なぁちゃんが「はじける」瞬間は?高校時代のアルバイトの思い出も……【西野七瀬のななせるふ。】
2021年9月6日
七瀬のななせるふ。「はじける」
ファッションもメイクも、普段よりちょっぴりテンションが高まる夏。なぁちゃんの気持ちが弾む瞬間は?
お父さんの笑顔が見たくてプールを何十周もした、忘れられない夏の思い出。
脱出ゲームに対する熱は高まるいっぽうです!
テンションがぐっと上がった場面を思い返すと、相変わらず、脱出ゲームに挑戦している瞬間ばかり(笑)。お仕事の合間を見つけては、オンラインで楽しんだり、会場に足を運んだりもしています。最近は、脱出ゲーム仲間のグループトークに新たにカレンダー機能を導入して、イベントの日時や場所、参加するメンバーがひと目で分かるように。ゲームを終えた後の反省会も大事にしていますね。手分けして解いた謎に関しては、どんな方法を使ったのか報告し合ってデータを蓄積したり、クリアできなかった場合は、時間配分が適切だったかなど原因を突き詰めて次に生かせるようにしたり。ここまで真剣に脱出ゲームと向き合っていると、ふと「私たちはいったいどこに向かっているんだろう?」って思うこともあるけど(笑)、この楽しさやワクワクを同じ熱量で共有できるメンバーと出会えたことも、すごく幸せです。
「はじける」で思い浮かぶのは、パチパチした刺激が心地いい炭酸飲料。サイダーは、暑くて汗をかいた時とか、ちょっと疲れたなっていう時、1年に1回くらい無性に飲みたくなります。口に運ぶとプチッとはじける食感のイクラも、大好き! 小さい頃からお寿司屋さんに行くと、必ずイクラの軍艦巻きを注文していましたね。もともとしょっぱいものが好きだし、高級感があるし、赤くてつやつやした、食欲をそそるあの見た目もズルイ(笑)。最近、うちに家族やいとこが集まった時、久しぶりにイクラ入りの釜飯を食べたんですけど、やっぱりおいしかったです。
花火みたいに、夏の風物詩にもはじけるイメージのものはいろいろあるけど、私が子どもの頃に大好きだったのは水しぶきが上がるプール! 毎年、夏休みになると朝早くからお父さんを起こして連れていってもらっていましたね。流れるプールを意味もなく何十周もして、お腹がすいたら売店に売っているフライドポテトを食べて、また泳いで……。プールには、たいていお父さんとお兄ちゃんと3人で出かけて、最初は普通に流れに身を任せているんですけど、そのうちお父さんを追い越すっていう遊びが始まるんです。私が追い越すたびに、お父さんが「速いな~!」「また抜かされたで~!」って笑いながらリアクションしてくれるのがうれしくて、また一生懸命急いで1周して。懐かしいなぁ。いつか自分の子どもにも、プールの楽しさを教えてあげたいですね。
自分との闘いを楽しんでいたアルバイト時代
私が人生ではじけていた時期は……、しいていえば高校時代かな? 高校2年生の夏に乃木坂46に入るまでは、部活にアルバイトに、忙しい毎日を送っていた記憶があります。アルバイトはファストフード店で接客をしていたんですけど、当時は今よりもずっと人見知りが激しかったから、自分でもよく務まっていたなって(笑)。接客はいまひとつだったぶん、それ以外の業務、たとえばドリンクやカトラリーを用意するスピードはめちゃめちゃ速かったんですよ。特にお客さんの数も注文の量も多いお昼の時間帯は、集中力が高まって、いわゆる“ゾーン”に入る瞬間が。いかにお待たせせず、素早く商品をお届けできるか、自分との闘いを楽しんでいました(笑)。
もしあの頃に戻れるとしたら……朝から自転車をこいで学校に行って授業を受けて、お昼休みは友達とお弁当を食べて、放課後はダンス部の活動に参加して、終わった後も同級生同士でおしゃべりして、なんてことのない1日を過ごしたいな。でも、今の私だと体力がもたなくて途中でぐったりしちゃいそうだから、1日体験できれば十分です(笑)。
今回一緒に撮影したオブジェの鳥は、キバタンじゃないかな?と予想。どいやさんも鳥仕様にしてトサカと足を描いてみました。
2021年10月号掲載
#元乃木坂46##西野七濑[超话]#
2021年9月6日
七瀬のななせるふ。「はじける」
ファッションもメイクも、普段よりちょっぴりテンションが高まる夏。なぁちゃんの気持ちが弾む瞬間は?
お父さんの笑顔が見たくてプールを何十周もした、忘れられない夏の思い出。
脱出ゲームに対する熱は高まるいっぽうです!
テンションがぐっと上がった場面を思い返すと、相変わらず、脱出ゲームに挑戦している瞬間ばかり(笑)。お仕事の合間を見つけては、オンラインで楽しんだり、会場に足を運んだりもしています。最近は、脱出ゲーム仲間のグループトークに新たにカレンダー機能を導入して、イベントの日時や場所、参加するメンバーがひと目で分かるように。ゲームを終えた後の反省会も大事にしていますね。手分けして解いた謎に関しては、どんな方法を使ったのか報告し合ってデータを蓄積したり、クリアできなかった場合は、時間配分が適切だったかなど原因を突き詰めて次に生かせるようにしたり。ここまで真剣に脱出ゲームと向き合っていると、ふと「私たちはいったいどこに向かっているんだろう?」って思うこともあるけど(笑)、この楽しさやワクワクを同じ熱量で共有できるメンバーと出会えたことも、すごく幸せです。
「はじける」で思い浮かぶのは、パチパチした刺激が心地いい炭酸飲料。サイダーは、暑くて汗をかいた時とか、ちょっと疲れたなっていう時、1年に1回くらい無性に飲みたくなります。口に運ぶとプチッとはじける食感のイクラも、大好き! 小さい頃からお寿司屋さんに行くと、必ずイクラの軍艦巻きを注文していましたね。もともとしょっぱいものが好きだし、高級感があるし、赤くてつやつやした、食欲をそそるあの見た目もズルイ(笑)。最近、うちに家族やいとこが集まった時、久しぶりにイクラ入りの釜飯を食べたんですけど、やっぱりおいしかったです。
花火みたいに、夏の風物詩にもはじけるイメージのものはいろいろあるけど、私が子どもの頃に大好きだったのは水しぶきが上がるプール! 毎年、夏休みになると朝早くからお父さんを起こして連れていってもらっていましたね。流れるプールを意味もなく何十周もして、お腹がすいたら売店に売っているフライドポテトを食べて、また泳いで……。プールには、たいていお父さんとお兄ちゃんと3人で出かけて、最初は普通に流れに身を任せているんですけど、そのうちお父さんを追い越すっていう遊びが始まるんです。私が追い越すたびに、お父さんが「速いな~!」「また抜かされたで~!」って笑いながらリアクションしてくれるのがうれしくて、また一生懸命急いで1周して。懐かしいなぁ。いつか自分の子どもにも、プールの楽しさを教えてあげたいですね。
自分との闘いを楽しんでいたアルバイト時代
私が人生ではじけていた時期は……、しいていえば高校時代かな? 高校2年生の夏に乃木坂46に入るまでは、部活にアルバイトに、忙しい毎日を送っていた記憶があります。アルバイトはファストフード店で接客をしていたんですけど、当時は今よりもずっと人見知りが激しかったから、自分でもよく務まっていたなって(笑)。接客はいまひとつだったぶん、それ以外の業務、たとえばドリンクやカトラリーを用意するスピードはめちゃめちゃ速かったんですよ。特にお客さんの数も注文の量も多いお昼の時間帯は、集中力が高まって、いわゆる“ゾーン”に入る瞬間が。いかにお待たせせず、素早く商品をお届けできるか、自分との闘いを楽しんでいました(笑)。
もしあの頃に戻れるとしたら……朝から自転車をこいで学校に行って授業を受けて、お昼休みは友達とお弁当を食べて、放課後はダンス部の活動に参加して、終わった後も同級生同士でおしゃべりして、なんてことのない1日を過ごしたいな。でも、今の私だと体力がもたなくて途中でぐったりしちゃいそうだから、1日体験できれば十分です(笑)。
今回一緒に撮影したオブジェの鳥は、キバタンじゃないかな?と予想。どいやさんも鳥仕様にしてトサカと足を描いてみました。
2021年10月号掲載
#元乃木坂46##西野七濑[超话]#
【星稜】甲子園準優勝メンバーに聞く「僕らが野球を始めたきっかけ」
2019.09.24. 17:00
この夏、甲子園の決勝まで進出し多くの高校野球ファンを熱狂させた星稜高校。そんな星稜高校野球部のメンバーたちに、野球を始めたきっかけ、野球の面白さなど、お話を聞きました。
■本当はサッカーがしたかった(東海林)
——みなさんが野球を始めたきっかけを教えてください。
山本(写真右から二人目) 祖父と父が野球をやっていて、自分も自然と野球をやるようになりました。でも小2まではやらせてくれなかったんです。勉強もちゃんとやることが前提で、1年生の時に勉強をちゃんとやっているかを見られて。それで2年から本格的に野球を始めることができました。
福本(写真左から二人目) 幼稚園の年中さんの時に友達に誘われて、小学校の野球チームに入りました。そのチームに小5の時に山本が入ってきたんです。
——福本君と山本君はそこからの出会いなんですね。そこから同じ高校に進んで甲子園で準優勝することになるんですね。
寺沢(写真左端) 甲子園では福本がセカンド前半、山本はセカンド後半でした(笑)。
東海林(写真右端) その継投(?)が絶妙でした(笑)。
寺沢 自分は、小1の時に友達に誘われて三角ベースをやっていて、そこから野球を本格的にやろうと思いました。
東海林 自分は小1の時にサッカーをやっていて、本当はそのままサッカーをやりたかったのですが、父に「野球をやればどんなスポーツでもできるようになるよ」って言われたんです。それで小2の時に始めました。
岡田(写真中央) 自分も父が野球をやっていて、小さい時からキャッチボールはやっていたんです。東海林と同じようにサッカーをやりたかったんですけれど、小2の時、誕生日プレゼント祖父からグローブをもらって、やるしかないなと。
■誰にも負けたくなくてずっとやってきた(岡田)
——野球の面白さを感じた部分は?
福本 自分はバッティングがすごく楽しかったんです。小6の時に初めてホームランを打って、そこからまたホームランを打ちたいと思ってずっと頑張ってきました。
寺沢 自分はまだサク越えしたことがないので、その魅力をまだ感じたことがないんです。いつか打ってみたいんですけれど…
東海林 自分は高校に入ってから野球が楽しくなりました。それまではただ続けている感じだったのですが、続けていくうちに徐々に面白くなってきました。
——東海林君は内野から外野にコンバートしてプレースタイルも変わって、そこから面白さが増したのですか?
東海林 2年になって(遊撃手の)内山(壮真/1年の春から4番打者)が入学してきたので外野に......(苦笑)。でも外野をやって良かったです。
山本 うまい選手や憧れの先輩がいたから、自分も負けたくないと思うようになりました。高校になってからは......東海林とか。
東海林 え? 自分?
山本 身近な人に近づきたいと思ってずっとやってきたんです。
岡田 自分は誰よりも打ちたいと思ってきたので、誰が目標というより誰にも負けたくなくてずっとやってきました。
■星稜でやってきて良かった(福本)
——星稜で教わったことで、自分自身変われたことはありましたか?
福本 星稜は他の部活も盛んなので、お互いの頑張りで刺激し合える環境でプレーをさせてもらえたとは思っています。
東海林 最近、星稜はサッカーがずっと強かったので、今年は野球部が良い結果を残すことができて、よかったと思います。
岡田 星稜は有名で県内や県外の色んな良い選手も集まってくるので、常に競争の中でやってこられたので成長できたところは多いです。
——特に福本君や山本君は関東からやってきて、今までにない環境の中で2年半頑張ってきましたね。
福本 星稜のみんなはすごく優しいです。それに石川はご飯がすごくおいしいです。
山本 回転寿司とか、すごくおいしいですよ。
寺沢 (寿司を握る真似をして)石川は本当にお寿司がおいしいんですよ。
東海林 自分はこの間、休みの日にタピオカを飲みに行ったのですが......
福本 タピオカはまた違うやろ(笑)。
山本 石川に来て、水道水をそのまま飲めることにビックリしました。
福本 水がおいしいのはいいよね。地元を離れて星稜でやってきて良かったです!
みなさん、ありがとうございました!
(取材・写真:沢井史)
2019.09.24. 17:00
この夏、甲子園の決勝まで進出し多くの高校野球ファンを熱狂させた星稜高校。そんな星稜高校野球部のメンバーたちに、野球を始めたきっかけ、野球の面白さなど、お話を聞きました。
■本当はサッカーがしたかった(東海林)
——みなさんが野球を始めたきっかけを教えてください。
山本(写真右から二人目) 祖父と父が野球をやっていて、自分も自然と野球をやるようになりました。でも小2まではやらせてくれなかったんです。勉強もちゃんとやることが前提で、1年生の時に勉強をちゃんとやっているかを見られて。それで2年から本格的に野球を始めることができました。
福本(写真左から二人目) 幼稚園の年中さんの時に友達に誘われて、小学校の野球チームに入りました。そのチームに小5の時に山本が入ってきたんです。
——福本君と山本君はそこからの出会いなんですね。そこから同じ高校に進んで甲子園で準優勝することになるんですね。
寺沢(写真左端) 甲子園では福本がセカンド前半、山本はセカンド後半でした(笑)。
東海林(写真右端) その継投(?)が絶妙でした(笑)。
寺沢 自分は、小1の時に友達に誘われて三角ベースをやっていて、そこから野球を本格的にやろうと思いました。
東海林 自分は小1の時にサッカーをやっていて、本当はそのままサッカーをやりたかったのですが、父に「野球をやればどんなスポーツでもできるようになるよ」って言われたんです。それで小2の時に始めました。
岡田(写真中央) 自分も父が野球をやっていて、小さい時からキャッチボールはやっていたんです。東海林と同じようにサッカーをやりたかったんですけれど、小2の時、誕生日プレゼント祖父からグローブをもらって、やるしかないなと。
■誰にも負けたくなくてずっとやってきた(岡田)
——野球の面白さを感じた部分は?
福本 自分はバッティングがすごく楽しかったんです。小6の時に初めてホームランを打って、そこからまたホームランを打ちたいと思ってずっと頑張ってきました。
寺沢 自分はまだサク越えしたことがないので、その魅力をまだ感じたことがないんです。いつか打ってみたいんですけれど…
東海林 自分は高校に入ってから野球が楽しくなりました。それまではただ続けている感じだったのですが、続けていくうちに徐々に面白くなってきました。
——東海林君は内野から外野にコンバートしてプレースタイルも変わって、そこから面白さが増したのですか?
東海林 2年になって(遊撃手の)内山(壮真/1年の春から4番打者)が入学してきたので外野に......(苦笑)。でも外野をやって良かったです。
山本 うまい選手や憧れの先輩がいたから、自分も負けたくないと思うようになりました。高校になってからは......東海林とか。
東海林 え? 自分?
山本 身近な人に近づきたいと思ってずっとやってきたんです。
岡田 自分は誰よりも打ちたいと思ってきたので、誰が目標というより誰にも負けたくなくてずっとやってきました。
■星稜でやってきて良かった(福本)
——星稜で教わったことで、自分自身変われたことはありましたか?
福本 星稜は他の部活も盛んなので、お互いの頑張りで刺激し合える環境でプレーをさせてもらえたとは思っています。
東海林 最近、星稜はサッカーがずっと強かったので、今年は野球部が良い結果を残すことができて、よかったと思います。
岡田 星稜は有名で県内や県外の色んな良い選手も集まってくるので、常に競争の中でやってこられたので成長できたところは多いです。
——特に福本君や山本君は関東からやってきて、今までにない環境の中で2年半頑張ってきましたね。
福本 星稜のみんなはすごく優しいです。それに石川はご飯がすごくおいしいです。
山本 回転寿司とか、すごくおいしいですよ。
寺沢 (寿司を握る真似をして)石川は本当にお寿司がおいしいんですよ。
東海林 自分はこの間、休みの日にタピオカを飲みに行ったのですが......
福本 タピオカはまた違うやろ(笑)。
山本 石川に来て、水道水をそのまま飲めることにビックリしました。
福本 水がおいしいのはいいよね。地元を離れて星稜でやってきて良かったです!
みなさん、ありがとうございました!
(取材・写真:沢井史)
#朝美绚# 単独初主演へ意気込む朝美絢(撮影・奥田泰也)https://t.cn/Rn6fPfW
今春10年目を迎える雪組の人気スター、朝美絢(あさみ・じゅん)が、故郷・鎌倉の英雄、源義経を演じて単独初主演に臨む。作品は「義経妖狐夢幻桜(よしつねようこむげんざくら)」。NHKの大河ドラマで義経を演じた滝沢秀明の憂い、悩みを参考に役作り。「男役10年」の節目には「攻めたい」と目標を口にした。兵庫・宝塚バウホールで29日に開幕し、4月9日まで。
バウ単独初主演作の役は、故郷のあこがれ人だった。源義経を主人公にした和風ロックミュージカルだ。
「鎌倉出身なので小学校の頃、授業で源氏について調べましたし、修学旅行で平泉にも行きました」
義経の兄、源頼朝が初の武家政治を敷いた神奈川・鎌倉で育った。義経が兄に追われ、落ち延びた岩手・平泉への修学旅行の思い出と、今作を重ねあわせる。
「義経のその後、夢の中の話といいますか、ファンタジーですね。キツネに幻の村へ導かれていきます」
キツネにふんする3期下の星南(せいな)のぞみがヒロイン。淡い恋もある。人に翻弄(ほんろう)され、葛藤する義経役にあたり、大河ドラマの滝沢秀明を参考に役作りに励む。
「(演出の)谷(貴矢)先生から葛藤、迷いを見せて、と言われまして。(滝沢が義経を演じた)大河ドラマを見ていると、情がすごくあった人だと思いました。でも、情だけでは許されない時代ゆえに、悩みもあったろうと。子供の頃は『地元のヒーロー』って思っていましたが」
自身は今、センターの重みを実感する。
「でも、あまり真ん中だからって思わないように。いつも通り、役に集中して立っていようと」
浮足立つことはない。義経らしい、身軽な身のこなしも意識している。
「めっぽう強い義経なので、筋トレに励んでいます(笑い)。マントも着るので、ダンスの中にも優雅さを出していきたい」
権力を握った兄から追われる身になっても、忠実な従者を失わなかった義経から、リーダー像も学ぶ。
「情でつながる仲間がたくさんいた。彼の人柄によると思います。優しさとリーダーシップ。私もそんな風になれたらいいなと、すごく思っています」
昨年5月、月組から雪組へ。「男役10年」を前にした転機。意識も変わった。
「こなさなければ、というプレッシャーより、与えられたことを絶対、想像以上のレベルで見せてやろうと思うように。このままの勢いで進んでいけたら」
舞台姿はもちろん、素顔も美貌の人。外見をほめられることに以前は戸惑いもあったが、今は前向きにとらえている。
「ビジュアル面を取り上げていただくことも多いですし、おしゃれも大好きなので、その先端をいけたら。タカラジェンヌなので、きれいでいたいなとは思いますよね」
勝負の1年になる。
「10年目となった先輩たちはドシッとしたイメージがあったので、私ももっと落ち着けるかなと思っていたんですけど(笑い)。でも今、いい意味で余裕が出てきた。だからこそ、攻め続けたい。今年は攻める。いろんな物を見て吸収して、作品や役には、ニュートラルで向かいたい」
満面笑み。瞳はキラキラ輝く。確かな自信が宿っている。【村上久美子】
◆「義経妖狐夢幻桜」(作・演出=谷貴矢氏) 天才軍略家のヨシツネ(朝美絢)は、平家を打倒した英雄。だが、兄のヨリトモ(永久輝せあ)から存在を危険視され、追われる身となっていた。逃避行を続けるうち、ツネ(星南のぞみ)と名乗るキツネつきの少女と出会う。少女の願いをかなえる約束をし、従者ベンケイ(真那春人)とともに、隠れ里へ導かれて不思議な村へ入る。幻想的な世界観を下敷きにした和風ロックミュージカル。
☆朝美絢(あさみ・じゅん)11月6日、神奈川県鎌倉市生まれ。09年入団。95期生。月組配属。14年「PUCK」で新人公演初主演。15年バウ・ワークショップで暁千星とダブル主演。前トップ龍真咲の退団公演だった16年「NOBUNAGA」では初の女役。昨年5月、同期の月城かなとと入れ替わり雪組へ。身長169センチ。愛称「あーさ」「J」。
今春10年目を迎える雪組の人気スター、朝美絢(あさみ・じゅん)が、故郷・鎌倉の英雄、源義経を演じて単独初主演に臨む。作品は「義経妖狐夢幻桜(よしつねようこむげんざくら)」。NHKの大河ドラマで義経を演じた滝沢秀明の憂い、悩みを参考に役作り。「男役10年」の節目には「攻めたい」と目標を口にした。兵庫・宝塚バウホールで29日に開幕し、4月9日まで。
バウ単独初主演作の役は、故郷のあこがれ人だった。源義経を主人公にした和風ロックミュージカルだ。
「鎌倉出身なので小学校の頃、授業で源氏について調べましたし、修学旅行で平泉にも行きました」
義経の兄、源頼朝が初の武家政治を敷いた神奈川・鎌倉で育った。義経が兄に追われ、落ち延びた岩手・平泉への修学旅行の思い出と、今作を重ねあわせる。
「義経のその後、夢の中の話といいますか、ファンタジーですね。キツネに幻の村へ導かれていきます」
キツネにふんする3期下の星南(せいな)のぞみがヒロイン。淡い恋もある。人に翻弄(ほんろう)され、葛藤する義経役にあたり、大河ドラマの滝沢秀明を参考に役作りに励む。
「(演出の)谷(貴矢)先生から葛藤、迷いを見せて、と言われまして。(滝沢が義経を演じた)大河ドラマを見ていると、情がすごくあった人だと思いました。でも、情だけでは許されない時代ゆえに、悩みもあったろうと。子供の頃は『地元のヒーロー』って思っていましたが」
自身は今、センターの重みを実感する。
「でも、あまり真ん中だからって思わないように。いつも通り、役に集中して立っていようと」
浮足立つことはない。義経らしい、身軽な身のこなしも意識している。
「めっぽう強い義経なので、筋トレに励んでいます(笑い)。マントも着るので、ダンスの中にも優雅さを出していきたい」
権力を握った兄から追われる身になっても、忠実な従者を失わなかった義経から、リーダー像も学ぶ。
「情でつながる仲間がたくさんいた。彼の人柄によると思います。優しさとリーダーシップ。私もそんな風になれたらいいなと、すごく思っています」
昨年5月、月組から雪組へ。「男役10年」を前にした転機。意識も変わった。
「こなさなければ、というプレッシャーより、与えられたことを絶対、想像以上のレベルで見せてやろうと思うように。このままの勢いで進んでいけたら」
舞台姿はもちろん、素顔も美貌の人。外見をほめられることに以前は戸惑いもあったが、今は前向きにとらえている。
「ビジュアル面を取り上げていただくことも多いですし、おしゃれも大好きなので、その先端をいけたら。タカラジェンヌなので、きれいでいたいなとは思いますよね」
勝負の1年になる。
「10年目となった先輩たちはドシッとしたイメージがあったので、私ももっと落ち着けるかなと思っていたんですけど(笑い)。でも今、いい意味で余裕が出てきた。だからこそ、攻め続けたい。今年は攻める。いろんな物を見て吸収して、作品や役には、ニュートラルで向かいたい」
満面笑み。瞳はキラキラ輝く。確かな自信が宿っている。【村上久美子】
◆「義経妖狐夢幻桜」(作・演出=谷貴矢氏) 天才軍略家のヨシツネ(朝美絢)は、平家を打倒した英雄。だが、兄のヨリトモ(永久輝せあ)から存在を危険視され、追われる身となっていた。逃避行を続けるうち、ツネ(星南のぞみ)と名乗るキツネつきの少女と出会う。少女の願いをかなえる約束をし、従者ベンケイ(真那春人)とともに、隠れ里へ導かれて不思議な村へ入る。幻想的な世界観を下敷きにした和風ロックミュージカル。
☆朝美絢(あさみ・じゅん)11月6日、神奈川県鎌倉市生まれ。09年入団。95期生。月組配属。14年「PUCK」で新人公演初主演。15年バウ・ワークショップで暁千星とダブル主演。前トップ龍真咲の退団公演だった16年「NOBUNAGA」では初の女役。昨年5月、同期の月城かなとと入れ替わり雪組へ。身長169センチ。愛称「あーさ」「J」。
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