもいろいろ相談して、自分なりに解釈しました。
これはもう一つのヒカルの“形”なんだって。
でも、そう思えるようになってからは肩の力も抜けて、「いかに届けるか」と「ヒカルそのものでいること」をすごくいいバランスで両立できた気がします。
千秋楽の2公演とか特に。
でもね、一貫して言えるのは
初日から千秋楽まで一瞬たりとも気を抜くことなく、全身全霊でヒカルだったということです。
永遠になればいいのに。
この幸せで尊い空間が。
でも時間は戻らないし、止まらないし、進むばかりの一方通行。
それにまだまだみんなで見たい景色がある。
今のこの瞬間を大切に。
後悔しないように、ちゃんと一生懸命「ありがとう」と「大好き」と「愛してる」を伝える。
Ningenやっぱこれが大事だよな!
りかちゃんが写ルンですで撮って現像してくれました
めっちゃ良い写真!
お知らせです
(今日は特別仕様で大きくしました)
BEYOOOOONDS 2ndシングルが3月3日にリリースしました㊗️
「激辛LOVE」
「Now Now Ningen」
「こんなハズジャナカッター!」
のトリプルA面シングルです‼️
なんと「ビタミンME」も収録されています
さらには各ユニットごとの新曲も
通常盤A
⚔雨ノ森 川海「ヤバイ恋の刃」
通常盤B
SeasoningS「ワタシと踊りなさい!」
通常盤C
CHICA#TETSU「二年前の横浜駅西口」
沢山聴いてね
Hello! Project 2021 春「花鳥風月」
次は5月2日の福岡公演!
お待ちしてます
‼️通常運転ブログはここから‼️
はい!
ということで、今日は「GWだよ!六本木アイドルフェスティバル」にBEYOOOOONDSが出演させていただきました〜✨✨
皆さん、見ていただけましたか??
東京女子流さんとのツーマンライブっっ
12人でビヨーンズの楽曲をパフォーマンスするのはちょっこし久しぶりだったので、ワクワクドキドキでした_(:3z)_
でも、いざ始まってみると
とっても楽しくてあっという間でした☺️
ひなフェスで初めて着た、おにゅーの衣装だったしね!
というか!
久しぶりに分け目を変えました!
ヒカルではずっとセンター分けだったのでね
センター分けは皆さんからも、メンバーからも、先輩方からもたくさん褒めてもらえてめちゃ嬉しかった〜好き〜
でも分け目を変えるとより髪が短く見えるのはなんでですかね?
あれから切ってないのになぁ…
なんでだろ?
おまけDAYOOOOON
明日のために、早く寝るぞ〜!
明日も一緒に頑張ってみよ〜
それでは本日はこのへんで!
また明日!びよ〜〜〜〜〜んっ
【20210501平井美葉ameba博客搬运】
ヒカルについて書いたよ 平井美葉
こんばんは〜★彡
皆さんのいいね、コメント
いつもありがとうございます♂️♂️♂️
ぜぇ〜んぶ読ませていただいていますよぉ
幸せたいむ〜(о´∀`о)
さて今日の14時に演劇女子部「眠れる森のビヨ」の配信が終了しましたね
それさえ寂しい…_(:3」z)_
それでですね、配信期間が終わったということで千秋楽の日のブログで書ききれなかったことを書きたいのですが、若干ネタバレになること含まれてるかもなんですけど…いいですか?
皆さんが今までネタバレに気をつけて感想とか書いてくださっていたのにアレなんですけど、このタイミングで言いたいんです
本当にごめんなさい!
「ちょ!やめろやぁ〜!」って方や「まだ観てないけど円盤で観るつもりだから〜!」って方はお知らせコーナーまで、ばびゅーんと一気に最後までスクロールしてくださいませ♂️
そして、そこから少しずつお知らせコーナーまで戻っていただいて、そこから下は通常運転ブログなので!
それではいきますよ⚠️
いきますからね?
この15公演。
全く同じにやった公演は1回もなかったです。
まぁ、そもそも舞台はナマモノだし、そうっちゃそうなんですけど…。
私だけではなく、みんなも、ニュアンス・間の取り方などいつも変化してたように思います。
事前に変わるところあらかじめ全部決めてるわけでもなくて
(回替わりのシーンとかは、ある程度は打ち合わせしてたと思うけどね!)
でも、お互いがちゃんとそれをその場で受け取ってその場で返した。
決まった演技じゃなくて、そこにリアルタイムで生きていたからこそできたんだなと思います。
良いところはさらに良く。
少しでもまだ突き詰められるなと感じたところはしっくりくるまでさらに考えて挑戦する。
その役としての振る舞いや自分のセリフがないときの動き、その間誰と絡むかなどはほぼ自分たちで考えて、実際に動いてみて、次第に固まっていったという感じです。
また、冒頭とラストにあるヒカルのソロに関しては、「自分が思うように動いて表現していいから」と言っていただいたのをすごく覚えています。
結局、ラストのソロからモノローグまでの流れのなかで、ベンチの上手側にいるということ以外、中島さんから指定されたことはひとつもありませんでした。
中島さんは私達をすごく自由に、その役としての人生を楽しみながら、苦しみながら、取り組ませてくださって、そしてちゃんと導いてくれて…。
本当にすごくすごく有り難かったです!
それでね、体感的にはね。
この公演期間の前半は、私はヒカルそのものだったんです。
舞台上だけで成立する世界。
それ以外の空間は置いてけぼり。
(↑だったのかなって色々考えてあとで思いました。)
それも1つの“正解”…というか“答え”…というか“形”だなって自信をもって言えます。
間違いなく真摯に全力だったから。
涙が止まらなくて、感情が体中を駆け巡って、溢れかえる感覚。
そこから、稽古期間中には出来なかったヒカルとして「こうしたい」という動きや仕草を見つけられました。
そして後半は、それを全て踏まえた上で「ヒカルという1人の人物を表現する」という感じに変わりました。
変えたいって思ったわけじゃなくて、
突然“変わっちゃった”という方が近いですが。
最初は慣れない感覚に戸惑って、ヒカルに突き放された気分で、私はもうダメだ。って思いました。
でも、メンバーに支えてもらって、しおりんやこば、石田さん、舞台監督さんにもいろいろ相談して、自分なりに解釈しました。
これはもう一つのヒカルの“形”なんだって。
でも、そう思えるようになってからは肩の力も抜けて、「いかに届けるか」と「ヒカルそのものでいること」をすごくいいバランスで両立できた気がします。
千秋楽の2公演とか特に。
でもね、一貫して言えるのは
初日から千秋楽まで一瞬たりとも気を抜くことなく、全身全霊でヒカルだったということです。
永遠になればいいのに。
この幸せで尊い空間が。
でも時間は戻らないし、止まらないし、進むばかりの一方通行。
それにまだまだみんなで見たい景色がある。
今のこの瞬間を大切に。
後悔しないように、ちゃんと一生懸命「ありがとう」と「大好き」と「愛してる」を伝える。
Ningenやっぱこれが大事だよな!
りかちゃんが写ルンですで撮って現像してくれました
めっちゃ良い写真!
お知らせです
(今日は特別仕様で大きくしました)
BEYOOOOONDS 2ndシングルが3月3日にリリースしました㊗️
「激辛LOVE」
「Now Now Ningen」
「こんなハズジャナカッター!」
のトリプルA面シングルです‼️
なんと「ビタミンME」も収録されています
さらには各ユニットごとの新曲も
通常盤A
⚔雨ノ森 川海「ヤバイ恋の刃」
通常盤B
SeasoningS「ワタシと踊りなさい!」
通常盤C
CHICA#TETSU「二年前の横浜駅西口」
沢山聴いてね
Hello! Project 2021 春「花鳥風月」
次は5月2日の福岡公演!
お待ちしてます
‼️通常運転ブログはここから‼️
はい!
ということで、今日は「GWだよ!六本木アイドルフェスティバル」にBEYOOOOONDSが出演させていただきました〜✨✨
皆さん、見ていただけましたか??
東京女子流さんとのツーマンライブっっ
12人でビヨーンズの楽曲をパフォーマンスするのはちょっこし久しぶりだったので、ワクワクドキドキでした_(:3z)_
でも、いざ始まってみると
とっても楽しくてあっという間でした☺️
ひなフェスで初めて着た、おにゅーの衣装だったしね!
というか!
久しぶりに分け目を変えました!
ヒカルではずっとセンター分けだったのでね
センター分けは皆さんからも、メンバーからも、先輩方からもたくさん褒めてもらえてめちゃ嬉しかった〜好き〜
でも分け目を変えるとより髪が短く見えるのはなんでですかね?
あれから切ってないのになぁ…
なんでだろ?
おまけDAYOOOOON
明日のために、早く寝るぞ〜!
明日も一緒に頑張ってみよ〜
それでは本日はこのへんで!
また明日!びよ〜〜〜〜〜んっ
ぴあweb:
高杉真宙が貫く役者の心得「僕自身は目立たなくてもいい」
21/4/10(土) 12:00
求められたのは、その場で出し切る力だった
スクリーンの中でくるくると変わる表情。目を丸めて驚いたり。困ったようにオドオドしたり。映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら』で高杉真宙が見せる顔は、感情豊かで、ちょっと頼りなくて、一言で言うと“ヘタレ”キャラ。そう感想を伝えると、本人も笑って全面同意する。
「実際の僕も完全な“ヘタレ”なので。そこは僕自身が出ているのかもしれません(笑)」
なぜなら、映画で演じたのは、高杉真宙本人役。2017年のスタート以来、多くのファンを獲得してきた『バイプレイヤーズ』シリーズ。人気の秘密は、田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一ら名脇役たちが本人役として登場するという、リアルとフェイクが入り混じった世界観。高杉真宙も、先日最終回を迎えたシーズン3に続き、映画版でも奮闘している。
「ドラマのときは、ストーリー上の明確な目的があって、そのためのキャラクターとしていたので、本人役といってもそんなに高杉真宙っぽさを意識はしていなかったんですけど、映画は素の僕に近いところがあった気がします。喋り方なんてまんま僕ですし」
本人役ではあるけれど、本人そのものではもちろんない。虚実皮膜の楽しさは、観る側だけでなく、演じる側にもある。
「他の作品と比べても、つくり込む感覚は薄いと思います。事前に用意していくというより、その場で出たものを受け取って、それを返していくという感覚の方が近かったですね。その中で、この場面では何を伝えたいかとか、フィクションとしてどう見せたいかを考えたり。要は、そのバランスですよね。どれくらい役と本当の高杉真宙のブレンドをするかという作業でした」
今までとは違う筋肉が求められる現場でした
映画では、田口、松重、光石、遠藤という“元祖バイプレイヤーズ”をはじめ、勝村政信や渡辺いっけいら日本を代表する名脇役たちが名を連ねている。飄々とした味を醸しつつ、ギアが入ると一気にパワフルになるベテラン陣の演技は、24歳の高杉真宙にも大きな刺激を与えた。
「先輩方がかなり思い切りやられているんですよね。それを見て、自分ももっとやらなきゃなと思ったし、監督からも『負けないで』と言われていたので、出来るだけガツガツ行こうという気持ちでした。先輩方の一生懸命で楽しそうな姿が『バイプレイヤーズ』の魅力。あのパワーに対応しようと思ったら、僕も持っているものを出し切るしかない。そういう爆発力が大事な現場でした」
普段の高杉真宙は、どちらかと言うと内気でシャイ。生来の真面目さも手伝って、芝居の際はとにかくしっかり準備して臨むことが信条だったという。
「準備をしている時間も好きなんですよ。家でこんなふうにやろう、あんなふうにやろうって役のことを考えている時間が、いちばん好きだったりします」
そんな思考型の高杉にとって、瞬発力が求められる『バイプレイヤーズ』は、今までと違う筋肉が求められる現場だった。
「『バイプレイヤーズ』の撮影を終えて次の現場に行ったとき、言われたんですよ、『準備というより、反射で話すようになったね』って。何度かご一緒したことのある方たちだったので気づいたんだと思いますが。おかげで準備型に戻すのが大変でした(笑)。しっかり準備する方法も、その場の反射でやる方法も、役者ならどっちも必要。でも僕はその両方を同時に持っておくのが苦手で。融通が利かないというか、どっちかにしか偏れないんですよね。だから、もっと柔軟力がほしい。柔軟力は、この仕事を始めてからずっと課題です」
ラジオとコントで笑いの勉強をしています
映画づくりに邁進する俳優たちの舞台裏をコミカルに描いた本作。近年は『前田建設ファンタジー営業部』などコメディ作品でも活躍が光るが、本人曰く「コメディはめちゃくちゃ苦手」なんだとか。
「コメディを演じるには、台詞の間とかテンポとか言い方とかいろいろあって、その上で重要になってくるのが発想力。僕はこの発想力が壊滅的にダメで(笑)。発想力がすごい方ってたくさんいらっしゃいますけど、見てると羨ましくて羨ましくて。僕が準備型なのも、その場で面白いことを思いつくのが絶望的に無理だからというのがあるんですけど」 目下、笑いのセンスを磨くべく勉強中。最近はお笑い芸人のトークやコントを教材にしている。
「もともと会話が苦手なんです。みんな何で会話のやり方を学んでいるんだろうと考えていたら、そうだ、僕、トーク番組というものをほとんど観たことがなかったなということに気づいて。そこからラジオをよく聴くようになりました。よく聴いているのは、バナナマンさんとかハライチさんとか。あとはコントからも笑いを学べるかなと思って、コントも見ています。中でも大好きなのが、うしろシティさん。あの意地悪な感じがいいですよね。東京03さんも好きです」
自分の伝えたい思いとリンクする作品に挑戦したい
自分のできないことや弱点を見つめつつ、成長のための積み重ねを決して怠らない。その真摯な姿勢が実を結んだのだろうか。ここ数年の高杉真宙には、何か覚醒したような面白さがある。
人目を引く端正な顔立ちから、多くの恋愛映画や青春映画で重宝される一方、舞台『カリギュラ』では父を殺した暴君を憎みながらも惹かれる詩人・シピオンを透明感たっぷりに演じ、舞台『てにあまる』では藤原竜也、柄本明という演劇界の怪物とがっぷり四つに組みながらも確かな存在感を示した。
俳優として新たな変化を迎えているように見える。そう話題を向けると「大声出してるだけじゃないですか。あはは」と茶化したあと、自分で自分に確かめるようにこう話しはじめた。
「今年で25歳になるんですけど、20歳を超えてからの芝居に対する認識の変わり方は尋常じゃなかったと思います。ここ最近は特に目立たなくていいやと思うようになりました。役が目立つのはいいことだけど、僕自身が目立つのはいらないなって。作品の中の、ひとつの役であれるようにしたいなと考えはじめてから、だいぶ変わったと思います」
あくまで、自分は作品のピースのひとつ。俳優部の一員としてはまっとうな考えだが、本人の人気がバロメーターとなりやすい若手俳優という領域では、なかなかそう構えるのは難しい。だが、高杉真宙はあくまで作品至上主義を貫く。
「そういうふうに考えるようになってからは、台本の読み方もだいぶ変わりましたね。今はまず自分の役がストーリーを動かす上でどういう役割を担っているのかを考える。何でここで出てくるんだろうとか、何のためにこのお話の中にいるんだろうとか、読み解いていくのが面白くて。そういうことを考えるのが、最近の僕の中のトレンドですね」
大きな瞳が、芝居の話になると、爛々と光を宿す。その頭の中は、大好きなお芝居で占められている。
「やっぱりお芝居は面白い。特に『バイプレイヤーズ』は映画づくりの舞台裏を描いた作品なので。フィクションではあるけれど、作品づくりに対する熱量はきっと観ている方たちに届くと思うし、僕も改めて映画をつくるのは面白いなと思いました」
7月で25歳。30代に向けて、20代も折り返しのコーナーを迎える。この先はどんなロードマップを思い描いているのだろうか。
「今まで僕は観ている人たちに干渉をするのが好きじゃなかったんですね。感動とか、勇気とか、口にするのは簡単だけど、作品を通して何かを与えるのは責任が伴う。その責任を持つことは自分にはできないと思っていたんです。でもせっかくこうしていろんな人に見てもらえる仕事についたなら、何かもっと自分の伝えたい思いを出していってもいいのかなと思いはじめて。たとえば『ギャングース』は裏社会で生きる犯罪少年たちのお話。映画としてエンタメに昇華されているけど、こんな世界もあるんだって、僕はあの映画で初めて知ったし、伝えたいと思った。そんなふうに自分の伝えたい気持ちとリンクする作品にこれから先はもっと挑戦したいですね」
高杉真宙を、ただの眉目秀麗な若手俳優や、内気な青年と見ていたら、大間違いだ。内側には、芝居への求道心が滾っている。その熱を前面に出すタイプではないのかもしれない。けれども、高杉真宙という炎は、静かに、青く、燃えている。
高杉真宙さんのサイン入りチェキを1名様にプレゼント! ぴあアプリをダウンロードすると、この記事内に応募ボタンがあります。
撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明
高杉真宙が貫く役者の心得「僕自身は目立たなくてもいい」
21/4/10(土) 12:00
求められたのは、その場で出し切る力だった
スクリーンの中でくるくると変わる表情。目を丸めて驚いたり。困ったようにオドオドしたり。映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら』で高杉真宙が見せる顔は、感情豊かで、ちょっと頼りなくて、一言で言うと“ヘタレ”キャラ。そう感想を伝えると、本人も笑って全面同意する。
「実際の僕も完全な“ヘタレ”なので。そこは僕自身が出ているのかもしれません(笑)」
なぜなら、映画で演じたのは、高杉真宙本人役。2017年のスタート以来、多くのファンを獲得してきた『バイプレイヤーズ』シリーズ。人気の秘密は、田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一ら名脇役たちが本人役として登場するという、リアルとフェイクが入り混じった世界観。高杉真宙も、先日最終回を迎えたシーズン3に続き、映画版でも奮闘している。
「ドラマのときは、ストーリー上の明確な目的があって、そのためのキャラクターとしていたので、本人役といってもそんなに高杉真宙っぽさを意識はしていなかったんですけど、映画は素の僕に近いところがあった気がします。喋り方なんてまんま僕ですし」
本人役ではあるけれど、本人そのものではもちろんない。虚実皮膜の楽しさは、観る側だけでなく、演じる側にもある。
「他の作品と比べても、つくり込む感覚は薄いと思います。事前に用意していくというより、その場で出たものを受け取って、それを返していくという感覚の方が近かったですね。その中で、この場面では何を伝えたいかとか、フィクションとしてどう見せたいかを考えたり。要は、そのバランスですよね。どれくらい役と本当の高杉真宙のブレンドをするかという作業でした」
今までとは違う筋肉が求められる現場でした
映画では、田口、松重、光石、遠藤という“元祖バイプレイヤーズ”をはじめ、勝村政信や渡辺いっけいら日本を代表する名脇役たちが名を連ねている。飄々とした味を醸しつつ、ギアが入ると一気にパワフルになるベテラン陣の演技は、24歳の高杉真宙にも大きな刺激を与えた。
「先輩方がかなり思い切りやられているんですよね。それを見て、自分ももっとやらなきゃなと思ったし、監督からも『負けないで』と言われていたので、出来るだけガツガツ行こうという気持ちでした。先輩方の一生懸命で楽しそうな姿が『バイプレイヤーズ』の魅力。あのパワーに対応しようと思ったら、僕も持っているものを出し切るしかない。そういう爆発力が大事な現場でした」
普段の高杉真宙は、どちらかと言うと内気でシャイ。生来の真面目さも手伝って、芝居の際はとにかくしっかり準備して臨むことが信条だったという。
「準備をしている時間も好きなんですよ。家でこんなふうにやろう、あんなふうにやろうって役のことを考えている時間が、いちばん好きだったりします」
そんな思考型の高杉にとって、瞬発力が求められる『バイプレイヤーズ』は、今までと違う筋肉が求められる現場だった。
「『バイプレイヤーズ』の撮影を終えて次の現場に行ったとき、言われたんですよ、『準備というより、反射で話すようになったね』って。何度かご一緒したことのある方たちだったので気づいたんだと思いますが。おかげで準備型に戻すのが大変でした(笑)。しっかり準備する方法も、その場の反射でやる方法も、役者ならどっちも必要。でも僕はその両方を同時に持っておくのが苦手で。融通が利かないというか、どっちかにしか偏れないんですよね。だから、もっと柔軟力がほしい。柔軟力は、この仕事を始めてからずっと課題です」
ラジオとコントで笑いの勉強をしています
映画づくりに邁進する俳優たちの舞台裏をコミカルに描いた本作。近年は『前田建設ファンタジー営業部』などコメディ作品でも活躍が光るが、本人曰く「コメディはめちゃくちゃ苦手」なんだとか。
「コメディを演じるには、台詞の間とかテンポとか言い方とかいろいろあって、その上で重要になってくるのが発想力。僕はこの発想力が壊滅的にダメで(笑)。発想力がすごい方ってたくさんいらっしゃいますけど、見てると羨ましくて羨ましくて。僕が準備型なのも、その場で面白いことを思いつくのが絶望的に無理だからというのがあるんですけど」 目下、笑いのセンスを磨くべく勉強中。最近はお笑い芸人のトークやコントを教材にしている。
「もともと会話が苦手なんです。みんな何で会話のやり方を学んでいるんだろうと考えていたら、そうだ、僕、トーク番組というものをほとんど観たことがなかったなということに気づいて。そこからラジオをよく聴くようになりました。よく聴いているのは、バナナマンさんとかハライチさんとか。あとはコントからも笑いを学べるかなと思って、コントも見ています。中でも大好きなのが、うしろシティさん。あの意地悪な感じがいいですよね。東京03さんも好きです」
自分の伝えたい思いとリンクする作品に挑戦したい
自分のできないことや弱点を見つめつつ、成長のための積み重ねを決して怠らない。その真摯な姿勢が実を結んだのだろうか。ここ数年の高杉真宙には、何か覚醒したような面白さがある。
人目を引く端正な顔立ちから、多くの恋愛映画や青春映画で重宝される一方、舞台『カリギュラ』では父を殺した暴君を憎みながらも惹かれる詩人・シピオンを透明感たっぷりに演じ、舞台『てにあまる』では藤原竜也、柄本明という演劇界の怪物とがっぷり四つに組みながらも確かな存在感を示した。
俳優として新たな変化を迎えているように見える。そう話題を向けると「大声出してるだけじゃないですか。あはは」と茶化したあと、自分で自分に確かめるようにこう話しはじめた。
「今年で25歳になるんですけど、20歳を超えてからの芝居に対する認識の変わり方は尋常じゃなかったと思います。ここ最近は特に目立たなくていいやと思うようになりました。役が目立つのはいいことだけど、僕自身が目立つのはいらないなって。作品の中の、ひとつの役であれるようにしたいなと考えはじめてから、だいぶ変わったと思います」
あくまで、自分は作品のピースのひとつ。俳優部の一員としてはまっとうな考えだが、本人の人気がバロメーターとなりやすい若手俳優という領域では、なかなかそう構えるのは難しい。だが、高杉真宙はあくまで作品至上主義を貫く。
「そういうふうに考えるようになってからは、台本の読み方もだいぶ変わりましたね。今はまず自分の役がストーリーを動かす上でどういう役割を担っているのかを考える。何でここで出てくるんだろうとか、何のためにこのお話の中にいるんだろうとか、読み解いていくのが面白くて。そういうことを考えるのが、最近の僕の中のトレンドですね」
大きな瞳が、芝居の話になると、爛々と光を宿す。その頭の中は、大好きなお芝居で占められている。
「やっぱりお芝居は面白い。特に『バイプレイヤーズ』は映画づくりの舞台裏を描いた作品なので。フィクションではあるけれど、作品づくりに対する熱量はきっと観ている方たちに届くと思うし、僕も改めて映画をつくるのは面白いなと思いました」
7月で25歳。30代に向けて、20代も折り返しのコーナーを迎える。この先はどんなロードマップを思い描いているのだろうか。
「今まで僕は観ている人たちに干渉をするのが好きじゃなかったんですね。感動とか、勇気とか、口にするのは簡単だけど、作品を通して何かを与えるのは責任が伴う。その責任を持つことは自分にはできないと思っていたんです。でもせっかくこうしていろんな人に見てもらえる仕事についたなら、何かもっと自分の伝えたい思いを出していってもいいのかなと思いはじめて。たとえば『ギャングース』は裏社会で生きる犯罪少年たちのお話。映画としてエンタメに昇華されているけど、こんな世界もあるんだって、僕はあの映画で初めて知ったし、伝えたいと思った。そんなふうに自分の伝えたい気持ちとリンクする作品にこれから先はもっと挑戦したいですね」
高杉真宙を、ただの眉目秀麗な若手俳優や、内気な青年と見ていたら、大間違いだ。内側には、芝居への求道心が滾っている。その熱を前面に出すタイプではないのかもしれない。けれども、高杉真宙という炎は、静かに、青く、燃えている。
高杉真宙さんのサイン入りチェキを1名様にプレゼント! ぴあアプリをダウンロードすると、この記事内に応募ボタンがあります。
撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明
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