#日本[超话]##日本历史文化[超话]#
風にさぞ 散るらむ花の 面影の
見ぬ色惜しき 春の夜の闇
九条左大臣女
今日3月13日午前10時より、『建武中興記念祭』を斎行しました。
朝から非常に風が強く吹き、まさに『春の嵐』としかいいようのない激しい風が荒れ狂う中の神事となりましたが、何とか無事に、祭典を執り行うことが出来ました。
思えば、御祭神・護良親王の御生涯も、荒れ狂う嵐のような中で、必死に生き抜かれた28年だったと思います。
しかしまた、「荒れ狂う嵐」が吹かなければ、世の中を変えることが出来ないのかも知れません。
護良親王は、御自ら嵐となり風となり、時代を変えていったようにも感じます。
そう思えば、余りにも短い御生涯も、仕方のない運命だったかも知れません。
掲出の和歌は、目を閉じて情景を想像しながら音読すると、とても鮮明な世界を詠んでいます。
かぜにさぞ ちるらんはなの おもかげの
みぬいろおしき はるのよのやみ
春の夜の闇の中で、強い風が吹いてるわ。
たぶん、花がたくさん散っていて、とてもきれいな眺めでしょうね。暗くて見ることが出来ないのが、本当に惜しいわ。
といった感じでしょうか。
この歌が詠まれたのは、鎌倉時代も後期に近い正安元年(1299)、今から720年前の和歌ですが、この絵に描いたような冴えた色彩感覚は、むしろ現代人の感覚に近いようにすら、感じます。
詠み人の、九条左大臣女は、高貴な女性でした。
なお、昔の女性は、◯◯女、と書いて、◯◯のむすめ、と読みます。
現代人から見ると、◯◯女?◯◯の女ってことは彼女か何かなの?って思いますが、誤解です。
有名な例で言うと、『更級日記(さらしなにっき)』の作者は、菅原孝標女と表記されて、すがわらのたかすえのむすめ、と読み、実際に菅原孝標の娘、いわゆる子供なのです。そこのところ、ご理解の程、よろしくお願いします。
そう、作者は九条左大臣こと二條道良の娘にあたる女性で、報恩院関白こと関白摂政右大臣・九条忠教( ただのり)の北政所(きたのまんどころ、関白の正妻のこと)だったお方、今風に言えば、いわゆるVIP中のVIPです。
しかしまた同時に、この「九条左大臣女」は、歌詠みとして至高の血統、DNAを受け継いでいました。
父方の曽祖父(そうそふ、ひいおじいさん)は後京極摂政太政大臣良経、また母方の曽祖父は権中納言定家、まさに当初の崇拝する歌詠み・良経と定家の両方の曾孫(ひまご)という、新古今和歌集で輝きを見せた史上最高の天才のDNAを合わせ持った文字通り『良血のサラブレッド』だったのです。
まあ、この女性は、そんな血統背景と関係なく、すぐれた歌詠みとしての才能を見せています。
残された和歌の数は、決して多くありませんが、とにかく「独創的」と呼びたくなるくらい、独特のすぐれた色彩感覚や、また感性の冴えがあり、他の歌詠みたちの追随を許しません。
掲出の和歌ひとつ見ても、1,000年以上にわたる和歌の歴史の中で、独特の美意識、独特の世界を描き切っていて、その美学に圧倒されます。
この和歌で「散っている花」は桜ですが、今日の春の嵐では、境内中の梅の花がたくさん散りました。
今は「夜」に入っていますが、昼間の嵐の影響で、梅の花がひとつ、またひとつ、と散っているに違いありません。
『建武の中興』という激しい歴史変動、『嵐』の中では、花ではなく、さまざまな人たちが、闇の中で人知れず、散ってゆきました。
護良親王も、そのひとりでした。
激しい動乱の時代に生まれ育ち、闇の中で「嵐」に巻き込まれて散った護良親王は、いまここ鎌倉宮に祀られて、御在世中とは対照的に、日々心穏やかに鎮座されております。
今日は終日、激しい『春の嵐』に吹かれながら、その『嵐』のただ中で必死に生きて散った、御祭神・護良親王の御心に、改めて思いをいたした次第です。
風にさぞ 散るらむ花の 面影の
見ぬ色惜しき 春の夜の闇
九条左大臣女
今日3月13日午前10時より、『建武中興記念祭』を斎行しました。
朝から非常に風が強く吹き、まさに『春の嵐』としかいいようのない激しい風が荒れ狂う中の神事となりましたが、何とか無事に、祭典を執り行うことが出来ました。
思えば、御祭神・護良親王の御生涯も、荒れ狂う嵐のような中で、必死に生き抜かれた28年だったと思います。
しかしまた、「荒れ狂う嵐」が吹かなければ、世の中を変えることが出来ないのかも知れません。
護良親王は、御自ら嵐となり風となり、時代を変えていったようにも感じます。
そう思えば、余りにも短い御生涯も、仕方のない運命だったかも知れません。
掲出の和歌は、目を閉じて情景を想像しながら音読すると、とても鮮明な世界を詠んでいます。
かぜにさぞ ちるらんはなの おもかげの
みぬいろおしき はるのよのやみ
春の夜の闇の中で、強い風が吹いてるわ。
たぶん、花がたくさん散っていて、とてもきれいな眺めでしょうね。暗くて見ることが出来ないのが、本当に惜しいわ。
といった感じでしょうか。
この歌が詠まれたのは、鎌倉時代も後期に近い正安元年(1299)、今から720年前の和歌ですが、この絵に描いたような冴えた色彩感覚は、むしろ現代人の感覚に近いようにすら、感じます。
詠み人の、九条左大臣女は、高貴な女性でした。
なお、昔の女性は、◯◯女、と書いて、◯◯のむすめ、と読みます。
現代人から見ると、◯◯女?◯◯の女ってことは彼女か何かなの?って思いますが、誤解です。
有名な例で言うと、『更級日記(さらしなにっき)』の作者は、菅原孝標女と表記されて、すがわらのたかすえのむすめ、と読み、実際に菅原孝標の娘、いわゆる子供なのです。そこのところ、ご理解の程、よろしくお願いします。
そう、作者は九条左大臣こと二條道良の娘にあたる女性で、報恩院関白こと関白摂政右大臣・九条忠教( ただのり)の北政所(きたのまんどころ、関白の正妻のこと)だったお方、今風に言えば、いわゆるVIP中のVIPです。
しかしまた同時に、この「九条左大臣女」は、歌詠みとして至高の血統、DNAを受け継いでいました。
父方の曽祖父(そうそふ、ひいおじいさん)は後京極摂政太政大臣良経、また母方の曽祖父は権中納言定家、まさに当初の崇拝する歌詠み・良経と定家の両方の曾孫(ひまご)という、新古今和歌集で輝きを見せた史上最高の天才のDNAを合わせ持った文字通り『良血のサラブレッド』だったのです。
まあ、この女性は、そんな血統背景と関係なく、すぐれた歌詠みとしての才能を見せています。
残された和歌の数は、決して多くありませんが、とにかく「独創的」と呼びたくなるくらい、独特のすぐれた色彩感覚や、また感性の冴えがあり、他の歌詠みたちの追随を許しません。
掲出の和歌ひとつ見ても、1,000年以上にわたる和歌の歴史の中で、独特の美意識、独特の世界を描き切っていて、その美学に圧倒されます。
この和歌で「散っている花」は桜ですが、今日の春の嵐では、境内中の梅の花がたくさん散りました。
今は「夜」に入っていますが、昼間の嵐の影響で、梅の花がひとつ、またひとつ、と散っているに違いありません。
『建武の中興』という激しい歴史変動、『嵐』の中では、花ではなく、さまざまな人たちが、闇の中で人知れず、散ってゆきました。
護良親王も、そのひとりでした。
激しい動乱の時代に生まれ育ち、闇の中で「嵐」に巻き込まれて散った護良親王は、いまここ鎌倉宮に祀られて、御在世中とは対照的に、日々心穏やかに鎮座されております。
今日は終日、激しい『春の嵐』に吹かれながら、その『嵐』のただ中で必死に生きて散った、御祭神・護良親王の御心に、改めて思いをいたした次第です。
#平假名歌词##家有女友##ACG#
TVアニメ『ドメスティックな彼女』OPテーマ「カワキヲアメク」/#美波#
カワキヲアメク
歌手:美波
作詞:美波
作曲:美波
発売日:2019/01/30
未熟(みじゅく) 無(む)ジョウ されど 美(うつく)しくあれ
No Destiny ふさわしく無(な)い
こんなんじゃきっと物足(ものた)りない
くらい語(かた)っとけばうまくいく
物(もの)、金(かね)、愛(あい)、言(こと)、もう自己顕示(じこけんじ)飽(あ)きた
既視感(デジャヴ) 何(なに)がそんな不満(ふまん)なんだ?
散々(さんざん)ワガママ語(かた)っといて これ以上(いじょう)他(ほか)に何(なに)がいる?
そんなところも割(わり)と嫌(きら)いじゃ無(な)い
もう「聞(き)き飽(あ)きたんだよ、そのセリフ。」
中途半端(ちゅうとはんぱ)だけは嫌(いや)
もういい
ああしてこうして言(い)ってたって
愛(あい)して どうして? 言(い)われたって
遊(あそ)びだけなら簡単(かんたん)で 真剣交渉(しんけんこうしょう)無茶苦茶(むちゃくちゃ)で
思(おも)いもしない軽(おも)い言葉(ことば)
何度(なんど)使(つか)い古(ふる)すのか?
どうせ
期待(きたい)してたんだ出来(でき)レースでも
引用(いんよう)だらけのフレーズも
踵(かかと)持(も)ち上(あ)がる言葉(ことば)タブーにして
空気(くうき)を読(よ)んだ雨(あめ)降(ふ)らないでよ
まどろっこしい話(はなし)は嫌(いや)
必要(ひつよう)最低限(さいていげん)でいい 2文字(にもじ)以内(いない)でどうぞ
紅(こう)の蝶(ちょう)は何(なん)のメールも送(おく)らない
脆(もろ)い扇子(せんす)広(ひろ)げる その方(ほう)が魅力的(みりょくてき)でしょう
迷(めい)で
応(こた)えられないなら ほっといてくれ
迷(まよ)えるくらいなら 去(さ)っといてくれ
肝心(かんじん)なとこは筒抜(つつぬ)けで 安心(あんしん)だけはさせられるような
甘(あま)いあめが降(ふ)れば
傘(かさ)もさしたくなるだろう?
このまま
期待(きたい)したままでよかった 目(め)を瞑(つぶ)った
変(か)えたかった 大人(おとな)ぶった
無(な)くした 巻(ま)き戻(もど)せなかった
今(いま)雨(あめ)、止(や)まないで
コピー、ペースト、デリート その繰(く)り返(かえ)し
吸(す)って、吐(は)いた
だから
それでもいいからさ 此処(こころ)いたいよ
もういい
ああしてこうして言(い)ってたって
愛(あい)して どうして? 言(い)われたって
遊(あそ)びだけなら簡単(かんたん)で 真剣交渉(しんけんこうしょう)支離滅裂(しりめつれつ)で
思(おも)いもしない重(おも)い真実(うそ)は
タブーにしなくちゃな?
きっと
期待(きたい)してたんだ出来(でき)レースでも
公式(こうしき)通(とお)りのフレーズも
踵(かかと)上(あ)がる癖(くせ)もう終(お)わりにして
空気(くうき)を読(よ)んだ空(そら)晴(は)れないでよ
今日(きょう)も、雨(あめ)。
傘(かさ)を閉(と)じて 濡(ぬ)れて帰(かえ)ろうよ
TVアニメ『ドメスティックな彼女』OPテーマ「カワキヲアメク」/#美波#
カワキヲアメク
歌手:美波
作詞:美波
作曲:美波
発売日:2019/01/30
未熟(みじゅく) 無(む)ジョウ されど 美(うつく)しくあれ
No Destiny ふさわしく無(な)い
こんなんじゃきっと物足(ものた)りない
くらい語(かた)っとけばうまくいく
物(もの)、金(かね)、愛(あい)、言(こと)、もう自己顕示(じこけんじ)飽(あ)きた
既視感(デジャヴ) 何(なに)がそんな不満(ふまん)なんだ?
散々(さんざん)ワガママ語(かた)っといて これ以上(いじょう)他(ほか)に何(なに)がいる?
そんなところも割(わり)と嫌(きら)いじゃ無(な)い
もう「聞(き)き飽(あ)きたんだよ、そのセリフ。」
中途半端(ちゅうとはんぱ)だけは嫌(いや)
もういい
ああしてこうして言(い)ってたって
愛(あい)して どうして? 言(い)われたって
遊(あそ)びだけなら簡単(かんたん)で 真剣交渉(しんけんこうしょう)無茶苦茶(むちゃくちゃ)で
思(おも)いもしない軽(おも)い言葉(ことば)
何度(なんど)使(つか)い古(ふる)すのか?
どうせ
期待(きたい)してたんだ出来(でき)レースでも
引用(いんよう)だらけのフレーズも
踵(かかと)持(も)ち上(あ)がる言葉(ことば)タブーにして
空気(くうき)を読(よ)んだ雨(あめ)降(ふ)らないでよ
まどろっこしい話(はなし)は嫌(いや)
必要(ひつよう)最低限(さいていげん)でいい 2文字(にもじ)以内(いない)でどうぞ
紅(こう)の蝶(ちょう)は何(なん)のメールも送(おく)らない
脆(もろ)い扇子(せんす)広(ひろ)げる その方(ほう)が魅力的(みりょくてき)でしょう
迷(めい)で
応(こた)えられないなら ほっといてくれ
迷(まよ)えるくらいなら 去(さ)っといてくれ
肝心(かんじん)なとこは筒抜(つつぬ)けで 安心(あんしん)だけはさせられるような
甘(あま)いあめが降(ふ)れば
傘(かさ)もさしたくなるだろう?
このまま
期待(きたい)したままでよかった 目(め)を瞑(つぶ)った
変(か)えたかった 大人(おとな)ぶった
無(な)くした 巻(ま)き戻(もど)せなかった
今(いま)雨(あめ)、止(や)まないで
コピー、ペースト、デリート その繰(く)り返(かえ)し
吸(す)って、吐(は)いた
だから
それでもいいからさ 此処(こころ)いたいよ
もういい
ああしてこうして言(い)ってたって
愛(あい)して どうして? 言(い)われたって
遊(あそ)びだけなら簡単(かんたん)で 真剣交渉(しんけんこうしょう)支離滅裂(しりめつれつ)で
思(おも)いもしない重(おも)い真実(うそ)は
タブーにしなくちゃな?
きっと
期待(きたい)してたんだ出来(でき)レースでも
公式(こうしき)通(とお)りのフレーズも
踵(かかと)上(あ)がる癖(くせ)もう終(お)わりにして
空気(くうき)を読(よ)んだ空(そら)晴(は)れないでよ
今日(きょう)も、雨(あめ)。
傘(かさ)を閉(と)じて 濡(ぬ)れて帰(かえ)ろうよ
博客:6年ぶりの、朗読劇『ラヴ・レターズ』を終えて。https://t.cn/E2aA4cE
朗読劇『ラヴ・レターズ』
16日にサンシャイン劇場で上演されました、朗読劇『ラヴ・レターズ』のお話を。
まずご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
チケットが完売だったそうで、大入りをいただきました!
やったぁ(((o(*゚▽゚*)o)))
6年ぶり2度目の挑戦となった今回。
相手役の小池徹平くんとも前回のラヴ・レターズ以来だったので、6年ぶりの共演。
この6年でまさかお互い帝劇の0番を務め、舞台での経験を積んでから再び共演するとは思っていなくて、
まさにタイミング……ご縁だな、と。
そしてそして、結婚おめでとう‼︎
奥様とも数年前に舞台でご一緒していたので、これまたご縁。
末永くお幸せに……
前回とは違うことが他にも。
劇場がパルコ劇場ではなく、サンシャイン劇場になったこと。
渋谷PARCO改装に伴い、池袋サンシャインに劇場を移しての公演。
パルコ劇場もそうでしたが、このサンシャイン劇場も私にとってはこの『ラヴ・レターズ』で初舞台を経験させていただきました。
そしてもうひとつ。
この作品の演出家であり翻訳をされた青井陽治先生がお亡くなりになり、
新たに藤田俊太郎さんが演出されるようになったこと。
青井先生のお姿はないのに、不思議と劇場空間にいらっしゃるような安心感。
作品と共に生き続けていくのだと感じました。
それは藤田さんの演出が、
青井先生を心からリスペクトし、作品を愛し受け継いでらっしゃるからだと思います。
藤田さんの演出は初めてでしたが、いつかご一緒させていただきたいと思っていたので今回とても良い機会をいただき、
またその演劇を愛する姿勢や熱意にとても感銘を受けました。
『ラヴ・レターズ』のお稽古は、お稽古という名の座学の授業から始まったりします。
読み合わせをいきなりする訳ではなく、
アンディーとメリッサの生きた時代背景、
アメリカの歴史、2人の手紙のやり取りが何年の何歳の頃に当たるのか。
その頃どこにいて、世界はどうなっているのかなど、細かく年表のように追っていきます。
それは青井先生の頃から変わらず、
藤田さんも青井先生の残されたノートをそのまま私たちに伝えてくださいました。
加えて藤田さんからアメリカの歴史が分かる本と地図をいただき、各々が物語の裏付けをしていきます。
留学の経験も大きいのですが、やはり今回の作品でアメリカの歴史はとても大きなテーマで、
戦争、移民、人種、宗教……2人の手紙の裏に何が隠れているのかを考えるのがとても重要だと思いました。
その環境故の性格や行動であり、人物に厚みを持たせることができたのではと思います。
藤田さん演出になって大きな変化は、朗読劇の幅が広がったこと。
手紙を読んでいる瞬間をリアルタイムで表現し、
目線や、相手の手紙を聞いている時の反応、座っている時の姿勢、足の組み方、
そしてラスト3ページからのメリッサは大きく変化しました!
朗読中は一切目を合わせないのですが、
本に表記がある(初めて彼を見て)からは本を閉じ、彼を見つめ見守りながら台詞を言う。
精神世界のメリッサが幸せであってほしいと、
アンディーへ最大限の感謝を込めて届けた「ありがとう」でした。
他にも私の場合、お水をお酒に見立てたり。
句読点の「、」の位置と量から性格を読み取ったり。
多用されている「お願い」の意味を考えながら話したり。
(藤田さんに相談して原文からHELPとPLEASEの使い方の違いを教えていただきました。)
皆さん全く違うアプローチをされるので私のは単なる一例です。
色々なお芝居をしましたが、余計なものは削ぎ落とし、
静かに座って読む朗読の形から、自分の限られたテリトリーの中で最大限その状況を活かす芝居の試みは本当に面白く、色々な挑戦ができました。
同じ物語の筈なのに、6年という歳月が全く別の顔を見せた今回。
素直に自分の成長と、お芝居と真摯に向き合ってきたことを少しだけ褒めてあげようと思いました。
6年前は終わった後兎に角悔しくて、自分のなかで今回はリベンジのつもりでした。
6年前は声優としてキャスティングされていると思い、声優のスキルを最大限使って……など頭でっかちになっていましたが、
そんなこと考えなくて良かったんです。
自分自身で良かったんです。
自分がそこに在れば成立するというのは、芝居以外にも当てはまることで、
私がニューヨークの留学で学びようやく自分に自信を持つことができた一番大切な事柄でした。
それをこの物語のなかの2人も体現しているんですよね。
シンプルに。
そこに在る。
これ、全てのことに繋がります。
『レベッカ』のお稽古も佳境ですが、"私"にもとても反映されています。
全てが繋がってスッキリしました。
このタイミングで再び出逢えた奇跡に感謝です。
朗読劇『ラヴ・レターズ』
16日にサンシャイン劇場で上演されました、朗読劇『ラヴ・レターズ』のお話を。
まずご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
チケットが完売だったそうで、大入りをいただきました!
やったぁ(((o(*゚▽゚*)o)))
6年ぶり2度目の挑戦となった今回。
相手役の小池徹平くんとも前回のラヴ・レターズ以来だったので、6年ぶりの共演。
この6年でまさかお互い帝劇の0番を務め、舞台での経験を積んでから再び共演するとは思っていなくて、
まさにタイミング……ご縁だな、と。
そしてそして、結婚おめでとう‼︎
奥様とも数年前に舞台でご一緒していたので、これまたご縁。
末永くお幸せに……
前回とは違うことが他にも。
劇場がパルコ劇場ではなく、サンシャイン劇場になったこと。
渋谷PARCO改装に伴い、池袋サンシャインに劇場を移しての公演。
パルコ劇場もそうでしたが、このサンシャイン劇場も私にとってはこの『ラヴ・レターズ』で初舞台を経験させていただきました。
そしてもうひとつ。
この作品の演出家であり翻訳をされた青井陽治先生がお亡くなりになり、
新たに藤田俊太郎さんが演出されるようになったこと。
青井先生のお姿はないのに、不思議と劇場空間にいらっしゃるような安心感。
作品と共に生き続けていくのだと感じました。
それは藤田さんの演出が、
青井先生を心からリスペクトし、作品を愛し受け継いでらっしゃるからだと思います。
藤田さんの演出は初めてでしたが、いつかご一緒させていただきたいと思っていたので今回とても良い機会をいただき、
またその演劇を愛する姿勢や熱意にとても感銘を受けました。
『ラヴ・レターズ』のお稽古は、お稽古という名の座学の授業から始まったりします。
読み合わせをいきなりする訳ではなく、
アンディーとメリッサの生きた時代背景、
アメリカの歴史、2人の手紙のやり取りが何年の何歳の頃に当たるのか。
その頃どこにいて、世界はどうなっているのかなど、細かく年表のように追っていきます。
それは青井先生の頃から変わらず、
藤田さんも青井先生の残されたノートをそのまま私たちに伝えてくださいました。
加えて藤田さんからアメリカの歴史が分かる本と地図をいただき、各々が物語の裏付けをしていきます。
留学の経験も大きいのですが、やはり今回の作品でアメリカの歴史はとても大きなテーマで、
戦争、移民、人種、宗教……2人の手紙の裏に何が隠れているのかを考えるのがとても重要だと思いました。
その環境故の性格や行動であり、人物に厚みを持たせることができたのではと思います。
藤田さん演出になって大きな変化は、朗読劇の幅が広がったこと。
手紙を読んでいる瞬間をリアルタイムで表現し、
目線や、相手の手紙を聞いている時の反応、座っている時の姿勢、足の組み方、
そしてラスト3ページからのメリッサは大きく変化しました!
朗読中は一切目を合わせないのですが、
本に表記がある(初めて彼を見て)からは本を閉じ、彼を見つめ見守りながら台詞を言う。
精神世界のメリッサが幸せであってほしいと、
アンディーへ最大限の感謝を込めて届けた「ありがとう」でした。
他にも私の場合、お水をお酒に見立てたり。
句読点の「、」の位置と量から性格を読み取ったり。
多用されている「お願い」の意味を考えながら話したり。
(藤田さんに相談して原文からHELPとPLEASEの使い方の違いを教えていただきました。)
皆さん全く違うアプローチをされるので私のは単なる一例です。
色々なお芝居をしましたが、余計なものは削ぎ落とし、
静かに座って読む朗読の形から、自分の限られたテリトリーの中で最大限その状況を活かす芝居の試みは本当に面白く、色々な挑戦ができました。
同じ物語の筈なのに、6年という歳月が全く別の顔を見せた今回。
素直に自分の成長と、お芝居と真摯に向き合ってきたことを少しだけ褒めてあげようと思いました。
6年前は終わった後兎に角悔しくて、自分のなかで今回はリベンジのつもりでした。
6年前は声優としてキャスティングされていると思い、声優のスキルを最大限使って……など頭でっかちになっていましたが、
そんなこと考えなくて良かったんです。
自分自身で良かったんです。
自分がそこに在れば成立するというのは、芝居以外にも当てはまることで、
私がニューヨークの留学で学びようやく自分に自信を持つことができた一番大切な事柄でした。
それをこの物語のなかの2人も体現しているんですよね。
シンプルに。
そこに在る。
これ、全てのことに繋がります。
『レベッカ』のお稽古も佳境ですが、"私"にもとても反映されています。
全てが繋がってスッキリしました。
このタイミングで再び出逢えた奇跡に感謝です。
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