俳優・高良健吾さんが、時の道を駆け抜ける
これまでやりたくても「時間」がなくてできなかったことに挑戦する「時間」をセイコー プレザージュが提供するこの企画。
「しまなみ海道を自転車で走ってみたい」
俳優の高良健吾さんは「挑戦してみたかったことはありますか?」との問いかけに、間髪を入れずにそう答えた。その「挑戦」のために、広島県尾道市へ。ここを起点に愛媛県今治市まで、瀬戸内海に浮かぶ島々を七つの橋で結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」を、自慢の愛車で走り抜けた。念願の「道」を走った体験、さらに俳優として歩んできたこれまでの「道」について語ってもらった。
「サイクリストの聖地」を愛車で走りたい
――自転車に興味をもったのはいつごろからですか? どんな魅力を感じていますか。
熊本県の田舎出身なので、幼いころから遊ぶのも学校に行くのも自転車はなくてはならない「足」でした。高校も自転車通学で、まわりはママチャリが多かったけれど、僕はこだわってBMXに乗っていましたね。
高校を卒業し、役者の仕事を始めるために上京してからも、自転車はいつも僕の相棒として活躍してくれました。都内って車だと渋滞に巻き込まれて時間がかかったりする。タクシー代だってバカになりません。その点、自転車は意外に速く移動できるし、お金もかからない。もちろん、風を切って走る気持ちよさも大きな魅力です。
――今回、瀬戸内しまなみ海道を自転車で走っていただきました。
去年、最初の緊急事態宣言が出たころ、新しい自転車を手に入れました。昔からずっと憧れていたニューヨーク生まれのブランド「ブルックリンマシンワークス」のピストバイクです。ピストバイクはもともとトラック競技用の自転車で、通常ギアが固定されていて、ペダルを止めるとホイールが止まります。僕は都内の街走りもしやすいようにフリーギア(ペダルを止めてもホイールが回る普通のギア)にしました。ほかにも、自転車に詳しい友達にアドバイスしてもらい、ほぼカスタムメイドで仕上げた世界に1台だけのこだわりの愛車です。
いつかこの自転車で瀬戸内しまなみ海道を走ってみたい――。瀬戸内しまなみ海道は国内はもちろん海外の自転車乗りの間でも知られ、「サイクリストの聖地」と称されるサイクリングロード。僕もいつかはと憧れていたのです。そんな中、今回の企画のお話をいただいて。即答でしたね(笑)。
――実際に走ってみて、いかがでしたか。
とにかく気持ちがよかった! 美しい海やレモン畑など瀬戸内ならではの景色がとても美しく、中でも橋からの眺めは最高でした。道中いくつもの橋を渡るのですが、高い上に風が吹き抜けるので最初はちょっとヒヤッとして。でも、そのスリリングな感じも走るごとに楽しくなっていきました。この橋を渡る感覚は瀬戸内しまなみ海道ならではの醍醐(だいご)味だと思います。
それに、自分の自転車で走るのが思っていた以上に楽しかった。これまでも旅先で自転車を借りて走ったことはあるのですが、自分の自転車を目的地まで運んでサイクリングするのは今回が初。今はコロナ禍で以前のように自由に旅ができませんが、収束してからも自転車で様々な場所を走り、巡るのは、新しい旅の形としてすごくいいんじゃないかな。
――瀬戸内しまなみ海道は高低差もあり、上り坂がきつい難所も少なくありません。
確かにしんどい場所は何カ所かありましたが、必死にこいで、自分の足だけで上れたときが最高に気持ちいい。頑張ってきたからこその絶景が目の前に広がっている。登山と同じ感覚かもしれませんね。実は今回、「立ち漕ぎはしない」と決めて走りました。きつかったけど、しんどかったけれど、だからこそ楽しいし気持ちいいし、感動もひとしおでした。
真剣に向き合ってくれた監督の言葉が今も支えに
――15年余り続けてきた俳優活動も、しんどい上り坂や難所があったのでは。分岐点となった作品や出会いはありますか?
18歳のときに出演した映画『M』の廣木隆一監督との出会いは、役者としてやっていく上で大きなターニングポイントになりました。当時の僕はまだ熊本に住んでおり、撮影のために東京に通っていました。今でも人前でセリフを言うのは緊張しますが、若くて役者としてもまだまだ駆け出しで、緊張と恥ずかしさでいっぱいでした。「演じる」とは何かもわからない、なんのテクニックもない。そんな僕に、廣木監督はこんな言葉をかけてくれました。
「役としてちゃんとその場にいなさい」
どういう意味だろう? とものすごく考えました。そして、僕の中から役が生まれ自分のものとして演じられるようになることを、監督は待っていてくれた。そのときの感覚は今も大切にしていて、「この役としてどういよう」「どうしたら説得力が出るか」は、どの作品でも常に心に留め、考え、準備をして取り組んでいます。
今思えば、18歳のガキに向き合い、真剣な言葉をかけていただけたのは大きかったなぁと。学生のころってどこか大人をナメているものだけど、廣木監督の言葉で大人に対する印象もガラリと変わりました。
――今回は「セイコー プレザージュ Sharp Edged Series GMT」を身につけて走っていただきました。普段、腕時計は使っていますか?
何本か持っています。以前は、スマホで確認しようが腕時計を見ようが、時間さえわかれば正直どちらでもいいと思っていました。でも、あるとき「こっち(腕時計)だわ」と思えたことがあって。なんていうのかな、もう一つ「味」がほしかった。以来、シチュエーションや気分で腕時計を選ぶことを楽しんでいます。
こだわりは「自分の腕にどう収まるか」。デザインや機能、つけ心地はもちろんですが、いい具合の収まり方があるんです。今回の時計はケースサイズが42.2mmで、腕がそんなに太くない僕にはちょっと大きいかな? と思ったんです。でも着けてみるとものすごく収まりがいい。それなりに厚さもあるのに、このしっくりと収まる感じは初めての感覚でした。
着け心地もとてもよかった。僕はあまり気にせずにガシガシ使いたいタイプ。ちょっと傷がついているぐらいがかっこいいと思っているので。今回のサイクリングのようにアクティブなシーンにもピッタリですね。
――ほかにはどんなシチュエーションで着けてみたいですか?
スタイリッシュなデザインだからスーツにも合うと思います。旅先でサイクリングするときはもちろん、ちょっとフォーマルなレストランに行くときなどにもいいですね。また、GMT機能(時針、分針、秒針の3本に加わる4本目の24時針=GMT針によって、もう一つの時刻を表示する機能)が搭載されているので、海外旅行に連れていったら大活躍してくれるに違いありません。
時間は有限。限りあるなかで挑戦を続けたい
――コロナ禍に見舞われ、世界中の人々がこれまでとは違う時間を過ごしています。改めて「時間」「時」をどうとらえていますか?
時間は有限。人生は1回限りでいつかは終わる。その感覚は以前から持っていましたが、より強くそう感じるようになったかもしれません。もちろん、今はコロナで我慢しなければいけないことも多いけど、やりたいこと、行きたいところがあったら、僕はできるだけすぐに行動したいと思っています。40代になったら、50代になったら……というお楽しみもあるけれど、そこまで生きているかなんてわからないから。
それに年齢を重ねるうちに時間の流れがどんどん速くなっている。あっという間にすぎていく。そんな風にも感じています。でも、それは当たり前のことで、ネガティブにはとらえていません。残されている時間が限られているからと、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと焦ったりはしない。今読んでいる本を、今日は昨日よりも1行読み進めることができた……。そのぐらいの感じがいい、と思っています。
――俳優として、これからどんな景色を描いていますか。
外国の人と関われたらいいなと思っています。運とチャンスに恵まれるのなら、海外作品に参加してみたい。そう願っています。
役者の世界に関わらず、僕のまわりには挑戦し続けている大人たちがいる。かっこいい大人もいる。その影響は大きくて、僕も「歳をとる」よりも「歳を重ねて」いきたい。いい枯れ方をしていきたい。限りある「時間」の中で、いろいろな挑戦をポジティブに続けていきたいですね。
(文・中津海麻子 写真・高橋雄大)
※今回の企画は、新型コロナウイルス感染症対策を十分に講じた上で取材・撮影を行いました。
https://t.cn/A6Mv3h8T
これまでやりたくても「時間」がなくてできなかったことに挑戦する「時間」をセイコー プレザージュが提供するこの企画。
「しまなみ海道を自転車で走ってみたい」
俳優の高良健吾さんは「挑戦してみたかったことはありますか?」との問いかけに、間髪を入れずにそう答えた。その「挑戦」のために、広島県尾道市へ。ここを起点に愛媛県今治市まで、瀬戸内海に浮かぶ島々を七つの橋で結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」を、自慢の愛車で走り抜けた。念願の「道」を走った体験、さらに俳優として歩んできたこれまでの「道」について語ってもらった。
「サイクリストの聖地」を愛車で走りたい
――自転車に興味をもったのはいつごろからですか? どんな魅力を感じていますか。
熊本県の田舎出身なので、幼いころから遊ぶのも学校に行くのも自転車はなくてはならない「足」でした。高校も自転車通学で、まわりはママチャリが多かったけれど、僕はこだわってBMXに乗っていましたね。
高校を卒業し、役者の仕事を始めるために上京してからも、自転車はいつも僕の相棒として活躍してくれました。都内って車だと渋滞に巻き込まれて時間がかかったりする。タクシー代だってバカになりません。その点、自転車は意外に速く移動できるし、お金もかからない。もちろん、風を切って走る気持ちよさも大きな魅力です。
――今回、瀬戸内しまなみ海道を自転車で走っていただきました。
去年、最初の緊急事態宣言が出たころ、新しい自転車を手に入れました。昔からずっと憧れていたニューヨーク生まれのブランド「ブルックリンマシンワークス」のピストバイクです。ピストバイクはもともとトラック競技用の自転車で、通常ギアが固定されていて、ペダルを止めるとホイールが止まります。僕は都内の街走りもしやすいようにフリーギア(ペダルを止めてもホイールが回る普通のギア)にしました。ほかにも、自転車に詳しい友達にアドバイスしてもらい、ほぼカスタムメイドで仕上げた世界に1台だけのこだわりの愛車です。
いつかこの自転車で瀬戸内しまなみ海道を走ってみたい――。瀬戸内しまなみ海道は国内はもちろん海外の自転車乗りの間でも知られ、「サイクリストの聖地」と称されるサイクリングロード。僕もいつかはと憧れていたのです。そんな中、今回の企画のお話をいただいて。即答でしたね(笑)。
――実際に走ってみて、いかがでしたか。
とにかく気持ちがよかった! 美しい海やレモン畑など瀬戸内ならではの景色がとても美しく、中でも橋からの眺めは最高でした。道中いくつもの橋を渡るのですが、高い上に風が吹き抜けるので最初はちょっとヒヤッとして。でも、そのスリリングな感じも走るごとに楽しくなっていきました。この橋を渡る感覚は瀬戸内しまなみ海道ならではの醍醐(だいご)味だと思います。
それに、自分の自転車で走るのが思っていた以上に楽しかった。これまでも旅先で自転車を借りて走ったことはあるのですが、自分の自転車を目的地まで運んでサイクリングするのは今回が初。今はコロナ禍で以前のように自由に旅ができませんが、収束してからも自転車で様々な場所を走り、巡るのは、新しい旅の形としてすごくいいんじゃないかな。
――瀬戸内しまなみ海道は高低差もあり、上り坂がきつい難所も少なくありません。
確かにしんどい場所は何カ所かありましたが、必死にこいで、自分の足だけで上れたときが最高に気持ちいい。頑張ってきたからこその絶景が目の前に広がっている。登山と同じ感覚かもしれませんね。実は今回、「立ち漕ぎはしない」と決めて走りました。きつかったけど、しんどかったけれど、だからこそ楽しいし気持ちいいし、感動もひとしおでした。
真剣に向き合ってくれた監督の言葉が今も支えに
――15年余り続けてきた俳優活動も、しんどい上り坂や難所があったのでは。分岐点となった作品や出会いはありますか?
18歳のときに出演した映画『M』の廣木隆一監督との出会いは、役者としてやっていく上で大きなターニングポイントになりました。当時の僕はまだ熊本に住んでおり、撮影のために東京に通っていました。今でも人前でセリフを言うのは緊張しますが、若くて役者としてもまだまだ駆け出しで、緊張と恥ずかしさでいっぱいでした。「演じる」とは何かもわからない、なんのテクニックもない。そんな僕に、廣木監督はこんな言葉をかけてくれました。
「役としてちゃんとその場にいなさい」
どういう意味だろう? とものすごく考えました。そして、僕の中から役が生まれ自分のものとして演じられるようになることを、監督は待っていてくれた。そのときの感覚は今も大切にしていて、「この役としてどういよう」「どうしたら説得力が出るか」は、どの作品でも常に心に留め、考え、準備をして取り組んでいます。
今思えば、18歳のガキに向き合い、真剣な言葉をかけていただけたのは大きかったなぁと。学生のころってどこか大人をナメているものだけど、廣木監督の言葉で大人に対する印象もガラリと変わりました。
――今回は「セイコー プレザージュ Sharp Edged Series GMT」を身につけて走っていただきました。普段、腕時計は使っていますか?
何本か持っています。以前は、スマホで確認しようが腕時計を見ようが、時間さえわかれば正直どちらでもいいと思っていました。でも、あるとき「こっち(腕時計)だわ」と思えたことがあって。なんていうのかな、もう一つ「味」がほしかった。以来、シチュエーションや気分で腕時計を選ぶことを楽しんでいます。
こだわりは「自分の腕にどう収まるか」。デザインや機能、つけ心地はもちろんですが、いい具合の収まり方があるんです。今回の時計はケースサイズが42.2mmで、腕がそんなに太くない僕にはちょっと大きいかな? と思ったんです。でも着けてみるとものすごく収まりがいい。それなりに厚さもあるのに、このしっくりと収まる感じは初めての感覚でした。
着け心地もとてもよかった。僕はあまり気にせずにガシガシ使いたいタイプ。ちょっと傷がついているぐらいがかっこいいと思っているので。今回のサイクリングのようにアクティブなシーンにもピッタリですね。
――ほかにはどんなシチュエーションで着けてみたいですか?
スタイリッシュなデザインだからスーツにも合うと思います。旅先でサイクリングするときはもちろん、ちょっとフォーマルなレストランに行くときなどにもいいですね。また、GMT機能(時針、分針、秒針の3本に加わる4本目の24時針=GMT針によって、もう一つの時刻を表示する機能)が搭載されているので、海外旅行に連れていったら大活躍してくれるに違いありません。
時間は有限。限りあるなかで挑戦を続けたい
――コロナ禍に見舞われ、世界中の人々がこれまでとは違う時間を過ごしています。改めて「時間」「時」をどうとらえていますか?
時間は有限。人生は1回限りでいつかは終わる。その感覚は以前から持っていましたが、より強くそう感じるようになったかもしれません。もちろん、今はコロナで我慢しなければいけないことも多いけど、やりたいこと、行きたいところがあったら、僕はできるだけすぐに行動したいと思っています。40代になったら、50代になったら……というお楽しみもあるけれど、そこまで生きているかなんてわからないから。
それに年齢を重ねるうちに時間の流れがどんどん速くなっている。あっという間にすぎていく。そんな風にも感じています。でも、それは当たり前のことで、ネガティブにはとらえていません。残されている時間が限られているからと、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと焦ったりはしない。今読んでいる本を、今日は昨日よりも1行読み進めることができた……。そのぐらいの感じがいい、と思っています。
――俳優として、これからどんな景色を描いていますか。
外国の人と関われたらいいなと思っています。運とチャンスに恵まれるのなら、海外作品に参加してみたい。そう願っています。
役者の世界に関わらず、僕のまわりには挑戦し続けている大人たちがいる。かっこいい大人もいる。その影響は大きくて、僕も「歳をとる」よりも「歳を重ねて」いきたい。いい枯れ方をしていきたい。限りある「時間」の中で、いろいろな挑戦をポジティブに続けていきたいですね。
(文・中津海麻子 写真・高橋雄大)
※今回の企画は、新型コロナウイルス感染症対策を十分に講じた上で取材・撮影を行いました。
https://t.cn/A6Mv3h8T
【WEB】林遣都&中川大志、動物たちの命を繋ぐ物語で深めた絆「ふたりで話し合ったからこそ生まれた空気感がある」
動物たちを保護し、尊い命を繋いできた青森県北里大学に実在した「犬部」というサークルをご存じだろうか? 活動をモデルにした漫画作品がこれまで二作連載され、そのうちの一つである『北里大学獣医学部 犬部!』(著:片野ゆか)原案の映画『犬部!』が7月22日(木・祝)に公開する。
本作で主演を務めるのは林遣都。そして、主人公の親友役を中川大志が演じる。大の動物好きで本作には並々ならぬ思いを抱く二人から、出演が決まったときの心境や動物たちとの撮影エピソードとともに、お互いに役者として刺激を受けたこと、今後共演する機会があったらどんな関係性を演じてみたいのかについて話を聞いた。動物たちの命を繋ぐ物語だからこそ生まれた、様々な絆が垣間見えてくる。
「動物保護問題」というテーマに覚悟と知識を持って挑んだ
――本作は、行き場のない犬と猫を保護し、里親募集や譲渡会を実施していた実在したサークル「犬部」がモデルとなっています。どのような思いを持って作品に挑まれましたか?
林 もともと動物が大好きでいつか動物とかかわる作品や役をやってみたいと思っていたので、お話をいただいたときはとても嬉しかったです。一方で、動物保護問題という動物たちが直面するシビアな世界を目の当たりにしました。
この映画の企画を立ち上げた人たちは、動物たちの問題に真摯に向き合い覚悟を持った強い思いがあると脚本を読んで感じたんです。だからこそ、どれだけの覚悟と知識を持って臨まなければならないのだろう……という思いもありました。僕自身も動物が好きという思いがあるので、その思いを強く持って、多くの人に意味のある作品になればいいなと挑みました。
中川 僕自身も動物が大好きで犬を飼っているので、純粋に動物たちと共演できることがとても楽しみでした。ただ、動物が好きでも『犬部!』で描かれている獣医学や保健所の歴史、保護犬・猫の事情など知らないことが本当にたくさんありました。中にはショッキングに感じることもあって、改めて動物について色々考えるきっかけになりました。
そういった事実があることを、映画を通じて伝えなければならないと。これまでの歴史の中でどのように動物たちの命が扱われてきたのか、そして動物たちを救うための活動によってどう歴史が変わっていったのか、様々なメッセージをこの作品を通して伝えたいと思いながら演じました。
――林さん演じる花井颯太は犬部を設立した獣医学部の学生をモデルにしたキャラクターです。役づくりをする上で意識したことはありますか?
林 行動や生き方に芯のある役だったのでブレずに忠実にやるのみだと思いましたし、モデルとなった太田快作先生の動物に対する思いをしっかり胸に置いて演じようと意識しました。
同時に本作で描かれる犬部のメンバーは、大学時代に出会いサークルを立ち上げて長い時間苦楽や青春をともに過ごし、大人になってそれぞれ動物に関わる職に就いても関係が続いています。十数年間にも渡るお話なので、共演者のみんなと話し合いながら支え合って協力し合って動物たちを救う活動をしてきた仲間である空気感を出すことは大事にしました。
――実際に獣医師の方の現場を見たと聞きました。
林 スタッフの方々が長い月日をかけてリサーチしてくださって、撮影前には獣医師の先生方にお会いしたり実際の手術現場に立ち会わせていただいたりしました。動物たちの尊い命をつなぐ現場を体験し肌で感じて撮影に入らせていただいて覚悟がより深まったことから、役づくりの糧になりました。
――中川さんは犬が大好きな颯太の親友、犬部メンバーの柴崎涼介を演じています。役づくりで意識したことや大変だったことはありますか?
中川 動物保護問題を描いているため、犬の殺処分について理解を深めなければいけません。なので、実際に保健所へ足を運んでどういった実情なのか知る必要がありました。それは役づくりで一番大変でしたね……。動物が好きだからこそ、一番つらい作業でありカロリーをかなり使いました。
動物たちのいる撮影現場は表情豊か
――颯太は「花子」、柴崎は「太郎」とバディとなる犬が登場するほか、多くの犬たちと作品をともにしています。撮影現場では動物たちとはどのように絆を深めていきましたか?
林 動物たちにとっては初めての場所で非日常的な状況だったので、安心感を少しでも与えられるようにみんなが意識していて。青森のロケでは撮影以外の時間も一緒にいました。撮影が終わったらワンちゃんたちの宿泊所にお邪魔して、みんなで一緒に散歩したり。
中川 たくさんのワンちゃんたちを連れて青森の自然いっぱいの街を歩くのは気持ちよかったですよね。
林 気持ちよかったね。東京から来ている子(犬)ばかりだったので、自然いっぱいの中での散歩はどこか気持ちよさそうで。足取りが軽くなっている印象を受けました(笑)。
――ルンルンだったんですね(笑)。動物たちとの撮影で印象に残っていることはありますか?
中川 僕の演じる柴崎が倒れてしまい、何匹ものワンちゃんたちが心配して取り囲んでくれるシーンで犬まみれになるのは思い出に残っています。倒れているので一切動けないんですよ。僕が動くとワンちゃんたちも気が散って動き回ってしまうので。たくさんのワンちゃんに囲んでもらいながら、じっとしているのは大変でした。
でもあれだけ犬に囲まれることもなかったから、犬好きとしてはたまらなかった(笑)。あたたかかったです。
林 ははは(笑)。僕は、保健所で花子と太郎を引き取るシーンの撮影をしたときですね。本当に生まれたての子犬を抱っこしたんです。
ただ、そのとき真夏で子犬のことを考えると長時間の撮影は難しかったので、一瞬を狙って短い時間で撮影し終えよう!と思っていたのですが……寝ちゃって起きなくなりました(笑)。
中川 氷のペットボトルに抱きついたまま起きなくなったんですよね(笑)。
――それはかわいらしいハプニング……!
林 そういうハプニングもすべて心豊かに感じました。
中川 台本にはト書きや動きが書いてあるものの、現場に入ると「これはこれでいいか!」みたいなことも結構あって。思わぬ画が撮れることもありました。それは動物たちとの撮影ならではなのかなと思いました。
次はダークな作品で共演してみたい
――おふたりはドラマ『REPLAY&DESTROY』以来、6年ぶりの共演ですよね。
林 そっか、そんな前か。
中川 そうですね……。あのときはほとんど絡みがなかったんですよ。
――今回お久しぶりの共演が決まったときのお気持ちはいかがでしたか?
林 楽しみでした。僕自身こういった青春群像劇が久しぶりだったので、しっかりコミュニケーションを取れたらなと。同じ事務所で僕の方が少し年上ということもあり、意識した部分ですね。
中川 僕も楽しみでした。バディのような存在でがっつり一緒に演じられるので、どうやって一緒につくっていけるかな!と。あとは現場で遣都さんがどうやって演じられているのかを見るのも楽しみでしたね。
――事務所の先輩である林さんとの共演を経て、中川さんは刺激を受けたことはありますか?
中川 台本に書かれていない余白や映画では描かれない時間、ふたり(颯太と柴崎)の中でどんなことがあったんだろうね?みたいなことを撮影の合間にたくさん話し合いました。ここまで共演者の方と密に話したことはないくらい遣都さんと話して。だからこそ生まれたシーンや空気感もあり、とても刺激を受けました。
林 長い期間一緒にいた颯太と柴崎の関係性を感じ取ってもらうには、話し合いが必要だと考えました。大志は柴崎という人物に対して絶対的な考えを持っていたから、僕も颯太についての考えをしっかりと共有し合って。毎シーン一つひとつ確認し合いながら演じることができて、すごく楽しかったです。歳は少し離れていますけど、早い段階で遠慮がなくなり対等な関係になれたと思います。
中川 台本に書かれていないことをわざわざ話し合う必要はないかもしれないけど、何気ない部分でも共通認識として持っておきたい、埋めておきたいと。そうやって一緒に話している時間は本当に楽しかったです。
――本当に長い時間一緒にいたように見せるため、密にコミュニケーションを取られていたんですね。林さんは中川さんから刺激を受けたことは?
林 僕も動物は大好きなのですが、それ以上に大志は強い動物愛を持っていて。実際に(犬を)飼っていますし、現場でのワンちゃんとの接し方も、なるほどなぁと思うことがたくさんありました。大志だけでなく共演者みんなが動物好きで同じ方向に進んでいけたので、現場で上手くいかない場面でも協力し合って試行錯誤をしながらつくり上げられたと思います。動物を題材にした作品の中で、同じ方向を向けたのはとてもありがたいことでした。
中川 本当にみんな動物が大好きでしたよね。こんなにふれ合える機会もなかったから、大変なことがあってもみんな楽しく撮影に臨んでいました。
――ありがとうございます! 最後に、今後共演する機会があったらどんな関係性の役柄を演じてみたいか教えてください。
中川 僕は悪~いやつをやりたいですね(笑)。
林 一緒!(笑) マフィアとか思い浮かんだ。
中川 『犬部!』はさわやかでクリーンな作品だったので、それとは真反対の作品がいいですよね。遣都さんが言うように、ちょっとダークな男くさい作品をやりたいです。
林 『犬部!』を通して大志は本当に心の優しい人だと感じたので、そういうギャップのある作品は面白そうですね。
『犬部!』はバディのような関係性だけど離れている時間も多かったので、今度はがっつり時間をともにするような関係性の役をやりたいです。何か問題に立ち向かいながら、心と心でぶつかるみたいな。そこでまたいろいろ話し合って作品をつくり上げていきたいです。……でも共演できるならなんでもいいです(笑)。
中川 あははは(笑)。
pia interview→https://t.cn/A6fR3REa
動物たちを保護し、尊い命を繋いできた青森県北里大学に実在した「犬部」というサークルをご存じだろうか? 活動をモデルにした漫画作品がこれまで二作連載され、そのうちの一つである『北里大学獣医学部 犬部!』(著:片野ゆか)原案の映画『犬部!』が7月22日(木・祝)に公開する。
本作で主演を務めるのは林遣都。そして、主人公の親友役を中川大志が演じる。大の動物好きで本作には並々ならぬ思いを抱く二人から、出演が決まったときの心境や動物たちとの撮影エピソードとともに、お互いに役者として刺激を受けたこと、今後共演する機会があったらどんな関係性を演じてみたいのかについて話を聞いた。動物たちの命を繋ぐ物語だからこそ生まれた、様々な絆が垣間見えてくる。
「動物保護問題」というテーマに覚悟と知識を持って挑んだ
――本作は、行き場のない犬と猫を保護し、里親募集や譲渡会を実施していた実在したサークル「犬部」がモデルとなっています。どのような思いを持って作品に挑まれましたか?
林 もともと動物が大好きでいつか動物とかかわる作品や役をやってみたいと思っていたので、お話をいただいたときはとても嬉しかったです。一方で、動物保護問題という動物たちが直面するシビアな世界を目の当たりにしました。
この映画の企画を立ち上げた人たちは、動物たちの問題に真摯に向き合い覚悟を持った強い思いがあると脚本を読んで感じたんです。だからこそ、どれだけの覚悟と知識を持って臨まなければならないのだろう……という思いもありました。僕自身も動物が好きという思いがあるので、その思いを強く持って、多くの人に意味のある作品になればいいなと挑みました。
中川 僕自身も動物が大好きで犬を飼っているので、純粋に動物たちと共演できることがとても楽しみでした。ただ、動物が好きでも『犬部!』で描かれている獣医学や保健所の歴史、保護犬・猫の事情など知らないことが本当にたくさんありました。中にはショッキングに感じることもあって、改めて動物について色々考えるきっかけになりました。
そういった事実があることを、映画を通じて伝えなければならないと。これまでの歴史の中でどのように動物たちの命が扱われてきたのか、そして動物たちを救うための活動によってどう歴史が変わっていったのか、様々なメッセージをこの作品を通して伝えたいと思いながら演じました。
――林さん演じる花井颯太は犬部を設立した獣医学部の学生をモデルにしたキャラクターです。役づくりをする上で意識したことはありますか?
林 行動や生き方に芯のある役だったのでブレずに忠実にやるのみだと思いましたし、モデルとなった太田快作先生の動物に対する思いをしっかり胸に置いて演じようと意識しました。
同時に本作で描かれる犬部のメンバーは、大学時代に出会いサークルを立ち上げて長い時間苦楽や青春をともに過ごし、大人になってそれぞれ動物に関わる職に就いても関係が続いています。十数年間にも渡るお話なので、共演者のみんなと話し合いながら支え合って協力し合って動物たちを救う活動をしてきた仲間である空気感を出すことは大事にしました。
――実際に獣医師の方の現場を見たと聞きました。
林 スタッフの方々が長い月日をかけてリサーチしてくださって、撮影前には獣医師の先生方にお会いしたり実際の手術現場に立ち会わせていただいたりしました。動物たちの尊い命をつなぐ現場を体験し肌で感じて撮影に入らせていただいて覚悟がより深まったことから、役づくりの糧になりました。
――中川さんは犬が大好きな颯太の親友、犬部メンバーの柴崎涼介を演じています。役づくりで意識したことや大変だったことはありますか?
中川 動物保護問題を描いているため、犬の殺処分について理解を深めなければいけません。なので、実際に保健所へ足を運んでどういった実情なのか知る必要がありました。それは役づくりで一番大変でしたね……。動物が好きだからこそ、一番つらい作業でありカロリーをかなり使いました。
動物たちのいる撮影現場は表情豊か
――颯太は「花子」、柴崎は「太郎」とバディとなる犬が登場するほか、多くの犬たちと作品をともにしています。撮影現場では動物たちとはどのように絆を深めていきましたか?
林 動物たちにとっては初めての場所で非日常的な状況だったので、安心感を少しでも与えられるようにみんなが意識していて。青森のロケでは撮影以外の時間も一緒にいました。撮影が終わったらワンちゃんたちの宿泊所にお邪魔して、みんなで一緒に散歩したり。
中川 たくさんのワンちゃんたちを連れて青森の自然いっぱいの街を歩くのは気持ちよかったですよね。
林 気持ちよかったね。東京から来ている子(犬)ばかりだったので、自然いっぱいの中での散歩はどこか気持ちよさそうで。足取りが軽くなっている印象を受けました(笑)。
――ルンルンだったんですね(笑)。動物たちとの撮影で印象に残っていることはありますか?
中川 僕の演じる柴崎が倒れてしまい、何匹ものワンちゃんたちが心配して取り囲んでくれるシーンで犬まみれになるのは思い出に残っています。倒れているので一切動けないんですよ。僕が動くとワンちゃんたちも気が散って動き回ってしまうので。たくさんのワンちゃんに囲んでもらいながら、じっとしているのは大変でした。
でもあれだけ犬に囲まれることもなかったから、犬好きとしてはたまらなかった(笑)。あたたかかったです。
林 ははは(笑)。僕は、保健所で花子と太郎を引き取るシーンの撮影をしたときですね。本当に生まれたての子犬を抱っこしたんです。
ただ、そのとき真夏で子犬のことを考えると長時間の撮影は難しかったので、一瞬を狙って短い時間で撮影し終えよう!と思っていたのですが……寝ちゃって起きなくなりました(笑)。
中川 氷のペットボトルに抱きついたまま起きなくなったんですよね(笑)。
――それはかわいらしいハプニング……!
林 そういうハプニングもすべて心豊かに感じました。
中川 台本にはト書きや動きが書いてあるものの、現場に入ると「これはこれでいいか!」みたいなことも結構あって。思わぬ画が撮れることもありました。それは動物たちとの撮影ならではなのかなと思いました。
次はダークな作品で共演してみたい
――おふたりはドラマ『REPLAY&DESTROY』以来、6年ぶりの共演ですよね。
林 そっか、そんな前か。
中川 そうですね……。あのときはほとんど絡みがなかったんですよ。
――今回お久しぶりの共演が決まったときのお気持ちはいかがでしたか?
林 楽しみでした。僕自身こういった青春群像劇が久しぶりだったので、しっかりコミュニケーションを取れたらなと。同じ事務所で僕の方が少し年上ということもあり、意識した部分ですね。
中川 僕も楽しみでした。バディのような存在でがっつり一緒に演じられるので、どうやって一緒につくっていけるかな!と。あとは現場で遣都さんがどうやって演じられているのかを見るのも楽しみでしたね。
――事務所の先輩である林さんとの共演を経て、中川さんは刺激を受けたことはありますか?
中川 台本に書かれていない余白や映画では描かれない時間、ふたり(颯太と柴崎)の中でどんなことがあったんだろうね?みたいなことを撮影の合間にたくさん話し合いました。ここまで共演者の方と密に話したことはないくらい遣都さんと話して。だからこそ生まれたシーンや空気感もあり、とても刺激を受けました。
林 長い期間一緒にいた颯太と柴崎の関係性を感じ取ってもらうには、話し合いが必要だと考えました。大志は柴崎という人物に対して絶対的な考えを持っていたから、僕も颯太についての考えをしっかりと共有し合って。毎シーン一つひとつ確認し合いながら演じることができて、すごく楽しかったです。歳は少し離れていますけど、早い段階で遠慮がなくなり対等な関係になれたと思います。
中川 台本に書かれていないことをわざわざ話し合う必要はないかもしれないけど、何気ない部分でも共通認識として持っておきたい、埋めておきたいと。そうやって一緒に話している時間は本当に楽しかったです。
――本当に長い時間一緒にいたように見せるため、密にコミュニケーションを取られていたんですね。林さんは中川さんから刺激を受けたことは?
林 僕も動物は大好きなのですが、それ以上に大志は強い動物愛を持っていて。実際に(犬を)飼っていますし、現場でのワンちゃんとの接し方も、なるほどなぁと思うことがたくさんありました。大志だけでなく共演者みんなが動物好きで同じ方向に進んでいけたので、現場で上手くいかない場面でも協力し合って試行錯誤をしながらつくり上げられたと思います。動物を題材にした作品の中で、同じ方向を向けたのはとてもありがたいことでした。
中川 本当にみんな動物が大好きでしたよね。こんなにふれ合える機会もなかったから、大変なことがあってもみんな楽しく撮影に臨んでいました。
――ありがとうございます! 最後に、今後共演する機会があったらどんな関係性の役柄を演じてみたいか教えてください。
中川 僕は悪~いやつをやりたいですね(笑)。
林 一緒!(笑) マフィアとか思い浮かんだ。
中川 『犬部!』はさわやかでクリーンな作品だったので、それとは真反対の作品がいいですよね。遣都さんが言うように、ちょっとダークな男くさい作品をやりたいです。
林 『犬部!』を通して大志は本当に心の優しい人だと感じたので、そういうギャップのある作品は面白そうですね。
『犬部!』はバディのような関係性だけど離れている時間も多かったので、今度はがっつり時間をともにするような関係性の役をやりたいです。何か問題に立ち向かいながら、心と心でぶつかるみたいな。そこでまたいろいろ話し合って作品をつくり上げていきたいです。……でも共演できるならなんでもいいです(笑)。
中川 あははは(笑)。
pia interview→https://t.cn/A6fR3REa
福山雅治主演
「ガリレオ」映画第3弾・製作決定!!
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「ガリレオ」再始動
『沈黙のパレード』
福山雅治が“変人でありながら天才的な頭脳を持つ物理学者・湯川学”を演じる、主演作品「ガリレオ」シリーズ映画化第3弾『沈黙のパレード』の製作が決定いたしました!!
共演は、柴咲コウさん。ガリレオファンの中でも人気を放ち、警視庁捜査一課の刑事であり、草薙の部下で、理論よりも自らの直感や感情を信じて行動する、正義感あふれる熱血タイプの内海薫が、スクリーンに戻ってきます。本作の見どころのひとつでもある、湯川と内海の、性格が全く違うことで際立つコミカルなやりとりも再びスクリーンでご覧いただけます!
そして、もちろん、湯川の大学時代の同期で、ガリレオシリーズを支えてきた北村一輝さん演じる草薙俊平もスクリーンに戻ってきます!!本作では、かつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男が、新たな事件で容疑者として浮かび上がってくることから物語が始まります。アメリカから帰国し、教授となった湯川と草薙のさりげない友情、絆が本作でも強く描かれます。
原作は、ベストセラー作家・東野圭吾さんの累計1400万部を超えるガリレオシリーズ「沈黙のパレード」。2018年に発刊され、シリーズとしては6年ぶりとなるファン待望の最新刊です。
極上ミステリーでありながら、すべての登場人物に温かな眼差しを向け描かれた繊細な人間模様は、感動的な人間ドラマへと昇華していきます。
撮影は、今月7月上旬からクランクインし9月頭にクランクアップ予定。公開は来年2022年を予定しております。
【湯川学役:福山雅治コメント】
福山個人としては、薫と草薙に会えるのをずっと心待ちにしていました。しかし湯川としては…またやっかいな2人と再会したな…、と思っているかと(笑)。小さな街で起こった悲し過ぎる事件。関わった人たちすべてが被害者であり、加害者でもある。「沈黙のパレード」という東野先生が世に送り出した極上のミステリーの実写化。この高いハードル、かつ挑みがいのある難問に対して、湯川、薫、草薙はどういう最適解を導き出すのか。僕も湯川と共に今作の向かうべき映画的カタルシスを探究したいと思います。
【内海薫役:柴咲コウさんコメント】
湯川先生、草薙さん、薫。時は流れ、それぞれの道を歩んでいたであろう登場人物たち。しかしきっと、昔と変わらないそこはかとない安心感と絆を味わえるのだろうと。
彼らとまた再会できること、チーム・ガリレオでまた撮影ができることを楽しみにしています。
【草薙俊平役:北村一輝さんコメント】
早いもので、「シーズン1」から14年も経つのですね。
今までの集大成となるような今作には懐かしいレギュラー陣に加え、豪華キャストが揃います。
湯川と草薙の友情があってこその今回の物語、全力で取り組みたいと思います。
【監督:西谷弘さんコメント】
実に8年ぶりの再会だな。3人とも元気にしているか?
湯川よ、NY帰りと聞いたが奇人変人ぶりは健在か?
草薙よ、加熱式タバコに変えたようだが息切れしているのではないだろうな。
内海よ、捜査一課復帰おめでとう。強気の眼光に衰えはないか?
久しぶりの再会を懐かしんでる暇はないぞ。戦いの火蓋は切られた。
【原作:東野圭吾さんコメント】
『沈黙のパレード』の映画化が決まり、とても喜んでおります。福山さんの湯川はもちろんのこと、北村さんの草薙、そして柴咲さんの内海薫に再会できると思うと、それだけでワクワクします。コロナ禍で大変だと思いますが、無事に撮影を終えられることを心から祈っております。
『沈黙のパレード』
2022年 全国公開
【ストーリー】
アメリカ帰りの物理学者・湯川学(福山雅治)のもとに、警視庁捜査一課の刑事・内海薫(柴咲コウ)が相談にやってきた。突然行方不明になった町の人気娘が、数年後に遺体となって発見され、容疑者は、湯川と大学時代の同期で内海の先輩刑事・草薙俊平(北村一輝)がかつて担当した少女殺害事件で無罪となった男だった。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。その男が娘の住んでいた町に戻り、堂々と遺族たちの前に現れ、彼らを挑発したことで、町全体を憎悪の空気が覆う。そして、秋祭りのパレード当日、その男が死んだ…。
男を殺害する動機のある者には全員アリバイがあり、死因も不明。
この超難問に、湯川、内海、草薙の三人が挑む…!
【作品概要】
原作:東野圭吾「沈黙のパレード」(文藝春秋刊)
脚本:福田靖
監督:西谷弘
音楽:福山雅治 菅野祐悟
出演:福山雅治 柴咲コウ 北村一輝
製作:フジテレビジョン アミューズ 文藝春秋
配給:東宝
©︎2022「沈黙のパレード」製作委員会
(2021.07.14更新)
「ガリレオ」映画第3弾・製作決定!!
湯川・内海・草薙が再びスクリーンへ!
「ガリレオ」再始動
『沈黙のパレード』
福山雅治が“変人でありながら天才的な頭脳を持つ物理学者・湯川学”を演じる、主演作品「ガリレオ」シリーズ映画化第3弾『沈黙のパレード』の製作が決定いたしました!!
共演は、柴咲コウさん。ガリレオファンの中でも人気を放ち、警視庁捜査一課の刑事であり、草薙の部下で、理論よりも自らの直感や感情を信じて行動する、正義感あふれる熱血タイプの内海薫が、スクリーンに戻ってきます。本作の見どころのひとつでもある、湯川と内海の、性格が全く違うことで際立つコミカルなやりとりも再びスクリーンでご覧いただけます!
そして、もちろん、湯川の大学時代の同期で、ガリレオシリーズを支えてきた北村一輝さん演じる草薙俊平もスクリーンに戻ってきます!!本作では、かつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男が、新たな事件で容疑者として浮かび上がってくることから物語が始まります。アメリカから帰国し、教授となった湯川と草薙のさりげない友情、絆が本作でも強く描かれます。
原作は、ベストセラー作家・東野圭吾さんの累計1400万部を超えるガリレオシリーズ「沈黙のパレード」。2018年に発刊され、シリーズとしては6年ぶりとなるファン待望の最新刊です。
極上ミステリーでありながら、すべての登場人物に温かな眼差しを向け描かれた繊細な人間模様は、感動的な人間ドラマへと昇華していきます。
撮影は、今月7月上旬からクランクインし9月頭にクランクアップ予定。公開は来年2022年を予定しております。
【湯川学役:福山雅治コメント】
福山個人としては、薫と草薙に会えるのをずっと心待ちにしていました。しかし湯川としては…またやっかいな2人と再会したな…、と思っているかと(笑)。小さな街で起こった悲し過ぎる事件。関わった人たちすべてが被害者であり、加害者でもある。「沈黙のパレード」という東野先生が世に送り出した極上のミステリーの実写化。この高いハードル、かつ挑みがいのある難問に対して、湯川、薫、草薙はどういう最適解を導き出すのか。僕も湯川と共に今作の向かうべき映画的カタルシスを探究したいと思います。
【内海薫役:柴咲コウさんコメント】
湯川先生、草薙さん、薫。時は流れ、それぞれの道を歩んでいたであろう登場人物たち。しかしきっと、昔と変わらないそこはかとない安心感と絆を味わえるのだろうと。
彼らとまた再会できること、チーム・ガリレオでまた撮影ができることを楽しみにしています。
【草薙俊平役:北村一輝さんコメント】
早いもので、「シーズン1」から14年も経つのですね。
今までの集大成となるような今作には懐かしいレギュラー陣に加え、豪華キャストが揃います。
湯川と草薙の友情があってこその今回の物語、全力で取り組みたいと思います。
【監督:西谷弘さんコメント】
実に8年ぶりの再会だな。3人とも元気にしているか?
湯川よ、NY帰りと聞いたが奇人変人ぶりは健在か?
草薙よ、加熱式タバコに変えたようだが息切れしているのではないだろうな。
内海よ、捜査一課復帰おめでとう。強気の眼光に衰えはないか?
久しぶりの再会を懐かしんでる暇はないぞ。戦いの火蓋は切られた。
【原作:東野圭吾さんコメント】
『沈黙のパレード』の映画化が決まり、とても喜んでおります。福山さんの湯川はもちろんのこと、北村さんの草薙、そして柴咲さんの内海薫に再会できると思うと、それだけでワクワクします。コロナ禍で大変だと思いますが、無事に撮影を終えられることを心から祈っております。
『沈黙のパレード』
2022年 全国公開
【ストーリー】
アメリカ帰りの物理学者・湯川学(福山雅治)のもとに、警視庁捜査一課の刑事・内海薫(柴咲コウ)が相談にやってきた。突然行方不明になった町の人気娘が、数年後に遺体となって発見され、容疑者は、湯川と大学時代の同期で内海の先輩刑事・草薙俊平(北村一輝)がかつて担当した少女殺害事件で無罪となった男だった。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。その男が娘の住んでいた町に戻り、堂々と遺族たちの前に現れ、彼らを挑発したことで、町全体を憎悪の空気が覆う。そして、秋祭りのパレード当日、その男が死んだ…。
男を殺害する動機のある者には全員アリバイがあり、死因も不明。
この超難問に、湯川、内海、草薙の三人が挑む…!
【作品概要】
原作:東野圭吾「沈黙のパレード」(文藝春秋刊)
脚本:福田靖
監督:西谷弘
音楽:福山雅治 菅野祐悟
出演:福山雅治 柴咲コウ 北村一輝
製作:フジテレビジョン アミューズ 文藝春秋
配給:東宝
©︎2022「沈黙のパレード」製作委員会
(2021.07.14更新)
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