告别时都爱强装洒脱,
告别后都在强忍想念,
躲得了对酒当歌的夜,
躲不了四下无人的街。
不过,所有的感情在告一段落之后,
终会归于平静,
但那一点点时间长河里的小小波澜,
还是会在某个时刻提醒着我们,
走过的路多么值得怀念。
这些充满仪式感的告别,
只是为了不让兵荒马乱的青春
潦草离场!
告别后都在强忍想念,
躲得了对酒当歌的夜,
躲不了四下无人的街。
不过,所有的感情在告一段落之后,
终会归于平静,
但那一点点时间长河里的小小波澜,
还是会在某个时刻提醒着我们,
走过的路多么值得怀念。
这些充满仪式感的告别,
只是为了不让兵荒马乱的青春
潦草离场!
《维摩诘经》第53课~及教证[心]
时化菩萨即于会前升于上方,举众皆见其去。到众香界,礼彼佛足,又闻其言:“维摩诘稽首世尊足下,致敬无量,问讯起居,少病少恼,气力安不?愿得世尊所食之余,当于娑婆世界施作佛事,令此乐小法者得弘大道,亦使如来名声普闻。”
化菩萨前往彼处,遵命一一陈述。
彼诸大士见化菩萨叹未曾有。“今此上人从何所来?娑婆世界为在何许?云何名为乐小法者?”即以问佛。
肇曰:“彼诸大士皆得神通,然不能常现在前。又其土纯一大乘,不闻乐小之名,故生斯问也。”
佛告之曰:“下方度如四十二恒河沙佛土,有世界名娑婆,佛号释迦牟尼,今现于五浊恶世为乐小法众生,敷演道教。彼有菩萨名维摩诘,住不可思议解脱,为诸菩萨说法,故遣化来,称扬我名,并赞此土,令彼菩萨增益功德。
香积如来陈述来使化菩萨因由。
彼菩萨言:“其人何如,乃作是化,德力无畏,神足若斯!”佛言:“甚大!一切十方皆遣化往,施作佛事,饶益众生。”
众香国土诸大菩萨与香积如来亦极广赞维摩居士的伟大功德。
于是香积如来以众香钵盛满香饭与化菩萨。
如来亲手把盛满香饭的众香钵授与化菩萨。
时彼九百万菩萨俱发声言:“我欲诣娑婆世界供养释迦牟尼佛,并欲见维摩诘诸菩萨众。”
上方诸菩萨众俱欲来诣娑婆礼敬三宝。
佛言:“可往,摄汝身香,无令彼诸众生起惑著心;又当舍汝本形勿使彼国求菩萨者而自鄙耻。又汝于彼莫怀轻贱,而作碍想。所以者何?十方国土皆如虚空。又诸佛为欲化诸乐小法者,不尽现其清净土耳。”
香积如来慈悲听许,并教诫诸菩萨众一摄身香,二隐妙色,三于娑婆染土勿怀轻贱,四明十方国土皆如虚空。身香者:无量功德之所聚积。妙色者:严持净戒、自利利他之所感招。于娑婆染土勿怀轻贱者:显菩萨行平等大慈,无胜劣想,无我慢心。十方国土皆如虚空者:显染净诸法皆如幻化,无有实体,于中无有实我实法可得。
时,化菩萨既受钵饭,与彼九百万菩萨俱,承佛威神及维摩诘力,于彼世界忽然不现,须臾之间至维摩诘舍。
时,维摩诘即化作九百万师子之座,严好如前,诸菩萨皆坐其上。
是化菩萨以满钵香饭与维摩诘,饭香普熏毗耶离城及三千大千世界。
时,毗耶离婆罗门居士等闻是香气,身意快然,叹未曾有。
(肇曰:异香入体,身心怡悦。)
白话解
这时,幻化菩萨领受了满钵香饭,同那九百万菩萨一起,承香积佛的威神及维摩诘的神力,忽然之间,在那上方界消失了,须臾之间来到了维摩诘的住舍。
维摩诘当即变化出九百万师子座,像前一次请来的一样堂煌,来到的菩萨都在其上就坐。
幻化菩萨把满钵香饭捧给维摩诘,这饭的香气熏遍了毗耶离城和三千大千世界。
这时,毗耶离城的婆罗门、居士等人闻到这香气,都觉得身心欢畅,叹未曾有。
原文
于是,长者主月盖从八万四千人来入维摩诘舍。
(肇曰:毗耶离国,无有君王。唯有五百长者共理国事。月盖,众所推重,故名主。)
见其室中菩萨甚多,诸师子座高广严好,皆大欢喜,礼众菩萨及大弟子,却住一面。
诸地神、虚空神、及欲、色界诸天闻此香气,亦皆来入维摩诘舍。
时,维摩诘语舍利弗等诸大声闻:仁者!可食如来甘露味饭,大悲所熏,无以限意食之使不消也。
(肇曰:先示受食法也。此饭,大悲之果,悲意所护,悲心所兴,故名大悲所熏。以限意食之,则不能消。报施主恩,无限阂意也。)
白话解
于是,长者主月盖带领八万四千人来入维摩诘住舍。见到他的住室中有很多大菩萨,菩萨们坐的那些师子座高大华丽,心生大欢喜。他们向众菩萨及大弟子作礼,然后站在一旁。
所有地神、虚空神、欲界六天、色界十八天的天人闻到这香气,亦都来到维摩诘住舍。
这时,维摩诘对舍利弗等大声闻说:仁者!请食如来甘露味饭,这饭是大悲所熏,不要以有限的心意食这饭,如果有限意,食了不消化。
原文
有异声闻念:是饭少而此大众人人当食。
(肇曰:不思议食,非二乘所及。故生是念也。)
化菩萨曰:勿以声闻小德小智称量如来无量福慧。
(肇曰:无量福慧,即香饭之因。夫有无量之因,必有无量之果。若因可量,果亦可量。如来无量福慧,岂是声闻小智所能量乎?)
四海有竭,此饭无尽。使一切人食,搏若须弥,乃至一劫,犹不能尽。
所以者何?无尽戒、定、智慧、解脱、解脱知见功德具足者,所食之余,终不可尽。
(肇曰:如来具五分法身,无量功德报应之饭,如何可尽矣?)
于是,钵饭悉饱众会,犹故不[歹*斯]。其诸菩萨、声闻、天人食此饭者,身安快乐。譬如一切乐庄严国诸菩萨也。
又,诸毛孔皆出妙香,亦如众香国土诸树之香。
白话解
另有一些声闻人在想,饭这么少,在这里的大众人人都食,够食吗?
幻化菩萨说:不要以声闻小德小智称量如来的无量福慧。四海水有枯竭时,这香饭食不尽。即使一切人食,肚量都有须弥山那么大,乃至时间终一劫那么长,也吃不尽。
为什么呢?这无尽戒、定、智慧、解脱、解脱知见五种功德具足的佛菩萨所食余下的饭,总是吃不完的。
这钵饭,到会大众都吃饱了,还有余有剩。所有吃了这饭的菩萨、声闻、天人等,个个都身安心乐,好像都成了乐庄严国里的菩萨。 吃了香饭的这些人,所有毛孔都放出有如众香国里那些香树的妙香。 原文 尔时,维摩诘问众香菩萨:香积如来以何说法? 彼菩萨曰:我土如来无文字说,但以众香令诸天人得入律行。 (肇曰:其土非都无言,但以香为通道之本。如此国因言通道,亦有应神变而得悟者。) 菩萨各各坐香树下闻斯妙香,即获一切德藏三昧。得是三昧者,菩萨所有功德皆悉具足。 (肇曰:此三昧力能生功德也。) 白话解 这时,维摩诘问众香国的菩萨:香积如来以什么说法? 众香国的菩萨说:我们国土里不用文字语言说法。只以各种香气让所有天人规范自己的身心。 菩萨各各坐香树下闻那香树发出的妙香,便获一切德藏三昧。得了这德藏三昧的菩萨,人人都具足一切功德。
教证: 大怒则狂大喜亦迷 宜摄汝香 防其惑因 ———鸠摩罗什知能入起百三昧能动能照百世界 神通教化百有情 复能往复百国土 ————《入中论》
时化菩萨即于会前升于上方,举众皆见其去。到众香界,礼彼佛足,又闻其言:“维摩诘稽首世尊足下,致敬无量,问讯起居,少病少恼,气力安不?愿得世尊所食之余,当于娑婆世界施作佛事,令此乐小法者得弘大道,亦使如来名声普闻。”
化菩萨前往彼处,遵命一一陈述。
彼诸大士见化菩萨叹未曾有。“今此上人从何所来?娑婆世界为在何许?云何名为乐小法者?”即以问佛。
肇曰:“彼诸大士皆得神通,然不能常现在前。又其土纯一大乘,不闻乐小之名,故生斯问也。”
佛告之曰:“下方度如四十二恒河沙佛土,有世界名娑婆,佛号释迦牟尼,今现于五浊恶世为乐小法众生,敷演道教。彼有菩萨名维摩诘,住不可思议解脱,为诸菩萨说法,故遣化来,称扬我名,并赞此土,令彼菩萨增益功德。
香积如来陈述来使化菩萨因由。
彼菩萨言:“其人何如,乃作是化,德力无畏,神足若斯!”佛言:“甚大!一切十方皆遣化往,施作佛事,饶益众生。”
众香国土诸大菩萨与香积如来亦极广赞维摩居士的伟大功德。
于是香积如来以众香钵盛满香饭与化菩萨。
如来亲手把盛满香饭的众香钵授与化菩萨。
时彼九百万菩萨俱发声言:“我欲诣娑婆世界供养释迦牟尼佛,并欲见维摩诘诸菩萨众。”
上方诸菩萨众俱欲来诣娑婆礼敬三宝。
佛言:“可往,摄汝身香,无令彼诸众生起惑著心;又当舍汝本形勿使彼国求菩萨者而自鄙耻。又汝于彼莫怀轻贱,而作碍想。所以者何?十方国土皆如虚空。又诸佛为欲化诸乐小法者,不尽现其清净土耳。”
香积如来慈悲听许,并教诫诸菩萨众一摄身香,二隐妙色,三于娑婆染土勿怀轻贱,四明十方国土皆如虚空。身香者:无量功德之所聚积。妙色者:严持净戒、自利利他之所感招。于娑婆染土勿怀轻贱者:显菩萨行平等大慈,无胜劣想,无我慢心。十方国土皆如虚空者:显染净诸法皆如幻化,无有实体,于中无有实我实法可得。
时,化菩萨既受钵饭,与彼九百万菩萨俱,承佛威神及维摩诘力,于彼世界忽然不现,须臾之间至维摩诘舍。
时,维摩诘即化作九百万师子之座,严好如前,诸菩萨皆坐其上。
是化菩萨以满钵香饭与维摩诘,饭香普熏毗耶离城及三千大千世界。
时,毗耶离婆罗门居士等闻是香气,身意快然,叹未曾有。
(肇曰:异香入体,身心怡悦。)
白话解
这时,幻化菩萨领受了满钵香饭,同那九百万菩萨一起,承香积佛的威神及维摩诘的神力,忽然之间,在那上方界消失了,须臾之间来到了维摩诘的住舍。
维摩诘当即变化出九百万师子座,像前一次请来的一样堂煌,来到的菩萨都在其上就坐。
幻化菩萨把满钵香饭捧给维摩诘,这饭的香气熏遍了毗耶离城和三千大千世界。
这时,毗耶离城的婆罗门、居士等人闻到这香气,都觉得身心欢畅,叹未曾有。
原文
于是,长者主月盖从八万四千人来入维摩诘舍。
(肇曰:毗耶离国,无有君王。唯有五百长者共理国事。月盖,众所推重,故名主。)
见其室中菩萨甚多,诸师子座高广严好,皆大欢喜,礼众菩萨及大弟子,却住一面。
诸地神、虚空神、及欲、色界诸天闻此香气,亦皆来入维摩诘舍。
时,维摩诘语舍利弗等诸大声闻:仁者!可食如来甘露味饭,大悲所熏,无以限意食之使不消也。
(肇曰:先示受食法也。此饭,大悲之果,悲意所护,悲心所兴,故名大悲所熏。以限意食之,则不能消。报施主恩,无限阂意也。)
白话解
于是,长者主月盖带领八万四千人来入维摩诘住舍。见到他的住室中有很多大菩萨,菩萨们坐的那些师子座高大华丽,心生大欢喜。他们向众菩萨及大弟子作礼,然后站在一旁。
所有地神、虚空神、欲界六天、色界十八天的天人闻到这香气,亦都来到维摩诘住舍。
这时,维摩诘对舍利弗等大声闻说:仁者!请食如来甘露味饭,这饭是大悲所熏,不要以有限的心意食这饭,如果有限意,食了不消化。
原文
有异声闻念:是饭少而此大众人人当食。
(肇曰:不思议食,非二乘所及。故生是念也。)
化菩萨曰:勿以声闻小德小智称量如来无量福慧。
(肇曰:无量福慧,即香饭之因。夫有无量之因,必有无量之果。若因可量,果亦可量。如来无量福慧,岂是声闻小智所能量乎?)
四海有竭,此饭无尽。使一切人食,搏若须弥,乃至一劫,犹不能尽。
所以者何?无尽戒、定、智慧、解脱、解脱知见功德具足者,所食之余,终不可尽。
(肇曰:如来具五分法身,无量功德报应之饭,如何可尽矣?)
于是,钵饭悉饱众会,犹故不[歹*斯]。其诸菩萨、声闻、天人食此饭者,身安快乐。譬如一切乐庄严国诸菩萨也。
又,诸毛孔皆出妙香,亦如众香国土诸树之香。
白话解
另有一些声闻人在想,饭这么少,在这里的大众人人都食,够食吗?
幻化菩萨说:不要以声闻小德小智称量如来的无量福慧。四海水有枯竭时,这香饭食不尽。即使一切人食,肚量都有须弥山那么大,乃至时间终一劫那么长,也吃不尽。
为什么呢?这无尽戒、定、智慧、解脱、解脱知见五种功德具足的佛菩萨所食余下的饭,总是吃不完的。
这钵饭,到会大众都吃饱了,还有余有剩。所有吃了这饭的菩萨、声闻、天人等,个个都身安心乐,好像都成了乐庄严国里的菩萨。 吃了香饭的这些人,所有毛孔都放出有如众香国里那些香树的妙香。 原文 尔时,维摩诘问众香菩萨:香积如来以何说法? 彼菩萨曰:我土如来无文字说,但以众香令诸天人得入律行。 (肇曰:其土非都无言,但以香为通道之本。如此国因言通道,亦有应神变而得悟者。) 菩萨各各坐香树下闻斯妙香,即获一切德藏三昧。得是三昧者,菩萨所有功德皆悉具足。 (肇曰:此三昧力能生功德也。) 白话解 这时,维摩诘问众香国的菩萨:香积如来以什么说法? 众香国的菩萨说:我们国土里不用文字语言说法。只以各种香气让所有天人规范自己的身心。 菩萨各各坐香树下闻那香树发出的妙香,便获一切德藏三昧。得了这德藏三昧的菩萨,人人都具足一切功德。
教证: 大怒则狂大喜亦迷 宜摄汝香 防其惑因 ———鸠摩罗什知能入起百三昧能动能照百世界 神通教化百有情 复能往复百国土 ————《入中论》
50歳、福山雅治走る…TBS系日曜劇場「集団左遷!」4月21日スタート
2019年3月29日 18時0分スポーツ報知
https://t.cn/EJdVkI6
歌手で俳優の福山雅治(50)が、4月21日スタートのTBS系日曜劇場「集団左遷!」(日曜・後9時)に主演する。大手メガバンクの廃店候補の支店に支店長として赴任し、そこで働く仲間たちと巨大組織の理不尽に立ち向かう銀行員役。その人間模様がコミカルかつ、時にエネルギッシュに描かれる。50歳の節目を迎え、“平成最後”の日曜劇場に挑む福山が今作に懸ける思いを語った。
「伝統の日曜劇場。50歳になったタイミングで、いい話をいただきました」
多摩川の土手、あぜ道、駅までの道。スーツに身を包んだ福山が連日、走る、走る、走る。予告にも出てくるが、とにかく走る。
「台本上に描かれていない『部下を守りたい、支えたい』という思い、『部下を応援したい、助けたい』という思い、その熱量が走るシーンに象徴されている。重要な要素になっているんです。でも、まさかここまで走るとは(苦笑)」
江波戸哲夫氏の「新装版 銀行支店長」「集団左遷」が原作。福山演じる銀行員の片岡は、理不尽なことだと分かっていても、「会社で生き残るため」とのみ込む“ザ・サラリーマン”。一方で、部下や仲間の頑張りにほだされる情に熱い男でもある。
「ガリレオ」シリーズの湯川学に代表される、スタイリッシュな役柄とは真逆の熱血漢。NHK大河ドラマ「龍馬伝」(2010年)の坂本龍馬を想像してしまうが、そうではない。「『日本を変えるぜよ!』みたいな大人物ではない。あくまで『普通』の男、『普通』のサラリーマン。さらに大きくするために、会社を変えてやる!という人間ではない。組織の中、置かれた立ち場でどう働くか。ただ、自分のためだけじゃなく、ちゃんと人のために動ける人」
支店長への昇任人事を受けるが、赴任先は廃店候補の支店。上層部からは「廃店が決まっているので、頑張らなくて大丈夫。廃店の際は本部に戻し、優遇する」という特命を受ける。人生で初めて「頑張るな」と言われ、困惑する片岡。部下の頑張りを目の当たりにし、葛藤し思い悩む。「僕なら、なるべくうまくやろうとしますね。なるべく(笑い)。上司にかみ付いたりなんて絶対にしません。何かうまい方法を探す」
結果、片岡は本部から無謀とも呼べる高額融資のノルマを課せられるが、廃店免除のために、がむしゃらに突き進もうとする。
「どんなに追い込まれても、彼にはどこか明るさがある。普通なら『何言ってるの?』ってことも、『この人が言うなら仕方ない』『この人のためだったら仕方ない』と思わせる魅力がある。皆さんの周りにも、そういう人はいると思う。そう思わせる魅力は何なのか―。この数か月間、自分の中で問い続けると思う。人間的な魅力を出せるように演じたい」
思い描くのは愛されるキャラクター像。「部下から愛されるためにどうするか。それは彼らを愛するしかないんです。『部下を助けたい』『支店を守りたい』と、相手以上に思うことができるか。セリフにはなっていないけど、これが(キャラクター作りの)ヒントになるんじゃないかな」
実は会社員経験がある。高校卒業後、地元の長崎で就職し、社会人生活を送った。「上京前の18歳の時に、5か月ほど。でも、その頃は組織に属して働くことの意味を分かっていなかった。メディアの世界しか知らないけど、今は情報量が蓄積されている。そういうことが役立つと思っている」
TBS系ドラマへの出演は「めぐり逢い」(1998年、常盤貴子主演)以来。21年ぶりの緑山スタジオを「雰囲気は変わっていないですよ。(食堂の)タンメンも相変わらず変わっていない。うれしいですよ、俺にとって始まりの場所なので」と懐かしむ。19歳の時、映画「ほんの5g」(88年)で俳優デビューしたが、ドラマ初出演作も同じTBS系「あしたがあるから」(91年、今井美樹主演)だった。「初ドラマは、右も左も分かっちゃいない。ご迷惑ばかりをおかけした現場。(緑山には)いろいろな思い出がありますね」
鮮明なのは「愛はどうだ」(92年)での緒形拳さんとのシーン。玩具メーカーの上司と部下という役柄だったが、衝撃の連続だった。「本番でビンタをもらったり、ゴルフのパターで小突かれたり、おもちゃを投げられたり」。いわゆる愛のムチだ。「すごいものをいただいたなと思いますね。(当時)芝居ができないから、僕は。『芝居をやらせてもダメだ』と判断されたんだと思う」
できない。悔しい。恥ずかしい…。必死に食らい付く中で、緒形さんとの時間は、いつしか喜びに変わっていた。「いじられていることが楽しかったんです。(役者としての)基礎というか、始まりを教えていただいた方。緑山スタジオに行くと、緒形さんに教えてもらったことを思い出す。今もずっと心の中にありますね。ご存命なら『まだまだ。全然ダメじゃないか』と言われるかもしれない。恥ずかしくないことをしなきゃ、と思いますね」
撮影中、思いも寄らぬ出来事があった。「ロケ場所が偶然、僕が昔住んでいたマンションのそばだったんです」。フジテレビ系「ひとつ屋根の下」(93年)の後に引っ越した多摩川の土手沿い。ここでも、当時の記憶がよみがえった。
「春は桜が咲いて、川沿いで気持ちがいい。散歩道であると同時に、作詞や作曲で煮詰まった時、夜中にウロウロとしていた。何かアイデアないかな、煮詰まってダメだな。この世界に入ったけど、簡単にネタが尽きたなとか(笑い)。どうしよう、どうしようと思い悩んだりしました」
運命に導かれるように、20代に慣れ親しんだ場所へ。偶然とは思えなかった。
「この道に戻ってきた。しかも、走っている。芸能の神様から『50歳だからって、のんびり歩いている場合じゃないよ。もう1回、イチから走るんだよ』と言われているような、そんな気がしました」
昭和の終わり(88年)にデビューし、平成を第一線で駆け抜けてきた。そして、撮影期間中に元号が変わる。「3つの時代をまたぐことができて、うれしい。僕にとっての『平成』は、ひたすらにエンターテインメントの仕事をやってきた。そんな30年だった。スタッフや共演者の方、マネジメント、応援してくださった方に(このドラマで)お返ししていきたいです」
あくなき向上心が福山の力の源。50歳になってなお、挑戦は続く。「無理難題はやるべきなんですよ。いつも、どんな時も。発想力、アイデアも必要だけど(最後は)やっぱり突破力。どこかで片岡のような人に対して憧れ、嫉妬があるんです。片岡的な要素は自分にはない部分。3、4か月間かけて作り上げて、積み上げていけたらと思います」
◆オリジナルアルバム5年ぶり完成に意欲
福山は誕生日の2月6日に、昨年開催したライブ(全31公演)のダブルアンコールだけを収録した4枚組みアルバム「DOUBLE ENCORE」を発売した。今年の音楽活動について「体を休めないといけないと思いながらも、やっと制作の時間が取れる。アルバムが作りかけのままなので、そのアルバムを仕上げたい」。14年の「HUMAN」以来となるオリジナルアルバムの完成に意欲を見せた。
◆福山 雅治(ふくやま・まさはる)1969年2月6日、長崎県生まれ。50歳。88年「アミューズ・10ムービーズオーディション」に合格し、映画「ほんの5g」で俳優デビュー。90年「追憶の雨の中」で歌手デビュー。93年フジ系「ひとつ屋根の下」で注目を集める。94年「IT’S ONLY LOVE」で初ミリオン。2000年「桜坂」が200万枚超を記録。07年フジ系「ガリレオ」主演。13年映画「真夏の方程式」「そして父になる」に主演。NHK紅白歌合戦出場11回。180センチ。血液型O。
2019年3月29日 18時0分スポーツ報知
https://t.cn/EJdVkI6
歌手で俳優の福山雅治(50)が、4月21日スタートのTBS系日曜劇場「集団左遷!」(日曜・後9時)に主演する。大手メガバンクの廃店候補の支店に支店長として赴任し、そこで働く仲間たちと巨大組織の理不尽に立ち向かう銀行員役。その人間模様がコミカルかつ、時にエネルギッシュに描かれる。50歳の節目を迎え、“平成最後”の日曜劇場に挑む福山が今作に懸ける思いを語った。
「伝統の日曜劇場。50歳になったタイミングで、いい話をいただきました」
多摩川の土手、あぜ道、駅までの道。スーツに身を包んだ福山が連日、走る、走る、走る。予告にも出てくるが、とにかく走る。
「台本上に描かれていない『部下を守りたい、支えたい』という思い、『部下を応援したい、助けたい』という思い、その熱量が走るシーンに象徴されている。重要な要素になっているんです。でも、まさかここまで走るとは(苦笑)」
江波戸哲夫氏の「新装版 銀行支店長」「集団左遷」が原作。福山演じる銀行員の片岡は、理不尽なことだと分かっていても、「会社で生き残るため」とのみ込む“ザ・サラリーマン”。一方で、部下や仲間の頑張りにほだされる情に熱い男でもある。
「ガリレオ」シリーズの湯川学に代表される、スタイリッシュな役柄とは真逆の熱血漢。NHK大河ドラマ「龍馬伝」(2010年)の坂本龍馬を想像してしまうが、そうではない。「『日本を変えるぜよ!』みたいな大人物ではない。あくまで『普通』の男、『普通』のサラリーマン。さらに大きくするために、会社を変えてやる!という人間ではない。組織の中、置かれた立ち場でどう働くか。ただ、自分のためだけじゃなく、ちゃんと人のために動ける人」
支店長への昇任人事を受けるが、赴任先は廃店候補の支店。上層部からは「廃店が決まっているので、頑張らなくて大丈夫。廃店の際は本部に戻し、優遇する」という特命を受ける。人生で初めて「頑張るな」と言われ、困惑する片岡。部下の頑張りを目の当たりにし、葛藤し思い悩む。「僕なら、なるべくうまくやろうとしますね。なるべく(笑い)。上司にかみ付いたりなんて絶対にしません。何かうまい方法を探す」
結果、片岡は本部から無謀とも呼べる高額融資のノルマを課せられるが、廃店免除のために、がむしゃらに突き進もうとする。
「どんなに追い込まれても、彼にはどこか明るさがある。普通なら『何言ってるの?』ってことも、『この人が言うなら仕方ない』『この人のためだったら仕方ない』と思わせる魅力がある。皆さんの周りにも、そういう人はいると思う。そう思わせる魅力は何なのか―。この数か月間、自分の中で問い続けると思う。人間的な魅力を出せるように演じたい」
思い描くのは愛されるキャラクター像。「部下から愛されるためにどうするか。それは彼らを愛するしかないんです。『部下を助けたい』『支店を守りたい』と、相手以上に思うことができるか。セリフにはなっていないけど、これが(キャラクター作りの)ヒントになるんじゃないかな」
実は会社員経験がある。高校卒業後、地元の長崎で就職し、社会人生活を送った。「上京前の18歳の時に、5か月ほど。でも、その頃は組織に属して働くことの意味を分かっていなかった。メディアの世界しか知らないけど、今は情報量が蓄積されている。そういうことが役立つと思っている」
TBS系ドラマへの出演は「めぐり逢い」(1998年、常盤貴子主演)以来。21年ぶりの緑山スタジオを「雰囲気は変わっていないですよ。(食堂の)タンメンも相変わらず変わっていない。うれしいですよ、俺にとって始まりの場所なので」と懐かしむ。19歳の時、映画「ほんの5g」(88年)で俳優デビューしたが、ドラマ初出演作も同じTBS系「あしたがあるから」(91年、今井美樹主演)だった。「初ドラマは、右も左も分かっちゃいない。ご迷惑ばかりをおかけした現場。(緑山には)いろいろな思い出がありますね」
鮮明なのは「愛はどうだ」(92年)での緒形拳さんとのシーン。玩具メーカーの上司と部下という役柄だったが、衝撃の連続だった。「本番でビンタをもらったり、ゴルフのパターで小突かれたり、おもちゃを投げられたり」。いわゆる愛のムチだ。「すごいものをいただいたなと思いますね。(当時)芝居ができないから、僕は。『芝居をやらせてもダメだ』と判断されたんだと思う」
できない。悔しい。恥ずかしい…。必死に食らい付く中で、緒形さんとの時間は、いつしか喜びに変わっていた。「いじられていることが楽しかったんです。(役者としての)基礎というか、始まりを教えていただいた方。緑山スタジオに行くと、緒形さんに教えてもらったことを思い出す。今もずっと心の中にありますね。ご存命なら『まだまだ。全然ダメじゃないか』と言われるかもしれない。恥ずかしくないことをしなきゃ、と思いますね」
撮影中、思いも寄らぬ出来事があった。「ロケ場所が偶然、僕が昔住んでいたマンションのそばだったんです」。フジテレビ系「ひとつ屋根の下」(93年)の後に引っ越した多摩川の土手沿い。ここでも、当時の記憶がよみがえった。
「春は桜が咲いて、川沿いで気持ちがいい。散歩道であると同時に、作詞や作曲で煮詰まった時、夜中にウロウロとしていた。何かアイデアないかな、煮詰まってダメだな。この世界に入ったけど、簡単にネタが尽きたなとか(笑い)。どうしよう、どうしようと思い悩んだりしました」
運命に導かれるように、20代に慣れ親しんだ場所へ。偶然とは思えなかった。
「この道に戻ってきた。しかも、走っている。芸能の神様から『50歳だからって、のんびり歩いている場合じゃないよ。もう1回、イチから走るんだよ』と言われているような、そんな気がしました」
昭和の終わり(88年)にデビューし、平成を第一線で駆け抜けてきた。そして、撮影期間中に元号が変わる。「3つの時代をまたぐことができて、うれしい。僕にとっての『平成』は、ひたすらにエンターテインメントの仕事をやってきた。そんな30年だった。スタッフや共演者の方、マネジメント、応援してくださった方に(このドラマで)お返ししていきたいです」
あくなき向上心が福山の力の源。50歳になってなお、挑戦は続く。「無理難題はやるべきなんですよ。いつも、どんな時も。発想力、アイデアも必要だけど(最後は)やっぱり突破力。どこかで片岡のような人に対して憧れ、嫉妬があるんです。片岡的な要素は自分にはない部分。3、4か月間かけて作り上げて、積み上げていけたらと思います」
◆オリジナルアルバム5年ぶり完成に意欲
福山は誕生日の2月6日に、昨年開催したライブ(全31公演)のダブルアンコールだけを収録した4枚組みアルバム「DOUBLE ENCORE」を発売した。今年の音楽活動について「体を休めないといけないと思いながらも、やっと制作の時間が取れる。アルバムが作りかけのままなので、そのアルバムを仕上げたい」。14年の「HUMAN」以来となるオリジナルアルバムの完成に意欲を見せた。
◆福山 雅治(ふくやま・まさはる)1969年2月6日、長崎県生まれ。50歳。88年「アミューズ・10ムービーズオーディション」に合格し、映画「ほんの5g」で俳優デビュー。90年「追憶の雨の中」で歌手デビュー。93年フジ系「ひとつ屋根の下」で注目を集める。94年「IT’S ONLY LOVE」で初ミリオン。2000年「桜坂」が200万枚超を記録。07年フジ系「ガリレオ」主演。13年映画「真夏の方程式」「そして父になる」に主演。NHK紅白歌合戦出場11回。180センチ。血液型O。
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